JP4102790B2 - 半導体記憶装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置及びこれを備えた電子機器に関する。より具体的には、電荷もしくは分極を保持する機能を有するメモリ機能体を備えた電界効果トランジスタを配列してなる半導体記憶装置及び前記半導体記憶装置を備えた電子機器に関する。
従来から用いられている代表的な不揮発性メモリとして、フラッシュメモリが挙げられる。図9Aにフラッシュメモリの断面図を示す。
このフラッシュメモリは、図9Aに示すように、半導体基板150上にゲート絶縁膜151を介してフローティングゲート152、絶縁膜157、ワード線(コントロールゲート)153がこの順に形成されており、フローティングゲート152の両側には、拡散領域によるソース線154及びビット線155が形成されてメモリセルを構成する。このメモリセルの周囲には、素子分離領域156が形成されている。
以下、前記フラッシュメモリの回路記号として、図9Bに示す記号を用いる。図9Bにおいて、153はワード線を形成するコントロールゲート、154はソース線を形成する拡散領域、155はビット線を形成する拡散領域である。
図10にフラッシュメモリにおいて一般的に用いられている読出し回路を示す。図10によると、例えば、メモリセル166m2に記憶された情報を読み出す場合は、ワード線167m2をH(High)レベルとすることによって、メモリセル166m2を選択的にオン状態とする。一方、リファレンスセル166rもオン状態とし、センスアンプ162においてメモリセル166m2からビット線168mを介しての出力163mとリファレンスセル166rからビット線168rを介しての出力163rを比較することによって、メモリセル166m2のフローティングゲートに蓄えられた情報を読み出す。
なお、165m、165rは、カラムセレクタであり、164m、164rは、読み出し時に負荷抵抗として働く電界効果型トランジスタ(FET)である。
一般的に、面積を削減するため、1つのビット線に多数のメモリセルが接続されているが、メモリセルの特性のばらつきやノイズマージン等を考慮すると、誤動作のない読出しを行うためには、リファレンスセルが所望のレベルに精度よく設定されている必要がある。そのため、リファレンスセル166rは、メモリセル166m1、166m2、…と同一の形状及び特性を有する素子を用いており、プログラム状態と消去状態との間の中間状態にプログラムされている。
また、メモリセルからセンスアンプに至るビット線の容量もリファレンスセルのそれと可能な限り合わせることが望ましい。このため、メモリセルとリファレンスセルとのワード線を共通にして、ひとつのビット線に接続する素子の数を同数にしたり、リファレンスセルからセンスアンプに至る経路にダミー容量を付加したりするなどの技術が提案されている。(特許文献1及び特許文献2。)
特開平6−60676号公報 特開平6−176583号公報
しかしながら、リファレンスセルは、メモリセルに比べて相対的に読出し回数が多くなる。このため、図10に示すように、リファレンスセル166rとしてメモリセル166m1、166m2、…と同じ構造を有し、プログラム状態と消去状態との中間状態にプログラムした素子を用いた場合、繰り返し行われる読出し時の電圧印加毎にわずかに発生するホットキャリアがフローティングゲートに蓄えられている電荷の状態に影響を及ぼし、リファレンスセルの電流レベルに変化が生じる、所謂リードディスターブの現象が問題となっていた。
このリードディスターブの問題は、特に、1つのメモリセルに1ビットより多い情報を記憶する場合において、深刻な問題となっており、メモリセルからの出力とリファレンスセルからの出力との間に十分なマージンが十分に確保できないため、読出し速度の低下や読出し不良の原因となっていた。
本発明は前記課題に鑑みなされたものであり、リードディスターブに起因するリファレンスセルの素子特性の変動を無視できる程小さくすることが可能な半導体記憶装置及び前記半導体記憶装置を用いた電子機器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の半導体記憶装置は、
情報を記憶するためのメモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルに記憶された情報を読み出すためのセンスアンプと、
前記センスアンプにおいて前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す際に参照する1つまたは複数のリファレンスセルと
を備え、
前記メモリセル及びリファレンスセルは、共に、
半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
このゲート電極下に前記ゲート絶縁膜を介して配置されたチャネル領域と、
前記チャネル領域の両側に配置されると共に、前記チャネル領域の導電型とは逆導電型を有する拡散領域と、
前記ゲート電極の両側に形成されて、電荷または分極を保持する機能を有するメモリ機能体と
を備え、
前記メモリセルは、前記ゲート電極の両側のメモリ機能体において、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能であって、
前記リファレンスセルは、前記ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照され
前記リファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体及び前記リファレンスセルにおいて前記参照されるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側に位置するメモリ機能体が、共に、プログラム状態と消去状態との中間状態に書き込まれていることを特徴としている。
前記構成によれば、前記リファレンスセルは、前記ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照されて、前記片側のメモリ機能体とはゲート電極に関して反対側のメモリ機能体(前記片側のメモリ機能体の読み出し時に僅かに発生するホットキャリアにより電荷の状態が影響を受ける)が参照されないので、リードディスターブに起因するリファレンスセルの特性の変動を無視できるほど小さくすることができる。より詳しくは、リファレンスセルのゲート電極の一方のメモリ機能体に記憶された情報を読み出す場合、他方のメモリ機能体の近くの拡散領域近傍において、僅かにホットエレクトロンが発生し、これが前記他方のメモリ機能体に注入される可能性がある。しかし、前述のように、ゲート電極の両側のメモリ機能体のうちいずれか一方のみが参照されるようにしているから、読み出し動作の際、参照されるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側にあるメモリ機能体の記憶状態がリードディスターブされても、このゲート電極に関して反対側にあるメモリ機能体の記憶状態が読出し電流に与える影響は軽微であるため、読出し時のリファレンスセルの素子特性の変動を無視できる程小さくすることができるのである。
また、前記発明によれば、全ての前記リファレンスセルのゲート電極の両側のメモリ機能体がプログラム状態と消去状態との中間状態にあるから、全てのメモリ機能体の状態を統一することができ、かつ、参照されるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の状態が全て同一になって、前記反対側のメモリ機能体の電荷状態に起因する参照電流のばらつきを抑制することができ、しかも、プログラム状態と消去状態とを判別するための好適なしきい値を得ることができる。
また、本発明の半導体装置は、
情報を記憶するためのメモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルに記憶された情報を読み出すためのセンスアンプと、
前記センスアンプにおいて前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す際に参照する1つまたは複数のリファレンスセルと
を備え、
前記メモリセル及びリファレンスセルは、共に、
半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
このゲート電極下に前記ゲート絶縁膜を介して配置されたチャネル領域と、
前記チャネル領域の両側に配置されると共に、前記チャネル領域の導電型とは逆導電型を有する拡散領域と、
前記ゲート電極の両側に形成されて、電荷または分極を保持する機能を有するメモリ機能体と
を備え、
前記メモリセルは、前記ゲート電極の両側のメモリ機能体において、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能であって、
前記リファレンスセルは、前記ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照され、
前記リファレンスセルは、少なくとも第1及び第2のリファレンスセルを有し、
前記第1のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、プログラム状態であって、
前記第2のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、消去状態であり、
前記第1のリファレンスセルにおいて参照される前記プログラム状態であるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側に位置するメモリ機能体は、消去状態であることを特徴としている。
前記発明によれば、前記第1のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、プログラム状態であって、プログラム状態のメモリセルと同じ記憶状態を有し、また、前記第2のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、消去状態であって、消去状態のメモリセルと同じ記憶状態を有しているため、印可電圧や周囲温度などの変動に対して、メモリセルと、第1、第2リファレンスセルとが同じ傾向で特性が変動して、より信頼性の高い読み出し動作を実現することができる。
前記発明によれば、前記第1のリファレンスセルが、メモリセルのワーストケースと同様の記憶状態となっており、印加電圧や周囲温度などの変動に対しても、ワーストケースにおいてリファレンスセルから流れる電流とメモリセルから流れる電流との電流差に大きな変化が生じず、より信頼性の高い読み出し動作を実現することができる。
しかも、前記第1のリファレンスセルにおいて参照されるプログラム状態のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体は、全て、消去状態で同一であるから、前記反対側のメモリ機能体の電荷状態に起因する参照電流のばらつきを抑制することができる。
また、本発明の半導体装置は、
情報を記憶するためのメモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルに記憶された情報を読み出すためのセンスアンプと、
前記センスアンプにおいて前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す際に参照する1つまたは複数のリファレンスセルと
を備え、
前記メモリセル及びリファレンスセルは、共に、
半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
このゲート電極下に前記ゲート絶縁膜を介して配置されたチャネル領域と、
前記チャネル領域の両側に配置されると共に、前記チャネル領域の導電型とは逆導電型を有する拡散領域と、
前記ゲート電極の両側に形成されて、電荷または分極を保持する機能を有するメモリ機能体と
を備え、
前記メモリセルは、前記ゲート電極の両側のメモリ機能体において、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能であって、
前記リファレンスセルは、前記ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照され、
前記リファレンスセルは、少なくとも第1及び第2のリファレンスセルを有し、
前記第1のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、プログラム状態であって、
前記第2のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、消去状態であり、
前記第2のリファレンスセルにおいて参照される前記消去状態であるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側に位置するメモリ機能体は、プログラム状態であることを特徴としている。
前記発明によれば、前記第2のリファレンスセルが、メモリセルのワーストケースと同様の記憶状態となっており、印加電圧や周囲温度などの変動に対しても、ワーストケースにおいてリファレンスセルから流れる電流とメモリセルから流れる電流との電流差に大きな変化が生じず、より信頼性の高い読み出し動作を実現することができる。
しかも、前記第2のリファレンスセルにおいて参照される消去状態のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体は、全て、プログラム状態で同一であるから、前記反対側のメモリ機能体の電荷状態に起因する参照電流のばらつきを抑制することができる。
1実施形態では、前記センスアンプにおいて、前記メモリセルから供給される電流の2倍と、前記第1及び第2リファレンスセルから供給される電流の和との大小を比較することによって、前記メモリセルの備えるメモリ機能体に記憶された情報を読み出す。
前記実施形態によれば、前記メモリセルから供給される電流の2倍と、前記第1及び第2リファレンスセルから供給される電流の和との大小を比較するから、十分なマージンを有する信頼性の高い読み出しを実現することができる。
1実施の形態では、前記メモリセルから前記センスアンプに至るまでのカラムセレクタの段数が、前記リファレンスセルから前記センスアンプに至るまでのカラムセレクタの段数と同数である。
前記実施形態によれば、前記メモリセルからセンスアンプまでに通るカラムセレクタの段数と、リファレンスセルからセンスアンプまでに通るカラムセレクタの段数とが等しいので、前記メモリセル側とリファレンスセル側とで、前記カラムセレクタのオン抵抗に起因する電圧低下の影響を略等しくすることができる。したがって、精度の高い読み出しを行うことができる。
1実施の形態では、前記メモリセルにより構成されるメモリセルアレイと前記リファレンスセルより構成されるリファレンスセルアレイを備え、前記メモリセルアレイと前記リファレンスセルアレイとが共に仮想接地アレイ構造により構成されている。
前記実施形態によれば、回路の占有面積を小さくすることができる。
1実施の形態では、前記リファレンスセルアレイにおいて直列に接続されているリファレンスセルの数が、前記メモリセルアレイにおいて直列に接続されているメモリセルの数と同数である。
前記実施形態によれば、前記リファレンスセルアレイとメモリセルアレイとの配線容量等の特性を同じにすることができ、したがって、信頼性の高い読み出しを行うことができる。特に、仮想接地アレイ構造の場合、まわりこみ電流の影響をより厳密に反映させ、信頼性の高い読出し動作を実現することができる。
1実施の形態の電子機器は、前記半導体記憶装置を備える。
前記電子機器は、前記半導体記憶装置を備えるので、信頼性が高く、かつ、安価であるという利点を有する。
本発明によれば、1つのメモリセルに1ビットより多い情報の記憶が可能であり、かつ、リードディスターブに起因するリファレンスセルの素子特性の変動を無視できる程小さくすることが可能となり、信頼性の高い安価な半導体記憶装置を提供することができる。
図1Aに本発明の半導体記憶装置に含まれるメモリセルの断面図を示す。
図1Aに示すメモリセルは、半導体基板上表面に形成されたP型ウェル領域4上にゲート絶縁膜3を介してゲート電極1が形成されている。このゲート電極1の側面には書換え動作により実際に電荷もしくは分極が保持されるメモリ機能体2a及び2bを有している。前記ゲート電極1の両側であってP型ウェル領域4内に、それぞれソース領域又はドレイン領域として機能するN型の拡散領域5a及び5bが形成されている。拡散領域5a及び5bは、オフセット構造を有している。すなわち、前記拡散領域5a及び5bはゲート電極3の下の領域には達しておらず、メモリ機能体2a及び2bの下のオフセット領域がチャネル領域の一部を構成している。
前記メモリ機能体2a及び2bにおいて電荷もしくは分極を保持する機能を有する保持膜として、シリコン窒化膜や強誘電膜などを用いることができる。なお、前記メモリ機能体2a及び2bの構成としては、電荷もしくは分極をより長期間保持するため、前記保持膜の上下がシリコン酸化膜を代表とする絶縁膜で覆われていてもよい。例えば、電荷を保持する機能を有する保持膜としてシリコン窒化膜を用いた場合、メモリ機能体2a及び2bは、シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜の三層構造としてもよい。
また、前記メモリ機能体2a及び2bの別の構成例として、ナノメートルサイズの導電体又は半導体からなる微粒子が絶縁膜中に散点状に分布する構造を有していてもよい。
なお、前記メモリ機能体2a及び2bは、前記構成に拘るものではなく、電荷もしくは分極を保持する機能を有していれば、他の構成でも構わない。
以下に、図1Aに示すメモリセルのプログラム(書込み)動作について説明する。なお、ここでは、メモリ機能体2a及び2b全体が電荷を保持する機能を有する場合について説明する。また、プログラム(書込み)とは、メモリセルがNチャネル型である場合にはメモリ機能体2a、2bに電子を注入することを指す。以後、メモリセルはNチャネル型であるとして説明する。
前記メモリ機能体2bに電子を注入してプログラムする(書込む)ためには、N型の拡散領域5aをソース電極、N型の拡散領域5bをドレイン電極とする。例えば、拡散領域5a及びP型ウェル領域4に0V、拡散領域5bに+5V、ゲート電極1に+5Vを印加する。
このような電圧条件によれば、反転層が、拡散領域5a(ソース電極)から伸びるが、拡散領域5b(ドレイン電極)に達することなく、ピンチオフ点が発生する。電子は、ピンチオフ点から拡散領域5b(ドレイン電極)まで高電界により加速され、いわゆるホットエレクトロン(高エネルギーの伝導電子)となる。このホットエレクトロンがメモリ機能体2bに注入されることにより書込みが行なわれる。なお、メモリ機能体2a近傍では、ホットエレクトロンが発生しないため、書込みは行なわれない。
一方、前記メモリ機能体2aに電子を注入してプログラムするためには、拡散領域5bをソース電極に、拡散領域5aをドレイン電極とする。例えば、拡散領域5b及びP型ウェル領域4に0V、拡散領域5aに+5V、ゲート電極1に+5Vを印加する。
このように、メモリ機能体2bに電子を注入する場合とは、ソース/ドレイン領域を入れ替えることにより、メモリ機能体2aに電子を注入して、プログラム(書込み)を行なうことができる。
次に、消去動作について説明する。
前記メモリ機能体2aに記憶された情報を消去するためには、拡散領域5aに正電圧(例えば、+5V)、P型ウェル領域4に0Vを印加して、拡散領域5aとP型ウェル領域4とのPN接合に逆方向バイアスをかけ、さらにゲート電極1に負電圧(例えば、−5V)を印加する。このとき、PN接合のうちゲート電極1付近では、負電圧が印加されたゲート電極1の影響により、特にポテンシャルの勾配が急になる。そのため、バンド間トンネルによりPN接合のP型ウェル領域4側にホットホール(高エネルギーの正孔)が発生する。このホットホールが負の電位をもつゲート電極1方向に引きこまれ、その結果、メモリ機能体2aにホール注入が行なわれる。このようにして、メモリ機能体2aの消去が行なわれる。このとき拡散領域5bには0Vを印加すればよい。
前記メモリ機能体2bに記憶された情報を消去する場合は、前記において拡散領域5aと拡散領域5bとの電位を入れ替えればよい。
上述のようにして記憶された情報を読み出す方法について、次に説明する。
前記メモリ機能体2aに記憶された情報を読み出す場合は、拡散領域5aをソース電極に、拡散領域5bをドレイン電極とし、メモリセルを動作させる。例えば、前記拡散領域5a及びP型ウェル領域4に0V、拡散領域5bに+1.8V、ゲート電極1に+2Vを印加する。この際、メモリ機能体2aに電子が蓄積していない場合には、ドレイン電流が流れやすい。一方、メモリ機能体2aに電子が蓄積している場合は、メモリ機能体2a近傍で反転層が形成されにくいので、ドレイン電流は流れにくい。したがって、ドレイン電流を検出することにより、メモリ機能体2aの記憶情報を読み出すことができる。このとき、メモリ機能体2bにおける電荷蓄積の有無は、ドレイン近傍がピンチオフしているため、ドレイン電流に大きな影響は与えない。
前記メモリ機能体2bに記憶された情報を読み出す場合、拡散領域5bをソース電極に、拡散領域5aをドレイン電極とし、メモリセルを動作させる。例えば、拡散領域5b及びP型ウェル領域4に0V、拡散領域5aに+1.8V、ゲート電極1に+2Vを印加すればよい。
このように、メモリ機能体2aに記憶された情報を読み出す場合とは、ソース/ドレイン領域を入れ替えることにより、メモリ機能体2bに記憶された情報の読出しを行なうことができる。
上述のように、ソース電極とドレイン電極を入れ替えることによって1つのメモリセル当り2ビットの記憶及び読出しが可能である。
なお、プログラム・消去・読出しの各動作時に各端子に印加する電圧については、上述の値に拘るものではなく、これ以上でも構わないし、これ以下でも構わない。
図1Aに示すメモリセルは、さらに、図10Aに示す従来のフラッシュメモリと比較して、一般的に論理回路に用いられるトランジスタ素子と構造が類似しており、メモリ部と論理回路部との混載プロセスが簡易であるという利点も有している。
また、ゲート絶縁膜の薄膜化が容易であり、微細化が容易であるという利点も有している。
以下、図1Aに示すメモリセルの回路記号として、図1Bに示す記号を用いる。
(実施の形態1)
図2は、本発明の半導体記憶装置の実施の形態1を示す。
メモリセルアレイ27maを構成するメモリセル27mは、カラムセレクタ26m1、26m2、25mを通じてセンスアンプ22に接続されている。一方、リファレンスセルアレイ27raを構成するリファレンスセル27rもカラムセレクタ26r1、25rを通じてセンスアンプ22に接続されている。前記センスアンプ22では、メモリセル27mからの出力23mとリファレンスセル27rからの出力23rとが比較され、その結果、メモリセル27mに記憶された情報が読み出される。なお、24m、24rは、読み出し時に負荷抵抗として働く電界効果型トランジスタ(FET)であり、29m1、29m2、29r1、29r2はビット線である。
本実施の形態1の半導体記憶装置は、メモリセル27m及びリファレンスセル27rが、共に、図1Aに示す構造を有している。図2において、メモリセル27mが、ゲート電極の両側のメモリ機能体27ml、27mrについて、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能である一方、リファレンスセル27rは、ゲート電極の両側のメモリ機能体27rl、27rのうちのいずれか一方に記憶された情報のみが参照される。
図1Aに示すメモリ素子において、メモリ機能体2bに記憶された情報を読み出す場合、上述の通り、拡散領域5bをソース電極に、拡散領域5aをドレイン電極とし、メモリセルを動作させる。例えば、拡散領域5b及びP型ウェル領域4に0V、拡散領域5aに+1.8V、ゲート電極1に+2Vを印加すればよい。しかし、このとき、ドレイン端において、わずかにホットエレクトロンが発生し、これがメモリ機能体2aに注入される可能性がある。
特に、リファレンスセル27rとして、図1Aに示すメモリ素子を用い、メモリセルの読出し動作と同様にゲート電極1の両側のメモリ機能体2a、2bが参照された場合、一般的にリファレンスセル27rの読出し回数がメモリセル27mの読出し回数よりも多くなるため、上述の現象の影響により、リファレンスセルの素子特性が変動し、読出し不良を起こす要因となる。
しかし、ゲート電極1の両側のメモリ機能体2a、2bのいずれか一方のみが参照される場合、読出し動作の際、参照されるメモリ機能体2aまたは2bとゲート電極1に関して反対側にあるメモリ機能体2bまた2aの記憶状態が読出し電流に与える影響は軽微であるため、読出し時のリファレンスセル27rの素子特性が変動を無視できる程小さくすることが可能となる。
一例として、図2に示すメモリセル27mに記憶された情報を読み出す場合について、以下に説明する。
まず、前記メモリセル27mのメモリ機能体27mlに記憶された情報を読み出す場合、例えば、カラムセレクタ26m2をオフにして、ビット線29m2を接地し、ワード線28m2に2Vを印可し、P型FET24m及びカラムセレクタ25m、26m1をオンにして、ビット線29m1に1.8Vを印可することによって、メモリセル27mによりビット線29m1に電流が流れ、これがカラムセレクタ26m1及び25mを通り、このときのFET24mとカラムセレクタ25mとの間のノードの電圧(出力)23mがセンスアンプ22に伝えられる。
一方、ビット線29r2を接地し、図示しない読み出し制御装置の制御によって、ワード線28r2に2V、P型FET24r及びカラムセレクタ25r、26r1をオンにして、ビット線29r1に1.8Vを印可することによって、リファレンスセル27rによりビット線29r1に電流が流れ、これがカラムセレクタ26r1及び25rを通り、このときのFET24rとカラムセレクタ25rとの間のノードの電圧(出力)23rがセンスアンプ22に伝えられる。
前記センスアンプ22は、メモリセル27mからの出力23mとリファレンスセル27rからの出力23rとを比較することによって、メモリ機能体27mlに記憶された情報を読み出す。
また、前記メモリセル27mのメモリ機能体27mrに記憶された情報を読み出す場合、カラムセレクタ26m1をオフにして、ビット線29m1を接地し、ワード線28m2に2Vを印可し、FET24m及びカラムセレクタ25m、26m2をオンにして、ビット線29m2に1.8Vを印可することによって、メモリセル27mによりビット線29m2に電流が流れ、これがカラムセレクタ26m2及び25mを通り、このときのFET24mとカラムセレクタ25mとの間のノードの電圧(出力)23mがセンスアンプ22に伝えられる。
一方、前記リファレンスセル27rは、前記読み出し制御装置によって、メモリ機能体27rrに記憶された情報を参照せず、メモリセル27mのメモリ機能体27mlに記憶された情報を読み出す場合と同様、メモリ機能体27rlに記憶された情報を参照し、これがセンスアンプ22に伝えられる。このように、前記読み出し制御装置は、リファレンスセル27rの片側のみのメモリ機能体27rlを参照するように制御を行う。
前記メモリセル27mからカラムセレクタ26m1及び26m2に至るビット線の距離と、リファレンスセル27rからカラムセレクタ26r1に至るビット線の距離が略等しい。
このため、前記ビット線29m1、29m2と29r1の配線抵抗に伴う、ビット線の電圧降下の影響を略等しくすることができて、精確な読み出しをすることができる。
また、前記メモリセル27mからセンスアンプ22までに通るカラムセレクタ26m1、26m2及び25mの段数と、リファレンスセル27rからセンスアンプ22までに通るカラムセレクタ26r1及び25rの段数とが等しい。
このため、前記カラムセレクタ26m1または26m2及びカラムセレクタ25mのオン抵抗と、カラムセレクタ26r1及び25rのオン抵抗とに起因する電圧低下の影響を略等しくすることができて、精確な読み出しをすることができる。
図2に示すメモリセルとリファレンスセルとの出力レベルの関係について、図5を用いて説明する。
図5は、1つのメモリ機能体に1ビットが記憶されている場合の読出し動作時の電流レベルを示している。
図5において、71及び72は、読み出す側のメモリ機能体がプログラムされた状態である場合、即ち、「0」の情報が記憶されている場合のメモリセル、すなわち、メモリ素子の分布を示している。
また、73及び74は、メモリ機能体が消去された状態である場合、即ち、「1」の情報が記憶されている場合のメモリセルの分布を示している。
また、メモリ機能体が正常にプログラムされていると判定するための基準レベルをプログラムレベル75、メモリ機能体が正常に消去されていると判定するための基準レベルを消去レベル76と定義する。
このとき、リファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体の記憶状態を反映したリファレンスレベル77は、プログラムレベル75と消去レベル76との間の中間状態にあることが好ましい。
前記構成によれば、リファレンスセルにおけるリファレンスレベル77とメモリセルにおける電流レベルとの大小関係を判定するだけで、容易にメモリ機能体の記憶状態を判定することができる。
なお、ある特定の電圧条件下では、読み出される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態が、電流レベルに影響を及ぼす場合がある。
71及び73は、読み出す側のメモリ機能体と反対側のメモリ機能体がプログラム状態である場合の電流レベルを示しており、72及び74は、読み出される側のメモリ機能体と反対側のメモリ機能体が消去状態である場合の電流レベルを示している。
図5に示すように、読み出される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態によってメモリセルの電流レベルに微小な違いが生じている。
したがって、リファレンスセルにおいて、参照される側のメモリ機能体と反対側のメモリ機能体の記憶状態は、全てのリファレンスセルについて、略同一の状態に統一しておくことが望ましい。
このようにすると、参照される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態に起因する参照電流のばらつきを抑制することが可能となる。
さらに、リファレンスセルにおいて、参照される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態は、プログラム状態と消去状態との間の中間状態にプログラムされていることが望ましい。
1つのメモリセルに2ビットの独立した情報を記憶する場合、読み出す側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態は、プログラム状態と消去状態の両方が考えられる。
リファレンスセルにおいて上述のようにすると、このようなメモリセルにおける読み出される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態に起因する電流のばらつきも考慮に入れて、リファレンスレベル77とプログラムレベル75との間及びリファレンスレベル77と消去レベル76との間に十分な電流マージンを確保することが可能となり、より高速な読出し動作を実現することができる。
なお、上述では、メモリ機能体に1ビットの情報が記憶されている場合を示したが、複数ビットの情報を記憶してもよい。
この一例として、図6に1つのメモリ機能体に2ビットが記憶されている場合の電流レベルに対するメモリセルの分布(素子数)との関係を示す。
2ビット記憶の場合、図6に示す通り4つの記憶状態00、01、10、11が存在し、それぞれの記憶状態について正しく記憶レベルにあるかどうかを判定する基準となる電流レベル89〜94を定義する。
また、メモリセルに記憶された情報を読み出すためのリファレンスレベル95〜97は、夫々の基準レベルの間に設定することが好ましい。
図示はしないが、図6に示すような記憶状態を読み出す回路としては、リファレンスレベル95〜97に対応するリファレンスセルをそれぞれ用意し、それらを適宜切り替えることによって、メモリ機能体に記憶された情報を読み出すことができる。
なお、この場合においても、リファレンスセルは、ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照される。
また、1つのメモリ機能体に1ビットの情報が記憶されている場合と同様に、参照される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態は、全てのリファレンスセルについて、略同一の状態に統一しておくことが望ましく、さらに、参照される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態は、さらにデータを判別するための2つの基準レベルの間の中間状態であることが望ましい。
(実施の形態2)
図3は、本発明の半導体記憶装置の別の実施の形態2を示す。
本実施の形態2では、メモリセルアレイ47ma及びリファレンスセルアレイ47raが、隣接するセル(素子)とビット線を共有する、所謂仮想接地アレイ構造により構成されている。
仮想接地アレイ構造は、図2に示すようなセル配置と比較してセル密度を高くすることが可能となるが、隣接するセルと拡散領域を共有するため、読出し動作を行う際、ビット線の電圧変化に伴い、隣接するメモリセルのソース−ドレイン間にも電位差が発生し、メモリセルからの電流がビット線方向だけでなく、隣接するメモリセルのソース−ドレイン方向へも流れる。
例えば、メモリセル47m3のメモリ機能体47m3lに記憶された情報を読み出す場合、ビット線49m4を接地し、ワード線48m2に2V、ビット線49m3に1.8Vを印可する。さらに、これと同時にメモリセル47m1及び47m2のソース−ドレイン間に電流が流れないように、ビット線49m1及び49m2にも1.8Vを印可して、メモリ機能体47m3lに記憶された情報を読み出す。
しかしながら、読み出し動作によって、ビット線49m3の電位は、メモリ機能体47m3lに記憶された情報に応じて変化し、これに伴って、メモリセル47m2のソース−ドレイン間に電位差が生じ、ソース−ドレイン間に電流が流れる。このメモリセル47m2のソース−ドレイン間電流によって、ビット線49m2の電位に変化が生じる。さらに、これに伴って、メモリセル47m1のソース−ドレイン間に電位差が生じ、そのソース−ドレイン間に電流が流れる。
このように読み出し動作に伴い、ビット線方向以外に直列に接続されたメモリセルのソース−ドレイン方向にも、所謂まわりこみ電流が流れる。
このため、メモリセルの配置を仮想接地アレイ構造とした場合は、まわりこみ電流の影響を考慮するため、リファレンスセルアレイもメモリセルアレイと同様に仮想接地アレイ構造を用いることが好ましい。
ただし、この場合においても実施の形態1と同様に、1つのリファレンスセルについて1つのメモリ機能体のみを参照する。
例えば、メモリセル47m1、47m4におけるメモリ機能体47m1r及び47m4lに記憶された情報を読み出す場合は、リファレンスセル47r1におけるメモリ機能体47r1rを参照し、リファレンスセル47r4におけるメモリ機能体47r4lを参照しない。
同様に、メモリセル47m1、47m4におけるメモリ機能体47m1l及び47m4rに記憶された情報を読み出す場合は、リファレンスセル47r4におけるメモリ機能体47r4rを参照し、リファレンスセル47r1におけるメモリ機能体47r1lを参照しない。
また、メモリセル47m2、47m3におけるメモリ機能体47m2r及び47m3lに記憶された情報を読み出す場合は、リファレンスセル47r2におけるメモリ機能体47r2rを参照し、リファレンスセル47r3におけるメモリ機能体47r3lを参照しない。
さらに、メモリセル47m2、47m3におけるメモリ機能体47m2l及び47m3rに記憶された情報を読み出す場合は、リファレンスセル47r3におけるメモリ機能体47r3rを参照し、リファレンスセル47r2におけるメモリ機能体47r2lを参照しない。
なお、実施の形態1の場合と同様に、リファレンスセルにおいて読み出す側のメモリ機能体と反対側のメモリ機能体の記憶状態は、全てのリファレンスセルについて、略同一の状態に統一しておくことが望ましく、さらに、参照される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態は、プログラム状態と消去状態との間の中間状態であることが望ましい。
本実施の形態2では、メモリセルアレイ47ma及びリファレンスセルアレイ47raは、4つのセルを直列に接続しているが、これに拘るものではなく、これ以上の数でも構わないし、これより少なくてもよい。
また、本実施の形態2では、メモリセルアレイ47maにおいてメモリ素子(メモリセル)を直列に接続する数とリファレンスセルアレイ47raにおいてリファレンス素子(リファレンスセル)を直列に接続する数とを同数にしたが、これに拘るものではない。
一般に、直列に接続するメモリセルの数が多ければ多いほど、メモリセルアレイの記憶密度は高まる。
しかしながら、メモリセルアレイに多数のメモリセルが直列に接続されている場合、メモリセルアレイにおけるメモリセルと同じ数のリファレンスセルが直列に接続されたリファレンスセルアレイを用いた場合、リファレンスセルアレイの占める回路面積が増大するという問題がある。
したがって、特に、面積を重視してメモリセルアレイにおいて多数のメモリセルが直列に接続された場合、リファレンスセルアレイの占める割合を低減させるため、リファレンスセルアレイにおいてリファレンスセルが直列に接続される数を、メモリセルアレイにおいてメモリセルが直列に接続される数よりも少なくしても構わない。
まわりこみ電流の影響をより厳密に反映させ、信頼性の高い読出し動作を実現するためには同数にすることが望ましいが、上述の通り、まわりこみ電流は、隣接する素子に対してドミノ式に発生するものであって、一般的にセンスアンプによる読出し時間の方が、セルアレイにおける各ビット線の電位が安定状態になる時間よりも短いため、必ずしも同数にする必要はない。
(実施の形態3)
図4は、本発明の半導体記憶装置の実施の形態3を示す。
メモリセルアレイ67maを構成するメモリセル(図示せず)は、カラムセレクタ65mを通じてセンスアンプ62に接続されている。一方、リファレンスセルアレイ67ra1及び67ra2を構成するリファレンスセルもカラムセレクタ65r1、65r2を通じてセンスアンプ62に接続されている。前記センスアンプ62では、前記メモリセルからの出力63mと、リファレンスセルからの出力63r1及び63r2とが比較され、その結果、メモリセルに記憶された情報が読み出される。なお、64m、64r1、64r2は、定電圧源に接続されると共に、読み出し時に負荷抵抗として働く電界効果型トランジスタである。
実施の形態1及び実施の形態2と同様に、本実施の形態3における前記メモリセル及びリファレンスセルも、共に、図1Aに示す構造を有しており、メモリセルが、ゲート電極の両側のメモリ機能体について、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能である一方、リファレンスセルは、ゲート電極の両側のメモリ機能体のうちのいずれか一方に記憶された情報のみが参照されるが、本実施の形態3では、さらに、プログラム状態の電流レベルを参照するリファレンスセルを含むリファレンスセルアレイ67ra1と消去状態の電流レベルを参照するリファレンスセルを含むリファレンスセルアレイ67ra2とを備える。
前記構成によれば、リファレンスセルアレイ67ra1、67ra2を構成するリファレンスセルが、メモリセルアレイを構成するメモリセルの一記憶状態と同じ記憶状態を有しているため、印加電圧や温度などの変動に対して、メモリセル及びリファレンスセルが同じ傾向で変動することによって、より信頼性の高い読出し動作を実現することが可能となる。
なお、前記メモリセルアレイ67ma及びリファレンスセルアレイ67ra1、67ra2の回路構成は、いずれの構成でも構わないが、実施の形態1及び実施の形態2に示した構成のいずれかであることが好ましい。
また、参照される側のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体の記憶状態は、全てのリファレンスセルについて、略同一の状態に統一している。さらに、プログラム状態の電流レベルを参照するリファレンスセルアレイ67ra1を構成するリファレンスセルにおいて、プログラム状態のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体を全て消去状態にし、また、消去状態の電流レベルを参照するリファレンスセルアレイ67ra2を構成するリファレンスセルにおいて、消去状態のメモリ機能体とゲート電極に関して反対側のメモリ機能体を全てプログラム状態にしている。
前記構成によれば、図5に示す通り、プログラム状態にあるリファレンスセル及び消去状態にあるリファレンスセルの両方が、それぞれ、メモリセルのワーストケースと同様の記憶状態となっている。読み出し動作の性能は、ワーストケースにおいてリファレンスセルから流れる電流とメモリセルから流れる電流との電流差によって決定するが、リファレンスセルをメモリセルのプログラム状態及び消去状態におけるそれぞれのワーストケースと同様の記憶状態とすることによって、印加電圧や周囲温度などの変動に対しても、ワーストケースにおいてリファレンスセルから流れる電流とメモリセルから流れる電流との電流差に大きな変化が生じず、より信頼性の高い読み出し動作を実現することができる。
本実施の形態3において、プログラム状態にあるリファレンスセルの電流レベルがプログラムレベル、消去状態にあるリファレンスセルの電流レベルが消去レベルに近づけば近づくほど、両者の和が、所望のリファレンスレベルの2倍に近づくこととなり、より信頼性の高い読出し動作を実現することが可能となる。
前記センスアンプ62における比較方法は、いずれの方法でも構わないが、前記メモリセルの出力63mの2倍と、リファレンスセルからの出力63r1及び63r2の和とを比較することが好ましい。
上述によれば、例えば、メモリセルの出力63mと、リファレンスセルからの出力63r1及び63r2の和の半分の値とを比較する方法と比べて、十分なマージンを有する信頼性の高い読出し動作を実現することが可能となる。
(実施の形態4)
上述した半導体記憶装置の応用例として、例えば、図7に示したように、電子機器の一例としての液晶表示装置における液晶パネルの画像調整用の書換え可能な不揮発性メモリが挙げられる。
液晶パネル132は、液晶ドライバ131によって駆動される。前記液晶ドライバ131内には、不揮発性メモリ部133、SRAM(スタィックランダムアクセスメモリ)部134、液晶ドライバ回路135がある。不揮発性メモリ部133は、本発明の上述の半導体記憶装置よりなる。不揮発性メモリ部133は、外部から書き換え可能な構成を有している。
前記不揮発性メモリ部133に記憶された情報は、機器の電源の投入時にSRAM部134に転写される。液晶ドライバ回路135は、必要に応じてSRAM部134から記憶情報を読み出すことができる。SRAM部134を設けることにより、記憶情報の読出し速度を高速に行なうことができる。
前記液晶ドライバ回路131は、図7に示すように、液晶パネル132に外付けしてもよいが、液晶パネル132上に形成してもよい。
前記液晶パネル132は、各画素に多段階の電圧を与えることによって表示される階調を変えているが、与えた電圧と表示される階調との関係は製品ごとにばらつきが生じる。そのため、製品の完成後に個々の製品のばらつきを補正するための情報を記憶させ、その情報を基に補正を行なうことにより、製品間の画質を均一にすることができる。したがって、補正情報を記憶するための書換え可能な不揮発性メモリを搭載することが好ましい。また、この不揮発性メモリとして信頼性が高く安価な本発明の半導体記憶装置を用いるのが好ましい。
本発明の半導体記憶装置を液晶パネルの画像調整用の不揮発性メモリとして用いれば、製品間の画質が均一で、かつ、信頼性が高い液晶パネルを安価に提供することが可能となる。
(実施の形態5)
上述した半導体記憶装置が組み込まれた携帯電子機器の一例である携帯電話を、図8に示す。
この携帯電話は、主として、制御回路145、電池144、RF(無線周波数)回路142、表示部147、アンテナ141、信号線146、電源線143等によって構成されており、前記制御回路145には、上述した本発明の半導体記憶装置が組み込まれている。
このように、リードディスターブの問題を解決することによって信頼性が高く、かつ、メモリ部と論理回路部の混載プロセスが簡易で安価な半導体記憶装置を携帯電子機器に用いることによって、信頼性が高く、かつ、安価な携帯電子機器を得ることができる。
本発明の半導体記憶装置におけるメモリセルの断面図である。 前記半導体記憶装置におけるメモリセルの回路記号である。 本発明の半導体記憶装置の一実施の形態の回路図である。 本発明の半導体記憶装置の一実施の形態の回路図である。 本発明の半導体記憶装置の一実施の形態の回路ブロック図である。 本発明のメモリセル及びリファレンスセルの電流レベルを説明するための概略図である。 本発明のメモリセル及びリファレンスセルの電流レベルを説明するための概略図である。 本発明の半導体記憶装置を組み込んだ液晶ドライバの概略構成図である。 本発明の半導体記憶装置を組み込んだ携帯電子機器の概略構成図である。 従来のフラッシュメモリの断面図である。 従来のフラッシュメモリの回路記号である。 従来のフラッシュメモリの回路図である。
符号の説明
1…ゲート電極
2a、2b…メモリ機能体
3…ゲート絶縁膜
4…P型ウェル領域
5a、5b…拡散領域
22、42、62…センスアンプ
25r、25m、26r1、26r2、26m1、26m2、45m、45r、46r1〜46r5、46m1〜46m5、64r1、64r2、64m…カラムセレクタ
27m、47m1〜47m4…メモリセル
27ma、47ma、67ma…メモリセルアレイ
27r、47r1〜47r4…リファレンスセル
27ra、47ra、67ra1、67ra2…リファレンスセルアレイ
75…プログラムレベル
76…消去レベル
77…リファレンスレベル

Claims (4)

  1. 情報を記憶するためのメモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに記憶された情報を読み出すためのセンスアンプと、
    前記センスアンプにおいて前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す際に参照する1つまたは複数のリファレンスセルと
    を備え、
    前記メモリセル及びリファレンスセルは、共に、
    半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    このゲート電極下に前記ゲート絶縁膜を介して配置されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の両側に配置されると共に、前記チャネル領域の導電型とは逆導電型を有する拡散領域と、
    前記ゲート電極の両側に形成されて、電荷または分極を保持する機能を有するメモリ機能体と
    を備え、
    前記メモリセルは、前記ゲート電極の両側のメモリ機能体において、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能であって、
    前記リファレンスセルは、前記ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照され
    前記リファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体及び前記リファレンスセルにおいて前記参照されるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側に位置するメモリ機能体が、共に、プログラム状態と消去状態との中間状態に書き込まれていることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 情報を記憶するためのメモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに記憶された情報を読み出すためのセンスアンプと、
    前記センスアンプにおいて前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す際に参照する1つまたは複数のリファレンスセルと
    を備え、
    前記メモリセル及びリファレンスセルは、共に、
    半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    このゲート電極下に前記ゲート絶縁膜を介して配置されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の両側に配置されると共に、前記チャネル領域の導電型とは逆導電型を有する拡散領域と、
    前記ゲート電極の両側に形成されて、電荷または分極を保持する機能を有するメモリ機能体と
    を備え、
    前記メモリセルは、前記ゲート電極の両側のメモリ機能体において、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能であって、
    前記リファレンスセルは、前記ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照され、
    前記リファレンスセルは、少なくとも第1及び第2のリファレンスセルを有し、
    前記第1のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、プログラム状態であって、
    前記第2のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、消去状態であり、
    前記第1のリファレンスセルにおいて参照される前記プログラム状態であるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側に位置するメモリ機能体は、消去状態であることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 情報を記憶するためのメモリセルが複数配置されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルに記憶された情報を読み出すためのセンスアンプと、
    前記センスアンプにおいて前記メモリセルに記憶されたデータを読み出す際に参照する1つまたは複数のリファレンスセルと
    を備え、
    前記メモリセル及びリファレンスセルは、共に、
    半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    このゲート電極下に前記ゲート絶縁膜を介して配置されたチャネル領域と、
    前記チャネル領域の両側に配置されると共に、前記チャネル領域の導電型とは逆導電型を有する拡散領域と、
    前記ゲート電極の両側に形成されて、電荷または分極を保持する機能を有するメモリ機能体と
    を備え、
    前記メモリセルは、前記ゲート電極の両側のメモリ機能体において、夫々独立した情報の記憶及び読出しが可能であって、
    前記リファレンスセルは、前記ゲート電極の片側のメモリ機能体に記憶された情報のみが参照され、
    前記リファレンスセルは、少なくとも第1及び第2のリファレンスセルを有し、
    前記第1のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、プログラム状態であって、
    前記第2のリファレンスセルにおいて参照されるメモリ機能体は、消去状態であり、
    前記第2のリファレンスセルにおいて参照される前記消去状態であるメモリ機能体とゲート電極に関して反対側に位置するメモリ機能体は、プログラム状態であることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の半導体記憶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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