JP2504929B2 - スタッキング樹脂シ―トの分離装置 - Google Patents

スタッキング樹脂シ―トの分離装置

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JP2504929B2
JP2504929B2 JP3335711A JP33571191A JP2504929B2 JP 2504929 B2 JP2504929 B2 JP 2504929B2 JP 3335711 A JP3335711 A JP 3335711A JP 33571191 A JP33571191 A JP 33571191A JP 2504929 B2 JP2504929 B2 JP 2504929B2
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好美 佃
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TOYO HAIBURITSUDO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、載置台に上方へスタッ
キングされた樹脂シートのうち最上の樹脂シートを順に
搬出する都度、残りの樹脂シートから分離させるための
スタッキング樹脂シートの分離装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】載置台に樹脂シート例えば数10枚また
は数100枚程度積重ねておき、1枚づつ上方から搬出
して加工等を行う場合に、静電気、インク或は真空吸着
作用により1枚又は複数枚の下方の樹脂シートが付着し
て一緒に搬送される問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
点に鑑みて、上方から順に樹脂シートを搬出する際に確
実に下方の樹脂シートと分離させるためのスタッキング
樹脂シートの分離装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、載置台の途中に、スタ
ッキングされた樹脂シートを載置状態で少なくとも部分
的に外向きにわん曲させる高さ位置の変化領域を構成す
るように、両側の載置台部分から上方へ突出したローラ
を配置すると共に、スタッキングされた樹脂シートの端
部を規制するように載置台の一方側端部に設けられたス
トッパと、スタッキングされた樹脂シートのうち最上の
樹脂シートをストッパに向けて搬出ごとに押圧する駆動
具と、この駆動具の作動時にこの駆動具に対して変化領
域の反対側において樹脂シートを下方へ押圧する押圧具
とを備えたことを特徴とする。
【0005】スタッキング樹脂シートの分離装置を自動
化するには、請求項2により、駆動具が最上の樹脂シー
トの端縁を斜め上方から押圧する駆動ロッドを備えると
共に、この駆動ロッドの駆動位置に最上の樹脂シートが
セットされるのを検知するセンサを付属させ、載置台及
び駆動具間の相対的な高さ位置間隔を搬出ごとにセンサ
の検知信号に応答して樹脂シートの厚みづつ接近させる
載置台又は駆動具用昇降装置を設けることが考えられ
る。
【0006】
【作用】スタッキングされた樹脂シートをストッパで端
部を規制するように載置台に載置させると、その外向き
にわん曲させる変化領域において外向きにわん曲する。
その際、スタッキング樹脂シートのストッパ方向の移動
がローラによりスムーズに行われ、傷が付くのが防止さ
れる。わん曲部分の樹脂シートのストッパ側を押圧具で
押圧した状態で、最上の樹脂シートの他方側端部を駆動
具でストッパに向けて押圧すると、わん曲部分の最上の
樹脂シートがさらに外方へ浮上がって下方の2枚目のシ
ートから分離する。
【0007】
【実施例】図1〜図3は本発明の一実施例によるスタッ
キング樹脂シートの分離装置を示す。10は、スタッキ
ングされた可撓性の例えば厚さ数mm、1m×50cm
の樹脂シート9用の昇降装置付載置台である。この昇降
装置は、基台1の四方の軸受11に軸支された4本のね
じ棒12に載置台基部10aの裏面に取付けられたナッ
ト13を螺合させ、各ねじ棒12に取付けられた歯車1
4にタイミングベルト15を装着して、モータ16によ
り正転又は逆転駆動するように構成されている。載置台
基部10aには、中間部分で互に分離して間隙形成した
載置台17、17aが段差状に上設されている。この間
隙の載置台基部10aに取付けられたブラケット18b
に、載置台としてのローラ18及び補助ローラ18aが
回転自在に取付けられている。ローラ18の高さ位置
は、その載置面が載置台17の載置面よりも上方に位置
して、樹脂シート9を上方へわん曲させるように設定さ
れている。
【0008】載置台10の一方の端部には、スタッキン
グされた樹脂シート9のうち最上の樹脂シート9aを反
対側の端部に向けて搬出ごとに斜め上方から押圧する駆
動具として、先端部にパッド21aを備えた駆動ロッド
21を進退駆動するエアシリンダ20と、最上の樹脂シ
ート9aがその駆動位置にきて接触するのを検知するシ
ート検知用タッチセンサ23とが配置されている。これ
らのエアシリンダ及びタッチセンサの基端部は、樹脂シ
ート9の載置作業時に干渉しないように、動作位置から
上方へ回動可能にピン20a及び23aでそれぞれ支持
されている。
【0009】載置台10の他方の端部には、スタッキン
グされた樹脂シート9の他方の端部の位置規制を行うた
めの樹脂シート9の横幅に対応した面形状のストッパ2
6が設けられている。このストッパ近辺における載置台
17aの上方には、スタッキングされた樹脂シート9が
載置状態又は駆動時に浮上がるのを抑制するために下方
へ押圧する押圧具としてエアシリンダ30が設けられて
いる。このエアシリンダは、搬出時に搬出装置40(後
述する)との干渉を回避するために、僅かに中間位置よ
り側方へオフセットされて配置され、かつ持上げられた
樹脂シート9と干渉しない待機位置へ上昇するようにな
っている。そして、エアシリンダ20の作動に先立っ
て、ロッド31の先端に取付けられたパッド32が所定
の圧力で樹脂シート9をエア弾性を伴って下方へ押すよ
うに下降する。
【0010】40はレール43に沿って走行する樹脂シ
ート9の搬出装置であり、ロッド先端部に取付けられた
吸盤41、42で最上の樹脂シート9aの吸着位置まで
下降して真空吸引し、ストッパ26に干渉しない位置ま
で上昇して矢印A方向へ搬送する。吸盤42は、樹脂シ
ート9のわん曲に対応して直交方向から当接し得るよう
に、ローラ18の中心点を向いて斜めに設定されたロッ
ド42aに取付けられている。
【0011】昇降装置10〜16には、樹脂シート9を
載置台10に載置する際に基準位置までモータ16の逆
転により下降させ、また搬出時にはその終了ごとにタッ
チセンサ23が検知信号を発生するまで正転により上昇
させる制御回路が付属している。また、この検知信号に
応答して、エアシリンダ30は上方の待機位置から樹脂
シート9を所定の圧力で押圧するように下降し、次いで
エアシリンダ20は最上の樹脂シート9aを斜め方向か
ら前進駆動する分離動作用付属回路も設けられている。
【0012】このように構成されたスタッキング樹脂シ
ートの分離装置の動作は、次の通りである。載置台10
を下降させ、またエアシリンダ20及びタッチセンサ2
3を邪魔にならない位置へ回動させた状態で、ローラ1
8及び補助ローラ18aの回転を利用して、スタッキン
グされた樹脂シート9を傷付けないように、ストッパ2
6に揃えて載置しておく。搬出開始時には、載置台10
を上昇させ、タッチセンサ23に最上の樹脂シート9a
が当接した時点で停止する。次いで、図3に示すよう
に、エアシリンダ30で樹脂シート9を押圧した状態
で、エアシリンダ20が最上の樹脂シート9aの端縁9
cをストッパ26に当接させた状態で斜め上方から押圧
すると、2番目の樹脂シート9bよりも端縁9cが厚み
に相応した距離だけ前進し、中間のローラ18の上方の
わん曲部分にハッチングで示す隙間9eが形成されて2
枚目の樹脂シート9bと分離する。この状態で搬出装置
40の吸盤41は垂直下方の吸着位置へ、また吸盤42
はわん曲部の曲率中心、即ちローラ18の中心に向いた
方向で吸着位置に下降し、最上の樹脂シート9aを吸着
し、次いでエアシリンダ30を上昇させると共にエアシ
リンダ20を後退駆動させる。タッチセンサ23に当接
する部分では僅かに曲げてレール43に沿って搬出す
る。次に、タッチセンサ23が2枚目の樹脂シート9b
を検知するまで載置台10を上昇させ、同様な動作を繰
り返す。
【0013】尚、前述の実施例において、載置台を固定
として逆にエアシリンダ20及びタッチセンサ23を昇
降台に取付け、エアシリンダ30の動作位置を逐次下降
させることも考えられる。また、駆動具及び押圧具は、
搬出装置に併設して逐次搬出ごとに下降させることもで
きる。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、載置台にスタ
ッキングされた樹脂シートのうち最上の樹脂シートを順
に搬出する都度、残りの樹脂シートから確実に分離させ
るためのスタッキング樹脂シートの分離装置が実現可能
となる。つまり、静電気、真空吸着作用等により、搬出
時に複数枚の樹脂シートが搬出されることがなくなり、
作業能率が向上する。載置台の途中に外向きの変化領域
がローラで構成されることにより、スタッキング樹脂シ
ートの載置時にストッパ方向の移動がスムーズに行わ
れ、傷が付くのを防止できる。
【0015】請求項2の発明によれば、駆動位置に最上
の樹脂シートがセットされるのを検知するセンサを設
け、その検知信号に応答して載置台及び駆動具間の間隔
を樹脂シートの厚みづつ接近させる昇降装置を設けるこ
とにより、分離搬出が自動化可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスタッキング樹脂シー
トの分離装置の概略側面図である。
【図2】同シート分離装置の概略平面図である。
【図3】同シート分離装置の動作を説明する要部側面図
である。
【符号の説明】
9 樹脂シート 12 ねじ棒 17、17a、 載置台 18、18a ローラ 20、30 エアシリンダ 23 タッチセンサ 26 ストッパ 41、42 吸盤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台にスタッキングされた樹脂シート
    のうち最上の樹脂シートを順に搬出する際に、残りの樹
    脂シートから分離させるためのスタッキング樹脂シート
    の分離装置であって、 前記載置台の途中に、スタッキングされた樹脂シートを
    載置状態で少なくとも部分的に外向きにわん曲させる高
    さ位置の変化領域を構成するように、両側の前記載置台
    部分から上方へ突出したローラを配置すると共に、 スタッキングされた樹脂シートの端部を規制するように
    前記載置台の一方側端部に設けられたストッパと、スタ
    ッキングされた樹脂シートのうち最上の樹脂シートを前
    記ストッパに向けて搬出ごとに押圧する駆動具と、この
    駆動具の作動時にこの駆動具に対して前記変化領域の反
    対側において樹脂シートを下方へ押圧する押圧具とを備
    えたことを特徴とするスタッキング樹脂シートの分離装
    置。
  2. 【請求項2】 駆動具が最上の樹脂シートの端縁を斜め
    上方から押圧する駆動ロッドを備えると共に、この駆動
    ロッドの駆動位置に最上の樹脂シートがセットされるの
    を検知するセンサを付属させ、 載置台及び前記駆動具間の相対的な高さ位置間隔を搬出
    ごとに前記センサの検知信号に応答して樹脂シートの厚
    みづつ接近させる前記載置台又は前記駆動具用昇降装置
    を設けたことを特徴とする請求項1のスタッキング樹脂
    シートの分離装置。
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KR20160108626A (ko) 2015-03-04 2016-09-20 삼성중공업 주식회사 선박용 추진장치
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