JPH10128014A - エレメント交換型フィルタ及びそのケーシング - Google Patents

エレメント交換型フィルタ及びそのケーシング

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JPH10128014A
JPH10128014A JP8286928A JP28692896A JPH10128014A JP H10128014 A JPH10128014 A JP H10128014A JP 8286928 A JP8286928 A JP 8286928A JP 28692896 A JP28692896 A JP 28692896A JP H10128014 A JPH10128014 A JP H10128014A
Authority
JP
Japan
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casing
cap
case
exchange type
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP8286928A
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English (en)
Inventor
Kazuki Matsubara
一樹 松原
Masahiro Tomita
正広 冨田
Sadahito Fukumori
貞仁 福盛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Priority to DE69624086T priority patent/DE69624086T2/de
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Publication of JPH10128014A publication Critical patent/JPH10128014A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/30Filter housing constructions
    • B01D2201/301Details of removable closures, lids, caps, filter heads
    • B01D2201/304Seals or gaskets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/40Special measures for connecting different parts of the filter
    • B01D2201/4015Bayonet connecting means

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタのケーシングの組付における結合関
係が確実で信頼性の高いシール状態を得ること。 【解決手段】 キャップ110側に設けられた溝部11
2のうちの第1の縦溝壁112aにケース130の突起
部131が挿入されたのち、回転方向の変位に伴い突起
部131が第1の斜行溝壁112bの当接面を移動され
ることで、キャップ110とケース130とが軸方向に
嵌入または離脱される。このキャップ110とケース1
30との回転により発生する軸方向の変位に連れてOリ
ング115がそれらの間の所定のシール位置に介装され
る。これにより、キャップ110とケース130とがO
リング115を介して確実に結合され、このとき、Oリ
ング115に無理な力が加わることがないため信頼性の
高いシール状態を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレメントを交換
可能なフィルタに関し、例えば、内燃機関を潤滑するオ
イルに混入する不純物等を濾過するエレメント交換型ス
ピンオンオイルフィルタに利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、エレメント交換型フィルタとして
は、実開平6−85007号公報にて開示されたものが
知られている。このものには、フィルタのケーシングを
2分割状態のフィルタ構造とするものにおいて、一方側
の突起部(係合突起)を他方側の溝部(係合溝)に挿入
し、回動することで両者を結合させ組付状態とする技術
が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のフィ
ルタ構造では、溝形状が挿入方向である軸方向と同じ縦
溝とその軸方向に直角な回転方向の横溝とからなる。そ
して、その分割される部分にシール部材としてのOリン
グを配しており、分割または結合するときにOリングに
無理な力がかかり、Oリングが挿入され難くかつ捩じれ
易くシール性を損なうという不具合があった。また、操
作性もよくないという不具合があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、フィルタのケーシングの組付
が容易かつその結合関係が確実で信頼性の高いシール状
態を得ることができるエレメント交換型フィルタの提供
を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のエレメント交
換型フィルタのケーシングによれば、2つのケーシング
部分には一対の拘束手段と一対の案内手段とが形成さ
れ、その案内手段は斜行案内部を有しており、両ケーシ
ング部分は相対的な回転によって徐々に軸方向に移動さ
れ両ケーシング部分が互いに嵌入/離脱される。これに
より、両ケーシング部分を案内手段としての斜行案内部
を用い徐々に軸方向に移動させ拘束手段としての所定の
拘束位置に位置させることができるため、両ケーシング
部分の組付けを作業性よく行うことができる。
【0006】請求項2のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、両ケーシング部分の間に互いに軸方向に
離脱する方向となるように付勢部材が介装されている。
これにより、両ケーシング部分の嵌入/離脱に際し、案
内手段としての斜行案内部に沿って拘束手段としての所
定の拘束位置に確実に位置させることができるため、両
ケーシングの組付けが作業性よく行われると共に、組付
けの信頼性を向上することができる。
【0007】請求項3のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、両ケーシング部分の間にシール部材が介
装されている。これにより、両ケーシング間がシール部
材を介して確実にシールされる。
【0008】請求項4のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、一対の案内手段が突起部と斜行案内壁を
有しており、この斜行案内壁に一方のケーシング部分に
設けられた突起部が当接され案内される。このため、斜
行案内部としての斜行案内壁によって突起部の案内をス
ムーズに行うことができる。
【0009】請求項5のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、一対の拘束手段及び一対の案内手段が突
起部と溝部とで構成されており、入口部、案内手段であ
る斜行案内壁を有する斜行溝、拘束手段である保持部に
て形成された溝部によって突起部が受入れられ、案内さ
れ、所定の拘束位置に位置される。このように、溝部が
一連に形成されていることで、溝部に対する突起部の嵌
入/離脱がスムーズであり、両ケーシングの組付けを作
業性よく行うことができる。
【0010】請求項6のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、斜行案内壁がケーシング部分の開口部側
と逆方向に面している。これにより、開口部面に対する
斜行案内壁に突起部を沿わせることで斜行案内壁の軸方
向の変位形状を利用して両ケーシング部分を互いに軸方
向に嵌入/離脱させることができる。
【0011】請求項7のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、斜行案内壁がケーシング部分の入口部か
ら軸方向奥側に向けて延びて形成されている。このた
め、斜行案内壁に突起部を沿わせ移動させることで一方
のケーシング部分に対して他方のケーシング部分を軸方
向奥側に向けて嵌入させ、逆に、軸方向奥側から軸方向
手前側に向けて離脱させることができる。
【0012】請求項8のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、一方のケーシング部分にシール部材とし
てのOリングを保持する装着部、他方のケーシング部分
にそのOリングと圧接するシール面及びそのシール面よ
り開口部側に位置してテーパ面が形成されている。この
ため、両ケーシング部分を嵌入する際、Oリングをテー
パ面からシール面へと徐々に圧接することができる。
【0013】請求項9のエレメント交換型フィルタのケ
ーシングでは、このシール面とテーパ面との境界部分が
斜行案内部による案内範囲内に位置されている。このた
め、両ケーシング部分を嵌入する際、Oリングをテーパ
面からシール面へと徐々に圧接すると共に、その境界部
分が斜行案内部による案内範囲内に位置されているた
め、両ケーシングをOリングが介在しても極めてスムー
ズに嵌入することができる。
【0014】請求項10のエレメント交換型フィルタの
ケーシングでは、保持部に形成された規制壁面により突
起部が結合解除方向側となる回転方向への移動を規制さ
れている。これにより、両ケーシング部分が結合され保
持部に突起部が位置されたのちでは、互いの不用意な外
れを防止することができる。
【0015】請求項11のエレメント交換型フィルタに
よれば、2つのケーシング部分からなるケーシングは分
割自在に構成され、内部には交換自在にフィルタエレメ
ントを有するエレメント組立体が収容され、その間には
シール部材が介装されており、両ケーシング部分には一
対の拘束手段と一対の案内手段とが形成され、その案内
手段は斜行案内部を有しており、両ケーシング部分は相
対的な回転によって徐々に軸方向に移動され両ケーシン
グ部分が互いに嵌入/離脱される。これにより、両ケー
シング部分を案内手段としての斜行案内部を用い徐々に
軸方向に移動させて拘束手段としての所定の拘束位置に
位置させることができるため、両ケーシング部分の組付
けの作業性がよいエレメント交換型フィルタとすること
ができる。
【0016】請求項12のエレメント交換型フィルタで
は、両ケーシング部分の間にエレメント組立体を介して
互いに軸方向に離脱する方向となるように付勢部材が介
装されている。これにより、両ケーシング部分の嵌入/
離脱に際し、エレメント組立体を介して案内手段として
の斜行案内部に沿って拘束手段としての所定の拘束位置
に確実に位置させることができるため、両ケーシングの
組付けが作業性よく行われると共に、組付けの信頼性を
向上したエレメント交換型フィルタとすることができ
る。
【0017】請求項13のエレメント交換型フィルタで
は、シール部材としてのOリングが両ケーシング部分の
うちの何れか一方に保持されている。これにより、両ケ
ーシングがOリングを介して確実に結合されるため、両
ケーシングの組付けの信頼性を向上したエレメント交換
型フィルタとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る実施例に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かるエレメント交換型フィルタ及びそのケーシングを適
用したエレメント交換型スピンオンオイルフィルタの構
成を示す断面図であり、図2は図1のエレメント交換型
スピンオンオイルフィルタにおけるキャップとケースと
の結合関係を解除して要部構成を示す説明図である。
【0020】図1及び図2において、200はエレメン
ト交換型スピンオンオイルフィルタ(以下、単に『オイ
ルフィルタ』と記す)であり、オイルフィルタ200は
アルミニウム製等からなる有底円筒状のキャップ110
とケース130とで両ケーシング部分が構成され、これ
らキャップ110とケース130との間にはOリング1
15が介装され、隙間がシールされている。キャップ1
10には、その頭頂側にレンチ等の工具先端が挿入され
る工具穴111、その開口近傍の円筒外周面に複数の溝
部112が設けられている。また、ケース130には、
その開口近傍の円筒内面にキャップ110の溝部112
と結合される複数の突起部131、その内周にオイル入
口132、その中央にオイルフィルタ固定用の雌ネジ部
を兼ねたオイル出口133が設けられている。更に、ケ
ース130の開口縁内面側には、キャップ110の装着
部114に保持されたOリング115に対向するよう
に、開口縁から挿入面130a、それに続くテーパ面1
30b、それに続くシール面130cが形成されてい
る。
【0021】なお、挿入面130aはOリング115と
強く干渉しない程度のOリング115の外形とほぼ等し
いか大きい内径をもつ。また、シール面130cはOリ
ング115の外径より小さい内径をもってOリング11
5を圧縮し、テーパ面130bは挿入面130aとシー
ル面130cとを滑らかにつないでいる。
【0022】このキャップ110内には、その頭頂側か
ら一体的に突出され、オイルが通過する縦方向の隙間を
設けたプロテクタ113が設けられている。このプロテ
クタ113に対し、その周囲面に濾紙を折曲げて形成さ
れたフィルタエレメント121等からなる円筒状のエレ
メント組立体120が装着され、押圧バネ122にてケ
ース130側に押付けられている。なお、以下では、エ
レメント組立体120を『エレメントS/A(Sub-Asse
mbly:サブアッセンブリ)120』と記す。
【0023】また、キャップ110と結合されるケース
130のオイル入口132端面でエレメントS/A12
0側には、オイル入口132を通過したオイルがエレメ
ントS/A120側に流入自在でエレメントS/A12
0側のオイルがオイル入口132側に逆流することのな
いようにアンチドレンバルブ134及びエレメントS/
A120が目詰まりしたときにオイル入口132側とオ
イル出口133側とをバイパスするリリーフバルブ13
5が配設されている。
【0024】なお、このリリーフバルブ135はアンチ
ドレンバルブ134の固定も兼ねてケース130のオイ
ル出口133の内側突出部の外周に挿嵌されている。ま
た、リリーフバルブ135を構成する円筒状の一部にて
プロテクタ部136が形成されており、キャップ110
側のプロテクタ113と共働してエレメントS/A12
0が所定位置に固定されている。更に、ケース130の
オイル入口132の外周にはゴム製でリング状のガスケ
ット140が取付けられている。
【0025】次に、オイルフィルタ200の組付手順に
ついて、図1、図2及び図3〜図7を参照して説明す
る。なお、図3〜図7はキャップ110の溝部112と
ケース130の突起部131との結合関係をキャップ1
10とケース130との間に介装されたOリング115
の嵌入状態と共に段階的に示す説明図である。
【0026】まず、オイルフィルタ200のキャップ1
10内に突出するプロテクタ113の外周に押圧バネ1
22、エレメントS/A120を挿入する。そして、キ
ャップ110の溝部112の第1の縦溝壁112aとケ
ース130の突起部131との位置を合わせ、同時にキ
ャップ110側のエレメントS/A120の開口端をケ
ース130側のリリーフバルブ135のプロテクタ部1
36に合わせるようにして、キャップ110がケース1
30側に挿入され、結合開始される(図3(a)参
照)。この挿入、結合工程では、ケース130とキャッ
プ110とを互いに押付けながら、もしくは嵌合い初期
に押付け後に、両者を回転させて溝部112と突起部1
31とを係合させ、最終的に拘束位置に位置させるよう
に操作する。このとき、押圧バネ122を圧縮しつつケ
ース130とキャップ110とが結合され、エレメント
S/A120が固定される。
【0027】このとき、図3(b)に示すように、キャ
ップ110側に介装されたOリング115は、そのOリ
ング115の外周と接しない程度の内径であるケース1
30の挿入面130aに対向しており、大きな変形が与
えられることはない。つまり、キャップ110の溝部1
12の第1の縦溝壁112aにケース130の突起部1
31が嵌入される領域では、Oリング115がケース1
30のテーパ面130bにかかることはない。したがっ
て、この領域ではキャップ110とケース130との嵌
入に際して大きな力を要することはない。
【0028】次に、キャップ110がケース130側に
更に、図4(a)に示すように、挿入されると、キャッ
プ110の溝部112の第1の縦溝壁112aをケース
130の突起部131が通過して第1の斜行溝壁112
bの対向壁112b′まで到達される。つまり、突起部
131が対向壁112b′に当接することで、キャップ
110がケース130の軸方向に無理に押込まれること
はない。なお、このときにおいても、図4(b)に示す
ように、キャップ110側に介装されたOリング115
は、ケース130の挿入面130aにあってテーパ面1
30bにかかる直前である。したがって、この領域にお
いても未だ、キャップ110とケース130との嵌入に
際して大きな力を要することはない。
【0029】次に、キャップ110がケース130側に
押付けられつつ時計方向(図5(a)に示す矢印方向)
に回転されることで、ケース130の突起部131がキ
ャップ110の溝部112の第1の縦溝壁112aから
斜行溝の第1の斜行溝壁112bに至る(図5(a)参
照)。すると、押圧バネ122の弾性力によってキャッ
プ110の第1の斜行溝壁112bがケース130の突
起部131に押付けられるので、キャップ110をケー
ス130側に押付ける操作力を解いてもよい。よって、
この斜行溝壁112bに突起部131が当接された状態
ではキャップ110とケース130とを相対的に時計方
向に回転するだけで、突起部131は第1の斜行溝壁1
12bに沿って移動し、キャップ110はケース130
に嵌入する軸方向に移動される。このとき、図5(b)
に示すように、キャップ110側に介装されたOリング
115は、ケース130の挿入面130aからテーパ面
130bを回転方向かつ、軸方向に摺動しながら徐々に
通過してシール面130cに達し、Oリング115に対
してシール状態とする変形が加えられる。しかも、この
Oリング115の移動は、Oリング115とケース13
0との相対的な回転を伴って行われるのでスムーズであ
る。
【0030】そして、突起部131が溝部112の第1
の横溝壁112cを通過(図6(a)参照)する。この
とき、図6(b)に示すように、キャップ110側に介
装されたOリング115は、シール面130cに完全に
達している。
【0031】更に、キャップ110とケース130とを
回転させると、溝部112の第2の斜行溝壁112dに
沿って突起部131が回転しながら軸方向に若干戻り、
溝部112の第2の縦溝壁112eに到達する。最終的
に、この第2の横溝壁112fに突起部131が至って
軸方向のみに若干移動してその終端面に当接される(図
7(a)参照)。この状態がオイルフィルタ200のキ
ャップ110とケース130との組付完了状態であり、
図7(b)に示すように、キャップ110側に介装され
たOリング115は、ケース130のシール面130c
にあって、キャップ110とケース130とはOリング
115を介して完全なシール状態とされる。
【0032】図7(a)に示すように、オイルフィルタ
200が組付完了状態にあるとき、キャップ110側を
ケース130に対して回転させたとしても押圧バネ12
2の付勢力が作用しているため、突起部131が第2の
横溝壁112f内を周方向に沿って移動するだけであ
る。この状態では、突起部131が第2の縦溝壁112
eを越えて容易に移動されることがないため、キャップ
110とケース130との不用意な分割が防止される。
【0033】次に、上述のように組付完了したオイルフ
ィルタ200を内燃機関のシリンダブロックの取付座1
50に設けられたオイル入口を兼ねた図示しない雄ネジ
部を利用して内燃機関側に装着する際の手順について説
明する。
【0034】ケース130の雌ネジ部を兼ねたオイル出
口133を内燃機関側の雄ネジ部に対向させる。次に、
キャップ110を時計方向に回転させることでケース1
30のオイル出口133の雌ネジ部と内燃機関のシリン
ダブロックの取付座150側の雄ネジ部とが螺合され
る。この最終段階で、ケース130のオイル出口133
の雌ネジ部が内燃機関側の雄ネジ部に引付けられ、オイ
ルフィルタ200のガスケット140が取付座150に
押付けられる。このとき、オイルフィルタ200のキャ
ップ110の頭頂側に設けられた工具穴111に対して
図示しないレンチ等の工具を適用して回転させてもよ
い。
【0035】このとき、ガスケット140の弾性変形に
伴ってオイルフィルタ200(ガスケット140)と取
付座150との間のシール性が確保される。更に、ケー
ス130の開口縁130dが内燃機関の取付座150に
当接状態となる。この状態でキャップ110のみをケー
ス130から取外そうとしても第2の縦溝壁112eが
突起部131に当接されるため、キャップ110を回転
させるだけではキャップ110とケース130との結合
関係を容易に解除することはできない。
【0036】次に、オイルフィルタ200全体を内燃機
関の取付座150から取外すことなく、キャップ110
のみを取外してエレメントS/A120を交換する際の
手順について説明する。
【0037】オイルフィルタ200のケース130にキ
ャップ110を取付ける際と逆に、キャップ110の一
連の溝部112をケース130の突起部131が通過す
るようにキャップ110がケース130側に押付けられ
反時計方向に回転されることで、キャップ110がケー
ス130から分離され、内部に残留していたオイルが排
出されると共に、エレメントS/A120が取出され
る。そして、交換用のエレメントS/A120がキャッ
プ110内に収容されたのち、上述と逆の作業によりキ
ャップ110とケース130とが結合されることでオイ
ルフィルタ200の組付が完了する。このエレメントS
/A120の交換と同時に、損傷等があるとオイル洩れ
を生じるためOリング115がキャップ110から取外
して交換される。
【0038】上述したように、エレメント交換の際に
は、エレメントS/A120を1個とOリング115を
1個交換するだけでよく、その他の構成部品は全て再利
用することができる。
【0039】一方、オイルフィルタ200全体を内燃機
関の取付座150から取外し、エレメントS/A120
を交換する際の手順について説明する。
【0040】オイルフィルタ200を装着のときと逆の
反時計方向に回転させることでケース130のオイル出
口133の雌ネジ部と内燃機関の取付座150のオイル
入口を兼ねた雄ネジ部との螺合が解除され、図1に示す
オイルフィルタ200全体が取外される。このとき、突
起部131が第2の縦溝壁112eと当接してキャップ
110と共にケース130が回転される。このとき、オ
イルフィルタ200を取付ける際と同様に、オイルフィ
ルタ200のキャップ110の頭頂側に設けられた工具
穴111に対して図示しないレンチ等の工具を適用して
回転させてもよい。
【0041】オイルフィルタ200全体が取外されたの
ち、エレメントS/A120を交換するには、ケース1
30の突起部131がキャップ110の一連の溝部11
2を通過するようにキャップ110を押付け反時計方向
に回転させることで、キャップ110とケース130と
が分離され、内部に残留していたオイルが排出されると
共に、エレメントS/A120が取出される。そして、
交換用のエレメントS/A120がキャップ110内に
収容されたのち、上述と逆の作業によりキャップ110
とケース130とが結合されることでオイルフィルタ2
00の組付が完了する。このエレメントS/A120の
交換と同時に、損傷等があるとオイル洩れを生じるため
Oリング115がキャップ110から、ガスケット14
0がケース130からそれぞれ取外して交換される。
【0042】上述したように、エレメント交換の際に
は、エレメントS/A120を1個とOリング115及
びガスケット140を各1個交換するだけでよく、その
他の構成部品は全て再利用することができる。
【0043】このように、本実施例のエレメント交換型
フィルタのケーシングは、第1のケーシング部分として
のキャップ110と、第2のケーシング部分としてのケ
ース130とに分割自在に構成され、フィルタエレメン
ト121を有するエレメントS/A120を交換自在に
収容するものであって、前記両ケーシング部分には、前
記両ケーシング部分を所定の拘束位置に位置させたとき
に、前記両ケーシング部分を拘束する一対の拘束手段と
しての溝部112及び突起部131と、前記拘束位置に
向けて前記両ケーシング部分を案内する一対の案内手段
としての溝部112及び突起部131とが形成されてお
り、前記案内手段は、前記両ケーシング部分の相対的な
回転に伴い、前記両ケーシング部分を徐々に軸方向に移
動させる斜行案内部としての第1の斜行溝壁112bを
有するものである。
【0044】したがって、キャップ110とケース13
0とは、溝部112及び突起部131を利用して一対の
拘束手段と一対の案内手段との両方を達成するものであ
り、斜行案内壁としての第1の斜行溝壁112bを用い
ることでキャップ110とケース130とは相対的な回
転で徐々に軸方向に移動され所定の拘束位置に位置させ
ることができるため、キャップ110とケース130と
の組付けを作業性よく行うことができる。
【0045】また、キャップ110とケース130と
は、これらを互いに軸方向に離脱する方向へ付勢する付
勢部材としての押圧バネ122を収容するものである。
したがって、キャップ110とケース130との嵌入/
離脱に際し、案内手段としての斜行案内部である第1の
斜行溝壁112bに沿って突起部131を係止した状態
に保持することができ、キャップ110とケース130
とを軸方向に押圧する力を付与せずにキャップ110と
ケース130とを回転させるだけで、突起部131を拘
束手段としての所定の拘束位置に確実に移動させること
ができる。このため、キャップ110とケース130と
の組付けが作業性よく行われると共に、組付けの信頼性
を向上することができる。
【0046】そして、キャップ110とケース130と
の間には、シール部材としてのOリング115が介装さ
れている。したがって、キャップ110とケース130
とはシール部材としてのOリング115を介装したまま
嵌入/離脱されるが、キャップ110とケース130と
が回転を伴いながら、嵌入/離脱されるため、シール部
材としてのOリング115をスムーズに移動させること
ができ、組付けの信頼性を向上することができる。
【0047】更に、本実施例では、入口部としての第1
の縦溝壁112aから斜行案内部としての斜行溝である
第1の斜行溝壁112bを経由し徐々に軸方向に移動さ
れ保持部としての第2の横溝壁112fに突起部131
が到達し結合される。このように、溝部112が一連に
形成されているため、溝部112に対する突起部131
の嵌入/離脱がスムーズであり、キャップ110とケー
ス130との組付けを作業性よく行うことができる。
【0048】この実施例では、斜行案内部における斜行
案内壁として第1の斜行溝壁112bが設けられてお
り、しかもこの第1の斜行溝壁112bは他方のケーシ
ング部分としてのキャップ110の開口部側と逆方向に
面して設けられているものである。したがって、開口部
面に対する第1の斜行溝壁112bに突起部131を沿
わせることで第1の斜行溝壁112bの軸方向の変位形
状を利用してキャップ110とケース130とを互いに
軸方向に嵌入/離脱させることができる。
【0049】また、斜行案内壁としての第1の斜行溝壁
112bは他方のケーシング部分としてのキャップ11
0の入口部としての第1の縦溝壁112aから軸方向奥
側に向けて延びて形成されていることが重要である。こ
のため、第1の斜行溝壁112bに突起部131を沿わ
せ移動させることでケース130に対してキャップ11
0を軸方向奥側に向けて嵌入させ、逆に、軸方向奥側か
ら軸方向手前側に向けて離脱させることができる。
【0050】更に、一方のケーシング部分としてのキャ
ップ110にはシール部材としてのOリング115を保
持する装着部114が形成されており、他方のケーシン
グ部分としてのケース130にはOリング115に圧接
するシール面130c及びシール面130cより開口部
側に位置するテーパ面130bが形成されているもので
ある。したがって、キャップ110とケース130とを
嵌入する際、Oリング115をテーパ面130bからシ
ール面130cへと徐々に圧接することができる。
【0051】また、シール面130cとテーパ面130
bとの境界部分は斜行案内壁としての第1の斜行溝壁1
12bによる突起部131の案内範囲内に位置させてい
る。したがって、キャップ110にOリング115を保
持する装着部114、ケース130にシール部材として
のOリング115と圧接するシール面130c及びその
シール面130cより開口部側に位置してテーパ面13
0bが形成され、このシール面130cとテーパ面13
0bとの境界部分が第1の斜行溝壁112bによる突起
部131の案内範囲内に位置されている。このため、第
1の斜行溝壁112bによる軸方向への案内を利用して
Oリング115をテーパ面130bからシール面130
cへと徐々に圧接させることができ、キャップ110と
ケース130とをOリング115が介在しても極めてス
ムーズに嵌入することができる。
【0052】また、保持部としての第2の横溝壁112
fに突起部131の結合解除方向側となる回転方向の移
動を規制する規制壁面としての第2の縦溝壁112eが
形成されている。これにより、キャップ110とケース
130とが結合され第2の横溝壁112fに突起部13
1が位置されたのちでは、互いの不用意な外れを防止す
ることができる。
【0053】更に、本実施例のエレメント交換型フィル
タとしてのオイルフィルタ200は、第1のケーシング
部分及び第2のケーシング部分としてのキャップ110
とケース130とに分割自在なケーシングと、両ケーシ
ング部分に交換自在に収容されるフィルタエレメント1
21を有するエレメントS/A120と、両ケーシング
部分の間に介装されるシール部材としてのOリング11
5とを具備し、前記両ケーシング部分には、前記両ケー
シング部分を所定の拘束位置に位置させたときに、前記
両ケーシング部分を拘束する一対の拘束手段としての溝
部112及び突起部131と、前記拘束位置に向けて前
記両ケーシング部分を案内する一対の案内手段としての
溝部112及び突起部131とが形成されており、前記
案内手段は、前記両ケーシング部分の相対的な回転に伴
い、前記両ケーシング部分を徐々に軸方向に移動させる
斜行案内部としての第1の斜行溝壁112bを有するも
のである。
【0054】したがって、2つのケーシング部分として
のキャップ110とケース130とからなるケーシング
は分割自在に構成され、内部には交換自在にフィルタエ
レメント121を有するエレメントS/A120が収容
され、その間にはシール部材としてのOリング115が
介装されており、キャップ110とケース130とには
一対の拘束手段と一対の案内手段とを達成する溝部11
2及び突起部131が形成され、その案内手段は斜行案
内部としての第1の斜行溝壁112bを有しており、キ
ャップ110とケース130とは相対的な回転によって
徐々に軸方向に移動されキャップ110とケース130
とが互いに嵌入/離脱される。これにより、キャップ1
10とケース130とを第1の斜行溝壁112bを用い
徐々に軸方向に移動させて拘束手段としての所定の拘束
位置に位置させることができるため、キャップ110と
ケース130との組付けの作業性がよいオイルフィルタ
200とすることができる。
【0055】更にまた、本実施例のエレメント交換型フ
ィルタとしてのオイルフィルタ200は、両ケーシング
部分としてのキャップ110とケース130との間に介
装され、両ケーシング部分をエレメントS/A120を
介して互いに軸方向に離脱する方向へ付勢する付勢部材
としての押圧バネ122を具備するものである。
【0056】したがって、キャップ110とケース13
0との間にエレメントS/A120を介して互いに軸方
向に離脱する方向となるように押圧バネ122が介装さ
れている。これにより、キャップ110とケース130
との嵌入/離脱に際し、エレメントS/A120を介し
て第1の斜行溝壁112bに沿って拘束手段としての所
定の拘束位置である第2の横溝壁112fに確実に位置
させることができるため、キャップ110とケース13
0との組付けが作業性よく行われると共に、組付けの信
頼性を向上したオイルフィルタ200とすることができ
る。
【0057】また、本実施例のエレメント交換型フィル
タとしてのオイルフィルタ200は、シール部材を両ケ
ーシング部分のうちの何れか一方としてのキャップ11
0に保持されたOリング115とするものである。
【0058】したがって、シール部材としてのOリング
115がキャップ110に保持されている。これによ
り、キャップ110とケース130とがOリング115
を介して確実に結合されるため、キャップ110とケー
ス130との組付けの信頼性を向上したオイルフィルタ
200とすることができる。
【0059】また、上記実施例では、第1の斜行溝壁1
12bの回転角に対する軸方向距離の傾きを、第2の斜
行溝壁112dの傾きより小さくして、保持部に突起部
131が到達した際に適度の節度感が得られ、操作者が
確実にキャップ110とケース130とが結合されたこ
とを感じ取り易くなっている。
【0060】ところで、上記実施例のオイルフィルタ2
00は、上述したように、従来のスピンオン式のオイル
フィルタと互換性を有しており、必要に応じて取替え交
換できるものである。このような構成に代えて、ケース
130を内燃機関に直接設け、キャップ110のみをエ
レメント交換時に取外す構成としてもよい。
【0061】また、上記実施例ではキャップ110の外
周に形成した溝部112とケース130の内壁に突設し
た突起部131とを結合する構成としたが、上述の構成
に代えて、突起部をキャップ側、溝部をケース側に設け
てもよい。更に、溝部は底面を有する溝である必要はな
く、貫通したスリット状の溝として形成されてもよい。
更にまた、溝部は突起部との相対位置を所定の拘束位置
に位置させたとき拘束する拘束手段としての保持部を少
なくとも一箇所有しておればよく、溝部は突起部との回
転方向を規定されるものではなく、突起部が左右の回転
方向から溝部の保持部に到達するような構造であっても
よい。このような構成としては、上述の実施例のような
「へ」字状の溝に代えて「W」字状の溝を採用し、その
中央部を保持部とすることができる。加えて、一対の拘
束手段及び一対の案内手段とは、突起部及び溝部に限ら
ず、突起部が摺動して案内されるよう凸部の側壁、即
ち、上記実施例の溝部における一方の溝壁のみを利用し
て形成してもよい。加えてまた、溝部112相当の形状
の凸部を設け、凸部の両壁を挟むように2つの突起部が
摺動して案内されるような構成でもよい。
【0062】キャップ110、ケース130はアルミニ
ウム製に限らず樹脂製等としてもよい。また、Oリング
115は断面形状が円に限らずシール材であれば長円や
瓢箪型のような形状としてもよい。また、本発明を、エ
レメント交換型燃料フィルタに適用してもよい。
【0063】更に、図8に変形例を示すように、第1の
斜行溝壁112bの対向面及び第2の斜行溝壁112d
の対向面をなくした溝部112とすることもできる。こ
の場合、キャップ110とケース130とを強く押さえ
過ぎるとOリングに多少の無理がかかることも考えられ
るが、スプリング122によって操作者に十分な手応え
を与え、第1の斜行溝壁112bに沿って突起部131
を摺動させるよう促すことで上述の実施例と同様な作業
性のよさを得ることができる。
【0064】更にまた、図9に他の変形例を示すよう
に、第2の斜行溝壁112dを第2の横溝壁112fま
で延ばして第2の縦溝壁112eをなくしてもよい。こ
の場合には、嵌入された突起部の結合状態を解除しよう
とするとき、回転方向で引掛かり部分がないためキャッ
プ110とケース130とが滑らかに取外しされる。ま
た、必要に応じては、キャップ110とケース130と
の軸方向への分離変位を防ぐ可動ロック部材としてのク
リップやピンを他に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るエレメント交換型フィルタを適用したオイルフィルタ
の構成を示す断面図である。
【図2】 図2は図1のオイルフィルタにおけるキャッ
プとケースとの結合関係を解除して要部構成を示す説明
図である。
【図3】 図3は図1のオイルフィルタにおけるキャッ
プの溝部とケースの突起部との嵌入初期の結合関係を示
す説明図である。
【図4】 図4は図3に続くキャップの溝部とケースの
突起部との結合関係を示す説明図である。
【図5】 図5は図4に続くキャップの溝部とケースの
突起部との結合関係を示す説明図である。
【図6】 図6は図5に続くキャップの溝部とケースの
突起部との結合関係を示す説明図である。
【図7】 図7は図6に続くキャップの溝部とケースの
突起部との結合関係を示す説明図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るエレメント交換型フィルタを適用したオイルフィルタ
におけるキャップの溝部の変形例を示す平面図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の一実施例にかか
るエレメント交換型フィルタを適用したオイルフィルタ
におけるキャップの溝部の他の変形例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
110 キャップ(ケーシング部分) 112 溝部(拘束手段・案内手段) 112a 第1の縦溝壁 112b 第1の斜行溝壁 112c 第1の横溝壁 112d 第2の斜行溝壁 112e 第2の縦溝壁 112f 第2の横溝壁 115 Oリング(シール部材) 120 エレメントS/A(エレメント組立体) 121 フィルタエレメント 122 押圧バネ(付勢部材) 130 ケース(ケーシング部分) 130a 挿入面 130b テーパ面 130c シール面 131 突起部(拘束手段・案内手段) 200 オイルフィルタ(エレメント交換型フィル
タ)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のケーシング部分と第2のケーシン
    グ部分とに分割自在に構成され、フィルタエレメントを
    有するエレメント組立体を交換自在に収容するエレメン
    ト交換型フィルタのケーシングにおいて、 前記両ケーシング部分には、前記両ケーシング部分を所
    定の拘束位置に位置させたときに、前記両ケーシング部
    分を拘束する一対の拘束手段と、前記拘束位置に向けて
    前記両ケーシング部分を案内する一対の案内手段とが形
    成されており、また、前記案内手段は、前記両ケーシン
    グ部分の相対的な回転に伴い、前記両ケーシング部分を
    徐々に軸方向に移動させる斜行案内部を有することを特
    徴とするエレメント交換型フィルタのケーシング。
  2. 【請求項2】 前記両ケーシング部分の間に介装され、
    前記両ケーシング部分を互いに軸方向に離脱する方向へ
    付勢する付勢部材を具備することを特徴とする請求項1
    に記載のエレメント交換型フィルタのケーシング。
  3. 【請求項3】 前記両ケーシング部分の間に介装される
    シール部材を具備することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のエレメント交換型フィルタのケーシン
    グ。
  4. 【請求項4】 前記一対の案内手段は、前記両ケーシン
    グ部分のうちの一方のケーシング部分に設けられた突起
    部と、他方のケーシング部分に設けられ前記突起部と当
    接して前記突起部を案内する前記斜行案内部としての斜
    行案内壁とを有することを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れか1つに記載のエレメント交換型フィルタの
    ケーシング。
  5. 【請求項5】 前記一対の拘束手段及び前記一対の案内
    手段は前記突起部と溝部とにより構成され、 前記溝部には、前記溝部内に前記突起部を受入れる入口
    としての入口部と、前記突起部と共に前記案内手段を構
    成する前記斜行案内壁を有する斜行溝と、前記突起部と
    共に前記拘束手段を構成する保持部とが形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のエレメント交換型フ
    ィルタのケーシング。
  6. 【請求項6】 前記斜行案内壁は、前記他方のケーシン
    グ部分の開口部側と逆方向に面して設けられていること
    を特徴とする請求項4または請求項5に記載のエレメン
    ト交換型フィルタのケーシング。
  7. 【請求項7】 前記斜行案内壁は、前記他方のケーシン
    グ部分の前記入口部から軸方向奥側に向けて延びて形成
    されていることを特徴とする請求項5に記載のエレメン
    ト交換型フィルタのケーシング。
  8. 【請求項8】 前記両ケーシング部分の一方には前記シ
    ール部材としてのOリングを保持する装着部が形成され
    ており、他方には前記Oリングに圧接するシール面及び
    前記シール面より開口部側に位置するテーパ面が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れ
    か1つに記載のエレメント交換型フィルタのケーシン
    グ。
  9. 【請求項9】 前記シール面と前記テーパ面との境界部
    分が前記斜行案内部による案内範囲内に位置しているこ
    とを特徴とする請求項8に記載のエレメント交換型フィ
    ルタのケーシング。
  10. 【請求項10】 前記保持部には、前記突起部の結合解
    除方向側となる回転方向の移動を規制する規制壁面が形
    成されていることを特徴とする請求項5に記載のエレメ
    ント交換型フィルタのケーシング。
  11. 【請求項11】 第1のケーシング部分と第2のケーシ
    ング部分とに分割自在なケーシングと、 前記両ケーシング部分に交換自在に収容されるフィルタ
    エレメントを有するエレメント組立体と、 前記両ケーシング部分の間に介装されるシール部材とを
    具備し、 前記両ケーシング部分には、前記両ケーシング部分を所
    定の拘束位置に位置させたときに、前記両ケーシング部
    分を拘束する一対の拘束手段と、前記拘束位置に向けて
    前記両ケーシング部分を案内する一対の案内手段とが形
    成されており、また、前記案内手段は、前記両ケーシン
    グ部分の相対的な回転に伴い、前記両ケーシング部分を
    徐々に軸方向に移動させる斜行案内部を有することを特
    徴とするエレメント交換型フィルタ。
  12. 【請求項12】 前記両ケーシング部分の間に介装さ
    れ、前記両ケーシング部分を前記エレメント組立体を介
    して互いに軸方向に離脱する方向へ付勢する付勢部材を
    具備することを特徴とする請求項11に記載のエレメン
    ト交換型フィルタ。
  13. 【請求項13】 前記シール部材は、前記両ケーシング
    部分のうちの何れか一方に保持されたOリングであるこ
    とを特徴とする請求項11または請求項12に記載のエ
    レメント交換型フィルタ。
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