JPH0763784B2 - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JPH0763784B2
JPH0763784B2 JP2113973A JP11397390A JPH0763784B2 JP H0763784 B2 JPH0763784 B2 JP H0763784B2 JP 2113973 A JP2113973 A JP 2113973A JP 11397390 A JP11397390 A JP 11397390A JP H0763784 B2 JPH0763784 B2 JP H0763784B2
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JP
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sheet
sheet material
belt conveyor
pickup device
conveying
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JP2113973A
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Inventor
義政 和田
Original Assignee
富士エンヂニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば自動車の車体をシート材のプレス成形に
より製作するプロセス等に用いられるシート搬送装置に
関する。
(従来の技術) 従来、自動車の車体は鋼板シートによって作られ、そこ
で用いられるプレス成形機へのシート材搬送システムと
しては、例えば第9図に示すものが知られている。この
種の搬送システムでは第9図に示すように、積層された
シート材(以下、スタックと称する)から1枚づつシー
ト材を吸引上昇するピックアップ装置を備えた搬送装置
(1)が設けられ、且つその位置を通るようにクレーン
セーバ(2)と云われるコンベヤが備えられ、ピックア
ップの前段階としてクレーンセーバ(2)にスタック積
込ステージ(3)が在る。この位置ではフォークリフト
により専用スキット上のスタックを該スキットと共にク
レーンセーバ(2)に載せ、デイスタッカとしての搬送
装置(1)の位置に移動する。
搬送装置(1)の下にはスタックリフタがあり、スタッ
クが搬送装置(1)の位置に至ると、スタックリフタが
上昇し、常にスタック上面が吸着レベルに位置するよう
に徐々に上昇する。次いで両側の磁気フロータが前進
し、スタック上部のサイド面に近接して停止し、シート
材をフローティングし、シート材を互いに分離する。
シート搬送装置(1)は磁石内蔵ベルトコンベヤおよび
そのベルトコンベヤ間に設けられた適当数の吸盤を備え
た上記ピックアップ装置を含み、ピックアップ装置によ
り吸引上昇したシート材を磁石内蔵ベルトコンベヤの下
面に受渡し、次工程の洗浄機(4)に供給する。その搬
送途中にダブルブランク検出器が設置され、その位置で
シート材が1枚であるか否かを検出する。
なお、搬送装置(1)の位置には、シリンダなどにより
前進、後退するオートフォーク(5)が設けられ、スキ
ット(6)上のシート材(A)が少なくなると、該オー
トフォークが前進してスキットに代ってその上の残りの
シート材を支持し、空のスキットは下降してクレーンセ
ーバ(2)により取出しステージ(7)に移動され、同
時にスタックを載せた別のスキットがクレーンセーバ
(2)により搬送装置(1)に下に送入され、オートフ
ォークが後退し、スタックリフタによりシート上面がピ
ックアップ吸着レベルまでリフトアップし、新たなスタ
ックから引き続きシート材の吸引上昇が行なわれる。
洗浄機(4)はピンチローラ、ブラシローラ、リンガー
ローラ(絞りローラ)および洗浄油ノズル等で構成さ
れ、シート材は移動しながら洗浄され、次いで中間コン
ベヤ(8)に送られ、さらにセンターリング装置(9)
で前後、左右の位置決めが行なわれ、適当なローダによ
って成形機に供給される。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のシート搬送装置では鋼板シートの搬送は好適
に行なうことができるが、吸盤によりピックアップされ
たシート材を下面で支持して搬送するため磁石内蔵ベル
トコンベヤを用いたためアルミシートの搬送には用いる
ことができない。しかるに近年、自動車の運動性能向上
および燃費改善のニーズも著しく、そのため軽量な材
料、特にアルミ合金がボデーパネルに利用されようとし
ており、そのようなニーズに従来の搬送装置では対応す
ることができない、という問題点があった。
それ故、本発明の目的は鋼板シートのみでなくアルミシ
ートの搬送も行ない得るシート搬送装置を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) 本発明によるシート搬送装置を特徴づける構成は磁石内
蔵ベルトコンベヤ(11)およびその間に設けられた吸盤
(12)を有するピックアップ装置(13)を含むと共に、
そのピックアップ装置によりシート材を2段にリフトア
ップするようにし且つ該ピックアップ装置を前進後退す
る走行装置(15)を含み、さらに上下に可動であって上
昇した際に上記ベルトコンベヤのプーリなどとの間にシ
ート材を挟んで送るピンチローラ(17)と、該ベルトコ
ンベヤの下側に在ってシート材を部分的に受けるためシ
ート材の搬送方向に進退し得るように可動の受け装置
(18)を含むことであり、該受け装置は好ましくは複数
のローラからなる。
(作用) 鋼板シートの場合は各吸盤(12)はシート材を吸着上昇
してベルトコンベヤに受け渡すと従来と同様にベルトコ
ンベヤの下側吸着面より上の位置に上昇され、その状態
でベルトコンベヤの下面でシートを吸着して次工程に移
動する。アルミシートの場合は各吸盤でシートを吸着上
昇するが、ベルトコンベヤの下面より下の位置で止めら
れ、その状態で走行装置により次工程に移動され、シー
ト材の先端がピンチローラ(17)の位置に至るとピンチ
ローラが上昇し、プーリ等との間でシート材の先端を挟
み且つ吸盤は開放され、シート材の部分は予め前進位置
に移動されていた受け装置(18)で支持され、それ以後
はプーリとピンチローラの回転によりシート材は移動さ
れる。
(実施例) 次に図面を参照のもとに本発明に関し説明する。第1図
および第2図に示すように、本発明によるシート搬送装
置も、互いに間隔を置いて並置された適当数の磁石内蔵
ベルトコンベヤ(11)と、そのベルト間に設けられた適
当数の吸盤(12)を備えたピックアップ装置(13)を含
み、該ピックアップ装置はシリンダ(14)によって上下
に移動される。この搬送装置もディスタック位置に備え
られ、従ってその下にクレーンセーバ(2)が通る。
このシート搬送装置のピックアップ装置(13)は適当な
走行装置、好ましくはタイミングベルト(15)によって
前後に可動になっており、そのためピックアップ装置お
よびシリンダ(14)が取付けられるベース(16)は例え
ばホイールとレールで支持された上、タイミングベルト
(15)に連結される。なお、この走行装置としてはシリ
ンダなど、他の装置を用いることもできるが、スピード
を要求されるためACサーボモータを用いるのが好まし
い。
また、各吸盤(12)はピックアップ装置のシリンダ(1
4)によって2段にリフトアップされ得、または機動軸
先端にストッパを備えたストッパ用シリンダによって2
段にリフトアップされるように構成されており、即ち第
3図に示すように、磁石内蔵ベルトコンベヤ(11)の吸
着搬送面たる下面より若干下の位置(a)と、その下面
より上の位置(b)に上昇し、上の位置(b)では吸盤
シート面をこすらないようになっている。
さらに、この装置ではベルトコンベヤ(11)の出口側
に、例えばシリンダによって上下可動に構成されたピン
チローラ(17)およびベルトコンベヤ(11)の下側で且
つ該ピンチローラの近くにほぼ水平に可動に設けられた
受け装置(18)が設置される。
ピンチローラ(17)は上昇されると回転ローラ、好まし
くはベルトコンベヤ(11)のプーリ(19)に当接するよ
うになっており、第4図および第5図に示すように、送
られてくるシート材(A)の先端部をプーリ(19)とピ
ンチローラ(17)の間で挟み、そのシート材を次工程、
例えば洗浄機(4)に送入する役割を果す。(20)は洗
浄機へのガイド部材である。送られてくるシート材の前
縁がピンチローラとプーリの中心を結ぶ線より約50mm進
んだ状態でピンチローラとプーリの間でシート材を挟持
するのが好ましい。
受け装置(18)はその上面でシート材の部分を受けるた
め好ましくは上面に複数のローラ(21)が設置され、且
つシート材と共に移動するためシート材の搬送方向に移
動され、その移動には好ましくはロッドレスシリンダ
(22)が用いられる。ローラ(21)が在ればシート材に
傷が付くのを好適に防ぐことができるが、同じ効果はハ
ードクロームメッキされている受板を用いても得られ
る。(23)は磁気フロータであり、鋼板シートの場合に
シート材の分離に用いられる。
なお、アルミシートでは磁気によるフローティングは不
可能であるため、例えば第6図に示すように相対する磁
気フロータ(23)の前進により最上部のシート材をわん
曲させて隙間にエアブローを行ない、または第7図に示
すようにスタックの一方の側に回転ブラシ(24)を設
け、他の側の磁気フロータ(23)でスタック上部を押し
て傾斜させ且つブラシ(24)の回転により生じる間隙に
エアブローを行なってシート材の分離を行なってもよ
く、または他の方法で分離してもよいが、最も好ましい
分離方式としては第8図に示すように、ピックアップ装
置が下降してアルミシートを吸着上昇する際、吸盤配列
の前列目の各吸盤(12a)にリフト機構を備え、ピック
アップ装置が上昇する前に前列目の吸盤(12a)を若干
リフトアップしてシートの前縁をめくり上げ、その隙間
にエアブローを行ない、分離する方式が用いられる。
この搬送装置では鋼板シートの場合には前述の従来技術
と同様に磁石内蔵ベルトコンベヤ(11)によってシート
材の搬送が行なわれるが、アルミシートの場合には次の
ように行なわれる。
即ち、ピックアップ装置(13)の作動により各吸盤(1
2)でアルミシートのスタックからシート材を吸着上昇
するが、第3図に示すように各吸盤はベルトコンベヤ
(11)の下面より下の位置で止められ、その状態で走行
装置としてのタイミングベルト(15)を作動してピック
アップ装置(13)を次工程に向かって移動する。その移
動に関連して予定のタイミングでピンチローラ(17)が
上昇し且つ受け装置(18)が内側(スタックの在る側)
に前進する。移動されるシート材(A)の先端がピンチ
ローラ(17)の位置に至ると第5図に示すように、ピン
チローラ(17)とプーリ(19)との間でシート材の先端
を挟み且つそれと同時に各吸盤による吸着は解除され
る。またその際、シート材の部分は予め前進位置に移動
されていた受け装置(18)で受けられ、且つベルトコン
ベヤ(11)の作動によりプーリ(19)は回転し、従って
該プーリとピンチローラの回転によりシート材は移動さ
れる。シート材の移動と共に受け装置(18)も同方向に
移動する。なお、吸盤の吸着が解除されるとピックアッ
プ装置(13)は元の位置に戻り、次の吸着に備えらえ
る。
(発明の効果) 上記のように、本発明によれば、磁石内蔵ベルトコンベ
ヤの作動に代えてピックアップ装置を移動することによ
り、鋼板シートの搬送のみでなく、アルミシートの搬送
が可能になる。従って鋼板シートとアルミシートの搬送
に共用することができるのでそれらのシートの成形を著
しく便利にし、設備の占有スペースを節減し且つコスト
の節減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例によるシート搬送装置の立面図、
第2図はその平面図、第3図はその概略を示す立面図、
第4図はその一部の立面図、第5図はその作動状態を示
す立面図、第6図はスタック上部のシート材を分離する
動作を例示する立面図、第7図は他の分離装置の例を示
す立面図、第8図はさらに他の分離方式を示す立面図、
そして第9図はこのシート搬送装置が用いられるシート
成形プロセスの一例を示す概略図である。 図中、11:磁石内蔵ベルトコンベヤ、12:吸盤、13:ピッ
クアップ装置、15:走行装置、17:ピンチローラ、18:受
け装置、19:プーリ、21:受け装置のローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層シート材から後記ピックアップ装置に
    より1枚づつ吸引上昇されたシート材を搬送するための
    磁石内蔵ベルトコンベヤと、前記ベルトコンベヤ間に設
    けられた複数の吸盤を備えたピックアップ装置を含むシ
    ート搬送装置において、 前記吸盤は前記磁石内蔵ベルトコンベヤの下面より下お
    よび上の2段にリフトアップするようになっており、さ
    らに前記ピックアップ装置を前進、後退する走行装置
    と、前記ベルトコンベヤの出口側に在って上下可動であ
    り且つ上昇した際に回転体との間にシート材を挟むピン
    チローラと、前記ベルトコンベヤの下側に在ってシート
    材を部分的に受けるためシート材の搬送方向に進退し得
    るように可動に備えられた受け装置とを含むことを特徴
    とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載のシート搬送
    装置において、前記受け装置の上面には複数のローラが
    備えられているシート搬送装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載のシート搬送
    装置において、前記回転体は前記ベルトコンベヤの出口
    側のプーリであるシート搬送装置。
JP2113973A 1990-04-29 1990-04-29 シート搬送装置 Expired - Lifetime JPH0763784B2 (ja)

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JPH0413430A JPH0413430A (ja) 1992-01-17
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