JPH1050705A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1050705A
JPH1050705A JP9065042A JP6504297A JPH1050705A JP H1050705 A JPH1050705 A JP H1050705A JP 9065042 A JP9065042 A JP 9065042A JP 6504297 A JP6504297 A JP 6504297A JP H1050705 A JPH1050705 A JP H1050705A
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film
polysilicon
forming
polysilicon film
diffusion region
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正寛 小野
Toshiatsu Matsuda
俊温 松田
Shoji Sakamura
正二 坂村
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    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/28Manufacture of electrodes on semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/268

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリシリコン膜とタングステンシリサイド膜
等の金属シリサイド膜から成る電極配線膜の形成方法の
改善。 【解決手段】 第1、第2の凸部及び不純物拡散領域上
に薄い第1のポリシリコン膜16を形成し、該第1のポ
リシリコン膜16にヒ素イオンを注入して導電体とす
る。次に、前記第1のポリシリコン膜16よりも厚い膜
厚の第2のポリシリコン膜17を形成し、該第2のポリ
シリコン膜17にリンイオンを注入して導電体とする。
続いて、前記第2のポリシリコン膜17上にタングステ
ンシリサイド膜18を形成し、前記タングステンシリサ
イド膜18と前記第1、第2のポリシリコン膜16、1
7をパターニングして電極配線膜を形成するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、さらに詳しく言えば、ポリシリコン膜及びタ
ングステンシリサイド膜(WSix膜)等の金属シリサ
イド膜から成る2層構造の電極配線膜を不純物拡散領域
上に形成する方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】以下で従来例に係る半導体装置について
図19を参照しながら説明する。図19には半導体基板
1の表層に形成した不純物拡散領域2を介して、該不純
物拡散領域2に隣接するように2つのMOSトランジス
タが形成され、前記不純物拡散領域2にコンタクトする
ポリシリコン膜8及びタングステンシリサイド膜(WS
ix膜)9から成る2層構造の電極配線膜9Aが形成さ
れている状態を示している。
【0003】先ず、図19に示すように従来の半導体装
置は、半導体基板1表層にn+ 型不純物が注入されてな
る不純物拡散領域2が形成され、該半導体基板1上には
ゲート絶縁膜3が形成され、該ゲート絶縁膜3上には第
1、第2のゲート電極4A、4Bが隣り合う形で形成さ
れている。また、前記第1、2のゲート電極4A、4B
上には第1、第2の絶縁膜5A、5Bが積層形成されて
おり、更に、第1のゲート電極4A及び第1の絶縁膜5
A、第2のゲート電極4B及び第2の絶縁膜5Bの側壁
には、第1、2の側壁スペーサ膜7A、7Bが形成され
ている。
【0004】また、前記不純物拡散領域2とコンタクト
するために不純物が注入され、導電化されたポリシリコ
ン膜8とタングステンシリサイド膜(WSix膜)9か
ら成る2層構造の電極配線膜9Aが不純物拡散領域2上
に形成されている。更に、前記第1、第2の絶縁膜5
A、5B上にはそれぞれ第1、第2の配線膜6A、6B
が形成されており、全面にBPSG(Boron-Phoso Sili
cate Glass)膜等から成る層間絶縁膜10Aが形成され
ている。
【0005】そして、前記層間絶縁膜10A上に図示し
ないフォトレジスト膜を形成した後に、該フォトレジス
ト膜をマスクにして層間絶縁膜10Aに開口を形成し、
前記ポリシリコン膜8とタングステンシリサイド膜(W
Six膜)9から成る電極配線膜9Aを露出させた後
に、前記層間絶縁膜10A及び電極配線膜9A上を被覆
するようにアルミニウム膜等(例えば、Al膜、Al−
Si−Cu膜等)から成る金属配線膜10Bを前記電極
配線膜9Aにコンタクトさせている。
【0006】図19に示すような構造を得るには、第1
のゲート電極4A及び第1の絶縁膜5Aの側壁に形成さ
れた第1の側壁スペーサ膜7Aと、第2のゲート電極4
B及び第2の絶縁膜5Bの側壁に形成された第2の側壁
スペーサ膜7Bとの間の凹部に少なくとも充填されるよ
うにポリシリコン膜8を形成し、該ポリシリコン膜8に
イオン注入して導電体とした後に、該ポリシリコン膜8
上にタングステンシリサイド膜(WSix膜)9を形成
する。
【0007】続いて、前記タングステン膜9上にフォト
レジスト膜を選択的に形成した後に、該レジスト膜をマ
スクにしてタングステンシリサイド膜(WSix膜)9
及びポリシリコン膜8をエッチング・除去してパターニ
ングすることにより、図20に示すような構造の電極配
線膜9Aを形成する。その後、全面にBPSG膜10A
を形成した後に、開口を形成してタングステンシリサイ
ド膜(WSix膜)9を露出せしめ、アルミニウム膜を
全面に形成してパターニングすることにより、電極配線
膜9Aとコンタクトする金属配線膜10Bを形成してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
造方法によると、以下に示すような問題が生じていた。
即ち、ポリシリコン膜8とタングステンシリサイド膜
(WSix膜)9から成る電極配線膜9Aを形成するの
に、図20に示すようにポリシリコン膜8の膜厚を薄く
形成すると、先ず第1に、該ポリシリコン膜8上にタン
グステンシリサイド膜(WSix膜)9を形成した時に
タングステンシリサイド膜(WSix膜)9上に谷CP
が形成されてしまうので、これをパターニングする際の
フォトリソグラフィ工程で、マスクとなるレジスト膜の
露光の際にこの谷CPにレジスト膜が残ってしまい易く
なる。これを避けるべくレジスト膜への露光量を増やす
と、ハレーションが発生してしまい、パターニングの際
の寸法精度が狂ってしまうという問題が生じる。
【0009】また第2に、ポリシリコン膜8の膜厚が薄
いために電極配線膜9Aの形成高さが低くなってしま
い、図19に示すように層間絶縁膜10Aの開口の側壁
の高さa1が高くなって開口が深くなってしまい、この
開口の側壁に渡って形成されるアルミニウム膜のステッ
プカバレッジが劣化してしまうという問題が発生する。
そこで、従来、前述した第1、第2の問題を避けるため
に、図21に示すようにタングステンシリサイド膜(W
Six膜)9の下層膜であるポリシリコン膜8Aを厚く
形成することも考えられた。
【0010】しかし、この場合には前記ポリシリコン膜
8Aを導電体とするためのイオン注入工程で、ポリシリ
コン膜8Aの表面近くにはイオンが十分に注入されるも
のの、不純物拡散領域2の近傍の底部PBまでイオンI
oが十分に注入されず、また、ポリシリコン層8A界面
から基板1へのイオンのしみ出しが不十分となり、この
底部PBでは十分に導電体とならない。従って、コンタ
クト抵抗が所望の値よりも高くなってしまうとか、また
ポリシリコン膜8A内の各部位へのイオン注入量の違い
に応じてコンタクト抵抗値がばらつくという新たな問題
が発生していた。
【0011】当然のことながら、前述したポリシリコン
膜8Aの底部PBまで十分にイオン注入が可能なだけの
十分に高い加速電圧でイオン注入を行うことも可能であ
るが、この場合には下方の不純物拡散領域2へのイオン
注入量も多くなり、拡散領域2の横方向への広がりが拡
大し、トランジスタのパンチスルー現象が発生するとい
う問題がある。また、第1、第2の絶縁膜5A,5Bを
貫通して第1、第2のゲート電極4A、4Bへもイオン
注入が行われるのを防止するために、イオン注入領域以
外をフォトレジスト膜によりマスクする必要があり、マ
スク工程が増えることにより製造工数が増大するという
問題も発生する。
【0012】従って、本発明では不純物拡散領域にコン
タクトする電極配線膜として、前述したように十分に厚
いポリシリコン膜を形成して成るものにおいて、コンタ
クト抵抗の低抵抗化を図ると共に、コンタクト抵抗値の
ばらつきを抑制することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は半導体
基板の表層に不純物拡散領域が形成され、前記不純物拡
散領域の両側の前記半導体基板上に第1の凸部及び第2
の凸部が形成され、前記不純物拡散領域上に前記第1の
凸部及び前記第2の凸部で挟まれた凹部内に、前記不純
物拡散領域とコンタクトするポリシリコン膜及び金属シ
リサイド膜からなる2層構造の電極配線膜を形成する方
法であって、前記第1、第2の凸部及び前記不純物拡散
領域上に薄い第1のポリシリコン膜を形成し、該第1の
ポリシリコン膜にイオン注入して当該第1のポリシリコ
ン膜を導電体とする。次に、前記第1のポリシリコン膜
よりも厚い膜厚の第2のポリシリコン膜を前記第1のポ
リシリコン膜上に形成し、該第2のポリシリコン膜にイ
オン注入して当該第2のポリシリコン膜を導電体とす
る。続いて、前記第2のポリシリコン膜上に金属シリサ
イド膜を形成し、前記金属シリサイド膜と前記第1、第
2のポリシリコン膜をパターニングして電極配線膜を形
成するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明
する。この製造方法は、例えば半導体基板の表層に形成
した不純物拡散領域に隣接するように2つのMOSトラ
ンジスタを形成して、前記不純物拡散領域にコンタクト
するポリシリコン膜とタングステンシリサイド膜(WS
ix膜)から成る2層構造の電極配線膜を形成する方法
である。
【0015】図1に示す半導体装置の製造方法は、先ず
半導体基板11上を酸化しておよそ100Åの膜厚のゲ
ート絶縁膜13を形成し、該ゲート絶縁膜13上にMO
Sトランジスタのゲート電極と成るおよそ2500Åの
膜厚のポリシリコン膜を形成し、パターニングして第
1、第2のゲート電極14A、14Bを後述するn+ 型
不純物拡散領域12の両側に隣接するように形成してい
る。また、前記第1、2のゲート電極14A、14B上
にはおよそ2500Åの膜厚の酸化膜から成る第1、第
2の絶縁膜15A、15Bが積層形成されている。
【0016】次に、前記半導体基板11の表層に不純物
拡散領域12を形成する。本工程は、前述した積層され
た第1、2のゲート電極14A、14B及び第1、第2
の絶縁膜15A、15Bをマスクにして半導体基板11
上にn型不純物である、例えばリンイオン(31P+ )を
およそドーズ量1.0×1013/cm2 、加速電圧40
KeVの注入条件で注入してアニール処理して拡散し、
n+ 型不純物拡散領域12を形成する。尚、イオン注入
される前記n型不純物として、ヒ素イオン(75As+ )
等を用いても良く、ヒ素イオン(75As+ )の場合に
は、およそドーズ量5.0×1015/cm2 、加速電圧
60KeVの注入条件で注入する。
【0017】続いて、全面にCVD法によりおよそ20
00Åの膜厚の酸化膜から成る絶縁膜を形成した後に、
該絶縁膜を異方性エッチングすることで、前記第1のゲ
ート電極14A及び第1の絶縁膜15Aの側壁に第1の
側壁スペーサ膜22Aを形成すると共に、前記第2のゲ
ート電極14B及び第2の絶縁膜15Bの側壁に第2の
側壁スペーサ膜22Bを形成する。
【0018】以下、本発明の特徴となる第1の凸部であ
る第1のMOSトランジスタと第2の凸部である第2の
MOSトランジスタ間の凹部に位置する不純物拡散領域
にコンタクトする電極配線膜を形成する工程について説
明する。尚、本実施の形態では、前記凸部の高さ寸法が
およそ5000Åで、両凸部間の幅寸法がおよそ0.4
μm(4000Å)であるとして、以下説明する。
【0019】先ず、図1に示すようにCVD法で全面に
およそ200Å乃至500Åの膜厚の第1のポリシリコ
ン層16を形成する。そして、前記第1のポリシリコン
層16にn型不純物である、例えばヒ素イオン(75As
+ )をおよそドーズ量5.0×1015/cm2 、加速電
圧30KeV乃至100KeVの注入条件で注入して、
該ポリシリコン膜16を完全に導電体とする。尚、本実
施形態の最適条件としては、例えばポリシリコン膜の膜
厚がおよそ500Åであるとした場合、ヒ素イオン(75
As+ )をおよそドーズ量5.0×1015/cm2 、加
速電圧30KeVの注入条件で第1のイオン注入を行
い、続いてヒ素イオン(75As+ )をおよそドーズ量
5.0×1015/cm2 、加速電圧95KeVの注入条
件で第2のイオン注入を行う。これにより、第1のイオ
ン注入によりポリシリコン膜16の中央に濃度分布のピ
ークが位置し、第2のイオン注入によりポリシリコン膜
16の底部と半導体基板11の界面に濃度分布のピーク
が位置することになり、コンタクト抵抗の上昇を抑止で
きる。また、イオン注入される前記n型不純物として、
リンイオン(31P+ )等を用いても良い。
【0020】続いて、図2に示すように第1のポリシリ
コン膜16よりも十分に厚い、およそ2000Å乃至3
000Åの膜厚の第2のポリシリコン膜17を全面にC
VD法で形成し、該ポリシリコン膜17にn型不純物、
例えばリンイオン(31P+ )をおよそドーズ量5×10
15/cm2 、加速電圧60KeVの注入条件で注入し、
導電体とした後に、図3に示すように全面にタングステ
ンシリサイド膜(Wsix膜)18をおよそ1000Å
の膜厚で形成する。尚、イオン注入される前記n型不純
物として、例えばヒ素イオン(75As+ )等を用いても
良い。
【0021】本発明では、前述した工程により第1のポ
リシリコン膜16を完全に導電体とした後に、該第1の
ポリシリコン膜16上に第2のポリシリコン膜17を形
成して、イオン注入している。このため、第2のポリシ
リコン膜17にリンイオン(31P+ )をイオン注入して
導電体とする際に、例えば前述したイオン注入が不十分
で図3に示すようにリンイオン(31P+ )Ioが第2の
ポリシリコン膜17の底部PBまで達しないとしても
(図3の×印参照)、完全に導電体となった第1のポリ
シリコン膜16の形成された第1、第2の側壁スペーサ
膜22A、22Bの上端近くにある第2のポリシリコン
膜17には少なくとも十分にリンイオン(31P+ )Io
が達しているので、この場合でも前記不純物拡散領域1
2から第1のポリシリコン膜16、更に第2のポリシリ
コン膜17といった経路でコンタクトすることができ
る。
【0022】従って、従来技術の項目で説明した図21
に示すようにポリシリコン膜8Aを十分に厚く形成して
イオン注入する際に、ポリシリコン膜8Aの底部PBに
までイオンIoが十分に達しないことでコンタクト抵抗
が増大したり、場所によってばらついてしまう等の問題
の発生を防止することが可能になる。続いて、図4に示
すように電極配線膜を形成すべき箇所にフォトレジスト
膜19を選択形成し、該レジスト膜19をマスクにして
第1、第2のポリシリコン膜16、17及びタングステ
ンシリサイド膜(WSix膜)18をエッチング・除去
してパターニングし、ポリシリコン膜とタングステンシ
リサイド膜(WSix膜)から成る2層構造の電極配線
膜18Aを形成する(図5参照)。
【0023】この工程の際にも、前述したように第1、
第2のポリシリコン膜16、17を順次形成し、それぞ
れのポリシリコン膜16、17にイオン注入を行うこと
により、結果としてポリシリコン膜を従来と同様に厚く
形成してもコンタクト抵抗値の上昇やばらつきが発生す
るという問題を抑止することが可能となり、従来のよう
にポリシリコン膜を薄く形成する必要がなくなる。
【0024】従って、図20に示すような谷CPがタン
グステンシリサイド膜(WSix膜)9の表面に形成さ
れ、マスクとなるレジスト膜への露光の際に、当該谷C
Pにレジスト膜が残ってしまうとか、これを回避するた
めにレジスト膜への露光量を増やすと、ハレーションが
生じてしまい、パターニングの際の寸法精度が狂ってし
まうといった従来発生していた問題の発生を回避するこ
とが可能となる。
【0025】続いて、第1及び第2の絶縁膜15A、1
5B上に第1及び第2の配線膜19A、19Bを選択形
成した後に、全面にBPSG膜からなる層間絶縁膜20
を形成する。そして、前記層間絶縁膜20に開口を形成
して前記第1、第2のポリシリコン膜16、17及びタ
ングステンシリサイド膜(WSix膜)18から成る電
極配線膜18Aを露出させた後に、アルミニウム膜等
(例えば、Al膜、Al−Si−Cu膜等)を全面に形
成しパターニングして、前記電極配線膜18Aとコンタ
クトする金属配線膜21を形成する(図6参照)。
【0026】このようにして形成された半導体装置によ
れば、第1、第2のポリシリコン膜16、17及びタン
グステンシリサイド膜(WSix膜)18より構成され
る電極配線膜18Aの形成高さを高くでき、図6に示す
ように層間絶縁膜20の開口の側壁の高さa2(a2<
a1)を従来の側壁高さa1より低くできる。従って、
従来のように側壁の高さが高くなって開口が深くなって
しまい、当該開口の側壁に渡って形成される金属配線膜
21のステップカバレッジが劣化してしまうという問題
を抑止することが可能になる。
【0027】また、本実施形態ではポリシリコン膜上に
タングステンシリサイド膜(WSix膜)から成る電極
配線膜を形成する場合について説明しているが、本発明
はこれに限らず、ポリシリコン膜とタングステンシリサ
イド膜以外の金属シリサイド膜から成る電極配線膜を形
成する方法に適用しても同様の効果を奏する。更に、本
実施形態では前記凸部の高さ寸法がおよそ5000Å
で、両凸部間の幅寸法がおよそ0.4μm(4000
Å)である場合を例として、例えば第1のポリシリコン
膜16をおよそ200Å乃至500Å程度の厚さに形成
し、第2のポリシリコン膜17をおよそ2000Å乃至
3000Å程度の厚さに形成しているが、本発明はこれ
に限られるものではなく、種々の条件を設定することが
できるものである。尚、前記凸部の高さ寸法がおよそ4
000Å乃至6000Å程度で、両凸部間の幅寸法がお
よそ0.1μm乃至0.4μm(1000Å乃至400
0Å)程度であれば、前述した通りの第1のポリシリコ
ン膜16及び第2のポリシリコン膜17の膜厚で、かつ
該第1のポリシリコン膜16及び第2のポリシリコン膜
17へのイオン注入条件で対応できる。また、前記凸部
の高さ寸法や両凸部間の幅寸法に応じて、形成する第
1、第2のポリシリコン膜16、17の膜厚を設定する
と共にイオン注入条件を設定すれば、同様の効果を奏す
る。
【0028】また、本実施形態では半導体基板の表層に
形成された不純物拡散領域に隣接するように2つのMO
Sトランジスタが形成され、前記不純物拡散領域にコン
タクトするポリシリコン膜とタングステンシリサイド膜
(WSix膜)から成る2層構造の電極配線膜を形成す
る方法について説明しているが、本発明はこれに限ら
ず、例えば通常、絶縁膜に形成するコンタクトホール内
に同様の電極配線膜を形成する場合等、両側を凸部に挟
まれた凹部にこのような電極配線膜を形成するものであ
れば、同様の効果を奏する。
【0029】以下、本発明が適用される他の実施形態の
半導体装置の製造方法について図7乃至図18を基に説
明する。本発明の他の実施形態の半導体装置の製造方法
は、不揮発性半導体記憶装置、更に言えばスプリットゲ
ート型フラッシュメモリ構造に本発明を適用した実施形
態であり、前述した凸部がフラッシュメモリの少なくと
もコントロールゲート等から構成されているものであ
る。
【0030】即ち、図7に示すように他の実施形態で
は、半導体基板31の表層に形成したドレイン領域36
を介して、該ドレイン領域36に隣接するようにコント
ロールゲート38及び該コントロールゲート38を被覆
するように形成された絶縁膜39が形成され、前記ドレ
イン領域36にコンタクトするポリシリコン膜とタング
ステンシリサイド膜(WSix膜)から成る2層構造の
電極配線膜48Aを形成するものである。
【0031】先ず、半導体基板31の表面には一方向
(以下、Y方向という)に延びる複数のソース領域36
が相互に平行に形成されている。各ソース領域36の両
側の基板31の表層には、ソース領域36に沿って複数
のドレイン領域41が配列されている。ソース領域36
と各ドレイン領域41との間の半導体基板31の上方に
はゲート絶縁膜32、絶縁膜37を介してフローティン
グゲート33及びコントロールゲート38が形成されて
いる。コントロールゲート38は、フローティングゲー
ト33上からフローティングゲート33の側方に延び出
している。
【0032】前記一方向に直交する方向(以下、X方向
という)に並んだソース領域36、ドレイン領域41、
フローティングゲート33及びコントロールゲート38
によりメモリセルが構成される。この場合に、ソース領
域36を挟んで2つのメモリセルが構成されるが、ソー
ス領域36は一方のメモリセルを構成する部分であると
共に、他方のメモリセルを構成する部分でもある。ま
た、Y方向に並んだ各メモリセルの間には、図8に示す
ように、フィールド酸化膜61が形成されている。
【0033】また、図8に示すようにコントロールゲー
ト38もY方向に延びている。即ち、複数のメモリセル
のコントロールゲート38は連続して形成されており、
該コントロールゲート38は、不揮発性半導体記憶装置
のワード線として作用する。図7に示すように、フロー
ティングゲート33は絶縁膜37等に被覆されており、
コントロールゲート38は絶縁膜39、絶縁膜42A及
び側壁スペーサ膜42等で被覆されている。また、各ド
レイン領域41上には第1の電極配線膜48Aが形成さ
れており、該電極配線膜48Aはコントロールゲート3
8上の絶縁膜39の上方にまで延び出している。また、
ソース領域36の上方には、絶縁膜37、42Aを介し
てソース領域36に沿って第2の電極配線膜48Bが形
成されている。該電極配線膜48Bはフローティングゲ
ート33またはコントロールゲート38の上方にまで延
び出している。
【0034】更に、前記第2の電極配線膜48Bは、図
8に示すようにY方向に沿って一定の間隔毎(例えば、
16メモリセル毎)に前記絶縁膜37、42Aに設けら
れたコンタクト孔62を介してソース領域36に電気的
に接続されている。これにより、当該ソース領域36に
おける抵抗値が下がるため、従来、ソース領域36での
電圧降下に起因する動作マージンが減少するという問題
が緩和される。
【0035】これらのフローティングゲート33、コン
トロールゲート38、第1の電極配線膜48A及び第2
の電極配線膜48Bは、層間絶縁膜63に覆われてい
る。また、該層間絶縁膜63上には所定のパターンでア
ルミニウム膜等(例えば、Al膜、Al−Si−Cu膜
等)から成る金属配線膜65が形成されている。該金属
配線膜65は、層間絶縁膜63に選択的に形成されたコ
ンタクト孔64及び電極配線膜48Aを介してドレイン
領域41に電気的に接続されている。該金属配線膜65
は、当該不揮発性半導体記憶装置のビット線として作用
する。
【0036】図9乃至図18は、前述した不揮発性半導
体記憶装置の製造方法を工程順に示す断面図である。ま
ず、図9に示すように、半導体基板31の所定の領域に
フィールド酸化膜61を形成する(図8参照)と共に、
該フィールド酸化膜61以外の表層にゲート絶縁膜32
をおよそ100Åの厚さに形成する。そして、前記絶縁
膜32上にポリシリコン膜をおよそ1500Åの厚さに
形成し、リンドープし導電化した後、周知のフォトリソ
グラフィ法により該ポリシリコン膜をパターニングし
て、フローティングゲート33を形成する。
【0037】次に、図10に示すように、基板31の表
面を酸化して、前記フローティングゲート33を被覆す
るように厚さがおよそ300Åの絶縁膜37を形成す
る。続いて、前記基板31上の全面に例えばポリシリコ
ン膜とタングステンシリサイド膜(WSix膜)とから
成る2層構造の導電膜38Aを形成する。尚、前記導電
膜38Aは、最初にポリシリコン膜をおよそ1000Å
の厚さに形成し、次に前記ポリシリコン膜にPOCl3
を拡散源としてリンドープした後、ポリシリコン膜上に
タングステンシリサイド膜(WSix膜)をおよそ12
00Åの厚さに形成することによって得られる。そし
て、前記導電膜38A上におよそ2500Åの膜厚の絶
縁膜39を形成した後、該絶縁膜39上にフォトレジス
ト膜40を形成し、該レジスト膜40のソース・ドレイ
ン領域形成予定部に対応する位置に開口40Aを形成す
る。
【0038】次に、前記レジスト膜40をマスクにして
絶縁膜39及び導電膜38Aをエッチングすることによ
り、図11に示すように前記絶縁膜39を積層して成る
コントロールゲート38を形成する。そして、前記レジ
スト膜40を除去した後、少なくとも前記ドレイン領域
形成予定部を図示しないフォトレジスト膜で被覆して、
該フォトレジスト膜をマスクにして基板31の表層にn
型不純物、例えばリンイオン(31P+ )をおよそドーズ
量5.0×1015/cm2 、加速電圧60KeVの注入
条件で注入してアニール処理して拡散し、ソース領域3
6を形成する。尚、イオン注入される前記n型不純物と
して、ヒ素イオン(75As+ )等を用いても良い。
【0039】次に、前記フォトレジスト膜を除去した後
に、少なくとも前記ソース領域36上を図示しないフォ
トレジスト膜で被覆して、該フォトレジスト膜をマスク
にして基板31の表層に例えば、リン(31P+ )イオン
をおよそドーズ量1.0×1013/cm2 、加速電圧4
0KeVの注入条件で注入してアニール処理してドレイ
ン領域41を形成し、該フォトレジスト膜を除去する。
このとき、フィールド酸化膜61、フローティングゲー
ト33及びコントロールゲート38がマスクになって、
基板31の表層にフローティングゲート33及びコント
ロールゲート38の一端部に隣接するようにソース領域
36及びドレイン領域41が自己整合的(セルフアライ
ン)に形成される。
【0040】次に、図12に示すように前記基板31上
の全面にCVD法によりおよそ2000Åの膜厚の酸化
膜から成る絶縁膜42Aを形成した後、図13に示すよ
うに全面に開口43Aを有するフォトレジスト膜43を
形成する。これらの開口43Aは、前記コンタクト孔6
2、64を形成すべき位置に形成される(図7、図8参
照)。
【0041】そして、前記開口43Aの底部に露出した
前記絶縁膜42A及び絶縁膜37をエッチング除去し
て、図13に示すようにドレイン領域41上面を露出さ
せると共に側壁スペーサ膜42を形成する。その後、前
記レジスト膜43を除去する。以下、本発明の特徴とな
る隣り合う凸部(図13に示すフラッシュメモリの前記
絶縁膜37、コントロールゲート38及び絶縁膜39の
積層された領域)間の凹部に位置するドレイン領域41
にコンタクトする電極配線膜48Aを形成する工程につ
いて説明する。尚、本実施の形態では、前記凸部の高さ
寸法がおよそ5000Åで、両凸部間の幅寸法がおよそ
0.4μm(4000Å)であるとして、以下説明す
る。
【0042】次に、図14に示すように基板31全面に
CVD法でおよそ200Å乃至500Åの膜厚の第1の
ポリシリコン層45を形成し、該第1のポリシリコン層
45にn型不純物である、例えばヒ素イオン(75As+
)をおよそドーズ量5.0×1015/cm2 、加速電
圧30KeV乃至100KeVの注入条件で注入して、
該ポリシリコン膜45を完全に導電体とする(図15の
×印は、イオン注入状態を示している。)。
【0043】尚、本実施形態の最適条件としては、例え
ばポリシリコン膜の膜厚がおよそ500Åである場合、
ヒ素イオン(As+ )をおよそドーズ量5.0×1015
/cm2 、加速電圧30KeVの注入条件で第1のイオ
ン注入を行い、続いてヒ素イオン(As+ )をおよそド
ーズ量5.0×1015/cm2 、加速電圧95KeVの
注入条件で第2のイオン注入を行う。これにより、第1
のイオン注入によりポリシリコン膜45の中央に濃度分
布のピークが位置し、第2のイオン注入によりポリシリ
コン膜45の底部と半導体基板31の界面に濃度分布の
ピークが位置することになり、コンタクト抵抗の上昇を
抑止できる。また、イオン注入される前記n型不純物と
して、リンイオン(31P+ )等を用いても良い。
【0044】続いて、図15に示すように第1のポリシ
リコン層45よりも十分に厚い、およそ2000Å乃至
3000Åの膜厚の第2のポリシリコン層46を全面に
CVD法で形成し、該ポリシリコン膜46にn型不純
物、例えばリンイオン(31P+)をおよそドーズ量5×
1015/cm2 、加速電圧60KeVの注入条件で注入
して、導電体とした後に、図16に示すように全面にタ
ングステンシリサイド膜(Wsix膜)47をおよそ1
000Åの膜厚で形成することで、前記第1、第2のポ
リシリコン膜45,46及びタングステンシリサイド膜
(WSix膜)47から成る2層構造の電極配線膜48
を形成する。尚、イオン注入される前記n型不純物とし
て、例えばヒ素イオン(75As+ )等を用いても良い。
【0045】本発明では、前述した工程により第1のポ
リシリコン層45を完全に導電体とした後に、該第1の
ポリシリコン膜45上に第2のポリシリコン膜46を形
成して、イオン注入している。このため、第2のポリシ
リコン膜46にリンイオン(31P+ )をイオン注入して
導電体とする際に、例えばイオン注入が不十分で図17
に示すようにリンイオン(31P+ )が第2のポリシリコ
ン膜46の底部まで達しないとしても(図17に示すイ
オン注入状態を示す×印参照)、完全に導電体となった
第1のポリシリコン膜45の形成された側壁スペーサ膜
42A及び絶縁膜42の上端近くにある第2のポリシリ
コン膜46には少なくとも十分にリンイオン(31P+ )
が達しているので、この場合でも前記ドレイン領域41
から第1のポリシリコン膜45、更に第2のポリシリコ
ン膜46といった経路でコンタクトすることができる。
【0046】従って、従来技術の項目で説明した図21
に示すようにポリシリコン膜8Aを十分に厚く形成して
イオン注入する際に、ポリシリコン膜8Aの底部PBに
までイオンが十分に達しないことでコンタクト抵抗が増
大したり、場所によってばらついてしまう等の問題の発
生を防止することが可能になる。前記電極配線膜48の
材質は、前述したポリシリコン膜とタングステンシリサ
イド膜(WSix膜)との2層構造に限定されるもので
はないが、抵抗値が小さく、且つ不純物拡散領域(ソー
ス領域またはドレイン領域)との接触抵抗が小さいもの
であることが好ましい。
【0047】次に、図17に示すように電極配線膜48
上に開口49Aを有するフォトレジスト膜49を形成
し、該フォトレジスト膜49で覆われていない部分の電
極配線膜48をエッチングすることにより、前記ドレイ
ン領域41にコンタクトする第1の電極配線膜48Aと
前記絶縁膜37、42Aに形成した前記コンタクト孔6
2を介して前記ソース領域36にコンタクトする第2の
電極配線膜48Bを形成する。
【0048】次に、図18に示すように、基板1上の全
面に例えばBPSG膜から成る層間絶縁層63を形成し
熱処理した後、該層間絶縁膜63上に開口52Aを有す
るフォトレジスト膜52を形成し、前記第1の電極配線
膜48Aの上方の層間絶縁膜63にコンタクト孔64を
形成し、図7に示すように、基板31上の全面にアルミ
ニウム膜等(例えば、Al膜、Al−Si−Cu膜等)
を堆積させて前記コンタクト孔64を介して第1の電極
配線膜48Aに接続したアルミニウム膜を形成する。そ
して、該アルミニウム膜をパターニングして、金属配線
膜65を形成する。これにより、本発明の他の実施形態
の半導体装置の製造方法による不揮発性半導体記憶装置
が完成する。
【0049】尚、本発明の他の実施形態の半導体装置の
製造方法においても一実施の形態と同様に以下に説明す
る効果を有する。即ち、前述したように第1、第2のポ
リシリコン膜45、46を順次形成し、それぞれのポリ
シリコン膜45、46にイオン注入を行うことにより、
結果としてポリシリコン膜を従来と同様に厚く形成して
もコンタクト抵抗値の上昇やばらつきが発生するという
問題を抑止することが可能となり、従来のようにポリシ
リコン膜を薄く形成する必要がなくなる。
【0050】従って、図20に示すような谷CPがタン
グステンシリサイド膜(WSix膜)9の表面に形成さ
れ、マスクとなるレジスト膜への露光の際に、当該谷C
Pにレジスト膜が残ってしまうとか、これを回避するた
めにレジスト膜への露光量を増やすと、ハレーションが
生じてしまい、パターニングの際の寸法精度が狂ってし
まうといった従来発生していた問題の発生を回避するこ
とが可能となる。
【0051】更に、このようにして形成された不揮発性
半導体記憶装置によれば、第1、第2のポリシリコン膜
45、46及びタングステンシリサイド膜(WSix
膜)47より構成される電極配線膜48Aの形成高さを
高くでき、図7に示すように層間絶縁膜63の開口の側
壁の高さa3(a3<a1)を従来の側壁高さa1より
低くできる。
【0052】従って、従来のように側壁の高さが高くな
って開口が深くなってしまい、当該開口の側壁に渡って
形成される金属配線膜65のステップカバレッジが劣化
してしまうという問題を抑止することが可能になる。ま
た、本実施形態ではポリシリコン膜上にタングステンシ
リサイド膜(WSix膜)から成る電極配線膜を形成す
る場合について説明しているが、本発明はこれに限ら
ず、ポリシリコン膜とタングステンシリサイド膜以外の
金属シリサイド膜から成る電極配線膜を形成する方法に
適用しても同様の効果を奏する。
【0053】更に、本実施形態では前記凸部の高さ寸法
がおよそ5000Åで、両凸部間の幅寸法がおよそ0.
4μm(4000Å)である場合を例として、例えば第
1のポリシリコン膜45をおよそ200Å乃至500Å
程度の厚さに形成し、第2のポリシリコン膜46をおよ
そ2000Å乃至3000Å程度の厚さに形成している
が、本発明はこれに限られるものではなく、種々の条件
を設定することができるものである。尚、前記凸部の高
さ寸法がおよそ4000Å乃至6000Å程度で、両凸
部間の幅寸法がおよそ0.1μm乃至0.4μm(10
00Å乃至4000Å)程度であれば、前述した第1の
ポリシリコン膜16及び第2のポリシリコン膜17の膜
厚で、かつ該第1のポリシリコン膜16及び第2のポリ
シリコン膜17へのイオン注入条件で対応できる。ま
た、前記凸部の高さ寸法や両凸部間の幅寸法に応じて、
形成する第1、第2のポリシリコン膜45、46の膜厚
を設定すると共にイオン注入条件を設定すれば、同様の
効果を奏する。
【0054】尚、本発明他の実施の形態ではスプリット
ゲート型フラッシュメモリに本発明を適用した実施の形
態について説明したが、本発明はこれに限らず、スタッ
クトゲート型フラッシュメモリに適用しても良い。
【0055】
【発明の効果】以上、本発明に係る半導体装置の製造方
法によれば、第1、第2の凸部及び不純物拡散領域上に
薄い第1のポリシリコン膜を形成し、該第1のポリシリ
コン膜にイオン注入して完全に導電体とし、第1のポリ
シリコン膜よりも厚い膜厚の第2のポリシリコン膜を前
記第1のポリシリコン膜上に形成し、第2のポリシリコ
ン膜にイオン注入して第2のポリシリコン層を導電体と
した後に、その上に金属シリサイド膜を形成しているの
で、ポリシリコン膜及びタングステンシリサイド膜から
成る電極配線膜のポリシリコン膜を厚く形成して、該電
極配線膜の形成高さを高くしてもコンタクト抵抗が高く
ならずに所望の値に設定することが可能になる。
【0056】従って、コンタクト抵抗を保持するために
ポリシリコン膜を薄く形成することで発生していた、電
極配線膜のパターニングの際のマスクとなるレジスト膜
のパターニングが不良になったり、層間絶縁膜の開口の
側壁の高さが高くなって開口が深くなってしまい、この
開口の側壁に渡って形成される金属配線膜のステップカ
バレッジが劣化してしまうという問題を極力抑止するこ
とが可能になる。
【0057】また、本発明を不揮発性半導体記憶装置に
適用することで、セルフアラインで形成した不純物拡散
領域、例えばドレイン領域上に形成した微細なコンタク
ト孔にコンタクトするポリシリコン膜と金属シリサイド
膜から成る電極配線膜を形成する際の該ポリシリコン膜
を導電化するためのイオン注入工程が安定化でき、装置
の信頼性が向上すると共に、コンタクト抵抗の低抵抗化
が図れ、高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の半導体装置の製造方法を説
明する第1の断面図である。
【図2】本発明一実施形態の半導体装置の製造方法を説
明する第2の断面図である。
【図3】本発明一実施形態の半導体装置の製造方法を説
明する第3の断面図である。
【図4】本発明一実施形態の半導体装置の製造方法を説
明する第4の断面図である。
【図5】本発明一実施形態の半導体装置の製造方法を説
明する第5の断面図である。
【図6】本発明一実施形態の半導体装置の製造方法を説
明する第6の断面図である。
【図7】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法を
説明する第1の断面図である。
【図8】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法を
説明する平面図である。
【図9】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法を
説明する第2の断面図である。
【図10】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第3の断面図である。
【図11】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第4の断面図である。
【図12】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第5の断面図である。
【図13】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第6の断面図である。
【図14】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第7の断面図である。
【図15】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第8の断面図である。
【図16】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第9の断面図である。
【図17】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第10の断面図である。
【図18】本発明他の実施形態の半導体装置の製造方法
を説明する第11の断面図である。
【図19】従来の半導体装置の構造を説明する断面図で
ある。
【図20】従来の半導体装置の製造方法の問題点を説明
する第1の断面図である。
【図21】従来の半導体装置の製造方法の問題点を説明
する第2の断面図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表層に不純物拡散領域が形成
    され、前記不純物拡散領域の両側の前記半導体基板上に
    第1の凸部及び第2の凸部が形成され、前記不純物拡散
    領域上に前記第1の凸部及び前記第2の凸部で挟まれた
    凹部内に前記不純物拡散領域とコンタクトするポリシリ
    コン膜及び金属シリサイド膜からなる電極配線膜を形成
    する方法であって、 前記第1、第2の凸部及び前記不純物拡散領域上に第1
    のポリシリコン膜を形成する工程と、 前記第1のポリシリコン膜にイオン注入して該第1のポ
    リシリコン膜を導電体とする工程と、 前記第1のポリシリコン膜よりも厚い膜厚の第2のポリ
    シリコン膜を前記第1のポリシリコン膜上に形成する工
    程と、 前記第2のポリシリコン膜にイオン注入して該第2のポ
    リシリコン膜を導電体とする工程と、 前記第2のポリシリコン膜上に金属シリサイド膜を形成
    する工程と、 前記金属シリサイド膜及び前記第1、第2のポリシリコ
    ン膜をパターニングし電極配線膜を形成する工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の凸部は、前記半導体基
    板上にゲート絶縁膜、ゲート電極及び絶縁膜が積層形成
    され、その側壁に側壁スペーサ膜が形成されて成るMO
    Sトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2の凸部は、前記半導体基
    板上にゲート絶縁膜、コントロールゲート及び絶縁膜が
    積層形成され、その側壁に側壁スペーサ膜が形成されて
    成る不揮発性半導体記憶装置であることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に形成した第1の絶縁膜上
    に導電膜をパターニングしてフローティングゲートを形
    成する工程と、 前記フローティングゲートを被覆する第2の絶縁膜を形
    成する工程と、 全面に導電膜及び第3の絶縁膜を形成して該絶縁膜及び
    導電膜をパターニングして絶縁膜が積層されたコントロ
    ールゲートを形成する工程と、 前記フローティングゲート及びコントロールゲートの一
    端部の前記基板表層に不純物を導入して第1及び第2の
    不純物拡散領域を形成する工程と、 全面に第4の絶縁膜を形成した後に前記第1の不純物拡
    散領域上方に形成したレジスト膜を介して該絶縁膜をエ
    ッチングして前記第2の不純物拡散領域上を露出させる
    と共に前記コントロールゲートの側壁部に側壁スペーサ
    膜を形成する工程と、 前記第2の不純物拡散領域上から前記第3の絶縁膜また
    は第4の絶縁膜上に第1のポリシリコン膜を形成する工
    程と、 前記第1のポリシリコン膜にイオン注入して前記第1の
    ポリシリコン膜を導電体とする工程と、 前記第1のポリシリコン膜よりも厚い膜厚の第2のポリ
    シリコン膜を前記第1のポリシリコン膜上に形成する工
    程と、 前記第2のポリシリコン膜にイオン注入して前記第2の
    ポリシリコン膜を導電体とする工程と、 前記第2のポリシリコン膜上に金属シリサイド膜を形成
    する工程と、 前記金属シリサイド膜及び前記第1、第2のポリシリコ
    ン膜をパターニングし電極配線膜を形成する工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のポリシリコン膜はおよそ20
    0Å乃至500Åの膜厚であって、前記第2のポリシリ
    コン膜はおよそ2000Å乃至3000Åの膜厚である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または
    請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の凸部の高さ寸法はおよ
    そ4000Å乃至6000Åであって、両凸部間の幅寸
    法はおよそ1000Å乃至4000Åであることを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または
    請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記金属シリサイド膜は、タングステン
    シリサイド膜であることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記
    載の半導体装置の製造方法。
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