JP2919160B2 - シェルフ構造体の組立て方法、組立装置及び組立治具 - Google Patents

シェルフ構造体の組立て方法、組立装置及び組立治具

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JP2919160B2 JP5992092A JP5992092A JP2919160B2 JP 2919160 B2 JP2919160 B2 JP 2919160B2 JP 5992092 A JP5992092 A JP 5992092A JP 5992092 A JP5992092 A JP 5992092A JP 2919160 B2 JP2919160 B2 JP 2919160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子交換機等の
電子回路基板を多数個収納するシェルフ構造とその組立
方法及び組立装置にかかり、特に自動組立に好適なシェ
ルフ構造とその組立方法及び組立装置並びに組立治具に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシェルフ構造の一例(第一の従来
技術とする)を挙げると、例えば特開平2−14099
4号公報に記載の如く、一対の上下レール板に、予めた
わみ防止枠、バックボード取付け枠、及びその他の必要
部品を組付けたバックボード体(電子回路基板を搭載接
続するもの)を嵌め込むための案内位置決め溝を設け、
次いで下レール板の前記溝にバックボード体を嵌合さ
せ、正確に位置決めしてから左右側板と共に下レール板
に固定する。その後、上レール板の溝にバックボード体
を嵌合させて上レール板を被せ、左右側板に固定するも
のであった。
【0003】また、従来シェルフの他の例(第二の従来
技術とする)を図1、図2により説明すると、図1は組
立方法手順を示す斜視図であり、図2は組立られたシェ
ルフ構造を示す斜視図である。組立て手順は、図1に示
したように予めリベット32で上下レール板2、3の端
部コーナを左右側板4、5の端部コーナにそれぞれかし
めて箱状に組立て、この箱体(以下、シェルフと呼ぶ)
1の側板4、5に設けられた切り曲げ12(内部に90
°折り曲げてリブとした切欠き)上に第一のたわみ防止
金具10を、その上部がシェルフ1の底面6と同一の高
さとなるように設置する。次に上下レール板の底面6及
び既に設置された第一のたわみ防止金具10の上部に第
一の絶縁板7をそれぞれ設置し、更にその上にバックボ
ード9を乗せる。その後、バックボード9を間にはさみ
込む様に第二の絶縁板8を第一の絶縁板7と同様の位置
に配置し、更に第二の絶縁板8の上に第二のたわみ防止
金具11を乗せる。次にこの状態でバックボード9の底
面6にあるネジ穴60に、第一、第二の絶縁板7、8、
バックボード9、第一、第二のたわみ防止金具10、1
1のネジ穴位置をそれぞれ合わせ、位置ずれを起さない
よう位置決めピン30を各同一位置のネジ穴に挿入す
る。その後上部方向からネジ31を複数個所締め付ける
ことにより組み立てを行ない、図2に外観を示したシェ
ルフの組立を完了する。
【0004】なお、図2に示したシェルフ1の使用方法
について説明すると、バックボード体9がシェルフの底
部を構成し、開口部(この図はシェルフ1を立てた状態
を示しているので見えない下部が開口部となる)から上
下レール板2、3の切り起こしにより所定の間隔で形成
されたレール65に案内されて予めプリント板に電子部
品が搭載された電子回路基板が挿入され、ピン端子が多
数個配設されているバックボード体9のコネクタに接続
されて使用される。電子回路基板が接続されたバックボ
ード体9の背面にも多数のピンが植設され、外部接続用
のコネクタを構成している。バックボード体9について
さらに詳述すると、図面を省略しているが実際には上記
のようにシェルフ内部側の表面にはレール65に対応し
て電子回路基板を搭載接続するためのコネクタが、その
背面には外部接続用のコネクタがそれぞれ多数個配列し
ており、バックボード体9自身は通常、プリント回路基
板で構成されている。電子回路基板を搭載接続したシェ
ルフ1は所定の架に複数段組み込まれて例えば電子交換
機等の電子装置を構成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第一の従来技術で
は、バックボード取付け枠と上下レール板にある溝との
嵌合、位置決め作業及びバックボードに予め必要な電子
部品を搭載し、バックボード組立体とする。更にバック
ボード組立体を立てて、その上に上レール板を被せると
いうものであるためシェルフ組立は手作業を主体とせざ
るを得ず自動組立には不向きであった。また、上記第二
の従来技術では、シェルフ1の構造から片手で部品を保
持しながらもう一方の手で組付けると言ったように両手
作業を主体とするものであり、自動組立については上記
第一の従来技術の場合と同様にやはり充分な配慮がされ
ておらず不向きであった。特に前者の場合には、バック
ボード取付け枠があり、また、部品のネジ締めに際して
は例えば絶縁板の位置ずれ防止のために保持用テープ部
品が必要となるなど部品点数も多かった。
【0006】したがって、本発明の目的は、上記従来技
術の問題点を解消することにあり、その第一の目的は機
械装置による自動組立てを容易とし、部品点数を削減し
シェルフ構造体の組立方法を、第の目的はその組立
装置を、そして第の目的は組立装置に好適な組立治具
を、それぞれ提供することにある。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記第の目的は、上
下レール板と左右側板とを箱状部品に仮組し、その一方
のバックボード搭載面となる開口部を上向きにして組立
治具上に搭載、位置決めする工程と、前記仮組された
箱状部品のコーナー部に設けられたリベット位置決め用
切り欠きに、前記組立治具の位置決めガイドが挿入され
た状態でリベットかしめする工程と、前記リベットか
しめされた箱状部品のバックボード搭載面に、バックボ
ード組立部品を組込み、位置決めする工程と、前記バ
ックボード組立部品を前記箱状部品に固定し、シェルフ
構造体を形成する工程と、前記組立治具からシェルフ
構造体を取り外し、組立治具を次工程の搬送ユニットに
排出する組立治具排出工程とを有して成るシェルフ構造
体の自動組立方法により、達成される。
【0009】上記第の目的は、上下レール板と左右
側板とを箱状部品に仮組し、その一方のバックボード搭
載面となる開口部を上向きにして組立治具上に搭載、位
置決めする手段と、前記仮組された箱状部品のコーナ
ー部に設けられたリベット位置決め用切り欠きに、前記
組立治具の位置決めガイドが挿入された状態でリベット
かしめする手段と、前記リベットかしめされた箱状部
品のバックボード搭載面に、バックボード組立部品を組
込み、位置決めする手段と、前記バックボード組立部
品を前記箱状部品に固定し、シェルフ構造体を組立る手
段と、前記組立治具からシェルフ構造体を取り外し、
組立治具を次工程に排出する組立治具排出手段と、前
記各手段間を接続する組立治具搬送手段とを有して成る
シェルフ構造体の自動組立装置により、達成される。
【0010】上記第の目的は、長方形のベース上に
一方が固定され他方がガイドバーに沿ってスライドする
一対のサイドプレートと、前記一対のサイドプレート
間に箱状部品を搭載し、一方の側板を前記サイドプレー
トの固定側に寄せると共に、他方の側板に可動側のサイ
ドプレートを押付けて位置決めする手段と、前記サイ
ドプレートに配設され複数の位置決め爪と受け爪とを備
えたバックボード組立部品の位置決め手段と、前記各
爪を回転もしくは水平移動させることにより箱状部品の
切欠き穴に出し入れし、前記バックボード組立部品の位
置決め手段を駆動する手段とを有して成るシェルフ構造
体の自動組立治具により、達成される。
【0011】上記複数の位置決め爪としては、回転位置
決め爪として同軸上に複数個配設すると共に、その軸上
の一端にはラチェットを接続する。爪の回転駆動手段と
しては、ラチェット機構と、サイドプレートと爪の間に
配設されたバネの弾性力を利用したものとし、このラチ
ェットの開閉に同期させて前記自動組立装置に設けられ
たロボットにより、搭載部品を供給するようにすること
が望ましい。受け爪は上記位置決め爪と対をなして設け
られ、これらは左右側板に設けた切欠き穴の数に合わせ
て複数個設ける。
【0012】
【作用】搬送される組立治具に、切欠き穴を設けた左右
側板と上下板を組付け、一連の機械装置で箱状部品(シ
ェルフ)を形成した後、切欠き穴を介して組立治具に設
けられた位置決め爪をシェルフの内側に向かうように進
入させることにより、シェルフの底部に位置するように
組付けられる絶縁板、たわみ防止金具を前記位置決め爪
で位置決めし、その後ネジで上下板に固定する。その
後、前記位置決め爪を前述とは逆の動作を行わせて、シ
ェルフより取り出すことにより完成する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。 〈実施例1〉図3は、本発明のシェルフ構造及び組立方
法の一実施例を説明するための模式図を示したものであ
り、同図(a)は組立方法を、(b)は組立られたシェ
ルフの斜視図を示す。先ず、同図(a)にしたがって組
立方法の概要を説明すると、上下レール板(以下、単に
上下板と略称)2、3、左右側板4、5を予めシェルフ
1に仮組みした状態で後述する図6に示した組立治具7
0に搭載し、左右側板4、5及び上下板2、3の合わせ
目にそれぞれ設けられたリベット位置決め用切欠き18
2に、治具70のサイドプレート80の両側面に固定さ
れたガイド82を差し込むことにより、仮組みされたシ
ェルフ1の上下板と左右側板との位置決めを正確に行な
い、この状態で上下板に左右側板をリベット32でかし
めてシェルフ1の各コーナーを固定する。次いで、リベ
ット32でかしめられたシェルフ1は、同一治具70に
搭載されたままシェルフの底部となる一方の開口部側
に、第一のたわみ防止金具10、第一の絶縁板7、バッ
クボード9、第二の絶縁板8、第二のたわみ防止金具1
1を順次組み込んでいく過程で、予め左右側板4、5に
それぞれ複数個設けられた切欠き穴270、271を介
してバックボード9を組み込むのに必要な全部品の位置
決めを行い、これらをネジでシェルフ底面6及び左右側
板に設けられた切り曲げ292、293に固定すること
を特徴とするシェルフ組立方法である。
【0014】同図(b)は、このようにして組立られた
シェルフ構造を示しており、リベット位置決め用切欠き
182とバックボード9を組み込む時に使用した部品類
の位置決め用切欠き穴270、271とを有している。
このリベット位置決め用切欠き182は、シェルフの自
動組立時に、治具上で上下板と左右側板との位置決めを
正確に行なう上で重要な役割を果たすと共に、各シェル
フを筐体(架体)に組み込むときの位置決め基準として
使用できるため筐体組立時の工数低減、自動組立を可能
とする効果を有している。また、バックボード組み込み
時の位置決め用切欠き穴270、271は、部品の正確
な位置決めと共に、ボードに搭載された電子部品から発
生する熱を外部に放出する際の換気口としての役割をも
果たしている。
【0015】図4は、シェルフ自動組立装置の一例を示
す概略斜視図である。以下、図にしたがって説明する
と、架台120上に組立治具供給部121、リベットか
しめ部122、部品供給部A123、バックボード供給
部124、部品供給部B125、ネジ締め部126、ハ
ウジング組込部127、組立治具排出部128が順次ラ
イン状に配設されている。
【0016】組立治具供給部121には、搬送ユニット
A129、上下摺動可能な搬送ユニットB130、搬送
ユニットC131が設けられ、架台120内には搬送ユ
ニットA129、同じくD132、同じくE135、同
じくF138、同じくG141、同じくH144、同じ
くI147、同じくJ150が設けられており、箱状部
品(予め仮組されたシェルフ)291を搭載した組立治
具70を矢印A、B、C、D、E方向に搬送する機構と
なっている。
【0017】リベットかしめ部122は、組立治具供給
部121の搬送ユニットC131から組立治具70を受
け取り乗り移らせる搬送ユニットD132と組立ロボッ
トA133と、この組立ロボットA133の先端に箱状
部品291をリベットかしめするかしめユニット(図示
せず)を備えている。
【0018】部品供給部A123は、リベットかしめ部
122の搬送ユニットD132から組立治具70を受け
取り乗り移らせる搬送ユニットE135と、第一のたわ
み防止金具10及び第一の絶縁板7を多数保有する供給
ユニット136と、組立ロボットB137を備えてい
る。
【0019】バックボード供給部124は、部品供給部
A123の搬送ユニットE135から組立治具70を受
け取り乗り移らせる搬送ユニットF138と、バックボ
ード9を多数保有するバックボード供給ユニット139
と、組立ロボットC140を備えている。
【0020】部品供給部B125は、バックボード供給
部124の搬送ユニットF138から組立治具70を受
け取り乗り移らせる搬送ユニットG141と、第二のた
わみ防止金具11及び第二の絶縁板8を多数保有する供
給ユニット142と、組立ロボットD143を備えてい
る。
【0021】ネジ締め部126は、部品供給部B125
の搬送ユニットG141から組立治具70を受け取り乗
り移らせる搬送ユニットH144と、組立ロボットE1
45と、この組立ロボットE145の先端にたわみ防止
金具10及び11、絶縁板7及び8、バックボード9を
ネジ31にて締結させるネジ締めユニット146を備え
ている。
【0022】ハウジング組込部127は、ネジ締め部1
26の搬送ユニットH144から組立治具70を受け取
り乗り移らせる搬送ユニットI147と、バックボード
9上に組み込むハウジング(電子回路基板等を搭載す
る)を多数保有するハウジング供給ユニット148と、
組立ロボットF149を備えている。
【0023】組立治具排出部128は、ハウジング組込
部127の搬送ユニットI147から組立治具70を受
け取り乗り移らせる搬送ユニットJ150を備えてお
り、組立治具70を矢印F方向に排出する。
【0024】図5は、以上の構成から成るシェルフ自動
組立装置における一連の動作工程フローの一例を示した
ものであり、先の図4を引用しながら以下に各工程の動
作説明をする。 工程(a):組立治具供給部121において搬送ユニッ
トJ150上にある組立治具70に、人手もしくは図示
していない別に設けた組立ラインで上下板2、3と左右
側板4、5とを用いて箱状部品291を仮組立する。 工程(b):箱状部品291を搭載した組立治具70
を、矢印A、B、C、D、E方向に搬送する。 工程(c):搬送されてきた箱状部品291は、リベッ
トかしめ部122において組立ロボットA133によ
り、リベット32でかしめられて後にバックボード9等
が搭載されるシェルフとなる。 工程(d):リベットかしめされたシェルフは部品供給
部A123に搬送され、ここで組立ロボットB137に
より第一のたわみ防止金具10を左右側板4、5に設け
られた切り曲げ292及び293上に、さらに第一の絶
縁板7を第一のたわみ防止金具10上及び上下板2、3
の底面6上にそれぞれ供給、搭載する。 工程(e):バックボード供給部124にてプリント基
板等の回路板からなるバックボード9が、組立ロボット
C140により第一の絶縁板7上に供給、搭載される。 工程(f):部品供給部B125にて組立ロボットD1
43によりバックボード9上に第二の絶縁板8、第二の
たわみ防止金具11を順次供給、搭載する。 工程(g):工程(d)〜工程(f)で搭載、組み込ま
れた部品を、ネジ締め部126にて、組立ロボットE1
45とネジ締めユニット146とにより、ネジ締めし、
シェルフの組立を完了する。 工程(h):組立完了したシェルフはハウジング組込部
127に搬送され、組立ロボットF149によりその開
口部から電子部品の搭載された電子回路基板等のハウジ
ングがバックボード9上に供給、接続され、電子装置の
実装されたシェルフ1が完成する。 工程(i):最後に組立治具排出部128に搬送され
て、シェルフは組立ラインから外され、組立治具70を
スタートラインの組立治具供給部121に搬送する。こ
の後は、上記各工程を繰返し連続的に自動組立が行なわ
れる。
【0025】次に図6で、シェルフ1の自動組立に使用
する組立治具70の一構成例を説明する。同図(a)に
外観斜視図を示すように、72は複数個の位置決め溝7
2´を有するの位置決めレールであり、長方形のベース
71の長手方向に固定されている。73はガイドプレー
トであり、位置決めレール72の間に位置し、ベース7
1の短手方向の端部に固定されると共に、長手方向に位
置する一対のガイドバー83を支持する。ガイドバー8
3に支持され、直立したサイドプレート80a(固定
側)と一体でガイドプレート73に固定された固定板7
4と、ガイドバー83を介して摺動するスライド板75
とがあり、このスライド板75には直立して固定された
サイドプレート80b(可動側)がある。84及び85
は共にシェルフ1の位置決めを担う位置決めピンであ
り、固定板74とスライド板75上の対向した位置にそ
れぞれ固定されている。82はシェルフ1のガイドで各
サイドプレート80側面の所定位置に固定されている。
76はスライド板であり、ガイドバー83を介して摺動
し、位置決めレール72の溝72´で位置決めを行なう
位置決めバー86を有し、サイドプレート80bの背面
を押し付ける移動ネジ79及びナット78を支持するブ
ロック77を有している。
【0026】同図(b)はサイドプレート80b(可動
側)の上部に配設された部品の位置決め手段の要部を拡
大した斜視図、同図(c)はさらに同図(b)の要部断
面図である。同図において273及び274は共にサイ
ドプレート80bの側面に固定されたシェルフ1のガイ
ドであり、軸88及び89を回動自在に支持する。これ
と同様の部品位置決め手段は、対向するサイドプレート
80a(固定側)にも配設されており、対応するガイド
81及び272には図示していないが同様の2本の軸を
支持している。
【0027】回転位置決め爪280、281及びレバー
92を有する回転位置決め爪13は、いずれも軸88に
固定されており、これら爪の内側にはバネ95を支持す
る凹部が形成されてバネ95をサイドプレート80bと
の間に圧縮した状態で支持している。そしてこの軸88
の一端にはラチェット93が固定されており、これとか
み合う固定のレバー91が軸90を中心に回転するよう
にガイド274に取り付けられている。レバー91の一
端は、サイドプレート80bにその一端が固定されたバ
ネ288により張力の掛った状態で係止されている。な
お、両サイドプレート80に設けられている回転位置決
め爪13及び284には、たわみ防止金具や絶縁板等の
部品位置決め用の溝部13a及び284aがそれぞれ設
けられている。
【0028】また、275、276及び87は、いずれ
も軸89に固定された受け爪で、サイドプレート80b
の上部の溝に嵌め込まれたバネ94を受ける。これと同
様に対向するサイドプレート80a側にも回転位置決め
爪282、283、284及び受け爪277、278、
279があり、図示していないがそれぞれ対応する2本
の軸に固定されている。なお、受け爪87及び279に
もそれに対応する回転位置決め爪13及び284と同様
に部品位置決め用の溝部87a(図示せず)、279a
がそれぞれ設けられている。このように回転位置決め爪
280、281及び13と受け爪275、276及び8
7とはそれぞれ対をなし、バネ94、95とラチェット
93の作用により回動自在に構成されている。これら爪
の開閉動作機構について説明すると、先ず、回転位置決
め爪13のレバー92をロボットで外側に倒すと回転位
置決め爪は軸88を支点にして外側に回動しバネ95を
圧縮しながらその先端が開くと共に、ラチェット93が
レバー91の爪にロックされる。この時、受け爪もバネ
94の復元力により軸89を支点に外側に回動してその
先端が開く。次にレバー91の上端をロボットにより内
側に回転するとラチェット93は開放され、バネ95の
復元力により回転位置決め爪は内側に回動しその先端は
閉じる。部品を組まないで上記動作をさせた時には、受
け爪の一部が回転位置決め爪に押圧されてバネ94を圧
縮させながら内側に回動してその先端が閉じる。部品を
組み込んだ時には、絶縁板7が受け爪276で位置決め
され、この爪上を含む絶縁板7上に搭載されたバックボ
ード9が回転位置決め爪281の先端で押圧され、受け
爪276とで挾み込まれ保持される。
【0029】〈実施例2〉次に上記図4〜図6に示した
自動組立装置、組立治具及び組立方法を用いて、図3に
示した本発明のシェルフ1を組立てる具体的な組立方法
の一例を組立装置及び治具の動作と共に図7〜図13に
より説明する。先ず、図7は治具の動作説明図であり、
上下板2、3と左右側板4、5とを仮組み後、組立治具
70の固定板74の位置決めピン84、サイドプレート
80aに固定したガイド81、82、272でガイド位
置決めされるようにサイドプレート80a側に上記仮組
されたシェルフ1を押し付け、左側板4に予め設けられ
た所定形状の複数の切欠き穴270に受け爪277、2
78、279をそれぞれ挿入した状態でセットする(爪
の配置は図6参照)。このとき、サイドプレート80a
の回転位置決め爪282、283、284は、ラチェッ
ト93がロックされそれぞれ上方に回転した位置にあ
る。
【0030】次に図8に示すように移動ネジ79を回転
させることによりスライド板75をシェルフ1側(矢印
方向)に移動させ、ガイド273及び274でシェルフ
1の外形をガイドしながら左側板4と同様に予め右側板
5に設けられた所定形状の複数の切欠き271に受け爪
275、276及び87を挿入させ、ナット78で移動
ネジ79を固定することでシェルフ1を組立治具70に
セットする。図9はこのセットされた状態を示してい
る。この状態で、図4に示した装置のコンベアに投入さ
れ最初の工程(リベットかしめ部122)でシェルフ1
をリベット32でかしめる。なお、リベットかしめは組
立ロボットA133が行なうが、これについては本発明
の要旨でないので詳細説明は省略する。
【0031】次に、図10に示すように、ロボット(図
示せず)で吸着保持した絶縁板7を左側板4側のガイド
272と切欠き穴270から突出した受け爪277との
間でガイドしながら上板2の底面6に搭載して位置決
め、組み込みを行ない、同様の構造を具備した下板3側
においても行なう。続いて、ロボットで第一のたわみ防
止金具10及び絶縁板7を左側板4側の受け爪279と
右側板5側の受け爪87にある溝部279a、87aで
ガイドさせながら左右側板の切り曲げ292及び293
上に搭載することで位置決め、組み込みを行なう。な
お、同図(a)は組立斜視図、同図(b)は、そのA−
A´断面を示したものであり、この工程は図4の部品供
給部A123にて組立ロボットB137が行なう。
【0032】次に、図11に示すように、バックボード
供給部124において組立ロボットC140(図4参
照)によりバックボード9を、サイドプレート80に設
けられたガイド81、272及びガイド273、27
4、さらには左右側板4、5の端部で外形をガイドしな
がら、既に搭載された第一の絶縁板7の上に搭載する。
なお、同図(a)は組立斜視図、同図(b)は、そのA
−A´断面を示したものである。
【0033】そして図12に示すように、ロボットで右
側板5側のレバー91を内側に倒すことによってラチェ
ット93が外れ、回転位置決め爪280、281及び1
3がバネ95の復元力により回転し、これと同様の動作
により対向する左側板4側のレバー285も内側に倒す
ことによって回転位置決め爪282、283、284が
回転し、これら両側の回転位置決め爪でバックボード9
を固定する。このバックボード9上に、第二の絶縁板8
及び第二のたわみ防止金具11を、先ずガイド272
と、受け爪277と同様に切欠き穴270から突出した
回転位置決め爪282との間でガイドしながら順次上板
2側に搭載し、位置決め、組み込みを行ない、同様の方
法で下板3側にも行なう。続いて、ロボットで同じく第
二の絶縁板8及び第二のたわみ防止金具11を左側板4
の回転位置決め爪284と右側板5側の回転位置決め爪
13の溝部284a、13a(図6参照)でガイドさせ
ながら順次搭載することで位置決め、組み込みを行な
う。なお、同図(a)は組立斜視図、同図(b)は、そ
のA−A´断面を示したものである。
【0034】最後に、図13に示すように、ネジ締めし
て絶縁板、バックボード9、たわみ防止金具等の部品を
一括固定する。なお、同図(a)は組立斜視図、同図
(b)は、そのA−A´断面を示したものである。
【0035】〈実施例3〉この例は、実施例1で使用し
た左右側板4、5の切欠き穴270及び271の構造を
変更したものであり、その他の構成は実施例1同様であ
る。以下、図14〜図16を用いて説明する。図14
は、リベットかしめの終了したシェルフ1の斜視図を示
したものである。図示のように、左側板4、右側板5に
設けた切欠き穴270及び271を完全に打ち抜かず
に、図15に要部を示すように一部分を残て他の部分を
切り離し、切り離されたこの部分をシェルフ1の内側へ
突出して凸部16を設けたものである。この凸部16は
バックボード9を搭載するための絶縁板、たわみ防止金
具等の部品を位置決めすると共にそれらを支持する機能
を有する。特に切欠き穴270a及び271aの凸部1
6は、左右側板の中心部に設けられた切り曲げ292及
び293の上部から所定の間隔をおいて、これら切り曲
げの中心線上を対称軸として左右対称に形成されてい
る。そして、この凸部16の相対向する面によって、た
わみ防止金具10、11と絶縁板7、8とを案内し、し
かもこれら部品の側面位置を規制するスリットを構成し
ている。第一のたわみ防止金具10の両端底部は切り曲
げ292及び293で支持され、その上端部はスリット
内に突出して位置決めされる。このスリットに案内され
て第一の絶縁板7が第一のたわみ防止金具10の上に搭
載される。バックボード9は、この絶縁板7上に搭載さ
れ、その長手方向の位置は左右側板4、5の凸部16で
規制される。続いてスリット内に第二の絶縁板8及び第
二のたわみ防止金具11が案内、搭載される。このよう
に本実施例ではこのスリットを構成する凸部16によ
り、絶縁板とバックボード及びたわみ防止金具が位置決
めされるため、実施例1に記載の組立治具70の全てを
必要とせず、部分的に必要なものを選択して組立ること
になり、例えば部品供給部A123及びB125におい
ては部品搭載にロボットを使用するのみでサイドプレー
ト80に設けられた位置決め手段は使用する必要がな
い。
【0036】図16は本実施例の組立手順を示した斜視
図である。組立方法は前述したように左側板4、5に上
下板2、3をリベット32で固定し、その後、たわみ防
止金具10、絶縁板7、バックボード9、絶縁板8、た
わみ防止金具11の順序で組み込み、最後にネジ31で
複数個所固定する。
【0037】〈実施例4〉この例は、バックボード9の
組立に特徴があり、シェルフ1のリベットかしめ工程迄
は前記何れの実施例とも同じである。以下、図17〜図
19により説明すると、図17に示す如くバックボード
9を固定する位置に接着剤18を複数個所塗布し、さら
に絶縁板8に接着剤18を塗布する。また絶縁板7にも
接着剤18を塗布すると共に、たわみ防止金具10にも
接着剤18を塗布する。これらを矢印342方向に各々
重ね合わせ、接着剤18により各々を固定する。図18
に各々を重ね合わせ接着剤18にて固定したバックボー
ドユニット340を示す。このバックボードユニット3
40を図19に示す如くシェルフ1の底面6に、矢印3
43方向から搭載しネジ31にて複数個所締め付けるこ
とにより、組み立てが完成する。この例の場合も組立治
具70上では全部の機能を動作させる必要はなく、例え
ばシェルフ1のリベットかしめ部122、ネジ締め部1
26等を選択して使用すれば良い。なお、左右側板4、
5の切欠き穴270、271の形状については図示のも
のに限らず実施例1及び3に示した形状のものでも良
い。ただし、いずれの実施例の場合にも共通しているこ
とは、リベット位置決め用の切欠き182が、上下板
2、3と左右側板4、5との合わせ目にそれぞれ設けら
れていることであり、この切欠き182に組立治具70
のサイドプレート80の側面に固定されたガイド(例え
ば82)を差し込んでリベットかしめ穴61の位置を正
しく保持した状態でリベットかしめすることである。
【0038】〈実施例5〉図20〜図23は、シェルフ
1の組立において水平移動可能な位置決め爪を用いてシ
ェルフ組立用部品の位置決めを行ない、シェルフ組立動
作を説明する図である。すなわち、実施例1の図6に示
した組立治具70の回転位置決め爪と受け爪との構成
を、回転移動方式から水平移動方式に変更したものであ
り、これらをシェルフの左右側板の切欠き穴にサイドプ
レート80側から水平に出し入れできる構成としたもの
である。以下、組立工程にしたがって順次説明する。
【0039】図20(a)は斜視図、同図(b)はその
A−A´要部断面を示す。左側板4の切欠き穴270に
対応して水平移動可能な位置決め爪A160及び位置決
め爪B161を配置し、シェルフ組立用部品の第一のた
わみ防止金具10及び第一の絶縁板7を予めリベットか
しめされたシェルフ1の底部6の上方から組み込む。
【0040】図21バックボード9を搭載する様子を示
したものである。第一のたわみ防止金具10が上方から
組み込まれて左右側板の切り曲げ292及び293に達
した後、位置決め爪A160がエアシリンダ等で左右か
ら水平方向に前進移動してきて、たわみ防止金具10の
位置決めを行なう。その後、第一の絶縁板7をたわみ防
止金具10の上に組み込む。さらにその上方からバック
ボード9が組み込まれる。なお、同図(a)は斜視図、
同図(b)はそのA−A´要部断面を示す。
【0041】図22は、バックボード9上に絶縁板8、
たわみ防止金具11を搭載する様子を示す。バックボー
ド9が絶縁板7の上に組み込まれた後、位置決め爪B1
61がエアシリンダ等で左右から水平方向に移動してき
て、バックボード9の上面を押さえ、位置決めを行な
う。次に第二の絶縁板8及び第二のたわみ防止金具11
をバックボード9の上方より位置決め爪B161で位置
決めしながら組み込んでいく。なお、同図(a)は斜視
図、同図(b)はそのA−A´要部断面を示す。
【0042】図23は、シェルフ1の底面を構成するバ
ックボードの組立用部品が全て組み込まれた状態を示
し、この後ネジ31で締結すればシェルフ1が完成す
る。組立が完了した後、位置決め爪A160及び位置決
め爪B161はエアシリンダやリニアモータ等の水平移
動手段により左右水平方向に後退移動して原点に戻る。
なお、同図(a)は斜視図、同図(b)はそのA−A´
要部断面を示す。
【0043】〈実施例6〉図24及び図25は、シェル
フにバックボード組立部品を搭載し組み込む際に、部品
の位置決めをより容易とするためにシェルフを構成する
上下板及び左右側板の部品搭載面の構造に改良を加えた
ものであり、実施例1の変形例を示すものである。すな
わち、これらの図面は、予め組立治具70でコーナーが
リベットかしめされたシェルフ1のバックボード搭載側
の開口部に、バックボードの組立用部品を搭載、位置決
めする突起部170を位置決め手段として配設した例を
示している。図24(a)はその斜視図を、同図(b)
はシェルフの底部6を構成する上板2の部品搭載面の一
部を、そして同図(c)は右側板5の部品搭載面となる
切り曲げ293の近傍を、それぞれ示している。これら
の部品搭載面にはいずれも突起部170が設けてあり、
シェルフ組立用部品の位置決めを容易にしている。 図
24(a)に示すように上下板2、3については、バッ
クボードの組立用部品が組み込まれる位置の両端に突起
部170を設け、これに搭載部品の穴を合わせて落しこ
むことにより位置決め可能となる。また、左右側板4、
5については、同図(b)に示すように搭載部品が組み
込まれる切り曲げ292、293上に突起部170を設
け、これに搭載部品の穴を合わせて落しこむことにより
位置決め可能となる。突起部170の高さは搭載される
部品の板厚の合計厚さとほぼ同じ寸法とする。
【0044】図25は、図24に示したように部品搭載
面に突起部170が設けられ、しかも予め組立治具70
でコーナーがリベットかしめされたシェルフ1上に、バ
ックボード組立部品を順次搭載し、組み込んで、ネジ締
めする手順を示す組立図である。先ず、左右側板の切り
曲げ292、293上に設けられた突起部170に第一
のたわみ防止金具10の穴を合わせて落しこみ、次に上
下板2及び3の突起部170、既にたわみ防止金具10
が搭載された切り曲げ292、293の突起部170に
それぞれ第一の絶縁板7の穴、バックボード9の穴を合
わせてそれぞれ落しこんで組み込み、位置決めする。同
様に各突起部170に第二の絶縁板8、第二のたわみ防
止金具11の穴をそれぞれ合わせて落しこみ、位置決め
する。最後にネジ31によりシェルフ組立用部品を締結
することによりシェルフが完成する。
【0045】上記実施例ではシェルフの組立に際し、上
下板と左右側板との固定をいずれもリベット32をかし
めて行ったが、リベットの代わりに例えばボルト・ナッ
トによるネジ締め固定も可能であり、この場合にはリベ
ット位置決め用切欠き182を、ネジ穴位置決め用とす
れば良いことは云うまでもない。なお、このようにして
組立られたシェルフ1のバックボード9上には、その開
口部側から周知の方法により必要とされる回路基板が搭
載、実装されて各種電子装置を構成する。
【0046】
【発明の効果】本発明により、上記の通り所期の目的を
達成することができた。すなわち、各組立部品をその都
度人手等により位置決め、保持しながら組み込むといっ
た従来の作業が簡素化され、かつ搬送しながら部品組み
込みを行なう自動組立が可能となった。また、絶縁板保
持用テープ部品が不要となり、部品点数を削減すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシェルフ組立方法を示す斜視図。
【図2】同じく従来のシェルフ構成例を示す外観斜視
図。
【図3】本発明の一実施例となる実施例1のシェルフ組
立方法を示す組立斜視図。
【図4】同じく実施例1となる自動組立装置の概略斜視
図。
【図5】同じく実施例1となる自動組立装置の動作フロ
ーチャート。
【図6】同じく実施例1となる組立治具の概要を示した
斜視図。
【図7】同じく実施例2となり、実施例1の組立治具を
用て組立動作の概要を説明する斜視図。
【図8】同じく実施例2となる組立動作の概要を説明す
る斜視図。
【図9】同じく実施例2となる組立動作の概要を説明す
る斜視図。
【図10】同じく実施例2となる組立動作の概要を示す
説明図。
【図11】同じく実施例2となる組立動作の概要を示す
説明図。
【図12】同じく実施例2となる組立動作の概要を示す
説明図。
【図13】同じく実施例2となる組立動作の概要を示す
説明図。
【図14】同じく実施例3となるシェルフの外観斜視
図。
【図15】同じく実施例3となる右側板の要部斜視図。
【図16】同じく実施例3となる組立方法の概要を示す
斜視図。
【図17】同じく実施例4となるバックボード組立方法
を示す斜視図。
【図18】同じく実施例4となるバックボードユニット
の斜視図。
【図19】同じく実施例4となるバックボードユニット
をシェルフに組み込む斜視図。
【図20】同じく実施例5となる他の組立治具を用いた
組立動作の概要説明図。
【図21】同じく実施例5となる組立動作の概要説明
図。
【図22】同じく実施例5となる組立動作の概要説明
図。
【図23】同じく実施例5となる組立動作の概要説明
図。
【図24】同じく実施例6となるシェルフの部品搭載面
にバックボード組立部品の搭載位置決め突起部を設けた
要部斜視図。
【図25】同じく実施例6となるシェルフにバックボー
ド組立部品を搭載、固定する組立斜視図。
【符号の説明】
1…シェルフ、 2…上板、3
…下板、 4…左側板、5
…右側板、 6…上下板の底
面、7…第一の絶縁板、 8…第一
の絶縁板、9…バックボード、 10
…第一のたわみ防止金具、11…第二のたわみ防止金
具、 12…切り曲げ、13…回転位置決め爪、
13a…溝部、16…凸部、
18…接着剤、30…位置決めピン、
31…ネジ、32…リベット、
60…ネジ穴、61…かしめ穴、
65…レール、70…組立治具、
71…ベース、72…位置決めレール、
72´…位置決め溝、73…ガイドプレート、
74…固定板、75、76…スライド
板、 77…ブロック、78…ナット、
79…移動ネジ、80…サイドプレ
ート、 81、82…ガイド、83…ガイドバ
ー、 84、85…位置決めピン、86…位
置決めバー、 87…受け爪、87a…
溝部、 88、89…軸、91、92…
レバー、 93…ラチェット、94、9
5…バネ、 120…架台、121…組
立治具供給部、 122…リベットかしめ部、
123…部品供給部A、 124…バックボ
ード供給部、125…部品供給部B、 12
6…ネジ締め部、127…ハウジング組込部、
128…組立治具排出部、129…搬送ユニットA、
130…搬送ユニットB、131…搬送ユニッ
トC、 132…搬送ユニットD、133…組
立ロボットA、 135…搬送ユニットE、1
37…組立ロボットB、 138…搬送ユニッ
トF、140…組立ロボットC、 141…搬
送ユニットG、143…組立ロボットD、 1
44…搬送ユニットH、145…組立ロボットE、
146…ネジ締めユニット、147…搬送ユニッ
トI、 148…ハウジング供給ユニット、1
49…組立ロボットF、 150…搬送ユニッ
トJ、160、161…水平移動可能な位置決め爪、1
70…突起部、 182…リベット位
置決め用切り欠き、270、271…切欠き穴、27
2、273、274…ガイド、275、276、27
7、278、279…受け爪、279a…溝部、28
0、281、282、283、284…回転位置決め
爪、284a…溝部、 285…レバ
ー、288…バネ、291…箱状部品(予め仮組された
シェルフ)、292、293…切り曲げ、 340
…バックボードユニット。
フロントページの続き (72)発明者 上田 章二 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 滝本 弘孝 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 又平 浩 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 川端 稔 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (72)発明者 菊地 正浩 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平3−101299(JP,A) 特開 平3−187294(JP,A) 実開 平3−109389(JP,U) 実開 平1−174980(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 7/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下レール板と左右側板とを箱状部品に
    仮組し、その一方のバックボード搭載面となる開口部を
    上向きにして組立治具上に搭載、位置決めする工程と、
    前記仮組された箱状部品のコーナー部に設けられたリ
    ベット位置決め用切り欠きに、前記組立治具の位置決め
    ガイドが挿入された状態でリベットかしめする工程と、
    前記リベットかしめされた箱状部品のバックボード搭
    載面に、バックボード組立部品を組込み、位置決めする
    工程と、前記バックボード組立部品を前記箱状部品に
    固定し、シェルフ構造体を形成する工程と、前記組立
    治具からシェルフ構造体を取り外し、組立治具を次工程
    の搬送ユニットに排出する組立治具排出工程とを有して
    成るシェルフ構造体の自動組立方法。
  2. 【請求項2】上記のリベットかしめされた箱状部品の
    バックボード搭載面に、バックボード組立部品を組込
    み、位置決めする工程において、前記バックボード組立
    部品の供給を、ロボットで前記箱状部品の搭載面へ供給
    するように構成して成る請求項記載のシェルフ構造体
    の自動組立方法。
  3. 【請求項3】上下レール板と左右側板とを箱状部品に
    仮組し、その一方のバックボード搭載面となる開口部を
    上向きにして組立治具上に搭載、位置決めする手段と、
    前記仮組された箱状部品のコーナー部に設けられたリ
    ベット位置決め用切り欠きに、前記組立治具の位置決め
    ガイドが挿入された状態でリベットかしめする手段と、
    前記リベットかしめされた箱状部品のバックボード搭
    載面に、バックボード組立部品を組込み、位置決めする
    手段と、前記バックボード組立部品を前記箱状部品に
    固定し、シェルフ構造体を組立る手段と、前記組立治
    具からシェルフ構造体を取り外し、組立治具を次工程に
    排出する組立治具排出手段と、前記各手段間を接続す
    る組立治具搬送手段とを有して成るシェルフ構造体の自
    動組立装置。
  4. 【請求項4】長方形のベース上に一方が固定され他方
    がガイドバーに沿ってスライドする一対のサイドプレー
    トと、前記一対のサイドプレート間に箱状部品を搭載
    し、一方の側板を前記サイドプレートの固定側に寄せる
    と共に、他方の側板に可動側のサイドプレートを押付け
    て位置決めする手段と、前記サイドプレートに配設さ
    れ複数の位置決め爪と受け爪とを備えたバックボード組
    立部品の位置決め手段と、前記各爪を回転もしくは水
    平移動させることにより箱状部品の切欠き穴に出し入れ
    し、前記バックボード組立部品の位置決め手段を駆動す
    る手段とを有して成るシェルフ構造体の組立治具。
  5. 【請求項5】上記の複数の位置決め爪を、回転位置決
    め爪として同軸上に複数個配設すると共に、その軸上の
    一端にはラチェットを接続して成る請求項記載のシェ
    ルフ構造体の組立治具。
  6. 【請求項6】上記爪の回転駆動手段を、上記ラチェット
    によるラチェット機構と、サイドプレートと爪との間に
    配設したバネの弾性力とを利用した構成となし、前記ラ
    チェットの開閉動作に基づいて回転駆動するようにして
    成る請求項記載のシェルフ構造体の組立治具。
  7. 【請求項7】上記の受け爪を、上記回転位置決め爪と
    は異なる軸上に、前記回転位置決め爪に対応させて複数
    個配設すると共に、上記サイドプレートと前記受け爪と
    の間にバネを圧入して成る請求項記載のシェルフ構造
    体の組立治具。
  8. 【請求項8】上記一対のサイドプレートの両側面に、互
    いにその先端をシェルフ搭載側に突出させたシェルフ位
    置決め用イドを複数個配設、固定して成る請求項乃至
    7の何れか一つに記載のシェルフ構造体の組立治具。
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