JPH10324295A - 船外機の排気構造 - Google Patents

船外機の排気構造

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JPH10324295A
JPH10324295A JP9325929A JP32592997A JPH10324295A JP H10324295 A JPH10324295 A JP H10324295A JP 9325929 A JP9325929 A JP 9325929A JP 32592997 A JP32592997 A JP 32592997A JP H10324295 A JPH10324295 A JP H10324295A
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exhaust
engine
exhaust pipe
cooling water
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吾一 片山
Kazuhiko Watanabe
一比古 渡邊
Noriyoshi Hiraoka
徳由 平岡
Masaki Okazaki
正喜 岡崎
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Sanshin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンからオイルパンに流下してくる冷却水
が排気管からエンジン内部に入るのを防止する。 【解決手段】ケーシング10に固定され、エンジン11
を支持するエンジン支持体12と、前記ケーシング内に
エンジン支持体の下方に取り付けられたオイルパン29
と、該オイルパンを貫通するように取り付けられた排気
管30と、前記オイルパンと排気管との間に形成された
空間40と、該空間に接続される冷却水通路33bとを
備え、前記排気管30の下端をオイルパン29の底壁2
9bと略面一にするか、前記排気管30の下端をオイル
パン29の底壁29bより上方に位置させるか、アイド
ル排気孔を基準水位より上方でオイルパンの底壁近傍に
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の排気構造
の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】船外機においては、ケーシング内にクラ
ンク軸に連結されたドライブシャフトと冷却水供給管が
並設され、ドライブシャフトにより駆動される冷却水ポ
ンプにより、冷却水取入口から吸入した水を冷却水供給
管を経てエンジンのウオータージャケットに供給し、エ
ンジンを冷却した水をエンジン下方に流下させてオイル
パン及び排気管を冷却するようにしている。また、船外
機においては、エンジンの排気を水中に排出させている
ため、アイドル運転時において排気が抜けにくく、その
ために排気の一部をアイドル排気孔から空気中に排気す
る方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、船外機
においては、エンジンの排気を水中に排出させているた
め、背圧の変動が大きくエンジン失火時等において負圧
が増大するため、エンジンから流下してくる冷却水が排
気管先端やアイドル排気孔からエンジン内部に入ってし
まうという問題を有している。また、アイドル排気孔か
らの排気がオイルパンに当たりオイルパンが腐食すると
いう問題を有している。
【0004】特に、4サイクルエンジンにおいては、図
11のオーバーラップに示すように排気弁が閉じる前に
吸気弁を開くようにして多量の混合気を入れようとする
ため、排気ポートが負圧になり、水が入りやすくなると
いう問題を有し、特に、多気筒4サイクルエンジンの場
合には、この傾向が更に増大するという問題を有してい
る。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、エンジンからオイルパンに流下してくる冷却
水が排気管からエンジン内部に入るのを防止することが
できる船外機の排気構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の船外機の排気構造は、ケー
シング10に固定され、エンジン11を支持するエンジ
ン支持体12と、前記ケーシング内にエンジン支持体の
下方に取り付けられたオイルパン29と、該オイルパン
を貫通するように取り付けられた排気管30と、前記オ
イルパンと排気管との間に形成された空間40と、該空
間に接続される冷却水通路33bとを備え、請求項1に
おいては、前記排気管30の下端をオイルパン29の底
壁29bと略面一にしたことを特徴とし、請求項2記載
の発明は、前記排気管30の下端をオイルパン29の底
壁29bより上方に位置させたことを特徴とし、請求項
3記載の発明は、請求項2において、前記排気管30の
先端にカバー部材51を装着したことを特徴とし、請求
項4記載の発明は、ケーシング10に固定され、エンジ
ン11を支持するエンジン支持体12と、前記ケーシン
グ内にエンジン支持体の下方に取り付けられたオイルパ
ン29と、該オイルパンを貫通するように取り付けられ
た排気管30と、前記オイルパン29と排気管30との
間に形成された空間40と、該空間に接続される冷却水
通路33bとを備え、前記排気管30に設けられるアイ
ドル排気孔30bを、少なくとも空荷で静止状態の水位
より上方でオイルパンの底壁近傍に形成したことを特徴
とし、請求項5記載の発明は、請求項4において、前記
排気管の下端をオイルパンの底壁より僅かに突出させた
ことを特徴とし、請求項6記載の発明は、請求項4にお
いて、前記アイドル排気孔30bを反オイルパン側に開
口させたことを特徴とし、請求項7記載の発明は、請求
項1〜6において、前記オイルパンと排気管の間にウオ
ータージャケット53を形成したことを特徴とし、請求
項8記載の発明は、請求項1〜7において、前記エンジ
ンが4サイクルエンジンであることを特徴とする。な
お、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易に
するために図面と対比させるもので、これにより本発明
が何ら限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係わる船外機
の1実施形態を示す側面図である。船外機1は、船体2
の後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット
3と、クランプブラケット3に水平軸5を介して上下方
向に回動自在に枢支されるスイベルブラケット6と、こ
のスイベルブラケット6に垂直軸を介して水平方向に回
動自在に枢支されるステアリングブラケット7と、ステ
アリングブラケット7にマウント8を介して支持される
推進ユニット9とを備えている。なお、ステアリングブ
ラケット7と後述するガイドエキゾースト12間もマウ
ントを介して支持されている。
【0008】前記推進ユニット9は、ステアリングブラ
ケット7に支持されるアッパケース10を有し、アッパ
ケース10の上部にガイドエキゾースト12が固定さ
れ、このガイドエキゾースト12の上部にエンジン11
が取り付けられている。また、エンジン11の下部を覆
うロアカウリング13がガイドエキゾースト12に取り
付けられ、ロアカウリング13にエンジン11の上部を
覆うアッパカウリング15が着脱可能に取り付けられて
いる。また、ガイドエキゾースト12にはその周囲を覆
うエプロンカバー16が取り付けられ、さらに、アッパ
ケース10の下部にはロアケース17が取り付けられ、
全体としてケーシングを構成している。なお、19は冷
却水取入口、20はプロペラ、21はステアリングハン
ドル、22はシフトレバーである。
【0009】ガイドエキゾースト12に支持されたエン
ジン11は、例えば2気筒4サイクルエンジンであり、
横置き状態に配設された2つの気筒と縦置き状態に配設
されたクランク軸23を備えている。アッパケース10
及びロアケース17内にはドライブシャフト25が縦方
向に配設され、その上端はクランク軸23に連結され、
その下端は傘歯車26を介してプロペラシャフト27に
連結されている。ガイドエキゾースト12にはオイルポ
ンプ28が配設され、またガイドエキゾースト12の下
部にはオイルパン29が取り付けられ、このオイルパン
29を貫通するようにエンジン11から延びる排気管3
0が取り付けられている。
【0010】アッパケース10及びロアケース17内に
は冷却水供給管31がドライブシャフト25と略平行に
縦方向に配設され、ドライブシャフト25の中間部には
冷却水ポンプ32が設けられている。冷却水ポンプ32
は、冷却水取入口19から吸入した水を冷却水供給管3
1を経てエンジン11のウオータージャケットに供給
し、エンジン11を冷却した水は、エンジン下方に落下
してオイルパン29及び排気管30を冷却する構成にな
っている。
【0011】図2は、図1のエンジン11の水平断面図
である。エンジン11は、例えば、4気筒4サイクルエ
ンジンであり、図中、11aはサイレンサ、11bはキ
ャブレター、11cは吸気ポート、11dはクランクケ
ース、11eはシリンダ、11fはピストン、11gは
コンロッド、11hはカムシャフト、11iは吸気弁、
11jは排気弁、11kはシリンダヘッド、11mは排
気ポート、11nはヘッドカバー、11pはカムを示し
ている。
【0012】図3は、図1のオイルパン周辺の一部拡大
断面図、図4は図3のX−X線に沿って矢印方向に見た
断面図、図5はオイルパンの斜視図であり、図1で説明
したアッパケース10、ガイドエキゾースト12、ドラ
イブシャフト25、オイルパン29、排気管30、冷却
水供給管31が示されている。図4において、アッパケ
ース10はボルト34aによりガイドエキゾースト12
に固定され、オイルパン29はボルト34bによりガイ
ドエキゾースト12に固定されている。
【0013】図3において、ガイドエキゾースト12に
は、ドライブシャフト25を軸支するオイルシール3
2、冷却水供給管31に接続される冷却水通路33a、
エンジンを冷却した水が流下する冷却水通路33b、排
気管30に接続される主排気通路35、オイルポンプ2
8(図1)の配設部36に溜まる水を排水させる水抜き
孔37、アイドル用排気通路38が形成されている。
【0014】図3〜図5において、ガイドエキゾースト
12の下部にはオイルパン29が装着される。オイルパ
ン29はアルミ合金で一体成形されるもので、容器状に
形成された外壁29a及び底壁29bと、外壁29aの
一側から内方に張り出すように設けられた内壁29cと
を備え、これによりオイル溜29dが平面視で半環状に
形成され、内壁29cと外壁29a間に排気管30が貫
通する空間40が形成されている。さらに、内壁29c
の上部に一体に形成された取付部29eと、この取付部
29eに形成された排気接続路29fと、外壁29aの
排気管30に対向する面に形成された排気孔29gと、
固定用フランジ29hと、固定用フランジ29hに形成
された冷却水供給管支持孔29k及び排水孔29iと、
取付部29eに形成された3つの排水孔29jとを備え
ている。排水孔29i、29jはガイドエキゾースト1
2に形成された冷却水通路33bに接続されている。
【0015】一方、排気管30の上部には、取付フラン
ジ30aが溶着されるとともに、その下部にアイドル排
気孔30bが形成されている。また、排気管30の外周
には前記アイドル排気孔30bを覆うように所定の間隔
をあけて遮蔽部材30cが溶着され、アイドル排気孔3
0bから排出される排気が下方に流れるようにしてい
る。この遮蔽部材30cは排気が内壁29cに当たるこ
とにより生じる腐食を防止するためである。
【0016】そして、排気管30の取付フランジ30a
をオイルパン29の取付部29eに当接し、ボルト39
により排気管30をオイルパン29及びガイドエキゾー
スト12に固定している。このとき、排気管30の長さ
を排気管30の下端がオイルパン29の底壁29bと略
面一になるように設計している。この構成により、エン
ジンの排気は、ガイドエキゾースト12の排気通路3
5、オイルパン29の排気通路29f及び排気管30を
経て、オイルパン29及び排気管30の下方に形成され
た主膨張室41に排気され、また、排気管30の外周と
オイルパン29の内壁29c間には空間40が形成さ
れ、この空間は冷却水通路33bに接続され、エンジン
から流下する冷却水により排気管30及びオイルパン2
9が冷却されるようになっている。
【0017】アッパケース10の外壁10aには、オイ
ルパン29と間隔をあけて隔壁10bが一体成形されて
おり、外壁10aと隔壁10bの間にアイドル膨張室4
2が形成されている。アイドル膨張室42内には排気ガ
イド部材43が設けられ、また、アッパケース10の外
壁10aには、アイドル膨張室42内の排気を外部に排
出する空中排気孔44と排気と共に侵入した水を排出す
る水抜き孔45が形成されている。この構成により、ア
イドル運転時、排気の一部は、図示矢印に示す如く、排
気管30のアイドル排気孔30b、排気孔29g、オイ
ルパン29とアッパケース10の外壁10aの間、排気
通路38を経てアイドル膨張室42に入り、空中排気孔
44から排出される。
【0018】オイルパン29内には、図4に示すように
オイル吸入部28aが収納され、オイル供給管28bを
経て図1のオイルポンプ28に接続されている。図2に
示すように、オイルパン29の底部にはオイルを排出す
るためのドレン排出口46が形成されネジ47により封
止されている。また、オイルパン29の底部にはゴム製
のガイド部材49がドレン排出口46の周囲に固定さ
れ、このガイド部材49は垂直に下方に延び、アッパケ
ース10の外壁10aに形成された貫通穴10cに挿入
されている。オイルパン29の側面には、位置決め部材
31aを介して冷却水供給管31が当接されている。
【0019】上記構成からなる本発明の作用について説
明すると、ドライブシャフト25により駆動される冷却
水ポンプ32により、冷却水取入口19から吸入した水
を冷却水供給管31を経てエンジンのウオータージャケ
ットに供給し、エンジンを冷却した水をエンジン下方か
らガイドエキゾースト12の冷却水通路33b、オイル
パン29に形成された排水孔29i、29jを経て、オ
イルパン29とアッパケース10の外壁10aの間及び
オイルパン29内部の空間40に流下させ、オイルパン
29及び排気管30を冷却する。このとき、排気管30
の下端をオイルパン29の底壁29bと略面一にしてい
るので、従来のように排気管の先端がオイルパンの下方
に位置するものと比較して背圧の変動が少なくなり、エ
ンジン失火時等において負圧が増大し、排気管周囲の水
およびエンジンから流下してくる冷却水が空間40から
排気管30を経てエンジン内部に入ってしまうのを防止
することができる。
【0020】図6は、本発明の他の実施形態を示す図3
と同様の一部拡大断面図である。なお、以下の例におい
ては前記実施形態と同一の構成には同一番号を付けて説
明を省略する。図6の実施形態においては、排気管30
の下端をオイルパン29の底壁29bより上方に、好ま
しくはオイルパン29の中程に位置させ、オイルパン2
9の内壁29cの空間を副膨張室50として利用し、こ
れにより前記水入り防止とともに騒音を低減させるよう
にしている。
【0021】図7は、図6の変形例を示し、図7(A)
は一部拡大断面図、図7(B)は図7(A)でB方向か
ら見た底面図である。本例においては、排気管30の先
端にフランジ51aを介してカバー部材51を装着し、
これにより排ガスがオイルパン29に当たるのを防ぎ、
その腐食を防止するようにしている。
【0022】図8は、本発明の他の実施形態を示し、図
8(A)は図3と同様の一部拡大断面図、図8(B)は
図8(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断面図で
ある。本実施形態においては、排気管30の下端位置を
従来と同様にオイルパン29の下方とし、排ガスがオイ
ルパン29の内壁29cに当たらないようにしている
が、アイドル排気孔30bを、少なくとも空荷で静止状
態の水位w(図1も参照)より上方で且つオイルパン2
9の底壁29bの近傍位置に形成するようにしている。
図10は、排気管30の上端とアイドル排気孔30b間
の距離Lと水入り量との関係を示し、距離Lを大きくす
るほど負圧の影響が少なくなるため、エンジンへの水入
り量が少なくなることを示している。また、本実施形態
においては、アイドル排気孔30bをオイルパン29の
内壁29cではなく外壁29a側に向けて形成し、これ
によりオイルパン29の内壁29cの腐食を防止してい
る。
【0023】図9は、図8の変形例を示し、図9(A)
は図8(A)と同様の一部拡大断面図、図9(B)は図
9(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断面図であ
る。本例においては、排気管30の下端位置をオイルパ
ン29の底壁29bから僅かに突出させるようにしてい
る。また、オイルパン29の底壁29bと排気管30の
間を排水孔52aを有するプレート52で塞いで、オイ
ルパン29の内壁29cと排気管30間にウオータージ
ャケット53を形成するようにし、これにより、冷却効
率を向上させると共にオイルパンの腐食を防止するよう
にしている。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、排気管の下端をオイルパンの底
壁と略面一にしているので、従来のように排気管の先端
がオイルパンの下方に位置するものと比較して背圧の変
動が少なくなり、エンジン失火時等において負圧が増大
し、エンジンから流下してくる冷却水が排気管からエン
ジン内部に入ってしまうのを防止することができ、ま
た、請求項2記載の発明によれば、排気管の下端をオイ
ルパンの底壁より上方に位置させることにより、オイル
パンの内壁の空間を膨張室として利用し、前記水入り防
止とともに騒音を低減させることができる。また、請求
項3記載の発明によれば、オイルパンに排気がかかりに
くくその腐食を防止することができる。
【0025】また、請求項4、5記載の発明によれば、
排気管に設けられるアイドル排気孔を、少なくとも空荷
で静止状態の水位より上方でオイルパンの底壁近傍に形
成したので、エンジンから流下してくる冷却水がアイド
ル排気孔からエンジン内部に入ってしまうのを防止する
ことができ、特にバルブオーバーラップのある4サイク
ルエンジンに有効である。また、請求項6記載の発明に
よれば、オイルパンに排気がかかりにくくその腐食を防
止することができる。さらに、請求項7記載の発明によ
れば、オイルパン及び排気管を効率良く冷却することが
できる。また、請求項8記載の発明によれば、4サイク
ルエンジンの弁回り、排気ポート回りの腐食を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる船外機の1実施形態を示す側面
図である。
【図2】図1のエンジンの水平断面図である。
【図3】図1のオイルパン周辺の一部拡大断面図であ
る。
【図4】図3のX−X線に沿って矢印方向に見た断面図
である。
【図5】図3のオイルパンの斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図3と同様の一部
拡大断面図である。
【図7】図6の変形例を示し、図7(A)は一部拡大断
面図、図7(B)は図7(A)でB方向から見た底面図
である。
【図8】本発明の他の実施形態を示し、図8(A)は図
3と同様の一部拡大断面図、図8(B)は図8(A)の
B−B線に沿って矢印方向に見た断面図である。
【図9】図8の変形例を示し、図9(A)は図8(A)
と同様の一部拡大断面図、図9(B)は図9(A)のB
−B線に沿って矢印方向に見た断面図である。
【図10】排気管の上端とアイドル排気孔間の距離と水
入り量との関係を示す図である。
【図11】本発明の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
10…アッパーケース(ケーシング) 11…エンジン 12…ガイドエキゾースト(エンジン支持体) 29…オイルパン、29b…底壁 30…排気管 33b…冷却水通路 40…空間 51…カバー部材 53…ウオータージャケット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02B 67/00 F02B 67/00 G R F16M 1/00 F16M 1/00 D (72)発明者 岡崎 正喜 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングに固定され、エンジンを支持す
    るエンジン支持体と、前記ケーシング内にエンジン支持
    体の下方に取り付けられたオイルパンと、該オイルパン
    を貫通するように取り付けられた排気管と、前記オイル
    パンと排気管との間に形成された空間と、該空間に接続
    される冷却水通路とを備え、前記排気管の下端をオイル
    パンの底壁と略面一にしたことを特徴とする船外機の排
    気構造。
  2. 【請求項2】ケーシングに固定され、エンジンを支持す
    るエンジン支持体と、前記ケーシング内に前記エンジン
    支持体の下方に取り付けられたオイルパンと、該オイル
    パンを貫通するように取り付けられた排気管と、前記オ
    イルパンと排気管との間に形成された空間と、該空間に
    接続される冷却水通路とを備え、前記排気管の下端をオ
    イルパンの底壁より上方に位置させたことを特徴とする
    船外機の排気構造。
  3. 【請求項3】前記排気管の先端にカバー部材を装着した
    ことを特徴とする請求項2記載の船外機の排気構造。
  4. 【請求項4】ケーシングに固定され、エンジンを支持す
    るエンジン支持体と、前記ケーシング内にエンジン支持
    体の下方に取り付けられたオイルパンと、該オイルパン
    を貫通するように取り付けられた排気管と、前記オイル
    パンと排気管との間に形成された空間と、該空間に接続
    される冷却水通路とを備え、前記排気管に設けられるア
    イドル排気孔を、少なくとも空荷で静止状態の水位より
    上方でオイルパンの底壁近傍に形成したことを特徴とす
    る船外機の排気構造。
  5. 【請求項5】前記排気管の下端をオイルパンの底壁より
    僅かに突出させたことを特徴とする請求項4記載の船外
    機の排気構造。
  6. 【請求項6】前記アイドル排気孔を反オイルパン側に開
    口させたことを特徴とする請求項4記載の船外機の排気
    構造。
  7. 【請求項7】前記オイルパンと排気管の間にウオーター
    ジャケットを形成したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項6のいずれかに記載の船外機の排気構造。
  8. 【請求項8】前記エンジンが4サイクルエンジンである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに
    記載の船外機の排気構造。
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