JPH052499Y2 - - Google Patents

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JPH052499Y2
JPH052499Y2 JP5663988U JP5663988U JPH052499Y2 JP H052499 Y2 JPH052499 Y2 JP H052499Y2 JP 5663988 U JP5663988 U JP 5663988U JP 5663988 U JP5663988 U JP 5663988U JP H052499 Y2 JPH052499 Y2 JP H052499Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、成形後のワークを保持し、コンベ
ヤにより搬送され、パレツトにワークを整列させ
るオートパレタイザ装置に関する。
[従来の技術] 従来、成形後のワークを保持し、コンベヤによ
り搬送され、パレツトにワークを整列させるオー
トパレタイザ装置としては、特開昭61−226449号
公報に示されるように、プレス機械から平伏状態
で搬出されたワークを、起立状態でパレツトに積
み込む技術は、既に知られている。特に、この従
来技術においては、不良ワーク発生時において
は、ワーク起立手段全体を移動させて、この不良
ワークを排出することにより、加工ラインの停止
を回避し、加工効率を低下させないことを目的と
している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来技術において
は、ワークをプレス機械から搬送する駆動装置
と、ワークを平伏状態から起立状態に回動させる
駆動装置とを別々に備えているため、両駆動装置
の間の駆動タイミングを同期させることが出来ず
に、ワークの積み込みタクトが低下して、作業効
率が悪い問題点が指摘されている。
ここで、両駆動装置間の駆動タイミングを取る
ために、別途検出機構を設けると、構成が複雑と
なり、高価格になる等の問題点が新たに発生する
ことになる。
この考案は上述した課題に鑑みてなされたもの
で、この考案の目的は、簡単な構成で、ワークの
搬送と回動とを同期させることが出来、積み込み
タクトをアツプさせることの出来るオートパレタ
イザ装置を提供する事である。
[問題点を解決するための手段] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、
この考案に係わるオートパレタイザ装置は、基台
と、ワークを吸着・保持する吸着保持部材と、前
記基台にに移動可能に取り付けられ、これを一方
向に沿つて案内する案内部材と、この案内部材の
先端部に取り付けられ、前記吸着保持部材を回動
自在に支持する支持部材と、前記基台に対して接
離する方向に沿つて移動可能に支持され、先端部
が前記支持部材に接続された連結部材と、前記案
内部材に取着されると共に、前記連結部材に接続
され、この連結部材を前記基台に接近する方向に
移動するよう付勢する付勢部材と、前記基台に固
定され、前記連結部材の基端部がこの付勢部材の
付勢力により当接し、前記支持部材の回動位置を
規定するガイド部材とを具備する事を特徴てい
る。
[作用] 以上のように構成されるオートパレタイザ装置
においては、ワークを吸着・保持する吸着保持部
材の回動角度は、これを回動自在に支持する支持
部材により規定され、且つ、この支持部材の回動
位置は、これに接続された連結部材の基端部が付
勢部材により当接されるガイド部材により規制さ
れることになる。このようにして、ワークを搬送
すべくワークを吸引・保持した保持部材が案内部
材の移動に伴ない基台を一方向に沿つて搬送され
る際において、ガイド部材の形状に応じて、支持
部材の回動位置、即ち、ワークの回動位置は規定
されることになる。このようにして、別段検出機
構を設けることなく、ワークの搬送と回動との同
期を機械的に取ることにより、簡単に、積み込み
タクトをアツプすることが出来ることになる。
[実施例] 以下に、この考案に係わるオートパレタイザ装
置の一実施例の構成を添付図面を参照して、詳細
に説明する。
第1図に示すように、このオートパレタイザ装
置10は、、図示しない土台上に脚部12を介し
て立設され、ワークWの搬送方向(図中符合Xで
示す方向)に沿つて延出する基台14を備えてい
る。この基台14は、中央部分に上下方向に貫通
する穴部14aを有しており、この結果、第2図
に側面図として示すように 基台14の中央部に
おいては、前後一対の延出部分14b,14cが
現れることになる。この基台14上には、両延出
部分14b,14cにまたがつた状態で、第2図
に示すように、一対の門型のスタンド16a,1
6bが固着されている。
これらのスタンド16a,16bには、ステイ
18a,18bを夫々介して、一対の第1のシリ
ンダ装置20a,20bが取り付けられている。
両第1のシリンダ装置20a,20bは、同一に
構成され、共に、下方に向けて突出するピストン
22a,22bを夫々備えている。これらピスト
ン22a,22bは、夫々、図示しない圧力源か
らの圧力媒体を受けて、上下方向に沿つて進退駆
動されるものである。
これらピストン22a,22bの下端には、共
通のリフト台24が取着されている。このリフト
台24は、断面コ字状に形成され、上述した基台
12の穴部14a内を上下方向に移動するよう設
定されている。このリフト台24の第1図中手前
側の面には、矢印Xで示す方向に沿つて延出する
ガイド部材26が固着されている。このガイド部
材26は、後述するワークWの回動位置を規制す
るためのものであり、下面から構成されるガイド
面26aを備えている。
このガイド面26aの、図中、延出区間の左側
約2/3の部分26a1は水平に延出し、右側約1/3の
部分26a2は、右方に向かうにつれて徐々に上昇
するよう構成されている。このガイド面26aに
は、後述する連結棒28の上端に回転自在に取り
付けたローラ30が下方から弾性的に当接するも
のである。
一方、前述した基台14の穴部14a内には、
ガイド部材26の下方に位置した状態で、図中、
矢印Xで示す方向に沿つて摺動可能にスライドブ
ロツク32が配設されている。このスライドブロ
ツク32の手前側の面(第2図中右側面)には、
取付板34を介して、上下に僅かな距離だけ離間
した一対の第1の挟持ローラ36a,36bが左
右に夫々回転自在に取り付けられている。また、
スライドブロツク32の向う側の面(第2図中左
側面)には、断面コ字状の第1のガイドレール3
8が矢印Xで示す方向に沿つて延出した状態で固
着されている。
ここで、第1図中、手前側の延出部分14aの
内側面の下端縁には、水平方向に沿つて延出した
状態で、平板状の第2のガイドレール40が固着
されている。また、基台14の図中向う側の延出
部分14bの内側面の下端縁には、水平方向に沿
つて等間隔に複数のガイドローラ42(第2図に
示す。)が回転自在に配設されている。
ここで、このスライドブロツク32側の第1の
ガイドレール38には、基台14側のガイドロー
ラ42が転接し、スライドブロツク32側の第1
の挟持ローラ36a,36bは、第2のガイドレ
ール40を上下から挟持するように設定されてい
る。このようにして、ガイドブロツク32は、第
1図中、矢印Xで示すように、左右方向に沿つて
往復移動することが出来るように支持されること
になる。
また、上述したリフト台24の下方には、これ
と共に上下動すると共に、ガイドブロツク32と
共に横方向に沿つて移動するように配設された制
御板44が配設されている。このため、この制御
板44には、リフト台24の下側の水平片を上下
から挟持した状態で、第2図に示すように、第2
の挟持ローラ46が回転自在に取り付けられてい
る。また、この制御板44の下面には、これから
下方に延出し、上述したガイドブロツク32を上
下方向に貫通した一対の貫通ロツド48が固着さ
れている。このような構成により、制御板44、
即ち、貫通ロツド48は、リフト台24の上下動
に応じて上下動すると共に、ガイドブロツク32
の移動に応じて、左右方向に沿つて横移動するこ
とになる。
これら貫通ロツド48の下端には、共通の支持
板50が固着されている。そして、この支持板5
0の下側には、これに回転自在に支持された回転
支軸52を介して、ワークWを吸着・保持するた
めの吸着・保持パツド54が複数取り付けられた
取付部材56が取り付けられている。換言すれ
ば、ワークWは、貫通ロツド48の下端に回動自
在に取り付けられていることになる。
一方、このワークWの回動位置を規定するため
に、上述した連結棒28の下端が、回動自在に、
取付部材56に接続されている。この連結棒28
を上方に常時付勢する付勢部材として、第2のシ
リンダ装置58が、上述した制御板44に固定さ
れている。即ち、この制御板44のピストン60
の先端には、下端が、連結棒28の中間部に回動
自在に接続された接続部材62の上端が回動自在
に接続されている。この接続部材62は、これの
中間部において、制御板44の第1図中右端に回
転自在に支持されている。
ここで、この第2のシリンダ装置58は、常
時、ピストン60を引き込む方向に付勢されてお
り、この結果、接続部材62を介してピストン6
0に接続された連結棒28は、常時、上昇へ偏倚
するよう付勢されることになる。そして、この付
勢力により、この連結棒28は、これの上端に取
り付けられたローラ30が、上述したガイド部材
26の下面から構成されるガイド面26aに弾性
的に転接することになる。
尚、第1図に示すように、このガイドブロツク
32を横方向に沿つて往復移動するための駆動機
構64が、基台14に設けられている。この駆動
機構64は、基台14の穴部14aの図中左側に
回転自在に軸支された駆動スプロケツト66と、
図中右側に回転自在に軸支された従動スプロケツ
ト68と、これら駆動スプロケツト66と従動ス
プロケツト68とにエンドレスに捲回されたチエ
ーン70と、この駆動スプロケツト66を可逆転
可能に回転駆動する駆動モータ72とから構成さ
れている。
ここで、このチエーン70の一部は、上述した
ガイドブロツク32に固着されている。このよう
に駆動機構64は構成されているので、駆動モー
タ72が時計方向に回転駆動することにより、ガ
イドブロツク32は図中左方に移動し、一方、駆
動モータ72が反時計方向に回転駆動することに
より、ガイドブロツク32は図中右方に移動する
ことになる。
以上のように構成されるこの一実施例のオート
パレタイザ装置10において、次に、ワークWの
図示しないプレス装置からパレツトへの移送動作
につき、第1図に基づいて説明する。
先ず、第1図において、基台14の図中左端位
置で規定される所の前受けステーシヨンAにおい
て、前工程において成形されたワークWを、この
オートパレタイザ装置10は受け取るように構成
されている。
ここで、このワークWは、例えば、第3図に示
すように、車両のサイドフレームであり、このワ
ークWは、平伏状態にその姿勢を設定されてい
る。
このような平伏状態にあるワークWをこのオー
トパレタイザ装置10が前受けするに当り、ガイ
ドブロツク32は、図中左端まで移動されてお
り、また、第1のシリンダ装置22a,22b
は、共に、回動支軸52が、符合52Aで示すよ
うに、他のステーシヨンで規定される位置よりも
高い位置となるよう、対応するピストン22a,
22bを上下に引き込むよう付勢されている。
この前受けステーシヨンAで吸引・保持パツド
54を介して受け取つた後、駆動モータ72は、
反時計方向に駆動して、ガイドブロツク32を図
中右方に移動させる。そして、このガイドブロツ
ク32が基台14の略中央に規定された加工ステ
ーシヨンBまで進む直前において、第1のシリン
ダ装置20a,20bが起動して、リフト台24
を最下位置まで押し下げる。
ここで、ガイドブロツク32の移動に伴なつ
て、貫通ロツド48を介して、制御板44も一体
的に図中右方に移動することになり、この制御板
44に取り付けられた第2の挟持ローラ46は、
依然としてリフト台24の下側片を上下から挟持
していることになる。この結果、このリフト台2
4の押し下げに伴なつて、制御板44は右方に移
動しつつ、押し下げられることになる。このよう
にして、加工ステーシヨンBが規定されることに
なる。
この加工ステーシヨンBにおいては、前加工さ
れたワークWは、吸引・保持パツド54の吸引動
作が停止されて落下し、図示しないプレス加工装
置に装填され、このプレス加工装置において最終
的な加工動作、例えば、バーリング加工や、今迄
加工できなかつた穴開け加工等のプレス加工動作
を受けることになる。この後、吸引・保持パツド
54の吸引動作が再開されて、最終加工されたワ
ークWは、再び、これら吸引・加工パツド54に
吸引・保持されることになる。
この後、この最終加工を受けたワークWのパレ
ツト74(第3図以降に示す)への移送・立て積
み動作が開始される。即ち、駆動モータ72が更
に反時計方向の駆動を再開し、これと同時に、第
1のシリンダ装置20a,20bは、対応するピ
ストン22a,22bを僅かに引き上げるように
起動する。この結果、回転支軸52の移動軌跡と
して一転鎖線lで示すように、この回転支軸52
は、ガイドブロツク32の図中右方への移動と制
御板44の持ち上げとにより、一旦上方に引き上
げられた後に、右方に移動することになる。
この後、ガイドブロツク32の右方への移動に
伴ない、連結棒28は、これの上端に取り付けた
ローラ30が当接するガイド部材26のガイド面
26aの上方への傾斜に伴ない、第2のシリンダ
装置58の付勢力により、徐々に上方に偏倚する
ことになる。この連結棒28の上方への偏倚によ
り、取付部材56は、回動支軸52回りに、反時
計方向に徐々に回動することになる。
そして、ガイドブロツク32が、第2のガイド
レール40の図中右端まで移動して、パレタイズ
ステーシヨンCにもたらされることにより、連結
棒28のローラが係合するガイド面26aの位置
は、最上位置にもたらされ、この結果、連結棒2
8は最上位置まで持ち上げられることになる。こ
の結果、ワークWを吸引・保持している吸引・保
持部材54が取り付けられた取付部材56は、加
工ステーシヨンBの位置から反時計方向に90度回
動することになる。換言すれば、このパレタイズ
ステーシヨンCのワークWは、加工ステーシヨン
Bで吸引した時の平伏姿勢から回動されて、起立
姿勢に変更されることになる。
以上のようにしてパレタイズステーシヨンCに
移動されたワークWの、パレツト74へのパレタ
イザ動作を、第4図乃至第7図を参照して、説明
する。尚、第4図乃至第何図に示す状態は、図面
の都合上、第1図に示す状態と左右対称状態に描
かれている。
パレタイズされるパレツト74は、第3図及び
第4図に示すように、上面及び一側面が開放され
た筐体から構成され、ワークWが立て積みされた
状態で、20枚パレタイズされる容量に形成されて
いる。
このように構成されたパレツト74は、第4図
に示すように、空の状態でリフタ76により上昇
されてパレタイズ位置に移動されるものである。
また、このパレタイズ位置にもたらされたリフタ
76の側方には、パレツト搬出用のコンベイヤ7
8が配設されている。尚、リフタ76とコンベイ
ヤ78との互いの対向部分には、互いに上下方向
に相補的に組み合うように構成された複数のアイ
ドルローラ群76a,78aを、夫々備えてい
る。また、リフタ76とコンベイヤ78とは、
夫々独立した駆動機構を有している。
このように構成されたパレタイズステーシヨン
Cにおいては、第4図に示すように、20枚のワー
クWが立て積みされた状態で収納され、搬出用の
コンベイヤ78により図示しない次工程に搬出さ
れていくと、ガイドブロツク32が前受けステー
シヨンAに戻り、次のワークWを吸引・保持し、
加工ステーシヨンBにおいて、最終加工動作を受
けさせている間に、次に空パレツト74がリフタ
76の上昇に伴ない、パレタイズステーシヨンC
にもたらされる。
そして、第5図に示すように、パレツト74の
後端が、後端検出器80により検出されるまで、
リフタ76の駆動機構により搬出用コンベイヤ7
8に向けて搬送される。尚、このパレツト74に
ワークWが1枚づつ立て積みされる毎に、そのワ
ークWの厚さ分だけ、パレツト74はコンベイヤ
78に向けて搬送されることになる。このように
して、パレタイズステーシヨンCにもたらされ
て、吸引・保持パツド54から開放されるワーク
Wの位置は、一定の位置に設定することが出来、
駆動モータ72の制御動作が簡略化されることに
なる。
このようにして、ワークWは、1枚目から順次
パレツト74に立て積みされることになる。この
立て積み動作は、ワークWが2枚目から6枚目ま
では、第6図に示すように、リフタ76上にのみ
パレツト74が載置された状態で実行され、この
間に、搬出用のコンベイヤ78を駆動して、この
上に載置されたパレツト(即ち、既に20枚のワー
クWが立て積みされたパレツト)74を搬出する
ものである。また、ワークWが7枚目ないし9枚
目までは、リフタ76とコンベイヤ78との両者
にまたがつて載置された状態で実行される。そし
て、ワークWの10枚目以降の立て積み動作は、パ
レツト74がコンベイヤ78上にのみ載置された
状態で実行されるものである。
ここで、第7図に示すように、パレツト74に
ワークWが少なくとも10枚立て積みされた状態に
おいて、重量のバランスからリフタ76を下方に
下げても問題を生じないものである。このため、
依然としてパレツト74に対する立て積み動作が
続行しているものの、リフタ76は下降されて、
この上に空のパレツトを載置し、下降された位置
に待機するように設定されている。このようにし
て、20枚のワークWがパレツト74に立て積みさ
れ終わり、搬出動作さ開始された時点で、空のパ
レツトを載置したリフタ76は上昇して、第4図
に示すように、短時間の内に、次のワークWの立
て積み動作を受け入れることが可能となり、作業
効率が向上することになる。
尚、第3図に示すように、このパレツト74の
開口側縁の夫々上部には、20枚立て積みされたワ
ークWが搬出途中において倒れ込まないようにす
るため、可動フツク82が取り付けられている。
これら可動フツク82は、立て積み最中において
は、これの邪魔にならないように、開口側縁に沿
つて立ち下げられており、コンベイヤ78を介し
ての搬出動作に先立ち、90度内方に回動して、立
て積みされたワークWを係止するように設定され
ている。
以上詳述したように、このオートパレタイザ装
置10においては、加工ステーシヨンBからパレ
タイズステーシヨンCにワークWを搬送するに際
して、ワークWの姿勢を平伏状態から起立状態に
変化させるのを、独立した駆動機構を用いずに、
第2のシリンダ装置58により常時上方に付勢さ
れた連結棒28の上端に取り付けられたローラ
と、ガイド部材26のガイド面26aとの係合に
基づき、このガイド面26の形状変化により連結
棒28の上下位置を変化させ、もつて、ワークW
の姿勢を平伏状態から起立状態へ変化させるよう
にしている。この結果、ワークWの搬送と回転と
を駆動同期を検出機構を介して取ることなく、機
械的に正確に取ることが出来るようになり、積み
込みタクトのアツプを達成することが出来ること
になる。また、検出機構を必要としないことか
ら、構成の簡略化を促進することが出来ると共
に、装置の低廉化を図ることが出来るものであ
る。
また、この一実施例においては、連結棒28を
上方に付勢する付勢部材として、第1のシリンダ
装置20a,20bと同様の駆動源を用いる第2
のシリンダ装置58を利用している。この結果、
付勢部材としての別個の駆動源を必要とせず、構
成が簡略化されることになる。
この考案は、上述した一実施例の構成に限定さ
れることなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、ガイド
ブロツクの搬送方向を水平方向として説明した
が、これに限定されることなく、ガイドブロツク
を垂直方向に沿つて搬送するように構成しても良
い。また、ワークWを、平伏状態から起立状態に
変化させるように説明したが、これに限定される
ことなく、垂直状態から平伏状態に変化させるよ
うにしても良い。
更に、連結棒28を上方に付勢する付勢部材と
して、第2のシリンダ装置を用いるように説明し
たが、これに限定されることなく、スプリングを
用いるように構成しても良いことは言うまでも無
い。
[考案の効果] 以上詳述したように、この考案に係わるオオー
トパレタイザ装置は、基台と、ワークを吸着・保
持する吸着保持部材と、前記基台にに移動可能に
取り付けられ、これを一方向に沿つて案内する案
内部材と、この案内部材の先端部に取り付けら
れ、前記吸着保持部材を回動自在に支持する支持
部材と、前記基台に対して接離する方向に沿つて
移動可能に支持され、先端部が前記支持部材に接
続された連結部材と、前記案内部材に取着される
と共に、前記連結部材に接続され、この連結部材
を前記基台に接近する方向に移動するよう付勢す
る付勢部材と、前記基台に固定され、前記連結部
材の基端部がこの付勢部材の付勢力により当接
し、前記支持部材の回動位置を規定するガイド部
材とを具備する事を特徴ている。
従つて、この考案によれば、簡単な構成で、ワ
ークの搬送と回動とを同期させることが出来、積
み込みタクトをアツプさせることの出来るオート
パレタイザ装置が提供される事になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わるオートパレタイザ装
置の一実施例の構成を一部切り欠いて示す正面
図;第2図は第1図に示すオートパレタイザ装置
の要部を示す側面図;第3図はパレツトの構成を
示す側面図;第4図はワークを積み終わつたパレ
ツトの搬出動作を空パレツトの設定動作とを概略
的に示す正面図;第5図は1枚目のワークの立て
積み動作を概略的に示す正面図;第6図は2枚目
乃至6枚目のワークの立て積み状態を概略的に示
す正面図;そして、第7図は10枚目乃至19枚目の
ワークの立て積み状態を概略的に示す正面図であ
る。 図中、10……オートパレタイザ装置、12…
…脚部、14……基台、14a……穴部、14
b,14c……延出部分、16a,16b……ス
タンド、18a,18b……ステイ、20a,2
0b……第1のシリンダ装置、22a,22b…
…ピストン、24……リフト台、26……ガイド
部材、26a……ガイド面、28……連結棒、3
0……ローラ、32……ガイドブロツク、34…
…取付板、36a,36b……第1の挟持ロー
ラ、38……第1のガイドレール、40……第2
のガイドレール、42……ガイドローラ、44…
…制御板、46……第2の挟持ローラ、48……
貫通ロツド、50……支持板、52……回転支
軸、54……吸着・保持パツド、56……取付部
材、58……第2のシリンダ装置、60……ピス
トン、62……接続ロツド、64……駆動機構、
66……駆動スプロケツト、68……従動スプロ
ケツト、70……チエーン、72……駆動モー
タ、74……パレツト、76……リフタ、76a
……リフタのアイドルローラ群、78……搬出用
コンベイヤ、78a……コンベイヤ用のアイドル
ローラ群、80……後端検出器、82……可動フ
ツクである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 成形後のワークを保持し、コンベヤにより搬送
    され、パレツトにワークを整列させるオートパレ
    タイザ装置であつて、 基台と、 ワークを吸着・保持する吸着保持部材と、 前記基台にに移動可能に取り付けられ、これを
    一方向に沿つて案内する案内部材と、 この案内部材の先端部に取り付けられ、前記吸
    着保持部材を回動自在に支持する支持部材と、 前記基台に対して接離する方向に沿つて移動可
    能に支持され、先端部が前記支持部材に接続され
    た連結部材と、 前記案内部材に取着されると共に、前記連結部
    材に接続され、この連結部材を前記基台に接近す
    る方向に移動するよう付勢する付勢部材と、 前記基台に固定され、前記連結部材の基端部が
    この付勢部材の付勢力により当接し、前記支持部
    材の回動位置を規定するガイド部材とを具備する
    事を特徴とするオートパレタイザ装置。
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