JPH10264548A - オフセット印刷版用アルミニウム支持体及び銀塩オフセット印刷原版 - Google Patents

オフセット印刷版用アルミニウム支持体及び銀塩オフセット印刷原版

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JPH10264548A
JPH10264548A JP7743897A JP7743897A JPH10264548A JP H10264548 A JPH10264548 A JP H10264548A JP 7743897 A JP7743897 A JP 7743897A JP 7743897 A JP7743897 A JP 7743897A JP H10264548 A JPH10264548 A JP H10264548A
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JP
Japan
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aluminum
silver
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printing plate
support
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JP7743897A
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Jun Yamada
旬 山田
Takenobu Yoshiki
武宣 吉城
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】陽極酸化したアルミニウム支持体の耐アルカリ
性を改良し、現像ラチチュードに優れたモノシートタイ
プの拡散転写方式銀塩オフセット印刷版を提供するこ
と。 【解決手段】陽極酸化後ポアフィリング処理したオフセ
ット印刷版用アルミニウム支持体。該支持体にハロゲン
化銀乳剤層を設けた銀塩オフセット印刷原版。さらに物
理現像核とハロゲン化銀乳剤層を順次設けた銀塩オフセ
ット印刷原版。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフセット印刷版用
アルミニウム支持体に関するものであり、さらにはアル
ミニウム支持体を用いた銀塩拡散転写法による銀塩オフ
セット印刷原版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般印刷の分野ではアルミニウム
板を支持体とし、その上にジアゾ感光性組成物、アジド
感光性組成物或はフォトポリマー感光性組成物を薄層状
に塗布した、いわゆるPS版がオフセット印刷版として
広く使用されている。PS版は露光後、非画像部を溶出
除去し、非画像部にアルミニウムの陽極酸化面を利用
し、保水性、耐刷性等の印刷性能は優れているものの、
光感度が低く、レーザーダイレクト製版等には大出力の
光源が必要であるばかりか、画像のシャープネスも悪
く、フィルムによる密着焼きしか使用できない問題があ
った。最近、電子写真感光層をアルミニウム支持体の上
に設け、トナー画像を現像後、トナーをレジストとして
非画像部を溶解除去する電子写真方式OPC印刷版も実
用に供されるようになった。この印刷版は光感度も高
く、非画像部にアルミニウムの陽極酸化面を利用し、保
水性、耐刷性等の印刷性能も優れ、新聞用のレーザーダ
イレクト製版に実用され始めているが、電子写真方式で
あるため、コロナ帯電が必要で、帯電の保持時間に制限
があって、一般印刷等の高級印刷におけるレーザーダイ
レクト製版は困難であった。
【0003】一方、軽印刷の分野では光感度に優れた、
電子写真方式酸化亜鉛印刷版、銀塩拡散転写法を用いた
銀塩印刷版も実用化されているが、支持体に紙或はフィ
ルムを使用し、しかも非画像部にそのまま親水化した感
光層を使用する為、保水性に劣り、また耐刷性にも制限
があった。
【0004】銀塩拡散転写法(DTR法)を用いた銀塩
平版印刷版については、フォーカル・プレス、ロンドン
・ニューヨーク(1972年)発行、アンドレ・ロット
及びエディス・ワイデ著、「フォトグラフィック・シル
バー・ハライド・ディヒュージョン・プロセシズ」、第
101頁〜第130頁に幾つかの例が記載されている。
【0005】その中に述べられているように、DTR法
を用いた平版印刷版には、転写材料と受像材料を別々に
したツーシートタイプ、或はそれらを一枚の支持体上に
設けたモノシートタイプの二方式が知られている。ツー
シートタイプの平版印刷版については、特開昭57−1
58844号公報に詳しく記載されている。また、モノ
シートタイプについては、特公昭48−30562号、
同51−15765号、特開昭51−111103号、
同52−150105号等の各公報に詳しく記載されて
いる。いずれも軽印刷を対象に開発され、耐刷性には制
限があった。
【0006】アルミニウムを支持体とした銀塩方式の平
版印刷版としては特開昭57−118244号、同57
−158844号、同63−260491号、特開平3
−116151号等の各公報に詳しく記載されている。
例えば、特開昭63−260491号公報では粗面化及
び陽極酸化したアルミニウム支持体の上にカレーレー法
により調製した銀ゾルをゼラチンに分散した物理現像核
液を塗布して、物理現像核層を形成させ、その上にハロ
ゲン化銀感光層を設けた銀塩印刷版が記載されている。
この印刷版は現像主薬及びハロゲン化銀溶剤の存在下で
現像により未露光ハロゲン化銀が可溶性銀錯体に変換さ
れ、下層の物理現像核層に拡散し銀像を形成し、露光ハ
ロゲン化銀は化学現像されて感光層に残り、その後感光
層全体を溶解除去して銀像を残すことによって、印刷版
とされる。通常、現像液は、現像時間を短縮するためア
ルカリ性が強く、現像時間によっては陽極酸化膜が溶解
するので、予め酸化膜は厚く形成される。この為陽極酸
化のコスト増が問題であった。酸化膜を薄くすると、現
像ラチチュードが得られず、耐刷性が悪化し、甚だしい
場合には現像された銀像が欠落したり、安定性に欠ける
問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はオフセット印
刷版用アルミニウム支持体の表面処理方法を改良し、耐
アルカリ性の向上を図ることを目的とし、さらにはこれ
を利用し、現像ラチチュードの広い銀塩オフセット印刷
原版を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題に
ついて鋭意検討した。その結果、アルミニウム支持体の
陽極酸化処理後、さらに中性電解液によりポアフィリン
グ処理することにより耐アルカリ性に優れた支持体が得
られ、従って、強アルカリ性現像液で現像しても銀像の
欠落がなく、耐刷性と現像ラチチュードに優れた銀塩オ
フセット印刷版が得られることを見いだした。
【0009】即ち、本発明は陽極酸化後、ポアフィリン
グ処理したことを特徴とするオフセット印刷版用アルミ
ニウム支持体である。さらに、本発明は該支持体にハロ
ゲン化銀乳剤層を設けることを特徴とする銀塩オフセッ
ト印刷原版である。さらに本発明は該支持体に物理現像
核層及びハロゲン化銀乳剤層を順次設けることを特徴と
する銀塩オフセット印刷原版である。
【0010】次に、本発明の銀塩オフセット印刷原版及
びその製造方法について詳しく説明する。
【0011】本発明の支持体に使用するアルミニウム板
としては純アルミニウム及び各種の金属、例えば、珪
素、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、クロム、
チタン等を少量含むアルミニウム合金板が適当である。
アルミニウムに含まれる微量の不純物金属或は任意に添
加された少量の金属は電解により得られる砂目のピット
の大きさ、形状、分布に大きな影響を与え、さらにはア
ルミニウム板の強度にも大きな影響を与える。
【0012】上記アルミニウム板はオフセット印刷版用
の支持体とするため、感光層を塗布する前に表面処理が
施される。表面処理では一般に脱脂、粗面化、デスマッ
ト、陽極酸化の各処理が行われるが、本発明では陽極酸
化後、さらに中性電解液でポアフィリング処理が施され
る。これらの処理は通常アルミニウムのコイルを用いて
連続的に行われ、各処理の後には必要に応じて水洗が加
えられ、乾燥して支持体とされる。処理速度には特に制
限はない。
【0013】アルミニウムは一般に活性な金属であり、
空気中では自然に1〜数nm程度の酸化膜が形成される
が、そのままでは耐アルカリ性は低く、従って陽極酸化
膜を付けて耐アルカリ性の向上を図る。酸化膜の厚さは
大きい程、耐アルカリ性は大きくなる。オフセット印刷
版用支持体では、表面の保水性と感光層の接着性向上を
図るため酸化膜としては多孔性の陽極酸化膜が形成され
るが、この場合には酸化膜全体の厚さよりも形成された
マイクロポアの底部のバリア層の厚さが耐アルカリ性に
大きく影響する。このような多孔性陽極酸化膜の生成・
溶解の挙動については永山、高橋等の研究(金属表面技
術 vol.30,438,1979)があり、その溶解がマイクロポア
を広げるように起こり、そのため、全体の厚さより、バ
リア層の厚さが耐アルカリ性に影響すると考えられる。
バリア層の厚みは陽極酸化時の電解電圧に対し、約1n
m/voltの割合で増大するが、定電圧では酸化膜全
体の厚みが増えてもバリア層の厚みは変化せず、印刷版
用支持体では酸化膜全体の厚みに対しては10%以下で
ある。しかも電解液によりかけられる電解電圧に制限が
あって、通常印刷版用途で生産性の良い硫酸を電解液と
する場合には30〜40voltsが限界であり、従って、
そのままではそれ以上バリア層を厚くすることは困難で
ある。
【0014】本発明では多孔性陽極酸化膜形成後、さら
に中性電解液に浸漬し、電解電圧を上げてポアフィリン
グ処理し、マイクロポア底部のバリア層を厚くする。こ
の場合電解は多孔性陽極酸化膜のマイクロポア底部で起
こり、時間と共にポア内部をアルミニウムの酸化物が埋
めていく。ポアフィリングはマイクロポアの深さの80
%程度までに止めた方が保水性、接着性との両立を図る
上では好ましい。ポアフィリング処理により、耐アルカ
リ性を損なうことなく、多孔性陽極酸化膜の厚さを薄く
することができる。このような酸化膜の耐アルカリ性は
水酸化ナトリウム水溶液に浸漬することにより容易に評
価できる。また、バリア層の厚みは酸化膜の断面を透過
型電子顕微鏡で観察する事により測定することができ
る。
【0015】次に処理工程の順に支持体の製造方法を説
明する。脱脂処理はアルミニウム表面の圧延時の油或は
空気との接触により生成する酸化膜等を除去し、清浄な
アルミニウム板の表面を露出させて、以降の工程がムラ
なく処理できるように施される。脱脂処理の方法として
は、例えばトリクロロエチレン、パークロロエチレン、
等による溶剤脱脂、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、メタ珪酸ナトリウム、燐酸三ナトリウム、ピロ燐酸
四ナトリウム、石鹸等、或はこれらの混合物によるアル
カリ脱脂、界面活性剤、ケロシン、トリエタノールアミ
ン、水酸化ナトリウム等を組合せたエマルジョン脱脂、
さらに上記の化学脱脂では取れない汚染を除く仕上げ脱
脂と呼ばれる電解脱脂、等の方法がある。又超音波洗浄
も有効である。
【0016】次に粗面化処理が行われる。粗面化処理は
表面に凹凸を与えるものであり、直接的にはアンカー効
果により感光層の接着性向上に寄与するが、さらにオフ
セット印刷版においては、耐刷性、保水性、印刷画質等
の印刷の基本性能に影響を与えるので、現在ではこれら
の性能を向上させるため各種の方法が実用化されてい
る。即ち、ブラシグレイニング、ボールグレイニング、
液体ホーニング等の機械的粗面化方法、塩酸或は硝酸等
による化学的エッチングによる化学的粗面化方法、或は
これらの酸による電気化学的エッチングによる電解粗面
化方法、或はこれらを組合せて粗面化する方法が知られ
ている。
【0017】これらの中で電解粗面化方法は他の方法に
比較して電解液組成及び電解条件によって、砂目の形状
及び表面粗さを微妙に調整する事が可能であって、近年
では粗面化方法の中心となっている。例えば、ブラシグ
レイニングと電解粗面化(特開昭53-123204号公報記
載)、化学エッチングと電解粗面化(特開昭60-208294
号公報記載)、液体ホーニングと電解粗面化(特開昭60
-18390号公報記載)等の組合せが知られている。電解粗
面化方法は本発明の銀塩オフセット印刷版支持体の粗面
化方法としては好ましい方法である。電解粗面化法で
は、アルミニウム表面にピットが形成され、電解時の電
流密度、液濃度、液組成、液温度等によってピットの大
きさ、深さ、ピットの分布状態を変えることが出来る。
表面の形状は一般に粗さ計により表されるが、その大き
さは中心線平均粗さ;Raの値で0.3〜1.0μが適当
である。
【0018】一般に電解粗面化方法では、塩酸又は硝酸
を主体とする電解液を使用し、直流或は交流電流(単相
或は3相)を流して電解される。電解粗面化処理では連
続的に移動するアルミニウム板帯に大電流を供給する必
要がある為その給電法に工夫が凝らされ、直接アルミニ
ウム板に給電端子を接触する直接給電法、或いは、直接
アルミニウム板に給電端子を接触することなく、対電極
との間の電解液を介して、例えば単相交流電流の場合に
は処理槽を2つに分けて、その両方の電極の間に電源を
接続し、3相交流の場合にはその3相の各端子を3つの
槽に分けて接続し、電解液を供給して通電する、いわゆ
る間接給電法(金属表面技術 Vol.30,No.10,1979,P541
〜P546)も採用できる。
【0019】電解粗面化処理に使用する電流としては単
相或は3相の商業用交流或はこれらを含めた10〜300Hz
の範囲内の正弦波、サイリスター等により交流の波形の
一部がカットされた波形の電流、正負の電流比が等しく
ない非対称形、対称形正弦波、及び非正弦波、対称形非
正弦波などが使用出来る。
【0020】アルミニウム板に供給される電力は電解液
の組成、温度、電極間距離等により変わるが、印刷版と
して適切な砂目を得るためには、一般に、電圧では1〜
60V、処理面における電流密度では5〜60A/dm2
電気量では50〜4000クーロンの範囲で使われる。又電
解液の温度は0〜60℃、電極とアルミニウム板との距
離は1〜10cmの範囲が好ましい。
【0021】電解液としては硝酸或はその塩、塩酸或は
その塩、或はそれらの1種或は2種以上の混合物の水溶
液が使用出来る。さらに必要に応じて硫酸、燐酸、クロ
ム酸、ほう酸、有機酸、或はそれらの塩、硝酸塩、塩化
物、アンモニウム塩、アミン類、界面活性剤、その他の
腐食促進剤、腐食抑制剤、安定化剤等を加えて使用して
もよい。
【0022】電解液の濃度としては上記の酸類の濃度が
0.1〜10重量%であり、電解液中のアルミニウムイ
オンの濃度を0〜10g/リットル範囲に維持したもの
が好ましい。電解粗面化処理では電解の進行により、ア
ルミニウムがとけ込み、酸類が消費されるので、電解液
の組成が所定の設定範囲をはずれないように、電解液の
一部を廃棄しながら、酸類を補給する、電解液の液管理
のための補充装置の設置が好ましい。
【0023】次にデスマット処理を行う。上記のように
して電解粗面化処理されたアルミニウム板帯は充分に水
洗されるが、その表面には通常スマットが付着して、水
洗のみでは取れず、ピットを塞いでいる。そのスマット
を除去するため、デスマット処理が施される。デスマッ
ト処理ではスマットが溶解し、ピット面が現われる。そ
の溶解量は前記電解液による処理条件によって異なる
が、0.1〜1g/m2が適当である。
【0024】デスマット処理には、脱脂処理に使用され
る水酸化ナトリウム等アルカリ剤、或いは燐酸、硫酸、
硝酸、過塩素酸等の酸、或いはそれらの混合物が使用で
きるが、それぞれスマット除去能力に違いがあり、処理
液の種類或いはその濃度或いは処理温度によってその除
去能力を調整して使用される。デスマット処理が強すぎ
る場合には粗面化の工程で形成された凹凸を溶解して平
坦化させ、また弱すぎる場合にはスマットが残留するの
で好ましくない。残留したスマットは陽極酸化処理後も
そのまま残り、感光層塗布後にカブリとなったり、現像
銀の剥離を生じたりする恐れがある。
【0025】本発明において感光層に銀塩感光剤を使用
する場合、陽極酸化直前の処理は酸性処理液によるデス
マット処理が好ましく、現像された画像銀の接着性もよ
く、従って耐刷力の大きい印刷版をつくることができ
る。特に硝酸を含有する酸性処理液では物理現像核の形
成能力が高く、ハロゲン化銀乳剤層の塗布のみで、物理
現像核が形成され、塗布による物理現像核層を設けるこ
となく、銀塩印刷原版を作ることができる。酸性処理液
でスマットが除去し難い場合は例えばアルカリでデスマ
ット後さらに酸性処理液で処理するような2段階処理も
好ましい。このような陽極酸化の前処理としてのデスマ
ット等の化学処理の影響が陽極酸化後も残るのはスマッ
トの溶解と同時にアルミニウム表面に数nm〜数十nm
のそれぞれの処理液特有の表面変成層が形成され、陽極
酸化処理後もこの変成層が残留し、変成層を表面に乗せ
たまま酸化膜が成長するためと考えられる。陽極酸化後
のポアフィリング処理も酸化膜のポア内部での電解を利
用するので、デスマット処理等の影響は解消せず、ポア
フィリング後も残ると考えられる。
【0026】粗面化され、デスマットされたアルミニウ
ム板帯には、次に陽極酸化処理が施される。刷版用支持
体の陽極酸化処理としては通常多孔性酸化膜を形成さ
せ、表面硬度を著しく向上させるとともに保水性を確保
する。電解液としては生成酸化膜の溶解性が低い酸が好
ましく、硫酸、蓚酸、クロム酸、燐酸等或はこれらの混
合物が使用できるが、生産性を考慮すると硫酸を電解液
とするのが特に好ましい。陽極酸化に際して生成する陽
極酸化膜のマイクロポアの大きさは上記酸の種類によっ
て変化し、通常0.01〜0.1μmである。また、マ
イクロポアの密度は陽極酸化に際し印加される電圧によ
って変化し、セル部分に占めるポア部の面積比は5vo
lts以下の低電圧では0.25程度、10volts
以上の電圧では0.1程度と言われている。
【0027】陽極酸化膜は陽極にのみ生成するので、電
流は通常直流電流が使用される。陽極酸化の条件として
は、硫酸の場合、液濃度1〜40%、電流密度0.1〜
10A/dm2、電圧10〜40Vの範囲で使用され、電
流は直接給電法或いは間接給電法により供給される。陽
極酸化膜の厚みは電流密度と時間により変えられ、印刷
版の耐刷グレードによって適宜調整されるが、0.1〜
3μmで充分である。温度は陽極酸化膜の硬度に影響を
与え、低温の方が硬度は高くなるが、可撓性に劣るた
め、通常は常温付近の温度で陽極酸化される。
【0028】次に本発明ではポアフィリング処理する。
ポアフィリング処理には中性電解液例えば硼酸及び硼酸
と硼砂の混合物等を使用する。処理には陽極酸化と同様
の電解槽が使用され、電流密度0.1〜1A/dm2、電
圧は50〜300volts、処理時間は10〜120
secで充分である。ポアフィリングによる耐アルカリ
性の向上はアルカリ溶液に一定時間浸漬してその腐食程
度を比較することにより容易に評価できる。
【0029】次に本発明のポアフィリング処理した支持
体には、感光層を設けて、オフセット印刷原版とする。
感光層としては公知のジアゾ系感光剤、アジド系感光
剤、フォトポリマー系感光剤、フタロシアニン等の光導
電体を使用した電子写真感光剤等いずれも使用可能であ
るが、本発明の支持体は特にDTR方式の銀塩感光剤に
好適である。このような銀塩感光剤としては直接ハロゲ
ン化銀乳剤層を塗布しても良いし、物理現像核層及びハ
ロゲン化銀乳剤層を順次塗布してもよい。
【0030】従来、DTR法において用いられる物理現
像核としては、銀、金、白金、パラジウム、銅、カドミ
ウム、鉛、コバルト、ニッケル等の重金属またはその硫
化物、セレン化物、対応する金属イオンを還元した金属
コロイド分散物を挙げることができ、支持体にこれらの
核を塗布して物理現像核層を形成する。また、支持体に
酸性デスマット処理が施される場合には必ずしも物理現
像核の塗布は必要ではなく、ハロゲン化銀乳剤塗布時、
乳剤中に存在する銀イオンが酸化膜上の変成層に還元さ
れ、銀化合物として物理現像核の作用を発現する。本発
明ではハロゲン化銀乳剤中の銀イオン濃度は10-5〜1
-8モル/l、で十分である。
【0031】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀の
種類としては一般に用いられる塩化銀、臭化銀、ヨウ化
銀、塩臭化銀、塩ヨウ化銀、ヨウ臭化銀、塩臭ヨウ化銀
等から選択される。また乳剤のタイプとしてはネガ型、
ポジ型のいずれでもよく、また感光性ハロゲン化銀と難
溶化した非感光性ハロゲン化銀乳剤を用いた特開昭54
−48544号公報に記載の特殊なタイプであってもよ
い。これらのハロゲン化銀乳剤は必要に応じて化学増感
或はスペクトル増感することができる。また必要に応じ
て、ハレーション防止等画像シャープネス向上の目的で
オーバー層を設けてもよい。
【0032】感光性ハロゲン化銀乳剤は通常の方法によ
って製造された塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、
塩ヨウ化銀、ヨウ臭化銀、塩臭ヨウ化銀乳剤等のいずれ
でもよい。該ハロゲン化銀乳剤には貴金属増感、硫黄増
感、還元増感及びこれらを組み合わせた増感等、各種の
化学増感を施すことができ、更には必要に応じて増感色
素、例えばシアニン、メロシアニン、等の色素を用いて
分光増感する事ができる。さらに公知の方法によりカブ
リ防止剤、安定剤、界面活性剤のような添加剤を含有し
てもよい。感光性ハロゲン化銀乳剤の詳細及びその製法
については、特開昭49−55402号公報等の記載事
項が参照できる。
【0033】感光性ハロゲン化銀乳剤の保護コロイドと
して、酸処理ゼラチン、アルカリ処理ゼラチン、ゼラチ
ン誘導体、グラフト化ゼラチン等の各種ゼラチンを用い
ることができる他、ポリビニルピロリドン、各種でんぷ
ん、アルブミン、ポリビニルアルコール、アラビアゴ
ム、ヒドロキシエチルセルロース等の親水性高分子化合
物を含有することができる。
【0034】DTR方式によるアルミニウム平版印刷版
では、次に述べる手順で銀像が形成される。像様露光さ
れた感光性ハロゲン化銀乳剤層は、現像主薬及びハロゲ
ン化銀溶剤の存在下で未露光ハロゲン化銀は可溶性銀錯
体に変換され、露光ハロゲン化銀は化学現像される。未
露光部の可溶性銀錯体は物理現像核層へ拡散し、物理現
像核の存在下で銀像を形成する。本発明では変成層上に
還元された感光層中の銀イオンが物理現像核となる。銀
画像形成後、ハロゲン化銀感光層を除去し平版印刷版と
して利用される。
【0035】本発明で用いられる現像液には、アルカリ
性物質、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム、第3燐酸ナトリウム、あるいはアミン化
合物、保恒剤、例えば亜硫酸ナトリウム、粘凋剤、例え
ばカルボキシメチルセルロース、カブリ防止剤、例えば
臭化カリウム、色調剤、例えば1−フェニル−5−メル
カプトテトラゾール、現像変成剤、例えばポリオキシア
ルキレン化合物等の添加剤を含ませることができる。本
発明に用いられる現像主薬としてはポリヒドロキシベン
ゼン類、3−ピラゾリジノンが好ましく、これらの主薬
は版材構成層中に含むいわゆる主薬内蔵型の形態で用い
られてもよい。現像は通常20〜30℃の常温で行わ
れ、そのpHは12〜14である。
【0036】ハロゲン化銀感光層を除去するためのウォ
ッシュオフは温度20〜40℃程度の流水で洗い流すこ
とにより行なうことができる。また、ウォッシュオフ
後、版面保護のため必要に応じてアラビアゴム等の版面
保護剤を塗布してもよい。
【0037】
【実施例】本発明の銀塩オフセット印刷版を実施例によ
りさらに詳しく説明するが、本発明はこれによって制限
されるものではない。
【0038】実施例1〜3 幅300mm、厚み0.2mmのA1050タイプアルミニ
ウム板帯を1.3m/minの処理速度で移動させ、5
0℃、4%水酸化ナトリウム水溶液に30秒間浸漬した
後、水洗し、20℃の1.5%塩酸を満たした間接給電
方式の電解槽に浸漬し、電源より20A/dm、50
Hzの単相交流電流を60秒間流して、交流電解粗面化
し、水洗し、その後60℃、6%硝酸水溶液に30秒間
浸漬してデスマットし、水洗し、その後25℃、20%
硫酸中に60秒間通して4A/dm2の直流電流で陽極
酸化し、水洗した。次にさらに0.5M硼酸(H3
3)と0.05M硼砂(Na247)よりなる中性電
解液(pH=7.4)にて20秒間、それぞれ50、1
00、150voltsの電圧を加えて直流電流を流し
ポアフィリング処理し、その後乾燥して、実施例1、
2、3のオフセット印刷版用アルミニウム支持体を得
た。
【0039】比較例1〜3 実施例1において、陽極酸化の時間を60秒、120
秒、180秒とし、ポアフィリング処理を行わない以外
は実施例1と同様にして比較例1、2、3のアルミニウ
ム支持体を得た。
【0040】このようにして得た実施例1〜3及び比較
例1〜3のアルミニウム支持体の耐アルカリ性を評価し
た結果を、酸化膜の厚み、マイクロポア孔底のバリア層
の厚みと共に表1及び表2にまとめて示す。耐アルカリ
性は25℃の0.5モル水酸化ナトリウム水溶液に5秒
間隔でステップ状に浸漬し、局部腐食が現れた時間で評
価した。表より本発明のポアフィリング処理したアルミ
ニウム支持体では耐アルカリ性が向上していることが判
る。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】実施例4〜6および比較例4〜6 次に実施例1〜3及び比較例1〜3で得られたアルミニ
ウム支持体に、オルソ増感された塩化銀ゼラチン乳剤を
銀量が1.5g/m2、ゼラチン量が1.0g/m2にな
るように塗布し、乾燥してハロゲン化銀感光層を設け、
それぞれ実施例4〜6及び比較例4〜6の銀塩オフセッ
ト印刷原版を得た。この時ハロゲン化銀乳剤中の銀イオ
ン濃度は10-7モル/lであった。
【0044】次に上記実施例4〜6及び比較例4〜6の
印刷原版にそれぞれタングステンランプを光源とし、標
準解像力テストチャート(USAF)を密着露光し、下
記現像液(1)で25℃にて、それぞれ15、20、2
5、30、40秒間現像し、それぞれ現像後温水中で洗
浄して、残留被膜を除去し、銀塩オフセット印刷版を得
た。
【0045】 現像液(1) 亜硫酸ナトリウム 50g/l ハイドロキノン 12g/l フェニドンB 6g/l 水酸化ナトリウム 12g/l チオ硫酸ナトリウム 10g/l 臭化カリウム 1.0g/l pH13.0 フェニドンB=4−メチル−1−フェニル−3−ピラゾリドン
【0046】このようにして得られた刷版をオフセット
印刷機に同時に掛けて、耐刷性を比較したところ、比較
例4及び5は現像時間15秒まで、比較例6は現像時間
20秒までは細線の版飛びはなく正常に印刷できたが、
それ以上では細線から版飛びし、現像ラチチュードが狭
いものであった。これに対して、本発明の実施例4〜6
のポアフィリング処理した印刷版は、酸化膜の厚みが薄
いにもかかわらず、30秒以上の現像でも版飛びするこ
となく現像ラチチュードの広い印刷版であることが確認
できた。
【0047】実施例7〜9 幅300mm、厚み0.24mmのA1050タイプアルミ
ニウム板帯を1.3m/minの処理速度で移動させ、50
℃、4%苛性ソーダ水溶液に30秒間浸漬した後、水洗
し、20℃の2.0%硝酸を満たした間接給電方式の電
解槽に浸漬し、電源より40A/dm2、50Hzの単
相交流電流を45秒間各電極端子に流して、交流電解粗
面化し、さらに40℃の10%燐酸の水溶液に30秒間
浸漬してデスマットし、その後25℃、25%硫酸中に
30秒間通して5A/dm2の直流電流で陽極酸化し、
水洗し、その後乾燥して、オフセット印刷版用アルミニ
ウム支持体を得た。次にさらに0.5M硼酸(H3
3)と0.05M硼砂(Na247)よりなる中性電
解液(pH=7.4)にて20秒間、それぞれ50、1
00、150voltsの電圧を加えて直流電流を流し
ポアフィリング処理し、その後乾燥して、実施例7、
8、9のオフセット印刷版用アルミニウム支持体を得
た。実施例1と同様にして耐アルカリ性を評価した結果
を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】実施例10〜12 実施例7〜9の支持体にカレーレー法により調整した銀
コロイドを含むゼラチン(銀:ゼラチン=1:1重量
比)塗液を塗布し、さらに実施例4のハロゲン化銀乳剤
を塗布し、銀塩印刷原版を製造し、20℃の下記現像液
(2)にてそれぞれ30、40、50、60秒間現像
し、それぞれ印刷版とした。実施例4と同様にして印刷
評価したところいずれも細線が版飛びすることなく印刷
することができた。本発明のポアフィリング処理したア
ルミニウム支持体を使用することにより現像ラチチュー
ドの広い銀塩印刷版を製造できることが確認できた。
【0050】 現像液(2) 亜硫酸ナトリウム 50g/l ハイドロキノン 12g/l フェニドンB 12g/l 水酸化ナトリウム 3g/l チオ硫酸ナトリウム 10g/l 2−メチルアミノエタノール 40cc/l 臭化カリウム 0.5g/l pH12
【0051】
【発明の効果】オフセット印刷版用アルミニウム支持体
において、陽極酸化後にポアフィリング処理する事によ
り酸化膜の厚みを大幅に増やすことなく、耐アルカリ性
が改良できる。また、ポアフィリング処理したアルミニ
ウムを支持体に使用することにより強アルカリ性の現像
液を使用しても現像ラチチュードの広い、耐刷性に優れ
たDTR方式銀塩印刷原版得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極酸化後、ポアフィリング処理したこ
    とを特徴とするオフセット印刷版用アルミニウム支持
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の支持体にハロゲン化銀乳
    剤層を設けたことを特徴とする銀塩オフセット印刷原
    版。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の支持体に物理現像核層及
    びハロゲン化銀乳剤層を順次設けたことを特徴とする銀
    塩オフセット印刷原版。
JP7743897A 1997-03-28 1997-03-28 オフセット印刷版用アルミニウム支持体及び銀塩オフセット印刷原版 Pending JPH10264548A (ja)

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