JPH10340591A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH10340591A
JPH10340591A JP14971797A JP14971797A JPH10340591A JP H10340591 A JPH10340591 A JP H10340591A JP 14971797 A JP14971797 A JP 14971797A JP 14971797 A JP14971797 A JP 14971797A JP H10340591 A JPH10340591 A JP H10340591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源の遮断や、デバイスのリセット信号等によ
って、消去が強制的に終了しても、消去が成功したか否
かを確実に判定することができ、またシステム側のプロ
グラムの複雑化を招かずに済み、その適用が容易な不揮
発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】データ記憶ブロック21の各セルトランジ
スタの一括消去を行ったときには、消去終了データ記憶
領域22の各セルトランジスタ33−EC0〜33−EC7に
消去終了データ“01010101”を書き込む。この
後、消去終了データを読み出して、この読み出した消去
終了データが正しいか否かに基づいて、一括消去が正常
に行われたか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの書き換
えが可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、不揮発性半導体記憶装置と
しては、EPROM(Erasable Programable Read-Only
Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Pro
gramable Read-Only Memory)等のユーザ側でデータを
書き換えることが可能なものがある。
【0003】EPROMの場合は、プログラマ(もしく
はライタ)と称される書き込み装置を用いてデータの書
き込みを行い、紫外線の照射によって全てのメモリセル
のデータを一括して消去する。
【0004】また、このEPROMにおいては、1トラ
ンジスタによって1メモリセルを構成することができ、
メモリセルの面積が小さくて済むので、大容量の集積化
が容易であって、ビット単価を低くできると言う利点が
ある。
【0005】しかしながら、データの消去の際には、紫
外線を照射するので、高価な石英ガラス付きのセラミッ
クパッケージを適用する必要があり、このためにチップ
単価の低減化には限度があった。また、先に述べた様に
専用の書き込み装置によってデータを書き込むので、チ
ップの脱着が可能なソケットを介して基板に実装してお
き、チップを取り外して、このチップの書き込みを行
い、この後にチップをソケットに再び挿入するという手
間を必要とし、かつ実装コストが高くなると言う欠点が
あった。
【0006】これに対して、EEPROMの場合は、基
板に実装した状態で、データの書き込みと消去を行うこ
とができると言う利点を有する。ところが、このEEP
ROMにおいては、例えばビット単位での書き込みと消
去を可能にするため、各メモリセル毎に、メモリセルを
選択するための選択トランジスタを必要とし、1つのメ
モリセルに必要な面積がEPROMのメモリセルの1.
5乃至2倍程度となり、ビット単価が高く、大容量化に
は適さないと言う欠点があった。
【0007】そこで、EPROMとEEPROMの利点
を兼ね備えた不揮発性半導体記憶装置として、フラッシ
ュメモリが提供されている。このフラッシュメモリのメ
モリセルは、例えば米国特許第4949158号や米国
特許第4949158号に開示されており、図9に示す
様にMOS(Metal Oxide Semiconductor)・FET(F
ield Effect Transistor)の制御ゲートCGにゲート酸
化膜を設け、このゲート酸化膜中に浮遊ゲートFG(Fl
oating Gate)を配置した浮遊ゲート型FET構造のセ
ルトランジスタである。
【0008】このフラッシュメモリにおいては、メモリ
セルの選択トランジスタを省略して、1トランジスタに
よって1メモリセルを構成し、チップ単位やブロック単
位で、多数のメモリセルの消去を一括して行うので、E
PROMと同程度にビット単価を低減することができ、
大容量化にも適する。しかも、EEPROMと同様に、
データを書き込んだり、消去することができて、チップ
の脱着を必要とせず、EPROMの様に紫外線の照射を
必要としないので、安価なプラスチックパッケージを利
用することができる。
【0009】なお、フラッシュメモリには、メモリセル
のトランジスタ(以下セルトランジスタと称す)を1個
ずつビット線に接続したNOR型と、直列接続された複
数のセルトランジスタを一括してビット線に接続したN
AND型が一般的である。NAND型は、ランダムアク
セスによる読み出しのスピードが遅くなるものの、ビッ
ト線とセルトランジスタの接続面積が小さいので、メモ
リセルの面積を更に縮小することができる。また、フラ
ッシュメモリには、その他にもAND型やDINOR型
等が提供されている。ただし、これらのAND型やDI
NOR型のフラッシュメモリは、消去と書き込み時に、
浮遊ゲートFGに対する電子の注入と引き抜き動作がN
OR型やNAND型のものとは逆になるので、以降はN
OR型やNAND型のみを例に挙げて説明する。
【0010】この様なフラッシュメモリにおいては、セ
ルトランジスタの浮遊ゲートFGに電子が蓄積されてい
るか否かをデータの“0”と“1”に対応させて、この
データを記憶する。
【0011】すなわち、このフラッシュメモリセルのセ
ルトランジスタからデータを読み出すには、ソースSを
接地して(0V)、ドレインDに1V程度の低電圧を印
加すると共に、制御ゲートCGに電源電圧Vcc(通常は
5V程度)を印加する。このとき、浮遊ゲートFGに電
子が蓄積されていなければ、セルトランジスタのしきい
値が低く、ドレインDとソースS間が導通してドレイン
電流(チャネル電流)が流れる。また、浮遊ゲートFG
に電子が蓄積されていれば、セルトランジスタのしきい
値が高く、ドレイン電流が流れない。したがって、この
ドレイン電流の大小を検出することにより、セルトラン
ジスタに記憶されたデータを読み出すことができる。
【0012】以降の説明では、浮遊ゲートFGに電子が
蓄積され、しきい値が高い状態をデータ“0”とし、浮
遊ゲートFGに電子が蓄積されず、しきい値が低い状態
をデータ“1”とする。
【0013】なお、この読み出しの際に、ドレインDに
印加する電圧を1V程度の低電圧とするのは、高電圧を
印加すると、寄生的な弱い書き込み(ソフトライト)が
発生するので、これを防ぐためである。
【0014】このフラッシュメモリのセルトランジスタ
のデータを消去するには、ソースSに12V程度の高電
圧を印加すると共に、制御ゲートCGを接地する。これ
によって、浮遊ゲートFGとソースS間に高電界が発生
し、この浮遊ゲートFGに蓄積された電子が薄いゲート
酸化膜を介してトンネル電流として引き抜かれる。そし
て、セルトランジスタのしきい値電圧が低下して、デー
タ“1”が記憶された状態に初期化され、データが消去
される。この様なデータの消去は、先に述べた様にチッ
プ単位やブロック単位で一括して行われる。
【0015】しかしながら、この様に高電圧をソースS
に印加して、消去を行う場合は、ソース接合の耐電圧を
高める必要があるので、ソース電極への電圧供給線を微
細化し難くなったり、ソース接合の近傍に発生したホッ
トホールの一部がゲート酸化膜中にトラップされて、セ
ルトランジスタの信頼性が低下すると言う欠点があっ
た。
【0016】このため、ソースSに電源電圧Vcc(通常
は5V程度)を印加すると共に、制御ゲートCGに−1
0V程度の負電圧を印加し、浮遊ゲートFGに蓄積され
た電子をトンネル電流として引く抜くことにより消去を
行うと言う方法(負ゲート消去法と称す)がある。この
負ゲート消去法によれば、ソースSに印加される電圧が
低下するので、ソース接合の耐電圧を低くすることがで
き、セルトランジスタのゲート長を短縮することもでき
る。
【0017】また、高電圧をソースSに印加する場合
は、消去のときに流れるバンド間のトンネル電流がチッ
プ全体で数mAに達するので、チップに内蔵の小さな電
流供給能力の昇圧回路によって高電圧を供給することが
できず、電源電圧Vccだけでなく、消去に用いる高電圧
を外部の電源から供給せねばならなかった。これに対し
て、負ゲート消去法の場合は、ソースSに電源電圧Vcc
を印加すれば良いので、電源の簡単化を図ることができ
る。
【0018】こうしてセルトランジスタのデータを消去
した後に、このセルトランジスタへのデータの書き込み
を行う。この書き込みのときには、制御ゲートCGに1
2V程度の高電圧を印加すると共に、ソースSを接地
し、ドレインDに7V程度の電圧を印加する。これによ
って、ドレインDとソースS間に大きな電流が流れ、こ
のドレイ接合近傍に発生した高エネルギーのホットエレ
クトロンが浮遊ゲートFG内に注入されて電子が蓄積さ
れ、データ“0”が記憶される。
【0019】したがって、このデータの書き込み動作で
は、セルトランジスタの初期化されたデータ“1”を
“0”に書き換えるだけであり、データ“0”を“1”
に書き換えることはできない。このため、フラッシュメ
モリにおいては、セルトランジスタのデータを書き換え
るに先立ち、まず消去動作を実行して、そのチップ内、
あるいはブロック内の全てのセルトランジスタを一旦初
期化し、この後にセルトランジスタを選択して、選択し
たセルトランジスタにデータ“0”を記憶させる。
【0020】この様にホットエレクトロンを用いて、浮
遊ゲートFGに電子を注入する場合は、書き込み時に各
セルトランジスタに1mA程度の大きな電流を供給する
必要がある。このため、EEPROMと同様に、FNト
ンネル電流を利用して電子の注入を行うことにより、書
き込み時の電流を低減させたフラッシュメモリが開発さ
れている。これによっても、電源の簡単化を図ることが
できる。
【0021】なお、フラッシュメモリのセルトランジス
タは、書き込みをドレイン接合側で行い、消去をソース
接合側で行うので、素子設計上、これらの接合プロファ
イルをそれぞれの動作に応じて個別に最適化することが
望ましい。すなわち、ドレイン接合には、書き込み効率
を高めるために、電界集中型の接合プロファイルを適用
し、ソース接合には、消去のときの高電圧を印加可能に
するために、電界緩和型の接合プロファイルを適用し、
ドレイン接合型とソース接合型を非対称にする。
【0022】また、近年の電池を電源とする携帯型電子
機器、あるいは半導体製造プロセスの微細化に伴い、半
導体装置の動作電源の低電圧化が要望されており、これ
に応じて電源電圧Vccを5Vから3.3Vに低下させた
半導体装置の開発が活発になっている。このため、フラ
ッシュメモリとしても、3.3Vの電源によって動作す
るものが開発されている。ただし、3.3Vの電源を用
いるフラッシュメモリであっても、現状では、読み出し
時にセルトランジスタの制御ゲートCGに印加する電圧
は、動作の高速化と十分な動作マージンの確保を図るた
めに、チップに内蔵のワード線昇圧回路によって3.3
Vの電源電圧Vccを5V程度まで昇圧して供給してい
る。
【0023】ところで、フラッシュメモリは、RAM
(Random Access Memory)とは異なり、データの書き込
みや読み出しの他に、チップ単位やブロック単位での、
多数のメモリセルの一括消去、ステータスレジスタの読
み出し等、種々の動作状態を選択的に設定することがで
きる。これらの動作状態を外部からのチップイネーブル
信号/CE、ライトイネーブル信号/WE、出力イネー
ブル信号/OE等の制御信号の組み合わせによって指定
しようとすると、既存のEPROMやEEPROMと比
較しても、制御信号の種類が増え、それぞれの制御信号
に対応してそれぞれの入力端子を設けなばならず、フラ
ッシュメモリの各入力端子にEPROMやEEPROM
の各入力端子との互換性がなくなり、かつ使い勝手の悪
いデバイスとなる。このため、実際に実用化されている
フラッシュメモリにおいては、制御信号の組み合わせで
はなく、データやアドレスの組み合わせをコマンドとし
て入力し、複数種のコマンドによってそれぞれの動作状
態を指定すると言うコマンド方式が主流になっている。
この場合、フラッシュメモリ内に、コマンドステートマ
シン(CMS)及びライトステートマシン(WSM)を
設け、外部からの各種のコマンドをコマンドステートマ
シンによって判定し、判定されたコマンドをライトステ
ートマシンによって実行する。
【0024】一方、先に述べたブロック単位での消去を
行うフラッシュメモリには、不均等な大きさのブロック
を有するものと、均等な大きさのブロックを有するもの
とがある(米国特許第4945570号)。
【0025】また、各ブロック毎に、BPデータ記憶領
域を設け、このBPデータ記憶領域に、ブロック内のデ
ータの消去及び書き込み動作を禁止して、このデータを
保護するためのBP(Block Protect)データを記憶す
るものがある。この場合、/WP入力端子を設け、この
/WP入力端子に外部からの/WP(Write Protect)
信号を入力し、この/WP信号がアクティブ(Lレベ
ル)のときには、各ブロックのBPデータを有効にし、
この/WP信号が非アクティブ(Hレベル)のときに
は、各ブロックのBPデータを無効にする。したがっ
て、/WP入力端子に入力される/WP信号がアクティ
ブ(Lレベル)のときに、ブロックのBPデータ記憶領
域にBPデータが記憶されていれば、このブロックへの
消去及び書き込み動作が禁止され、ブロックのBPデー
タ記憶領域にBPデータが記憶されていなければ、この
ブロックへの消去及び書き込み動作が許可される。ま
た、/WP信号が非アクティブ(Hレベル)のときに
は、ブロックのBPデータ記憶領域にBPデータが記憶
されいるか否かにかかわらず、このブロックへの消去及
び書き込み動作が許可される。
【0026】ここでも、/WP入力端子を設ける代わり
に、WP設定コマンドと、WP解除コマンドを用いる
と、入力端子を増やさずに済む。すなわち、先に述べた
コマンド方式であって、WP設定コマンドを入力する
と、フラッシュメモリ内の/WP信号をアクティブ(L
レベル)にし、またWP解除コマンドを入力すると、/
WP信号を非アクティブ(Hレベル)にし、これによっ
てBPデータ記憶領域内のBPデータを有効にしたり無
効にする。この場合、/WP入力端子が不要となるの
で、フラッシュメモリの各入力端子と既存のEPROM
やEEPROMの各入力端子との互換性を保つことがで
きる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラッ
シュメモリのセルトランジスタは、消去動作のときに、
浮遊ゲートFGから電子を過剰に引き抜いて過剰消去の
状態になり、このセルトランジスタのしきい値が負電圧
となる。この様に消去時にセルトランジスタのしきい値
が負電圧になると、セルトランジスタの選択トランジス
タが省略されていることもあって、同一ビット線上で、
選択されたセルトランジスタのデータを読み出すに際
し、非選択のセルトランジスタからリーク電流が流れ、
このためにデータを正確に読み出すことができなくな
り、致命的な不良となった。
【0028】この様なフラッシュメモリにおける過剰消
去を防止するために、消去に先立ち、前書き込み(Prog
ram Before Erase)を行って、消去対象となる全ての各
セルトランジスタの浮遊ゲートFGに電子を予め蓄積し
て(データ“0”を書き込む)、全ての各セルトランジ
スタの浮遊ゲートFGの電子を均一化しておき、この前
書き込みに引き続く消去のときに、全ての各セルトラン
ジスタの浮遊ゲートFGの電子を一様に引き抜いて、一
部のセルトランジスタの浮遊ゲートFGのみから電子が
過剰に引き抜かれることを防止している。
【0029】更には、消去に際しては、短時間の消去を
実行してから、消去ベリファイによって、この消去が完
全に行われたか否かを確認し、消去不十分なセルトラン
ジスタが存在しなくなるまで、短時間の消去と消去ベリ
ファイを繰り返し、必要以上にセルトランジスタの浮遊
ゲートFGから電子が引き抜かれない様にしている。
【0030】このため、フラッシュメモリにおいては、
各セルトランジスタの消去に極めて長い時間(数百m
秒)を要し、この消去の期間に、電源が遮断されたり、
デバイスのリセット信号が入力され、その途中で、この
消去を強制的に終了させられる可能性が高く、これを無
視することができない。
【0031】何等かの異常によって、各セルトランジス
タの消去がその途中で終了した場合は、全ての各セルト
ランジスタのデータが“1”に初期化されず(セルトラ
ンジスタのしきい値が小)、がある(セルトランジスタ
のしきい値が大)。ここで、先に述べた様に書き込み動
作は、初期化されたデータ“1”を“0”に書き換える
だけのものであるから、データ“1”を書き込むときに
は、実際には“1”に初期化されたデータをそのままに
しておく。したがって、消去に際し、一部のセルトラン
ジスタのデータが“0”のままで残ると、このセルトラ
ンジスタに“1”を書き込むことができなくなる。
【0032】この様な理由から、フラッシュメモリにお
いては、書き込みに際し、全ての各セルトランジスタの
データが消去されていない可能性を考慮する必要が生
じ、このために、その取り扱いが面倒になり、このフラ
ッシュメモリを使用するシステム側のプログラムが複雑
化すると言う問題があった。
【0033】あるいは、フラッシュメモリに、消去が成
功したか否かを示すビットを記憶するステータスレジス
タを付設しておき、このステータスレジスタ内のビット
によって、消去が成功したか否かを確認すると言うもの
がある。
【0034】しかしながら、電源の遮断や、デバイスの
リセット信号によって、消去が強制的に終了したときに
は、このステータスレジスタもリセットされるので、こ
のレジスタによって消去が強制的に終了したことを検出
することはできない。
【0035】また、特開昭5−325577号には、消
去中断の対策方法が開示されている。図10は、この従
来の方法を適用した装置を示している。同図において、
フラッシュメモリカード101は、I/Oポート10
2、パワーコントロール部103、端子コントロール部
104、アドレスラッチ部105、アドレスコントロー
ル部106、第1乃至第8フラッシュメモリIC107
a〜107h、I/Oポート102と各フラッシュメモ
リIC107a〜107h間を結ぶデータバス108、
及び、アドレスコントロール部106と各フラッシュメ
モリIC107a〜107h間を結ぶアドレスバス10
9を備えている。
【0036】このフラッシュメモリカード101におい
ては、第1フラッシュメモリIC107aが消去される
と、消去エリア記録領域であるフラッシュメモリカード
最終アドレスにフラッシュメモリIC消去完了情報であ
る“0”を書き込み、更に第2フラッシュメモリIC1
07bが消去されると、消去エリア記録領域であるフラ
ッシュメモリカード最終アドレスの1つ前のアドレスに
フラッシュメモリIC消去完了情報である“0”を書き
込み、この様な処理をフラッシュメモリICの消去の度
に繰り返している。
【0037】しかしながら、ここでは、消去完了情報が
1ビットであって、電源の遮断や、デバイスのリセット
信号によって、消去が強制的に終了したとき、つまりデ
ータ“0”への前書き込みからデータ“1”への初期化
に至るまでの処理が強制的に終了したときには、この消
去完了情報が“0”及び“1”のいずれであるかを特定
することができないため、消去が成功したか否かを確認
することはできない。
【0038】したがって、電源の遮断や、デバイスのリ
セット信号によって、消去が強制的に終了したときに
は、全ての各セルトランジスタのデータを読み出して、
これらが正常に消去されているか否かを逐一確認するし
かなかった。しかも、データを書き込むときには、書き
込みベリファイによって、データ“0”がセルトランジ
スタに正しく書き込めたことが確認されるまで、再書き
込みを繰り返すことになるが、消去が強制的に終了した
ことからデータ“1”を書き込むことができなくなる
と、この再書き込みを行ってはならず、別のエラー処理
が必要となり、フラッシュメモリを使用するシステム側
のプログラムの複雑化を避けられなかった。
【0039】そこで、この発明は、この様な従来の課題
を解決するものであって、電源の遮断や、デバイスのリ
セット信号等によって、消去が強制的に終了しても、消
去が成功したか否かを確実に判定することができ、また
システム側のプログラムの複雑化を招かずに済み、その
適用が容易な不揮発性半導体記憶装置を提供することを
目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、この発明は、複数の不揮発性メモリセルを有
するデータ記憶ブロックを備え、このデータ記憶ブロッ
ク内の各不揮発性メモリセルの消去を行ってから、これ
らの不揮発性メモリセルへの書き込みを行う不揮発性半
導体記憶装置において、データ記憶ブロックの各不揮発
性メモリセルと共に、消去を行われる複数の不揮発性メ
モリセルを有する消去終了データ記憶領域と、データ記
憶ブロックの各不揮発性メモリセル及び消去終了データ
記憶領域の各不揮発性メモリの消去終了後に、“0”及
び“1”の各論理値をそれぞれ少なくとも1つずつ含む
複数ビットからなる消去終了データを消去終了データ記
憶領域に書き込む書き込み手段と、この消去終了データ
記憶領域内の消去終了データを読み出す読み出し手段と
を備えている。
【0041】この様な構成によれば、消去終了データ記
憶領域の各不揮発性メモリセルは、データ記憶ブロック
の各不揮発性メモリセルと共に消去される。この後、消
去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリセルには、消
去終了データが書き込まれる。この消去終了データは、
“0”及び“1”の各論理値をそれぞれ少なくとも1つ
ずつ含んでいる。
【0042】ここで、電源の遮断や、デバイスのリセッ
ト信号によって、消去が強制的に終了したときには、消
去終了データ記憶領域の全ての各不揮発性メモリセルに
同一のデータ(“0”又は“1”)が書き込まれる。こ
のため、この消去終了データを読み出して、この消去終
了データに“0”及び“1”の各論理値がそれぞれ少な
くとも1つずつ含まれるか否かを判定すれば、消去終了
データ記憶領域の全ての各不揮発性メモリセルの消去が
成功したか否かを判定することができる。消去終了デー
タ記憶領域の各不揮発性メモリセルの消去を行うときに
は、データ記憶ブロックの各不揮発性メモリセルの消去
を行うので、この消去終了データ記憶領域の判定は、こ
のデータ記憶ブロックの全ての各不揮発性メモリセルの
消去が成功したか否かを判定することでもある。
【0043】例えば、請求項2に記載の様に、読み出し
手段は、消去状態確認信号及びアドレス遷移検出信号に
応答して、書き込み手段内の消去終了データを読み出
す。消去状態確認信号は、予め定められたものであり、
更にアドレス遷移検出信号は、データ記憶ブロック内の
各不揮発性メモリセルにアクセスするためのアドレスの
遷移に応じて形成されるものである。
【0044】例えば、請求項3に記載の様に、消去終了
データ記憶領域の各不揮発性メモリの消去に用いられる
それぞれの信号線と、データ記憶ブロックの各不揮発性
メモリセルの消去に用いられるそれぞれの信号線を相互
に共用しても良い。
【0045】この場合、データ記憶ブロックの各不揮発
性メモリセルと共に、消去終了データ記憶領域の各不揮
発性メモリセルを確実に消去することができる。
【0046】請求項4に記載の様に、読み出し手段によ
って消去終了データ記憶領域から読み出された消去終了
データが該消去終了データ記憶領域に書き込まれる以前
の消去終了データに一致すると、データ記憶ブロック内
の各不揮発性メモリセルの消去を正常に終了したと判定
し、両者の消去終了データが一致しないと、データ記憶
ブロック内の各不揮発性メモリセルの消去に異常があっ
た判定しても良い。
【0047】この場合は、消去終了データ記憶領域から
読み出された消去終了データと、書き込まれる以前の消
去終了データを比較するので、消去終了データに“0”
及び“1”の各論理値がそれぞれ少なくとも1つずつ含
まれるか否かに基づいて判定を行うよりも、より正確な
判定が可能となる。
【0048】請求項5に記載の様に、消去状態確認信号
及びアドレス遷移検出信号に応答して、データ記憶ブロ
ック内の各不揮発性メモリセルの消去を正常に終了した
か、異常があったかを示す判定結果を出力しても良い。
【0049】請求項6に記載の様に、データ記憶ブロッ
クの各不揮発性メモリセル及び消去終了データ記憶領域
の各不揮発性メモリとは別に消去が行われる不揮発性メ
モリセルからなるプロテクトデータ記憶領域を更に備
え、このプロテクトデータ記憶領域に、データ記憶ブロ
ックの保護状態を示すブロック保護データを記憶しても
良い。
【0050】このブロック保護データは、例えばデータ
記憶ブロック内のデータの消去及び書き込み動作を禁止
するものである。
【0051】請求項7に記載の様に、消去状態確認信号
及びアドレス遷移検出信号に応答して、書き込み手段内
の消去終了データを読み出すと共に、プロテクトデータ
記憶領域内のブロック保護データを読み出しても良い。
【0052】こうして消去終了データ及びブロック保護
データを同時に読み出せば、処理の簡略化と高速化を図
ることができる。
【0053】請求項8に記載の様に、データ記憶ブロッ
クの各不揮発性メモリセルの読み出しに用いられるそれ
ぞれのビット線のいずれかを冗長ビット線に置き換える
冗長手段を更に備え、データ記憶ブロックの各ビット線
及び消去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリの読み
出しに用いられるそれぞれのビット線を相互に共用し、
データ記憶ブロックのビット線を冗長ビット線に置き換
えるに伴い、このデータ記憶ブロックのビット線と共用
される消去終了データ記憶領域のビット線をも冗長ビッ
ト線に置き換えても良い。
【0054】この様にデータ記憶ブロックの各ビット線
及び消去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリの読み
出しに用いられるそれぞれのビット線を相互に共用し、
両者の各ビット線のいずれにも冗長ビット線を適用する
様にしておけば、この不揮発性半導体記憶装置の構成を
簡略化することができる。
【0055】更に、請求項9に記載の様に、消去終了デ
ータ記憶領域の各不揮発性メモリの読み出しを行うに際
し、冗長ビット線に置き換えられた消去終了データ記憶
領域のビット線を遮断しても良い。
【0056】あるいは、請求項10に記載の様に、消去
終了データ記憶領域の各不揮発性メモリの書き込みを行
うに際しては、消去終了データ記憶領域のビット線を冗
長ビット線に置き換え、消去終了データ記憶領域の各不
揮発性メモリの読み出しを行うに際しは、消去終了デー
タ記憶領域のビット線を冗長ビット線に置き換えず、こ
の消去終了データ記憶領域の他の各ビット線を通じて読
み出された各ビットのみに基づいて、データ記憶ブロッ
ク内の各不揮発性メモリセルの消去が正常に行われたか
否かを判定しても良い。
【0057】この場合は、消去終了データ記憶領域の各
不揮発性メモリの読み出しを行うにときには、冗長ビッ
ト線への置き換えを行わないので、消去終了データ記憶
領域から消去終了データの一部を確実に取り出すことが
できる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参照して説明する。図1は、この発明の不揮発性
半導体記憶装置の第1実施形態を示している。この第1
実施形態の装置は、フラッシュメモリであり、メモリセ
ルアレイ11、外部からのアドレスを入力し、このアド
レスを復号化してメモリセルアレイ11に与えるデコー
ダ12、メモリセルアレイ11に対する消去及び書き込
み動作を受け持つライトステートマシン13、外部から
の各制御信号や各アドレスに基づいてコマンドの種類を
判定するコマンドステートマシン14、外部からのアド
レスの遷移状態等を検出して、タイミングパルスを発生
するATDアドレス遷移検出回路15、メモリセルアレ
イ11からのデータ及び冗長データを入力し、データ及
び冗長データを切り換えて出力するマルチプレクサ1
6、メモリセルアレイ11からの消去終了データを入力
し、この消去終了データを予め定められた消去終了デー
タと比較する消去正常終了判定回路17を備えている。
【0059】メモリセルアレイ11は、N個の各データ
記憶ブロック21、これらのデータ記憶ブロック21に
付設されたそれぞれの消去終了データ記憶領域22、ゲ
ート並びにセンスアンプ群23を備えている。このメモ
リセルアレイ11では、デコーダ12からの列アドレス
及び行アドレスに応じて、各データ記憶ブロック21に
含まれる全ての各メモリセルのいずれかをアクセスして
書き込みや読み出しを行う。
【0060】なお、メモリセルアレイ11の各データ記
憶ブロック21は、それぞれのサイズ(ビット数)が同
一であっても良いし(均等ブロック型)、それぞれのサ
イズが不均等であっても良い(例えばブートブロック
型)。また、各ブロック21は、HDD(Hard Disc Dr
ive)互換システムに用いられるフラッシュメモリにおい
てはセクタと称することもある。
【0061】図2は、このメモリセル11の1つのデー
タ記憶ブロック21、このデータ記憶ブロック21に対
応する消去終了データ記憶領域22やゲート並びにセン
スアンプ群23、更には、このデータ記憶ブロック21
に付設される冗長回路24等を詳しく示している。
【0062】同図において、データ記憶ブロック21に
は、各セルトランジスタ31を行列方向に配置し、冗長
回路24には、2行の各セルトランジスタ32を配列
し、消去終了データ記憶領域22には、1列の各セルト
ランジスタ33を配置している。
【0063】これらのセルトランジスタは、図9に示す
ものと同様の構成を有しており、MOSFETの制御ゲ
ートCGにゲート酸化膜を設け、このゲート酸化膜中に
浮遊ゲートFGを配置した浮遊ゲート型FET構造のも
のである。
【0064】消去終了データ記憶領域22の各セルトラ
ンジスタ33は、それぞれのゲートをECワード線34
に共通接続されている。ECドライバ35は、列アドレ
スに応じて、ECワード線34を通じて消去終了データ
記憶領域22の各セルトランジスタ33をオンにする。
【0065】また、データ記憶ブロック21の各セルト
ランジスタ31及び冗長回路24の各セルトランジスタ
32は、各列に区分けされ、各列毎に、列に並ぶ各セル
トランジスタのゲートが主ワード線36に共通接続され
ている。主ワード線ドライバ37は、列アドレスに応じ
て、各主ワード線36を順次選択し、選択した主ワード
線36を通じて、各セルトランジスタ31及び各セルト
ランジスタ32をオンにする。
【0066】更に、全ての各セルトランジスタ31,3
2,33は、各行に区分され、これらの行毎に、行に並
ぶ各セルトランジスタのドレインがビット線38に共通
接続されている。また、全ての各セルトランジスタ3
1,32,33のソースは、ソース回路39に共通接続
されている。
【0067】各ビット線38は、2本ずつの各組に区分
けされており、1組の各ビット線38上には、1つのデ
ータを示す電圧が相補的に現れる。これらの組毎に、2
本の各ビット線38に2つの選択トランジスタ41,4
2を接続し、更に各選択トランジスタ41をトランジス
タ43を通じて書き込み回路44及びセンスアンプ45
に接続すると共に、各選択トランジスタ42をトランジ
スタ46を通じて書き込み回路44及びセンスアンプ4
5に接続している。
【0068】行選択ドライバ47は、行アドレスに応じ
て、各選択トランジスタ41,42,43,46を選択
的にオンにして、各ビット線38を8組単位で選択し、
選択された少なくとも8組の各ビット線38を各書き込
み回路44及び各センスアンプ45に接続する。
【0069】また、データ記憶ブロック21の各ビット
線38は、各行アドレスに応じて識別され、各行アドレ
ス毎に、8組の各ビット線38を選択し、8組の各ビッ
ト線38によって1ワード(8ビット)のデータを表
す。
【0070】1つの行アドレスには、消去終了データ記
憶領域22の各セルトランジスタ33−EC0〜33−EC7
のみが対応し、これらのセルトランジスタ33−EC0〜
33−EC7に消去終了データを記憶する。消去終了デー
タ記憶領域22の他の各セルトランジスタ33には、消
去終了データを記憶しないので、これらの他の各セルト
ランジスタ33にプロテクトデータ等を記憶しても構わ
ない。
【0071】ここで、データの読み出しを行う場合は、
主ワード線ドライバ37によって各主ワード線36のい
ずれかを通じて各セルトランジスタ31をオンにすると
共に、行選択ドライバ47によって8組の各ビット線3
8を選択し、これらの組の各ビット線38を各書き込み
回路44及び各センスアンプ45に接続する。そして、
ソース回路39によって各セルトランジスタのソースを
接地すると共に、各センスアンプ45によって該各組の
各ビット線38を低電位に設定すると、これらのビット
線38には各セルトランジスタからの信号電圧が与えら
れ、各組毎に、データの値がセンスアンプ45を通じて
取り出される。
【0072】なお、8組のうちの1組の各ビット線38
を冗長回路24のものに置き換えたときには、冗長セン
スアンプ49によって冗長回路24の各ビット線38に
低電位が与えられ、データの値が冗長センスアンプ49
を通じて取り出される。
【0073】また、消去を行う場合は、各主ワード線3
6を通じて全ての各セルトランジスタをオンにし、また
ソース回路39によって各セルトランジスタのソースを
接地し、更に各書き込み回路44から予め定められた一
定の電圧を各ビット線38を通じて各セルトランジスタ
へと与え、これらのセルトランジスタに対して前書き込
みを行う。そして、各主ワード線36を通じて全ての各
セルトランジスタのゲートに負電圧を印加すると共に、
ソース回路39によって全ての各セルトランジスタのソ
ースを電源電位に設定し、全ての各セルトランジスタの
データを一括して消去する。
【0074】更に、データの書き込みを行う場合は、各
主ワード線36のいずれかを通じて各セルトランジスタ
31をオンにすると共に、行選択ドライバ47によって
8組の各ビット線38を選択する。そして、ソース回路
39によって各セルトランジスタのソースを接地すると
共に、各書き込み回路44から予め定められた一定の電
圧を該各組の各ビット線38を通じて各セルトランジス
タへと与え、これらのセルトランジスタにそれぞれのデ
ータを記憶する。
【0075】なお、8組のうちの1組の各ビット線38
を冗長回路24のものに置き換えたときには、冗長書き
込み回路48から予め定められた電圧が冗長回路24の
各ビット線38を通じて各セルトランジスタ32へと与
えられ、これらのセルトランジスタ32にそれぞれのデ
ータが記憶される。
【0076】消去終了データ記憶領域22の各セルトラ
ンジスタ33についても、データ記憶ブロック21の各
セルトランジスタ31と同様に、ECワード線34を通
じて該各セルトランジスタ33をオンにすると共に、行
選択ドライバ47によって8組の各ビット線38を選択
して、これらの組の各ビット線38を各書き込み回路4
4及び各センスアンプ45に接続し、読み出し及び書き
込みを行う。更に、消去の場合は、先の手順で、他の各
セルトランジスタと共に、各セルトランジスタ33の消
去を行う。
【0077】また、冗長回路24は、データ記憶ブロッ
ク21の各ビット線38からなる各組のいずれかに係わ
る欠陥があるときにのみ用いられ、欠陥を伴う各ビット
線38の代わりに、この冗長回路24の行アドレスを指
定して、この冗長回路24の各ビット線38を活用す
る。
【0078】次に、図1のデコーダ12は、外部からの
アドレスを列アドレス及び行アドレスに復号化する。列
アドレスは、メモリセルアレイ11における各ワード線
のいずれかを指定し、行アドレスは、メモリセルアレイ
11における8組の各ビット線を指定する。
【0079】また、図1のライトステートマシン13
は、コマンドステートマシン14からのコマンドに応答
して動作し、メモリセルアレイ11のデータ記憶ブロッ
ク21の各メモリセルにデータを書き込んだり、各デー
タ記憶ブロック21単位で、データ記憶ブロック21内
の各メモリセルを一括して消去する。
【0080】更に、図1のコマンドステートマシン14
は、外部からのチップイネーブル信号/CE、ライトイ
ネーブル信号/WE、及び出力イネーブル信号/OE等
の制御信号や、同じく外部から入力されたデータ及びア
ドレスに基づいてコマンドの種類を判定する回路であ
る。
【0081】例えば、チップイネーブル信号/CEがア
クティブ(Lレベル)のときには、このフラッシュメモ
リがアクセスの対象となることを示し、ライトイネーブ
ル信号/WEがアクティブ(Lレベル)のときには、書
き込みアクセスが行われることを示し、出力イネーブル
信号/OEがアクティブ(Lレベル)のときには、読み
出しアクセスが行われることを示している。
【0082】コマンドステートマシン14は、1乃至数
回のバスサイクルの間に、これらの制御信号によって示
されるアクセスの種類を判定すると共に、データの値、
あるいは状況に応じてアドレスの値が予め定められた値
であるか否かを検出することによって、コマンドの種類
を判定し、このコマンドをライトステートマシン14に
送出する。このコマンドとしては、データを書き込み処
理や、データ記憶ブロック21内の各メモリセルの一括
消去の他に、この一括消去を成功したか否かの確認を指
示するものがある。この確認を指示するコマンドを受け
ると、コマンドステートマシン14は、ブロック消去状
態確認信号をHレベルにする。
【0083】なお、コマンドステートマシン14には、
電源の投入時やシステムのリセット時に、外部からのリ
セット信号が入力され、このリセット信号に応答して、
このコマンドステートマシン14の初期化が行われる。
【0084】図3は、ATDアドレス遷移検出回路15
の構成を詳しく示している。同図において、各エッジ検
出回路51は、外部からの各アドレス信号A0,A1,…
…,Anを入力して、これらのアドレス信号の立ち上が
り及び立ち下がりを検出し、立ち上がり及び立ち下がり
を検出する度に、パルス信号をナンド回路53に加え
る。また、エッジ検出回路52は、コマンドステートマ
シン14からのブロック消去状態確認信号を入力して、
このブロック消去状態確認信号の立ち上がりを検出し、
立ち上がりを検出する度に、パルス信号をナンド回路5
3に加える。ナンド回路53は、各エッジ検出回路5
1,52からのパルス信号の論理積否定を求め、これを
パルス発生回路54に加える。パルス発生回路54は、
ナンド回路53からのパルス信号を入力すると、メモリ
セルアレイ11の各センスアンプ45やデコーダ12等
を制御するための各種のタイミングパルスを生成し、こ
れらのタイミングパルスを出力する。これらのタイミン
グパルスとしては、メモリセルアレイ11の各センスア
ンプ45へのビット線プリチャージ信号並びにセンスア
ンプイネーブル信号等がある。各センスアンプ45は、
ビット線プリチャージ信号に応答して、データの読み出
しや書き込みの直前に、各ビット線をプリチャージし、
またセンスアンプイネーブル信号に応答して、各ビット
線上の信号電圧を増幅して出力する。
【0085】なお、ATDアドレス遷移検出回路15
は、外部からのチップイネーブル信号/CEを検出する
回路や、外部からのリードアレイコマンド(リードモー
ドにトリップするためのコマンド)に応答してコマンド
ステートマシン14によって生成されるリードアレイ信
号を検出する回路を含んでいても構わない。
【0086】図4は、マルチプレクサ16の構成を詳し
く示している。同図において、各ゲート回路61は、1
ワード(8ビット)を出力するメモリセルアレイ11の
各センスアンプ45に対応しており、各センスアンプ4
5からの各データ信号DAT0,DAT1,……,DAT7を入力す
る。また、各ゲート回路61は、冗長回路24の冗長セ
ンスアンプ49からの冗長データ信号RDAT、及び各冗長
データ置換信号MAT0,MAT1,……,MAT7も入力する。
【0087】ここで、データ記憶ブロック21の各ビッ
ト線38からなる各組のいずれかに係わる欠陥がなけれ
ば、各ゲート回路61は、各センスアンプ45からの各
データ信号DAT0,DAT1,……,DAT7を選択して出力す
る。これらのデータ信号DAT0,DAT1,……,DAT7は、各
ノア回路62及びゲート回路63を通じて送出される。
【0088】また、データ記憶ブロック21の各ビット
線38からなる各組のいずれかに係わる欠陥があれば、
このフラッシュメモリの製造検査工程で、欠陥を伴う組
に対応する各冗長データ置換信号MAT0,MAT1,……,MA
T7のいずれかがHレベルに設定され、このHレベルの冗
長データ置換信号が各ゲート回路61のいずれかに加え
られる。この1つのゲート回路61は、各センスアンプ
45からのデータ信号の代わりに、冗長データ信号RDAT
を出力する。
【0089】データ記憶ブロック21の各セルトランジ
スタの書き込みや読み出しのときであって、これらのセ
ルトランジスタの一括消去が成功したか否かを確認しな
いときには、コマンドステートマシン14からのブロッ
ク消去状態確認信号がLレベルであって、各ゲート回路
61からのそれぞれの信号は、各ノア回路62及びゲー
ト回路63を通じて送出される。
【0090】また、データ記憶ブロック21の各セルト
ランジスタの一括消去が成功したか否かを確認するとき
には、コマンドステートマシン14からのブロック消去
状態確認信号がHレベルとなる。
【0091】このとき、ゲート回路63は、ゲート回路
61からのデータ信号DAT0を遮断し、これに代わって、
消去正常終了判定回路17からの消去状態判定結果信号
を反転して送出する。この消去状態判定結果信号は、後
に述べる様に、データ記憶ブロック21の各セルトラン
ジスタの一括消去を成功すると、Hレベルとなり、また
一括消去を失敗すると、Lレベルとなる。したがって、
一括消去を成功すると、ゲート回路63からはLレベル
の信号が送出され、また一括消去を失敗すると、ゲート
回路63からはHレベルの信号が送出される。
【0092】また、コマンドステートマシン14からの
ブロック消去状態確認信号がHレベルになると、各ノア
回路62の出力がLレベルに固定される。
【0093】この結果、データ記憶ブロック21の各セ
ルトランジスタの一括消去を成功すると、このマルチプ
レクサ16から出力される8ビットの各信号が“000
00000”となり、また一括消去を失敗すると、この
8ビットの各信号が“00000001”となる。
【0094】図5は、消去正常終了判定回路17の構成
を詳しく示している。同図において、各ノア回路64,
65は、各冗長データ置換信号MAT0,MAT1,……,MAT7
を入力すると共に、ブロック消去状態確認信号を反転回
路66を介して入力し、それぞれの論理和否定を示す各
信号を出力する。各ナンド回路67-1〜67-4は、各ノ
ア回路64からの各信号を入力すると共に、データ記憶
ブロック21の各センスアンプ45からの各データ信号
DAT0,DAT2,DAT4,DAT6を各反転回路68を介して入力
し、それぞれの論理積否定を示す各信号を出力する。同
様に、各ナンド回路69-1〜69-4は、各ノア回路64
からの各信号を入力すると共に、データ記憶ブロック2
1の各センスアンプ45からの各データ信号DAT1,DAT
3,DAT5,DAT7を入力し、それぞれの論理積否定を示す
各信号を出力する。そして、ナンド回路71は、各ナン
ド回路67-1,67-2,69-1,69-2からの信号を入
力して、論理積否定を示す信号を出力する。同様に、ナ
ンド回路72は、各ナンド回路67-3,67-4,69-
3,69-4からの信号を入力して、論理積否定を示す信
号を出力する。更に、ノア回路73は、各ナンド回路7
1,72からの信号を入力して、論理和否定を示す消去
状態判定結果信号を出力する。
【0095】ここで、データ記憶ブロック21の各セル
トランジスタの一括消去が成功したか否かを確認すると
きには、コマンドステートマシン14からのブロック消
去状態確認信号がHレベルとなるから、反転回路66の
出力がLレベルとなり、このLレベルの信号が各ノア回
路64,65に加えられる。このとき、データ記憶ブロ
ック21の各ビット線38からなる各組のいずれかに係
わる欠陥がなければ、各冗長データ置換信号MAT0,MAT
1,……,MAT7のいずれもがLレベルに設定されるの
で、各ノア回路64,65からは、Hレベルの信号が出
力される。
【0096】一方、後に述べる様に、データ記憶ブロッ
ク21の各セルトランジスタの一括消去が成功したとき
には、ライトステートマシン13によって、データ記憶
ブロック21の消去終了データ記憶領域22の各セルト
ランジスタ33−EC0〜33−EC7に消去終了データ“0
1010101”が書き込まれる。コマンドステートマ
シン14からのブロック消去状態確認信号がHレベルに
なると、この消去終了データ記憶領域22の消去終了デ
ータ“01010101”は、各データ信号DAT0,…
…,DAT7として、消去正常終了判定回路17に入力され
る。
【0097】したがって、各ナンド回路67-1〜67-4
は、各ノア回路64からのHレベルの各信号を入力する
と共に、各データ信号DAT0,DAT2,DAT4,DAT6(“11
11”)を各反転回路68を介して入力し、それぞれの
論理積否定を示すHレベルの各信号を出力する。同様
に、各ナンド回路69-1〜69-4は、各ノア回路64か
らのHレベルの各信号を入力すると共に、各データ信号
DAT1,DAT3,DAT5,DAT7(“0000”)を入力し、そ
れぞれの論理積を示すHレベルの各信号を出力する。つ
まり、各ナンド回路67-1〜67-4,69-1〜69-4か
らはHレベルの各信号が出力されることになり、これに
応答して、ノア回路73からは、Hレベルの消去状態判
定結果信号が出力される。
【0098】また、データ記憶ブロック21の各セルト
ランジスタの一括消去が成功しなかったときには、デー
タ記憶ブロック21の消去終了データ記憶領域22の各
セルトランジスタ33−EC0〜33−EC7への消去終了デ
ータの書き込みが行われず、これらのセルトランジスタ
には、消去終了データ“01010101”以外の誤っ
たデータ(例えば“00000000”や“11111
111”)が書き込まれるので、この誤ったデータが各
データ信号DAT0,……,DAT7として、消去正常終了判定
回路17に入力される。
【0099】この場合、各ナンド回路67-1〜67-4,
69-1〜69-4のうちの少なくとも1つからLレベルの
信号が出力されるので、ノア回路73からは、Lレベル
の消去状態判定結果信号が出力される。
【0100】すなわち、一括消去が成功したか否かを確
認するためのブロック消去状態確認信号がHレベルにな
ったときに、データ記憶ブロック21の消去終了データ
記憶領域22の各セルトランジスタ33−EC0〜33−E
C7に、一括消去を成功したことを示す消去終了データ
“01010101”が書き込まれていれば、この消去
正常終了判定回路17からの消去状態判定結果信号がH
レベルとなり、また一括消去を失敗して、消去終了デー
タ“01010101”が書き込まれていなければ、こ
の消去正常終了判定回路17からの消去状態判定結果信
号がLレベルとなる。
【0101】また、データ記憶ブロック21の各ビット
線38からなる各組のいずれかに係わる欠陥があれば、
各冗長データ置換信号MAT0,MAT1,……,MAT7のいずれ
かがHレベルに設定される。この場合、各ノア回路6
4,65のいずれかよりLレベルの信号が出力され、こ
のLレベルの信号を入力する各ナンド回路67-1〜67
-4,69-1〜69-4のいずれかの出力がHレベルに固定
される。したがって、他の各ナンド回路に、正しい消去
終了データの各データ信号が入力されていれば、各ナン
ド回路67-1〜67-4,69-1〜69-4からはHレベル
の各信号が出力されることになり、これに応答して、こ
の消去正常終了判定回路17からの消去状態判定結果信
号がHレベルとなる。
【0102】例えば、冗長データ置換信号MAT0がHレベ
ルに設定された場合は、消去終了データのデータ信号DA
T0がHレベル及びLレベルのいずれであっても、ナンド
回路67-1の出力がHレベルに固定され、他の各ナンド
回路67-2〜67-4,69-1〜69-4に、正しい消去終
了データの各データ信号DAT1,……,DAT7が入力されて
いれば、消去状態判定結果信号がHレベルとなる。
【0103】すなわち、データ記憶ブロック21の各ビ
ット線38からなる各組のいずれかに係わる欠陥があっ
て、各データ信号DAT0,……,DAT7のうちのいずれかが
誤っている可能性があれば、各冗長データ置換信号MAT
0,MAT1,……,MAT7のいずれかをHレベルに設定する
ことによって、誤ったデータ信号を入力する各ナンド回
路67-1〜67-4,69-1〜69-4のいずれかの出力を
Hレベルに固定するので、この誤ったデータ信号が無視
され、他の各データ信号のみに基づいて、消去状態判定
結果信号のレベルが決定され、一括消去を成功したか否
かが確認される。これによって、データ記憶ブロック2
1の各ビット線38からなる各組のいずれかに係わる欠
陥があっても、一括消去を成功したか否かを確認するこ
とができる。
【0104】なお、データ記憶ブロック21の各セルト
ランジスタの書き込みや読み出しのときであって、これ
らのセルトランジスタの一括消去が成功したか否かを確
認しないときには、ブロック消去状態確認信号をLレベ
ルに設定するので、図4に示す各ノア回路62や図5に
示す各ノア回路64,65等がディスエーブル状態とな
り、各センスアンプからの各データ信号等の信号遷移に
応答することによって発生するスイッチングノイズを抑
えることができ、かつ消費電流を減らすことができる。
【0105】図6は、データ記憶ブロック21の各セル
トランジスタの一括消去を行い、データ記憶ブロック2
1の消去終了データ記憶領域22の各セルトランジスタ
33−EC0〜33−EC7に消去終了データ“010101
01”を書き込むまでの処理を示すフローチャートであ
る。
【0106】まず、コマンドステートマシン14は、デ
ータ記憶ブロック21の各セルトランジスタの一括消去
を指示するコマンドを外部から入力すると、このコマン
ドを認識し、この一括消去をライトステートマシン13
に指示する。これに応答して、ライトステートマシン1
3は、消去終了データ記憶領域22の各セルトランジス
タに対して前書き込みを行う(ステップ201)。これ
によって、この消去終了データ記憶領域22の各セルト
ランジスタ33−EC0〜33−EC7には、“000000
00”が記憶される。同様に、ライトステートマシン1
3は、データ記憶ブロック21の各セルトランジスタに
対して前書き込みを行う(ステップ202)。
【0107】次に、ライトステートマシン13は、消去
終了データ記憶領域22及びデータ記憶ブロック21の
各セルトランジスタに対して消去を行う。この消去は、
各ワード線を通じて全ての各セルトランジスタのゲート
に負電圧を印加すると共に、ソース回路39によって全
ての各セルトランジスタのソースを電源電位に設定する
ことによって行われる。
【0108】このとき、ソース回路39は、各セルトラ
ンジスタのソースに電位をパルス状に与え(以下消去パ
ルスと称す)、各セルトランジスタのフローティングゲ
ートから信号電荷を引き抜き、各セルトランジスタのし
きい値を下げる(ステップ203)。そして、ライトス
テートマシン13は、消去終了データ記憶領域22及び
データ記憶ブロック21の各セルトランジスタのしきい
値が予め定められた値以下になったか否かを判定する
(ステップ204)。
【0109】ここで、製造プロセスやレイアウト等が原
因となって、消去パルスにより低下される各セルトラン
ジスタのしきい値の低下量が均一とはならず、各セルト
ランジスタのしきい値にバラツキが生じることがある。
このバラツキを小さくするには、各セルトランジスタの
しきい値が予設定値以下となるまで、短い消去パルスを
連続的に印加すれば良く、このために各ステップ20
3,204を繰り返す。
【0110】これによって、消去終了データ記憶領域2
2及びデータ記憶ブロック21の各セルトランジスタの
しきい値が予め定められた値以下になると、ライトステ
ートマシン13は、この旨を判定する(ステップ20
4,Yes)。このとき、消去終了データ記憶領域22の
各セルトランジスタ33−EC0〜33−EC7には、“11
111111”が記憶される。
【0111】最後に、ライトステートマシン13は、消
去終了データ記憶領域22の各セルトランジスタ33−
EC0〜33−EC7に消去終了データ“01010101”
を書き込む(ステップ205)。
【0112】こうして消去終了データ記憶領域22及び
データ記憶ブロック21の各セルトランジスタの消去を
行い、消去終了データ記憶領域22の各セルトランジス
タ33−EC0〜33−EC7に消去終了データ“01010
101”を書き込んだ後には、次の様な手順で、消去終
了データ記憶領域22から消去終了データが読み出され
る。
【0113】まず、コマンドステートマシン14は、一
括消去が成功したか否かの確認を指示するコマンドを外
部から入力すると、このコマンドを認識し、ブロック消
去状態確認信号をHレベルに設定する。このブロック消
去状態確認信号は、ATDアドレス遷移検出回路15、
デコーダ12、消去正常終了判定回路17、マルチプレ
クサ16に与えられる。
【0114】ATDアドレス遷移検出回路15は、この
Hレベルのブロック消去状態確認信号に応答して、セン
スアンプイネーブル信号を出力する。また、このATD
アドレス遷移検出回路15は、先に述べた様に、アドレ
ス信号の遷移にも応答して、センスアンプイネーブル信
号を出力する。
【0115】消去正常終了判定回路17は、Hレベルの
ブロック消去状態確認信号に応答して、消去終了データ
記憶領域22の各セルトランジスタ33−EC0〜33−E
C7から消去終了データを読み出し、この消去終了データ
が予め定められた“01010101”と一致するか否
かを判定し、一致すれば、Hレベルの消去状態判定結果
信号を出力し、一致しなければ、Lレベルの消去状態判
定結果信号を出力する。
【0116】この消去状態判定結果信号がLレベルの場
合は、一括消去の処理の途中で、電源が遮断されたり、
デバイスのリセット信号が入力され、この一括消去が中
断したことになる。
【0117】マルチプレクサ16は、Hレベルのブロッ
ク消去状態確認信号に応答して、一括消去の成功を示す
8ビットの各信号“00000000”、又は一括消去
の失敗を示す8ビットの各信号“00000001”を
出力する。
【0118】この様に一括消去が成功したか否かの確認
を指示するコマンドを外部から入力するだけで、データ
記憶ブロック21の一括消去を成功したか否かを知るこ
とができる。また、コマンドステートマシン14は、他
のコマンドが指示されたり、電源が遮断されたり、デバ
イスのリセット信号を入力するまで、Hレベルのブロッ
ク消去状態確認信号を出力し続けるので、アドレスを遷
移して、他のデータ記憶ブロックを指定するだけで、A
TDアドレス遷移検出回路15が動作し、他のデータ記
憶ブロックの消去状態を高速に知ることができる。
【0119】図7は、この発明の不揮発性半導体記憶装
置の第2実施形態を示しており、この装置におけるメモ
リセルアレイ11のデータ記憶ブロック21の構成を示
している。この第2実施形態の装置は、図1の装置と略
同様の構成であって、データ記憶ブロック21のみが異
なる。
【0120】この第2実施形態におけるデータ記憶ブロ
ック21では、コマンドステートマシン14からのブロ
ック消去状態確認信号を反転回路81を介して冗長回路
24の選択トランジスタ82に加えている。このブロッ
ク消去状態確認信号がLレベルのとき、つまりデータ記
憶ブロック21の書き込みや読み出しを行うときには、
選択トランジスタ82をオンにして、この冗長回路24
と冗長センスアンプ49を接続し、この冗長回路24を
活用可能にする。
【0121】また、ブロック消去状態確認信号がHレベ
ルのとき、つまり一括消去が成功したか否かを確認する
ときには、選択トランジスタ82をオフにして、この冗
長回路24と冗長センスアンプ49間を遮断する。
【0122】このとき、Hレベルのブロック消去状態確
認信号に応答して、このデータ記憶ブロック21のゲー
トスイッチ84が開かれ、ブロックプロテクトビットア
レイ83からのプロテクトビットが冗長センスアンプ4
9を介して送出される。
【0123】したがって、ブロック消去状態確認信号が
Hレベルのときには、消去終了データ記憶領域22の各
セルトランジスタ33−EC0〜33−EC7から消去終了デ
ータ“01010101”を読み出すと共に、ブロック
プロテクトビットアレイ83からのプロテクトビットを
読み出すことになり、処理の簡略化と高速化を図ること
ができる。
【0124】このブロックプロテクトビットアレイ83
は、メモリセル11の各データ記憶ブロック21に対応
するそれぞれのプロテクトビットを記憶することがで
き、各プロテクトビット毎に、プロテクトビットによっ
て、データ記憶ブロック21への消去及び書き込み動作
を禁止したり許可する。
【0125】このブロックプロテクトビットアレイ83
は、データ記憶ブロック21と同様の構成であって、各
セルトランジスタを有しており、これらのセルトランジ
スタに各プロテクトビットを記憶する。
【0126】ただし、このブロックプロテクトビットア
レイ83の各セルトランジスタのソースと、データ記憶
ブロック21の各セルトランジスタのソースを完全に分
離して、個別に駆動制御している。これによって、デー
タ記憶ブロック21の各セルトランジスタの一括消去を
行っても、このデータ記憶ブロック21に対応するブロ
ックプロテクトビットアレイ83のセルトランジスタの
プロテクトビットが消去されずに済む。
【0127】図8は、この発明の不揮発性半導体記憶装
置の第3実施形態を示しており、この装置におけるマル
チプレクサ16の構成を示している。このマルチプレク
サ16は、図4のマルチプレクサに、ゲート回路85を
付加したものである。また、このマルチプレクサ16
は、図7のメモリセルアレイ11のデータ記憶ブロック
21を前提として設けられるものであり、冗長センスア
ンプ49からのプロテクトビットをゲート回路85に入
力する。
【0128】したがって、ブロック消去状態確認信号が
Hレベルのときに、選択トランジスタ82がオフにされ
て、この冗長回路24と冗長センスアンプ49間が遮断
され、またゲートスイッチ84が開かれて、ブロックプ
ロテクトビットアレイ83からのプロテクトビットが冗
長センスアンプ49を介して送出されて来る。このプロ
テクトビットをゲート回路85に入力する。
【0129】このゲート回路85は、ブロック消去状態
確認信号がHレベルになると、ゲート回路61からのデ
ータ信号DAT1を遮断し、これに代わって、冗長センスア
ンプ49からのプロテクトビットを反転して出力する。
【0130】ここで、ブロックプロテクトビットアレイ
83においては、プロテクトビットの書き込み状態で
(データ“0”)、データ記憶ブロック21への消去及
び書き込み動作を禁止し、プロテクトビットの消去状態
で(データ“1”)、データ記憶ブロック21への消去
及び書き込み動作を許可する。したがって、データ記憶
ブロック21への消去及び書き込み動作が禁止されてい
るときには、ゲート回路85からはHレベルの信号が出
力され、消去及び書き込み動作が許可されているときに
は、ゲート回路85からはLレベルの信号が出力され
る。
【0131】この様にブロック消去状態確認信号がHレ
ベルのときに、消去終了データ記憶領域22の各セルト
ランジスタ33−EC0〜33−EC7から消去終了データ
“01010101”を読み出すと共に、ブロックプロ
テクトビットアレイ83からのプロテクトビットを読み
出せば、1つのコマンドのみによって、2つの動作を同
時に実行することができ、一括消去を成功したか否かの
確認と、データ記憶ブロック21への消去及び書き込み
動作が禁止されているか否かの確認を同時にかつ速やか
に行うことができる。
【0132】
【発明の効果】以上説明した様に、この発明によれば、
消去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリセルは、デ
ータ記憶ブロックの各不揮発性メモリセルと共に消去さ
れる。この後、消去終了データ記憶領域の各不揮発性メ
モリセルには、消去終了データが書き込まれる。この消
去終了データは、“0”及び“1”の各論理値をそれぞ
れ少なくとも1つずつ含んでいる。
【0133】ここで、電源の遮断や、デバイスのリセッ
ト信号によって、消去が強制的に終了したときには、消
去終了データ記憶領域の全ての各不揮発性メモリセルに
同一のデータ(“0”又は“1”)が書き込まれる。こ
のため、この消去終了データを読み出して、この消去終
了データに“0”及び“1”の各論理値がそれぞれ少な
くとも1つずつ含まれるか否かを判定すれば、消去終了
データ記憶領域の全ての各不揮発性メモリセルの消去が
成功したか否かを判定することができる。消去終了デー
タ記憶領域の各不揮発性メモリセルの消去を行うときに
は、データ記憶ブロックの各不揮発性メモリセルの消去
を行うので、この消去終了データ記憶領域の判定は、こ
のデータ記憶ブロックの全ての各不揮発性メモリセルの
消去が成功したか否かを判定することでもある。
【0134】例えば、請求項2に記載の様に、読み出し
手段は、消去状態確認信号及びアドレス遷移検出信号に
応答して、書き込み手段内の消去終了データを読み出し
ても良い。
【0135】例えば、請求項3に記載の様に、消去終了
データ記憶領域の各不揮発性メモリの消去に用いられる
それぞれの信号線と、データ記憶ブロックの各不揮発性
メモリセルの消去に用いられるそれぞれの信号線を相互
に共用しても良い。
【0136】この場合、データ記憶ブロックの各不揮発
性メモリセルと共に、消去終了データ記憶領域の各不揮
発性メモリセルを確実に消去することができる。
【0137】請求項4に記載の様に、読み出し手段によ
って消去終了データ記憶領域から読み出された消去終了
データが該消去終了データ記憶領域に書き込まれる以前
の消去終了データに一致すると、データ記憶ブロック内
の各不揮発性メモリセルの消去を正常に終了したと判定
しても良い。
【0138】この場合は、消去終了データ記憶領域から
読み出された消去終了データと、書き込まれる以前の消
去終了データを比較するので、消去終了データに“0”
及び“1”の各論理値がそれぞれ少なくとも1つずつ含
まれるか否かに基づいて判定を行うよりも、より正確な
判定が可能となる。
【0139】請求項5に記載の様に、消去状態確認信号
及びアドレス遷移検出信号に応答して、データ記憶ブロ
ック内の各不揮発性メモリセルの消去を正常に終了した
か否かを示す判定結果を出力しても良い。
【0140】請求項6に記載の様に、データ記憶ブロッ
クの各不揮発性メモリセル及び消去終了データ記憶領域
の各不揮発性メモリとは別に消去が行われる不揮発性メ
モリセルからなるプロテクトデータ記憶領域を更に備
え、このプロテクトデータ記憶領域に、データ記憶ブロ
ックの保護状態を示すブロック保護データを記憶しても
良い。
【0141】このブロック保護データは、例えばデータ
記憶ブロック内のデータの消去及び書き込み動作を禁止
するものである。
【0142】請求項7に記載の様に、消去状態確認信号
及びアドレス遷移検出信号に応答して、書き込み手段内
の消去終了データを読み出すと共に、プロテクトデータ
記憶領域内のブロック保護データを読み出しても良い。
【0143】こうして消去終了データ及びブロック保護
データを同時に読み出せば、処理の簡略化と高速化を図
ることができる。
【0144】請求項8に記載の様に、データ記憶ブロッ
クの各不揮発性メモリセルの読み出しに用いられるそれ
ぞれのビット線のいずれかを冗長ビット線に置き換える
冗長手段を更に備え、データ記憶ブロックの各ビット線
及び消去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリの読み
出しに用いられるそれぞれのビット線を相互に共用し、
データ記憶ブロック及び消去終了データ記憶領域のビッ
ト線を冗長ビット線に置き換えるに伴い、このデータ記
憶ブロックのビット線と共用される消去終了データ記憶
領域のビット線をも冗長ビット線に置き換えても良い。
【0145】この様にデータ記憶ブロックの各ビット線
及び消去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリの読み
出しに用いられるそれぞれのビット線を相互に共用し、
両者の各ビット線のいずれにも冗長ビット線を適用する
様にしておけば、この不揮発性半導体記憶装置の構成を
簡略化することができる。
【0146】更に、請求項9に記載の様に、消去終了デ
ータ記憶領域の各不揮発性メモリの読み出しを行うに際
し、冗長ビット線に置き換えられた消去終了データ記憶
領域のビット線を遮断しても良い。
【0147】あるいは、請求項10に記載の様に、消去
終了データ記憶領域の各不揮発性メモリの書き込みを行
うに際しては、消去終了データ記憶領域のビット線を冗
長ビット線に置き換え、消去終了データ記憶領域の各不
揮発性メモリの読み出しを行うに際しは、消去終了デー
タ記憶領域のビット線を冗長ビット線に置き換えず、こ
の消去終了データ記憶領域の他の各ビット線を通じて読
み出された各ビットのみに基づいて、データ記憶ブロッ
ク内の各不揮発性メモリセルの消去が正常に行われたか
否かを判定しても良い。
【0148】この場合は、消去終了データ記憶領域の各
不揮発性メモリの読み出しを行うにときには、冗長ビッ
ト線への置き換えを行わないので、消去終了データ記憶
領域から消去終了データの一部を確実に取り出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の不揮発性半導体記憶装置の第1実施
形態を示すブロック図
【図2】図1の装置におけるメモリセルのデータ記憶ブ
ロックを示すブロック図
【図3】図1の装置におけるATDアドレス遷移検出回
路を示すブロック図
【図4】図1の装置におけるマルチプレクサを示すブロ
ック図
【図5】図1の装置における消去正常終了判定回路を示
すブロック図
【図6】図1の装置における一括消去のための処理を示
すフローチャート
【図7】この発明の不揮発性半導体記憶装置の第2実施
形態におけるメモリセルアレイのデータ記憶ブロックを
示すブロック図
【図8】この発明の不揮発性半導体記憶装置の第3実施
形態におけるマルチプレクサを示すブロック図
【図9】フラッシュメモリにおける浮遊ゲート型FET
構造のセルトランジスタを示す概略図
【図10】従来の不揮発性半導体記憶装置を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
11 メモリセルアレイ 12 デコーダ 13 ライトステートマシン 14 コマンドステートマシン 15 ATDアドレス遷移検出回路 16 マルチプレクサ 17 消去正常終了判定回路 21 データ記憶ブロック 22 消去終了データ記憶領域 23 センスアンプ群 24 冗長回路 31,32,33 セルトランジスタ 34 ECワード線 35 ECドライバ 36 主ワード線 37 主ワード線ドライバ 38 ビット線 39 ソース回路 41,42 選択トランジスタ 44 書き込み回路 45 センスアンプ 47 行選択ドライバ 49 冗長センスアンプ 51,52 エッジ検出回路 53,71,72 ナンド回路 54 パルス発生回路 61,63 ゲート回路 62,64,65,73 ノア回路 66,68 反転回路 67-1〜67-4,69-1〜69-4 ナンド回路 81 反転回路 82 選択トランジスタ 83 ブロックプロテクトビットアレイ 84 ゲートスイッチ 85 ゲート回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の不揮発性メモリセルを有するデー
    タ記憶ブロックを備え、このデータ記憶ブロック内の各
    不揮発性メモリセルの消去を行ってから、これらの不揮
    発性メモリセルへの書き込みを行う不揮発性半導体記憶
    装置において、 データ記憶ブロックの各不揮発性メモリセルと共に、消
    去を行われる複数の不揮発性メモリセルを有する消去終
    了データ記憶領域と、 データ記憶ブロックの各不揮発性メモリセル及び消去終
    了データ記憶領域の各不揮発性メモリの消去終了後に、
    “0”及び“1”の各論理値をそれぞれ少なくとも1つ
    ずつ含む複数ビットからなる消去終了データを消去終了
    データ記憶領域に書き込む書き込み手段と、 この消去終了データ記憶領域内の消去終了データを読み
    出す読み出し手段とを備える不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 読み出し手段は、消去状態確認信号及び
    アドレス遷移検出信号に応答して、書き込み手段内の消
    去終了データを読み出し、 消去状態確認信号は、予め定められたものであり、 アドレス遷移検出信号は、データ記憶ブロック内の各不
    揮発性メモリセルにアクセスするためのアドレスの遷移
    に応じて形成される請求項1に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 消去終了データ記憶領域の各不揮発性メ
    モリの消去に用いられるそれぞれの信号線と、データ記
    憶ブロックの各不揮発性メモリセルの消去に用いられる
    それぞれの信号線を相互に共用する請求項1又は2に記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 読み出し手段によって消去終了データ記
    憶領域から読み出された消去終了データが該消去終了デ
    ータ記憶領域に書き込まれる以前の消去終了データに一
    致すると、データ記憶ブロック内の各不揮発性メモリセ
    ルの消去を正常に終了したと判定し、 両者の消去終了データが一致しないと、データ記憶ブロ
    ック内の各不揮発性メモリセルの消去に異常があった判
    定する請求項1乃至3のいずれかに記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】 消去状態確認信号及びアドレス遷移検出
    信号に応答して、データ記憶ブロック内の各不揮発性メ
    モリセルの消去を正常に終了したか、異常があったかを
    示す判定結果を出力する請求項2及び4に記載の不揮発
    性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 データ記憶ブロックの各不揮発性メモリ
    セル及び消去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリと
    は別に消去が行われる不揮発性メモリセルからなるプロ
    テクトデータ記憶領域を更に備え、 このプロテクトデータ記憶領域に、データ記憶ブロック
    の保護状態を示すブロック保護データを記憶する請求項
    1乃至5のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 消去状態確認信号及びアドレス遷移検出
    信号に応答して、書き込み手段内の消去終了データを読
    み出すと共に、プロテクトデータ記憶領域内のブロック
    保護データを読み出す請求項2及び6に記載の不揮発性
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 データ記憶ブロックの各不揮発性メモリ
    セルの読み出しに用いられるそれぞれのビット線のいず
    れかを冗長ビット線に置き換える冗長手段を更に備え、 データ記憶ブロックの各ビット線及び消去終了データ記
    憶領域の各不揮発性メモリの読み出しに用いられるそれ
    ぞれのビット線を相互に共用し、 データ記憶ブロックのビット線を冗長ビット線に置き換
    えるに伴い、このデータ記憶ブロックのビット線と共用
    される消去終了データ記憶領域のビット線をも冗長ビッ
    ト線に置き換える請求項1乃至7のいずれかに記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 消去終了データ記憶領域の各不揮発性メ
    モリの読み出しを行うに際し、冗長ビット線に置き換え
    られた消去終了データ記憶領域のビット線を遮断する請
    求項8に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 消去終了データ記憶領域の各不揮発性
    メモリの書き込みを行うに際しては、消去終了データ記
    憶領域のビット線を冗長ビット線に置き換え、 消去終了データ記憶領域の各不揮発性メモリの読み出し
    を行うに際しは、消去終了データ記憶領域のビット線を
    冗長ビット線に置き換えず、この消去終了データ記憶領
    域の他の各ビット線を通じて読み出された各ビットのみ
    に基づいて、データ記憶ブロック内の各不揮発性メモリ
    セルの消去が正常に行われたか否かを判定する請求項8
    に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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