JP3239447B2 - 孤立点判定回路 - Google Patents

孤立点判定回路

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JP3239447B2 JP17199092A JP17199092A JP3239447B2 JP 3239447 B2 JP3239447 B2 JP 3239447B2 JP 17199092 A JP17199092 A JP 17199092A JP 17199092 A JP17199092 A JP 17199092A JP 3239447 B2 JP3239447 B2 JP 3239447B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置におい
て、入力原稿の地肌汚れなどによるノイズ(孤立点)を
除去するために用いる孤立点判定回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置やデジタル複写機など
の画像処理装置においては、原稿をイメージセンサで読
み取り、その結果得られるアナログ画像信号を、A/D
変換器でデジタル化した後、各種の処理を施している。
その処理の一つに、孤立点を除去するための処理があ
る。
【0003】図8は、画像処理装置における画像読取部
の概要を示すブロック図である。図8において、20は
イメージセンサ、21はA/D変換器、22は画像補正
回路、23は孤立点判定回路、24は画像処理回路であ
る。イメージセンサ20で原稿を読み取り、得られたア
ナログ画像信号をA/D変換器21で多値のデジタル信
号に変換する。次に、画像補正回路22でシェーディン
グ補正等を施した後、孤立点判定回路23で孤立点であ
るか否かを判定し、孤立点である時は、画像処理回路2
4から強制的に白信号を出力することにより、孤立点を
除去する。
【0004】図9は、従来の孤立点判定回路の概要を示
すブロック図である。図9において、1−1〜1−4は
ラインメモリ、2は2値化回路、3は孤立点判定用ウィ
ンドウ、4は判定回路である。各ラインメモリ1−1〜
1−4は、それぞれ、1ライン分の画素数に対応した数
のレジスタを有している。各ラインメモリに入力された
画像データは、それらのレジスタ間を順次シフトしてい
き、1ライン分シフトし終わるとラインメモリの出力端
から出力される。
【0005】入力端子INに入力されてきたデータは、
2値化回路2に入力されると共に、ラインメモリ1−1
に入力される。順次シフトしていって、ラインメモリ1
−1から出力されるデータは、ラインメモリ1−2に入
力される。そのようにしてラインメモリ1−3,1−4
と順次入力されていくと、各ラインメモリ1−1〜1−
4には4ライン分のデータが保持され、それらの出力端
には、それぞれ、丁度1ライン分ずつ前後した画像デー
タが出力される。
【0006】2値化回路2は、固定閾値を有しており、
該閾値に基づいて、各ラインメモリ1−1〜1−4から
の画像データを2値化し、その結果得られる2値の画素
データを孤立点判定用ウィンドウ3に与える。図10
に、その一例を示す。孤立点判定用ウィンドウ3は、5
ビットのシフトレジスタを5段組み合わせたもので、各
ライン5画素分の画素データを5ライン分保持する。各
段のレジスタには、それぞれ、丁度1ライン分ずつ前後
した画素データが保持されることになり、孤立点判定用
ウィンドウ3には、丁度画像の一部を5画素×5ライン
分切り取った形で画素データが保持される。
【0007】図10において、中心にあるαは、孤立点
判定の対象となる注目画素、a〜hは、注目画素αの周
囲に位置する周辺画素、A〜Pは、その外周に位置する
外周画素である。注目画素αが孤立点であるか否かの判
定は、これらの各画素データを参照しながら、判定回路
4で行う。
【0008】判定回路4での判定は、次の条件により行
う。 (1)注目画素αが黒であること。 (2)周辺画素a〜hが全て白であるか、外周画素A〜
Pが全て白であること。この条件(1),(2)が同時
に満たされる時、注目画素αを孤立点と判定する。 孤立点と判定された画素は、前述したように、画像処理
回路24から強制的に白信号を出力することにより除去
する。
【0009】このようにすれば、孤立点の除去が可能に
なる。なお、このような孤立点判定回路に関連する従来
の文献としては、例えば、特開昭61−290867号
公報がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】(問題点)しかしなが
ら、前記した従来の技術には、注目画素αと他の画素と
の間が、中間濃度を持つ画素で一部つながっているよう
な場合、2値化回路の閾値がそれより高く設定されてい
ると、該中間濃度を持つ画素が白に変換されて、本来孤
立点でないものまで孤立点と判定してしまい、そうかと
いって、上記閾値を低めに設定すると、孤立点の除去が
充分にできないという問題点があった。
【0011】(問題点の説明)図11は、従来の技術の
問題点を説明するための図である。符号は、図10のも
のに対応している。今、文字「W」の一部が孤立点判定
用ウィンドウ3に取り込まれており、その内、孤立点判
定用ウィンドウ3のfの部分の線が一部不鮮明になって
いて、イメージセンサで低濃度画素として読み取られ、
2値化回路2で2値化された時、白に変換されてしまっ
たものとする。
【0012】このような場合、注目画素αの部分は、そ
れ自身は鮮明になっていても周辺画素a〜hが全て白に
なってしまうので、孤立点であると判定されて除去され
てしまう。その結果、Wの一部が欠落してしまうことに
なる。そうかといって、2値化回路の閾値を低めに設定
すると、孤立点判定用ウィンドウ3の周辺画素a〜h,
外周画素A〜Pで黒に変換されるものが多くなり、本来
孤立点として判定されるべきものが、判定されなくな
る。本発明は、以上のような問題点を解決することを課
題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の孤立点判定回路では、注目画素を中心にし
た一部領域の多値画像データを第1の閾値で2値化した
データを保持する孤立点判定用ウィンドウと、上記領域
と同じ領域の多値画像データを上記第1の閾値より低い
第2の閾値で2値化したデータを保持する孤立点補正用
ウィンドウと、上記孤立点判定用ウィンドウの注目画素
の周囲にある白データを参照して上記注目画素が孤立点
であるか否かの判定を行う判定回路と、該判定回路によ
り孤立点と判定された画素について、上記孤立点補正用
ウィンドウの黒データを参照して上記判定に対する補正
信号を生成する補正信号生成回路とを設けることとし
た。
【0014】
【作 用】判定回路により孤立点と判定された画素に
ついて、第1の閾値より低い第2の閾値で2値化した、
孤立点補正用ウィンドウの白データを参照して、判定を
補正するようにしたので、注目画素と他の画素との間
が、中間濃度を持つ画素で一部つながっているような場
合、第1の閾値を高めに設定しても、孤立点と判定して
しまうことはない。また、上記第1の閾値は高く設定で
きるので、孤立点の除去は充分にできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施例の概要を示す
ブロック図である。符号は、図9のものに対応し、5は
補正回路である。補正回路5は、判定回路4で孤立点と
判定された画素について、2値化回路2の閾値より低い
閾値により2値化されたデータに基づいて、補正信号を
出力するための回路である。
【0016】図2は、判定回路の概要を示すブロック図
である。図2において、41は周辺画素白検知回路、4
2は外周画素白検知回路、43は孤立点判定信号生成回
路である。周辺画素白検知回路41は、周辺画素a〜h
の値がすべて0(白)ならば1を出力し、それ以外は0
を出力する。同様に、外周画素白検知回路42は、外周
画素A〜Pの値がすべて0(白)ならば1を出力し、そ
れ以外は0を出力する。
【0017】孤立点判定信号生成回路43では、注目画
素αが1(黒)で、且つ周辺画素白検知回路41の出力
と外周画素白検知回路42の出力のいずれかが1である
時、注目画素αが孤立点であると判定する。孤立点判定
信号生成回路43には、さらに補正回路5からの補正信
号が入力され、該補正信号を加味して最終的な孤立点判
定信号を出力する。補正信号が1の時は、上記のように
孤立点判定用ウィンドウ3の画素の状態からは孤立点で
あると判定されても、孤立点判定信号生成回路43から
出力される孤立点判定信号は0とし、注目画素αの原画
像データを白データに変換させない。また、補正信号が
0の時は、孤立点判定用ウィンドウ3の画素の状態から
判定された結果をそのまま維持し、孤立点判定信号生成
回路43から出力される孤立点判定信号は1とする。
【0018】以上のことを表にして示すと、図3のよう
になる。図3は、孤立点判定信号生成部における孤立点
判定真理値表である。なお、「周辺画素」及び「外周画
素」は、それぞれ、周辺画素白検知回路41及び外周画
素白検知回路42の出力を示している。図3のイの場合
は、注目画素αが0(白)であるから、周辺画素等の如
何に関わらず、孤立点とは判定しない。ホの場合は、周
辺画素白検知回路41及び外周画素白検知回路42の出
力が共に0で、周辺画素も全てが白ではなく、外周画素
も全てが白ではないので、孤立点とは判定しない。ヘ〜
リの場合については、補正回路出力が1となっているの
で、他の条件は満たしていても孤立点とは判定しない。
結局、最終的に孤立点であると判定され、注目画素αの
原画像データが白データに変換されるのは、ロ,ハ,ニ
の場合のみであり、これらの場合に孤立点判定信号1が
出力される。
【0019】図4は、補正回路の概要を示すブロック図
である。図4において、51は2値化回路、52は孤立
点補正用ウィンドウ、53は補正信号生成回路である。
2値化回路51は、2値化回路2の閾値より低い閾値を
持っており、孤立点補正用ウィンドウ52に保持されて
いるデータは、その閾値に基づいて2値化されたもので
ある。図5は、孤立点補正用ウィンドウの一例を示す図
である。孤立点補正用ウィンドウ52に格納されている
データと、孤立点判定用ウィンドウ3に格納されている
データとの原画像データは同じであるが、2値化の閾値
が上記のように異なっているため、孤立点補正用ウィン
ドウ52の方が、黒データの割合が多くなっている。
【0020】補正信号生成回路53は、孤立点判定用ウ
ィンドウ3の周辺画素a〜hの値と、外周画素A〜Pの
値とを受け、それらの内、少なくとも一方が全て0の
時、動作を開始する。補正信号1を出力するか否かの判
定基準を次のように定める。 I.孤立点補正用ウィンドウ52の周辺画素am 〜hm
をみて、全ての画素が白であったら、その時の注目画素
は間違いなく孤立点であるとして、補正信号0を出力す
る。
【0021】II.上記孤立点補正用ウィンドウ52の
周辺画素am 〜hm をみた際、その中に1つでも黒の画
素があれば、該画素に隣接する外周画素AM 〜PM をみ
る。例えば、周辺画素am が黒であった時、それに隣接
する外周画素PM ,AM ,B M をみる。また、周辺画素
m が黒であった時、それに隣接する外周画素BM ,C
M ,DM をみる。 II−1.それらの外周画素の内1つでも黒があった
ら、注目画素と外周画素との間が中間濃度の画素でつな
がっていることになるので、その時の注目画素を孤立点
とは判定しないこととし、補正信号1を生成する。 II−2.黒の周辺画素に隣接する外周画素をみても全
て白であったら、その時の注目画素は間違いなく孤立点
であるとして、補正信号0を出力する。
【0022】図6は、本発明の第2実施例の概要を示す
ブロック図である。符号は、図1のものに対応し、10
−1〜10−4はラインメモリ、11は平均値算出用ウ
ィンドウ、12は平均値算出回路、13は2値化回路、
14は閾値補正値入力部、15は閾値上限値入力部、1
6は閾値下限値入力部である。第1実施例では、2値化
回路2は固定閾値であったが、この実施例では、2値化
しようとしている画素の周囲にある複数画素の濃度の平
均値を算出し、それに基づいて2値化の閾値をきめる浮
動閾値を採用している。
【0023】先に説明したラインメモリ1−1〜1−4
と同様なラインメモリ10−1〜10−4を使って、平
均値算出用ウィンドウ11に各ライン5画素で5ライン
分の多値の画像データを入力する。平均値算出回路12
では、平均値算出用ウィンドウ11に保持されているそ
れらのデータから濃度の平均値を算出し、その値を2値
化回路13に与える。2値化回路13では、平均値算出
回路12から与えられた平均値に、閾値補正値入力部1
4,閾値上限値入力部15,閾値下限値入力部16から
与えられる各値を加味して閾値を決定する。
【0024】閾値補正値は、原稿の種類に対応して所定
の値が選択され、平均値に対してそれらの値を加えた
り、減じたりする。閾値上限値と閾値下限値は、その範
囲を越えると閾値が高くなりすぎたり、低くなりすぎた
りして、得られる結果が偏り過ぎるのを防止するために
設定する値で、上記平均値がこの範囲を越えても、閾値
としてはこれらの値を越えて設定しない。
【0025】2値化回路13へ入力する画像データは、
中央のラインメモリ10−2から取り出す。2値化回路
13での閾値は、該画素データが平均値算出用ウィンド
ウ11の中央に位置した時の平均値を用いる。ところ
が、該画素データが平均値算出用ウィンドウ11の中央
に位置するのは、ラインメモリ10−2から出力されて
から2画素分シフトした後になる。したがって、ライン
メモリ10−2から出力された画素データは、遅延回路
等でタイミングを調整した後に2値化される。そのよう
にして2値化されたデータは、ラインメモリ1−1〜1
−4を介して孤立点判定用ウィンドウ3に入力される。
【0026】図が複雑になるのを避けるため、図示はし
ないが、補正回路5は、上記2値化回路13,閾値補正
値入力部14,閾値上限値入力部15,閾値下限値入力
部16,ラインメモリ1−1〜1−4と同様な回路を具
えている。また、孤立点判定用ウィンドウ3と同様な孤
立点補正用ウィンドウも具えている。
【0027】補正回路5の中の2値化回路の閾値は、上
記2値化回路13の閾値と同様に決定されるが、閾値補
正値を調整して、2値化回路13の閾値より常に低くな
るようにする。また、2値化されたデータを孤立点補正
用ウィンドウに入力するには、上記孤立点判定用ウィン
ドウ3へ入力する場合と同様に行われる。孤立点判定用
ウィンドウ3と孤立点補正用ウィンドウへデータが格納
された後は、第1実施例と同様に孤立点の判定が行われ
る。
【0028】この第2実施例のように、閾値を浮動化す
ると、原稿の背景や文字等の濃淡に応じて最適な閾値を
設定することができる。
【0029】図7は、本発明の第3実施例における孤立
点判定用ウィンドウの一例を示す図である。この実施例
は、孤立点判定用ウィンドウのサイズを変えている。そ
れに応じて、補正回路5における孤立点補正用ウィンド
ウのサイズを変える必要はあるが、それ以外の部分は、
上記各実施例と同様な構成とする。孤立点を判定するに
は、参照する画素の数を多くする程、すなわち孤立点判
定用ウィンドウの大きさを大きくする程、注目画素αの
周囲の状態がより広範囲に把握でき、判定の精度は向上
する。しかし、孤立点判定用ウィンドウを大きくするた
めには、孤立点判定用ウィンドウを構成するレジスタの
数を増加する必要があり、また、ラインメモリの数も増
加する必要がある。例えば、孤立点判定用ウィンドウを
5画素×5ラインから7画素×7ラインへと大きくする
には、孤立点判定用ウィンドウを構成するレジスタを2
5個から49個へと24個増やし、ラインメモリを5ラ
インから7ラインへと2ライン分増やす必要がある。
【0030】ところで、レジスタの数を増やすのはあま
り問題ないが、ラインメモリを増やすのはコスト的に問
題となる。なぜなら、各ラインメモリは、1ライン分の
画素数に対応した数(数千個)のレジスタを持ってお
り、1ライン増やすだけでも、かなりのコストアップに
なるからである。そこで、この実施例では、孤立点判定
用ウィンドウのライン数は上記各実施例と同様に5ライ
ンとし、各ライン毎のレジスタの数を2個ずつ増やし
て、各ライン7画素とした。
【0031】この孤立点判定用ウィンドウを使って判定
するには、注目画素αが黒であることと、白の画素デー
タが連続して注目画素αを囲んでいることを条件とす
る。例えば、注目画素αが黒であり、且つ画素a〜lが
全て白である場合とか、画素b〜d,n,h〜j,mが
全て白である場合は、注目画素αが孤立点であると判定
する。白の画素データが連続して注目画素αを囲むケー
スとしては、その他にも、画素A〜Tが全て白とか、画
素B〜F,e〜g,L〜P,k〜aが全て白とかいうよ
うなケースもあり、それらの内、いずれか1つでも該当
すれば孤立点であると判定できる。
【0032】このように、レジスタの数を10個増やす
という比較的簡単で、且つコストのあまりかからない方
法で、孤立点判定用ウィンドウのライン方向のサイズを
拡大でき、その分、孤立点の判定もれを少なくすること
ができる。
【0033】補正回路においては、基本的には上記各実
施例の場合と同様にして補正信号を出力する。すなわ
ち、孤立点補正用ウィンドウにおいて、まず、注目画素
の周辺画素に黒の画素があるか否かをみて、1つでも黒
の画素があれば、その画素の外側に隣接する画素をみ
る。その中に1つでも黒の画素があれば、さらに、その
画素の外側に隣接する画素をみる。そして、注目画素か
ら孤立点補正用ウィンドウの最外周まで連続して黒の画
素が存在した時、孤立点ではないとする補正信号1を出
力する。
【0034】なお、上記各実施例では、孤立点判定用ウ
ィンドウの注目画素の周囲にある白データを参照して上
記注目画素が孤立点であるか否かの判定を行うに際し、
周辺画素a〜hが全て白、又は外周画素A〜Pが全て白
という条件で判定していた。しかし、白データの参照の
仕方は、適宜変更可能であり、例えば、周辺画素a〜h
や外周画素A〜Pが全て白でなくても、所定割合以上白
があれば孤立点と判定するというようにもできる。
【0035】また、孤立点判定用ウィンドウのサイズと
して、5画素×5ラインと7画素×5ラインとした例だ
けを示したが、そのサイズも3画素×3ライン,7画素
×7ライン或いは5画素×3ラインというように、必要
に応じて適宜変更可能である。さらに、孤立点の除去
は、注目画素の1画素だけを白に変換するようにした例
だけを示したが、白データに囲まれた領域にある全ての
黒の画素を白に変換するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の孤立点判定回
路によれば、判定回路により孤立点と判定された画素に
ついて、孤立点判定用ウィンドウへのデータを2値化す
る第1の閾値より低い第2の閾値で2値化した、孤立点
補正用ウィンドウの白データを参照して、判定を補正す
るようにした。その結果、注目画素と他の画素との間
が、中間濃度を持つ画素で一部つながっているような場
合、第1の閾値を高めに設定しても、孤立点と判定して
しまうことはない。また、上記第1の閾値は高く設定で
きるので、孤立点の除去は充分にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概要を示すブロック図
【図2】 判定回路の概要を示すブロック図
【図3】 孤立点判定信号生成部における孤立点判定真
理値表
【図4】 補正回路の概要を示すブロック図
【図5】 孤立点補正用ウィンドウの一例を示す図
【図6】 本発明の第2実施例の概要を示すブロック図
【図7】 本発明の第3実施例における孤立点判定用ウ
ィンドウの一例を示す図
【図8】 画像読取装置の概要を示すブロック図
【図9】 従来の孤立点判定回路の概要を示すブロック
【図10】 孤立点判定用ウィンドウの一例を示す図
【図11】 従来の技術の問題点を説明するための図
【符号の説明】
1−1〜1−4,10−1〜10−4…ラインメモリ、
2,13,51…2値化回路、3…孤立点判定用ウィン
ドウ、4…判定回路、5…補正回路、11…平均値算出
用ウィンドウ、12…平均値算出回路、14…閾値補正
値、15…閾値上限値、16…閾値下限値、20…イメ
ージセンサ、21…A/D変換器、22…画像補正回
路、23…孤立点判定回路、24…画像処理回路、41
…周辺画素白検知回路、42…外周画素白検知回路、4
3…孤立点判定信号生成回路43、52…孤立点補正用
ウィンドウ、53…補正信号生成回路
フロントページの続き (72)発明者 高橋 篤 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社 岩槻事業所内 (72)発明者 寄本 浩二 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社 岩槻事業所内 (72)発明者 小松 康男 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社 岩槻事業所内 (72)発明者 中島 孝 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社 岩槻事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−252764(JP,A) 特開 平2−216974(JP,A) 特開 昭60−249472(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 - 1/409

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素を中心にした一部領域の多値画
    像データを第1の閾値で2値化したデータを保持する孤
    立点判定用ウィンドウと、上記領域と同じ領域の多値画
    像データを上記第1の閾値より低い第2の閾値で2値化
    したデータを保持する孤立点補正用ウィンドウと、上記
    孤立点判定用ウィンドウの注目画素の周囲にある白デー
    タを参照して上記注目画素が孤立点であるか否かの判定
    を行う判定回路と、該判定回路により孤立点と判定され
    た画素について、上記孤立点補正用ウィンドウの黒デー
    タを参照して上記判定に対する補正信号を生成する補正
    信号生成回路とを有することを特徴とする孤立点判定回
    路。
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