JP3247034B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP3247034B2
JP3247034B2 JP20636595A JP20636595A JP3247034B2 JP 3247034 B2 JP3247034 B2 JP 3247034B2 JP 20636595 A JP20636595 A JP 20636595A JP 20636595 A JP20636595 A JP 20636595A JP 3247034 B2 JP3247034 B2 JP 3247034B2
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  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的にデータの
書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラッシュEEPROMのメモリ
セルとしては、ETOX(米国インテル社登録商標)型
メモリセルがよく知られている。このETOX型メモリ
セルを用いるフラッシュEEPROMは、通常は書き込
みをビット単位で行う。また、消去は、全セルトランジ
スタのソースに同時に高電圧を印加するチップ一括消去
型のものと、選択ブロック内のセルトランジスタのソー
スにのみ高電圧を印加するブロック消去型のものがあ
る。
【0003】上記ETOX型メモリセルのセルトランジ
スタの構造を図20に示す。このセルトランジスタは、
半導体基板21の表層部にそれぞれ逆極性の半導体領域
を設けることによりソース22とドレイン23が形成さ
れている。また、これらソース22とドレイン23との
間の半導体基板21上には、ゲート絶縁膜24を介して
フローティングゲート25が形成されると共に、このフ
ローティングゲート25上には、層間絶縁膜26を介し
てコントロールゲート27が形成されている。
【0004】上記セルトランジスタにデータを書き込む
場合(プログラム時)には、ソース22に低電圧Vss
(例えば0V)を印加し、ドレイン23に電圧Vps(例
えば6V)を印加すると共に、コントロールゲート27
に高電圧Vpp(例えば12V)を印加する。すると、こ
のセルトランジスタのソース22とドレイン23の間に
ホットエレクトロンとホットホールが発生し、ホットホ
ールは半導体基板21に流出するが、ホットエレクトロ
ンはフローティングゲート25に注入されるので、セル
トランジスタのしきい値電圧を上昇させてデータを不揮
発性記憶することができる。
【0005】また、データの読み出し時には、ソース2
2に低電圧Vss(例えば0V)を印加し、ドレイン23
にこれよりも少し高い電圧Vinl(例えば1V)を印加
すると共に、コントロールゲート27に電圧Vcc(例え
ば5V)を印加する。すると、このセルトランジスタの
しきい値電圧に応じてソース22とドレイン23の間に
流れる電流の大きさが変化する。したがって、この電流
の大きさをセンスして、一定電流よりも大きい場合にデ
ータ“1”とし、小さい場合にデータ“0”として検出
すれば、セルトランジスタに記憶されたデータを読み出
すことができる。
【0006】さらに、データの消去時には、ソース22
に高電圧Vppを印加し、ドレイン23を開放(フローテ
ィング状態)すると共に、コントロールゲート27に低
電圧Vssを印加する。すると、フローティングゲート2
5とソース22との間にゲート絶縁膜24を介してFN
[Fowler-Nohdheim]トンネル電流が流れ、このフローテ
ィングゲート25に蓄積された電子が抜き取られてデー
タが消去される。
【0007】上記フラッシュEEPROMは、データの
消去時にセルトランジスタのソース22に高電圧Vppを
印加するために、以下のような欠点を有する。
【0008】(a)高電圧Vppを印加するソース22側
の耐圧を高める必要が生じるために、このソース22の
半導体領域の拡散深さをドレイン23よりも深くすると
共に、不純物濃度を低下させるなどの対策を講じるの
で、デバイス寸法の縮小化が困難になる。
【0009】(b)ソース22に高電圧Vppを印加する
と、このソース22近傍でホットホールが発生しこのホ
ットホールの一部がゲート絶縁膜24にトラップされる
ので、しきい値電圧のウインドウナロー効果が生じセル
トランジスタの信頼性が低下する。
【0010】(c)フラッシュEEPROMでは、ソー
ス22がブロック単位で共通となるので、このソース2
2に高電圧Vppを印加して消去すると、データの消去単
位が少なくともブロック単位以上となり、このブロック
単位より小さい単位での消去を行うことができない。
【0011】上記欠点を解消する方法としては、データ
の消去時にコントロールゲート27に負電圧を印加する
負電圧消去方式がある。この負電圧消去方式では、ソー
ス22に電圧Vps(例えば6V)を印加し、ドレイン2
3を開放すると共に、コントロールゲート27に負電圧
Vbb(例えば−10V)を印加する。すると、この場合
にも、フローティングゲート25とソース22との間に
ゲート絶縁膜24を介してFNトンネル電流が流れ、こ
のフローティングゲート25に蓄積された電子が抜き取
られるので、これによってデータを消去できる。しか
も、この負電圧消去方式では、ソース22に高電圧を印
加しないので、ソース22側の耐圧を特に高める必要が
なくなり、デバイス寸法の縮小化に貢献することができ
る。また、ソース22に印加する電圧Vpsが例えば6V
程度の比較的低い電圧なので、ホットホールがほとんど
発生せず、セルトランジスタの信頼性の低下を防止する
ことができる。さらに、コントロールゲート27とソー
ス22の双方を選択することにより消去を行うので、ソ
ース22が共通するブロック単位よりも小さい例えばワ
ード線単位で消去を行うセクタ消去が可能となる。
【0012】上記負電圧消去方式では、セルトランジス
タのゲートに接続されるワード線に負電圧が印加される
ことから、一般のドライバ回路に用いられるCMOSイ
ンバータ回路のnチャンネルMOS・FETのドレイン
をワード線に接続すると、このnチャンネルMOS・F
ETを形成するp形半導体基板側からドレインに向けて
リーク電流が流れる。そこで、図21に示すように、ワ
ード線31に正電圧を印加するためにnチャンネルMO
S・FETを含むCMOSインバータ回路をドライブ回
路に用いた正電圧デコーダ32とは別に、このワード線
31に負電圧を印加するためにpチャンネルMOS・F
ETのみからなるドライブ回路を用いた負電圧デコーダ
33を独立して設けると共に、ワード線31と正電圧デ
コーダ32との間に負電圧Vbbを阻止するためのpチャ
ンネルMOS・FET34を配置した回路構成が従来か
ら提案されていた(「ワード負電圧消去方式を用いたフ
ラッシュメモリ」電子情報学会報告ICD9−135
(1991年)9頁〜14頁、「不揮発性半導体記憶装
置」特開平3−219496号公報)。しかし、フラッ
シュEEPROMにこのように負電圧Vbbを阻止するた
めのpチャンネルMOS・FET34を設けると、以下
のような欠点が生じる。
【0013】(a)pチャンネルMOS・FET34
は、ワード線31に負電圧Vbbが印加された場合に、ゲ
ートに低電圧Vss(例えば0V)を印加したのでは確実
にOFFさせることができない。このため、pチャンネ
ルMOS・FET34のゲートには電圧Vcc(例えば5
V)を印加する必要があるので、ゲート絶縁膜に加わる
ストレスが大きくなりすぎる。
【0014】(b)pチャンネルMOS・FET34
は、MOS・FETにおけるスイッチング速度などの駆
動能力を示す相互コンダクタンスgmが小さいために動
作速度が遅くなる。また、この相互コンダクタンスgm
を大きくするには、pチャンネルMOS・FET34の
チャンネル幅を広げればよいが、このチャンネル幅が広
くなるとレイアウト面積が拡大する。即ち、pチャンネ
ルMOS・FET34の遅延時間は、図22に示すよう
に、このpチャンネルMOS・FET34のチャンネル
幅に大きく依存している。したがって、チャンネル幅を
広くすればpチャンネルMOS・FET34の遅延時間
も短縮され高速化されるが、各ワード線31ごとに設け
るこのpチャンネルMOS・FET34のレイアウト面
積も大きくなる。
【0015】上記欠点を解消するために、図23に示す
ように、CMOSインバータ回路によるドライバ回路1
を用いて正電圧と負電圧の双方をワード線に出力するこ
とにより、図21に示したpチャンネルMOS・FET
34を不要とする発明が従来から提案されている(特開
平5−28784号公報)。このドライバ回路1は、p
チャンネルMOS・FET1aとnチャンネルMOS・
FET1bとからなるCMOSインバータ回路によって
構成され、pチャンネルMOS・FET1aは、これを
形成するn形半導体ウエルがソースに接続され、nチャ
ンネルMOS・FET1bは、これを形成するp形半導
体ウエルがソースに接続されている。ワード線は、この
CMOSインバータ回路の出力、即ち、pチャンネルM
OS・FET1aとnチャンネルMOS・FET1bの
ドレインに接続されている。また、このpチャンネルM
OS・FET1aのソースには、正電圧電源回路6から
動作モードに応じて低電圧Vss〜高電圧Vppの正電圧が
供給され、nチャンネルMOS・FET1bのドレイン
には、負電圧電源回路4から動作モードに応じて低電圧
Vssまたは負電圧Vbbが供給される。そして、このCM
OSインバータ回路の入力には、外部から入力されるア
ドレス信号をデコードするアドレスデコーダ7のNAN
D回路7aの出力が接続される。
【0016】上記構成のドライバ回路1は、負電圧電源
回路4から負電圧Vbbが供給された場合に、この負電圧
VbbがnチャンネルMOS・FET1bのソースに印加
されると共にp形半導体ウエルにも印加されるので、こ
のp形半導体ウエルとソースとの間に順方向バイアスが
生じてリーク電流が流れるのを防止することができる。
したがって、図21に示した負電圧Vbb阻止用のpチャ
ンネルMOS・FET34が不要となり上記欠点が解消
できるだけでなく、正電圧デコーダ32と負電圧デコー
ダ33を一体化することができるので、回路規模も縮小
できるようになる。ただし、このようにnチャンネルM
OS・FET1bを形成するp形半導体ウエルに負電圧
Vbbを印加するためには、p形半導体基板上にn形半導
体ウエルを介してこのp形半導体ウエルを設けるように
して電気的に分離する必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図23に示
した従来の回路は、データの消去が主にチップ単位やブ
ロック単位となる場合に対応したものであり、負電圧消
去方式の特徴を生かしたより小さい消去単位、例えば1
本のワード線に接続されるメモリセルのデータのみを消
去するセクタ消去などに対応し難いという問題があっ
た。
【0018】また、この図23に示した回路構成を用い
てワード線単位で消去するセクタ消去も可能にした回路
を図24に示す。この回路では、アドレスデコーダ7に
NAND回路7aに加えて、同様にアドレス信号をデコ
ードするためのNAND回路7bと、このNAND回路
7bの出力に応じて負電圧Vbbの切り換えを行う負電圧
切換回路7cとが設けられ、負電圧電源回路4から出力
される負電圧Vbbがこの負電圧切換回路7cを介してド
ライバ回路1のnチャンネルMOS・FET1bのソー
スに供給されるようになっている。負電圧切換回路7c
は、消去信号W/EバーがLレベル(消去時)の場合に
NAND回路7bの出力がLレベル(選択)になると負
電圧電源回路4からの負電圧Vbbを出力し、NAND回
路7bの出力がHレベル(非選択)になると低電圧Vss
またはこれより少し高電圧の電圧Vinhを出力し、消去
信号W/EバーがHレベル(書き込みまたは読み出し
時)の場合には低電圧Vssを出力する回路である。そし
て、これにより、消去時にアドレス信号によって選択さ
れたドライバ回路1にのみ負電圧Vbbが供給され、この
ドライバ回路1のnチャンネルMOS・FET1bを介
してワード線に出力することができるので、ワード線単
位の消去を可能にする。
【0019】ところが、この図24の回路では、1本の
ワード線ごとにドライバ回路1とアドレスデコーダ7と
を1個ずつ設ける必要があるので、例えばワード線が5
12本あったとすると、ドライバ回路1とアドレスデコ
ーダ7も512個ずつ設ける必要があり、これらの回路
が占有するレイアウト面積が大きくなりすぎるという問
題もあった。
【0020】さらに、図24の回路では、選択されたド
ライバ回路1のnチャンネルMOS・FET1bのp形
半導体ウエルのみに負電圧Vbbが印加されるので、各ド
ライバ回路1のnチャンネルMOS・FET1bをそれ
ぞれ電気的に分離させたp形半導体ウエル上に形成する
必要があり、このためにドライバ回路1が占有するレイ
アウト面積も大きくなりすぎるという問題もあった。
【0021】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、印加電圧デコーダと制御電圧デコーダの組み合わせ
によってドライバ回路を選択することにより、周辺回路
の規模を縮小することができる不揮発性半導体記憶装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、各動作モードごとに、アドレス信号に基づ
いて個々に定まる選択状態と非選択状態とに応じた選択
電圧と非選択電圧のいずれかを各ワード線にそれぞれ印
加する不揮発性半導体記憶装置において、該各動作モー
ドごとに、該アドレス信号に基づいて個々に定まる印加
電圧選択状態と印加電圧非選択状態とに応じて、印加電
圧選択状態では選択電圧を第1の出力および第2の出力
の一方に出力すると共に非選択電圧をその他方に出力
し、印加電圧非選択状態では共に非選択電圧を第1の出
力と第2の出力に出力する複数の印加電圧デコーダと、
該各動作モードごとに、該アドレス信号に基づいて個々
に定まる制御電圧選択状態と制御電圧非選択状態とに応
じた制御電圧を出力する複数の制御電圧デコーダと、各
ワード線ごとに設けられ、かつ、複数個づつ複数組に分
類されており、該複数個の何れかと複数組の何れかとを
それぞれ決定するそれぞれ異なる組み合わせの印加電圧
デコーダと制御電圧デコーダとから第1印加電圧と第2
印加電圧と制御電圧とを入力し、制御電圧選択状態の制
御電圧を入力した場合には、該第1の出力および第2の
出力の一方に出力される第1印加電圧を対応するワード
線に出力すると共に、制御電圧非選択状態の制御電圧と
を入力した場合には、その他方に出力される第2印加電
圧を対応するワード線に出力する複数のドライバ回路と
を備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0023】また、好ましくは、本発明の不揮発性半導
体記憶装置における消去モード時に選択状態のワード線
に印加する選択電圧を負電圧とする。
【0024】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるドライバ回路が、対応する前記印
加電圧デコーダから出力される第1印加電圧と第2印加
電圧とを電源とし、対応する前記制御電圧デコーダから
出力される制御電圧を入力とし、かつ、出力が対応する
ワード線に接続されたCMOSインバータ回路によって
構成される。
【0025】さらに、好ましくは、本発明の不揮発性半
導体記憶装置におけるCMOSインバータ回路のnチャ
ンネルMOS・FETが、p形半導体基板内にn形半導
体ウエルまたは絶縁体層を介して形成されたp形半導体
ウエル上に形成され、前記CMOSインバータ回路のp
チャンネルMOS・FETが該p形半導体ウエル内に形
成されたn形半導体ウエル上に形成されたものであり、
消去モード時に該p形半導体ウエルに前記選択電圧の負
電圧以上の絶対値を有する負電圧を印加する基板電圧制
御回路が設けられる。
【0026】以下、その作用について説明する。
【0027】上記構成により、各ドライバ回路は、制御
電圧選択状態の制御電圧を入力した場合に、第1印加電
圧と第2印加電圧が印加電圧選択状態のものであれば、
選択電圧である第1印加電圧を対応するワード線に出力
することになる。しかし、この場合に第1印加電圧と第
2印加電圧が印加電圧非選択状態のものであれば、非選
択電圧である第1印加電圧を対応するワード線に出力す
る。また、制御電圧非選択状態の制御電圧を入力した場
合には、第1印加電圧と第2印加電圧がいずれの状態で
あっても、非選択電圧である第2印加電圧を対応するワ
ード線に出力する。したがって、各ドライバ回路は、対
応する印加電圧デコーダと制御電圧デコーダが共に選択
状態である場合にのみワード線に選択電圧を出力し、そ
の他の場合には全てワード線に非選択電圧を出力するの
で、これによって各ワード線の印加電圧の制御を行うこ
とができる。
【0028】ここで、ワード線の本数がN本であるとす
ると、ドライバ回路もN個必要となる。また、従来は、
各動作モードに応じた選択電圧と非選択電圧とを出力す
る1個の印加電圧切換回路と、アドレス信号をデコード
して各ドライバ回路にこの選択電圧と非選択電圧のいず
れかを出力させるための制御信号を出力するN個のアド
レスデコーダとが必要となる。これに対して、本発明で
は、N=I×Jの関係を有するI個の印加電圧デコーダ
とJ個の制御電圧デコーダを設ければよく、これらの回
路総数はI+J個となる。そして、このI+J個は、I
個とJ個のいずれかが1個で他方がN個の場合にのみN
+1個となるが、双方が複数個ずつであればこの数が多
いほどN個より少なくなる(I=Jの場合に最小)。し
たがって、これらの回路総数は、I+J≦Nの関係とな
るので、本発明によれば、ワード線をドライブするため
の周辺回路のレイアウト面積を縮小することが可能とな
る。
【0029】また、上記構成により、消去モード時に選
択状態のワード線に負電圧を印加する負電圧消去方式に
よる不揮発性半導体記憶装置にも適用できる。
【0030】さらに、上記構成により、CMOSインバ
ータ回路を用いたドライバ回路を用いて消去モード時の
負電圧と他の動作モード時の正電圧とを共通にワード線
に印加することにより、消去モード時のアドレスデコー
ダを別個に設ける必要がなくなる。
【0031】さらに、上記構成により、CMOSインバ
ータ回路のnチャンネルMOS・FETをp形半導体基
板にn形半導体ウエルまたは絶縁体層を介して形成され
たp形半導体ウエル上に形成してp形半導体基板との間
を電気的に分離することにより、消去モード時に基板電
圧制御回路によってこのp形半導体ウエルに選択電圧の
負電圧以上の電圧を印加することが可能となるので、こ
のnチャンネルMOS・FETのソースに負電圧を印加
した場合にp形半導体ウエルからソースにリーク電流が
流出するのを防止できる。
【0032】また、全てのドライバ回路について一律に
p形半導体ウエルに負電圧以上の電圧を印加するので、
各ドライバ回路ごとにCMOSインバータ回路を形成す
るp形半導体ウエルを分離しなくても各ワード線ごとの
消去が可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0034】図1〜図19は本発明の一実施形態を示す
ものであって、図1はワード線をドライブするための周
辺回路のブロック図、図2は1本のワード線をドライブ
する周辺回路の回路ブロック図、図3はフラッシュEE
PROMの素子構造を示す縦断面図、図4はp形半導体
ウエルとp形半導体基板との関係を示す縦断面図、図5
はフラッシュEEPROMの半導体製造プロセスの第1
段階を示す縦断面図、図6はフラッシュEEPROMの
半導体製造プロセスの第2段階を示す縦断面図、図7は
フラッシュEEPROMの半導体製造プロセスの第3段
階を示す縦断面図、図8はフラッシュEEPROMの半
導体製造プロセスの第4段階を示す縦断面図、図9はフ
ラッシュEEPROMの半導体製造プロセスの最終段階
を示す縦断面図、図10はドライバ回路と印加電圧デコ
ーダと制御電圧デコーダの具体的回路構成を示す回路ブ
ロック図、図11はスイッチ回路SW1の具体的回路構
成を示す回路ブロック図、図12はスイッチ回路SW2
の具体的回路構成を示す回路ブロック図、図13はスイ
ッチ回路SW3の具体的回路構成を示す回路ブロック
図、図14はスイッチ回路SW4の具体的回路構成を示
す回路ブロック図、図15は基板電圧制御回路の具体的
回路構成を示す回路ブロック図、図16は書き込みモー
ド時に選択されたワード線に接続されるドライバ回路の
動作を示すタイムチャート、図17は書き込みモード時
に非選択のワード線に接続されるドライバ回路の動作を
示すタイムチャート、図18は消去モード時に選択され
たワード線に接続されるドライバ回路の動作を示すタイ
ムチャート、図19は消去モード時に非選択のワード線
に接続されるドライバ回路の動作を示すタイムチャート
である。
【0035】本実施形態では、フラッシュEEPROM
について説明する。このフラッシュEEPROMは、メ
モリセルのセルトランジスタのソースとドレインとゲー
トに接続されるワード線に表1に示す電圧を印加するこ
とにより各モードの動作を行う。
【0036】
【表1】
【0037】即ち、書き込みモード時には、ソースに電
圧Vss(例えば0V)を印加すると共にドレインに電圧
Vps(例えば6V)を印加して、アドレス信号に基づい
て選択された選択ワード線には選択電圧Vpp(例えば1
2V)を印加し、このアドレス信号に基づいて選択され
なかった非選択ワード線には非選択電圧Vssを印加す
る。また、読み出しモード時には、ソースに電圧Vssを
印加すると共にドレインに電圧Vinl(例えば1V)を
印加して、選択ワード線には選択電圧Vcc(例えば5
V)を印加し、非選択ワード線には非選択電圧Vssを印
加する。そして、消去モード時には、ソースに電圧Vps
を印加すると共にドレインを開放して、選択ワード線に
は負電圧の選択電圧Vbb(例えば−10V)を印加し、
非選択ワード線には非選択電圧Vinh(例えば3V)を
印加する。なお、消去モード時に非選択ワード線に印加
する非選択電圧は、低電圧Vssとする場合もあるが、こ
こでは非選択のメモリセルの消去を防止するために正の
電圧Vinhを印加している。
【0038】1本のワード線に上記選択電圧と非選択電
圧を印加するための基本回路を図2に示す。ドライバ回
路1は、pチャンネルMOS・FET1aとnチャンネ
ルMOS・FET1bとからなるCMOSインバータ回
路によって構成され、このCMOSインバータ回路の出
力、即ち、MOS・FET1a,1bのドレインに1本
のワード線が接続される。また、これらMOS・FET
1a,1bのソースには、電源として印加電圧デコーダ
2から第1印加電圧と第2印加電圧とがそれぞれ供給さ
れる。印加電圧デコーダ2は、アドレス信号をデコード
し、そのアドレス値が当該印加電圧デコーダ2に固有の
アドレス範囲内である場合に印加電圧選択状態となり、
範囲外の場合には印加電圧非選択状態となって、これら
の状態に応じた印加電圧を出力するデコーダである。第
1印加電圧は、その印加電圧デコーダ2が印加電圧選択
状態である場合には選択電圧(Vpp/Vcc/Vbb)とな
り、印加電圧非選択状態である場合には非選択電圧(V
ss/Vss/Vinh)となる電圧であり、書き込みモード
時と読み出しモード時にはpチャンネルMOS・FET
1aのソースに供給され、消去モード時にはnチャンネ
ルMOS・FET1bのソースに供給される。また、第
2印加電圧は、その印加電圧デコーダ2の状態にかかわ
りなく常に非選択電圧(Vss/Vss/Vinh)となる電
圧であり、書き込みモード時と読み出しモード時にはn
チャンネルMOS・FET1bのソースに供給され、消
去モード時にはpチャンネルMOS・FET1aのソー
スに供給される。したがって、印加電圧デコーダ2は、
各動作モードとアドレス信号に基づく状態とに応じて、
pチャンネルMOS・FET1aのソースに表2に示す
各電圧を供給し、
【0039】
【表2】
【0040】nチャンネルMOS・FET1bのソース
には表3に示す各電圧を供給する。
【0041】
【表3】
【0042】上記ドライバ回路1のCMOSインバータ
回路の入力、即ち、MOS・FET1a,1bのゲート
には、制御電圧デコーダ3からの制御電圧が印加され
る。制御電圧デコーダ3は、アドレス信号をデコード
し、そのアドレス値が当該制御電圧デコーダ3に固有の
アドレス範囲内である場合に制御電圧選択状態となり、
範囲外の場合には制御電圧非選択状態となって、これら
の状態に応じた制御電圧を出力するデコーダである。制
御電圧は、その制御電圧デコーダ3が制御電圧選択状態
である場合には、ドライバ回路1のCMOSインバータ
回路によって第1印加電圧をワード線に出力させる電圧
となり、制御電圧非選択状態である場合には、第2印加
電圧をワード線に出力させる電圧となる。即ち、制御電
圧選択状態の場合は、書き込みモード時と読み出しモー
ド時にpチャンネルMOS・FET1aのみをONと
し、消去モード時にnチャンネルMOS・FET1bの
みをONにする電圧となり、制御電圧非選択状態の場合
は、書き込みモード時と読み出しモード時にnチャンネ
ルMOS・FET1bのみをONとし、消去モード時に
pチャンネルMOS・FET1aのみをONにする電圧
となる。したがって、印加電圧デコーダ2と制御電圧デ
コーダ3が共に選択状態であれば、書き込み、読み出し
および消去モード時にそれぞれ選択電圧Vpp,Vcc,V
bbをワード線に出力し、少なくとも印加電圧デコーダ2
と制御電圧デコーダ3のいずれか一方が非選択状態であ
れば、書き込み、読み出しおよび消去モード時にそれぞ
れ非選択電圧Vss,Vss,Vinhをワード線に出力する
ので、これによって表1に示した各動作モードにおける
ワード線の選択状態に応じた電圧印加を行うことができ
る。
【0043】512本のワード線が設けられたフラッシ
ュEEPROMにおける上記ドライバ回路1と印加電圧
デコーダ2と制御電圧デコーダ3の接続例を図1に示
す。512本の各ワード線は、それぞれ512個のドラ
イバ回路1の出力に接続されている。また、この512
個のドライバ回路1は、0番〜63番の64個ずつ8組
に分類されている。印加電圧デコーダ2は、0番〜7番
の8個が設けられている。そして、例えば1番目の印加
電圧デコーダ2は1組目の64個全てのドライバ回路1
に共通の印加電圧を供給し、2番目の印加電圧デコーダ
2は2組目の64個全てのドライバ回路1に共通の印加
電圧を供給するというように、各印加電圧デコーダ2が
それぞれ対応する組の64個全てのドライバ回路1に共
通の印加電圧を供給するようになっている。制御電圧デ
コーダ3は、0番〜63番の64個が設けられている。
そして、例えば1番目の制御電圧デコーダ3は各組の1
番目のドライバ回路1に共通の制御電圧を印加し、2番
目の制御電圧デコーダ3は各組の2番目のドライバ回路
1に共通の制御電圧を印加するというように、各制御電
圧デコーダ3が各組のそれぞれ対応する1個ずつのドラ
イバ回路1に共通の制御電圧を印加するようになってい
る。したがって、印加電圧を供給する印加電圧デコーダ
2と制御電圧を印加する制御電圧デコーダ3との組み合
わせは、各ドライバ回路1ごとに全て異なる。そして、
アドレス信号に基づいてそれぞれ1個ずつの印加電圧デ
コーダ2と制御電圧デコーダ3が選択状態になると、い
ずれか1個のドライバ回路1のみがワード線に選択電圧
を出力し、他の511個のドライバ回路1は全て非選択
電圧を出力する。なお、負電圧電源回路4は、各印加電
圧デコーダ2と制御電圧デコーダ3に負電圧の電圧Vbb
を供給するためのチャージポンプ回路である。
【0044】図1に示した例では、8個の印加電圧デコ
ーダ2と64個の制御電圧デコーダ3が設けられ、これ
らの回路総数は72個となる。これに対して、図23に
示した従来例では、アドレスデコーダ7がドライバ回路
1と同じ512個だけ必要となる。このため、本実施形
態によれば、回路総数を大幅に削減することができるの
で、回路全体としてレイアウト面積の縮小を図ることが
できるようになる。
【0045】ところで、上記ドライバ回路1は、図2に
示すように、消去モード時に印加電圧デコーダ2が印加
電圧選択状態になると、nチャンネルMOS・FET1
bのソースに負電圧の選択電圧Vbb(例えば−10V)
が印加される。したがって、このnチャンネルMOS・
FET1bを形成したp形半導体ウエルに書き込みモー
ド時や読み出しモード時と同じ基板電圧Vss(例えば0
V)を印加すると、このp形半導体ウエルからソースや
ドレインのn形半導体領域に向けてリーク電流が流れる
ことになる。そこで、本実施形態では、基板電圧制御回
路5が出力する電圧をこのp形半導体ウエルに印加する
ようにして、書き込みモード時や読み出しモード時には
基板電圧Vssを印加すると共に、消去モード時には負電
圧の基板電圧Vbb(例えば−10V)を印加するように
している。なお、この消去モード時の基板電圧は、絶対
値が電圧Vbb以上の負電圧であれば、電圧Vbbに限定さ
れるものではない。このようにp形半導体ウエルに負電
圧を印加すると、nチャンネルMOS・FET1bのソ
ースに選択電圧Vbbを印加した場合にも順方向バイアス
にはならないので、リーク電流の発生を防止することが
できる。そして、これによってCMOSインバータ回路
を用いてワード線に負電圧を印加することが可能とな
る。
【0046】上記nチャンネルMOS・FET1bを形
成するp形半導体ウエルに負電圧を印加するためのフラ
ッシュEEPROMの素子構造を図3に示す。このフラ
ッシュEEPROMは、p形半導体基板11上に形成さ
れる。このp形半導体基板11には、n形半導体ウエル
12が形成されている。なお、このn形半導体ウエル1
2に代えて絶縁体層を形成するようにしてもよい。ま
た、このn形半導体ウエル12にはn形半導体領域13
によって分離された2つのp形半導体ウエル14,15
が形成されている。一方のp形半導体ウエル14上に
は、多数のセルトランジスタ16が形成されると共に、
高濃度n形半導体領域17が形成されている。そして、
他方のp形半導体ウエル15上には、上記各ドライバ回
路1のCMOSインバータ回路におけるnチャンネルM
OS・FET1bが形成されると共に、高濃度n形半導
体領域18が形成されている。また、この他方のp形半
導体ウエル15内には、n形半導体ウエル19が形成さ
れ、このn形半導体ウエル19上に各ドライバ回路1の
CMOSインバータ回路におけるpチャンネルMOS・
FET1aと高濃度p形半導体領域20が形成されてい
る。したがって、nチャンネルMOS・FET1bが形
成されるp形半導体ウエル15は、図4に示すように、
n形半導体ウエル12または絶縁体層を介してp形半導
体基板11上に形成されるので、このp形半導体ウエル
15は、p形半導体基板11と電気的に分離される。
【0047】上記素子構造のフラッシュEEPROMの
製造方法を説明する。まず図5に示すように、比抵抗が
0.01Ω・cm程度のp形半導体基板11上に化学的
気相成長法や真空蒸着法などの成長法を用いて比抵抗が
0.03Ω・cm程度のn形半導体ウエル12を2μm
程度の厚さにエピタキシャル成長させる。なお、このn
形半導体ウエル12に代えて絶縁体層を形成する場合に
は、同様の方法でCeO 2 などの単結晶絶縁層を2μm
程度の厚さにエピタキシャル成長させる。また、このn
形半導体ウエル12上には、図6に示すように、比抵抗
が10Ω・cm程度の高抵抗のp形半導体ウエル14,
15を2μm程度の厚さにエピタキシャル成長させる。
【0048】次に、図7に示すように、上記p形半導体
ウエル14,15にn形半導体ウエル12の深さまで達
するn形半導体領域13を形成することにより、セルト
ランジスタ16を形成するためのp形半導体ウエル14
と、ドライバ回路1のCMOSインバータ回路を形成す
るためのp形半導体ウエル15とを電気的に分離する。
n形半導体領域13は、高エネルギーイオン注入技術に
よって形成することができ、注入エネルギーを制御する
ことによりp形半導体ウエル14,15を抜けてn形半
導体ウエル12に達する深さまでの形成が可能となる。
イオンの注入条件としては、イオン種としてPイオンを
用い、第1の注入を5MeV、5×1013cm2とし、
第2の注入を3MeV、5×1013cm2とし、第3の
注入を1MeV、5×1013cm2として、最後に第4
の注入を100keV、3×1013cm2とする。そし
て、この注入後に1000°C、60分間のアニールを
行うことにより、P原子濃度が1018cm3程度のドー
ピング領域の形成が可能となる。 なお、このn形半導
体領域13に代えて、SiO2などの絶縁体領域を形成
してもよい。ただし、p形半導体基板11上にn形半導
体ウエル12を形成する場合には、p形半導体ウエル1
4とp形半導体ウエル15との間に絶縁体領域ではなく
必ずn形半導体領域13を形成するようにして、後に説
明するように、p形半導体ウエル14に印加した電圧V
ps以上の電圧をこのn形半導体領域13を介してn形半
導体ウエル12にも印加させる。しかし、p形半導体基
板11上に絶縁体層を形成する場合には、このn形半導
体領域13に代えて絶縁体領域を形成することができ
る。また、p形半導体ウエル14とp形半導体ウエル1
5との間以外の領域を分離するためのものは、いずれの
場合にも、n形半導体領域13に代えて絶縁体領域を形
成することができる。
【0049】上記p形半導体ウエル15の一部には、図
8に示すように、n形半導体ウエル19が形成される。
そして、図9に示すように、p形半導体ウエル14上に
セルトランジスタ16と高濃度n形半導体領域17を形
成し、p形半導体ウエル15上にnチャンネルMOS・
FET1bと高濃度n形半導体領域18を形成し、n形
半導体ウエル19上にpチャンネルMOS・FET1a
と高濃度p形半導体領域20を形成することにより図3
に示したフラッシュEEPROMを完成する。
【0050】上記基板電圧制御回路5が出力する電圧
は、図3に示す高濃度n形半導体領域18を介してnチ
ャンネルMOS・FET1bを形成したp形半導体ウエ
ル15に印加される。また、この基板電圧制御回路5
は、高濃度p形半導体領域20を介してpチャンネルM
OS・FET1aを形成したn形半導体ウエル19に異
なる電圧を印加すると共に、高濃度n形半導体領域17
を介してp形半導体ウエル14とn形半導体ウエル12
に異なる電圧を印加できるようになっている。この基板
電圧制御回路5が、各動作モードにおいて、p形半導体
ウエル15とn形半導体ウエル19とp形半導体ウエル
14とn形半導体ウエル12に印加する電圧を表4に示
す。
【0051】
【表4】
【0052】この表4に示すように、書き込みモード時
と読み出しモード時には、p形半導体ウエル15とp形
半導体ウエル14とn形半導体ウエル12に電圧Vss
(例えば0V)を印加する。また、n形半導体ウエル1
9には、書き込みモード時に電圧Vpp(例えば12V)
を印加し、読み出しモード時には電圧Vcc(例えば5
V)を印加する。
【0053】消去モード時には、nチャンネルMOS・
FET1bを形成するp形半導体ウエル15に電圧Vbb
(例えば−10V)を印加し、pチャンネルMOS・F
ET1aを形成するn形半導体ウエル19には電圧Vin
h(例えば3V)を印加し、p形半導体ウエル14とn
形半導体ウエル12には電圧Vps(例えば6V)を印加
する。この場合、n形半導体ウエル19に正の電圧Vin
hが印加され、p形半導体ウエル15に負電圧の電圧Vb
bが印加されるので、これらの間は逆方向バイアスとな
る。また、p形半導体ウエル15とp形半導体ウエル1
4の間は、n形半導体領域13によって電気的に分離さ
れるので、別個に異なる電圧を印加することが可能とな
る。そして、p形半導体ウエル15やn形半導体ウエル
19には選択状態にかかわりなく常に共通の電圧が印加
されるので、各ドライバ回路1をこれらp形半導体ウエ
ル15とn形半導体ウエル19上で互いに分離すること
なく一括して形成することが可能となる。
【0054】上記のようにして、消去モード時にp形半
導体ウエル15に電圧Vbbを印加するので、nチャンネ
ルMOS・FET1bのソースやドレインに負電圧の電
圧Vbbが印加されても順方向バイアスにはならずリーク
電流の発生を防止することができる。また、この消去モ
ード時には、p形半導体ウエル14に、表1に示したセ
ルトランジスタ16のソースの印加電圧と同じ電圧Vps
が印加されるので、このソースと基板間のバンド間電流
を減少させることができ、例えば16Mビットを超える
ような大規模メモリの一括同時消去も可能にして、チッ
プ単位の消去時間を大幅に短縮することができるように
なる。
【0055】上記1個のドライバ回路1とこれに接続さ
れる1組の印加電圧デコーダ2と制御電圧デコーダ3の
具体的構成例を図10に示す。ドライバ回路1は、ここ
ではCMOSインバータ回路を構成するpチャンネルM
OS・FET1aとnチャンネルMOS・FET1bに
加えて、このpチャンネルMOS・FET1aに並列に
接続された第2のnチャンネルMOS・FET1cによ
って構成されている。そして、これらnチャンネルMO
S・FET1b,1cを形成する図3に示したp形半導
体ウエル15には、基板電圧制御回路5の出力outが
印加されるようになっている。
【0056】印加電圧デコーダ2は、アドレス信号をデ
コードするNAND回路2aと、このNAND回路2a
の出力と消去信号W/Eバーとの排他的論理和回路をと
るEX−NOR回路2bと、このEX−NOR回路2b
の出力nAを入力する2個のスイッチ回路SW1,SW2
とによって構成されている。NAND回路2aは、アド
レス信号のアドレス値がその印加電圧デコーダ2に固有
のアドレス範囲内である場合にのみLレベル(低電圧レ
ベル)を出力するデコーダであり、この場合にその印加
電圧デコーダ2は印加電圧選択状態となる。なお、図1
0では、アドレス信号をそのままこのNAND回路2a
に入力しているが、実際には、各印加電圧デコーダ2ご
とに異なるビットを反転させたり下位ビットを省いて入
力することにより、各印加電圧デコーダ2ごとに固有の
デコードを行うようになっている。EX−NOR回路2
bは、消去信号W/Eバーが消去モードを表すLレベル
の場合にのみ、NAND回路2aの出力を反転して出力
する。したがって、この印加電圧デコーダ2が印加電圧
選択状態となる場合、書き込みモード時と読み出しモー
ド時には出力nAがLレベルとなり、消去モード時には
出力nAがHレベル(高電圧レベル)となる。
【0057】スイッチ回路SW1は、図11に示すよう
なCMOSインバータ回路によって構成され、EX−N
OR回路2bの出力nAがLレベルの場合には、出力n1
から書き込み、読み出しおよび消去モード時にそれぞれ
選択電圧Vpp,Vccおよび非選択電圧Vinhを出力し、
出力nAがHレベルの場合には、書き込みおよび読み出
しモード時に非選択電圧Vssを出力すると共に消去モー
ド時に非選択電圧Vinhを出力するようになっている。
また、スイッチ回路SW2は、図12に示すようなCM
OSインバータ回路によって構成され、出力nAがLレ
ベルの場合には、出力n2から書き込みおよび読み出し
モード時に非選択電圧Vssを出力すると共に消去モード
時に非選択電圧Vinhを出力し、出力nAがHレベルの場
合には、書き込みおよび読み出しモード時に非選択電圧
Vssを出力し、消去モード時に選択電圧Vbbを出力する
ようになっている。
【0058】制御電圧デコーダ3は、印加電圧デコーダ
2のNAND回路2aと同様のNAND回路3aと、E
X−NOR回路2bと同様のEX−NOR回路3bと、
このEX−NOR回路3bの出力nBを入力する2個の
スイッチ回路SW3,SW4とによって構成されている。
スイッチ回路SW3は、図13に示すようなCMOSイ
ンバータ回路によって構成され、EX−NOR回路2b
の出力nBを反転させて入力するようになっている。そ
して、この出力nBがHレベルの場合には、出力n3から
書き込み、読み出しおよび消去モード時にそれぞれ制御
電圧Vpp,Vcc,Vinhを出力し、出力nBがLレベルの
場合には、書き込みおよび読み出しモード時に制御電圧
Vssを出力すると共に消去モード時に制御電圧Vbbを出
力するようになっている。また、スイッチ回路SW4
は、図14に示すようなCMOSインバータ回路によっ
て構成され、出力nBを反転させて入力するようになっ
ている。そして、この出力nBがHレベルの場合には、
出力n4から常に制御電圧Vccを出力し、出力nBがLレ
ベルの場合には、書き込みおよび読み出しモード時に制
御電圧Vssを出力し、消去モード時に制御電圧Vbbを出
力するようになっている。なお、スイッチ回路SW4の
出力n5は、この出力n4を反転させたものである。
【0059】図10に示すように、上記印加電圧デコー
ダ2の出力n1,n2は、ドライバ回路1の電源としてp
チャンネルMOS・FET1aのソースとnチャンネル
MOS・FET1bのソースに接続される。また、制御
電圧デコーダ3の出力n3は、ドライバ回路1のpチャ
ンネルMOS・FET1aのゲートに接続され、出力n
4は、ドライバ回路1のnチャンネルMOS・FET1
bのゲートに接続され、出力n5は、ドライバ回路1の
nチャンネルMOS・FET1cのゲートに接続されて
いる。
【0060】基板電圧制御回路5は、図15に示すよう
なCMOSインバータ回路によって構成され、消去信号
W/Eバーを反転させて入力するようになっている。そ
して、この消去信号W/EバーがHレベルの場合(書き
込みおよび読み出しモード時)には、出力outから基
板電圧Vssを出力し、消去信号W/EバーがLレベルの
場合(消去モード時)には、出力outから基板電圧V
bbを出力するようになっている。また、図10に示すよ
うに、印加電圧デコーダ2のスイッチ回路SW2と制御
電圧デコーダ3のスイッチ回路SW3,SW4とこの基板
電圧制御回路5には、負電圧電源回路4から負電圧の電
圧Vbbが供給されるようになっている。
【0061】上記構成の印加電圧デコーダ2の出力n
1,n2と制御電圧デコーダ3の出力n3〜n5とドライバ
回路1からワード線に出力される電圧との関係を表5に
示す。
【0062】
【表5】
【0063】書き込みモード時には、印加電圧デコーダ
2と制御電圧デコーダ3が共に選択状態の場合に、出力
n3が制御電圧Vssとなることによりドライバ回路1の
pチャンネルMOS・FET1aがONとなり、出力n
1の選択電圧Vppがワード線に出力される。即ち、図1
6に示すように、消去信号W/EバーがHレベルのまま
でプログラム信号Program(図10では図示せ
ず)がHレベルに立ち上がった後にアドレス信号が確定
すると、NAND回路2a,3aの出力nA,nBが共に
Lレベルとなり、出力n1〜n5が確定されてワード線に
選択電圧Vppが出力される。また、制御電圧デコーダ3
が制御電圧非選択状態の場合には、出力n4が制御電圧
Vccとなるので、ドライバ回路1のnチャンネルMOS
・FET1bがONとなり、印加電圧デコーダ2の状態
にかかわらず出力n2の非選択電圧Vssがワード線に出
力される。そして、印加電圧デコーダ2が印加電圧非選
択状態の場合にも、出力n1,n2が共に非選択電圧Vss
となるので、制御電圧デコーダ3の状態にかかわらずこ
の非選択電圧Vssがワード線に出力される。例えば印加
電圧デコーダ2と制御電圧デコーダ3が共に非選択の場
合には、図17に示すように、出力nA,nBが共にHレ
ベルとなり、出力n4が制御信号Vccとなるので、出力
n2の非選択電圧Vssがワード線に出力される。なお、
この書き込みモード時の基板電圧制御回路5の出力ou
tは常に基板電圧Vssとなる。また、読み出しモード時
も、選択電圧Vppが選択電圧Vccに替わるだけで同様に
動作する。
【0064】消去モード時には、印加電圧デコーダ2と
制御電圧デコーダ3が共に選択状態の場合に、出力n4
が制御電圧Vccとなることによりドライバ回路1のnチ
ャンネルMOS・FET1bがONとなり、出力n2の
選択電圧Vbbがワード線に出力される。即ち、図18に
示すように、プログラム信号ProgramがLレベル
のままで消去信号W/EバーがLレベルに立ち下がった
後にアドレス信号が確定すると、NAND回路2a,3
aの出力nA,nBが共にEX−NOR回路2b,3bで
反転されてHレベルとなり、出力n1〜n5が確定される
ことによりワード線に選択電圧Vbbが出力される。ま
た、制御電圧デコーダ3が制御電圧非選択状態の場合に
は、出力n3が制御電圧Vbbとなるので、ドライバ回路
1のpチャンネルMOS・FET1aがONとなり、印
加電圧デコーダ2の状態にかかわらず出力n1の非選択
電圧Vinhがワード線に出力される。そして、印加電圧
デコーダ2が印加電圧非選択状態の場合にも、出力n
1,n2が共に非選択電圧Vinhとなるので、制御電圧デ
コーダ3の状態にかかわらずこの非選択電圧Vinhがワ
ード線に出力される。例えば印加電圧デコーダ2と制御
電圧デコーダ3が共に非選択の場合には、図19に示す
ように、出力nA,nBが共にLレベルとなり、出力n3
が制御信号Vbbとなるので、出力n1の非選択電圧Vinh
がワード線に出力される。なお、この消去モード時の基
板電圧制御回路5の出力outは常に基板電圧Vbbとな
る。
【0065】以上説明したように、本実施形態のフラッ
シュEEPROMによれば、8個の印加電圧デコーダ2
と64個の制御電圧デコーダ3によって512個のドラ
イバ回路1を介し512本のワード線に適切な電圧を印
加することができるので、このワード線をドライブする
ための周辺回路の回路総数を大幅に削減することができ
る。
【0066】また、図23に示した従来例における1個
のアドレスデコーダ7に必要なトランジスタ数は16個
であり、ドライバ回路1は2個であるため、全てのアド
レスデコーダ7とドライバ回路1のトランジスタ総数は
約9300個となる。これに対して、本実施形態では、
図10に示す印加電圧デコーダ2に必要なトランジスタ
数は12個であり、制御電圧デコーダ3は17個であ
り、ドライバ回路1は3個であるため、全ての印加電圧
デコーダ2と制御電圧デコーダ3とドライバ回路1のト
ランジスタ総数は約1500個となる。したがって、双
方のトランジスタサイズが同じであるとすれば、回路全
体のレイアウト面積を30%近くまで縮小することがで
きるようになる。
【0067】さらに、図24に示す従来例のようにワー
ド線単位のセクタ消去を行う場合に、各ドライバ回路1
は、それぞれnチャンネルMOS・FET1bのソース
と図3に示すp形半導体ウエル15とを接続しているの
で、これらのnチャンネルMOS・FET1bを個々に
電気的に分離して形成する必要があった。しかし、本実
施形態のドライバ回路1は、nチャンネルMOS・FE
T1bのp形半導体ウエル15に共通の基板電圧を印加
するので、全てのドライバ回路1を共通のp形半導体ウ
エル15上に形成することができる。したがって、双方
のトランジスタサイズが同じであるとすれば、p形半導
体ウエル15をドライバ回路1ごとに分離する領域が不
要となるので、回路全体のレイアウト面積を50%程度
まで縮小することができるようになる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明の不揮発性半導体記
憶装置によれば、アドレスデコーダの機能を印加電圧デ
コーダと制御電圧デコーダとに分割することにより、ワ
ード線をドライブするための周辺回路のレイアウト面積
を縮小することができる。また、負電圧消去方式におい
ても、各動作モードの選択電圧と非選択電圧を共通のC
MOSインバータ回路によってワード線に印加できるの
で、正電圧と負電圧を印加するためのデコーダを分離す
る必要がなくなり、これによっても周辺回路のレイアウ
ト面積を縮小することができる。さらに、各ドライバ回
路ごとにCMOSインバータ回路の形成領域を分離しな
くても各ワード線ごとに選択電圧と非選択電圧とを印加
することが可能となるので、正負電圧で共通のCMOS
インバータ回路を用いた場合にも、セクタ消去などのワ
ード線単位の消去が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、ワー
ド線をドライブするための周辺回路のブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態を示すものであって、1本
のワード線をドライブする周辺回路の回路ブロック図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態を示すものであって、フラ
ッシュEEPROMの素子構造を示す縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すものであって、p形
半導体ウエルとp形半導体基板との関係を示す縦断面図
である。
【図5】本発明の一実施形態を示すものであって、フラ
ッシュEEPROMの半導体製造プロセスの第1段階を
示す縦断面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すものであって、フラ
ッシュEEPROMの半導体製造プロセスの第2段階を
示す縦断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すものであって、フラ
ッシュEEPROMの半導体製造プロセスの第3段階を
示す縦断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示すものであって、フラ
ッシュEEPROMの半導体製造プロセスの第4段階を
示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示すものであって、フラ
ッシュEEPROMの半導体製造プロセスの最終段階を
示す縦断面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示すものであって、ド
ライバ回路と印加電圧デコーダと制御電圧デコーダの具
体的回路構成を示す回路ブロック図である。
【図11】本発明の一実施形態を示すものであって、ス
イッチ回路SW1の具体的回路構成を示す回路ブロック
図である。
【図12】本発明の一実施形態を示すものであって、ス
イッチ回路SW2の具体的回路構成を示す回路ブロック
図である。
【図13】本発明の一実施形態を示すものであって、ス
イッチ回路SW3の具体的回路構成を示す回路ブロック
図である。
【図14】本発明の一実施形態を示すものであって、ス
イッチ回路SW4の具体的回路構成を示す回路ブロック
図である。
【図15】本発明の一実施形態を示すものであって、基
板電圧制御回路の具体的回路構成を示す回路ブロック図
である。
【図16】本発明の一実施形態を示すものであって、書
き込みモード時に選択されたワード線に接続されるドラ
イバ回路の動作を示すタイムチャートである。
【図17】本発明の一実施形態を示すものであって、書
き込みモード時に非選択のワード線に接続されるドライ
バ回路の動作を示すタイムチャートである。
【図18】本発明の一実施形態を示すものであって、消
去モード時に選択されたワード線に接続されるドライバ
回路の動作を示すタイムチャートである。
【図19】本発明の一実施形態を示すものであって、消
去モード時に非選択のワード線に接続されるドライバ回
路の動作を示すタイムチャートである。
【図20】フラッシュEEPROMのセルトランジスタ
の構造を示す縦断面図である。
【図21】従来例を示すものであって、ワード線に正電
圧と負電圧を印加するための周辺回路を示す回路ブロッ
ク図である。
【図22】従来例を示すものであって、負電圧阻止用の
pチャンネルMOS・FETのチャンネル幅と遅延時間
との関係を示す図である。
【図23】従来例を示すものであって、1本のワード線
をドライブするための周辺回路のブロック図である。
【図24】従来例を示すものであって、多数本のワード
線をドライブするための周辺回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 ドライバ回路 2 印加電圧デコーダ 3 制御電圧デコーダ 4 負電圧電源回路 5 基板電圧制御回路 15 p形半導体ウエル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/792 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/06 H01L 27/10 H01L 29/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各動作モードごとに、アドレス信号に基
    づいて個々に定まる選択状態と非選択状態とに応じた選
    択電圧と非選択電圧のいずれかを各ワード線にそれぞれ
    印加する不揮発性半導体記憶装置において、 該各動作モードごとに、該アドレス信号に基づいて個々
    に定まる印加電圧選択状態と印加電圧非選択状態とに応
    じて、印加電圧選択状態では選択電圧を第1の出力およ
    び第2の出力の一方に出力すると共に非選択電圧をその
    他方に出力し、印加電圧非選択状態では共に非選択電圧
    を第1の出力と第2の出力に出力する複数の印加電圧デ
    コーダと、 該各動作モードごとに、該アドレス信号に基づいて個々
    に定まる制御電圧選択状態と制御電圧非選択状態とに応
    じた制御電圧を出力する複数の制御電圧デコーダと、 各ワード線ごとに設けられ、かつ、複数個づつ複数組に
    分類されており、該複数個の何れかと複数組の何れかと
    をそれぞれ決定するそれぞれ異なる組み合わせの印加電
    圧デコーダと制御電圧デコーダとから第1印加電圧と第
    2印加電圧と制御電圧とを入力し、制御電圧選択状態の
    制御電圧を入力した場合には、該第1の出力および第2
    の出力の一方に出力される第1印加電圧を対応するワー
    ド線に出力すると共に、制御電圧非選択状態の制御電圧
    とを入力した場合には、その他方に出力される第2印加
    電圧を対応するワード線に出力する複数のドライバ回路
    とを備えた不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 消去モード時に選択状態のワード線に印
    加する前記選択電圧が負電圧である請求項1記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ドライバ回路が、対応する前記印加
    電圧デコーダから出力される第1印加電圧と第2印加電
    圧とを電源とし、対応する前記制御電圧デコーダから出
    力される制御電圧を入力とし、かつ、出力が対応するワ
    ード線に接続されたCMOSインバータ回路によって構
    成される請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記CMOSインバータ回路のnチャン
    ネルMOS・FETが、p形半導体基板内にn形半導体
    ウエルまたは絶縁体層を介して形成されたp形半導体ウ
    エル上に形成され、前記CMOSインバータ回路のpチ
    ャンネルMOS・FETが該p形半導体ウエル内に形成
    されたn形半導体ウエル上に形成されたものであり、消
    去モード時に該p形半導体ウエルに前記選択電圧の負電
    圧以上の絶対値を有する負電圧を印加する基板電圧制御
    回路が設けられた請求項3記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
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