JP2860039B2 - 擬似中間調画像縮小装置 - Google Patents
擬似中間調画像縮小装置Info
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Description
数を落とすこと無く縮小する擬似中間調画像縮小装置に
関するものである。
決定するのにその周囲の原画素の値を参照する。ここで
は、その代表例であるSPC法、投影法、ETP法につ
いて説明する。なお画素の値は、黒画素を1、白画素を
0とする。
図5は原画に変換画を投影したもので、矢印の付いた原
画素が変換画素に採用される。
画素の領域のなかに占める面積比によって、白画素、黒
画素を決定するものである。具体的には、原画素の占め
る面積Si ,j を重みとした原画素の値Pi ,j の総和
Iがある閾値T以上なら、変換画素の値Qを1、閾値よ
り小さければ、0とする。これを式で表すと、
である。細線の判定条件の一例と、その消失の防止法を
説明する。
最も近い画素P- 1 、P0 の間に線幅2の細線があるか
どうかの判定条件を示している。
2の黒の細線があると判定された場合でもSPC法で
は、変換画素Q- 1 、Q0 とも白となり、縮小画におい
て黒の細線が消えてしまうが、Q0 を黒に変換すること
により細線が保存される。
化するときは、一定の閾値で行うが、写真などの中間調
画像を2値化するときは、黒画素の密度で階調を表現す
るように、閾値を変化させるディザ法が使われる。ディ
ザ法のひとつ誤差拡散法は、解像度、階調数とも大き
く、図8の様に周期がない高品質な二値画像を得るので
現在の主流になっている。
る。例として図7の縮小率1/3の縮小画像を上げる。
性がないため、変換画素に選ばれる原画素の色がランダ
ムになる。したがって、縮小画像では黒画素がかたまる
ところができて、画質が劣化する。
め、図9のcのように縮小画像においても濃度を表すこ
とができ、極端な画質の劣化はないが、階調数が落ち
る。
画像ができる。図9のdのように細線保存の処理にかか
ったところは、SPC法とは色が逆転するため原画像と
くらべて階調が反転するところができる。
の縮小において、階調数がさがったり、画質が劣化して
しまった。
り、擬似中間調画像の縮小にたいして階調数が十分で画
質の劣化のない擬似中間調画像縮小装置を提供すること
にある。
は黒の色を有する画素からなり、黒(白)画素の密度に
より中間調を表す疑似中間調画像を縮小する装置であっ
て、疑似中間調画像である原画像から中間調画像を推定
する手段と、推定された中間調画像を縮小した中間調画
像を生成する手段と、縮小された中間調画像を2値化し
疑似中間調画像を生成する手段を備えた疑似中間調画像
縮小装置において、前記中間調画像を推定する手段が、
パラメータによって制御された大きさのウィンドウ内の
白画素数を数える手段と、数えた白画素数を保持する手
段と、白画素数の値と座標から回帰係数を算出する手段
と、複数の回帰係数から中間調の推定濃度を決定する手
段とを備えたことを特徴とした疑似中間調画像縮小装置
によって達成される。
小した中間調画像を生成する手段は、縮小する中間調画
像から縮小率によって制御された大きさのウィンドウの
画素を抽出し保持する手段と、縮小率によって制御され
たフィルタとウィンドウの画素との内積を演算する手段
を備える。
像を生成する手段は、中間調に補正値を加えた修正中間
調を一定の閾値と比較し2値化画素値を決定する手段
と、補正値と2値化画素値から誤差を算出する手段と、
誤差を保持する手段と、保持された誤差に一定の重みの
内積である補正値を算出する手段を備える。
像から中間調画像が推定され、中間調画像から縮小した
中間調画像が生成され、縮小された中間調画像が2値化
され擬似中間調画像が得られる。
像縮小装置の実施例を詳細に説明する。
位で入力される二値原画像データを格納するラインバッ
ファ1、該ラインバッファ1に接続されており、二値原
画像から中間調画像を推定する中間調画像推定部2、該
中間調画像推定部2に接続されており推定された中間調
画像を保持するラインバッファ3、該ラインバッファ3
に接続されており格納された中間調画像を縮小する推定
中間調画像縮小部4、該推定中間調画像縮小部4にライ
ンバッファ5を介して接続されており、縮小された中間
調画像を2値化し2値画像を生成する縮小中間調画像2
値化部、該中間調画像2値化部6に接続されており2値
画像データを格納するラインバッファ7から構成され
る。
うに、ラインバッファ1に接続されており、パラメータ
nで制御された画素ブロック内の白画素数を数える白画
素数カウンタ8、白画素数カウンタ8から出力される白
画素数データを格納するメモリ9、パラメータmで制御
され、メモリ9に蓄えられた複数の白画素数データから
回帰係数を算出する回帰係数演算部101 〜10p 、回
帰係数演算部101 〜10p から出力される複数の回帰
係数α1 〜αp の平均を演算して推定濃度を出力する推
定濃度演算部11、該推定濃度演算部11より出力され
る推定濃度Qx,y を格納するラインバッファ3から構
成される。
のようにラインバッファ3に接続されており中間調画像
から縮小率によって制御されたウィンドウの画素を抽出
し保持するウィンドウ設定部12と該ウィンドウ設定部
12に接続されており縮小率によって制御されたフィル
タ13とウィンドウの画素との内積を演算する縮小画素
演算部14から構成される。
ようにラインバッファ5に接続されており中間調fx ,
y に補正値Δfx ,y を加えた値、修正中間調f’x ,
y を出力する修正中間調演算部15と、修正中間調f’
x ,y と閾値Tを比較し2値画素gx ,y を出力する比
較器16と、gx ,y をf’x ,y の差である誤差e
x ,y =gx ,y −f’x ,y を演算する誤差生成部1
7、誤差ex ,y を保持する誤差バッファ19、定数を
保持している誤差フィルタ18、誤差バッファ19に保
持されている値と誤差フィルタの内積である補正値Δf
x ,y を演算する補正値演算部20によって構成され
る。
る。
画素数カウンタ8は、擬似中間調画像データを蓄えたラ
インバッファ1において、着目画素Ix ,y を中心とし
た(2n+1)×(2n+1)のウィンドウ内の白画素
数をカウントし、メモリ9に出力する。着目画素は順次
走査していく。出力値をhx ,y とすると、
5、4が順次メモリ9に格納される。
白画素数を格納しているメモリ9のxy平面上の点
(x,y)を原点とした座標軸rk (k=1,2,‥
p)をとる。rk 軸とx軸とのなす角度θk は
‥‥m−1、mは正の整数)上の白画素数ck ,i から
回帰直線を求める。
傾きβk と切片αk は次の式で与えられる。
それぞれαk(k=1,2,‥p)を出力する。
されたα1〜αpを使って推定濃度Px ,y を計算する。
推定画像をBビットとしたとき、
数である。推定濃度演算部は推定濃度Px ,y を出力
し、ラインバッファfに蓄える。
する。
調画素をPi ,j とすると、フィルタ,に蓄えられてい
る定数Si ,j との内積Qは次のようになる。
のように原画素のしめる面積を表すように制御される。
する。
5に格納されている中間調fx ,y と補正値Δfx ,y
を入力し、修正中間調f’x ,y を出力する。
Tを比較し2値画素gx ,y を出力する。
差である 誤差ex ,y =gx ,y −f’x ,y を演算し、出力する。
ex ,y を保持する。
る。
持されている値と誤差フィルタ18に保持されている誤
差の内積である補正値Δfx ,y を演算する。式で表す
と、
小装置により、図9のaの原画像を縮小したものが、図
9のeである。
素のかたまりによる画質の劣化がなく、階調数の十分な
縮小画像が得られたことがわかる。
または黒の色を有する画素からなり、黒(白)画素の密
度により中間調を表す疑似中間調画像を縮小する装置で
あって、疑似中間調画像である原画像から中間調画像を
推定する手段と、推定された中間調画像を縮小した中間
調画像を生成する手段と、縮小された中間調画像を2値
化し疑似中間調画像を生成する手段を備え、前記中間調
画像を推定する手段が、パラメータによって制御された
大きさのウィンドウ内の白画素数を数える手段と、数え
た白画素数を保持する手段と、白画素数の値と座標から
回帰係数を算出する手段と、複数の回帰係数から中間調
の推定濃度を決定する手段とを備えることを特徴とする
ものであり、本発明の疑似中間調画像縮小装置によれ
ば、階調の反転や、黒画素のかたまりによる画質の劣化
がなく、階調数の十分な縮小画像が得られる。
である。
推定部のブロック図である。
画像縮小部のブロック図である。
画像2値化部のブロック図である。
示す図である。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 白または黒の色を有する画素からなり、
黒(白)画素の密度により中間調を表す疑似中間調画像
を縮小する装置であって、疑似中間調画像である原画像
から中間調画像を推定する手段と、推定された中間調画
像を縮小した中間調画像を生成する手段と、縮小された
中間調画像を2値化し疑似中間調画像を生成する手段を
備えた疑似中間調画像縮小装置において、 前記中間調画像を推定する手段が、パラメータによって
制御された大きさのウィンドウ内の白画素数を数える手
段と、数えた白画素数を保持する手段と、白画素数の値
と座標から回帰係数を算出する手段と、複数の回帰係数
から中間調の推定濃度を決定する手段とを備えたことを
特徴とした 疑似中間調画像縮小装置。 - 【請求項2】 縮小した中間調画像を生成する手段が、
縮小する中間調画像から縮小率によって制御された大き
さのウィンドウの画素を抽出し保持する手段と、縮小率
によって制御されたフィルタとウィンドウの画素との内
積を演算する手段を備えることを特徴とする請求項1記
載の疑似中間調画像縮小装置。 - 【請求項3】 中間調画像を2値化し疑似中間調画像を
生成する手段が、中間調に補正値を加えた修正中間調を
一定の閾値と比較し2値化画素値を決定する手段と、補
正値と2値化画素値から誤差を算出する手段と、誤差を
保持する手段と、保持された誤差に一定の重みの内積で
ある補正値を算出する手段を備えることを特徴とする請
求項1または2記載の疑似中間調画像縮小装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118595A JP2860039B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 擬似中間調画像縮小装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118595A JP2860039B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 擬似中間調画像縮小装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333036A JPH06333036A (ja) | 1994-12-02 |
JP2860039B2 true JP2860039B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14740475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5118595A Expired - Fee Related JP2860039B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 擬似中間調画像縮小装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860039B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9825379D0 (en) * | 1998-11-19 | 1999-01-13 | Electrosonic Ltd | Image processing |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP5118595A patent/JP2860039B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06333036A (ja) | 1994-12-02 |
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