JPH07122083A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH07122083A
JPH07122083A JP5262796A JP26279693A JPH07122083A JP H07122083 A JPH07122083 A JP H07122083A JP 5262796 A JP5262796 A JP 5262796A JP 26279693 A JP26279693 A JP 26279693A JP H07122083 A JPH07122083 A JP H07122083A
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JP
Japan
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memory cell
cell array
decoder
block
erase
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JP5262796A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Azuma
栄至 東
Masahide Kaneko
正秀 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリセルアレイの各ブロックの書込みおよ
び消去回数を均等化する。 【構成】 書込みがメモリセルアレイ1の各ブロックB
1〜B4に均等に行われるように、書込み信号または消
去信号をカウンタ回路20に取り込み、任意のカウント
値となったときブロックシフト回路21により上記ブロ
ックB1〜B4をシフトする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的に一括消去可
能な不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えばアイイーイーイー ジャー
ナル オブ ソリッドステート サーキッツ(IEEE
Journal of Solid−State C
ircuits)23巻,No.5,10月,1988
年,1157頁〜1163頁に示された従来の不揮発性
半導体記憶装置を示すブロック図であり、図において、
1はメモリセルアレイで、このメモリセルアレイ1の周
辺にはYゲート2,ソース線スイッチ3,Xデコーダ4
およびYデコーダ5が設けられている。Xデコーダ4お
よびYデコーダ5にはアドレスレジスタ6が接続され、
外部から入力されたアドレス信号が入力される。
【0003】メモリセルアレイ1にはYゲート2を介し
て書込み回路7とセンスアンプ8とが接続されている。
書込み回路7とセンスアンプ8は入出力バッファ9に接
続されている。
【0004】10はプログラム電圧発生回路、11はベ
リファイ電圧発生回路で、これらは外部から供給された
電源Vcc,Vppとは異なる電圧を発生し、この電圧
がYゲート2およびXデコーダ4などに与えられる。
【0005】外部から入力されたデータにより、動作モ
ードの設定を行なうコマンドレジスタ12とコマンドデ
コーダ13が設けられていて、さらに制御回路14には
外部からライトイネーブル(/WE)信号,チップイネ
ーブル(/CE)信号,アウトプットイネーブル(/O
E)信号が与えられる(但し、/は論理否定を示す)。
【0006】図5は図4に示したメモリセルアレイ1の
メモリセルを示す断面図である。このメモリセルは半導
体基板15上に形成されたフローティングゲート16と
コントロールゲート17と、ソース拡張領域18とドレ
イン拡張領域19とを含む。フローティングゲート16
と半導体基板15との間の酸化膜厚は例えば100Åく
らいに薄く、トンネル現象を利用したフローティングゲ
ート16の電子の移動を可能としている。
【0007】メモリセルアレイ1の動作は次のようにな
る。すなわち、プログラム時には、ドレイン拡張領域1
9に6.5V程度のプログラム電圧が与えられ、コント
ロールゲート17には電源電圧Vppとして12Vが与
えられ、ソース拡張領域18は接地される。このため、
メモリセルアレイ1がオンして電流が流れる。
【0008】このとき、ドレイン拡張領域19の近傍で
アバランシェ降伏が生じ、電子,ホール対が発生する。
ホールは半導体基板15を通じて接地電位に流れ、電子
はチャネル方向に流れてドレイン拡張領域19に流れ込
む。そして一部の電子はフローティングゲート16とド
レイン拡張領域19との間の電界で加速されてフローテ
ィングゲート16に注入される。このようにして、メモ
リセルアレイ1のしきい値電圧を上げる。これを情報`
0´の記録と定義する。
【0009】一方、消去はドレイン拡張領域19をオー
プンにし、コントロールゲート17を接地し、ソース拡
張領域18に電源電圧Vppを印加して行なわれる。ソ
ース拡張領域18とフローティングゲート16との間の
電位差のため、トンネル現象が生じ、フローティングゲ
ート16中の電子の引き抜きが起こる。このようにし
て、メモリセルアレイ1のしきい値が下がる。これを情
報`1´の記憶と定義する。
【0010】図6は図4に示したメモリセルアレイ1の
構成を示す図であり、メモリセルアレイ1はそのドレイ
ンがビット線24に接続され、コントロールゲートがワ
ード線25に接続されている。ワード線25はXデコー
ダ4に接続され、ビット線24はYデコーダ5の出力が
ゲートに入力されるYゲートトランジスタ26を介して
I/O線27に接続されている。
【0011】そして、このI/O線27にはセンスアン
プ8および書込み回路7が接続され、ソース線28はソ
ース線スイッチ3に接続されている。
【0012】次に、動作について説明する。図4ないし
図6に示された従来の不揮発性半導体記憶装置のうち、
図6に示した点線で囲まれたメモリセルアレイ1にデー
タを書込む場合の動作について説明する。まず、外部か
ら入力されたデータに応じて、書込み回路7が活性化さ
れ、I/O線27にプログラム電圧が供給される。
【0013】同時に、アドレス信号によりYデコーダ5
およびXデコーダ4を介してYゲートトランジスタ2
6,ワード線25が選択され、電源電圧Vppがメモリ
セルアレイ1に印加される。ソース線28はプログラム
時にはソース線スイッチ3により接地される。このよう
にして、図6中の1個のメモリセルのみに電流が流れ、
ホットエレクトロンが発生し、そのしきい値電圧が高く
なる。
【0014】一方、消去は以下のようにして行なわれ
る。まず、Xデコーダ4およびYデコーダ5が非活性化
され、すべてのメモリセルが非選択にされる。すなわ
ち、各メモリセルのワード線25が接地され、ドレイン
はオープンにされる。
【0015】一方、ソース線28にはソース線スイッチ
3により高電圧が与えられる。このようにして、トンネ
ル現象によりメモリセルアレイ1のしきい値は低い方に
シフトする。ソース線28は共通であるため、消去はす
べてのメモリセルアレイ1へ一括して行なわれる。
【0016】次に、読出し動作について説明する。書込
み動作と同様にして、図6の点線で囲まれたメモリセル
の読出しについて説明する。まず、アドレス信号がYデ
コーダ5とXデコーダ4とによってデコードされ、選択
されたYゲートトランジスタ26とワード線25が`H
´となる。このとき、ソース線28はソース線スイッチ
3によって接地される。
【0017】このようにして、メモリセルにデータが書
込まれてそのしきい値が高ければ、メモリセルのコント
ロールゲート17にワード線25から`H´レベル信号
が与えられてもメモリセルはオンせず、ビット線24か
らソース線28に電流は流れない。
【0018】一方、メモリセルが消去されているときに
は、逆にメモリセルはオンするため、ビット線24から
ソース線28に電流が流れる。メモリセルを介して電流
が流れるか否かをセンスアンプ8で検出し、読出しデー
タ`1´,`0´が得られる。このようにして、データ
の書込みおよび読出しが行なわれる。
【0019】ところで、ROMの他の例として、紫外線
を照射することによってデータを消去するEPROMが
ある。このようなEPROMでは、フローティングゲー
トは電気的に中性になると、それ以上にはフローティン
グゲートから電子が引き抜かれず、メモリトランジスタ
のしきい値は1V程度以下にはならない。
【0020】一方、トンネル現象を利用した電子の引き
抜きでは、フローティングゲートから電子が過剰に引き
抜かれ、フローティングゲートが正に帯電してしまうと
いうことが起こる。この現象を過消去または過剰消去と
称する。
【0021】メモリトランジスタのしきい値が負になっ
てしまうと、その後の読出し、書込みに支障をきたす。
すなわち、読出し時に非選択でワード線レベルが`L´
レベルであり、メモリトランジスタのコントロールゲー
ト線に印加される信号のレベルが`L´レベルであって
もそのメモリトランジスタを介してビット線24から電
流が流れてしまう。
【0022】このため、同一ビット線の読出しを行おう
とするメモリセルが書込み状態でしきい値が高くとも`
1´を読出してしまう。また、書込み時においても過消
去されたメモリセルを介してリーク電流が流れるため、
書込み特性が劣化し、さらには書込み不能になってしま
う。
【0023】このため、消去後に読出しを行なって、消
去が正しく行なわれたか否かをチェック(以下、消去ベ
リファイと称する)し、消去されないビットがある場合
には再度消去を行なう方法をとって、メモリセルに余分
な消去パルスが印加されるのを防ぐ方法がとられてい
る。
【0024】図7および図8は上記のベリファイ動作を
含んだプログラムおよび消去のフロー図を示し、図9お
よび図10はそれらをタイミング図に示したものであ
る。
【0025】次に、上記各図を用いて、書込み,消去の
動作について説明する。従来の不揮発性半導体記憶装置
においては、書込み,消去のモード設定は入力データの
組合わせで行なわれる。つまり、ライトイネーブル信号
の立上がりのデータによってモード設定が行なわれる。
【0026】まず、図7および図9を参照して書込みの
場合について説明する。初めに、電源電圧Vcc,Vp
pがステップST1において立上げられ、続いてステッ
プST2においてイネーブル信号が立下げられる。その
後、イネーブル信号の立上がりのタイミングで入力デー
タ40Hがコマンドレジスタ12にラッチされる。その
後、入力データがコマンドデコーダ13によってデコー
ドされ、動作モードがプログラムモードにされる(ステ
ップST2)。
【0027】次に、ステップST3において、イネーブ
ル信号が再度立下げられ、アドレスレジスタ6に外部か
らの入力アドレスがラッチされ、イネーブル信号の立上
がりでデータが書込み回路7にラッチされる(ステップ
ST3)。次に、プログラム電圧発生回路10からプロ
グラムパルスが発生され、Xデコーダ4およびYデコー
ダ5に印加される。このようにして、上記のごとくプロ
グラムが行なわれる(ステップST4)。
【0028】次に、イネーブル信号が立下げられ、入力
データCOHが入力されて、コマンドレジスタ12にラ
ッチされ、続いて、イネーブル信号の立上がりととも
に、動作モードがプログラムベリファイモードとなる
(ステップST5,ステップST6)。
【0029】このとき、ベリファイ電圧発生回路11に
よってチップ内部でプログラムベリファイ電圧が(〜
6.5V)が発生され、Xデコーダ4とYデコーダ5と
に与えられる。このため、メモリセルアレイ1のコント
ロールゲートに与えられる電圧が通常の読出し時(〜5
V)より高くなり、不十分なしきい値シフトを示すもの
はオンしやすくなり、書込み不良を発見できるようにな
る。
【0030】次に、ステップST7で読出しを行なっ
て、書込みデータのチェックを行なう。ステップST8
において書込み不良であることが判別されれば、さらに
ステップST2〜ステップST7の処理を行なって書込
みを行なう。書込みがなされていれば、ステップST9
においてモードを読出しモードにセットし、プログラム
を終了する。
【0031】次に、図8および図10を参照して消去動
作について説明する。まず、ステップST10におい
て、電源電圧Vcc,Vppが立上げられ、続いて上記
の書込みフロー処理に従って、ステップST11で全ビ
ットに`0´の書込みを行なう。消去されたメモリセル
をさらに消去すると、メモリセルアレイ1が過消去され
るためである。
【0032】そして、ライトイネーブル信号を立下げて
消去コマンドを入力する。すなわち、ステップST12
において、20Hを入力する。続いて、ステップST1
3において、消去確認のコマンド入力が行なわれ、ライ
トイネーブル信号の立上がりとともに、内部で消去パル
スが発生される。
【0033】すなわち、ソース線スイッチ3を介してメ
モリセルアレイ1のソースに電源電圧Vppが与えられ
る。その後、ライトイネーブル信号の立下がりまでソー
ス線28に電源電圧Vppが印加される(ステップST
14)。同時に、その立下がりで、アドレスもアドレス
レジスタ6にラッチされる。
【0034】ステップST15においてライトイネーブ
ル信号の立上がりで消去ベリファイコマンドAOHが入
力され、消去ベリファイモードに設定される。
【0035】次に、消去ベリファイモードでは、ベリフ
ァイ電圧発生回路11によって消去ベリファイ電圧(〜
3.2V)がXデコーダ4とYゲート2とに与えられ
る。このため、メモリセルアレイ1のコントロールゲー
トに与えられる電圧が通常の読出し時(5V)より低く
なり、消去不十分なメモリセルはオンしにくくなる。こ
のようにして、消去の確認をより確実に行なえるように
なる。
【0036】次に、ステップST16において読出しを
行ない、実際に消去の確認が行なわれる。ステップST
17において、消去不十分であることが判別されれば、
さらに消去を繰り返し、消去が十分であれば、ステップ
ST18においてアドレスをインクリメントし、次のア
ドレスの消去データのベリファイが行なわれる。
【0037】そして、ステップST19においてベリフ
ァイしたアドレスが最終であることが判別されると、ス
テップST20において動作モードを読出しモードに設
定して一連の動作を終了する。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】従来の不揮発性半導体
記憶装置は以上のように構成されているので、デバイス
の信頼性は書込み回数に依存していることにより、メモ
リセルに対して書込みの回数が多くなればストレスが大
きくなり、従って書込み回数に依存して、信頼性が次第
に低下するなどの問題点があった。
【0039】しかも、データの内容によっては、メモリ
セルアレイ1の全体に必ずしも書込まれるとは限らず、
パターンレイアウト上、アドレス毎に分割された幾つか
のアレイブロック間で、書込み回数にばらつきが生じ、
もっとも多く書込みが行われた特定のメモリセルアレイ
1のブロックで信頼性が律則され、製品の寿命が短くな
るなどの問題点があった。
【0040】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、書込みが各メモリセルア
レイのブロックに均等に行われるように、任意の回数の
消去が行われたら、メモリセルアレイのブロックをシフ
トすることにより物理アドレス空間を入れ替え、信頼性
が高く寿命の長い不揮発性半導体記憶装置を得ることを
目的とする。
【0041】請求項2の発明は、書込みが各メモリセル
アレイのブロックに均等に行われるように、任意の回数
の消去が行われたら、メモリセルアレイのブロックをシ
フトすることにより物理アドレス空間を入れ替え、信頼
性が高く寿命の長い不揮発性半導体記憶装置を得ること
を目的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る不
揮発性半導体記憶装置は、消去時に入力される消去信号
をカウントするカウンタ回路を設け、該カウンタ回路に
よるカウント値が設定値に達した際に、ブロックシフト
回路に、メモリセルアレイを複数に分割した各ブロック
をシフトさせるようにしたものである。
【0043】請求項2の発明に係る不揮発性半導体記憶
装置は、複数のブロックに分けて、かつ書込み時に入力
される書込み信号をカウントするカウンタ回路を設け、
一括消去の場合において、該カウンタ回路によるカウン
ト値が設定値に達した際に、ブロックシフト回路に、上
記メモリセルアレイを上記ブロック対応で複数に分割し
た各ブロックをシフトさせるようにしたものである。
【0044】
【作用】請求項1の発明における不揮発性半導体記憶装
置は、消去時に発生する信号をカウンタ回路に取り込
み、ある回数の消去が行われたらメモリセルアレイのブ
ロックをシフトすることにより、特定のメモリセルアレ
イのブロックに書込みを集中させず、メモリセルに対す
るストレスを軽減し、信頼性を向上させる。
【0045】請求項2の発明における不揮発性半導体記
憶装置は、書込み時に発生する信号をメモリセルアレイ
のブロック毎に設けたカウンタ回路によりカウントし、
任意の回数になったらメモリセルアレイのブロックをシ
フトし、これにより特定のメモリセルアレイのブロック
に書込みを集中させず、メモリセルに対するストレスを
軽減し、信頼性を向上させる。
【0046】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1において、1はメモリセルアレイで、
このメモリセルアレイ1の周辺にはYゲート2,ソース
線スイッチ3,Xデコーダ4およびYデコーダ5が設け
られている。Xデコーダ4およびYデコーダ5にはアド
レスレジスタ6が接続され、外部から入力されたアドレ
ス信号が入力される。
【0047】メモリセルアレイ1にはYゲート2を介し
て書込み回路7とセンスアンプ8とが接続されている。
書込み回路7とセンスアンプ8は入出力バッファ9に接
続されている。
【0048】10はプログラム電圧発生回路、11はベ
リファイ電圧発生回路で、これらは外部から供給された
電源Vcc,Vppとは異なる電圧を発生し、この電圧
がYゲート2およびXデコーダ4などに与えられる。
【0049】外部から入力されたデータにより、動作モ
ードの設定を行なうコマンドレジスタ12とコマンドデ
コーダ13が設けられていて、さらに制御回路14には
外部からライトイネーブル(/WE)信号,チップイネ
ーブル(/CE)信号,アウトプットイネーブル(/O
E)信号が与えられる。
【0050】また、20は制御回路14から出力される
消去信号をカウントし、このカウント値が所定値になる
と信号を出力するカウンタ回路、21はこのカウンタ回
路20が出力する信号にもとづいてメモリセルアレイ1
の各ブロックごとにアドレスを順にシフトさせるブロッ
クシフト回路である。なお、ここではメモリセルアレイ
1を例えばブロックB1〜B4の4つに分けて示してあ
る。
【0051】次に動作について説明する。この実施例の
動作については、メモリセルアレイ1へのデータの書込
み,消去および読出しは基本的に従来例について説明し
た場合と同様であるが、この実施例ではデータの書込み
時に発生する信号が設定値になると、各ブロックB1〜
B4を順にシフトさせるようにして、書込みが1つのブ
ロックに集中しないようにする。
【0052】すなわち、各ブロックB1〜B4毎に設け
られたカウンタ回路20は制御回路14から出力される
消去信号をカウントし、そのカウント値があらかじめ設
定しておいた任意の回数に設定した値に達すると、ブロ
ックシフト回路21に信号を出力する。このため、図2
に示すように、メモリセルアレイ1の各ブロックB1〜
B4を、分割したアドレス出力に従って、例えばブロッ
クB1はブロックB2へ、ブロックB2はブロックB3
へとシフト(物理的位置の移動)することになる。
【0053】この結果、1つのブロックに対して集中し
て書込みが行われるのを防止することができ、これらへ
の書込みが各ブロックB1〜B4に均等に行われる。そ
して、この時、カウンタ回路20の内容はクリアされ、
次の消去から新たにカウントを始めていくことになる。
【0054】実施例2.図3は請求項2の発明の一実施
例を示す。これが図1に示すものと異なるところはカウ
ンタ回路20をメモリセルアレイ1を分割した各ブロッ
クB1〜B4に対応して設けたことであり、他の構成に
ついては同様である。
【0055】従って、この実施例では、制御回路14か
ら出力される書込み信号を、複数のブロックC1〜C4
に分けて設けた上記カウンタ回路20でカウントする。
そして、一括消去した際に、あらかじめ設定しておいた
任意の回数の書込み信号がカウントされたブロックがあ
れば、図2に示すようにメモリセルアレイ1の各ブロッ
クB1〜B4を、ブロックB1はブロックB2へ、ブロ
ックB2はブロックB3へとシフトさせて行き、一つの
ブロックのみに対して集中して書込みが行われないよう
にする。
【0056】これにより、書込みが各ブロックB1〜B
4に均等に行われ、また、この時各ブロックB1〜B4
のカウンタ回路20の内容がクリアされ、次の書込みか
ら新たにカウントを始めていくことになる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、消去時に入力される消去信号をカウントするカウン
タ回路を設け、該カウンタ回路によるカウント値が設定
値に達した際に、ブロックシフト回路に、メモリセルア
レイを複数に分割した各ブロックをシフトさせるように
構成したので、各ブロック毎のメモリセルの書込みを均
等に行えるとともに信頼性を高くでき、かつ長寿命化を
図れるものが得られる効果がある。
【0058】請求項2の発明によれば、複数のブロック
に分けて設けて、書込み時に入力される書込み信号をカ
ウントするカウンタ回路を設け、一括消去の場合におい
て、該カウンタ回路によるカウント値が設定値に達した
際に、ブロックシフト回路に、上記メモリセルアレイを
上記ブロック対応で複数に分割した各ブロックをシフト
させるように構成したので、任意の回数の消去毎にブロ
ックをシフトさせるだけで、信頼性を高くでき、かつ長
寿命化を図れるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による不揮発性半導
体記憶装置を示すブロック図である。
【図2】図1におけるメモリセルアレイのブロックのシ
フトを示す説明図である。
【図3】請求項2の発明の一実施例による不揮発性半導
体記憶装置を示すブロック図である。
【図4】従来の不揮発性半導体記憶装置を示すブロック
図である。
【図5】図4におけるメモリセルアレイのメモリセルを
示す断面図である。
【図6】図4におけるメモリセルアレイ周辺を示す回路
図である。
【図7】従来の不揮発性半導体記憶装置のプログラム動
作を示すフロー図である。
【図8】従来の不揮発性半導体記憶装置の消去動作を示
すフロー図である。
【図9】図7における不揮発性半導体記憶装置の書込み
動作を説明するタイミング図である。
【図10】図8における不揮発性半導体記憶装置の消去
動作を説明するタイミング図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 3 ソース線スイッチ 4 Xデコーダ 5 Yデコーダ 7 書込み回路 8 センスアンプ 20 カウンタ回路 21 ブロックシフト回路 B1〜B4 ブロック C1〜C4 ブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向および列方向にアレイ状に複数の
    メモリセルが配置されたメモリセルアレイと、外部から
    入力されたアドレス信号をデコードし、上記行方向およ
    び列方向に特定されたメモリセルを選択するXデコーダ
    およびYデコーダと、上記特定されたメモリセルに対し
    外部からの入力データに応じて書込みを行なう書込み回
    路と、上記メモリセルの全てのソース線に高電圧を供給
    して消去を行なうソース線スイッチと、上記特定された
    メモリセルを介してビット線からソース線に電流が流れ
    るか否かを検出し、この検出結果を読出しデータとして
    判定するセンスアンプとを備えた不揮発性半導体記憶装
    置において、上記消去時に入力される消去信号をカウン
    トするカウンタ回路と、該カウンタ回路によるカウント
    値が設定値に達した際に、上記メモリセルアレイを複数
    に分割した各ブロックをシフトさせるブロックシフト回
    路とを設けたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 行方向および列方向にアレイ状に複数の
    メモリセルが配置されたメモリセルアレイと、外部から
    入力されたアドレス信号をデコードし、上記行方向およ
    び列方向に特定されたメモリセルを選択するXデコーダ
    およびYデコーダと、上記特定されたメモリセルに対し
    外部からの入力データに応じて書込みを行なう書込み回
    路と、上記メモリセルの全てのソース線に高電圧を供給
    して消去を行なうソース線スイッチと、上記特定された
    メモリセルを介してビット線からソース線に電流が流れ
    るか否かを検出し、この検出結果を読出しデータとして
    判定するセンスアンプとを備えた不揮発性半導体記憶装
    置において、複数のブロックに分けて設けられ、かつ上
    記書込み時に入力される書込み信号をカウントするカウ
    ンタ回路と、一括消去の場合において、該カウンタ回路
    によるカウント値が設定値に達した際に、上記メモリセ
    ルアレイを上記ブロック対応で複数に分割した各ブロッ
    クをシフトさせるブロックシフト回路とを設けたことを
    特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
JP5262796A 1993-10-20 1993-10-20 不揮発性半導体記憶装置 Pending JPH07122083A (ja)

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