JP2817133B2 - フィルタ - Google Patents

フィルタ

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JP2817133B2
JP2817133B2 JP5269857A JP26985793A JP2817133B2 JP 2817133 B2 JP2817133 B2 JP 2817133B2 JP 5269857 A JP5269857 A JP 5269857A JP 26985793 A JP26985793 A JP 26985793A JP 2817133 B2 JP2817133 B2 JP 2817133B2
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恵一 寺田
裕章 山下
博 森川
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D27/00Cartridge filters of the throw-away type
    • B01D27/04Cartridge filters of the throw-away type with cartridges made of a piece of unitary material, e.g. filter paper
    • B01D27/06Cartridge filters of the throw-away type with cartridges made of a piece of unitary material, e.g. filter paper with corrugated, folded or wound material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D27/00Cartridge filters of the throw-away type
    • B01D27/08Construction of the casing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/40Special measures for connecting different parts of the filter
    • B01D2201/4046Means for avoiding false mounting of different parts

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタに関し、特
に、取り替え式のフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルタとして、実公平
3−46812号公報に示すオイルストレーナが知られ
ている。図7において、カップ状のケース1の外周であ
って開口端に近い部位には径方向に外周を拡径するフラ
ンジ2が形成されており、一方、ケース1の開口を覆蓋
する蓋部材3には内径が上記ケース1の開口端を挿入可
能な径であるとともに外周には雄ネジを形成した筒状の
ネジ部4が形成されている。リング状の締結具5は断面
L字形としてあり、内周面に上記ネジ部4の雄ネジが螺
合可能な雌ネジを形成した筒部6と、この筒部6の端部
を中心側に屈曲して内径を小径とさせた押さえ部7とを
備えている。ここにおいて、筒部6の内径はケース1の
フランジ2の外形よりも大きく、押さえ部7の内径はフ
ランジ2の外形よりも小さくてケース1の外形よりも大
きくしてある。なお、ケース1内には濾材8が収容され
ている。
【0003】ケース1と蓋部材3とを固定する場合、ケ
ース1におけるフランジ2の開口側面にオーリング9を
配設し、同ケース1の開口端を蓋部材3におけるネジ部
4の開口内に挿入する。このとき、オーリング9はフラ
ンジ2とネジ部4の端面との間に挟まれた状態となる。
次に、締結具5を押さえ部7の反対の側からケース1に
被せていく。ケース1は筒部6と押さえ部7を貫通し、
筒部6の内周に形成した雌ネジとネジ部4の外周に形成
した雄ネジとを螺合させる。ネジを締めていくと押さえ
部7がフランジ2に当接し、蓋部材3と一体となってケ
ース1を蓋部材3の側に引き込んで固定する。
【0004】一方、ケース1を外したいときには締結具
5を逆に回転させて蓋部材3との螺合を解除させ、締結
具5とケース1とを取り外す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフィル
タにおいては、組み付けるときにケース1を支持して締
結具5を回転させたとすると、締結具5とともに蓋部材
3が回転してしまい、きつく締めることができないこと
があるという課題があった。特に、自動車用のオイルフ
ィルタのように、蓋部材3が板状となって中心に雌ネジ
孔が形成されており、当該雌ネジ孔に対してエンジンか
ら突出している雄ネジ部材を螺合せしめようとするとき
には、ケース1を支持して回しても蓋部材3が滑ってし
まい、うまく固定できなくなる。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、ケースと蓋部材とを脱着自在としつつ、ケース
と蓋部材とを空回りさせないようにすることが可能なフ
ィルタの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、胴部の先端における開口
端を当該胴部よりも拡径した大径部を有する有底筒状の
ケース部材と、このケース部材内に収容される濾材と、
上記胴部の開口端を覆蓋しつつ上記ケース部材の内外を
連通する連通孔を備えるとともに外周側面に雄ネジ部を
備えた蓋部材と、内周面にこの蓋部材の雄ネジ部と螺合
可能な雌ネジ部を有して上記ケース部材の大径部よりも
小径の狭径部を有するリング状の締結具とを備えたフィ
ルタにおいて、上記ケース部材の大径部に、開口方向に
向かって突出する凸部を形成するとともに、上記蓋部材
に、この凸部が進入して係合可能な貫通孔部を形成した
構成としてある。
【0008】また、請求項2にかかる発明は、胴部の先
端における開口端を当該胴部よりも拡径した大径部を有
する有底筒状のケース部材と、このケース部材内に収容
される濾材と、上記胴部の開口端を覆蓋しつつ上記ケー
ス部材の内外を連通する連通孔を備えるとともに外周側
面に雄ネジ部を備えた蓋部材と、内周面にこの蓋部材の
雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部を有して上記ケース部材
の大径部よりも小径の狭径部を有するリング状の締結具
とを備えたフィルタにおいて、上記ケース部材の大径部
に、開口方向に向かって突出する凸部を形成するととも
に、上記蓋部材には、上記雄ネジ部を切り欠いてこの凸
部が進入して係合可能な切り欠き部を形成した構成とし
てある。
【0009】さらに、請求項3にかかる発明は、胴部の
先端における開口端を当該胴部よりも拡径した大径部を
有する有底筒状のケース部材と、このケース部材内に収
容される濾材と、上記胴部の開口端を覆蓋しつつ上記ケ
ース部材の内外を連通する連通孔を備えるとともに外周
側面に雄ネジ部を備えた蓋部材と、内周面にこの蓋部材
の雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部を有して上記ケース部
材の大径部よりも小径の狭径部を有するリング状の締結
具とを備えたフィルタにおいて、上記ケース部材の大径
部に、開口方向に向かって突出する凸部を形成するとと
もに、上記蓋部材には、この凸部が進入して係合可能な
凹部を形成し、かつ、上記ケース部材における胴部の内
周面に設けられて上記大径部に沿って開口方向に延設さ
れ、同大径部との間にシール部材を収容する円環状の溝
部を形成するとともに、開口端の端部における上記凸部
と対向する部分には切り欠きを形成した仕切り部材を備
えた構成としてある。
【0010】そして、請求項4にかかる発明は、胴部の
先端における開口端を当該胴部よりも拡径した大径部を
有する有底筒状のケース部材と、このケース部材内に収
容される濾材と、上記胴部の開口端を覆蓋しつつ上記ケ
ース部材の内外を連通する連通孔を備えるとともに外周
側面に雄ネジ部を備えた蓋部材と、内周面にこの蓋部材
の雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ部を有して上記ケース部
材の大径部よりも小径の狭径部を有するリング状の締結
具とを備えたフィルタにおいて、上記ケース部材の大径
部に、開口方向に向かって突出する凸部を形成するとと
もに、上記蓋部材には、この凸部が進入して係合可能な
凹部を形成し、かつ、上記締結具の雌ネジ部における上
記狭径部と反対側の先端に上記蓋部材の雄ネジ部を誘導
可能な誘導延出部を設けた構成としてある。
【0011】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、濾材をケース部材内部に収容し、ケース部材
の開口を蓋部材にて覆蓋させる。このとき、蓋部材の貫
通孔部にケース部材の凸部が進入して係合するので、両
者は自由に回転できなくなる。また、貫通孔としている
ので反対の側から貫通孔部と凸部との係合状態を確認で
きる。次に、締結具における雌ネジの側からケース部材
を挿入すると、雌ネジの端部が蓋部材の外周に形成した
雄ネジの端部と当接し、両者を螺合せしめていくと蓋部
材と締結具との距離が近づいていくことになる。このと
き、締結具の狭径部も大径部に近づいて当接するので、
締結具は蓋部材をケース部材の開口端に押さえ付けて固
定することになる。
【0012】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、蓋部材の外周を切り欠いて形成し
た切り欠き部にケース部材の凸部が進入して係合し、同
様にして締結具と蓋部材とを螺合させてケース部材の開
口に蓋部材を固定する。さらに、上記のように構成した
請求項3にかかる発明においては、胴部の内周面から開
口方向に延設された仕切り部材により、大径部との間に
円環状の溝が形成されている。この溝にシール部材を収
容することにより、蓋部材がケース部材の開口端を覆蓋
するにあたって接触部分を気密的に保持する。ところ
で、大径部の周壁の一部は開口方向に向かって突出して
凸部となっており、リング状のシール部材を溝に押し込
むときに平坦な部分と比べて邪魔になりやすい。しかる
に、仕切り部材における開口端の上記凸部と対向する部
分には切り欠きを形成してあるので、大径部の内周面側
が開放されている。従って、こちらの面から溝内に押し
込みやすくなる。
【0013】そして、上記のように構成した請求項4に
かかる発明においては、最初に締結具にケース部材を挿
入していくときに蓋部材はは当該締結具に形成した誘導
延出部にて誘導されて雌ネジ部に導入される。この状態
で、締結具は蓋部材に被さったまま軸心を一致させて自
由に回転でき、一回転する前に雄ネジと雌ネジとが螺合
を開始する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、蓋部材と
ケース部材とを取り外し可能としつつ、蓋部材とケース
部材とが自由回転できないようにしたので、脱着時に空
回りせず、作業性を向上させることが可能なフィルタを
提供することができる。特に、凸部が係合する相手が貫
通孔となっているので当該凸部との係合状態を確認して
から作業でき、誤って係合してないまま作業して空回り
してしまうことを防止できる。
【0015】また、請求項2にかかる発明によれば、ケ
ース部材の凸部は蓋部材の外周に形成した切り欠き部と
係合するため、蓋部材の外形をできるかぎり小さくする
ことができる。また、切り欠きに凸部を進入させた状態
を外部から視認でき、誤って係合してないまま作業して
空回りしてしまうことを防止できる。さらに、請求項3
にかかる発明によれば、シール部材を収容する際に凸部
が邪魔にならないようにしたので、シール部材の取付お
よび交換を容易に行なうことができる。そして、請求項
4にかかる発明によれば、最初に締結具の誘導延出部内
に蓋部材を挿入してから螺合するようにしているため、
いきなり螺合させる場合に比べて螺合を開始しやすくで
きるし、これによって凸部の変形を未然に防ぐこともで
きる。また、誘導延出部の分だけ締結具の重心を取付部
材側に移動できるので、自動車のエンジンなどに使用し
た場合には振動低減にも有効となる。
【0016】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかるフィルタを
適用した自動車の交換型オイルフィルタの断面図であ
る。同図において、有底のカップ状のケーシング10内
には板バネからなるスプリング20とカートリッジ型の
フィルタ濾材30とを収容しており、ケーシング10の
開口端をセットプレート40にて覆蓋し、リング状の締
結具50にて同セットプレート40をケーシング10の
開口に固定している。円筒状のケーシング10における
開口端は胴部11よりも僅かに拡径した大径部12を形
成してあり、周壁の断面はクランク状となっている。同
大径部12の端部には図3及び図4に示すように均等な
間隔を空けて三箇所に開口方向に向けて突出する係合突
起13を形成している。ケーシング10の内周面におけ
る大径部12と胴部11との境目付近には帯板を円環状
とした仕切り部材14を熔接固定している。この仕切り
部材14は境目付近から開口端に向けて配設され、開口
端側の端部には均等な間隔を隔てて六ヶ所に凸部14a
と切り欠き14bとを形成している。そして、凸部14
aの端面が大径部12の端面と一致するようにしてい
る。
【0017】スプリング20は、図2に示すように、基
部21から放射方向に均等間隔に延設された三本の周壁
当接アーム22と、この周壁当接アーム22の間で放射
方向に延設された三本の濾材支持アーム23とを備えて
いる。周壁当接アーム22は、図1に示すように、外周
側の端部22aを110度ぐらい湾曲させてあり、ケー
シング10に挿入したときに同端部22aがケーシング
10の内周を押し広げるような角度としている。濾材支
持アーム23は基部21から周壁当接アーム22の湾曲
方向と同方向に斜めに屈曲されており、その長さはケー
シング10の内径よりも小さくしている。
【0018】フィルタ濾材30は濾紙をヒダ状に折り曲
げて全体を円筒状とし、リング状の両端面を覆蓋すると
ともに、一方の開口にはリリーフバルブ31を備えて閉
口している。また、開口している側には当該開口周縁か
ら外側に向けてリング状のシール部材32が保持されて
いる。円板状のセットプレート40は、大径部12より
もわずかに大径としてあり、その周壁にはケーシング1
0の係合突起13が入り込むことが可能な切り欠き(孔
部、切り欠き部)41を三箇所に形成している。なお、
本実施例においては外周を切り欠いているが、図6に示
すように、セットプレート40を大きめにして係合孔4
5を形成することもできる。このようにすると、係合突
起13の挿入状態を視認しやすくなる。一方、切り欠い
た場合にはセットプレート40を小径として全体をコン
パクトにできる。セットプレート40の中心部はケーシ
ング10の内面側に向かって隆起しており、中心にはフ
ィルタ濾材30における一端の開口に挿入可能で内周壁
を雌ネジとした流出口42を形成し、当該流出口42の
周囲には複数の流入口43を形成している。なお、セッ
トプレート40の外側面には取付面との間に保持される
シール部材44が保持されている。
【0019】リング状の締結具50は、円筒の一端を中
心側に湾曲せしめたような断面L型となっており、円筒
部分はケーシング10の大径部12が貫通可能であり、
中心側に湾曲せしめた狭径部51については胴部11は
貫通可能であるが大径部12は貫通できないようになっ
ている。また、円筒部分の内周面には奥側に雌ネジ52
を形成しており、開口端から雌ネジ52部分までが誘導
部53となっている。次に、上記構成からなる本実施例
の組付方法を説明する。まず、ケーシング10の内周に
仕切り部材14を熔接固定する。このとき、仕切り部材
14の端部に形成した切り欠き14bがケーシング10
の係合突起13と重なり合うようにする。なお、本実施
例においては、係合突起13の数よりも切り欠き14b
の数の方が多くしてあり、位置合わせが容易となってい
る。仕切り部材14を固定することにより大径部12と
仕切り部材14における凸部14aとの間に円環状の溝
が形成されるため、ここにオーリング60を収容する。
係合突起13のない部分においてはオーリング60を開
口方向側から押し込めばよいが、係合突起13のある部
分についてはこの方向から押し込めない。しかし、係合
突起13のある部分は仕切り部材14における切り欠き
14bが対面しており、内周側が開放されているので、
この開放されている側から溝内に押し込みやすくなって
いる。
【0020】オーリング60を収容したら、ケーシング
10の開口から板バネのスプリング20を挿入する。周
壁当接アーム22の端部22aは110度ぐらいの角度
となっているため、当該周壁当接アーム22を内側に湾
曲させながらスプリング20をケーシング10の奥まで
押し込む。かかる状態で、端部22aはケーシング10
の内周面に押しつけられており、スプリング20は脱落
しない。ケーシング10の内径よりも小さな濾材支持ア
ーム23はケーシング10の開口側に向けて斜めに屈曲
されており、ケーシング10内にリリーフバルブの側か
らフィルタ濾材30を収容すると、当該フィルタ濾材3
0における一方の端面が同濾材支持アーム23の先端に
当接する。バネ性の濾材支持アーム23はケーシング1
0の奥側に向かって撓むことができるため、フィルタ濾
材30は濾材支持アーム23によって弾性的に支持され
ることになる。
【0021】次に、セットプレート40でケーシング1
0の開口を覆蓋する。このとき、セットプレート40の
外周に形成した切り欠き41とケーシング10の係合突
起13とを位置合わせし、切り欠き41内に係合突起1
3が入り込むようにする。このとき、フィルタ濾材30
におけるケーシング10の開口端側はリング状となって
端面は閉塞しているものの中心が開口しており、この開
口にセットプレート40の中心で隆起している部分が挿
入される。セットプレート40を取り付けるときには、
スプリング20の濾材支持アーム23を撓ませてフィル
タ濾材30をケーシング10の内側に押し込むことにな
り、同フィルタ濾材30のシール部材32が流出口42
の周縁に当接してシールする。この結果、ケーシング1
0とセットプレート40とに囲まれた空間を、流出口4
2を介して外部に連通するフィルタ濾材30の内側と、
流入口43を介して外部に連通するフィルタ濾材30の
外側とに隔離する。すなわち、ケーシング10内では流
出口42と流入口43との間にフィルタ濾材30の濾紙
が配設されたことになる。
【0022】また、セットプレート40でケーシング1
0の開口を覆蓋すると、大径部12に収容されているオ
ーリング60に当接して変形させるため、当該部分にお
いてもシールする。次に、ケーシング10を、その胴部
11の側からリング状の締結具50における狭径部51
と反対の側に挿入する。締結具50における狭径部51
と反対の側の端部がケーシング10の大径部12を越え
てセットプレート40の周縁の部分に重なり合うまで挿
入していくと、同セットプレート40は当該締結具50
の内周面における誘導延出部53内に入り込む。同誘導
延出部53は雌ネジ52の前にあり、セットプレート4
0は自由に回転できる状態で締結具50内に入り込む。
この状態で締結具50を回転させると、セットプレート
40の周囲に形成した雄ネジと締結具50の内周面に形
成した雌ネジ52とが螺合する。本来であると、セット
プレート40の径が大きいので、締結具50の雌ネジ5
2と螺合させにくいが、誘導延出部53に入ってセット
プレート40と締結具50との軸心合わせだけを行なえ
るので、螺合しやすくなる。
【0023】両ネジが螺合するとセットプレート40は
締結具50における狭径部51の側に引き込まれる。セ
ットプレート40と締結具50における狭径部51との
間にはケーシング10の大径部12が狭まれているが、
同大径部12は狭径部51を貫通できないので、セット
プレート40は締結具50によって大径部12の開口側
に押さえ付けられて保持されることになる。なお、ケー
シング10とセットプレート40と締結具50との組付
状態を図5の分解斜視図により示している。すなわち、
セットプレート40は切り欠き41と係合突起13との
嵌合によってケーシング10に対して回転不能となり、
さらに、締結具50との螺合によって開口方向側への移
動も不能となっている。自動車のエンジンに取り付ける
場合、取付面からは筒状の雄ネジが突出しており、セッ
トプレート40における流出口42の内周壁に形成した
雌ネジを螺合させる。このとき、ケーシング10を回転
させればセットプレート40が空回りすることなく回転
し、上記雄ネジに対して脱着できる。また、取り外した
後、締結具50を回転させればセットプレート40をケ
ーシング10から取り外すことができ、フィルタ濾材3
0だけをを交換してケーシング10などについては再使
用することもできる。
【0024】このように、カップ状としたケーシング1
0の開口端をフランジ状に拡径して胴部11よりも径の
大きな大径部12を形成し、大径部12の壁材の三箇所
を開口方向に延設することによって開口側に向けて突出
する係合突起13を形成し、円板状のセットプレート4
0の外周には係合突起13に位置をあわせて三箇所を切
り欠いて切り欠き41を形成し、セットプレート40で
ケーシング10を覆蓋した後、セットプレート40の外
周に形成した雄ネジと螺合する雌ネジを内周壁に有する
とともに胴部11は挿入できるが大径部12は貫通でき
ない狭径部51を有するリング状の締結具50を装着す
ることにより、大径部12の裏側で締結具50を係止し
てセットプレート40をケーシング10の側に引き寄せ
て固定している。このため、セットプレート40とケー
シング10とは空回りせず、かつ、必要に応じて脱着で
きる。
【0025】なお、上述した実施例においては、本発明
をオイルの濾過に使用しているが、他の流動物の濾過に
使用することもできる。また、狭径部51については、
締結具50の一部が五徳のように内周側に突出するよう
に構成することもできる。さらに、セットプレート40
の径を大きくして係合孔45を形成する場合、貫通孔と
しないで係合突起13が進入して係合可能な凹部とする
こともできる。また、本実施例においては、ケーシング
10の周壁をクランク状に屈曲させて大径部12を形成
しているが、単に外方に屈曲させたフランジ状として構
成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるフィルタを適用した
自動車用の交換型オイルフィルタの断面図である。
【図2】スプリングの上面図である。
【図3】ケーシングの開口端の斜視図である。
【図4】ケーシングの開口端の断面図である。
【図5】交換型オイルフィルタの分解斜視図である。
【図6】他の実施例にかかる交換型オイルフィルタのセ
ットプレートの斜視図である。
【図7】従来の交換型オイルフィルタの断面図である。
【符号の説明】
10…ケーシング 11…胴部 12…大径部 13…係合突起 14…仕切り部材 14b…切り欠き 30…フィルタ濾材 40…セットプレート 41…切り欠き 45…係合孔 50…締結具 51…狭径部 52…雌ネジ 53…誘導延出部 60…オーリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 浩光 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 寺田 恵一 静岡県浜北市中瀬7800番地 東洋▲ろ▼ 機製造株式会社内 (72)発明者 山下 裕章 静岡県浜北市中瀬7800番地 東洋▲ろ▼ 機製造株式会社内 (72)発明者 森川 博 静岡県浜北市中瀬7800番地 東洋▲ろ▼ 機製造株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−53210(JP,A) 実開 昭63−115410(JP,U) 実開 昭63−107703(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 27/08 B01D 35/02 F01M 11/03 F02M 37/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部の先端における開口端を当該胴部よ
    りも拡径した大径部を有する有底筒状のケース部材と、
    このケース部材内に収容される濾材と、上記胴部の開口
    端を覆蓋しつつ上記ケース部材の内外を連通する連通孔
    を備えるとともに外周側面に雄ネジ部を備えた蓋部材
    と、内周面にこの蓋部材の雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ
    部を有して上記ケース部材の大径部よりも小径の狭径部
    を有するリング状の締結具とを備えたフィルタにおい
    て、 上記ケース部材の大径部に、開口方向に向かって突出す
    る凸部を形成するとともに、上記蓋部材に、この凸部が
    進入して係合可能な貫通孔部を形成したことを特徴とす
    るフィルタ。
  2. 【請求項2】 胴部の先端における開口端を当該胴部よ
    りも拡径した大径部を有する有底筒状のケース部材と、
    このケース部材内に収容される濾材と、上記胴部の開口
    端を覆蓋しつつ上記ケース部材の内外を連通する連通孔
    を備えるとともに外周側面に雄ネジ部を備えた蓋部材
    と、内周面にこの蓋部材の雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ
    部を有して上記ケース部材の大径部よりも小径の狭径部
    を有するリング状の締結具とを備えたフィルタにおい
    て、 上記ケース部材の大径部に、開口方向に向かって突出す
    る凸部を形成するとともに、上記蓋部材には、上記雄ネ
    ジ部を切り欠いてこの凸部が進入して係合可能な切り欠
    き部を形成したことを特徴とするフィルタ。
  3. 【請求項3】 胴部の先端における開口端を当該胴部よ
    りも拡径した大径部を有する有底筒状のケース部材と、
    このケース部材内に収容される濾材と、上記胴部の開口
    端を覆蓋しつつ上記ケース部材の内外を連通する連通孔
    を備えるとともに外周側面に雄ネジ部を備えた蓋部材
    と、内周面にこの蓋部材の雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ
    部を有して上記ケース部材の大径部よりも小径の狭径部
    を有するリング状の締結具とを備えたフィルタにおい
    て、 上記ケース部材の大径部に、開口方向に向かって突出す
    る凸部を形成するとともに、上記蓋部材には、この凸部
    が進入して係合可能な凹部を形成し、かつ、上記ケース
    部材における胴部の内周面に設けられて上記大径部に沿
    って開口方向に延設され、同大径部との間にシール部材
    を収容する円環状の溝部を形成するとともに、開口端の
    端部における上記凸部と対向する部分には切り欠きを形
    成した仕切り部材を備えた構成としたことを特徴とする
    フィルタ。
  4. 【請求項4】 胴部の先端における開口端を当該胴部よ
    りも拡径した大径部を有する有底筒状のケース部材と、
    このケース部材内に収容される濾材と、上記胴部の開口
    端を覆蓋しつつ上記ケース部材の内外を連通する連通孔
    を備えるとともに外周側面に雄ネジ部を備えた蓋部材
    と、内周面にこの蓋部材の雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ
    部を有して上記ケース部材の大径部よりも小径の狭径部
    を有するリング状の締結具とを備えたフィルタにおい
    て、 上記ケース部材の大径部に、開口方向に向かって突出す
    る凸部を形成するとともに、上記蓋部材には、この凸部
    が進入して係合可能な凹部を形成し、かつ、上記締結具
    の雌ネジ部における上記狭径部と反対側の先端に上記蓋
    部材の雄ネジ部を誘導可能な誘導延出部を設けたことを
    特徴とするフィルタ。
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