JP2702593B2 - 孤立点除去装置 - Google Patents

孤立点除去装置

Info

Publication number
JP2702593B2
JP2702593B2 JP2203384A JP20338490A JP2702593B2 JP 2702593 B2 JP2702593 B2 JP 2702593B2 JP 2203384 A JP2203384 A JP 2203384A JP 20338490 A JP20338490 A JP 20338490A JP 2702593 B2 JP2702593 B2 JP 2702593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
data
error data
isolated point
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2203384A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0488748A (ja
Inventor
俊幸 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2203384A priority Critical patent/JP2702593B2/ja
Publication of JPH0488748A publication Critical patent/JPH0488748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2702593B2 publication Critical patent/JP2702593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、イメージスキャナ、ファクシミリ装置な
どのようにモノクロ中間調画像を2値化処理する画像処
理装置に適用できる孤立点除去装置に関する。
「従来の技術」 イメージスキャナ、ファクシミリ装置などのようにモ
ノクロ中間調画像を2値化処理する画像処理装置にあっ
ては、2値化出力で中間調画像を表現する手段として、
「ディザ法」(画像電子学会誌 第10巻 第5号(198
1))に示しているように組織的ディザ法が知られてい
る。
これはよく知られた技術であるが、疑似階調数を上げ
ようとすると、文字及び線図形部の解像度が劣化すると
いう欠点を持っているため、文字及び線図形と中間調画
像が混在する原稿については余り得策な解決策とは言い
難い。
この欠点を解消する手法として、「An Adaptive Alog
orithm for Spatial Grey Scale」(SID 75 DIGEST)に
示されているような誤差拡散法が知られている。
これは原画像の読み取り濃度と表示濃度(白または
黒)との誤差を平均として小さくしようとする手法であ
り、注目画素の周辺に生じた2値化誤差を誤差フィルタ
で重み付けして中間調画像を補正するようにしたもの
で、(1)〜(4)に示す処理が行なわれる。
fmn′=fmn+(1/Σαk1) ×Σαk1 em-k n-1 ・・・(1) fmn′≧T gmn=1(黒) ・・・(2) fmn′<T gmn=0(白) ・・・(3) emn=fmn′−gmn ・・・(4) ここに、 fmn:入力多値データ、fmn′:補正値 gmn:出力2値データ、αk1:重み付け係数、 emn:2値化誤差、T:閾値 である。
また、重み付け係数αk1は、注目画素を*印で表わし
たとき、 を使用するものとする。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、誤差拡散法を用いて多値データ(中間調画
像)を2値化する場合、画素濃度が最大値もしくは最小
値近傍にない領域を推移する場合で、画素濃度の変化が
大きい領域については良好な特性を示す。
しかし、画素濃度が最小値近傍であり、かつ画素濃度
の変化が小さい領域については、黒画素が配分される個
数が極端に少なくなるため、人間の目で認識できる範囲
で孤立点と認識される。
特にファクシミリ装置の場合、低濃度領域における孤
立ドット(黒画素)は、出力印字原稿の劣化をまねくば
かりではなく、ランレングス符号化の際に不必要な符号
量の増加を招くことになる。
そこで、この発明ではこのような従来の課題を解決し
たものであって、孤立点を簡単に除去できる孤立点除去
装置を提案するものである。
「課題を解決するための手段」 上述した課題を解決するため、この発明においては、
多値原画像の読み取り濃度と2値化した表示濃度との誤
差を平均して小さくするようにして疑似的に中間調を表
現する誤差拡散法を利用した孤立点除去装置において、 注目画素の多値データを2値データとして出力する2
値化処理手段と、 注目画素の誤差データと前記注目画素の1画素前の画
素の誤差データを比較して、前記2つの画素の誤差デー
タの差から、画素単位での誤差データの変化量を算出す
る手段と、 注目画素までの上記誤差データの変化量の最大値を保
持するピークホールド検出部と、 上記出力2値データと誤差データの変化量の最大値と
所定の閾値とから画素の孤立点を判定する孤立点判定部
とで構成され、 この孤立点判定部において、注目画素が白から黒に変
化した場合で、注目画素を含む走査線上における各画素
の誤差データの変化量の最大値が、上記所定の閾値より
大きいと判定されたときには、黒を維持し、閾値以下と
判定されたときには、上記出力2値データを白に設定す
ると共に、 その注目画素の1画素上から主走査線方向に向かって
誤差データが正の値を持つ範囲および注目画素から主走
査線方向とは逆の方向に向かって誤差データが正の値を
持つ範囲の誤差データをすべて0に修正するようにした
ことを特徴とするものである。
「作 用」 モノクロの入力多値データのレベル(濃度)と出力2
値データのレベル(表示濃度)との誤差を平均として小
さくし、疑似的に中間調を表現する誤差拡散法におい
て、式(2),(3)による2値化出力決定の際に、1
画素前の2値データと同一かどうかを調べる。
次に、式(4)により与えられた誤差データemnに着
目し、誤差データの変化量の最大値を保ち、白から黒に
変化があった場合該データが一定の閾値T′以下であっ
て、しかも画素濃度が最小値近傍であり、画素濃度の変
化が小さい領域であると判定されたときには、その出力
2値データを白に反転する。
これで孤立点が除去される。
そして、注目画素(変化点の画素)の1画素上から主
走査線方向に向かって誤差データが正の値を持つ範囲、
および注目画素から主走査線方向とは逆方向に向かって
誤差データが正の値を持つ範囲の誤差データを全て0と
する。
そうすることにより該走査線に於いて変化時点まで蓄
積された誤差データが排除される。
この処理を繰り返すことにより濃度の高いデータが入
ってくるまで黒画素の孤立点を発生しないようにするこ
とができる。
「実 施 例」 続いて、この発明に係る孤立点除去装置の一例を上述
した画像処理装置に適用した場合につき、第1図以下を
参照して詳細に説明する。
第1図は孤立点除去装置の一例を示すブロック図であ
る。
同図において、1はイメージスキャナ等から入力され
る多階調原画像データ(ここでは256階調とする)、す
なわち多値データの入力端子である。第2図Aにその入
力多値データの一例を示す。*の画素が注目画素であ
る。
この入力多値データは加算器5により誤差データの積
和演算出力を加算した後、比較器8において所定の閾値
T(本例では、128のレベル)と比較される。比較出力
である出力2値データは後述する孤立点判定部11におい
て所定の判定処理を行なったのち出力端子2に供給され
る。
第2図Bに出力2値データの一例を示す。これは第2
図Aに対応するものである。
加算器5を経た入力多値データと比較器8からの出力
2値データとは減算器6に供給されて減算処理が行なわ
れてこれより誤差データが算出される。この誤差データ
がピークホールド検出部10に供給されると共に、バッフ
ァメモリ4に供給されてその画素に対応するアドレスに
ストアされる。
第2図Cにその一例を示す。本例では、2ライン分の
バッファメモリのうち注目画素を中心とした4画素分の
誤差データA,B,C,Dを示してある。
バッファメモリ4よりリードされた誤差データは積和
演算器7において、重み付け係数発生部3から出力され
た重み付け係数αと積和処理され、この積和出力が補正
データとして加算器5に供給されて入力多値データに加
算される。注目画素の周辺に生じた2値化誤差に重み付
けして補正するためである。
第2図Dは重み付け係数の一例を示す。本例では、注
目画素に対してこれより1画素前の重み付け係数αA
と、注目画素の1ライン前の画素に対する重み付け係数
αB、その前後の画素に対する重み付け係数αC,αDの
計4個の重み付け係数を使用して補正データが形成され
る。
さて、この発明では上述したようにピークホールド検
出部10と孤立点判定部11とが新たに設けられる。
ピークホールド検出部10では減算器6により算出され
た誤差データにおける画素単位での差分(変化量)の最
大値がホールドされる。
孤立点判定部11には比較器8の出力である出力2値デ
ータとピークホールド検出部10にストアされている誤差
データの差分(変化量)の最大値および所定の閾値T′
が夫々供給されている。
そして、この孤立点判定部11では、比較器8からの出
力で黒画素発生時、ピークホールド検出部10より差分の
最大値を認識し、該データと所定の閾値T′(本例では
Tと等しい)と比較され、その結果差分の最大値が一定
の閾値T′より小さい場合、出力2値データを黒から白
に修正する。
さらに、この処理に加えてリセット信号が生成され、
これでバッファメモリ4がリセットされる。
第3図に示す低濃度領域において、21は2値化処理が
完了した領域、22は2値化が未処理の領域とし、また25
は現在2値化しようとしている画素(注目画素)とす
る。そして、誤差拡散処理を施すことによってこの注目
画素25においてその誤差データが低濃度領域内で始めて
所定の閾値T′(通常、階調数の半分)を越えたものと
する。
このような状態においては、注目画素25の近傍すなわ
ち領域23および領域24の右側は閾値T′に近い誤差デー
タが集中しているため、領域23の下側および領域24の下
側に再度黒画素が発生しやすくなる。そこで、孤立点判
定部11において該領域が低濃度領域であると判定したと
き、バッファメモリ4に対して誤差データをクリアする
ためにリセット信号を送出する。
これにより着目画素25までの誤差の蓄積が全て排除さ
れるという一連の処理が繰り返される。この一連の繰り
返し処理の中に濃度変化のあるデータが入力したときに
黒画素が発生する。
リセット信号によってリセットされるバッファメモリ
4上のエリアは、第3図に示すように、注目画素25(白
から黒に変わる変化点)の1ライン前の画素から主走査
線方向に向かって、その誤差データが正の値を持つ領域
23の誤差データが全て0となされる。同じく、注目画素
25から主走査線方向とは逆方向に向かって誤差データが
正の値を持つ領域24の誤差データが全て0となされる。
第4図はこの発明に係る孤立点除去処理の具体例を示
すフローチャートである。
まず、1ラインの画像データ(入力多値データ)fnが
入力されると共に、ピークホールド検出部10にホールド
されている最大値PMAXがリセットされる(ステップ31,3
2)。
次に、その入力多値データと誤差データの積和演算出
力Eとの加算処理(fn′=fn+E)により補正データが
算出される(ステップ33)。
そして、この補正データfn′と閾値Tとの比較処理が
なされ(ステップ34)、補正データfn′の法が小さいと
きには、出力2値データgnを0(論理零)とおき、誤差
データenを算出する(ステップ35,36)。その後、この
誤差データenと1画素前の誤差データen−1との差Δen
と、誤差データの差分(変化量)の最大値PMAXとを比較
し、大きい法を最大値PMAXとしてストアする(ステップ
37)。
この判別処理が1ラインが終了するまで続く(ステッ
プ38,33〜37)。
一方、ステップ34で補正データfn′の方が閾値T以上
と判断されたときは、入力多値データと出力2値データ
との差のデータを誤差データとしてストアし(ステップ
41)、その後1画素前と注目画素との間で出力の変化を
チェックし、1画素前も同じ出力内容であったとき、つ
まり黒画素であったときには、この注目画素も同じくす
るため、出力2値データとしては論理1(=黒)とする
(ステップ42,43)。
このような処理を1ラインが終了するまで継続する
(ステップ38)。
これに対して、ステップ42で1画素前と出力が相違し
ているものと判定されたときには注目画素が、変化点で
の画素であるから、この場合にはピークホールド検出部
10にホールドされている最大値PMAXと閾値T′との関係
を判定する(ステップ44)。
最大値PMAXの方が大きいときはステップ43に進み、そ
うでないときには注目画素が孤立点であるものと判断し
て、そのときの出力2値データを論理0(=白)に修正
する(ステップ45)。そして、領域23,24の誤差データ
をクリアしたのちステップ38に遷移する。
このような処理が最後のラインまで行なわれる。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、モノクロ多値画像を2
値化処理し、疑似的に中間調を表現する誤差拡散法アル
ゴリズムのなかに本発明による処理を組み込むようにし
たものである。
これによれば、画像濃度が最小値近傍であり、画素濃
度の変化が小さいと判定された領域において蓄積された
誤差データをリセットできるため、黒画素による孤立点
を排除することが可能になる。
したがって孤立点の存在によって発生する画質の劣化
を防止できると共に、ファクシミリ装置に応用する場合
には、不要な黒画素を排除できる結果ランレングス符号
化の符号量の大幅な圧縮も可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る孤立点除去装置の一例を示すブ
ロック図、第2図および第3図は孤立点除去の説明図、
第4図は孤立点除去処理の一例を示すフローチャートで
ある。 1……入力多値データ 2……出力2値データ 3……重み付け係数発生部 4……バッファメモリ 5……加算器 6……減算器 7……積和演算器 8……比較器 10……ピークホールド検出部 11……孤立点判定部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値原画像の読み取り濃度と2値化した表
    示濃度との誤差データを平均して小さくするようにして
    疑似的に中間調を表現する誤差拡散法を利用した孤立点
    除去装置において、 注目画素の多値データを2値データとして出力する2値
    化処理手段と、 注目画素の誤差データと前記注目画素の1画素前の画素
    の誤差データを比較して、前記2つの画素の誤差データ
    の差から、画素単位での誤差データの変化量を算出する
    手段と、 注目画素までの上記誤差データの変化量の最大値を保持
    するピークホールド検出部と、 上記出力2値データと誤差データの変化量の最大値と所
    定の閾値とから画素の孤立点を判定する孤立点判定部と
    で構成され、 この孤立点判定部において、注目画素が白から黒に変化
    した場合で、注目画素を含む走査線上における各画素の
    誤差データの変化量の最大値が、上記所定の閾値より大
    きいと判定されたときには、黒を維持し、閾値以下と判
    定されたときには、上記出力2値データを白に設定する
    と共に、 その注目画素の1画素上から主走査線方向に向かって誤
    差データが正の値を持つ範囲および注目画素から主走査
    線方向とは逆の方向に向かって誤差データが正の値を持
    つ範囲の誤差データをすべて0に修正するようにしたこ
    とを特徴とする孤立点除去装置。
JP2203384A 1990-07-31 1990-07-31 孤立点除去装置 Expired - Lifetime JP2702593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2203384A JP2702593B2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 孤立点除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2203384A JP2702593B2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 孤立点除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0488748A JPH0488748A (ja) 1992-03-23
JP2702593B2 true JP2702593B2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=16473147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2203384A Expired - Lifetime JP2702593B2 (ja) 1990-07-31 1990-07-31 孤立点除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2702593B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7663782B2 (en) * 2006-01-26 2010-02-16 Xerox Corporation System and method for high addressable binary image generation using rank ordered error diffusion on pixels within a neighborhood

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0488748A (ja) 1992-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0113016B1 (en) Correction of shading effects in video images
JPH05199413A (ja) 画像処理装置
JPH06276392A (ja) 画像処理装置
US6693727B1 (en) Image processing apparatus for performing high-speed error diffusion
JP2702593B2 (ja) 孤立点除去装置
US5200839A (en) Image processing apparatus
JPH01130945A (ja) 画像処理装置
JP3051144B2 (ja) 中間調画像処理装置
JP3157870B2 (ja) 画像処理方式
JP2717020B2 (ja) 画像処理装置
JPH0318177A (ja) 画像処理装置
JP2860039B2 (ja) 擬似中間調画像縮小装置
JP3472289B2 (ja) 画像処理装置
JP2670477B2 (ja) 画像処理装置
JP3178077B2 (ja) 2値化処理方法
JPH11239273A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH08265569A (ja) 疑似中間調処理装置
JPH05227432A (ja) 画像処理装置
JP2001136389A (ja) 画像処理装置
JP2001111831A (ja) 画像処理方式
JPH09247450A (ja) 画像処理装置
JPH0969942A (ja) 画像処理方法及び装置
JPH10262148A (ja) 画像処理装置
JPH08125861A (ja) 画像処理装置
JPH08307678A (ja) 画像処理装置