JP3336813B2 - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書換え可能な不揮発性
半導体メモリ装置に係り、さらに詳しくは、特にウィン
ドウの小さい不揮発性多値メモリの記憶保持特性、書換
え回数、および収率を実質的に向上させることが可能な
不揮発性半導体メモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体メモリ装置では、選択さ
れたメモリセルを構成するトランジスタのデータを読み
取るために、差動アンプが用いられている。差動アンプ
では、選択されたメモリセルからの電位信号データまた
は電流信号データ(以下、総称して、「信号データ」と
も称する)を、基準電位または基準電流(以下、総称し
て、「基準データ」とも称する)と比較し、信号データ
の0,1判定を行っている。たとえば、信号データが、
基準データよりも小さい場合には、信号データを0デー
タと判定し、その逆の場合には、1データと判定する。
【0003】基準データの作成方法の一例として、メモ
リセルと同じ回路構成のレファレンスセルを用いること
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の不揮
発性半導体メモリ装置では、図11(A)に示すよう
に、0データ(読み出し時にオフ)が記憶してあるメモ
リセルのしきい値電圧Vth0 は、トランジスタの書換え
特性の劣化、記憶保持の劣化、製造ばらつきなどによ
り、時間の経過(グラフの横軸,logt)と共に低下
してしまう場合がある。この場合、データ読み出し時の
ゲート電圧Vr よりも低下し、誤作動を生じるおそれが
ある。なお、図11(A)中において、Vth1 は、1デ
ータ(読み出し時にオン)が記憶してあるメモリセルの
しきい値電圧変化を示す。
【0005】この状態を、メモリセルからの電流につい
て観察すれば、図11(B)に示すようになる。0デー
タが記憶してあるメモリセルから読み出される電流ir0
は、時間の経過と共に、増大する。なお、1データが記
憶してあるメモリセルから読み出される電流ir1は、こ
の例の場合には、時間の経過によらずほとんど一定であ
る。メモリセルを構成するトランジスタが、フローティ
ングゲートを有するトランジスタである場合に、1デー
タが記憶してあるメモリセルのフローティングゲートに
は、電子が注入されていない状態であるからである。
【0006】一方、基準データを作成するためのレファ
レンスセルとしては、従来では、読み出し時にオンとな
る(1データが記憶してある)トランジスタを用い、読
み出し時の基準電流irpが、ir1の一定割合、たとえば
約1/4程度になるように設定しているため、時間の経
過と共に、たとえir1が変化したとしても、基準電流i
rpはir1の一定割合で変化するので、1データ検出時に
は、誤作動は回避される。一方、0データが記憶してあ
るメモリセルから読み出される電流ir0が変化し出し
て、ある時点で、基準電流irpを追い越してしまうと、
誤作動するおそれがある。
【0007】特に、近年、不揮発性半導体メモリ装置の
多値化の動きが活発化してきているが、この多値記憶に
あっては上述した問題はさらに深刻である。多値メモリ
セルとしては、2値の場合と同様に、たとえばフローテ
ィングゲートを有するトランジスタが用いられるが、こ
の場合、しきい値電圧をさらに細かいレベルで制御する
必要があるからである。
【0008】ここで、V(0,0)、V(0,1)、V
(1,0)、V(1,1)の4値を記憶可能なメモリセ
ルの1例を用いて考察すると、レベル0〜レベル3のし
きい値電圧分布は、図12に示すように、レベル3
(1,1)が1.5V〜3V、レベル2(1,0)が
3.7V〜4V、レベル1(0,1)が4.6V〜4.
9V、レベル0(0,0)が5.6〜5.9Vである。
そして、多値メモリセルに書き込んだ直後のしきい値電
圧の分布は、図12に示すように急峻である。
【0009】この4レベルにわたってデータが記憶され
る多値メモリセルからのデータ読み出しは、従来、たと
えば読み出すセルのしきい値電圧とレベル1〜レベル3
とを比較することにより記憶値の判定を行う。すなわち
電圧レベルでの比較によりデータの判定を行う。
【0010】ところが、製造した直後は急峻だったしき
い値電圧分布も、書き込みを繰り返すうちにしきい値電
圧のバラツキも大きくなり、しかも保持特性が劣化し、
しきい値電圧にずれが生じることから、たとえば図13
に示すように、一定読出電圧Vr11 、Vr10 、Vr00
センスした場合、図中矢印で示す時間より長い記憶時間
で誤動作となる。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、特にウィンドウの小さい不揮発
性多値メモリの記憶保持特性、書換え回数、および収率
を実質的に向上させることが可能な不揮発性半導体メモ
リ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置は、少なく
とも3値を記憶可能な多値記憶セルと、それぞれが前記
多値記憶セルの異なる記憶値を記憶可能な当該多値記憶
セルの記憶多値数に応じた数のレファレンスセルと、前
記多値記憶セルのデータ読み出し時に、前記複数のレフ
ァレンスセルのうちの少なくとも2セルからの電流出力
の中間値またはそのk倍を発生させる中間値発生回路
と、前記中間値発生回路の出力と前記多値記憶セルの出
力またはそのk倍とを比較することにより、当該多値記
憶セルに記憶されている値を判定する比較判定回路とを
有する。ここでkは正の数であり、中間値のk倍の出力
は多値記憶セルの出力のk倍と比較するものとする。
【0013】前記複数のレファレンスセルは、所定数の
多値記憶セル毎に設けられる。また、前記所定数のメモ
リセルと複数のレファレンスセルとは、同一のワード線
により接続することにより、これらを同時に駆動(書き
込み、ないし読み出し)することができる。ただし、ほ
ぼ同時に駆動できれば、必ずしも同一のワード線で接続
する必要はない。
【0014】前記メモリセルおよびレファレンスセル
は、電荷の蓄積量の増減ないしは極性の反転などにより
データを保持する機能を有するトランジスタであれば、
特に限定されることはなく、たとえば電荷の蓄積が可能
なフローティングゲートを有するトランジスタ、電荷ト
ラップ機能を持つ絶縁膜を有するトランジスタ、強誘電
体膜を有するトランジスタなどで構成することができ
る。
【0015】本発明では、前記中間値発生回路は、前記
複数のレファレンスセルの出力線のうちの少なくとも2
つを選択して出力線に流れる各電流値を単純加算または
重み付け加算(加重加算)する加算回路と、前記加算回
路の加算値の電流を受けて、加算される複数の電流値の
中間値またはそのk倍の値の電流を発生するようにチャ
ネル幅をチャネル長で除した値相互の関係を、所定の比
率としてあるトランジスタにより構成されている。
【0016】また、本発明では、前記中間値発生回路と
前記比較判定回路とが一体となり、前記中間値発生回路
の一部を構成するトランジスタが、前記比較判定回路を
構成する差動アンプの一部のトランジスタを兼ねている
ように構成することができる。この場合において、本発
明では、前記加算回路の出力電流を電圧に変換する第1
の電流−電圧変換トランジスタと、前記第1の電流−電
圧変換トランジスタの出力線が接続され、前記差動アン
プの一部のトランジスタを構成する差動アンプ用第1ト
ランジスタと、前記多値記憶セルの出力線の信号電流を
電圧に変換する第2の電流−電圧変換トランジスタと、
前記第2の電流−電圧変換トランジスタの出力線が接続
され、前記差動アンプの一部のトランジスタを構成する
差動アンプ用第2トランジスタと、を少なくとも有し、
これら第1の電流−電圧変換トランジスタ、第2の電流
−電圧変換トランジスタ、差動アンプ用第1トランジス
タ、差動アンプ用第2トランジスタにおける各チャネル
幅を各チャネル長で除した値相互の関係を、所定の比率
とすることにより、前記中間値またはそのk倍の値と多
値記憶セルの信号電流またはそのk倍の値との比較判定
を可能とする。
【0017】また、本発明では、前記第1の電流−電圧
変換トランジスタと第2の電流−電圧変換トランジスタ
との電圧変換動作を安定させると共に、前記差動アンプ
の初期状態を設定するためのトランジスタが付加してあ
ることが好ましい。
【0018】
【作用】本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置では、
レファレンスセルとして、複数配置され、これらのう
ち、多値記憶セルの記憶値に対応付けされたセルにその
記憶値が記憶される。そして、選択された多値記憶セル
の読み出し時には、基準データとして、複数のレファレ
ンスセルのうちの少なくとも2セルからの電流出力の中
間値またはそのk倍が発生されて用いられる。このた
め、この中間値またはそのk倍の電流は、時間の経過と
共に、多値記憶セルの読み出し時の2データまたはその
k倍の間(ウィンドウ)を通るように変化する。したが
って、書換え特性の劣化あるいは記憶保持特性の劣化な
どによらず、多値記憶セルに記憶してあるデータの判定
を正確に行うことができる。また、多値記憶セルを構成
するトランジスタに製造ばらつきがあったとしても、レ
ファレンスセルを構成するトランジスタにも同様な製造
ばらつきがあると考えられ、また、比較判定回路の基準
となる基準データは、上述した理由により、ウィンドウ
間に位置するので、結果としては、データの読み出しの
正確性が損なわれることはない。したがって、不揮発性
半導体メモリ装置の収率も向上する。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る不揮発性半導体メモリ装
置を、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例に係る不揮発性半導体メモリ装置
の概略構成図である。
【0020】図1に示すように、本実施例の不揮発性半
導体メモリ装置は、NOR型のメモリであり、多値メモ
リセル2が、マトリックス状に配置してある。各多値メ
モリセル2は、本実施例では、フローティングゲートを
有するトランジスタで構成される。フローティングゲー
トを有するトランジスタでは、図2(A)に示すよう
に、半導体基板3の表面領域あるいはウェルに形成され
たソース・ドレイン領域4,4間のチャネル形成領域6
上に、ゲート絶縁膜8を介して、フローティングゲート
10、中間絶縁膜12およびコントロールゲート14が
積層してある。このトランジスタでは、コントロールゲ
ート14(ワード線)とソース・ドレイン領域4,4
(ビット線およびソース)とに印加される電圧を制御す
ることにより、FN(Fowler Nordheim) 効果などを利用
して、フローティングゲート10に電子を注入または引
き抜きすることにより、トランジスタのしきい値電圧を
変化させ、3値以上のデータ、たとえばV(0,0)、
V(0,1)、V(1,0)、V(1,1)の4値のデ
ータの書き込み消去を行うことができる。V(0,
0)、V(0,1)、V(1,0)、V(1,1)の4
値を記憶可能なメモリセルの場合、レベル0〜レベル3
のしきい値電圧分布は、図12に示すように、レベル3
(1,1)が1.5V〜3V、レベル2(1,0)が
3.7V〜4V、レベル1(0,1)が4.6V〜4.
9V、レベル0(0,0)が5.6〜5.9Vである。
そして、多値メモリセルに書き込んだ直後のしきい値電
圧の分布は、図12に示すように急峻である。
【0021】4値の書き込みは、たとえば、まず消去に
よってしきい値電圧をレベル0以上に動かし、次に書き
込みバイアス電圧を印加しながらフローティングゲート
に電子を注入し、書き込み動作を中止しては書き込まれ
た状態を読み出すことを繰り返すベリファイによって上
述した所望のしきい値電圧になった時点で終了する。
【0022】半導体基板3として、たとえばP型の単結
晶シリコンウェーハが用いられたときは、その表面領域
に、N型の単結晶シリコンウェーハが用いられたときに
は、その表面に形成されたP型ウェルに多値メモリセル
用トランジスタ2が形成される。ソース・ドレイン領域
4,4は、たとえばN型の不純物領域であり、フローテ
ィングゲート10およびコントロールゲート14の作製
後に、イオン注入を行うことにより形成される。ソース
・ドレイン領域4,4は、LDD構造を有していてもよ
い。ゲート絶縁膜8は、たとえば膜厚8nm程度の酸化
シリコン膜で構成される。フローティングゲート10
は、たとえばポリシリコン層で構成される。なお、図示
省略してあるが、フローティングゲート10の側面は、
絶縁性サイドウォールで覆われている。中間絶縁膜12
は、たとえば酸化シリコン膜、あるいはONO膜(酸化
シリコン膜と窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との積層
膜)などで構成され、その膜厚は、たとえば酸化シリコ
ン膜換算で14nmである。コントロールゲート14
は、たとえばポリシリコン膜、あるいはポリサイド膜
(ポリシリコン膜とシリサイド膜との積層膜)などで構
成される。
【0023】図1に示すように、本実施例では、各行の
多値メモリセル2毎に、4個のレファレンスセル16
a,16b,16c,16dが配置され、同一のワード
線18で同時に駆動可能になっている。多値メモリセル
2とレファレンスセル16a,16b,16c,16d
とは、厚さ方向の構造が略同一であるトランジスタによ
り構成される。厚さ方向の構造が同一であるとは、多値
メモリセル2を構成するトランジスタが、図2(A)に
示す構造のフローティングゲート10を有するタイプの
トランジスタである場合には、レファレンスセル16
a,16b,16c,16dを構成するトランジスタ
も、同様な構造および膜厚を有するという意味であり、
トランジスタのチャネル長あるいはチャネル幅などが相
違しても良い。
【0024】各行のレファレンスセル16a,16b,
16c,16dは、記憶値があらかじめ決められてお
り、たとえば、多値メモリセル2にデータV(0,0)
〜V(1,1)のいずれかが書き込まれる毎に、レファ
レンスセル16aにはV(0,0)、レファレンスセル
16bにはV(0,1)、レファレンスセル16cには
V(1,0)、レファレンスセル16dにはV(1,
1)がそれぞれ書き込まれる。特定のレファレンスセル
に同一のデータが何回も書き込まれた場合、蓄積効果が
生じる場合があり、それを避けるために、1つのレファ
レンスセルに特定のデータを繰り返し書き込むことをせ
ず、別のデータを交互に書き込むことも可能である。こ
の場合は、たとえばワード線18にカウンタを接続し
て、現在レファレンスセル16a〜16dがどのデータ
を受け持っているかわかるようにしておく。
【0025】ワード線18は、行デコーダ20に接続し
てある。多値メモリセル2のトランジスタのドレイン領
域は、ビット線22を通して、列デコーダ24に接続し
てある。そして、レファレンスセル16a,16b,1
6c,16dのトランジスタのドレイン領域は、ビット
線22を通して、読出電圧/書き込み電圧切換回路50
に接続してある。
【0026】行デコーダ20、列デコーダ24および読
出電圧/書き込み電圧切換回路50には、書き込み電圧
駆動回路26および読み出し電圧駆動回路28が接続し
てある。これら駆動回路26,28で設定された電圧
は、行デコーダ20により選択されたワード線18と、
列デコーダ24、読出電圧/書き込み電圧切換回路50
により選択されたビット線22を通して、特定の多値メ
モリセル2およびレファレンスセル16a,16b,1
6c,16dに印加され、データの消去および書き込み
がなされる。
【0027】レファレンスセル16a,16b,16
c,16dが接続されたビット線22には、読出電圧/
書き込み電圧切換回路50を介して(あるいは直接的
に)、ビット線22から検出される2つの電流値を選択
して単純加算または加重加算(和算)して、その中間値
またはそのk倍の値を発生する中間値発生回路30が接
続される。中間値発生回路30は、たとえば後述して図
5に示すように、各レファレンスセル16a,16b,
16c,16dが接続されたビット線22にそれぞれ設
けられ、ゲート電圧の制御によりオン/オフされるMO
Sトランジスタと、これらMOSトランジスタの出力配
線を接続する、いわゆるワイヤードオア配線と、このワ
イヤードオア配線の電流出力を1/2するようにサイズ
(W/L)が調整された複数のMOSトランジスタによ
り構成される。このとき、ワイヤード配線により単純加
算が行われる。
【0028】中間値発生回路30の出力は、比較判定回
路32の一方の第1入力端子32aに接続される。比較
判定回路32の他方の第2入力端子32bには、列デコ
ーダ24により選択されたビット線22を通して、読み
出し時に選択された多値メモリセル2に記憶してあるデ
ータ(本実施例では、電流)が入力する。なお、中間値
発生回路30の一部と比較判定回路32とは、後述する
ように一体化することができる。
【0029】多値メモリセル2およびレファレンスセル
16a,16b,16c,16dに記憶してあるデータ
を消去するには、ワード線18、ビット線22、ソー
ス、基板に所定電圧、たとえばワード線18に18〜2
0V、ビット線22に0V、ソース、基板に0Vを印加
してフローティングゲートへ電子を注入すればよい。
【0030】図1に示す行デコーダ20および列デコー
ダ24により選択される特定の多値メモリセル2に、デ
ータV(0,0)、V(0,1)、V(1,0)、V
(1,1)を書き込むには、消去によってしきい値電圧
を揃えた後、書き込み電圧駆動回路26から、特定の多
値メモリセル2のワード線18へたとえば−10V、ビ
ット線22へたとえば+5Vの書き込みバイアス電圧を
印加しながらフローティングゲートから電子を引き出
し、ベリファイ動作によって上述した所望のしきい値電
圧V(0,0)0、V(0,1)0、V(1,0)0、V(1,1)0になった時
点で終了する。
【0031】図1に示す行デコーダ20および列デコー
ダ24により選択される特定の多値メモリセル2からの
データの読み出し時には、読み出し電圧駆動回路28か
ら、特定の多値メモリセル2のワード線18およびビッ
ト線22へ、所定電圧、たとえばワード線18に
r00 、Vr10 、Vr11 などの電圧(3V〜5.5
V)、ビット線に〜1Vを印加する。
【0032】本実施例では、特定の多値メモリセル2か
らのデータの読み出しと同時に、その特定の多値メモリ
セル2と同じワード線18で接続してある4個のレファ
レンスセル16a,16b,16c,16dからも同時
にデータを読み出す。選択された多値メモリセル2から
読み出されたデータ電流は、ビット線22、列デコーダ
24を通して、比較判定回路32の第2入力端子32b
へ入力する。一方のレファレンスセル16a,16b,
16c,16dから読み出されたレファレンスデータ電
流ir00 、ir01 、ir10 、ir11 は、読出電圧/書き
込み電圧切換回路50を通して中間値発生回路30に入
力する。中間値発生回路30において、入力した4つの
電流のうちの2つが選択的に加算され、さらに2つの電
流値を有する中間値またはそのk倍の値の電流Ireが生
成され、この中間値電流Ireが比較判定回路32の第1
入力端子32aへ入力する。
【0033】中間値電流ireの長期時間経過に対する変
化は、図3の曲線ire00で表わすことができる。すなわ
ち、データV(0,0)が記憶してある多値メモリセル
2から読み出されるデータ電流idata(0,0) の変化に合
わせて、中間値電流ire00も変化し、ウィンドウの中間
に位置しようとする。その結果、図1に示す比較判定回
路32では、第1入力端子32aへ入力される中間値電
流ire00に基づき、第2入力端子32bへ入力される選
択された多値メモリセルの読み出し電流idata (0,0)
data(0,1) のV(0,0)、V(0,1)の判定を正
確に行うことができる。第2入力端子32bへ入力され
る選択された多値メモリセルの読み出し電流i
data(0,0) 、idata(0,1) 、idata(1,0) 、i
data(1,1) またはそれらのk倍の値と、中間値電流ire
(ire(0,0),re(1,0),re(1,1) )またはそれらのk
倍の値との大小比較により、多値メモリセル2には、デ
ータV(0,0)、V(0,1)、V(1,0)、V
(1,1)のうちのいずれが記憶してあると判定でき
る。
【0034】この比較判定回路32による判定は、図3
に示すように、時間の経過と共に、メモリセルの記憶特
性あるいは書換え特性が劣化したとしても、従来に比較
して、一桁以上の長期間にわたり、正確性を保ち続ける
ことができる。また、多値メモリセル2に製造ばらつき
があったとしても、レファレンスセル16a,16b,
16c,16dにも同様な製造ばらつきがあると考えら
れ、また、比較判定回路32の基準となる基準データ
(中間値またはそのk倍の電流)は、上述した理由によ
り、ウィンドウ間に位置するので、結果としては、デー
タの読み出しの正確性が損なわれることはない。
【0035】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、前記実施例では、フローティン
グゲートに電子を徐々に放出して所望のデータを書き込
む場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、フローティングゲートから電子を徐々に注入する場
合でもよい。
【0036】また、図1に示す実施例では、書き込み電
圧駆動回路26および読み出し電圧駆動回路28は、多
値メモリセル2とレファレンスセル16a,16b,1
6c,16dとで共用したが、それぞれについて別途配
置することも可能である。
【0037】また、多値メモリセル2とレファレンスセ
ル16a,16b,16c,16dとは、必ずしも同一
のワード線18で、同時に駆動する必要はなく、別々の
ワード線と、別々の駆動回路を用いて、ほぼ同時に駆動
するように構成することもできる。また、これら駆動回
路の配置位置は、図1に示す実施例に限定されず、レフ
ァレンスセル16a,16b,16c,16dと多値メ
モリセル2との間、あるいはその他の位置に配置するこ
とも可能である。
【0038】また、多値メモリセル2およびレファレン
スセル16a,16b,16c,16dの回路構成は、
図1に示す例に限定されず、図4(A)に示すように、
ソース線40が各列毎に分割されたタイプ、あるいは図
4(B)に示すように、セルトランジスタ2,16a,
16b,16c,16dのドレインまたはソースが、選
択トランジスタ42を介してソース線40に接続してあ
るタイプであっても良い。なお、多値メモリセル2と、
レファレンスセル16a,16b,16c,16dとの
回路構成は、同一であることが好ましい。
【0039】また、各セルトランジスタ2,16a,1
6b,16c,16dは、電荷を蓄積・消去可能なトラ
ンジスタで構成されれば、特に限定されず、図2(B)
に示すように、MONOS型のセルトランジスタであっ
ても良い。図2(B)に示す例では、半導体基板3の表
面に、ONO膜44が積層してあり、その上に、ゲート
電極46が積層してある。ソース・ドレイン領域4は、
前記実施例と同様である。ONO膜44は、SiO2
SiN/SiO2 の三層構造の膜であり、たとえば以下
の方法により成膜される。
【0040】まず、半導体基板3の表面を熱酸化し、2
nm程度の酸化膜を成膜し、その熱酸化膜上に、約9n
m以下程度の窒化シリコン膜をCVD法などで成膜し、
その表面を熱酸化して、約4nm以下程度の酸化膜を形
成する。このような工程により、三層構造のONO膜を
形成することができる。このONO膜は、低リーク電流
で膜厚制御性に優れている。また、ONO膜中の窒化シ
リコン膜内および窒化シリコン膜とシリコン酸化膜との
界面に、電子をトラップすることが可能であり、メモリ
セルとして機能する。また、同様にメモリ機能を有する
膜として、ON膜(SiO2 /SiN)、N膜(SiN
単独)も知られている。ゲート電極46は、たとえばポ
リシリコン膜、あるいはポリサイド膜などで構成され、
ワード線18として機能する。
【0041】図2(C)に示す例では、半導体基板の表
面に、膜厚約10nm程度のゲート絶縁膜8を介して、
フローティングゲート10、膜厚300nm程度の強誘
電体薄膜48およびコントロールゲート14が積層して
ある。図2(A)に示す例と同一部材には、同一符号を
付し、その説明は省略する。この例では、強誘電体薄膜
48を利用して、多値メモリセルを構成している。な
お、前述したように、多値メモリセルとレファレンスセ
ルとは、厚さ方向に略同一構造であることが望ましい。
【0042】次に、中間値発生回路30と比較判定回路
32とを含むセンスアンプ回りの具体的回路構成につい
て図5を参照しつつ説明する。図5に示す実施例では、
トランジスタQ2 ,Q3 ,QRA,QDAが、正帰還のある
差動アンプ回路を構成し、トランジスタQ1 がその差動
アンプ回路の駆動用スイッチである。また、トランジス
タQR1が、選択的に加算された電流を電圧に変換し、ト
ランジスタQRAのゲートへ入力する回路である。また、
トランジスタQ D1は、多値メモリセル2からの信号電流
dataを電圧に変換し、トランジスタQ DAのゲートへ入
力にするための回路である。なお、信号電流idataは、
上述したように、多値メモリセル2に記憶してあるデー
タがV(0,0)の場合にはida ta(0,0) 、V(0,
1)の場合にはidata(0,1) 、V(1,0)の場合には
da ta(1,0) 、V(1,1)の場合にはidata(1,1)
ある。図5中、トランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 は、Nチ
ャネル型トランジスタ(またはPチャネル型トランジス
タ)であり、トランジスタQRA,QDA,QR1,QD1は、
前記トランジスタとは逆極性のPチャネル型トランジス
タ(またはNチャネル型トランジスタ)である。
【0043】さらに、図5に示す回路では、トランジス
タQ4 ,QR0,QD0を、図5に示す接続関係で付加する
ことにより、電圧変換を安定化させると共に、差動アン
プ回路の初期状態を設定して安定動作させている。これ
らトランジスタQ4 ,QR0,QD0は、Pチャネル型トラ
ンジスタ(またはNチャネル型トランジスタ)である。
トランジスタQR0,QD0のゲート(*)には、センス時
にはハイレベルに切り換えられるストローブ信号STB
1が入力される。また、トランジスタQ4 のゲート(*
*)には、センス時にはハイレベルに切り換えられるス
トローブ信号STB2が入力される。ただし、ストロー
ブ信号STB2は、ストローブ信号STB1がハイレベ
ルに切り換えられた後に、ハイレベルに設定される。
【0044】また、差動アンプ回路の初期状態を設定し
て安定動作させる素子として、1つのPチャネル型トラ
ンジスタ(またはNチャネル型トランジスタ)Q4 の代
わりに、図6に示すように、2つのPチャネル型トラン
ジスタ(またはNチャネル型トランジスタ)Q5 ,Q6
を設け、両トランジスタQ5 ,Q6 のゲートは、上述し
た図5の回路の場合と同様にストローブ信号STB2の
供給ラインに接続し、両トランジスタQ5 ,Q6 の接続
点を初期設定電位2に接続した構成とすることも可能で
ある。
【0045】また、中間値発生回路30は、図5に示す
ように、各レファレンスセル16a,16b,16c,
16dが接続されたビット線22にそれぞれ設けられ、
ゲート電圧の制御によりオン/オフされるNチャネル型
トランジスタQRS0 ,QRS1,QRS2 ,QRS3 と、これ
らトランジスタの出力配線を接続するワイヤードオア配
線と、このワイヤードオア配線の加算電流出力を1/2
するようにサイズ(W/L)比が調整された1対のトラ
ンジスタQR1,QRAにより構成される。すなわち、トラ
ンジスタQR1,QRAは中間値発生回路30と比較判定回
路32とで共用されており、この意味で両回路は一体的
に構成されている。
【0046】図7に、読み出し時におけるワード線18
への印加電圧、中間値発生回路30のトランジスタQ
RS0 ,QRS1 ,QRS2 ,QRS3 のゲートG00,G01,G
10,G 11への制御信号、並びに比較判定回路32へのス
トローブ信号STB1,STB2、およびトランジスタ
1 のゲートG1 への活性化信号ACTのタイミングチ
ャートを示す。
【0047】この実施例では、読み出しモードに設定さ
れると、アドレス指定されたワード線18およびビット
線22が所定電圧に保持されて、選択された多値メモリ
セル2によりその記憶データに応じたデータ電流
data、具体的には多値メモリセル2に記憶してあるデ
ータがV(0,0)の場合にはidata(0,0) 、V(0,
1)の場合にはidata(0,1) 、V(1,0)の場合には
data(1,0) 、V(1,1)の場合にはidata(1,1)
流れ、比較判定回路32のトランジスタQD1に流れ込
む。また、選択された多値メモリセル2と同一のワード
線18に接続されたレファレンスセル16a,16b,
16c,16dからビット線22にレファレンスデータ
電流ir00 、ir01 、ir10 、ir11 が流れ、これら電
流は、読出電圧/書き込み電圧切換回路50を通して中
間値発生回路30に入力される。
【0048】中間値発生回路30においては、入力した
4つの電流のうちの2つが選択的に加算され、この加算
値電流が比較判定回路32のトランジスタQR1に流れ込
み、選択的に加算された電流が電圧に変換され、トラン
ジスタQRAのゲートへ入力される。
【0049】中間値電流ireを、加算電流の1/2と設
定する場合には、トランジスタQRA,QDA,QR1,QD1
のチャネル寸法関係を、下記の表1(A)ケースIIに示
すような関係に設定する。
【0050】中間値電流の2倍とデータ電流の2倍とを
比較する場合は表1(A)ケースI,表1(B)に示す
ようにトランジスタQ2 ,Q3 ,QRA,QDA,QR1,Q
D1のチャネル寸法関係を設定する。この場合は、k=2
に相当する。
【0051】
【表1】
【0052】なお、トランジスタQ2 とトランジスタQ
3 とは、同一寸法であったが、表1の(B)に示すよう
に、トランジスタQR1とQRA、トランジスタQD1とQDA
が同一寸法比(W/L比)の場合でも、トランジスタQ
2 のW/L比をトランジスタQ3 のそれの二倍とするこ
とで、実質的な1/2回路を構成することもできる。こ
のときも、1/2回路は、差動アンプと一体化してしま
っている。なお、一体化とは、それぞれが共通したトラ
ンジスタを有していることと本発明では定義する。
【0053】比較判定回路32では、読み出しモード時
に、トランジスタQ1 のゲートG1へVss(ローレベ
ル)からVDD(ハイレベル)へと変化するランプ電圧入
力ACTを印加して活性化され、選択された多値メモリ
セル2の読み出し電流idata(0 ,0) 、idata(0,1) 、i
data(1,0) 、idata(1,1) と、中間値電流ireとの大小
比較により、多値メモリセル2には、データV(0,
0)、V(0,1)、V(1,0)、V(1,1)のう
ちのいずれかが記憶してあると判定される。
【0054】なお、具体的な中間値発生回路30におけ
る加算すべきレファレンスセル16a,16b,16
c,16dによる読み出し電流の選択、並びに比較判定
回路32における比較判定動作は、たとえば図7に示す
ように行う。すなわち、まずワード線18に電圧Vr11
を与え、トランジスタQRS3 のゲートG11およびQRS2
のゲートG10にハイレベルの信号を供給し、レファレン
スセル16dと16cによるレファレンスデータセル電
流ir11 とir10 とを合流させて加算する。このときト
ランジスタQRS1 のゲートG01およびQRS0 のゲートG
00への供給信号はローレベルに保持する。この合流電流
が比較判定回路32に入力されて1/2され、多値メモ
リセル2に記憶してあるデータがV(1,1)である
か、あるいはV(1,0)、V(0,1)、V(0,
0)であるか判定される。
【0055】次に、中間値発生回路30のトランジスタ
RS3 のゲートG11への信号をローレベルに切り換え、
ワード線18に電圧Vr10 を与え、トランジスタQRS2
のゲートG10への信号はハイレベルに保持したまま、ト
ランジスタQRS1 のゲートG 01への信号をハイベルに切
り換えて、レファレンスセル16cと16bによるレフ
ァレンスデータセル電流ir10 とir01 とを合流させて
加算する。この合流電流が比較判定回路32に入力され
て1/2され、多値メモリセル2に記憶してあるデータ
がV(1,0)であるか、あるいはV(0,1)、V
(0,0)であるか判定される。
【0056】次に、中間値発生回路30のトランジスタ
RS2 のゲートG10への信号をローレベルに切り換え、
ワード線18に電圧Vr00 を与え、トランジスタQRS1
のゲートG01への信号はハイレベルに保持したまま、ト
ランジスタQRS0 のゲートG 00への信号をハイベルに切
り換えて、レファレンスセル16bと16aによるレフ
ァレンスデータセル電流ir01 とir00 とを合流させて
加算する。この合流電流が比較判定回路32に入力され
て1/2され、多値メモリセル2に記憶してあるデータ
がV(0,1)であるかV(0,0)であるか判定され
る。
【0057】このように本実施例においては、中間値発
生回路30および比較判定回路32において3度の選択
的な加算および差動アンプにおける比較判定を行うこと
により、多値メモリセル2の記憶データを判定できる。
なお、中間値発生回路30のトランジスタQRS0 〜Q
RS3 に対する切り換え制御は、図7に示す例に限定され
ない。図7の場合とは逆に、トランジスタQRS0とQ
RS1 側から順次導通状態となるように制御してもよい。
【0058】また、たとえば、まずトランジスタQRS1
とQRS2 を導通状態にして、多値メモリセル2に記憶し
てあるデータがV(1,1)またはV(1,0)である
か、あるいはV(0,1)またはV(0,0)であるか
を比較判定回路32で判定した後、その判定結果に基づ
いて、トランジスタQRS3 とQRS2 またはトランジスタ
RS1 とQRS0 が導通状態となるように制御することに
より、多値メモリセル2に記憶してあるデータがV
(1,1)またはV(1,0)であるか、あるいはV
(0,1)またはV(0,0)であるかを判定できる。
この場合、中間値発生回路30および比較判定回路32
において2度の選択的な加算および差動アンプにおける
比較判定を行うことにより、多値メモリセル2の記憶デ
ータを判定できる。
【0059】さらに、図8に示すように、任意の2つの
レファレンスセルの電流の中間値またはそのk倍の値と
データまたはそのk倍の値とを比較する3つの比較判定
回路32a,32b,32cを設ければ、同時に多値メ
モリセル2の記憶データの判定ができる。このとき、ワ
ード線18には電圧Vr00 を印加する。この回路におい
ては、比較判定回路32aの出力OUT1 はデータが
(1,1)、(1,0)、(0,1)のときハイレベル
(VDDレベル)となり、比較判定回路32bの出力OU
2 はデータが(1,1)、(1,0)のときハイレベ
ルとなり、比較判定回路32cの出力OUT3 はデータ
が(1,1)のときハイレベルとなる。これら出力OU
1 〜OUT3 は、たとえば図9に示すような論理回路
に入力され、ここで論理演算がなされ、メモリセル2に
蓄えられている多値情報が出力される。
【0060】図9に示す論理回路は、3入力2出力の論
理回路であって、入力端TIN1 には図8の比較判定回路
32bの出力信号OUT2 が入力され、入力端TIN2
は図8の比較判定回路32cの出力信号OUT3 が入力
され、入力端TIN3 には図8の比較判定回路32aの出
力信号OUT1 が入力される。入力端TIN1 に入力され
た信号OUT2 は、2つのうちの一方の出力端TOUT1
ら直接信号Aとして出力されるとともに、2入力オア
(OR)回路38の一方の入力端に入力される。入力端
IN2 に入力された信号OUT3 は、否定(反転;NO
T))回路34にて反転作用を受けて、2入力アンド
(AND)回路36の一方の入力端に入力される。ま
た、入力端TIN3 に入力された信号OUT1 は、アンド
回路36の他方の入力端に入力される。アンド回路36
の論理積の結果がオア回路38の他方の入力端に入力さ
れ、その論理和結果が出力端TOUT2から信号Bとして出
力される。この論理回路においては、出力信号Aがハイ
レベル「H」の場合にはメモリセル2のMSBが論理
「1」、ローレベル「L」の場合にはメモリセル2のM
SBが論理「0」を示し、出力信号Bがハイレベル
「L」の場合にはメモリセル2のLSBが論理「1」、
ローレベル「L」の場合にはメモリセル2のLSBが論
理「0」を示す。
【0061】ところで、上述した図5に示す回路では、
ワイヤードオア配線により単純加算がなされるが、一般
的に加重加算を行うためには、図10に示すような回路
に構成される。この場合、読出電圧/書き込み電圧切換
回路50の4つの出力の各々に対してゲート電圧の制御
によりオン/オフされる2つの第1および第2のMOS
トランジスタが並列に接続され、4つの第1のMOSト
ランジスタQRS0 ,QRS1 ,Q RS2 ,QRS3 の出力配線
を接続するワイヤードオア配線と、このワイヤードオア
配線の電流出力をn/k倍するようにサイズ(W/L)
が調整された複数のMOSトランジスタQR1,QRA、並
びに4つの第2のMOSトランジスタQ’RS0 ,Q’
RS1 ,Q’RS2 ,Q’RS3 の出力配線を接続するワイヤ
ードオア配線と、このワイヤードオア配線の電流出力を
m/k倍するようにサイズ(W/L)が調整された複数
のMOSトランジスタQ’R1,Q’RAにより構成され
る。ここで、n+m≦kとする。このような構成におい
て、トランジスタQR1’,QRA’,QR1,QRAの寸法比
を所望の値に設定し、QRS0 〜QRS3 およびQR0’〜
Q’Rs3 のうち各々1つのトランジスタをオンとするこ
とにより、2つのレファレンスセルの電流の、いわゆる
重み付け加算を実現できる。
【0062】なお、上述した実施例では、図10に示す
実施例を除いては、中間値を2つの電流値の和の1/2
として説明したが、これに限定されるものではなく、2
つの電流値間の値であればよい。また、上述した実施例
では、すべてNOR型のメモリについて説明したが、本
発明は、これに限定されず、NAND型、AND型、D
INOR型などに対しても適用することが可能である。
また、上述した実施例では、多値は4値として説明し
たが、3値、5値、…8値などでも、本発明に適用でき
ることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、特にウィンドウの小さい不揮発性多値メモリ装置に
おいて、書換え特性の劣化あるいは記憶保持特性の劣化
などによらず、多値メモリセルに記憶してあるデータの
判定を正確に行うことができる。また、多値メモリセル
に製造ばらつきがあったとしても、レファレンスセルに
も同様な製造ばらつきがあると考えられ、また、比較判
定回路の基準となる基準データ(中間値電流)は、ウィ
ンドウ間に位置するので、結果としては、データの読み
出しの正確性が損なわれることはない。したがって、不
揮発性半導体メモリ装置の収率も実質的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る不揮発性半導体
メモリ装置の概略構成図である。
【図2】図2(A)は本発明の一実施例に係るメモリセ
ルの要部断面図、同図(B)は本発明の他の実施例に係
るメモリセルの要部断面図、同図(C)はさらにその他
の実施例に係るメモリセルの要部断面図である。
【図3】図3は本発明に係る不揮発性半導体メモリ装置
の中間値電流の経時変化を示すグラフである。
【図4】図4(A)は本発明の他の実施例に係るメモリ
セルの回路構成図、同図(B)はさらにその他の実施例
に係るメモリセルの回路構成図である。
【図5】図5は本発明の具体的な実施例に係る不揮発性
半導体メモリ装置のセンスアンプ回りの回路図である。
【図6】図6は本発明の具体的な実施例に係る不揮発性
半導体メモリ装置のセンスアンプ回りの他の構成例を示
す回路図である。
【図7】図7は図5の回路の各部に供給される信号のタ
イミングチャートである。
【図8】図8は本発明の具体的な実施例に係る不揮発性
半導体メモリ装置の任意の2つのレファレンスセルの電
流の中間値とデータとを比較する3つの比較判定回路を
設けた構成例を示す回路図である。
【図9】図9は本発明に係る多値情報を演算する論理回
路の構成例を図である。
【図10】図10は本発明の具体的な実施例に係る不揮
発性半導体メモリ装置の重み付け加算(加重加算)回路
を有するセンスアンプ回りの構成例を示す回路図であ
る。
【図11】図11(A)は従来例に係るメモリセルの経
時変化を示すグラフ、同図(B)は従来例に係るメモリ
セルの経時変化および基準電流の経時変化を示すグラフ
である。
【図12】図12は4値メモリセルのしきい値電圧分布
を示すグラフである。
【図13】図13は4値メモリセルの経時変化を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
2… メモリセル 3… 半導体基板 4… ソース・ドレイン領域 6… チャネル 8… ゲート絶縁膜 10… フローティングゲート 12… 中間絶縁膜 14… コントロールゲート 16a,16b,16c,16d… レファレンスセル 18… ワード線 20… 行デコーダ 22… ビット線 24… 列デコーダ 26… 書き込み電圧駆動回路 28… 読み出し電圧駆動回路 30… 中間値発生回路 32,32a,32b,32c… 比較判定回路 50… 読み出し電圧/書き込み電圧切換回路

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3値を記憶可能な多値記憶セ
    ルと、 それぞれが前記多値記憶セルの異なる記憶値を記憶可能
    な当該多値記憶セルの記憶多値数に応じた数のレファレ
    ンスセルと、 前記多値記憶セルのデータ読み出し時に、前記複数のレ
    ファレンスセルのうちの少なくとも2セルからの電流出
    力の中間値またはそのk倍を発生させる中間値発生回路
    と、 前記中間値発生回路の出力と前記多値記憶セルの出力ま
    たはそのk倍とを比較することにより、当該多値記憶セ
    ルに記憶されている値を判定する比較判定回路と を有
    する不揮発性半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のレファレンスセルは、所定数
    の多値記憶セル毎に設けられている請求項1に記載の不
    揮発性半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のレファレンスセルへのレファ
    レンスデータの書き込みは、所定数の多値記憶セルにデ
    ータが書き込まれるとほぼ同時に行われる請求項1また
    は請求項2に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のレファレンスセルと多値記憶
    セルとは同一のワード線に接続されている請求項1、2
    または3に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 前記多値記憶セルは、電荷の蓄積量の増
    減ないしは極性の反転が可能なトランジスタにより構成
    され、前記レファレンスセルは、前記多値記憶セルを構
    成するトランジスタの厚さ方向と略同一の厚さ方向の構
    造を有するトランジスタにより構成されている請求項
    1、2、3または4記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリセルを構成するトランジスタ
    およびレファレンスセルを構成するトランジスタは、電
    荷の蓄積が可能なフローティングゲートを有するトラン
    ジスタ、電荷トラップ機能を持つ絶縁膜を有するトラン
    ジスタ、強誘電体膜を有するトランジスタのうちのいず
    れかである請求項5記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記中間値発生回路は、前記複数のレフ
    ァレンスセルの出力線のうちの少なくとも2つを選択し
    て出力線に流れる電流値を加算する加算回路と、 前記加算回路の加算値の電流を受けて、加算される複数
    の電流値の中間値またはそのk倍の値の電流を発生する
    ようにチャネル幅をチャネル長で除した値相互の関係
    を、所定の比率としてあるトランジスタとにより構成さ
    れている請求項1〜6のいずれかに記載の不揮発性半導
    体メモリ装置。
  8. 【請求項8】 前記加算回路は、選択した少なくとも2
    つの電流値を単純加算する請求項7に記載の不揮発性半
    導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記加算回路は、選択した少なくとも2
    つの電流値に対する重み付け加算を行う請求項7に記載
    の不揮発性半導体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記中間値発生回路と前記比較判定回
    路とが一体となり、 前記中間値発生回路の一部を構成するトランジスタが、
    前記比較判定回路を構成する差動アンプの一部のトラン
    ジスタを兼ねている請求項5〜9のいずれかに記載の不
    揮発性半導体メモリ装置。
  11. 【請求項11】 上記加算回路の出力電流を電圧に変換
    する第1の電流−電圧変換トランジスタと、 前記第1の電流−電圧変換トランジスタの出力線が接続
    され、前記差動アンプの一部のトランジスタを構成する
    差動アンプ用第1トランジスタと、 前記多値記憶セルの出力線の信号電流を電圧に変換する
    第2の電流−電圧変換トランジスタと、 前記第2の電流−電圧変換トランジスタの出力線が接続
    され、前記差動アンプの一部のトランジスタを構成する
    差動アンプ用第2トランジスタと、を少なくとも有し、 これら第1の電流−電圧変換トランジスタ、第2の電流
    −電圧変換トランジスタ、差動アンプ用第1トランジス
    タ、差動アンプ用第2トランジスタにおける各チャネル
    幅を各チャネル長で除した値相互の関係を、所定の比率
    としてある請求項7、8、9、10のいずれかに記載の
    不揮発性半導体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の電流−電圧変換トランジス
    タと第2の電流−電圧変換トランジスタとの電圧変換動
    作を安定させると共に、前記差動アンプの初期状態を設
    定するためのトランジスタが付加してある請求項11に
    記載の不揮発性半導体メモリ装置。
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