JPH0750492A - ユニット着脱機構 - Google Patents
ユニット着脱機構Info
- Publication number
- JPH0750492A JPH0750492A JP5193317A JP19331793A JPH0750492A JP H0750492 A JPH0750492 A JP H0750492A JP 5193317 A JP5193317 A JP 5193317A JP 19331793 A JP19331793 A JP 19331793A JP H0750492 A JPH0750492 A JP H0750492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- housing
- enclosure
- cam
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ユニット着脱機構に関し、ユニットの筐体に
対する着脱作業をさらに容易にするとともに、製品の信
頼性や生産および保守効率を向上させる。 【構成】 ユニット1に位置決め用穴11a,11b
を、筐体2に位置決め用ピン21a,21bを、それぞ
れ設ける。ユニット1に、固定端部13,バネ14,突
起部15aを有する可動板15,案内長穴16を設け
る。筐体2に、操作レバー23およびカム24を設け
る。ユニット1を筐体2に挿入すると、位置決め用穴1
1a,11bと位置決め用ピン21a,21bによって
自動的に位置決めが行われる。そして、挿入時の衝撃や
応力はバネ14に吸収される。操作レバー23でカム2
4を回転させると、バネ14が縮んでその反発力によっ
てユニット1は筐体2に接続固定される。これにより、
ユニットの筐体に対する着脱作業が容易になり、製品の
信頼性や生産および保守効率が向上する。
対する着脱作業をさらに容易にするとともに、製品の信
頼性や生産および保守効率を向上させる。 【構成】 ユニット1に位置決め用穴11a,11b
を、筐体2に位置決め用ピン21a,21bを、それぞ
れ設ける。ユニット1に、固定端部13,バネ14,突
起部15aを有する可動板15,案内長穴16を設け
る。筐体2に、操作レバー23およびカム24を設け
る。ユニット1を筐体2に挿入すると、位置決め用穴1
1a,11bと位置決め用ピン21a,21bによって
自動的に位置決めが行われる。そして、挿入時の衝撃や
応力はバネ14に吸収される。操作レバー23でカム2
4を回転させると、バネ14が縮んでその反発力によっ
てユニット1は筐体2に接続固定される。これにより、
ユニットの筐体に対する着脱作業が容易になり、製品の
信頼性や生産および保守効率が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器などのユニット
着脱機構に係り、特に電子機器などの筐体に対するユニ
ットの着脱を行う際に用いられるユニット着脱機構に関
する。
着脱機構に係り、特に電子機器などの筐体に対するユニ
ットの着脱を行う際に用いられるユニット着脱機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子計算機などの電子機器に
おいては、単位空間あたりの記憶容量を増大させるため
に、複数のデータユニット(磁気ディスク記憶ユニット
や磁気テープ記憶ユニットなど)を同一筐体内に搭載す
ることが広く行われている。このような場合、各データ
ユニットはかなり高い信頼性を有するように設計されて
いるが、万一故障してしまったときには当該データユニ
ットを速やかに正常なものと交換しなければ運用に支障
をきたす。このため、データユニット,ドライブ装置,
電源回路などを搭載した回路基板を筐体に着脱させたり
(特開平2−263382号公報に記載)、さらに磁気
ディスク駆動装置を取付けた回路基板と論理集積回路基
板および筐体に電気信号を中継するコネクタを設けて、
これらの基板を筐体に着脱するのと同時に電気的な接続
を図ったり(特開平2−500058号公報に記載)す
ることにより、ユニット(筐体に着脱されるデータユニ
ットおよびその支持フレーム(例えば回路基板)の総
称)の筐体に対する着脱を容易にするものが提案されて
いる。
おいては、単位空間あたりの記憶容量を増大させるため
に、複数のデータユニット(磁気ディスク記憶ユニット
や磁気テープ記憶ユニットなど)を同一筐体内に搭載す
ることが広く行われている。このような場合、各データ
ユニットはかなり高い信頼性を有するように設計されて
いるが、万一故障してしまったときには当該データユニ
ットを速やかに正常なものと交換しなければ運用に支障
をきたす。このため、データユニット,ドライブ装置,
電源回路などを搭載した回路基板を筐体に着脱させたり
(特開平2−263382号公報に記載)、さらに磁気
ディスク駆動装置を取付けた回路基板と論理集積回路基
板および筐体に電気信号を中継するコネクタを設けて、
これらの基板を筐体に着脱するのと同時に電気的な接続
を図ったり(特開平2−500058号公報に記載)す
ることにより、ユニット(筐体に着脱されるデータユニ
ットおよびその支持フレーム(例えば回路基板)の総
称)の筐体に対する着脱を容易にするものが提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、筐体に対してユニットをどのように着
脱させるのか、その着脱機構については全く考慮されて
いない。このため、一般的にデータユニットの重量が回
路基板上の他の部品よりも大きいことから、着脱作業の
際に発生する振動や衝撃によってデータユニットが損傷
して製品の信頼性が低下してしまうという問題点があっ
た。また、着脱作業において筐体に対するユニットの位
置決めに時間がかかり、電子計算機などの電子機器の組
立ておよび保守効率が低下してしまうという問題点があ
った。
技術においては、筐体に対してユニットをどのように着
脱させるのか、その着脱機構については全く考慮されて
いない。このため、一般的にデータユニットの重量が回
路基板上の他の部品よりも大きいことから、着脱作業の
際に発生する振動や衝撃によってデータユニットが損傷
して製品の信頼性が低下してしまうという問題点があっ
た。また、着脱作業において筐体に対するユニットの位
置決めに時間がかかり、電子計算機などの電子機器の組
立ておよび保守効率が低下してしまうという問題点があ
った。
【0004】したがって本発明の目的は、上記の問題点
を解決して、ユニットの筐体に対する着脱作業をさらに
容易にするとともに、製品の信頼性や生産および保守効
率を向上させることのできるユニット着脱機構を提供す
ることにある。
を解決して、ユニットの筐体に対する着脱作業をさらに
容易にするとともに、製品の信頼性や生産および保守効
率を向上させることのできるユニット着脱機構を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のユニット着脱機構は、筐体および前記筐体
に着脱されるユニットの各々に配設され、前記ユニット
と前記筐体とを相互に接合させるコネクタ部と、前記筐
体および前記ユニットの各々に配設され、前記ユニット
を前記筐体に装着させる際に、対応する前記コネクタ部
を相互に位置合わせさせる位置決め手段と、前記ユニッ
トを前記筐体に着脱させる際に、前記筐体に対する前記
ユニットの着脱動作を制御するカム操作部と、前記ユニ
ットを前記筐体に着脱させる際に、前記カム操作部に制
御されることによって前記筐体に対する着脱に必要な挿
抜力を前記ユニットに作用させる挿抜力生成部と、前記
挿抜力生成部によって発生する応力を吸収する応力吸収
手段とを具備するものである。
め、本発明のユニット着脱機構は、筐体および前記筐体
に着脱されるユニットの各々に配設され、前記ユニット
と前記筐体とを相互に接合させるコネクタ部と、前記筐
体および前記ユニットの各々に配設され、前記ユニット
を前記筐体に装着させる際に、対応する前記コネクタ部
を相互に位置合わせさせる位置決め手段と、前記ユニッ
トを前記筐体に着脱させる際に、前記筐体に対する前記
ユニットの着脱動作を制御するカム操作部と、前記ユニ
ットを前記筐体に着脱させる際に、前記カム操作部に制
御されることによって前記筐体に対する着脱に必要な挿
抜力を前記ユニットに作用させる挿抜力生成部と、前記
挿抜力生成部によって発生する応力を吸収する応力吸収
手段とを具備するものである。
【0006】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0007】本発明のユニット着脱機構では、筐体およ
び前記筐体に着脱されるユニットの各々に配設され、前
記ユニットと前記筐体とを相互に接合させるコネクタ部
と、前記筐体および前記ユニットの各々に配設され、前
記ユニットを前記筐体に装着させる際に、対応する前記
コネクタ部を相互に位置合わせさせる位置決め手段と、
前記ユニットを前記筐体に着脱させる際に、前記筐体に
対する前記ユニットの着脱動作を制御するカム操作部
と、前記ユニットを前記筐体に着脱させる際に、前記カ
ム操作部に制御されることによって前記筐体に対する着
脱に必要な挿抜力を前記ユニットに作用させる挿抜力生
成部と、前記挿抜力生成部によって発生する応力を吸収
する応力吸収手段とを具備する。
び前記筐体に着脱されるユニットの各々に配設され、前
記ユニットと前記筐体とを相互に接合させるコネクタ部
と、前記筐体および前記ユニットの各々に配設され、前
記ユニットを前記筐体に装着させる際に、対応する前記
コネクタ部を相互に位置合わせさせる位置決め手段と、
前記ユニットを前記筐体に着脱させる際に、前記筐体に
対する前記ユニットの着脱動作を制御するカム操作部
と、前記ユニットを前記筐体に着脱させる際に、前記カ
ム操作部に制御されることによって前記筐体に対する着
脱に必要な挿抜力を前記ユニットに作用させる挿抜力生
成部と、前記挿抜力生成部によって発生する応力を吸収
する応力吸収手段とを具備する。
【0008】したがって、位置決め手段は、筐体に対す
るユニットの着脱時には対応するコネクタを自動的に正
対させるとともに、ユニットの装着中には筐体に対して
固定させるため、着脱作業における筐体に対するユニッ
トの位置決めを短時間で行うとともに、ユニットの筐体
に対する位置固定を自動的に行うことが可能となり、電
子計算機などの電子機器の組立ておよび保守効率を向上
させることができる。また、カム操作部を操作するだけ
で、コネクタ部および位置決め手段による摩擦抵抗や嵌
合抵抗などが軽減されるように、筐体に対するユニット
の着脱に必要な挿抜力が挿抜力生成部から生成され、こ
の挿抜力によってユニットの着脱が行われるため、ユニ
ットの筐体に対する着脱作業をさらに容易にすることが
できる。さらに、前記挿抜力によって本来は筐体とユニ
ットとの間に作用するはずの応力が応力吸収手段によっ
て吸収されるとともに、吸収された応力は挿抜力生成部
およびカム操作部に対して反発力として作用するため、
着脱作業の際に発生する振動や衝撃によるデータユニッ
トの損傷を回避するとともに、ユニットの装着状態を適
度な力で保持することなどができる。
るユニットの着脱時には対応するコネクタを自動的に正
対させるとともに、ユニットの装着中には筐体に対して
固定させるため、着脱作業における筐体に対するユニッ
トの位置決めを短時間で行うとともに、ユニットの筐体
に対する位置固定を自動的に行うことが可能となり、電
子計算機などの電子機器の組立ておよび保守効率を向上
させることができる。また、カム操作部を操作するだけ
で、コネクタ部および位置決め手段による摩擦抵抗や嵌
合抵抗などが軽減されるように、筐体に対するユニット
の着脱に必要な挿抜力が挿抜力生成部から生成され、こ
の挿抜力によってユニットの着脱が行われるため、ユニ
ットの筐体に対する着脱作業をさらに容易にすることが
できる。さらに、前記挿抜力によって本来は筐体とユニ
ットとの間に作用するはずの応力が応力吸収手段によっ
て吸収されるとともに、吸収された応力は挿抜力生成部
およびカム操作部に対して反発力として作用するため、
着脱作業の際に発生する振動や衝撃によるデータユニッ
トの損傷を回避するとともに、ユニットの装着状態を適
度な力で保持することなどができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のユニット着脱機構の一実施例
を図面を用いて詳細に説明する。
を図面を用いて詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明のユニット着脱機構の一実
施例を示す基本構成図であり、図1(a)はユニットお
よび筐体の透視図を、図1(b)はユニット細部を図中
A方向から見た透視図を、図1(c)はユニット細部の
正面図を、それぞれ示す。同図中、1はユニットであ
り、ユニット1は磁気ディスク,スピンドル,磁気ヘッ
ド,制御回路基板などから構成される、いわゆる磁気デ
ィスク装置ユニット(HDU)である。2はユニット1
が着脱される電子計算機本体などの電子機器の筐体であ
る。ユニット1は、密閉された直方体の容器となってお
り、その装着面側に一対の位置決め用穴11a,11b
とユニット側コネクタ12とを有する。そして、筐体2
に対して装着される際に、筐体2の装着面側に設けられ
た一対の位置決め用ピン21a,21bと筐体側コネク
タ22とにそれぞれ嵌合する。接続されたユニット側コ
ネクタ12および筐体側コネクタ22は、電気信号の中
継を行う。この場合、位置決め用穴11a,11bおよ
び位置決め用ピン21a,21bが請求項中の位置決め
手段に、ユニット側コネクタ12および筐体側コネクタ
22が請求項中のコネクタ部に、それぞれ相当する。
施例を示す基本構成図であり、図1(a)はユニットお
よび筐体の透視図を、図1(b)はユニット細部を図中
A方向から見た透視図を、図1(c)はユニット細部の
正面図を、それぞれ示す。同図中、1はユニットであ
り、ユニット1は磁気ディスク,スピンドル,磁気ヘッ
ド,制御回路基板などから構成される、いわゆる磁気デ
ィスク装置ユニット(HDU)である。2はユニット1
が着脱される電子計算機本体などの電子機器の筐体であ
る。ユニット1は、密閉された直方体の容器となってお
り、その装着面側に一対の位置決め用穴11a,11b
とユニット側コネクタ12とを有する。そして、筐体2
に対して装着される際に、筐体2の装着面側に設けられ
た一対の位置決め用ピン21a,21bと筐体側コネク
タ22とにそれぞれ嵌合する。接続されたユニット側コ
ネクタ12および筐体側コネクタ22は、電気信号の中
継を行う。この場合、位置決め用穴11a,11bおよ
び位置決め用ピン21a,21bが請求項中の位置決め
手段に、ユニット側コネクタ12および筐体側コネクタ
22が請求項中のコネクタ部に、それぞれ相当する。
【0011】また、13は固定端部、14はバネ(請求
項中の応力吸収手段に相当する)、15は可動板(請求
項中の挿抜力生成部に相当する)、15aは可動板15
に設けられた突起部、16はユニット1の底面に設けら
れた案内長穴、23,24は操作レバーおよびカム(請
求項中のカム操作部に相当する)である。固定端部13
はユニット1に係止され、バネ14は固定端部13と可
動板15とを接続している。そして、同図(c)に示す
ように、可動板15の突起部15aは、ユニット1の外
部に突出するように案内長穴16を貫通して係合されて
いる。したがって、可動板15を案内長穴16の長手方
向に動かすことによってバネ14を伸縮させたり、ある
いは、バネ14の反発力によって可動板15を案内長穴
16の長手方向に動かすことができる。操作レバー23
およびカム24については後述する。
項中の応力吸収手段に相当する)、15は可動板(請求
項中の挿抜力生成部に相当する)、15aは可動板15
に設けられた突起部、16はユニット1の底面に設けら
れた案内長穴、23,24は操作レバーおよびカム(請
求項中のカム操作部に相当する)である。固定端部13
はユニット1に係止され、バネ14は固定端部13と可
動板15とを接続している。そして、同図(c)に示す
ように、可動板15の突起部15aは、ユニット1の外
部に突出するように案内長穴16を貫通して係合されて
いる。したがって、可動板15を案内長穴16の長手方
向に動かすことによってバネ14を伸縮させたり、ある
いは、バネ14の反発力によって可動板15を案内長穴
16の長手方向に動かすことができる。操作レバー23
およびカム24については後述する。
【0012】図2〜図4は、本発明のユニット着脱機構
の一実施例におけるユニット1の筐体2に対する装着状
態を示す図であり、図2は挿脱可能状態を、図3は中途
状態を、図4は接続固定状態を、それぞれ示す。
の一実施例におけるユニット1の筐体2に対する装着状
態を示す図であり、図2は挿脱可能状態を、図3は中途
状態を、図4は接続固定状態を、それぞれ示す。
【0013】最初に、ユニット1を筐体2に対して接続
固定する場合の動作について説明する。
固定する場合の動作について説明する。
【0014】図2において、操作レバー23が図中の矢
印R2方向に寄せられた状態の筐体2に対して、図中の矢
印M1方向(図1(a)中の矢印の方向)にユニット1を
挿入する。このとき、図2(b)に示すように、ユニッ
ト1内に配設された可動板15の突起部15aを、筐体
2内のカム24に設けられた誘導溝の直線部と屈曲部の
境界部分に位置づける。
印R2方向に寄せられた状態の筐体2に対して、図中の矢
印M1方向(図1(a)中の矢印の方向)にユニット1を
挿入する。このとき、図2(b)に示すように、ユニッ
ト1内に配設された可動板15の突起部15aを、筐体
2内のカム24に設けられた誘導溝の直線部と屈曲部の
境界部分に位置づける。
【0015】そして、図2において、操作レバー23を
図中の矢印R1方向に動かしてカム24を反時計回りに回
転させることにより、図3に示す中途状態に移行させ
る。すなわち、カム24が中心24aの周りに反時計回
りに回転すると、突起部15aは誘導溝の屈曲部に誘導
されて図中の矢印M1方向への挿抜力を得る。この挿抜力
は、可動板15→バネ14→固定端部13と伝達され
て、ユニット1を矢印M1方向に挿入させる。このとき、
ユニット1に設けられた位置決め用穴11a,11bと
筐体2に設けられた位置決め用ピン21a,21bがそ
れぞれ係合して、上記挿抜力によるユニット1の挿抜中
における挿入方向の案内として作用する。やがてユニッ
ト側コネクタ12および筐体側コネクタ22が嵌合し
て、ユニット1はその位置で固定されるが、突起部15
aすなわち可動板15はカム24によって案内長穴16
に沿ってさらに矢印M1方向に移動する。これによって発
生するはずの応力は、バネ14の縮みに吸収されてユニ
ット1には伝わらないが、バネ14の反発力Fによって
カム24および操作レバー23には回転力が生ずる。な
お、図3の状態ではカム24が最大変位xの点にあるた
め、カム24および操作レバー23は図中の矢印R1およ
びR2のいずれの方向にも回転する可能性を有している。
図中の矢印R1方向に動かしてカム24を反時計回りに回
転させることにより、図3に示す中途状態に移行させ
る。すなわち、カム24が中心24aの周りに反時計回
りに回転すると、突起部15aは誘導溝の屈曲部に誘導
されて図中の矢印M1方向への挿抜力を得る。この挿抜力
は、可動板15→バネ14→固定端部13と伝達され
て、ユニット1を矢印M1方向に挿入させる。このとき、
ユニット1に設けられた位置決め用穴11a,11bと
筐体2に設けられた位置決め用ピン21a,21bがそ
れぞれ係合して、上記挿抜力によるユニット1の挿抜中
における挿入方向の案内として作用する。やがてユニッ
ト側コネクタ12および筐体側コネクタ22が嵌合し
て、ユニット1はその位置で固定されるが、突起部15
aすなわち可動板15はカム24によって案内長穴16
に沿ってさらに矢印M1方向に移動する。これによって発
生するはずの応力は、バネ14の縮みに吸収されてユニ
ット1には伝わらないが、バネ14の反発力Fによって
カム24および操作レバー23には回転力が生ずる。な
お、図3の状態ではカム24が最大変位xの点にあるた
め、カム24および操作レバー23は図中の矢印R1およ
びR2のいずれの方向にも回転する可能性を有している。
【0016】図3において、さらに操作レバー23を図
中の矢印R1方向に動かしてカム24を反時計回りに回転
させることにより、図4に示す接続固定状態に移行させ
る。この場合、図3の状態ではカム24が最大変位xの
点にあることから、操作レバー23をわずかに図中の矢
印R1方向に動かせば、バネ14の反発力Fによってカム
24は自発的に反時計回りに回転し、図4の状態(カム
24が最大変位xより小さい変位yの点にある状態)で
安定する。
中の矢印R1方向に動かしてカム24を反時計回りに回転
させることにより、図4に示す接続固定状態に移行させ
る。この場合、図3の状態ではカム24が最大変位xの
点にあることから、操作レバー23をわずかに図中の矢
印R1方向に動かせば、バネ14の反発力Fによってカム
24は自発的に反時計回りに回転し、図4の状態(カム
24が最大変位xより小さい変位yの点にある状態)で
安定する。
【0017】次に、ユニット1を筐体2から開放する場
合の動作について説明する。
合の動作について説明する。
【0018】図4において、操作レバー23を図中の矢
印R2方向に動かしてカム24を時計回りに回転させて図
3に示す中途状態とした後、さらに操作レバー23を矢
印R2方向に少し動かすと、バネ14の反発力Fによって
カム24は自発的に時計回りに回転し、ユニット1およ
び筐体2は図2に示す挿脱可能状態となる。
印R2方向に動かしてカム24を時計回りに回転させて図
3に示す中途状態とした後、さらに操作レバー23を矢
印R2方向に少し動かすと、バネ14の反発力Fによって
カム24は自発的に時計回りに回転し、ユニット1およ
び筐体2は図2に示す挿脱可能状態となる。
【0019】以上のように本実施例によれば、位置決め
用穴11a,11bおよび位置決め用ピン21a,21
bは、筐体2に対するユニット1の着脱時には対応する
ユニット側コネクタ12および筐体側コネクタ22を自
動的に正対させるとともに、ユニット1の装着中には筐
体2に対して固定させるため、着脱作業における筐体2
に対するユニット1の位置決めを短時間で行うととも
に、ユニット1の筐体2に対する位置固定を自動的に行
うことが可能となり、電子計算機などの電子機器の組立
ておよび保守効率を向上させることができる。また、操
作レバー23を操作するだけで、筐体2に対するユニッ
ト1の着脱に必要な挿抜力がカム24から生成され、こ
の挿抜力によってユニット1の着脱が行われるため、ユ
ニット1の筐体2に対する着脱作業をさらに容易にする
ことができる。さらに、前記挿抜力によって本来は筐体
2とユニット1との間に作用するはずの応力がバネ14
および可動板15によって吸収されるとともに、吸収さ
れた応力はカム24および操作レバー23に対して反発
力として作用するため、着脱作業の際に発生する振動や
衝撃によるデータユニットの損傷を回避するとともに、
ユニット1の装着状態を適度な力で保持することなどが
できる。
用穴11a,11bおよび位置決め用ピン21a,21
bは、筐体2に対するユニット1の着脱時には対応する
ユニット側コネクタ12および筐体側コネクタ22を自
動的に正対させるとともに、ユニット1の装着中には筐
体2に対して固定させるため、着脱作業における筐体2
に対するユニット1の位置決めを短時間で行うととも
に、ユニット1の筐体2に対する位置固定を自動的に行
うことが可能となり、電子計算機などの電子機器の組立
ておよび保守効率を向上させることができる。また、操
作レバー23を操作するだけで、筐体2に対するユニッ
ト1の着脱に必要な挿抜力がカム24から生成され、こ
の挿抜力によってユニット1の着脱が行われるため、ユ
ニット1の筐体2に対する着脱作業をさらに容易にする
ことができる。さらに、前記挿抜力によって本来は筐体
2とユニット1との間に作用するはずの応力がバネ14
および可動板15によって吸収されるとともに、吸収さ
れた応力はカム24および操作レバー23に対して反発
力として作用するため、着脱作業の際に発生する振動や
衝撃によるデータユニットの損傷を回避するとともに、
ユニット1の装着状態を適度な力で保持することなどが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のユ
ニット着脱機構によれば、筐体および前記筐体に着脱さ
れるユニットの各々に配設され、前記ユニットと前記筐
体とを相互に接合させるコネクタ部と、前記筐体および
前記ユニットの各々に配設され、前記ユニットを前記筐
体に装着させる際に、対応する前記コネクタ部を相互に
位置合わせさせる位置決め手段と、前記ユニットを前記
筐体に着脱させる際に、前記筐体に対する前記ユニット
の着脱動作を制御するカム操作部と、前記ユニットを前
記筐体に着脱させる際に、前記カム操作部に制御される
ことによって前記筐体に対する着脱に必要な挿抜力を前
記ユニットに作用させる挿抜力生成部と、前記挿抜力生
成部によって発生する応力を吸収する応力吸収手段とを
具備する。
ニット着脱機構によれば、筐体および前記筐体に着脱さ
れるユニットの各々に配設され、前記ユニットと前記筐
体とを相互に接合させるコネクタ部と、前記筐体および
前記ユニットの各々に配設され、前記ユニットを前記筐
体に装着させる際に、対応する前記コネクタ部を相互に
位置合わせさせる位置決め手段と、前記ユニットを前記
筐体に着脱させる際に、前記筐体に対する前記ユニット
の着脱動作を制御するカム操作部と、前記ユニットを前
記筐体に着脱させる際に、前記カム操作部に制御される
ことによって前記筐体に対する着脱に必要な挿抜力を前
記ユニットに作用させる挿抜力生成部と、前記挿抜力生
成部によって発生する応力を吸収する応力吸収手段とを
具備する。
【0021】したがって、位置決め手段は、筐体に対す
るユニットの着脱時には対応するコネクタを自動的に正
対させるとともに、ユニットの装着中には筐体に対して
固定させるため、着脱作業における筐体に対するユニッ
トの位置決めを短時間で行うとともに、ユニットの筐体
に対する位置固定を自動的に行うことが可能となり、電
子計算機などの電子機器の組立ておよび保守効率を向上
させることができるという効果が得られる。また、カム
操作部を操作するだけで、コネクタ部および位置決め手
段による摩擦抵抗や嵌合抵抗などが軽減されるように、
筐体に対するユニットの着脱に必要な挿抜力が挿抜力生
成部から生成され、この挿抜力によってユニットの着脱
が行われるため、ユニットの筐体に対する着脱作業をさ
らに容易にすることができるという効果が得られる。さ
らに、前記挿抜力によって本来は筐体とユニットとの間
に作用するはずの応力が応力吸収手段によって吸収され
るとともに、吸収された応力は挿抜力生成部およびカム
操作部に対して反発力として作用するため、着脱作業の
際に発生する振動や衝撃によるデータユニットの損傷を
回避するとともに、ユニットの装着状態を適度な力で保
持することなどができるという効果が得られる。
るユニットの着脱時には対応するコネクタを自動的に正
対させるとともに、ユニットの装着中には筐体に対して
固定させるため、着脱作業における筐体に対するユニッ
トの位置決めを短時間で行うとともに、ユニットの筐体
に対する位置固定を自動的に行うことが可能となり、電
子計算機などの電子機器の組立ておよび保守効率を向上
させることができるという効果が得られる。また、カム
操作部を操作するだけで、コネクタ部および位置決め手
段による摩擦抵抗や嵌合抵抗などが軽減されるように、
筐体に対するユニットの着脱に必要な挿抜力が挿抜力生
成部から生成され、この挿抜力によってユニットの着脱
が行われるため、ユニットの筐体に対する着脱作業をさ
らに容易にすることができるという効果が得られる。さ
らに、前記挿抜力によって本来は筐体とユニットとの間
に作用するはずの応力が応力吸収手段によって吸収され
るとともに、吸収された応力は挿抜力生成部およびカム
操作部に対して反発力として作用するため、着脱作業の
際に発生する振動や衝撃によるデータユニットの損傷を
回避するとともに、ユニットの装着状態を適度な力で保
持することなどができるという効果が得られる。
【図1】本発明のユニット着脱機構の一実施例を示す基
本構成図である。
本構成図である。
【図2】本発明のユニット着脱機構の一実施例における
ユニット1の筐体2に対する装着状態(挿脱可能状態)
を示す図である。
ユニット1の筐体2に対する装着状態(挿脱可能状態)
を示す図である。
【図3】本発明のユニット着脱機構の一実施例における
ユニット1の筐体2に対する装着状態(中途状態)を示
す図である。
ユニット1の筐体2に対する装着状態(中途状態)を示
す図である。
【図4】本発明のユニット着脱機構の一実施例における
ユニット1の筐体2に対する装着状態(接続固定状態)
を示す図である。
ユニット1の筐体2に対する装着状態(接続固定状態)
を示す図である。
1 ユニット 11a,11b 位置決め用穴 12 ユニット側コネクタ 13 固定端部 14 バネ(応力吸収手段) 15 可動板(挿抜力生成部) 15a 突起部 16 案内長穴 2 筐体 21a,21b 位置決め用ピン 22 筐体側コネクタ 23 操作レバー 24 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 13/629 9173−5E 23/00 N 6901−5E (72)発明者 横山 信浩 神奈川県小田原市国府津2880番地 日立コ ンピュータ機器 株式会社内 (72)発明者 下川 実 神奈川県小田原市国府津2880番地 日立コ ンピュータ機器 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 筐体および前記筐体に着脱されるユニッ
トの各々に配設され、前記ユニットと前記筐体とを相互
に接合させるコネクタ部と、 前記筐体および前記ユニットの各々に配設され、前記ユ
ニットを前記筐体に装着させる際に、対応する前記コネ
クタ部を相互に位置合わせさせる位置決め手段と、 前記ユニットを前記筐体に着脱させる際に、前記筐体に
対する前記ユニットの着脱動作を制御するカム操作部
と、 前記ユニットを前記筐体に着脱させる際に、前記カム操
作部に制御されることによって前記筐体に対する着脱に
必要な挿抜力を前記ユニットに作用させる挿抜力生成部
と、 前記挿抜力生成部によって発生する応力を吸収する応力
吸収手段とを具備することを特徴とするユニット着脱機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5193317A JPH0750492A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | ユニット着脱機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5193317A JPH0750492A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | ユニット着脱機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0750492A true JPH0750492A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16305897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5193317A Pending JPH0750492A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | ユニット着脱機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750492A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000033907A (ja) * | 1998-05-11 | 2000-02-02 | Ishida Co Ltd | 製袋包装機 |
US6431667B1 (en) | 1998-11-20 | 2002-08-13 | Nec Corporation | Structure for mounting and dismounting an equipment unit |
JP2002541542A (ja) * | 1999-04-02 | 2002-12-03 | ユニシス コーポレイシヨン | コンピュータシステムのモジュール式パッケージング |
US7046470B2 (en) | 2000-05-25 | 2006-05-16 | Hitachi, Ltd. | Data storage system |
JP2007081256A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Toshiba Corp | 電子装置 |
-
1993
- 1993-08-04 JP JP5193317A patent/JPH0750492A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000033907A (ja) * | 1998-05-11 | 2000-02-02 | Ishida Co Ltd | 製袋包装機 |
US6431667B1 (en) | 1998-11-20 | 2002-08-13 | Nec Corporation | Structure for mounting and dismounting an equipment unit |
JP2002541542A (ja) * | 1999-04-02 | 2002-12-03 | ユニシス コーポレイシヨン | コンピュータシステムのモジュール式パッケージング |
US7046470B2 (en) | 2000-05-25 | 2006-05-16 | Hitachi, Ltd. | Data storage system |
JP2007081256A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Toshiba Corp | 電子装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4926291A (en) | Data storage mounting assembly | |
US6288902B1 (en) | Modular data storage system for reducing mechanical shock and vibrations | |
US6388873B1 (en) | Disk drive including resilient securing system providing relative movement between side rails and head disk assembly to accommodate side rails engaging guide channels in a chassis | |
US7046470B2 (en) | Data storage system | |
CN104823126B (zh) | 计算机部件连接器 | |
US7248468B1 (en) | Anti-shock structure for data storage device | |
KR100316189B1 (ko) | 헤드 디스크 어셈블리용 충격 마운트 커넥터 | |
JP3641223B2 (ja) | カード状電子機器の取付け構造、および取付け方法 | |
US5392175A (en) | PCMCIA type HDD connector mount | |
CN108874054B (zh) | 扩充卡卡匣及扩充卡机箱集成装置 | |
JPH0750492A (ja) | ユニット着脱機構 | |
JP3813117B2 (ja) | パッケージ構造及びパッケージ方法 | |
CN220983800U (zh) | 硬盘支架、硬盘模组和服务器 | |
US5689401A (en) | Disk drive apparatus having dual I/O connectors | |
US20120155010A1 (en) | Electronic apparatus | |
CN113741638B (zh) | 一种机箱和存储设备 | |
KR940022378A (ko) | 집합형의 디스크기억보드 및 집합형디스크 기억장치 | |
US20040190416A1 (en) | Integrating configuration of combined electronic equipment | |
JP4159046B2 (ja) | ファンユニット | |
WO2005043688A1 (en) | Multi-axis retention mechanism | |
CN113840486B (zh) | 机箱安装架及机箱 | |
KR200276818Y1 (ko) | 컴퓨터용 하드디스크 검색기의 하드디스크 수납연결구조 | |
JPH046231Y2 (ja) | ||
JPH10333774A (ja) | 電子機器 | |
JP2000011632A (ja) | 磁気ディスクユニット |