JPH0140205Y2 - - Google Patents

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JPH0140205Y2
JPH0140205Y2 JP6183383U JP6183383U JPH0140205Y2 JP H0140205 Y2 JPH0140205 Y2 JP H0140205Y2 JP 6183383 U JP6183383 U JP 6183383U JP 6183383 U JP6183383 U JP 6183383U JP H0140205 Y2 JPH0140205 Y2 JP H0140205Y2
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chassis
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screw
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、シヤーシ、回路装置および上カバー
より構成される電子機器に係わり、特に組立てを
容易に行なえるようにした電子機器の筐体構造に
関する。
〔考案の技術的背景〕
従来、通信機等の電子機器の筐体構造として、
シヤーシと印刷配線板を用いた回路装置と上カバ
ーとから構成されるものがある。第1図は、その
構造の一例を示すものである。同図において、1
はシヤーシであり、このシヤーシ1は一対の側面
板11a,11bを有し、底部に4個のボス1
2,12を設けたものからなつている。また回路
装置2は、電子回路を形成した印刷配線板21の
前端部および後端部に、それぞれ前面パネル22
および背面板23を固定したものからなり、ねじ
24,24を透孔25,25を介して前記シヤー
シ1のボス12,12に螺着することによりシヤ
ーシ1に固定されるようになつている。そして、
回路装置2を固定したシヤーシ1には、ねじ31
を透孔32を介して前記シヤーシ1の側面板11
a,11bに設けたねじ孔13,13に螺着する
ことにより上カバー3が取り付けられる。このよ
うな構造であれば、回路装置2をシヤーシ1とは
別に製作して、完成したものをシヤーシ1に取付
ければよいので、回路装置2を比較的楽に製作す
ることができる。
〔背景技術の問題点〕
ところが、前記従来の筐体構造は、回路装置2
の固定および上カバー3の取付けをすべてねじ2
4,31により行なつているため、組立てに際し
てねじの締め付け個所が多い。また、回路装置2
固定用のねじ24,24は、印刷配線板21の部
品密集部分にて締め付け操作することになるの
で、組立て作業性が悪く、前記多数のねじを必要
とすることと相まつて組立てに手間と時間がかか
る欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、組立ておよび保守点検等を簡単に行
えて取扱い性に優れ、かつシヤーシ、回路装置お
よび上カバー間でガタツキを生じ難くして構造の
安定な電子機器の筐体構造を提供するを目的とす
る。
〔考案の概要〕
本考案は、上記目的を達成するために、シヤー
シおよび回路装置の一端部に係合部を設け、上記
シヤーシおよび回路装置の他端部の互いに対応す
る位置にそれぞれ係合凹部を設けるとともに、上
カバーの上記係合凹部と対応する位置に上記係合
凹部に係合する係合凸部を設け、上記上カバーの
一端部にねじ孔をこのねじ孔に螺着されるねじの
軸方向と上記係合凹部および係合凸部の係合方向
とを一致させて設け、上記シヤーシおよび回路装
置のうちいずれか一方の一端部でかつ上記ねじの
軸方向に対し直交する面に上記ねじが挿通する透
孔を形成し、さらに上記係合凸部と上記ねじ孔と
の間の設置間隔を上記係合凹部と上記透孔との間
の設置間隔以下に設定し、上記係合部を係合させ
ることにより上記シヤーシと上記回路装置とを一
体化し、かつ上記ねじの螺着動作により上記上カ
バーを上記シヤーシおよび回路装置に対し上記ね
じの螺着方向とは反対方向に相対移動させて上記
係合凸部を上記係合凹部の最深部に当接させて係
合させるように構成したものである。
この結果、本考案によれば、シヤーシおよび回
路装置の一端部側と、シヤーシ、回路装置および
上カバーの他端部側とは、それぞれ係合構造によ
り仮固定され、この状態で上カバーおよびシヤー
シ或いは回路装置の一端部にねじが螺着されるこ
とにより、機器全体は一体的に固定される。この
ため、組み立てに際し作業者は、機器の一端部側
からねじを螺着するだけで、つまり一方向からの
作業だけで機器を組み立てることができる。した
がつて、組立てに際して機器の向きを変えたり、
また作業者自身が機器の他面側に回り込む必要は
なくなり、これにより組立て作業性は大幅に向上
する。
また、係合凹部および係合突部間の係合方向と
ねじの螺着方向とを同方向とするとともに、上カ
バーにおける係合突部およびねじ孔の設置間隔を
シヤーシ或いは回路装置における係合凹部と透孔
との間の設置間隔以下に設定しているので、ねじ
をねじ込んで行くに従つて、上カバーがシヤーシ
および回路装置に対し相対的に移動し、これによ
り係合突部が係合凹部の最深部に当接することに
なる。このため、ねじの螺着後の機器の状態は、
シヤーシ、回路装置および上カバー間でガタツキ
が生じ難い状態となるので、例えば振動下にさら
されてもガタつき音を生じることがない。これに
より機器の構造上の安定性は高められる。
〔考案の実施例〕
第2図は、本考案の一実施例における電子機器
の筐体構造を示す分解斜視図で、図中50はシヤ
ーシ、60は回路装置、70は上カバーをそれぞ
れ示している。
回路装置60は、電子回路(図示せず)を形成
した印刷配線板61を有し、この印刷配線板61
裏面の両側縁部にはL形の補強部材62a,62
bが固定してある。なお、この補強部材62a,
62aの固定は、補強部材62a,62bに突設
したタツプ63a,63bに印刷配線板61を介
してねじ64を螺着することにより行なう。ま
た、印刷配線板61の前端側には、L形をなす前
面パネル65が配設されており、この前面パネル
65は上記各補強部材62a,62bにねじ(図
示せず)により固定されている。さらに、印刷配
線板61表面の後端部には、L形をなす背面板6
6がねじ67により固定されている。この背面板
66は、両端部が後方に向かつて折曲形成されて
おり、この折曲片68a,68bにはそれぞれ切
欠部69a,69bが設けてある。
一方シヤーシ50は、一対の側面板51a,5
1bを設けた箱状体からなり、底面の前端部には
係止片52が設けてある。この係止片52は、底
面部をその厚さ分だけ上方に屈曲したのち前方へ
突出させたもので、その両端部は上記回路装置6
0の補強部材62a,62bを避けるため、この
補強部材62a,62bの幅分だけ切除してあ
る。また、各側面板51a,51bの後端部は、
後方へ延長されており、この延長部53a,53
bには切欠部54a,54bが設けてある。な
お、図中55は、回路装置60の背面板66を抑
えるための抑え板である。
また、上カバー70は、一対の側片71a,7
1bを有し、これらの側片71a,71bの内側
面後端部にそれぞれ係合ピン72a,72bを突
設するとともに、内側面後端部にねじ孔73a,
73bを有する取付片74a,74bを設けたも
のとなつている。ここで、上記各係合ピン72
a,72bは、組立て時に前記シヤーシ50の切
欠部54a,54bと回路装置60の切欠部69
a,69bとにそれぞれ係合して、シヤーシ5
0、回路装置60および上カバー70の後端部側
の固定を行なうものである。
しかして、以上のようなシヤーシ50、回路装
置60および上カバー70を組立てるには、先ず
回路装置60の前面パネル65の係止部65cを
シヤーシ50の係止片52に係止させ、この状態
を保持したまま回路装置60をシヤーシ50の内
部に収納する。この収納した状態において、シヤ
ーシ50および回路装置60の各切欠部54a,
54bおよび69a,69bは、相互に位置的に
対応する。
そうして、シヤーシ50への回路装置60の収
納を終了すると、次に上カバー70の係合ピン7
2a,72bを前記各切欠部54a,54bおよ
び69a,69bに後方側より係合させ、この状
態を保持したまま上カバー70を上記係合ピン7
2の位置を支点に回動させてシヤーシ50および
回路装置60の上面開放部に被せる如く配置す
る。そして、最後に前面パネル65に設けてある
透孔65a,65bを介して上カバー70の取付
片74a,74bに形成してあるねじ孔73a,
73bに、ねじ80a,80bをそれぞれ螺着
し、組立てを終了する。尚、上記ねじ80a,8
0bの螺着動作により、上カバー70はシヤーシ
50および回路装置50に対し第3図の図中左方
向、つまりねじ80a,80bの進む方向とは反
対方向に相対的に移動し、最終的に係合ピン72
a,72bは各切欠部54a,54bおよび69
a,69bの最深部に第3図に示すように当接し
た状態となる。
第3図および第4図はその組立て後の構造を示
すものである。なお、第3図は前記第2図のA−
A矢視断面図、第4図はB−B矢視断面図であ
る。
このような構造であるから、組立てる際には、
係止片や係合ピン、切欠部相互間の係止と、前面
パネル65におけるねじ80a,80bの螺着と
により行なえるので、従来(第1図)に比べてね
じの締め付け個所が大幅に少なくなり、この結果
組立てや保守点検時の取外しおよび組立てを著し
く簡単にすることができる。また、ねじ80a,
80bを螺着し終わつた状態で、係合ピン72
a,72bは各切欠部54a,54bおよび69
a,69bの最深部に当接した状態となる。この
ため、上カバー70はシヤーシ50および回路装
置60に対しガタツキを生じ難い状態に固定され
ることになり、これにより電子機器は構造が安定
でかつ信頼性の高い状態に保持される。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、係合ピンを回路装置60の折曲
部68a,68bあるいはシヤーシ50の側面延
長部53a,53bに設けてもよい。また、前面
パネルおよび背面板は、上カバー70もしくはシ
ヤーシ50に設けてもよい。この場合、回路装置
60の係止部65aや切欠部69a,69bを設
けるための部材がなくなることになるが、代わり
に係止用および切欠部形成用の金具や部材を設け
れば同様に実施できる。その他、係合ピンや切欠
部の形状や設置位置、シヤーシと回路装置とを係
止するための係合部の形状およびその設置位置、
筐体自体の形状等についても、本考案の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施できる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案は、シヤーシ、回路
装置および上カバーにそれぞれ適当な係合部を設
け、この係合部相互の係合と、少数の締着部材と
により筐体を組立てるようにしたので、組立てお
よび保守点検等を簡単に行なえて取扱い性に優
れ、かつシヤーシ、回路装置および上カバー間で
ガタツキを生じ難くして構造の安定な電子機器の
筐体構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における電子機器の筐体構造を示
す分解斜視図、第2図は本考案の一実施例におけ
る電子機器の筐体構造を示す分解斜視図、第3図
および第4図は同筐体構造の組立て後の構成を示
すもので、第3図は第2図のA−A矢視断面図、
第4図は第2図のB−B矢視断面図である。 50……シヤーシ、51a,51b……側面
板、52……係止片、53a,53b……延長
部、54a,54b……切欠部、60……回路装
置、61……印刷配線板、62a,62b……補
強部材、63a,63b……タツプ、64……ね
じ、65……前面パネル、65a,65b……透
孔、65c……係止部、66……背面板、68
a,68b……折曲片、69a,69b……切欠
部、70……上カバー、72a,72b……係合
ピン、73a,73b……ねじ孔、74a,74
b……取付片、80a,80b……ねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シヤーシに印刷配線板からなる回路装置を固定
    して機器本体を構成し、この機器本体に上カバー
    を取り付けるようにした電子機器の筐体構造にお
    いて、 前記シヤーシおよび回路装置の一端部に係合部
    を設け、前記シヤーシおよび回路装置の他端部の
    互いに対応する位置にそれぞれ係合凹部を設ける
    とともに、前記上カバーの前記係合凹部と対応す
    る位置に前記係合凹部に係合する係合凸部を設
    け、前記上カバーの一端部にねじ孔をこのねじ孔
    に螺着されるねじの軸方向と前記係合凹部および
    係合凸部の係合方向とを一致させて設け、前記シ
    ヤーシおよび回路装置のうちいずれか一方の一端
    部でかつ前記ねじの軸方向に対し直交する面に前
    記ねじが挿通する透孔を形成し、さらに前記係合
    凸部と前記ねじ孔との間の設置間隔を前記係合凹
    部と前記透孔との間の設置間隔以下に設定し、前
    記係合部を係合させることにより前記シヤーシと
    前記回路装置とを一体化し、かつ前記ねじの螺着
    動作により前記上カバーを前記シヤーシおよび回
    路装置に対し前記ねじの螺着方向とは反対方向に
    相対移動させて前記係合凸部を前記係合凹部の最
    深部に当接させて係合させるように構成したこと
    を特徴とする電子機器の筐体構造。
JP6183383U 1983-04-25 1983-04-25 電子機器の筐体構造 Granted JPS59166472U (ja)

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JPS59166472U JPS59166472U (ja) 1984-11-08
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JPH0540607Y2 (ja) * 1985-09-30 1993-10-14
US9057626B2 (en) * 2011-01-13 2015-06-16 General Electric Company Advanced metering infrastructure (AMI) cartridge for an energy meter

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JPS59166472U (ja) 1984-11-08

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