JP4706652B2 - エレメント交換型フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、エレメント交換型フィルタに関し、更に詳しくは、簡易且つ安価な構造を持ちケーシング内に収容された緩み回り規制構造を備えると共に、部品点数を必要最小限にでき、尚且つ耐久性に優れたエレメント交換型フィルタに関する。
従来より、相対回転により互いに螺合可能なキャップ及びケースからなるケーシング内に、フィルタエレメントを有するエレメント組立体を収容してなるエレメント交換型フィルタにおいて、上記キャップ及びケースの間にキャップの緩み回り規制構造を設け、キャップの緩み回りによるオイル漏れを抑制するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記従来の緩み回り規制構造100は、例えば、図6に示すように、金属製のキャップ101の外周側に設けられる規制部102と、金属製のケース103の外周側に設けられる金属製の板バネ部材104とを備えている。板バネ部材104は、基端部105がケース103の外周側に設けられた受け座106に圧入固定されてケース103の半径方向に弾性変形自在に設けられると共に、自由端側にはキャップ101及びケース103の相対回転により規制部102に当接する当接部107が設けられている。
これにより、上記キャップ101を上記ケース103に対して螺合して締め付けた状態において、規制部102に対して、板バネ部材104の当接部107が近接又は当接する位置に位置される。そして、この状態よりキャップ101及びケース103の螺合が僅かに緩んでも、規制部102及び当接部107の当接により必要以上にキャップ101及びケース103が相対回転してしまうことが規制される。
しかし、上記従来の緩み回り規制構造100では、規制部102及び当接部107の当接を維持させるために専用部材である板バネ部材104を設けなければならないので、部品点数や組み付け工数が増加してしまう。また、この板バネ部材104をケース103に圧入固定しているので、組み付け作業が煩雑である。更に、板バネ部材104はケース103の外周側に設けられているので、一体に形成されている場合より脱落し易い。
特開平10−249109号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、簡易且つ安価な構造を持ちケーシング内に収容された緩み回り規制構造を備えると共に、部品点数を必要最小限にでき、尚且つ耐久性に優れたエレメント交換型フィルタを提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.フィルタエレメントと、該フィルタエレメントを収容すると共に相対回転により互いに螺合可能な第1ケーシング部材及び第2ケーシング部材と、該第2ケーシング部材と一体回転すると共に該フィルタエレメントを貫通して該第1ケーシング部材との間で保持するプロテクタと、該第1ケーシング部材及び該第2ケーシング部材の間に設けられる緩み回り規制構造と、を備えるエレメント交換型フィルタにおいて、
前記緩み回り規制構造は、前記プロテクタの先端面に設けられる第2規制部と、前記第1ケーシング部材の前記プロテクタの先端面に対向する部位に設けられると共に前記第1ケーシング部材及び前記第2ケーシング部材の相対回転により該第2規制部に当接する第1規制部と、を備え、
前記第1ケーシング部材と前記第2ケーシング部材とが完全に螺合した状態で、前記第1規制部と前記第2規制部とが当接することにより該第1規制部及び該第2規制部のうちの一方の他方への乗り上げを規制することを特徴とするエレメント交換型フィルタ。
2.前記第1規制部及び前記第2規制部は突起である上記1.記載のエレメント交換型フィルタ。
3.前記第2ケーシング部材と前記プロテクタとが一体回転するための係合機構が設けられており、前記第2ケーシング部材と前記プロテクタとの間には、前記プロテクタを前記第1ケーシング部材側に付勢するサポートスプリングが設けられている上記1.又は上記2.に記載のエレメント交換型フィルタ。
4.前記プロテクタには、前記第2規制部を前記プロテクタに対して弾性的に支持する弾性支持体が設けられている上記1.乃至3.のいずれか1項に記載のエレメント交換型フィルタ。
5.前記フィルタエレメントは、エンジンオイルをろ過するオイルフィルタである上記1.乃至4.のいずれか1項に記載のエレメント交換型フィルタ。
本発明のエレメント交換型フィルタによれば、第1及び第2ケーシング部材の螺合の締め付け状態において、第1ケーシング部材の第1規制部に対して、第2ケーシング部材と一体回転するプロテクタの第2規制部が近接又は当接する位置に位置される。そして、この状態より第1及び第2ケーシング部材の螺合が僅かに緩んでも、第1規制部及び第2規制部の当接により必要以上に第1及び第2ケーシング部材が相対回転してしまうことが規制される。また、第1規制部及び第2規制部の当接を維持させるための別個の専用部材を必要としないので、部品点数や組み付けの際の工数や煩雑さを低減することができると共に、該専用部材の脱落を抑制することができる。更に、緩み回り規制構造は第1及び第2ケーシング部材の内部に収容されているので、走行中の飛び石やフィルタ交換作業時の周辺部品や交換器具との接触、あるいは劣悪な環境による部品劣化等を防止して耐久性を高めることができる。
また、前記第1規制部及び前記第2規制部が突起である場合は、各規制部同士が乗り上げて各ケーシング部材が離れる方向に付勢される状態が殆どないので各ケーシング部材とフィルタエレメントとのシール性を高めることができる。
また、前記第2ケーシング部材と前記プロテクタとの間に前記プロテクタを前記第1ケーシング部材側に付勢するサポートスプリングが設けられている場合は、プロテクタと第1ケーシング部材との間でフィルタエレメントを押圧することができるのでシール性を高めることができる。しかも、第1ケーシング部材及び第2ケーシング部材を相対回転させて前記第1規制部及び前記第2規制部が乗り上げる際にはサポートスプリングが圧縮されるので、各規制部への加圧力を低減して各規制部の損傷を防止することができる。
また、前記第2規制部を前記プロテクタに対して弾性的に支持する弾性支持体が設けられている場合は、第1ケーシング部材及び第2ケーシング部材を相対回転させて前記第1規制部及び前記第2規制部が乗り上げる際に弾性支持体が弾性変形するので、各規制部への加圧力を低減して各規制部の損傷を防止することができる。
フィルタエレメントが、エンジンオイルをろ過するオイルフィルタである場合は、特にエンジン自体の振動や移動による振動があっても、効果的にケーシング部材の緩みを規制することができる。
以下、本発明のエレメント交換型フィルタを詳細に説明する。
1.エレメント交換型フィルタ
本発明に係るエレメント交換型フィルタは、フィルタエレメントと、該フィルタエレメントを収容すると共に相対回転により互いに螺合可能な第1ケーシング部材及び第2ケーシング部材と、該第2ケーシング部材と一体回転すると共に該フィルタエレメントを貫通して該第1ケーシング部材との間で保持するプロテクタと、を備えてなるフィルタである。このエレメント交換型フィルタは、後述する緩み回り規制構造を備える。
上記「第1ケーシング部材」と「第2ケーシング部材」と「プロテクタ」の材質としては、例えば、金属製、合成樹脂製等を挙げることができる。また、上記第1及び第2ケーシング部材の螺合形態としては、例えば、(1)互いに螺合可能な雄ネジ部及び雌ネジ部からなる形態、(2)互いに螺合可能な溝部及び凸部からなる形態(「バヨネット構造」とも言う。)等を挙げることができる。
上記「プロテクタ」の形状としては、例えば多数の透孔を有する筒状等を挙げることができる。
上記「フィルタエレメント」は、通常、ひだ折り菊花状に形成されている。このフィルタエレメントの材質としては、例えば、濾紙、不織布等を挙げることができる。
上記「緩み回り規制構造」は、上記第1ケーシング部材及び第2ケーシング部材の間に設けられており、以下に述べる第2規制部及び第1規制部を備えている。
上記「第2規制部」は、上記プロテクタの第1ケーシング部材側の先端面に設けられる限り、その形状、大きさ、個数等は特に問わない。
上記「第1規制部」は、上記第1ケーシング部材の上記プロテクタの先端面に対向する部位に設けられると共に上記第1ケーシング部材及び上記第2ケーシング部材の相対回転により該第2規制部に当接するものである限り、その形状、大きさ、個数等は特に問わない。この第1規制部、例えば、突起とすることができる。また、第1規制部は、例えば、第1ケーシング部材と一体的に設けられたり、第1ケーシング部材とは別部材として第1ケーシング部材に付設されていたりすることができる。
上記第2ケーシング部材と上記プロテクタとの間には、例えば、以下に述べるサポートスプリングを設けることができる。
上記「サポートスプリング」は、上記プロテクタを上記第1ケーシング部材側に付勢する限り、その形状、大きさ、個数等は特に問わない。このサポートスプリングは、例えば、金属製のコイルスプリングとすることができる。
上記プロテクタには、例えば、以下に述べる弾性支持体を設けることができる。
上記「弾性支持体」は、上記第2規制部を上記プロテクタに対して弾性的に支持するものである限り、その形状、大きさ、個数等は特に問わない。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。尚、本実施例では、本発明に係る「エレメント交換型フィルタ」として、内燃機関のシリンダブロック(図示せず)に装着されるオイルフィルタを例示する。
(1)オイルフィルタの構成
本実施例に係るオイルフィルタ1は、図1に示すように、相対回転により互いに螺合可能な金属製で有底円筒状のキャップ2(本発明に係る「第2ケーシング部材」として例示する。)及びケース3(本発明に係る「第1ケーシング部材」として例示する。)からなるケーシング4を備えている。
上記キャップ2の外周面には、雄ネジ部2aが形成されていると共に、Oリング5が装着されている。また、上記ケース3の内周面には雌ネジ部3aが形成されている。これら雄ネジ部2aと雌ネジ部3aとを螺合させて、Oリング5を介してキャップ2及びケース3を螺合させると、ケーシング4の内部が液密に保持されるようシールされる。
上記キャップ2の内部には、キャップ2と一体回転すると共に多数の透孔6を有する合成樹脂製の円筒形状のプロテクタ13が設けられている。このプロテクタ13の外周には、濾紙をひだ折り菊花状に折曲げ形成してなるフィルタエレメント12が装着されている。上記プロテクタ13は、基端部に形成されたフランジ部8と、基端部付近に形成された段部11と、基端部付近の内部に形成されたバネ受け部14と、先端部に形成された油路連結部18と、を備えている。フランジ部8はキャップ2の内部に形成されたプロテクタ保持部19に摺動可能に支持されると共に、プロテクタ保持部19の縁部に形成されたストッパ23により脱落が防止される。また、キャップ2とプロテクタ13とが一体回転するための係合爪などの係合機構が設けられている(図示せず)。油路連結部18は、ケース3の油路パイプ部24に相対回転可能に嵌合する。
上記プロテクタ13の段部11と上記ケース3の油路パイプ部24の周囲に形成されたケース突起部9との間に、シール部材10a,10bを介してフィルタエレメント12が保持されている。また、プロテクタ13のバネ受け部14とプロテクタ保持部19の間にはコイルスプリングから成るサポートスプリング7が設けられている。このサポートスプリング7は、上記プロテクタ13をケース3側に付勢している。そして、サポートスプリング7の付勢力により、シール部材10a,10bが押圧されてシール性が高められている。
上記キャップ2の底部の中央には、その内周に雌ネジが形成されたドレン穴15が設けられている。また、キャップ2の底部にはドレン穴15を囲んでOリング16が装着されている。更に、キャップ2の底部には、環状のキャップ突起部17が設けられている。
次に、上記キャップ2に設けられたドレン機構20について説明する。このドレン機構20は、金属製のドレン部材21及びバルブ部材22を備えている。
上記ドレン部材21は、雄ネジが形成されたプラグ部21aと、このプラグ部21aに連なるフランジ部21bとを有している。そして、このドレン部材21の雄ネジとドレン穴15の雌ネジとを螺合させて、ドレン穴15にドレン部材21をネジ止めすると、ドレン部材21のフランジ部21bがOリング16に圧接してドレン穴15がシールされる。
上記バルブ部材22は、全体として受け皿状に形成され、上記キャップ突起部17の外周面に当接する当接部25を有している。この当接部25は、サポートスプリング7の付勢力によって、通常、キャップ突起部17に当接され、ドレン穴15がメタルシールされている。従って、ドレン穴15からドレン部材21を取り外した状態であっても、このドレン穴15からケーシング4内部の微量な残留オイルしか外部へ流出されない。そして、ドレン穴15からドレン部材21を取り外した状態において、作業者によって、筒状のドレン用冶具(図示せず)をドレン穴15に挿入して、その先端側でバルブ部材22をサポートスプリング7の付勢力に抗して押圧すると、バルブ部材22によるドレン穴15のシールが解除されると共に、ドレン用冶具に形成されたスリット及び中心穴を介してケーシング4の内部の残留オイルが外部へ排出されることとなる。
次に、上記キャップ2及びケース3の間に設けられる緩み回り規制構造30について説明する。この緩み回り規制構造30は、第1規制部31及び第2規制部32からなっている。
第1規制部31は、ケース3の油路パイプ部24の外側基部に形成された段部33に一体形成された突起からなる。また、第2規制部32は、上記プロテクタ13の先端面に一体形成された突起からなる。これら第1規制部31及び第2規制部32は、上記キャップ2を上記ケース3に対して螺合して締め付ける際に当接する。
上記第1規制部31は、ケース3に対してキャップ2を締める方向P1に回転させるときに上記第2規制部32に当接する第1当接面33と、ケース3に対してキャップ2を緩める方向P2に回転させるときに上記第2規制部32に当接する第2当接面34と、を有している。また、同様に、上記第2規制部32は、図2に示すように、ケース3に対してキャップ2を締める方向P1に回転させるときに上記第1規制部31に当接する第1当接面35と、ケース3に対してキャップ2を緩める方向P2に回転させるときに上記第1規制部31に当接する第2当接面36と、を有している。尚、第1当接面33,35及び第2当接面34,36は、その形状、大きさ等は特に問わず、また、各当接面33〜36としては、例えば、平面、曲面等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。
ここで、例えば、上記第1当接面33,35と回転方向P1とのなす角度Aは、上記第2当接面34,36と回転方向P1とのなす角度Bより小さな値に設定することが好ましい。上記角度Aは、例えば、10〜50度が好ましく、更に好ましくは20〜40度であり、本実施例では最も好ましい30度としている。また、上記角度Bは、例えば、40〜80度が好ましく、更に好ましくは50〜70度であり、本実施例では最も好ましい60度としている。
(2)オイルフィルタの作用
次に、上記構成のオイルフィルタ1の作用について説明する。
先ず、ケース3に対してキャップ2を装着する際には、図2に示すように、上記ケース3の雌ネジ部3aにキャップ2の雄ネジ部2aを螺合させて、キャップ2を締める方向P1に回転させる。すると、プロテクタ13の第2規制部32とケース3の第1規制部31の第1当接面33,35同士が当接する。この第1当接面33,35は、約30度の比較的なだらかな角度に設定されているので、第2規制部32が第1規制部31に容易に乗り上げると同時に比較的小さい力でプロテクタ13がサポートスプリング7に抗して押し込まれ、キャップ2を小さい抵抗で締め回すことができる。
次に、ケース3に対してキャップ2が完全な螺合状態とされると、図3参照に示すようにプロテクタ13の第2規制部32とケース3の第1規制部31が第2当接面34,36を向き合わせた近接又は当接される位置に配置される。この状態より、締め付けトルクの低下によってキャップ2が緩む方向P2に回転すると、各第2当接面34,36同士が当接する。このとき、第2当接面34,36は約60度の比較的急な角度に設定されていると共にサポートスプリング7が付勢しているので、第2規制部32が第1規制部31に乗り上げ難く当接状態が保持され、キャップ2の緩み方向P2への回転が規制されることとなる。
尚、上記キャップ2及びケース3の完全な螺合状態よりキャップ2を外す際には、トルクレンチ等の適宜工具を用いてサポートスプリング7の付勢力よりも大きな力でキャップ2を回転させ、第2規制部32が第1規制部31に乗り上げるようにする。
(3)実施例の効果
本実施例のオイルフィルタ1によると、キャップ2及びケース3の締め付け状態において、プロテクタ13の第2規制部32とケース3の第1規制部31が第2当接面34,36を向き合わせた近接又は当接位置に配置されているので、この状態より、締め付けトルクの低下によってケース3に対してキャップ2が緩んでも、第2当接面34,36同士の当接によりキャップ2及びケース3が相対回転してしまうことが規制される。また、第1規制部31及び第2規制部32の当接を維持させるためにシール用部材であるサポートスプリング7を兼用しているので、部品点数や組み付けの際の工数や煩雑さを低減することができる。しかも、従来のように別個の専用部材を設けたときのような該専用部材の脱落を抑制することができる。更に、緩み回り規制構造30はケーシング4の内部に収容されているので、走行中の飛び石やフィルタ交換作業時の周辺部品や交換器具との接触、あるいは劣悪な環境による部品劣化等を防止して耐久性を高めることができる。
また、本実施例では、第1規制部31及び第2規制部32が突起であるので、各規制部31,32同士が乗り上げてプロテクタ13とケース3が離れる方向に付勢される状態がほんの一瞬であり、フィルタエレメント12へのシール性を損ねることがない。
また、本実施例では、第1規制部31及び第2規制部32が第1当接面33,35及び第2当接面34,36を有し、この第1当接面33,35とケース3の回転方向とのなす角度Aが約30度に設定されると共に、第2当接面34,36とケース3の回転方向とのなす角度Bが約60度に設定されているので、ケース3に対してキャップ2を締める方向P1に回転させるときに、各規制部の第1当接面33,35同士が当接しても締め易くできる一方、締め付けトルクの低下によってケース3に対してキャップ2が緩まる方向P2に回転しても、各規制部の第2当接面34,36同士の当接によって緩み難くできる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、第1規制部31及び第2規制部32が突起であるようにしたが、これに限定されず、例えば、図4に示すように、第1規制部31あるいは第2規制部32のいずれか一方を凹形状にするようにしてもよい。この例として図4では第1規制部31を凹形状にしている。この場合、各規制部31,32の形成位置は、キャップ2をケース3に対して最も締め付けた状態の時に各規制部31,32が係合するように設定する。
また、上記実施例では、サポートスプリング7がプロテクタ13をケース3側に押圧することにより第2規制部32が第1規制部31に対して付勢されるようにしたが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、第2規制部32をプロテクタ13に対して弾性的に支持する弾性支持体37を設けるようにしてもよい。
弾性支持体37としては、例えば、プロテクタ13の先端部に一体形成した回転方向と平行に伸びた形状(図5(A)参照)あるいはプロテクタ13の長軸方向に伸びた形状(図5(B)参照)とすることができる。いずれの場合も、弾性支持体37の自由端に第1規制部31に対向する第2規制部32が一体形成されている。
あるいは、サポートスプリング7や弾性支持体37などを用いずに、第2規制部32が第1規制部31に対して付勢されないようにしてもよい。
エレメント交換型フィルタの緩み回りを規制する技術として利用される。特に、内燃機関で使用されるオイルをろ過するオイルフィルタの緩み回りを規制する技術として好適に利用される。
実施例に係るフィルタの縦断面図である。 第1規制部及び第2規制部の拡大図である。 図1の要部拡大図である。 その他の形態の第1規制部を説明するための説明図である。 更にその他の形態の第2規制部を説明するための説明図である。 従来の緩み回り防止構造を説明するための説明図である。
符号の説明
1;オイルフィルタ、2;キャップ、3;ケース、7;サポートスプリング、12;フィルタエレメント、13;プロテクタ、30;緩み回り規制構造、31;第1規制部、32;第2規制部、37;弾性支持体。

Claims (5)

  1. フィルタエレメントと、該フィルタエレメントを収容すると共に相対回転により互いに螺合可能な第1ケーシング部材及び第2ケーシング部材と、該第2ケーシング部材と一体回転すると共に該フィルタエレメントを貫通して該第1ケーシング部材との間で保持するプロテクタと、該第1ケーシング部材及び該第2ケーシング部材の間に設けられる緩み回り規制構造と、を備えるエレメント交換型フィルタにおいて、
    前記緩み回り規制構造は、前記プロテクタの先端面に設けられる第2規制部と、前記第1ケーシング部材の前記プロテクタの先端面に対向する部位に設けられると共に前記第1ケーシング部材及び前記第2ケーシング部材の相対回転により該第2規制部に当接する第1規制部と、を備え、
    前記第1ケーシング部材と前記第2ケーシング部材とが完全に螺合した状態で、前記第1規制部と前記第2規制部とが当接することにより該第1規制部及び該第2規制部のうちの一方の他方への乗り上げを規制することを特徴とするエレメント交換型フィルタ。
  2. 前記第1規制部及び前記第2規制部は突起である請求項1記載のエレメント交換型フィルタ。
  3. 前記第2ケーシング部材と前記プロテクタとが一体回転するための係合機構が設けられており、
    前記第2ケーシング部材と前記プロテクタとの間には、前記プロテクタを前記第1ケーシング部材側に付勢するサポートスプリングが設けられている請求項1又は2に記載のエレメント交換型フィルタ。
  4. 前記プロテクタには、前記第2規制部を前記プロテクタに対して弾性的に支持する弾性支持体が設けられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエレメント交換型フィルタ。
  5. 前記フィルタエレメントは、エンジンオイルを濾過するオイルフィルタである請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエレメント交換型フィルタ。
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