JPH10249109A - エレメント交換型フィルタ - Google Patents

エレメント交換型フィルタ

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JPH10249109A
JPH10249109A JP9060261A JP6026197A JPH10249109A JP H10249109 A JPH10249109 A JP H10249109A JP 9060261 A JP9060261 A JP 9060261A JP 6026197 A JP6026197 A JP 6026197A JP H10249109 A JPH10249109 A JP H10249109A
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貞仁 福盛
Masahiro Tomita
正広 冨田
Kazuki Matsubara
一樹 松原
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/30Filter housing constructions
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/40Special measures for connecting different parts of the filter
    • B01D2201/4076Anti-rotational means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタのケーシングを螺合するときの回転
トルクを低く設定でき、その螺合状態における信頼性を
確保すること。 【解決手段】 キャップ10とケース20とは、キャッ
プ10側の螺旋突起14とケース20側の螺旋溝21と
の相対回転にて螺合される。そして、螺旋突起14の螺
旋突起壁14aと螺旋溝壁21aとが当接する回転方向
の規制位置では、アンチドレンバルブ41の補助板ばね
42に一体的に形成された凸形状部42fがキャップ1
0の凹形状部15への落込状態となる。このため、キャ
ップ10とケース20との螺合状態における信頼性が確
保される。また、両者を相対回転させ分割しようとする
ときには、戻り方向に所定以上の回転トルクを与えるこ
とで無理なく開放することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレメントを交換
可能なフィルタに関し、例えば、内燃機関を潤滑するオ
イルに混入する不純物等を濾過するエレメント交換型ス
ピンオンオイルフィルタに利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、エレメント交換型フィルタに関連
する先行技術文献としては、特開平5−261214号
公報にて開示されたものが知られている。このもので
は、ケーシングをキャップ(カバー)及びケース(基
板)にて構成し、キャップ側の外周面に雄ねじ、ケース
側の内周面に雌ねじを設け、両者がOリングを介して液
密に結合されている。このとき、キャップ側の雄ねじ基
部に設けられたフランジ部とケース側の雌ねじ先端部に
設けられた端面部とを回転軸方向に当接させ、相互間に
回転軸方向への荷重を発生させることにより弛みを防止
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のケー
シングにおいては、相互間に回転軸方向への荷重を発生
させるため、キャップ側のフランジ部とケース側の端面
部とを回転軸方向に当接させた際に過大な回転トルクを
付与する必要があった。また、このようなケーシング構
造においては、組付信頼性を確保することが難しいとい
う不具合があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、キャップ及びケースの2体か
らなるケーシングであって、両者の結合時の回転トルク
を低く設定できると共に、組付信頼性が確保できるエレ
メント交換型フィルタの提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のエレメント交
換型フィルタによれば、2つのケーシング部分からなる
ケーシングは、内部に交換自在にフィルタエレメントを
有するエレメント組立体が収容され、両ケーシング部分
には相対的な回転に伴う螺合のための一対の螺合部と、
それらの螺合状態を回転方向で規制するストッパ部と、
そのストッパ部による規制位置からの戻り方向を規制す
る戻り方向規制手段とを有しており、両ケーシング部分
は相対的な回転によって螺合され、ストッパ部によって
所定の規制位置に規制され、同時に、戻り方向規制手段
によって戻り方向が規制される。これにより、両ケーシ
ング部分は結合時の回転トルクが低く抑えられると共
に、ストッパ部による規制位置に保持させる際の組付信
頼性が確保できるという効果が得られる。
【0006】請求項2のエレメント交換型フィルタで
は、戻り方向規制手段が両ケーシング部分の戻り方向の
回転トルクが所定以上となると開放される機構であり、
このような機構によれば、両ケーシング部分の開放にか
かる回転トルクの設定が簡単であり、この設定された回
転トルクによってストッパ部による規制位置に確実に保
持されるという効果が得られる。
【0007】請求項3のエレメント交換型フィルタで
は、一対の螺合部が螺旋突起及び螺旋溝を少なくとも各
1本ずつ有しており、それらの終端にはストッパ部とし
ての当接壁面が設けられているため、両ケーシング部分
は相対回転されて当接壁面に当接することで確実にスト
ッパ部の規制位置が決まるという効果が得られる。
【0008】請求項4のエレメント交換型フィルタで
は、両ケーシング部分が相対的な1回転以下の長さに形
成された螺旋突起及び螺旋溝による一対の螺合部により
螺合されるため、両ケーシング部分の結合強度を十分強
くでき、かつ両ケーシング部分を素早く着脱できるとい
う効果が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0010】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかるエレメント交換型フィルタを適用し
たエレメント交換型スピンオンオイルフィルタの構成を
示す断面図であり、図2は図1のエレメント交換型スピ
ンオンオイルフィルタにおけるキャップとケースとの螺
合関係を解除して要部構成を示す説明図である。
【0011】図1及び図2において、100はエレメン
ト交換型スピンオンオイルフィルタ(以下、単に『オイ
ルフィルタ』と記す)であり、オイルフィルタ100は
アルミニウム製等からなる有底円筒状のキャップ10と
ケース20とで両ケーシング部分が構成され、これらキ
ャップ10とケース20との間のキャップ10側に設け
られた溝部12にはOリング13が介装され、隙間がシ
ールされている。キャップ10には、その頭頂側にレン
チ等の工具先端が挿入される工具穴11、その開口近傍
の円筒外周面に複数の螺旋突起14が設けられている。
また、ケース20には、その開口近傍の円筒内面にキャ
ップ10の螺旋突起14と螺合される複数の螺旋溝2
1、その内周にオイル入口22、その中央にオイルフィ
ルタ固定用の雌ネジ部を兼ねたオイル出口23が設けら
れている。なお、螺旋突起14及び螺旋溝21は、図2
に示すように、キャップ10及びケース20の相対的な
1/3回転の長さで各3本ずつ形成され、その終端には
ストッパ部としての螺旋突起壁14a及び螺旋溝壁21
aがそれぞれ設けられている。そして、ケース20のオ
イル入口22の外周には図示しない内燃機関のシリンダ
ブロックとのシール状態を確保するためのゴム製でリン
グ状のガスケット25が取付けられている。
【0012】このキャップ10内には、濾紙を折曲げて
形成されたフィルタエレメント31を有する円筒状のエ
レメント組立体30がオイルが通過する縦方向の隙間を
設けたプロテクタ32a,32b及び押圧ばね33にて
位置決め付勢され、ケース20との螺合状態でケース2
0のオイル出口23の内側に突出されたプロテクタ部2
3aの外周に挿嵌され押付けられている。なお、以下で
は、エレメント組立体30を『エレメントS/A(Sub-
Assembly:サブアッセンブリ)30』と記す。プロテク
タ32a,32bの内周にはエレメントS/A30が目
詰まりしたときにオイル入口22側とオイル出口23側
とをバイパスするリリーフバルブ34が圧縮ばね35に
て付勢され配設されている。
【0013】また、キャップ10と螺合されるケース2
0のオイル入口22端面でエレメントS/A30側に
は、オイル入口22を通過したオイルがエレメントS/
A30側に流入自在でエレメントS/A30側のオイル
がオイル入口22側に逆流することのないようにアンチ
ドレンバルブ41が、キャップ10の後述する戻り方向
規制手段としての係止機構を兼ねた補助板ばね42にて
付勢され配設されている。
【0014】次に、アンチドレンバルブ41の補助板ば
ね42の詳細な形状及びその係止機構について図1〜図
3を参照して説明する。なお、図3(a)は補助板ばね
42の平面図、図3(b)は図3(a)のP矢視図であ
る。
【0015】図3(a)に示すように、補助板ばね42
は1枚の板ばね部材を型抜きして形成され、その内側部
42aの内縁端面がケース20のオイル出口23内側の
外周面に位置決め固定され、その外側部42eがケース
20の内周面に設けられた溝部24に挿嵌され固定され
る。そして、内側部42aと外側部42eとはアンチド
レンバルブ41をケース20のオイル入口22側に付勢
するための中側部42cとばね部42b,42dを介し
て一体的に接続されている。
【0016】図3(b)に示すように、補助板ばね42
の外側部42eには3箇所に曲げ加工による凸形状部4
2fが形成されている。この補助板ばね42が固定され
たケース20がキャップ10と螺合され、その螺旋突起
14と螺旋溝21との終端に形成されているストッパ部
としての螺旋突起壁14aと螺旋溝壁21aとの当接状
態において、補助板ばね42の凸形状部42fに対向す
るキャップ10の円筒開口端縁には凹形状部15が形成
されている。このため、螺旋突起壁14aと螺旋溝壁2
1aとによる規制位置では、補助板ばね42の凸形状部
42fがキャップ10の凹形状部15に落込むことで、
キャップ10とケース20との螺合による規制位置から
の戻り方向が規制される。
【0017】このように、本実施例のエレメント交換型
フィルタとしてのオイルフィルタ100は、フィルタエ
レメント31を有するエレメントS/A30を交換自在
に収容するケーシングを具備し、前記ケーシングは第1
のケーシング部分としてのキャップ10と第2のケーシ
ング部分としてのケース20とからなり、前記両ケーシ
ング部分には、前記両ケーシング部分を相対的な回転に
伴い螺合する一対の螺合部としての螺旋突起14及び螺
旋溝21と、前記両ケーシング部分の螺合状態を回転方
向で規制するストッパ部としての螺旋突起壁14a及び
螺旋溝壁21aと、前記両ケーシング部分の前記ストッ
パ部による規制位置からの戻り方向を規制する戻り方向
規制手段としての補助板ばね42の凸形状部42f及び
キャップ10の凹形状部15とを有するものである。
【0018】したがって、両ケーシング部分としてのキ
ャップ10及びケース20は相対的な回転によって螺旋
突起14及び螺旋溝21を介して螺合され、ストッパ部
としての螺旋突起壁14a及び螺旋溝壁21aによって
所定の規制位置に規制され、同時に、戻り方向規制手段
としての補助板ばね42の凸形状部42f及びキャップ
10の凹形状部15によって戻り方向が規制される。こ
れにより、キャップ10及びケース20は結合時の回転
トルクが低く抑えられると共に、螺旋突起壁14a及び
螺旋溝壁21aによる規制位置に保持させる際の組付信
頼性が確保される。
【0019】また、本実施例のエレメント交換型フィル
タとしてのオイルフィルタ100は、戻り方向規制手段
としての補助板ばね42の凸形状部42f及びキャップ
10の凹形状部15の規制状態が、両ケーシング部分と
してのキャップ10及びケース20の戻り方向の回転ト
ルクが所定以上となると開放されるものである。このよ
うな機構によれば、キャップ10及びケース20は開放
にかかる回転トルクの設定が簡単であり、この設定され
た回転トルクによってストッパ部による規制位置に確実
に保持される。
【0020】そして、本実施例のエレメント交換型フィ
ルタとしてのオイルフィルタ100は、一対の螺合部と
しての螺旋突起14及び螺旋溝21を少なくとも各1本
ずつ有し、それら終端にはストッパ部としての当接壁面
となる螺旋突起壁14a及び螺旋溝壁21aが設けられ
ているものである。このため、キャップ10及びケース
20は相対回転され、それらに設けられている螺旋突起
壁14aと螺旋溝壁21aとが当接されることで確実に
ストッパ部の規制位置が決まることとなる。
【0021】更に、本実施例のエレメント交換型フィル
タとしてのオイルフィルタ100は、螺旋突起14及び
螺旋溝21が、両ケーシング部分としてのキャップ10
及びケース20の相対的な1回転以下の長さに形成され
ているものである。このため、キャップ10及びケース
20の相対的な1回転以下に形成された螺旋突起14及
び螺旋溝21による一対の螺合部により螺合されるた
め、キャップ10及びケース20を素早く着脱できる。
ここで、螺合部の長さを適宜、長く設定することで両ケ
ーシング部分の結合強度を十分強くできる。
【0022】〈実施例2〉図4は本発明の実施の形態の
第2実施例にかかるエレメント交換型フィルタを適用し
たオイルフィルタの構成を示す断面図、図5は図4の戻
り方向規制機構による規制状態を示す要部構成図であ
る。ここで、図5(a)は図4のQ矢視図、図5(b)
は図4のR矢視図である。なお、図中、上述の実施例と
同様の構成または相当部分からなるものについては同一
符号及び同一記号を付し、オイルフィルタ100との相
違点についてのみ説明する。
【0023】オイルフィルタ200は、キャップ10′
とケース20′とにより両ケーシング部分が構成されて
いる。上述の実施例では補助板ばね42が戻り方向規制
手段としてのケース20側を構成していたが、本実施例
における補助板ばね42′はアンチドレンバルブ41を
オイル入口22側に単に補助的に付勢する機能のみを有
している。このため、本実施例ではキャップ10′とケ
ース20′とがOリング13を介してシール状態とされ
た外周側に戻り方向規制手段としての戻り方向規制機構
が1箇所構成されている。この戻り方向規制機構として
は、図5(a),(b)に示すように、キャップ10′
の外周側には突起部16が形成され、その突起部16に
対向してケース20′の外周側には可動ピン43が圧縮
ばね44にて付勢され突出されている。なお、突起部1
6の回転に伴う可動ピン43との両側摺動面はテーパ面
とされている。
【0024】このため、キャップ10′の螺旋突起14
とケース20′の螺旋溝21とを利用して螺合する際、
それらの相対的な回転に伴ってキャップ10′側の突起
部16がケース20′側の可動ピン43を乗越したの
ち、上述の実施例と同様な、図示しない螺旋突起壁14
a及び螺旋溝壁21aからなるストッパ部による規制位
置にて規制される。したがって、図5(a),(b)に
て示す規制位置から、ケース20′に対してキャップ1
0′を矢印方向に回転しようとする際には、突起部16
が可動ピン43を乗越したのち、キャップ10′とケー
ス20′との分割が可能となるのである。
【0025】このように、本実施例のエレメント交換型
フィルタとしてのオイルフィルタ200は、フィルタエ
レメント31を有するエレメントS/A30を交換自在
に収容するケーシングを具備し、前記ケーシングは第1
のケーシング部分としてのキャップ10′と第2のケー
シング部分としてのケース20′とからなり、前記両ケ
ーシング部分には、前記両ケーシング部分を螺合する一
対の螺合部としての螺旋突起14及び螺旋溝21と、前
記両ケーシング部分の螺合状態を回転方向で規制するス
トッパ部としての螺旋突起壁14a及び螺旋溝壁21a
と、前記両ケーシング部分の相対的な回転に伴う前記ス
トッパ部による規制位置からの戻り方向を規制する戻り
方向規制手段としてのキャップ10′の突起部16及び
ケース20′の圧縮ばね44にて付勢された可動ピン4
3とを有するものである。
【0026】したがって、両ケーシング部分としてのキ
ャップ10′及びケース20′は相対的な回転によって
螺旋突起14及び螺旋溝21を介して螺合され、ストッ
パ部としての螺旋突起壁14a及び螺旋溝壁21aによ
って所定の規制位置に規制され、同時に、戻り方向規制
手段としてのキャップ10′の突起部16及びケース2
0′の圧縮ばね44にて付勢された可動ピン43によっ
て戻り方向が規制される。これにより、キャップ10′
及びケース20′は結合時の回転トルクが低く抑えられ
ると共に、螺旋突起壁14a及び螺旋溝壁21aによる
規制位置に保持させる際の組付信頼性が確保される。
【0027】また、本実施例のエレメント交換型フィル
タとしてのオイルフィルタ200は、戻り方向規制手段
としてのキャップ10′の突起部16及びケース20′
の圧縮ばね44にて付勢された可動ピン43との規制状
態が、両ケーシング部分としてのキャップ10′及びケ
ース20′の戻り方向の回転トルクが所定以上となると
開放されるものである。このような機構によれば、キャ
ップ10′及びケース20′は開放にかかる回転トルク
の設定が簡単であり、この設定された回転トルクによっ
てストッパ部による規制位置に確実に保持される。
【0028】そして、本実施例のエレメント交換型フィ
ルタとしてのオイルフィルタ200は、一対の螺合部と
しての螺旋突起14及び螺旋溝21を少なくとも各1本
ずつ有し、それら終端には前記ストッパ部としての当接
壁面としての螺旋突起壁14a及び螺旋溝壁21aが設
けられているものである。このため、キャップ10′及
びケース20′は相対回転され、それらに設けられてい
る螺旋突起壁14aと螺旋溝壁21aとが当接されるこ
とで確実にストッパ部の規制位置が決まることとなる。
【0029】更に、本実施例のエレメント交換型フィル
タとしてのオイルフィルタ200は、螺旋突起14及び
螺旋溝21が、両ケーシング部分としてのキャップ1
0′及びケース20′の相対的な1回転以下の長さに形
成されているものである。このため、キャップ10′及
びケース20′の相対的な1回転以下に形成された螺旋
突起14及び螺旋溝21による一対の螺合部により螺合
されるため、キャップ10′及びケース20′を素早く
着脱できる。ここで、螺合部の長さを適宜、長く設定す
ることで両ケーシング部分の結合強度を十分強くでき
る。
【0030】ところで、上記実施例では、戻り方向規制
手段として補助板ばね42や圧縮ばね44を介した可動
ピン43を用いてケーシングの着脱回転軸に平行な方向
(スラスト方向)の力を発生させ戻り方向の規制をして
いるが、本発明を実施する場合には、これに限定される
ものではなく、ケーシングの着脱回転軸に垂直な方向
(ラジアル方向)の力が発生されるような機構を用いて
戻り方向の規制をしてもよい。
【0031】また、上記実施例では、ケーシングの材質
をアルミニウム製としたが樹脂製等としてもよい。更
に、上記実施例では、オイルフィルタに適用した場合に
ついて述べたが、本発明を実施する場合には、これに限
定されるものではなく、エレメント交換型燃料フィルタ
に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かるエレメント交換型フィルタを適用したオイルフィル
タの構成を示す断面図である。
【図2】 図2は図1のオイルフィルタにおけるキャッ
プとケースとの螺合関係を解除して要部構成を示す説明
図である。
【図3】 図3は図1及び図2の補助板ばねを示す詳細
図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かるエレメント交換型フィルタを適用したオイルフィル
タの構成を示す断面図である。
【図5】 図5は図4の戻り方向規制機構を示す要部構
成図である。
【符号の説明】
10 キャップ(ケーシング部分) 14 螺旋突起(螺合部) 14a 螺旋突起壁(ストッパ部) 15 凹形状部(戻り方向規制手段) 20 ケース(ケーシング部分) 21 螺旋溝(螺合部) 21a 螺旋溝壁(ストッパ部) 30 エレメントS/A(エレメント組立体) 31 フィルタエレメント 42 補助板ばね(戻り方向規制手段) 100 オイルフィルタ(エレメント交換型フィル
タ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタエレメントを有するエレメント
    組立体を交換自在に収容するケーシングを具備し、 前記ケーシングは第1のケーシング部分と第2のケーシ
    ング部分とからなり、両ケーシング部分には、前記両ケ
    ーシング部分を相対的な回転に伴い螺合する一対の螺合
    部と、前記両ケーシング部分の螺合状態を回転方向で規
    制するストッパ部と、前記両ケーシング部分の前記スト
    ッパ部による規制位置からの戻り方向を規制する戻り方
    向規制手段とを有することを特徴とするエレメント交換
    型フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記戻り方向規制手段は、前記両ケーシ
    ング部分の戻り方向の回転トルクが所定以上となると開
    放される機構であることを特徴とする請求項1に記載の
    エレメント交換型フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記一対の螺合部は、螺旋突起及び螺旋
    溝を少なくとも各1本ずつ有し、それら終端には前記ス
    トッパ部としての当接壁面が設けられていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のエレメント交換
    型フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記螺旋突起及び前記螺旋溝は、前記両
    ケーシング部分の相対的な1回転以下の長さに形成され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のエレメント交
    換型フィルタ。
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