JPH10283793A - 半導体回路 - Google Patents

半導体回路

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JPH10283793A
JPH10283793A JP2117398A JP2117398A JPH10283793A JP H10283793 A JPH10283793 A JP H10283793A JP 2117398 A JP2117398 A JP 2117398A JP 2117398 A JP2117398 A JP 2117398A JP H10283793 A JPH10283793 A JP H10283793A
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雄一郎 山下
Sunao Shibata
直 柴田
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    • G11C2211/561Multilevel memory cell aspects
    • G11C2211/5612Multilevel memory cell with more than one floating gate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数のアナログ、多値データを小
面積の回路を用いて高精度に記憶できる半導体回路を提
供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の半導体回路は、アナログ信号の
書き込み、記憶を行い、記憶している値を電圧として外
部に出力する出力端子を有するメモリセルを有する第一
の回路と、少なくとも二つの標準電圧を供給するための
手段と、前記出力端子からの出力が、所望の電圧に、前
記二つの標準電圧の差を加えた値を満たしたときに前記
アナログ信号の書き込みを終了させる機能を有する第二
の回路とを少なくとも有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体回路に係
り、特に複数のアナログ、多値データを小面積の回路を
用いて高精度に記憶することに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発展に伴い、
データ処理技術の進歩には実にめざましいものがある。
しかし、人間が行っているような柔軟な情報処理を実現
しようとすると、現在のコンピュータでは実時間で演算
結果を出すことがほとんど不可能であるといわれてい
る。その理由として、我々が日常生活で取り扱っている
情報はアナログ量であり、まず第1に非常にデータ量が
多く、しかもそのデータは不正確であり、そして曖昧で
ある、という事実が挙げられる。この極度に冗長なアナ
ログデータをすべてデジタル量に変換し、1つ1つ厳格
無比なデジタル演算を行っているところに現在の情報処
理システムの問題点がある。
【0003】一例を挙げるなら画像情報である。例えば
1つの画面を500×500の2次元画素アレイにとり
こんだとすると、画素数は全部で250000個とな
り、各画素毎に赤、緑、青の3原色の強度を8bitで
表すと実に1画面の静止画で75万バイトの情報量とな
る。動画では時間とともにこの画像データが増大してい
く。現在のスーパーコンピュータをもってしても、実時
間でこれらの大量の「1」「0」情報を操作し画面の認
識・理解に結びつけるのは不可能であると言われてい
る。
【0004】この困難を克服するために、アナログ量で
ある外界情報をそのまま取り入れてアナログ量のまま演
算・処理を行うことにより、もっと人間に近い情報処理
を実現しようという努力がなされている。その結果、い
くつかのメモリ装置が発明されている。そのひとつに、
図2の図面に示されるような、簡単な制御回路を用いる
ことで望んだアナログ量を書き込むことのできるメモリ
装置がある(特願平7−29443号公報の図6参
照)。
【0005】このメモリは、簡単な制御で正確な書き込
みが実現できる一方、制御回路に与える参照電圧の設定
が困難であるという欠点がある。
【0006】その理由は以下の通りである。従来の制御
回路には、まず参照値として書き込み目標値を与え、次
の入力がその参照値と等しくなったときに出力が論理的
にLOの状態からHIの状態になるようなものを用い
る。そのような制御回路を用いて書き込みを行うと以下
のようなことが起こる。書き込み時には、端子201を
接地し、端子202に高電圧を印加して、電極203を
高電圧にすることによってうすい酸化膜部分204にフ
ァウラー−ノルドハイム(Fowler-Nordheim)電流を流
し、フローティングゲート205から電子を引き抜く。
そのフローティングゲートの電圧をソースフォロア20
6を介して時間連続で読み出し、制御回路で監視する。
フローティングゲートは端子201によって接地電位に
強く引っ張られているので、高電圧によるフローティン
グゲートの電圧の上昇は無視でき、電荷の移動による電
圧変化、つまり書き込まれた電圧のみを制御回路で監視
する。メモリからの出力が書き込み目標値と等しくなっ
たときに、制御回路はHIを出力し、MOS型トランジ
スタから構成されるスイッチをオンにする。そのとき電
極203の電位は接地電位になり、書き込みは終了す
る。データは、電極203を接地して読み出す。書き込
み中の値が参照電圧、つまり書き込み目標値と等しくな
ったときに書き込みを終了するので、書き込み後に読み
出したメモリの値は書き込み目標値と一致する。原理的
にはこのように書き込みを行い、自分が望む値を書き込
めるのであるが、実際には端子201とフローティング
ゲート間の容量C1と、フローティングゲートとうすい
酸化膜の間の容量C2は有限の比をもち、電極203が
高電圧になったときに、まったく書き込みが行われてい
なくてもフローティングゲートの電圧が上昇しオフセッ
トが生ずる。
【0007】書き込み中にはオフセットの上に電荷移動
によるフローティングゲートへの書き込みを重ねあわせ
た電圧がソースフォロアを通して読み出され、それが書
き込み目標値と等しくなったときに書き込みを終了し
た。読み出し時にはそのオフセットが生じない。よって
読み出し時には、書き込み目標値からそのオフセットだ
けを引いた電圧がソースフォロアを通じて読み出される
ことになる。
【0008】結論として、制御回路に単なる比較器を用
いていては、自分の書き込みたい電圧をメモリセルに書
き込めない。正しく書き込みを行うためには、そのオフ
セットをあらかじめ見越して参照電圧を生成する必要が
ある。原理的には、そのオフセット分の電圧はC1、C
tunの容量比と、与えた高電圧の値で決まる。その値を
書き込み目標値に加えて参照値とすれば、書き込み後に
はそのオフセット分が引かれて書き込み目標値と等しい
値を出力結果として得られる。しかし、製造時の膜厚、
加工寸法の揺らぎから、容量比は設計値からある程度ず
れてしまう。ずれている状態で設計値のオフセット分を
書き込み目標値に加えてしまうと、それがずれとなって
書き込み誤差につながる。よって高精度な書き込みを行
うことができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたもので、複数のアナログ、多値データを小
面積の回路を用いて高精度に記憶できる半導体回路を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ信号
の書き込み、記憶を行い、記憶している値を電圧として
外部に出力する出力端子を有するメモリセルを有する第
一の回路と、少なくとも二つの標準電圧を供給するため
の手段と、前記出力端子からの出力が、所望の電圧に、
前記二つの標準電圧の差を加えた値を満たしたときに前
記アナログ信号の書き込みを終了させる機能を有する第
二の回路とを少なくとも有することを特徴とする。
【0011】
【実施例】図1は、第1の実施例を示す図面である。1
01が書き込み制御のための回路、102がオフセット
をキャンセルするためのダミーとしてのメモリセル、1
03は実際に自分が書き込みたい目標のメモリセルであ
る。また、104はたとえば2.0Vを高精度に発生す
る標準電圧発生回路である。メモリセル102と103
は近接しており、また設計時の構造はまったく同一であ
る。それらはそれぞれ105として容量C1、106と
して容量Ctun、107として容量C2をもつ。メモリセ
ル102と103の出力は、それぞれ選択用のスイッチ
108、109を介して共通出力線につながれている。
共通出力線は制御回路の入力110に接続されており、
また入力110にはスイッチ111、112を介して参
照電圧入力端子113と標準電圧発生回路104の出力
がそれぞれ接続されている。制御回路の一段目はC3
値を持つ容量114を介して入出力特性 VOUT=F(VIN) (ここで、VOUTは出力電圧、VINは入力電圧であ
る。)をもつ増幅器115に接続されており、その入力
116はまたスイッチ117を介して端子118に接続
している。端子118の電圧は増幅器115のしきい電
圧VINVに固定されている。増幅器の出力は出力をゲイ
ン段で増幅したチョッパー型比較器119に入力されて
いる。101は、入力電圧が参照電圧を越えたときに論
理的にHIを出すように設計されており、入力電圧が参
照電圧を越えたときにスイッチ用MOSトランジスタ1
20、121は導通する。
【0012】目標のセルを書き込む前に、まずダミーセ
ルに書き込みをおこなう。その際に制御回路101の動
作は以下に説明するように、従来と同様、覚えている参
照値と等しい値が入力されたときにHIの状態を出力す
るように機能する。まずスイッチ112を介して標準電
圧発生回路104から制御回路に2.0Vを印加する。
その状態でスイッチ117をオン状態にして、増幅器1
15をしきい電圧にバイアスする。そのあとスイッチ1
17をオフにすると、この増幅器の入力部116は電気
的にフローティングの状態となり、入力に2.0Vが入
力された状態で増幅器がしきい電圧にバイアスされるこ
とを記憶する。入力にしきい電圧が加わった増幅器11
5の出力電圧をチョッパー型比較器119で記憶するこ
とで、制御回路全体は入力2.0Vを受け取ったときに
HIを出力するように初期設定される。この初期設定を
行った後、メモリセルに書き込みをおこなう。ダミーセ
ル102の高電圧印加端子122に書き込み用高電圧V
ppを印加すると、容量C2はほかの二つの容量に比べて
十分大きい値なので、トンネル電極123の電圧もVpp
となる。 Fowler-Nordheim 電流がまったく流れていな
いときに、フローティングゲートの電圧Vfgは、 Vfg={Ctun/(C1+Ctun)}・Vpp となる。これが従来生じるオフセットとなる。ここで端
子124は接地してある。このオフセットに電荷の移動
で実際に書き込まれた値を重ねあわせた値が書き込み中
のフローティングゲートの電圧である。ソースフォロア
のしきい値を0Vと仮定し、ゲートの電圧がそのままソ
ースに出力されると仮定すると、書き込まれた値V
wrが、 2.0[V]=Vwr+{Ctun/(C1+Ctun)}・V
pp の条件を満たすときに、制御回路がHIを出力し、書き
込みが終了する。その値を読み出すと、オフセットの効
果が消え、Vwrのみが見えるので、 Vwr=2.0−{Ctun/(C1+Ctun)}・Vpp となり、2.0Vからオフセット分を引いた値が書き込
まれる。これは従来の書き込みと同様である。
【0013】つぎに、標準電圧発生回路104と、ダミ
ーセル102の出力Vdumを2つの標準電圧とし、目標
のセル103を書き込む。ここで、制御回路の機能が変
化する。従来の書き込み、およびダミーセルの書き込み
のときは、参照電圧として覚えた電圧と書き込み中のメ
モリセルの出力が等しくなったときに書き込みを終了し
ていたが、希望の値を書き込む為には書き込み目標値に
オフセットの電圧を加えた電圧を参照値に加える必要が
ある。つまり、参照電圧Vrefとして、 Vref= 書き込み目標電圧 +{Ctun/(C1
tun)}・Vpp という値を加えなくてはならない。ここでオフセットの
電圧は、ダミーセルの出力Vwrと、ダミーセルを書き込
むときに用いた標準電圧発生回路104の出力2.0V
から、 {Ctun/(C1+Ctun)}・Vpp=2.0−Vwr という関係がなりたつ。つまり、参照値を Vref= 書き込み目標電圧 +2.0−Vwr として制御回路に加え、メモリの出力Voutが Vout=Vref= 書き込み目標電圧 +2.0−Vwr という関係を満たすときに書き込みを終了すればよい。
このような機能を制御回路101で実現する。
【0014】上記のメモリ出力と参照値との関係は、 Vout− 書き込み目標電圧 =2.0−Vwr という関係に変形できる。つまり、制御回路では二つの
電圧の差が等しくなったときにHIを出すような制御を
行えばよいことに帰結する。以下、この動作について説
明する。まずスイッチ108をオンにし、制御回路の入
力にVwrを印加する。その状態でスイッチ117をオン
し、電極116を電圧VINVとし、スイッチ117をオ
フする。つぎにスイッチ112をオンし、標準電圧発生
回路104の出力2.0を制御回路に入力する。する
と、入力部の電極116の電圧は、 VINV+{C3/(C3+Cin)}・(2.0−Vwr) となる。ここでCinは増幅器115の入力容量である。
この電圧が増幅器115の入出力特性にしたがって出力
され、 F(VINV+{C3/(C3+Cin)}・(2.0−
wr)) という電圧が出力される。この値を比較器で記憶し、比
較器は次に上記の式で示された電圧と等しい値を入力さ
れたときに制御回路としてHIを出力する。
【0015】つぎにスイッチ111をオンし、外部から
書き込みたい目標電圧Vtarを印加する。その状態でス
イッチ117をオン・オフし、つづけてスイッチ109
をオンにし、メモリからの出力をうける。その状態で電
極116の電圧は VINV+{C3/(C3+Cin)}・(Vout−Vtar) となり、増幅器115の出力は、 F(VINV+{C3/(C3+Cin)}・(Vout
tar)) となる。この状態でメモリセル103の書き込み用電極
123に高電圧を印加する。比較器は F(VINV+{C3/(C3+Cin)}・(2.0−
wr))=F(VINV+{C3/(C3+Cin)}・(V
out−Vtar)) という条件を満たすときに書き込みを終了する。これは 2.0−Vwr=Vout−Vtar という条件と等しく、つまり Vout=Vtar+2.0−Vwr という、書き込みたい値を書き込むための条件を満たし
ている。このようにして回路内部の標準電圧発生回路
と、ダミーセルという、二つの標準電圧発生回路から、
オフセットを比較器自身で計算し、キャンセルすること
を実現できた。
【0016】本実施例の回路について、書き込み時のト
ンネル電極の電位、メモリ出力及び書き込み制御回路出
力の測定結果を図3に、また、メモリ出力と書き込み目
標値との関係を図4に示す。
【0017】この発明の結果は以下のとおりである。従
来は、オフセットをキャンセルするために設計値できま
るオフセットを書き込み目標電圧に外部で加算し、それ
を参照電圧として加える必要があった。今回、通常の比
較器にもう1段増幅器を加えた構造で、所望の電圧に、
前記二つの標準電圧の差を加えた値を満たしたときにア
ナログ信号の書き込みを終了させる機能を実現した。ま
たオフセット電圧は {Ctun/(C1+Ctun)}・Vpp という値で与えられており、C1、Ctunがずれるとそれ
がオフセット電圧のずれとなり最終的には書き込みの誤
差となった。オフセット電圧を、書き込みたいメモリセ
ルの近傍のダミーセルを用いて生成することで、C1
tunの相対的なずれを最小化でき、オフセット電圧の
ずれを低減、高精度な書き込みを実現できた。
【0018】今回、メモリセルとして102のような構
造を持つものを例として用いたが、本例に限定されず、
たとえばトランジスタのチャネル上で Hot Electron を
発生させて書き込む方式を用いたセルや、MNOS構造
を用いたセルを用いても本例の効果にはまったく変わり
はない。それは、本発明の効果が、書き込み時の高電圧
印加状態と、読みだし時の状態の、2状態の変化による
読みだし値のずれを、近傍のダミーのセルと通常の比較
器にもう1段増幅器を加えた構造で、所望の電圧に、前
記二つの標準電圧の差を加えた値を満たしたときにアナ
ログ信号の書き込みを終了させる機能をもつ制御回路を
もちいてキャンセルするということから生じており、メ
モリセルの種類にはよらないことからも明らかである。
【0019】また、今回のメモリセルにはメモリセル一
つ当たりに大きな容量C3を一つ有する基本的なアナロ
グ不揮発性メモリセルを用いたが、これに限定されず、
複数のフローティングゲートに大して一つのC3を有す
るような複数構成のメモリセル、もしくは読みだし部に
演算増幅器を応用したような複数構成のメモリセルを用
いてもよい。
【0020】また、標準電圧発生回路112としては、
バンドギャップ回路、もしくは所定の電圧を抵抗や容量
で分圧して出力する回路などを用いても良い。また外部
から高精度の電圧を与えても良い。ダミーセルの書き込
み時と、目的のセルを書き込む際に、等しい電圧を供給
すればよいのであって、その方法は限定されないことか
らも明らかである。
【0021】また、増幅器115の入出力関数の設計方
法は差の電圧に依存する。通常の電子回路では、しきい
電圧からある程度離れた電圧が入力されると接地電圧、
もしくは電源電圧で飽和してしまう。飽和してしまう
と、式 F(VINV+{C3/(C3+Cin)}・(2.0−
wr))=F(VINV+{C3/(C3+Cin)}・(V
out−Vtar)) の関係を満たすような電圧が一意に決まらない。そのた
めにダミーセルと標準電圧発生回路の出力の差に応じて
入出力関数を設計する必要がある。その設計は容易なの
で、なんの困難もなく行える。
【0022】また、増幅器115としては、反転増幅
器、非反転増幅器、どちらを用いても良い。それは、制
御回路が、入力が上昇して参照値と等しくなったときに
HI状態を出力すればよく、そのためには後段の比較器
の論理を変更すれば良いためである。また、増幅器が反
転増幅器の場合は、しきい値をオートゼロ動作によって
生成してもよい。
【0023】また比較器は、今回チョッパー型比較器を
例としたが、それに限定されない。それは比較器はただ
比較を行えばよく、チョッパ型比較器のみ有する特徴を
必要としていないことからも明らかである。
【0024】また標準電圧発生回路112の電圧として
2.0Vを例としたが、それに限定されない。電圧 Vwr= 標準電圧発生回路出力電圧 −{Ctun/(C1
tun)}・Vpp がメモリの出力のダイナミックレンジの範囲内に収まっ
ていればどのような電圧でも良い。
【0025】また、今回書き込まれる値としてアナログ
の値を考慮しているが、多値でもよい。それは、多値と
いうのは、ある量子化レベルでアナログの値を区切った
ものであり、書き込む際には結局アナログの値を書き込
んでいるのとまったく変わりないことからも明らかであ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、複数のアナログ、多値
データを小面積の回路を用いて高精度に記憶できる半導
体回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体回路の一例を示す回路図であ
る。
【図2】従来の制御回路を示す図である。
【図3】実施例の半導体回路における書き込み時のトン
ネル電極電位、メモリ出力及び書き込み制御回路出力の
測定波形を示すグラフである。
【図4】メモリ出力測定値と書き込み目標値との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
101 書き込み制御のための回路、 102 ダミーのメモリセル、 103 目標のメモリセル、 104 標準電圧発生回路、 105 容量C1、 106 容量Ctun、 107 容量C2、 108、109 スイッチ、 110 制御回路の入力、 111、112 スイッチ、 113 参照電圧入力端子、 114 容量、 115 増幅器。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/788 29/792 (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2の1の17の 301

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号の書き込み、記憶を行い、
    記憶している値を電圧として外部に出力する出力端子を
    有するメモリセルを有する第一の回路と、少なくとも二
    つの標準電圧を供給するための手段と、前記出力端子か
    らの出力が、所望の電圧に、前記二つの標準電圧の差を
    加えた値を満たしたときに前記アナログ信号の書き込み
    を終了させる機能を有する第二の回路とを少なくとも有
    することを特徴とする半導体回路。
  2. 【請求項2】 前記第一の回路の書き込みに、少なくと
    も一つ以上のMOS型トランジスタから構成されるフロ
    ーティングゲート構造不揮発性メモリにたいしてファウ
    ラー−ノルドハイム(Fowler-Nordheim)電流を用いた書
    き込みを行うことを特徴とした請求項1に記載の半導体
    回路。
  3. 【請求項3】 前記第一の回路の書き込みに、少なくと
    も一つ以上のMOS型トランジスタから構成されるフロ
    ーティングゲート構造不揮発性メモリにたいしてチャネ
    ル−ホット−エレクトロン(Channel-Hot-Electron)を用
    いた書き込みを行うことを特徴とした請求項1又は2に
    記載の半導体回路。
  4. 【請求項4】 前記第一の回路の書き込みに、MNOS
    構造不揮発性メモリに対してフランクル−プール・エミ
    ッション(Frankel-Poole emission)を用いた書き込みを
    行うことを特徴とした請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の半導体回路。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも二つの標準電圧を供給す
    るための手段の一つとして、前記アナログ信号の書き込
    み、記憶を行い、記憶している値を電圧として外部に出
    力する出力端子を有するメモリセルと同一の回路を用い
    たことを特徴とした請求項1乃至4のいずれか1項に記
    載の半導体回路。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも二つの標準電圧を供給す
    るための手段の一つとして、電源電圧を分圧した信号、
    もしくはその信号を増幅器を用いて増幅させた信号を発
    生させる回路を用いたことを特徴とした請求項1乃至5
    のいずれか1項に記載の半導体回路。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも二つの標準電圧を供給す
    るための手段の一つとして、バンドギャップリファレン
    ス回路を用いたことを特徴とした請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載の半導体回路。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも二つの標準電圧を供給す
    るための手段の一つとして、外部から所定の電圧を印加
    することを特徴とした請求項1乃至7のいずれか1項に
    記載の半導体回路。
  9. 【請求項9】 前記第二の回路として、前記第二の回路
    の入力に容量を介して接続する第1の電極と、前記第1
    の電極とスイッチを介して接続する第2の電極と、前記
    第1の電極を入力とする第1の増幅器と、前記第1の増
    幅器の出力を入力端子とする二つの電圧の比較を行う第
    三の回路を持ち、前記第三の回路の出力を前記第二の回
    路の出力とすることを特徴とした請求項1乃至8のいず
    れか1項に記載の半導体回路。
  10. 【請求項10】 前記第1の増幅器として、他の少なく
    とも一つ以上のMOS型トランジスタから構成される反
    転増幅器を用いたことを特徴とする請求項9に記載の半
    導体回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の増幅器として、他の少なく
    とも一つ以上のMOS型トランジスタから構成される非
    反転増幅器を用いたことを特徴とする請求項9に記載の
    半導体回路。
  12. 【請求項12】 前記第三の回路として、他の少なくと
    も一つ以上のMOS型トランジスタと容量から構成され
    るチョッパー型比較器を用いたことを特徴とする請求項
    9乃至11のいずれか1項に記載の半導体回路。
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