JP2561226Y2 - プリント基板の補強構造 - Google Patents
プリント基板の補強構造Info
- Publication number
- JP2561226Y2 JP2561226Y2 JP3266093U JP3266093U JP2561226Y2 JP 2561226 Y2 JP2561226 Y2 JP 2561226Y2 JP 3266093 U JP3266093 U JP 3266093U JP 3266093 U JP3266093 U JP 3266093U JP 2561226 Y2 JP2561226 Y2 JP 2561226Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- printed circuit
- reinforcing plate
- board
- notch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリント基板の補強構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マザーボード等として使用されるプリン
ト基板には、例えばドータボードの抜き差し時に実装面
に負荷される垂直荷重による反り等の有害な変形を防止
するために、補強プレートを使用した補強がなされる。
ト基板には、例えばドータボードの抜き差し時に実装面
に負荷される垂直荷重による反り等の有害な変形を防止
するために、補強プレートを使用した補強がなされる。
【0003】そして、従来、かかるプリント基板の補強
構造としては、図4に示すものが提案されている。すな
わち、この従来例において、補強プレート5は、平板状
の主体部5aの対向する一対の辺縁を折曲して断面コ字
状に形成される。
構造としては、図4に示すものが提案されている。すな
わち、この従来例において、補強プレート5は、平板状
の主体部5aの対向する一対の辺縁を折曲して断面コ字
状に形成される。
【0004】また、上記補強プレート5の折曲された立
ち上げ壁7には、固定用舌片8が折曲形成され、補強プ
レート5は、該固定用舌片8をネジ止めしてプリント基
板2に固定される。
ち上げ壁7には、固定用舌片8が折曲形成され、補強プ
レート5は、該固定用舌片8をネジ止めしてプリント基
板2に固定される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例においては、ネジ止めするための領域にパターンを通
すと、ネジ16の頭部16a等によるショートの危険性
があるために、図4(b)に示すように、この領域をパ
ターン禁止エリア9として設定する必要がある。
例においては、ネジ止めするための領域にパターンを通
すと、ネジ16の頭部16a等によるショートの危険性
があるために、図4(b)に示すように、この領域をパ
ターン禁止エリア9として設定する必要がある。
【0006】この結果、プリント基板2の表面を有効に
パターン形成領域として利用することができず、とりわ
け、図4(a)に示すように、プリント基板2の中央部
にパターン禁止エリア9が設定される場合には、該部位
においてパターンの絞り込み等の必要が生じ、無用な配
線の引き回し等をやむなくされるという欠点を有するも
のであった。
パターン形成領域として利用することができず、とりわ
け、図4(a)に示すように、プリント基板2の中央部
にパターン禁止エリア9が設定される場合には、該部位
においてパターンの絞り込み等の必要が生じ、無用な配
線の引き回し等をやむなくされるという欠点を有するも
のであった。
【0007】本考案は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、プリント基板の表面を全面に渡って有
効な配線領域として利用することのできるプリント基板
の補強構造を提供することを目的とする。
たものであって、プリント基板の表面を全面に渡って有
効な配線領域として利用することのできるプリント基板
の補強構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば上記目的
は、実施例に対応する図1に示すように、対向する一対
の辺縁に切欠1を備えたプリント基板2と、切欠1が形
成される辺縁に対応する辺縁に立ち上がり壁3を備える
とともに、該立ち上がり壁3に隣接する一の辺縁に固定
片4を立ち上げた補強プレート5とを備え、かつ、立ち
上がり壁3には、切欠1を挿通し、プリント基板2の反
対面に突出する係止フック6aが設けられ、前記補強プ
レート5は、固定片4がプリント基板2に止着されると
ともに、係止フック6aによりプリント基板2の両側縁
を係止して固定されるプリント基板2の補強構造を提供
することにより達成される。
は、実施例に対応する図1に示すように、対向する一対
の辺縁に切欠1を備えたプリント基板2と、切欠1が形
成される辺縁に対応する辺縁に立ち上がり壁3を備える
とともに、該立ち上がり壁3に隣接する一の辺縁に固定
片4を立ち上げた補強プレート5とを備え、かつ、立ち
上がり壁3には、切欠1を挿通し、プリント基板2の反
対面に突出する係止フック6aが設けられ、前記補強プ
レート5は、固定片4がプリント基板2に止着されると
ともに、係止フック6aによりプリント基板2の両側縁
を係止して固定されるプリント基板2の補強構造を提供
することにより達成される。
【0009】
【作用】本考案に係るプリント基板の補強構造は、プリ
ント基板2の切欠1を補強プレート5の係止フック6a
で係止し、かつ、プリント基板2を補強プレート5の立
ち上がり壁3の固定片4により止着する。
ント基板2の切欠1を補強プレート5の係止フック6a
で係止し、かつ、プリント基板2を補強プレート5の立
ち上がり壁3の固定片4により止着する。
【0010】上記構成により、プリント基板2は、前面
部、および側縁部において補強プレート5により支持さ
れ、反り等による有害な変形が防止される。さらに、プ
リント基板2に止着するネジを少なくすることができ、
プリント基板2のパターン禁止エリアを可及的に少なく
することが可能になる。
部、および側縁部において補強プレート5により支持さ
れ、反り等による有害な変形が防止される。さらに、プ
リント基板2に止着するネジを少なくすることができ、
プリント基板2のパターン禁止エリアを可及的に少なく
することが可能になる。
【0011】また、請求項2記載の考案においては、補
強プレート5の係止フック6aに下方係止フック6bを
設け、係止フック6aは、係止フック6aと協働してプ
リント基板2を挟み付けることにより、さらに、プリン
ト基板の反り等の有害な変形を防止する。下方への移動
をたわみを防止する。
強プレート5の係止フック6aに下方係止フック6bを
設け、係止フック6aは、係止フック6aと協働してプ
リント基板2を挟み付けることにより、さらに、プリン
ト基板の反り等の有害な変形を防止する。下方への移動
をたわみを防止する。
【0012】
【実施例】以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1に本考案の実施例を示
す。この実施例において、プリント基板2の補強は、該
プリント基板2の裏面に補強プレート5を固定してなさ
れる。
基づいて詳細に説明する。図1に本考案の実施例を示
す。この実施例において、プリント基板2の補強は、該
プリント基板2の裏面に補強プレート5を固定してなさ
れる。
【0013】プリント基板2には、回路パターンにより
相互に接続される回路素子が実装される(図示せず)と
ともに、表面には、ドータボード10、10・・を連結
するための複数のコネクタ11、11・・が実装され
る。
相互に接続される回路素子が実装される(図示せず)と
ともに、表面には、ドータボード10、10・・を連結
するための複数のコネクタ11、11・・が実装され
る。
【0014】また、このプリント基板2の対向する辺縁
には、後述する補強プレート5の係止フック6aを係止
するための切欠1が設けられ、さらに、これら切欠1が
設けられる辺縁に直交する辺縁には、ネジ挿通孔12が
設けられる。
には、後述する補強プレート5の係止フック6aを係止
するための切欠1が設けられ、さらに、これら切欠1が
設けられる辺縁に直交する辺縁には、ネジ挿通孔12が
設けられる。
【0015】補強プレート5は、切欠1が設けられたプ
リント基板2の辺縁に対向した2辺を折曲して立ち上が
り壁3を形成した板金製部材であり、立ち上がり壁3の
後端上部をさらに後方に延長させて係止フック6aが形
成される。
リント基板2の辺縁に対向した2辺を折曲して立ち上が
り壁3を形成した板金製部材であり、立ち上がり壁3の
後端上部をさらに後方に延長させて係止フック6aが形
成される。
【0016】さらに、立ち上がり壁3に隣接する一の辺
縁端部には、断面L字状の固定片4が立ち上げられてお
り、該固定片4には、板厚により必要であればバーリン
グ加工が施された後、ネジ孔13が設けられる。
縁端部には、断面L字状の固定片4が立ち上げられてお
り、該固定片4には、板厚により必要であればバーリン
グ加工が施された後、ネジ孔13が設けられる。
【0017】なお、固定片4が設けられる辺の中央部に
は、補強プレート5のたわみを防止するために補強壁1
4が折曲形成される。また、補強プレート5の中央部に
は、支持片15が切り起こされる。支持片15の高さ
は、ドータボード10を実装する時の過度のたわみを押
さえ、かつ、運転時におけるプリント基板2のパターン
とのショートを防ぐため、プリント基板2の裏面との間
にわずかな間隙が形成されるように設定される。
は、補強プレート5のたわみを防止するために補強壁1
4が折曲形成される。また、補強プレート5の中央部に
は、支持片15が切り起こされる。支持片15の高さ
は、ドータボード10を実装する時の過度のたわみを押
さえ、かつ、運転時におけるプリント基板2のパターン
とのショートを防ぐため、プリント基板2の裏面との間
にわずかな間隙が形成されるように設定される。
【0018】次に、プリント基板2への補強プレート5
の固定手順を図2を用いて説明する。まず、補強プレー
ト5の係止フック6aをプリント基板2の切欠1に下方
から挿通させた後、後方に移動させて、該係止フック6
aをプリント基板2の切欠1の周縁に係止させ、次い
で、ネジ挿通孔12を貫通させてネジ孔13にネジ16
をねじ込んで、補強プレート5をプリント基板2に固定
する。
の固定手順を図2を用いて説明する。まず、補強プレー
ト5の係止フック6aをプリント基板2の切欠1に下方
から挿通させた後、後方に移動させて、該係止フック6
aをプリント基板2の切欠1の周縁に係止させ、次い
で、ネジ挿通孔12を貫通させてネジ孔13にネジ16
をねじ込んで、補強プレート5をプリント基板2に固定
する。
【0019】なお、補強プレート5が固定されたプリン
ト基板2は、図2(b)に示すように固定片4を筐体1
9側の固定板17の溝18にはめ込んで、筐体19に装
着される。
ト基板2は、図2(b)に示すように固定片4を筐体1
9側の固定板17の溝18にはめ込んで、筐体19に装
着される。
【0020】この状態において、コネクタ11にドータ
ボード10をプラグインする場合、プリント基板2は、
前方の一側縁の下方が補強プレート5の固定片4により
支持され、同時に直交する二側縁は、上方から係止フッ
ク6aにより押さえられ、上方へのたわみが防止され
る。
ボード10をプラグインする場合、プリント基板2は、
前方の一側縁の下方が補強プレート5の固定片4により
支持され、同時に直交する二側縁は、上方から係止フッ
ク6aにより押さえられ、上方へのたわみが防止され
る。
【0021】さらに、ドータボード10のプラグイン時
に過度の挿入力が加えられた場合には、補強プレート5
の支持片15がプリント基板2の裏面に当接し、過度の
たわみを阻止する(図2(a)参照)。
に過度の挿入力が加えられた場合には、補強プレート5
の支持片15がプリント基板2の裏面に当接し、過度の
たわみを阻止する(図2(a)参照)。
【0022】本考案の他の実施例を図3に示す。なお、
本実施例の説明において、上述した実施例と同一の構成
は、図中に同一の符号を付して説明を省略する。この実
施例において、係止フック6aの下方には、上記係止フ
ック6aとの間にプリント基板2の板厚に略等しい間隔
を置いて下方係止フック6bが設けられる。
本実施例の説明において、上述した実施例と同一の構成
は、図中に同一の符号を付して説明を省略する。この実
施例において、係止フック6aの下方には、上記係止フ
ック6aとの間にプリント基板2の板厚に略等しい間隔
を置いて下方係止フック6bが設けられる。
【0023】したがって、この実施例において、プリン
ト基板2の側縁は、係止フック6aと下方係止フック6
bにより上下から挟み込まれるため、プリント基板2が
上にも下にも移動しないこととなるために、ドータボー
ド10のプラグイン時のプリント基板2のたわみが確実
に防止される。
ト基板2の側縁は、係止フック6aと下方係止フック6
bにより上下から挟み込まれるため、プリント基板2が
上にも下にも移動しないこととなるために、ドータボー
ド10のプラグイン時のプリント基板2のたわみが確実
に防止される。
【0024】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、プリント基板の対向する辺縁の切欠を係止フ
ックで係止し、かつ、立ち上がり壁に隣接する一の辺縁
に固定片を立ち上げてプリント基板を止着し、さらに、
プリント基板の辺縁に対向した立ち上がり壁を設けたの
で、プリント基板に止着するネジを少なくすることがで
き、プリント基板のパターン禁止エリアを可及的に少な
くできる。
によれば、プリント基板の対向する辺縁の切欠を係止フ
ックで係止し、かつ、立ち上がり壁に隣接する一の辺縁
に固定片を立ち上げてプリント基板を止着し、さらに、
プリント基板の辺縁に対向した立ち上がり壁を設けたの
で、プリント基板に止着するネジを少なくすることがで
き、プリント基板のパターン禁止エリアを可及的に少な
くできる。
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の詳細を示す図で、(a)は側面図、
(b)は筐体にプリント基板2を固定する状態を示す斜
視図である。
(b)は筐体にプリント基板2を固定する状態を示す斜
視図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示す図である。
【図4】従来例を示す図で、(a)は分解斜視図、
(b)は(a)のB部拡大図である。
(b)は(a)のB部拡大図である。
1 切欠 2 プリント基板 3 立ち上がり壁 4 固定片 5 補強プレート 6a 係止フック 6b 下方係止フック
Claims (2)
- 【請求項1】対向する一対の辺縁に切欠(1)を備えた
プリント基板(2)と、 切欠(1)が形成される辺縁に対応する辺縁に立ち上が
り壁(3)を備えるとともに、該立ち上がり壁(3)に
隣接する一の辺縁に固定片(4)を立ち上げた補強プレ
ート(5)とを備え、 かつ、立ち上がり壁(3)には、切欠(1)を挿通し、
プリント基板(2)の反対面に突出する係止フック(6
a)が設けられ、 前記補強プレート(5)は、固定片(4)がプリント基
板(2)に止着されるとともに、係止フック(6a)に
よりプリント基板(2)の両側縁を係止して固定される
プリント基板の補強構造。 - 【請求項2】前記立ち上がり壁(3)には、係止フック
(6a)と協働してプリント基板(2)の表裏面を挟み
付ける下方係止フック(6b)が設けられる請求項1記
載のプリント基板の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266093U JP2561226Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | プリント基板の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266093U JP2561226Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | プリント基板の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073159U JPH073159U (ja) | 1995-01-17 |
JP2561226Y2 true JP2561226Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12365026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3266093U Expired - Lifetime JP2561226Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | プリント基板の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561226Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP3266093U patent/JP2561226Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH073159U (ja) | 1995-01-17 |
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