JPH10242171A - リードフレームの転送方法 - Google Patents
リードフレームの転送方法Info
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- JPH10242171A JPH10242171A JP9041934A JP4193497A JPH10242171A JP H10242171 A JPH10242171 A JP H10242171A JP 9041934 A JP9041934 A JP 9041934A JP 4193497 A JP4193497 A JP 4193497A JP H10242171 A JPH10242171 A JP H10242171A
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H3/00—Separating articles from piles
- B65H3/44—Simultaneously, alternately, or selectively separating articles from two or more piles
- B65H3/443—Simultaneously, alternately, or selectively separating articles from two or more piles simultaneously
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/74—Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
- B65G47/90—Devices for picking-up and depositing articles or materials
- B65G47/91—Devices for picking-up and depositing articles or materials incorporating pneumatic, e.g. suction, grippers
- B65G47/918—Devices for picking-up and depositing articles or materials incorporating pneumatic, e.g. suction, grippers with at least two picking-up heads
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- B65H2515/34—Pressure, e.g. fluid pressure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リードフレームを層間紙を挟んで積層する場
合と直接積層する場合に兼用でき、また２枚取りが発生
した場合に装置の運転を停止せずに２枚取りのリードフ
レームを回収できるリードフレームの転送方法を提供す
ること。 【解決手段】 マガジン３内に積層されたリードフレー
ム１を転送ヘッド２０により搬送路６に転送するリード
フレーム１の転送方法において、回収ヘッド１３と２枚
取り検知センサ８ａ、８ｂと、２枚取りリードフレーム
の回収部を兼ねる層間紙２の回収部７を設ける。リード
フレーム１を層間紙２を挟んで積層する場合には、回収
ヘッド１３により層間紙２を回収部７に回収する。また
リードフレーム１を直接積層する場合、転送ヘッド２０
でリードフレーム１が誤って２枚取り出されたときは、
２枚取りセンサで検知して２枚取りされたリードフレー
ム１を一旦マガジン３に戻し、その後回収ヘッド１３で
回収部７に回収する。
合と直接積層する場合に兼用でき、また２枚取りが発生
した場合に装置の運転を停止せずに２枚取りのリードフ
レームを回収できるリードフレームの転送方法を提供す
ること。 【解決手段】 マガジン３内に積層されたリードフレー
ム１を転送ヘッド２０により搬送路６に転送するリード
フレーム１の転送方法において、回収ヘッド１３と２枚
取り検知センサ８ａ、８ｂと、２枚取りリードフレーム
の回収部を兼ねる層間紙２の回収部７を設ける。リード
フレーム１を層間紙２を挟んで積層する場合には、回収
ヘッド１３により層間紙２を回収部７に回収する。また
リードフレーム１を直接積層する場合、転送ヘッド２０
でリードフレーム１が誤って２枚取り出されたときは、
２枚取りセンサで検知して２枚取りされたリードフレー
ム１を一旦マガジン３に戻し、その後回収ヘッド１３で
回収部７に回収する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マガジンに積層し
て収納されたリードフレームを１枚づつ搬送路に転送す
るリードフレームの転送方法に関するものである。
て収納されたリードフレームを１枚づつ搬送路に転送す
るリードフレームの転送方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電子部品の組立工程で用いられるリード
フレームは、マガジンに積層して収納されており、転送
ヘッドにより１枚づづ搬送路に転送された後、この搬送
路に沿ってダイボンダなどの電子部品の組立ラインへ転
送されるようになっている。この場合、リードフレーム
がマガジンに積層される形態として、２つの種類があ
る。すなわち、リードフレームを直接積層する形態（本
発明では、「直接積層形態」という）と、リードフレー
ムの間に層間紙を挟んで積層する形態（本発明では、
「層間紙形態」という）とがある。
フレームは、マガジンに積層して収納されており、転送
ヘッドにより１枚づづ搬送路に転送された後、この搬送
路に沿ってダイボンダなどの電子部品の組立ラインへ転
送されるようになっている。この場合、リードフレーム
がマガジンに積層される形態として、２つの種類があ
る。すなわち、リードフレームを直接積層する形態（本
発明では、「直接積層形態」という）と、リードフレー
ムの間に層間紙を挟んで積層する形態（本発明では、
「層間紙形態」という）とがある。
【０００３】図７は、従来のリードフレームの転送装置
の側面図である。この例では、リードフレーム１の積層
形態は、層間紙２を挟んで層間紙２と交互にマガジン３
内に積層して収納される層間紙形態である。マガジン３
内には、押上げ板４が設けられており、リードフレーム
１と層間紙２は押上げ板４に積層されている。押上げ板
４は、駆動手段（図示せず）に駆動されて昇降する。押
上げロッド５で押上げ板４を徐々に押し上げることによ
り、再上段のリードフレーム１の上面のレベルを所定の
レベルに保持する。
の側面図である。この例では、リードフレーム１の積層
形態は、層間紙２を挟んで層間紙２と交互にマガジン３
内に積層して収納される層間紙形態である。マガジン３
内には、押上げ板４が設けられており、リードフレーム
１と層間紙２は押上げ板４に積層されている。押上げ板
４は、駆動手段（図示せず）に駆動されて昇降する。押
上げロッド５で押上げ板４を徐々に押し上げることによ
り、再上段のリードフレーム１の上面のレベルを所定の
レベルに保持する。
【０００４】マガジン３の側方には、リードフレーム１
の搬送路６が設けられている。マガジン３と搬送路６の
間には、２枚取り検知センサ８ａ、８ｂが配設されてい
る。また反対側の側方には、層間紙２の回収部７が設け
られている。１０は転送ヘッドであって、リードフレー
ム１を真空吸着するノズル１１を備えている。ノズル１
１の下端部には、吸着パッド１２が装着されている。１
３は回収ヘッドであって、層間紙２を真空吸着するノズ
ル１４と吸着パッド１５とを備えている。転送ヘッド１
０と回収ヘッド１３は、フレーム１６で一体的に結合さ
れており、図示しない手段により上下動作や水平方向へ
の移動動作を行う。
の搬送路６が設けられている。マガジン３と搬送路６の
間には、２枚取り検知センサ８ａ、８ｂが配設されてい
る。また反対側の側方には、層間紙２の回収部７が設け
られている。１０は転送ヘッドであって、リードフレー
ム１を真空吸着するノズル１１を備えている。ノズル１
１の下端部には、吸着パッド１２が装着されている。１
３は回収ヘッドであって、層間紙２を真空吸着するノズ
ル１４と吸着パッド１５とを備えている。転送ヘッド１
０と回収ヘッド１３は、フレーム１６で一体的に結合さ
れており、図示しない手段により上下動作や水平方向へ
の移動動作を行う。
【０００５】次に動作を説明する。最初にリードフレー
ム１が層間紙２を挟んで積層されている層間紙形態の場
合について説明する。転送ヘッド１０は、マガジン３の
上方で昇降動作を行うことにより、マガジン３内の最上
段のリードフレーム１を真空吸着してピックアップす
る。なお、転送ヘッド１０がマガジン３内のリードフレ
ームをピックアップするのに先立って、最上段のリード
フレーム１上の層間紙２は回収ヘッド１３によりピック
アップされて回収部７に回収されている。
ム１が層間紙２を挟んで積層されている層間紙形態の場
合について説明する。転送ヘッド１０は、マガジン３の
上方で昇降動作を行うことにより、マガジン３内の最上
段のリードフレーム１を真空吸着してピックアップす
る。なお、転送ヘッド１０がマガジン３内のリードフレ
ームをピックアップするのに先立って、最上段のリード
フレーム１上の層間紙２は回収ヘッド１３によりピック
アップされて回収部７に回収されている。
【０００６】次に、転送ヘッド１０は、リードフレーム
１をピックアップした状態で搬送路６直上まで水平移動
し、そこで再度昇降動作を行うことによりリードフレー
ム１を搬送路６上に載せる。なお、搬送路６に至るまで
の搬送途中で２枚取り検知センサ８ａ、８ｂにより、リ
ードフレーム１が誤って２枚ピックアップされてないか
否かが検知される。そして搬送路６に載せられたリード
フレーム１は、ダイボンダなどの電子部品の組立ライン
に送られる。
１をピックアップした状態で搬送路６直上まで水平移動
し、そこで再度昇降動作を行うことによりリードフレー
ム１を搬送路６上に載せる。なお、搬送路６に至るまで
の搬送途中で２枚取り検知センサ８ａ、８ｂにより、リ
ードフレーム１が誤って２枚ピックアップされてないか
否かが検知される。そして搬送路６に載せられたリード
フレーム１は、ダイボンダなどの電子部品の組立ライン
に送られる。
【０００７】転送ヘッド１０がリードフレーム１を搬送
路６上に載せるために下降するとともに、回収ヘッド１
３もマガジン３上に下降し、層間紙２を真空吸着する。
回収ヘッド１３は、層間紙２を真空吸着した状態で回収
部７の直上に移動する。そして転送ヘッド１０が次のリ
ードフレーム１を真空吸着するために下降するとともに
下降し、層間紙２の真空吸着を解除して回収部７に層間
紙２を回収する。
路６上に載せるために下降するとともに、回収ヘッド１
３もマガジン３上に下降し、層間紙２を真空吸着する。
回収ヘッド１３は、層間紙２を真空吸着した状態で回収
部７の直上に移動する。そして転送ヘッド１０が次のリ
ードフレーム１を真空吸着するために下降するとともに
下降し、層間紙２の真空吸着を解除して回収部７に層間
紙２を回収する。
【０００８】次に、直接積層形態の場合について説明す
る。この場合には、回収ヘッド１３が回収すべき層間紙
２が存在しないため、回収ヘッド１３は真空吸着動作を
行わず遊んだ状態にあり、転送ヘッド１０のみが前述の
層間紙形態の場合と同様の動作を行う。
る。この場合には、回収ヘッド１３が回収すべき層間紙
２が存在しないため、回収ヘッド１３は真空吸着動作を
行わず遊んだ状態にあり、転送ヘッド１０のみが前述の
層間紙形態の場合と同様の動作を行う。
【０００９】ところで、リードフレーム１は金属を薄い
板状に加工して製作されており、重量的に軽くその表面
は平滑に仕上げられている。そのため、マガジン３内で
直接積層形態で積層され相互に密着した状態のリードフ
レーム１を真空吸着によりピックアップする場合には、
１枚だけでなく、誤って２枚同時に吸着するいわゆる
「２枚取り」がある頻度で発生する。２枚取りが発生す
る原因としては、前述のように表面の平滑さに由来する
密着力や、リードフレーム１のリードのエッジの微少な
バリが相互に絡み合うことなどが挙げられるが、この２
枚取りを解消する技術はまだ確立されていない。このた
めリードフレームの転送装置には、２枚取り状態のリー
ドフレーム１をそのまま転送しないよう、マガジン３か
ら搬送路６に搬送する経路の途中で２枚取り検知が行わ
れる。
板状に加工して製作されており、重量的に軽くその表面
は平滑に仕上げられている。そのため、マガジン３内で
直接積層形態で積層され相互に密着した状態のリードフ
レーム１を真空吸着によりピックアップする場合には、
１枚だけでなく、誤って２枚同時に吸着するいわゆる
「２枚取り」がある頻度で発生する。２枚取りが発生す
る原因としては、前述のように表面の平滑さに由来する
密着力や、リードフレーム１のリードのエッジの微少な
バリが相互に絡み合うことなどが挙げられるが、この２
枚取りを解消する技術はまだ確立されていない。このた
めリードフレームの転送装置には、２枚取り状態のリー
ドフレーム１をそのまま転送しないよう、マガジン３か
ら搬送路６に搬送する経路の途中で２枚取り検知が行わ
れる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この２
枚取りは高頻度で発生するものではないため、２枚取り
が発生した場合にこのリードフレーム１を回収するため
の専用の回収機構を転送装置に設けることはコスト面か
らみて適切ではない。このため、従来は、２枚取り検知
センサが２枚取りを検知すると、報知がなされると同時
にリードフレームの転送装置は停止していた。このた
め、２枚取りが発生する度に、オペレータがこの２枚取
りのリードフレーム１を回収するなどの必要な処置をし
た後に転送装置を再起動しなければならないことが問題
とされていた。
枚取りは高頻度で発生するものではないため、２枚取り
が発生した場合にこのリードフレーム１を回収するため
の専用の回収機構を転送装置に設けることはコスト面か
らみて適切ではない。このため、従来は、２枚取り検知
センサが２枚取りを検知すると、報知がなされると同時
にリードフレームの転送装置は停止していた。このた
め、２枚取りが発生する度に、オペレータがこの２枚取
りのリードフレーム１を回収するなどの必要な処置をし
た後に転送装置を再起動しなければならないことが問題
とされていた。
【００１１】そこで本発明は、直接積層形態と層間紙形
態に兼用でき、かつ直接積層形態において２枚取りが発
生した場合に、リードフレームの転送装置を停止せずに
２枚取りのリードフレームを段取りよく回収することが
できるリードフレームの転送方法を提供することを目的
とする。
態に兼用でき、かつ直接積層形態において２枚取りが発
生した場合に、リードフレームの転送装置を停止せずに
２枚取りのリードフレームを段取りよく回収することが
できるリードフレームの転送方法を提供することを目的
とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明のリードフレーム
の転送方法は、リードフレームを積層して収納するマガ
ジンと、マガジンからリードフレームを取り出す転送ヘ
ッドと、転送ヘッドと一体的に結合され層間紙を取り出
す回収ヘッドと、回収ヘッドによって取り出された層間
紙を回収する層間紙の回収部と、転送ヘッドと回収ヘッ
ドを一体的に上下動させる上下動手段と、転送ヘッドと
回収ヘッドを一体的に水平方向に移動させる移動手段
と、転送ヘッドからリードフレームを受け取って、搬送
する搬送路と、マガジンと搬送路の間にあって、転送ヘ
ッドに真空吸着されたリードフレームの２枚取りを検知
する２枚取り検知センサとを備えたリードフレームの転
送装置によるリードフレームの転送方法であって、直接
積層形態において転送ヘッドによって取り出されたリー
ドフレームが２枚取りセンサによって２枚取りであると
検知されたならば、この２枚取りのリードフレームを一
旦マガジンに戻し、次いでこの２枚取りのリードフレー
ムを回収ヘッドによって取り出して層間紙の回収部に回
収することにより、直接積層形態と層間紙形態に兼用で
きるようにした。
の転送方法は、リードフレームを積層して収納するマガ
ジンと、マガジンからリードフレームを取り出す転送ヘ
ッドと、転送ヘッドと一体的に結合され層間紙を取り出
す回収ヘッドと、回収ヘッドによって取り出された層間
紙を回収する層間紙の回収部と、転送ヘッドと回収ヘッ
ドを一体的に上下動させる上下動手段と、転送ヘッドと
回収ヘッドを一体的に水平方向に移動させる移動手段
と、転送ヘッドからリードフレームを受け取って、搬送
する搬送路と、マガジンと搬送路の間にあって、転送ヘ
ッドに真空吸着されたリードフレームの２枚取りを検知
する２枚取り検知センサとを備えたリードフレームの転
送装置によるリードフレームの転送方法であって、直接
積層形態において転送ヘッドによって取り出されたリー
ドフレームが２枚取りセンサによって２枚取りであると
検知されたならば、この２枚取りのリードフレームを一
旦マガジンに戻し、次いでこの２枚取りのリードフレー
ムを回収ヘッドによって取り出して層間紙の回収部に回
収することにより、直接積層形態と層間紙形態に兼用で
きるようにした。
【００１３】
【発明の実施の形態】上記構成の本発明によれば、層間
紙形態の場合に使用される層間紙の回収部を、直接積層
形態の場合には誤って２枚取りされたリードフレームの
回収部として使用する。そして直接積層形態の場合にお
いて、リードフレームの２枚取りを２枚取り検知センサ
によって検知した場合には、２枚取りのリードフレーム
は一旦マガジンに戻した後に回収ヘッドを用いて回収部
に回収することにより、転送装置を停止させることなく
連続してリードフレームを転送することができる。
紙形態の場合に使用される層間紙の回収部を、直接積層
形態の場合には誤って２枚取りされたリードフレームの
回収部として使用する。そして直接積層形態の場合にお
いて、リードフレームの２枚取りを２枚取り検知センサ
によって検知した場合には、２枚取りのリードフレーム
は一旦マガジンに戻した後に回収ヘッドを用いて回収部
に回収することにより、転送装置を停止させることなく
連続してリードフレームを転送することができる。
【００１４】次に図面を参照して本発明の実施の形態を
説明する。図１は本発明の一実施の形態のリードフレー
ムの転送装置の側面図、図２、図３は同リードフレーム
の転送装置の転送ヘッドの正面図、図４は、同リードフ
レームの転送装置の制御系のブロック図、図５、図６は
同リードフレームの転送装置の動作を示すフローチャー
トである。なお、図７に示す従来例と同一の要素には同
一符号を付している。
説明する。図１は本発明の一実施の形態のリードフレー
ムの転送装置の側面図、図２、図３は同リードフレーム
の転送装置の転送ヘッドの正面図、図４は、同リードフ
レームの転送装置の制御系のブロック図、図５、図６は
同リードフレームの転送装置の動作を示すフローチャー
トである。なお、図７に示す従来例と同一の要素には同
一符号を付している。
【００１５】まず、図１を参照してリードフレームの転
送装置の全体構造を説明する。リードフレーム１は、層
間紙形態もしくは直接積層形態のいずれかでマガジン３
に収納されている。マガジン３内には、押上板４が設け
られており、リードフレーム１と層間紙２は、押上板４
上に積層されている。押上ロッド５で押上板４を徐々に
押し上げることにより、最上段のリードフレーム１の上
面のレベルを所定のレベルに保持する。
送装置の全体構造を説明する。リードフレーム１は、層
間紙形態もしくは直接積層形態のいずれかでマガジン３
に収納されている。マガジン３内には、押上板４が設け
られており、リードフレーム１と層間紙２は、押上板４
上に積層されている。押上ロッド５で押上板４を徐々に
押し上げることにより、最上段のリードフレーム１の上
面のレベルを所定のレベルに保持する。
【００１６】マガジン３の側方には、リードフレーム１
の搬送路６が設けられており、また反対側の側方には層
間紙２の回収部７が設けられている。後述するように、
この層間紙２の回収部７は、直接積層形態の場合にリー
ドフレーム１の回収部として使用され、これによりこの
リードフレームの転送装置は、直接積層形態と層間紙形
態の２つの形態に兼用できるようになっている。２０は
転送ヘッドであって、リードフレーム１を真空吸着する
ノズル２１を備えている。ノズル２１の下端部には吸着
パッド２２が装着されている。１３は回収ヘッドであっ
て、層間紙２および２枚取りのリードフレーム１を真空
吸着するノズル１４と吸着パッド１５を備えている。転
送ヘッド１０と回収ヘッド１３はフレーム１６により一
体的に結合されている。
の搬送路６が設けられており、また反対側の側方には層
間紙２の回収部７が設けられている。後述するように、
この層間紙２の回収部７は、直接積層形態の場合にリー
ドフレーム１の回収部として使用され、これによりこの
リードフレームの転送装置は、直接積層形態と層間紙形
態の２つの形態に兼用できるようになっている。２０は
転送ヘッドであって、リードフレーム１を真空吸着する
ノズル２１を備えている。ノズル２１の下端部には吸着
パッド２２が装着されている。１３は回収ヘッドであっ
て、層間紙２および２枚取りのリードフレーム１を真空
吸着するノズル１４と吸着パッド１５を備えている。転
送ヘッド１０と回収ヘッド１３はフレーム１６により一
体的に結合されている。
【００１７】３０はシリンダであり、そのロッド３１の
下端部にフレーム１６が結合されている。従って、ロッ
ド３１が突没すると、転送ヘッド２０と回収ヘッド１３
の下降・上昇動作を行う。すなわち、シリンダ３０は転
送ヘッド２０と回収ヘッド１３の上下動手段となってい
る。シリンダ３０の上部には、スライダ３２が結合され
ている。またスライダ３２は水平なシャフト３３にスラ
イド自在に装着されている。３４はシャフト３３の支持
フレームである。スライダ３２は、空圧力によりシャフ
ト３３に沿って水平移動する。すなわちスライダ３２お
よびシャフト３３は、転送ヘッド２０および回収ヘッド
１３を水平方向に移動させる移動手段となっている。
下端部にフレーム１６が結合されている。従って、ロッ
ド３１が突没すると、転送ヘッド２０と回収ヘッド１３
の下降・上昇動作を行う。すなわち、シリンダ３０は転
送ヘッド２０と回収ヘッド１３の上下動手段となってい
る。シリンダ３０の上部には、スライダ３２が結合され
ている。またスライダ３２は水平なシャフト３３にスラ
イド自在に装着されている。３４はシャフト３３の支持
フレームである。スライダ３２は、空圧力によりシャフ
ト３３に沿って水平移動する。すなわちスライダ３２お
よびシャフト３３は、転送ヘッド２０および回収ヘッド
１３を水平方向に移動させる移動手段となっている。
【００１８】マガジン３と搬送路６の間のリードフレー
ム１の移送経路には、２枚取り検知センサ８ａ、８ｂが
上下に対向して配設されている。この２枚取り検知セン
サ８ａ、８ｂは、８ａ、８ｂの間に金属板が存在すると
きに誘起される渦電流によりその金属板が１枚であるか
２枚であるかを検知するものである。転送ヘッド２０に
真空吸着されたリードフレーム１が２枚取り検知センサ
８ａ，８ｂの間を横切ることにより、このリードフレー
ム１が１枚であるか、２枚以上であるかが検知される。
ム１の移送経路には、２枚取り検知センサ８ａ、８ｂが
上下に対向して配設されている。この２枚取り検知セン
サ８ａ、８ｂは、８ａ、８ｂの間に金属板が存在すると
きに誘起される渦電流によりその金属板が１枚であるか
２枚であるかを検知するものである。転送ヘッド２０に
真空吸着されたリードフレーム１が２枚取り検知センサ
８ａ，８ｂの間を横切ることにより、このリードフレー
ム１が１枚であるか、２枚以上であるかが検知される。
【００１９】次に、図２および図３を参照して転送ヘッ
ド２０の構造を説明する。転送ヘッド２０にはノズル２
１が複数個設けられており、ノズル２１の下端部には、
吸着パッド２２が装着されている。ノズル２１はノズル
シャフト２３の下端部に装着されているが、ノズルシャ
フト２３にはスプリング２４が装着されており、そのバ
ネ力により、ノズル２１は上下動自在に弾持されてい
る。なお図１ではスプリング２４は省略している。また
転送ヘッド２０には、ピン状のプローブ２５が２本垂設
されている。
ド２０の構造を説明する。転送ヘッド２０にはノズル２
１が複数個設けられており、ノズル２１の下端部には、
吸着パッド２２が装着されている。ノズル２１はノズル
シャフト２３の下端部に装着されているが、ノズルシャ
フト２３にはスプリング２４が装着されており、そのバ
ネ力により、ノズル２１は上下動自在に弾持されてい
る。なお図１ではスプリング２４は省略している。また
転送ヘッド２０には、ピン状のプローブ２５が２本垂設
されている。
【００２０】図２に示すように、吸着パッド２２がマガ
ジン３内のリードフレーム１に着地していない状態で
は、ノズル２１はスプリング２４に弾発されてプローブ
２５の下端部よりも下に突出しているが（高低差Ｈ）、
図３に示すように転送ヘッド２０が下降して吸着パッド
２２がリードフレーム１に着地すると、スプリング２４
は圧縮されてノズル２１は上方に引き込み、プローブ２
５はリードフレーム１に着地する。
ジン３内のリードフレーム１に着地していない状態で
は、ノズル２１はスプリング２４に弾発されてプローブ
２５の下端部よりも下に突出しているが（高低差Ｈ）、
図３に示すように転送ヘッド２０が下降して吸着パッド
２２がリードフレーム１に着地すると、スプリング２４
は圧縮されてノズル２１は上方に引き込み、プローブ２
５はリードフレーム１に着地する。
【００２１】次に、図４を参照して制御系を説明する。
４０は制御部であり、シリンダ３０を駆動するシリンダ
駆動部４１、バルブ４２、４３、報知素子４７などを制
御する。入力手段４８は、キーボードなどである。オペ
レータは入力手段４８を用いて転送対象のリードフレー
ム１の品種を入力する。記憶手段４９には、対象となる
リードフレーム１のデータが記憶されている。すなわ
ち、オペレータによってリードフレーム１の品種が入力
されると、このリードフレーム１の積層形態が層間紙形
態であるか、あるいは直接積層形態であるかが制御部４
０に読み込まれる。
４０は制御部であり、シリンダ３０を駆動するシリンダ
駆動部４１、バルブ４２、４３、報知素子４７などを制
御する。入力手段４８は、キーボードなどである。オペ
レータは入力手段４８を用いて転送対象のリードフレー
ム１の品種を入力する。記憶手段４９には、対象となる
リードフレーム１のデータが記憶されている。すなわ
ち、オペレータによってリードフレーム１の品種が入力
されると、このリードフレーム１の積層形態が層間紙形
態であるか、あるいは直接積層形態であるかが制御部４
０に読み込まれる。
【００２２】バルブ４２，４３は真空ユニット４４に接
続されており、また圧力センサ４５，４６を介して転送
ヘッド２０のノズル２１と、回収ヘッド１３のノズル１
４に接続されている。プローブ２５、圧力センサ４５，
４６の出力は制御部４０に入力される。転送ヘッド２０
と回収ヘッド１３は、マガジン３の上方で上下動作を行
うことにより、リードフレーム１や、層間紙２のピック
アップを行うが、その場合、圧力センサ４５，４６で圧
力を検出する。そして圧力センサ４５，４６の検出値が
しきい値より低下しない場合には、吸着パッド２２，１
５はリードフレーム１や層間紙２を真空吸着しておら
ず、ピックアップミスがあったものと制御部４０は判断
する。
続されており、また圧力センサ４５，４６を介して転送
ヘッド２０のノズル２１と、回収ヘッド１３のノズル１
４に接続されている。プローブ２５、圧力センサ４５，
４６の出力は制御部４０に入力される。転送ヘッド２０
と回収ヘッド１３は、マガジン３の上方で上下動作を行
うことにより、リードフレーム１や、層間紙２のピック
アップを行うが、その場合、圧力センサ４５，４６で圧
力を検出する。そして圧力センサ４５，４６の検出値が
しきい値より低下しない場合には、吸着パッド２２，１
５はリードフレーム１や層間紙２を真空吸着しておら
ず、ピックアップミスがあったものと制御部４０は判断
する。
【００２３】なお、吸着パッド２２，１５が、リードフ
レーム１や層間紙２を真空吸着すれば吸引路は閉じられ
て圧力は低下するが、吸着していなければ圧力は低下し
ない。すなわち、転送ヘッド２０や回収ヘッド１３がリ
ードフレーム１や層間紙２のピックアップ動作を行った
直後には、ピックアップミスの有無を検査する。勿論、
ピックアップミスの有無を検査する方法として、圧力セ
ンサ４５，４６を用いる方法以外にも、光学的にリード
フレーム１や、層間紙２を検出する方法なども適用でき
る。
レーム１や層間紙２を真空吸着すれば吸引路は閉じられ
て圧力は低下するが、吸着していなければ圧力は低下し
ない。すなわち、転送ヘッド２０や回収ヘッド１３がリ
ードフレーム１や層間紙２のピックアップ動作を行った
直後には、ピックアップミスの有無を検査する。勿論、
ピックアップミスの有無を検査する方法として、圧力セ
ンサ４５，４６を用いる方法以外にも、光学的にリード
フレーム１や、層間紙２を検出する方法なども適用でき
る。
【００２４】このリードフレームの転送装置の構成は上
記のように成り、以下その動作を図５、図６のフローチ
ャートに沿って説明する。図５において、転送装置が起
動されると、まずＳＴ１にて記憶部４９よりリードフレ
ーム１の供給形態が読みとられる。次にその形態が直接
積層形態か、または層間紙形態か、が判断される（ＳＴ
２）。ここで、直接積層形態であれば図５に示すフロー
に従って、また層間紙形態であれば図６に示すフローに
従って動作が行われる。
記のように成り、以下その動作を図５、図６のフローチ
ャートに沿って説明する。図５において、転送装置が起
動されると、まずＳＴ１にて記憶部４９よりリードフレ
ーム１の供給形態が読みとられる。次にその形態が直接
積層形態か、または層間紙形態か、が判断される（ＳＴ
２）。ここで、直接積層形態であれば図５に示すフロー
に従って、また層間紙形態であれば図６に示すフローに
従って動作が行われる。
【００２５】以下、まず直接積層形態の場合のフローに
ついて、図５を参照して説明する。転送ヘッド２０をマ
ガジン３の上方に移動させる（ＳＴ３）。次いで転送ヘ
ッドを下降させる（ＳＴ４）。次にＳＴ５にて、以下に
説明する方法でリードフレーム１の有無が判定される。
図３は、転送ヘッド２０が下降して吸着パッド２２がリ
ードフレーム１上に着地した状態を示している。この状
態ではスプリング２４は圧縮されてプローブ２５の下端
部はリードフレーム１に着地する。したがってプローブ
２５とプローブ２５の間が短絡するか否かを検出するこ
とにより、導通性を有するリードフレーム１が存在して
いるか否かを判断する。
ついて、図５を参照して説明する。転送ヘッド２０をマ
ガジン３の上方に移動させる（ＳＴ３）。次いで転送ヘ
ッドを下降させる（ＳＴ４）。次にＳＴ５にて、以下に
説明する方法でリードフレーム１の有無が判定される。
図３は、転送ヘッド２０が下降して吸着パッド２２がリ
ードフレーム１上に着地した状態を示している。この状
態ではスプリング２４は圧縮されてプローブ２５の下端
部はリードフレーム１に着地する。したがってプローブ
２５とプローブ２５の間が短絡するか否かを検出するこ
とにより、導通性を有するリードフレーム１が存在して
いるか否かを判断する。
【００２６】リードフレーム１なしの場合は、リードフ
レーム１の品切れ報知（ＳＴ１６）が行われ、リードフ
レーム１ありの場合には、転送ヘッド２０にてリードフ
レーム１をピックアップする（ＳＴ６）。この場合前述
したように、圧力センサ４５でピックアップミスの有無
を検査する。次いで、転送ヘッド２０を搬送路の方向へ
移動させ（ＳＴ７）、その途中で２枚取り検知センサ８
ａ，８ｂの間を横切り、２枚取り検知を行う（ＳＴ
８）。２枚取りを行っていない場合には、搬送路６上に
リードフレーム１を載置し（ＳＴ９）、転送の１サイク
ルが終了する。
レーム１の品切れ報知（ＳＴ１６）が行われ、リードフ
レーム１ありの場合には、転送ヘッド２０にてリードフ
レーム１をピックアップする（ＳＴ６）。この場合前述
したように、圧力センサ４５でピックアップミスの有無
を検査する。次いで、転送ヘッド２０を搬送路の方向へ
移動させ（ＳＴ７）、その途中で２枚取り検知センサ８
ａ，８ｂの間を横切り、２枚取り検知を行う（ＳＴ
８）。２枚取りを行っていない場合には、搬送路６上に
リードフレーム１を載置し（ＳＴ９）、転送の１サイク
ルが終了する。
【００２７】また、ＳＴ８において転送ヘッド２０が誤
って２枚取りしたことが検知された場合には、以下に説
明する処理ステップへ進む。２枚取りののリードフレー
ム１をピックアップした転送フレーム２０をマガジン３
の上方に移動させ（ＳＴ１０）、２枚取りのリードフレ
ーム２０をマガジン３のリードフレーム１上に回収する
（ＳＴ１１）。次いで、回収ヘッド１３をマガジン３の
上方へ移動させ（ＳＴ１２）、回収ヘッドでマガジン３
の最上段の２枚取りのリードフレーム１をピックアップ
する（ＳＴ１３）。次に、回収ヘッド１３を回収部７の
上方へ移動させ（ＳＴ１４）、２枚取りされたリードフ
レーム１を回収部７へ回収する（ＳＴ１５）。これで２
枚取り処理の１サイクルが終わり、この後通常の転送フ
ローに戻る。
って２枚取りしたことが検知された場合には、以下に説
明する処理ステップへ進む。２枚取りののリードフレー
ム１をピックアップした転送フレーム２０をマガジン３
の上方に移動させ（ＳＴ１０）、２枚取りのリードフレ
ーム２０をマガジン３のリードフレーム１上に回収する
（ＳＴ１１）。次いで、回収ヘッド１３をマガジン３の
上方へ移動させ（ＳＴ１２）、回収ヘッドでマガジン３
の最上段の２枚取りのリードフレーム１をピックアップ
する（ＳＴ１３）。次に、回収ヘッド１３を回収部７の
上方へ移動させ（ＳＴ１４）、２枚取りされたリードフ
レーム１を回収部７へ回収する（ＳＴ１５）。これで２
枚取り処理の１サイクルが終わり、この後通常の転送フ
ローに戻る。
【００２８】上記のように、転送ヘッド２０が誤って２
枚取りした場合でも、自動的に２枚取りのリードフレー
ム１を回収部７へ回収するようにしているため、転送装
置は停止することなく連続してリードフレーム１を転送
することができる。
枚取りした場合でも、自動的に２枚取りのリードフレー
ム１を回収部７へ回収するようにしているため、転送装
置は停止することなく連続してリードフレーム１を転送
することができる。
【００２９】次に、層間紙形態の場合のフローについ
て、図６を参照して説明する。図５のＳＴ２にて層間紙
形態であると判断された場合には、転送ヘッド２０をマ
ガジン３の上方へ移動し（ＳＴ１７）、次いで転送ヘッ
ド２０を下降させる（ＳＴ１８）。次に、ＳＴ１９に
て、以下に説明する方法でリードフレーム１及び層間紙
２の有無が判定される。図３は、転送ヘッド２０が下降
して吸着パッド２２がリードフレーム１上に着地した状
態を示している。この状態ではスプリング２４は圧縮さ
れてプローブ２５の下端部はリードフレーム１に着地す
る。
て、図６を参照して説明する。図５のＳＴ２にて層間紙
形態であると判断された場合には、転送ヘッド２０をマ
ガジン３の上方へ移動し（ＳＴ１７）、次いで転送ヘッ
ド２０を下降させる（ＳＴ１８）。次に、ＳＴ１９に
て、以下に説明する方法でリードフレーム１及び層間紙
２の有無が判定される。図３は、転送ヘッド２０が下降
して吸着パッド２２がリードフレーム１上に着地した状
態を示している。この状態ではスプリング２４は圧縮さ
れてプローブ２５の下端部はリードフレーム１に着地す
る。
【００３０】したがってプローブ２５とプローブ２５の
間が短絡するか否かを検出することにより、導通性を有
するリードフレーム１であるか、あるいは絶縁性の層間
紙２であるかを判断する。そしてリードフレーム１であ
ることが検出された場合には、そのまま吸着パッド２２
でリードフレーム１を真空吸着してピックアップする
（ＳＴ２０）。
間が短絡するか否かを検出することにより、導通性を有
するリードフレーム１であるか、あるいは絶縁性の層間
紙２であるかを判断する。そしてリードフレーム１であ
ることが検出された場合には、そのまま吸着パッド２２
でリードフレーム１を真空吸着してピックアップする
（ＳＴ２０）。
【００３１】次いで、転送ヘッド２０を搬送路６の上方
へ移動し（ＳＴ２１）、転送ヘッド２０と回収ヘッド１
３を下降させ、転送ヘッドにてリードフレーム１を搬送
路６上に載置すると同時に、回収ヘッド１３にて層間紙
２をピックアップする（ＳＴ２２）。なお、層間紙形態
の場合にも搬送路６間での搬送途中に２枚取り検知セン
サ８ａ、８ｂによる２枚取り検知が行われる。稀ではあ
るが層間紙２の積層ミスによりリードフレーム１が直接
積層され、２枚取りされることがあるからである。２枚
取り検知後のフローは前述の直接積層形態の場合と同様
である。
へ移動し（ＳＴ２１）、転送ヘッド２０と回収ヘッド１
３を下降させ、転送ヘッドにてリードフレーム１を搬送
路６上に載置すると同時に、回収ヘッド１３にて層間紙
２をピックアップする（ＳＴ２２）。なお、層間紙形態
の場合にも搬送路６間での搬送途中に２枚取り検知セン
サ８ａ、８ｂによる２枚取り検知が行われる。稀ではあ
るが層間紙２の積層ミスによりリードフレーム１が直接
積層され、２枚取りされることがあるからである。２枚
取り検知後のフローは前述の直接積層形態の場合と同様
である。
【００３２】次に転送ヘッド２０をマガジン３の上方
へ、また同時に回収ヘッド１３を回収部７の上方へ移動
させ（ＳＴ２３）、層間紙２を回収部７へ回収する（Ｓ
Ｔ２４）。このように、この回収部７は、上述した直接
積層形態の場合には、２枚取りされたリードフレーム１
の回収部として使用され、また層間紙形態の場合には、
層間紙２の回収部として使用される。したがって、本方
法によれば、同一の転送方法を直接積層形態と層間紙形
態の２つの形態に兼用できる。
へ、また同時に回収ヘッド１３を回収部７の上方へ移動
させ（ＳＴ２３）、層間紙２を回収部７へ回収する（Ｓ
Ｔ２４）。このように、この回収部７は、上述した直接
積層形態の場合には、２枚取りされたリードフレーム１
の回収部として使用され、また層間紙形態の場合には、
層間紙２の回収部として使用される。したがって、本方
法によれば、同一の転送方法を直接積層形態と層間紙形
態の２つの形態に兼用できる。
【００３３】また、ＳＴ１９にてリードフレーム１でな
く層間紙２が検出された場合には、以下のフローに従
う。まず、回収ヘッド１３をマガジン３の上方へ移動さ
せる（ＳＴ２５）。次いで回収ヘッド１３を下降させ、
層間紙２をピックアップする（ＳＴ２６）。ここで圧力
センサ４６の信号を確認し（ＳＴ２７）、ピックアップ
ミスの有無を判断する（ＳＴ２８）。ピックアップミス
なしの場合には、回収ヘッド１３を回収部９の上方へ移
動し（ＳＴ２９）、層間紙２を回収部７内へ回収する
（ＳＴ３０）。ＳＴ２８にてピックアップミスありの場
合には、ピックアップミスの報知がなされる（ＳＴ３
１）。以上を以て転送の１サイクルが完了し、以下同一
サイクルが繰り返される。
く層間紙２が検出された場合には、以下のフローに従
う。まず、回収ヘッド１３をマガジン３の上方へ移動さ
せる（ＳＴ２５）。次いで回収ヘッド１３を下降させ、
層間紙２をピックアップする（ＳＴ２６）。ここで圧力
センサ４６の信号を確認し（ＳＴ２７）、ピックアップ
ミスの有無を判断する（ＳＴ２８）。ピックアップミス
なしの場合には、回収ヘッド１３を回収部９の上方へ移
動し（ＳＴ２９）、層間紙２を回収部７内へ回収する
（ＳＴ３０）。ＳＴ２８にてピックアップミスありの場
合には、ピックアップミスの報知がなされる（ＳＴ３
１）。以上を以て転送の１サイクルが完了し、以下同一
サイクルが繰り返される。
【００３４】上記のように、層間紙形態で２枚取りが発
生した場合でも、同様に転送装置を停止させることな
く、リードフレーム１を連続して転送することができ
る。
生した場合でも、同様に転送装置を停止させることな
く、リードフレーム１を連続して転送することができ
る。
【００３５】
【発明の効果】本発明によれば、リードフレームの２枚
取りを２枚取り検知センサによって検知し、２枚取りの
リードフレームは一旦マガジンに戻した後に回収ヘッド
を用いて回収部に回収するため、転送装置を停止させる
ことなく連続してリードフレームを転送することができ
る。しかも層間紙形態における層間紙の回収部を、直接
積層形態において２枚取りされたリードフレームの回収
部としても使用するため、２枚取りを発生しやすい直接
積層形態と層間紙形態の２つの形態に兼用できる。
取りを２枚取り検知センサによって検知し、２枚取りの
リードフレームは一旦マガジンに戻した後に回収ヘッド
を用いて回収部に回収するため、転送装置を停止させる
ことなく連続してリードフレームを転送することができ
る。しかも層間紙形態における層間紙の回収部を、直接
積層形態において２枚取りされたリードフレームの回収
部としても使用するため、２枚取りを発生しやすい直接
積層形態と層間紙形態の２つの形態に兼用できる。
【図１】本発明の一実施の形態のリードフレームの転送
装置の側面図
装置の側面図
【図２】本発明の一実施の形態のリードフレームの転送
装置の転送ヘッドの正面図
装置の転送ヘッドの正面図
【図３】本発明の一実施の形態のリードフレームの転送
装置の転送ヘッドの正面図
装置の転送ヘッドの正面図
【図４】本発明の一実施の形態のリードフレームの転送
装置の制御系のブロック図
装置の制御系のブロック図
【図５】本発明の一実施の形態のリードフレームの転送
装置の動作を示すフローチャート
装置の動作を示すフローチャート
【図６】本発明の一実施の形態のリードフレームの転送
装置の動作を示すフローチャート
装置の動作を示すフローチャート
【図７】従来のリードフレームの転送装置の側面図
１ リードフレーム ２ 層間紙 ３ マガジン ７ 回収部 ８ａ ２枚取り検知センサ ８ｂ ２枚取り検知センサ １３ 回収ヘッド ２０ 転送ヘッド ２１ ノズル ２２ 吸着パッド ２５ プローブ ３０ シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】リードフレームを積層して収納するマガジ
ンと、マガジンからリードフレームを取り出す転送ヘッ
ドと、転送ヘッドと一体的に結合され層間紙を取り出す
回収ヘッドと、回収ヘッドによって取り出された層間紙
を回収する層間紙の回収部と、転送ヘッドと回収ヘッド
を一体的に上下動させる上下動手段と、転送ヘッドと回
収ヘッドを一体的に水平方向に移動させる移動手段と、
転送ヘッドからリードフレームを受け取って搬送する搬
送路と、マガジンと搬送路の間にあって、転送ヘッドに
真空吸着されたリードフレームの２枚取りを検知する２
枚取り検知センサとを備えたリードフレームの転送装置
によるリードフレームの転送方法であって、直接積層形
態において転送ヘッドによって取り出されたリードフレ
ームが２枚取りセンサによって２枚取りであると検知さ
れたならば、この２枚取りのリードフレームを一旦マガ
ジンに戻し、次いでこの２枚取りのリードフレームを回
収ヘッドによって取り出して層間紙の回収部に回収する
ことにより、直接積層形態と層間紙形態に兼用できるよ
うにしたことを特徴とするリードフレームの転送方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04193497A JP3289633B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | リードフレームの転送方法 |
| US09/030,588 US5899341A (en) | 1997-02-26 | 1998-02-25 | Method of and apparatus for transporting lead frame |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04193497A JP3289633B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | リードフレームの転送方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10242171A true JPH10242171A (ja) | 1998-09-11 |
| JP3289633B2 JP3289633B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=12622068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04193497A Expired - Lifetime JP3289633B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | リードフレームの転送方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5899341A (ja) |
| JP (1) | JP3289633B2 (ja) |
Cited By (3)
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| CN108974801A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-12-11 | 安徽派日特智能装备有限公司 | 一种铝壳配件的双输出上料装置 |
| CN110116921A (zh) * | 2019-05-28 | 2019-08-13 | 浙江工业大学 | 一种采用组合吸盘方法的无纺布自动分层装置及其方法 |
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| KR100245794B1 (ko) * | 1997-09-22 | 2000-03-02 | 윤종용 | 리드 프레임 이송장치 및 이를 구비한 와이어 본딩 장치 |
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