JP2532499Y2 - ユニット収容装置 - Google Patents

ユニット収容装置

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JP2532499Y2
JP2532499Y2 JP324591U JP324591U JP2532499Y2 JP 2532499 Y2 JP2532499 Y2 JP 2532499Y2 JP 324591 U JP324591 U JP 324591U JP 324591 U JP324591 U JP 324591U JP 2532499 Y2 JP2532499 Y2 JP 2532499Y2
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JP
Japan
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backboard
plate
bottom plate
side plate
locking
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JP324591U
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JPH0499886U (ja
Inventor
浩美 佐藤
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は制御機器等で用いられ
る、プリント基板を用いて構成されるユニットを収容す
る装置に係り、特に組立て容易な筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】制御機器では、信号の入出力を担当する
入出力ユニット、信号処理を担当するCPUユニット、
各ユニットに電力を供給する電源ユニット等が用いられ
ている。これらのユニットは、単数若しくは複数のプリ
ント基板を用いて構成され、カ―ドとも呼ばれている。
ユニット収容装置は、例えば本出願人の提案に係る実開
昭58−184889号公報にも開示されており、これ
らユニットを収容するものである。
【0003】図5は従来装置の構成斜視図で、組立状態
を示している。図において、底板10は側面側の端部を
下側に折り曲げたもので、プリント基板の装着に利用さ
れるレ―ル12が左右の側辺方向に数組並んでいる。天
板20は底板10と対向して設置されるもので、レ―ル
12と対になる挿入ガイド(図示せず)が底板10側に
設けられていると共に装着されたプリント基板から熱を
逃がす通気孔22が設けられている。側板30は収容す
るプリント基板の幅よりも僅かに高いもので、外側には
キャビネット(実開平1−180103号参照)に取付
ける際使用する取付けブラケット32が設けられてい
る。バックボ―ド40はプリント基板と接続されるコネ
クタが設けられるもので、各コネクタはバスで接続され
ていると共に各レ―ル12と対になる関係で設けられて
いる。取付けブラケット42はバックボ―ド40の背面
に固定されたもので、キャビネットに対する取付けと筐
体全体の補強に用いられる。しきり板50は筐体内部を
二室に区分するもので、一方の室に電源ユニットを収容
し、他方の室に他のユニットを収容して、スイッチング
ノイズの影響を低減する。
【0004】この様に構成された装置では、次のように
部材の組立が成される。底板10と天板20に対して、
しきり板50は矢印A10及びA20方向からリベット
固定されている。側板30は底板10及び天板20に対
して矢印A30方向からリベット固定され、取付けブラ
ケット32は側板30に対して矢印A32から同じくリ
ベット固定されている。バックボ―ド40は底板10、
天板20及び側板30に対して矢印A40方向からリベ
ット固定されていると共に、取付けブラケット42が矢
印A42方向からネジ止めされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この様
にリベットやネジを多数用いて固定することは、組立時
間の増大を招来するという課題があった。またリベット
やネジを締める方向が部材によって区々なので、筐体を
回転させながら作業をしなければならず量産性が低下す
るという課題があった。本考案はこのような課題を解決
したもので、リベットやネジによる固定箇所を削減して
組立て性の良いユニット収容装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本考案は、バックボ―ド(40)の端部と当接する後
ろつば部(14)、側面の端部と当接する側方つば部
(16)、側面の係止を行なうつめ部(18)を有する
底板(10)と、当該バックボ―ドの前記端部と対向す
る端部と当接する後ろつば部(24)、当該側面の前記
端部と対向する端部と当接する側方つば部(26)、側
面の係止を行なうつめ部(28)を有する天板(20)
と、 前記つめ部の挿入を案内する打出し部(36)、
前記底板または天板が側板に対して所定の係合位置にあ
るとき前記つめ部が係止される係止部(37)、前記バ
ックボ―ドと係合する後ろしろ部(34)を有する側板
(30)とを具備することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案の各構成要素はつぎの作用をする。後ろ
つば部は、バックボ―ドと底板・天板間の係合を確実に
している。側方つば部は側板と底板・天板間の係合を確
実にし、つめ部は打出し部及び係止部と協働して係止を
担当する。後ろしろ部はバックボ―ドと側板の係合を容
易にしている。この結果、リベットやネジによる固定箇
所が減少する。
【0008】
【実施例】以下図面を用いて、本考案を説明する。図1
は本考案の一実施例を示す構成斜視図で、組立状態を示
している。尚図1において、前記図5と同一作用をする
ものには同一符号をつけ説明を省略する。図において、
後ろつば部14は底板10のバックボ―ド40側に設け
られたもので、バックボ―ド40を差し込む際の案内と
組立時の支持を担当する。側方つば部16は底板10の
左右側板30の装着される辺に設けられたもので、側板
30の端部と重なり合う。つめ部18は側板30の係止
を行なうもので、従来リベットが担当していた底板10
と側板30間の固定を行なう。
【0009】通気孔22は矩形の開口部で、この矩形開
口部間の境界にはレ―ル23が設けられており、プリン
ト基板の挿入を案内している。後ろつば部24は天板2
0のバックボ―ド40側に設けられたもので、バックボ
―ド40を差し込む際の案内と組立時の支持を担当す
る。側方つば部26は天板20の左右側板30の装着さ
れる辺に設けられたもので、側板30の端部と重なり合
う。つめ部28は側板30の係止を行なうもので、従来
リベットが担当していた天板20と側板30間の固定を
行なう。
【0010】後ろしろ部34は側板30のバックボ―ド
40側端部を折り曲げたもので、バックボ―ド40と重
なり必要時にはネジ若しくはリベットによる固定を可能
にしている。前しろ部35は側板30の正面側を折り曲
げたもので、フロントパネルを取付けて収容したプリン
ト基板を覆う場合などに用いる。打出し部36は側板3
0の一部を打出し加工して形成したもので、つめ部18
の挿入を案内する。係止部37はつめ部18を係止する
もので、これにより底板10又は天板20が側板30に
対して予め定められた位置関係にあるとき固定が成され
る。バックボ―ド40の四辺は、後ろつば部14,24
及び後ろしろ部34と当接している。
【0011】図2はつめ部18と打出し部36の要部拡
大図である。つめ部18は側方つば部16に対してT字
状に突出したもので、各辺に2箇所設けられている。つ
め部18の先端には四辺形状の係合穴部19が設けられ
ている。打出し部36はここでは鉤状に二個一組で設け
られており、中間にはすり割りが入っている。さん部3
8は打出し部36の加工に付随して生じた窓の中間に存
在する骨組みで、つめ部18を打出し部36に挿入する
際に先端が外側に突き出るのを防止している。係止部3
7は斜面を有する突起部で、係合穴部19が係止され
る。
【0012】このように構成された装置の組立作業をは
次の〜の手順で行なう。 底板10を置く。 側板30を底板10に差し込み、打出し部36につ
め部18を挿入する。 バックボ―ド40を、図中後ろつば部14及び後ろ
しろ部34に示した黒三角印▲の内側にいれる。 天板20のつめ部28を側板30の打出し部36に
差し込む。 取付けブラケット32を側板30に装着する。(予
め取付けブラケット32を側板30に固定した状態で組
立てても良い)。
【0013】図3は本考案の他の実施例の説明図であ
る。以下、図1の実施例と相違する部分のみ説明する。
打出し部36の形状はコの字状に打出したもので、すり
割りを設けていない。取付けブラケット32の固定は、
底板10に対しては一端に設けた固定穴322をリベッ
ト穴19と位置合わせして、リベット60で止める。他
方、側板30に対しては側板30に取付穴302を設
け、取付けブラケット32の一部に設けた鉤部324と
係合させて止める。
【0014】図4は係合関係を示す要部断面図で、
(A)は側板30と底板10若しくは天板20、(B)
は底板10とバックボ―ド40、(C)は側板30と取
付けブラケット32を示している。つめ部18は打出し
部36によりつめ部18幅方向の変位を拘束され、係止
部37と係合穴部19の係合によりつめ部18長手方向
の変位も拘束される。バックボ―ド40は後ろつば部1
4と底板10縁に設けられた窪みに差し込まれる。側板
30と取付けブラケット32も鍵部324と取付穴30
2の係合により、係止される。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば次
のような実用上の効果がある。 底板10又は天板20と側板30との係止を、つめ
部18と打出し部36を用いて行なっているので、リベ
ットやネジの本数が削減できると共に一方向からの組立
てが可能になって組立効率が増大する。 バックボ―ド40の縁は、後ろつば部14,24や
後ろしろ部34を用いて重ね合わせる形状としているの
で、シ―ルド効果が高く維持できると共に、組立作業の
際バックボ―ド40の姿勢が確保できて組立が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成斜視図である。
【図2】つめ部18と打出し部36の要部拡大図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例の説明図である。
【図4】係合関係を示す要部断面図である。
【図5】従来装置の構成斜視図である。
【符号の説明】
10…底板 14,24…後ろつば部 16,26…側方つば部 18,28…つめ部 20…天板 30…側板 32…取付けブラケット 34…後ろしろ部 36…打出し部 37…係止部 40…バックボ―ド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックボ―ド(40)の端部と当接する後
    ろつば部(14)、側面の端部と当接する側方つば部
    (16)、側面の係止を行なうつめ部(18)を有する
    底板(10)と、当該バックボ―ドの前記端部と対向す
    る端部と当接する後ろつば部(24)、当該側面の前記
    端部と対向する端部と当接する側方つば部(26)、側
    面の係止を行なうつめ部(28)を有する天板(20)
    と、前記つめ部の挿入を案内する打出し部(36)、前
    記底板または天板が側板に対して所定の係合位置にある
    とき前記つめ部が係止される係止部(37)、前記バッ
    クボ―ドと係合する後ろしろ部(34)を有する側板
    (30)と、を具備することを特徴とするユニット収容
    装置。
JP324591U 1991-02-01 1991-02-01 ユニット収容装置 Expired - Lifetime JP2532499Y2 (ja)

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JPH0499886U JPH0499886U (ja) 1992-08-28
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