JP2003246451A - 育苗箱積重ね装置 - Google Patents

育苗箱積重ね装置

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JP2003246451A
JP2003246451A JP2002049657A JP2002049657A JP2003246451A JP 2003246451 A JP2003246451 A JP 2003246451A JP 2002049657 A JP2002049657 A JP 2002049657A JP 2002049657 A JP2002049657 A JP 2002049657A JP 2003246451 A JP2003246451 A JP 2003246451A
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seedling raising
nursery
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stacking
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JP2002049657A
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Masato Yamaguchi
正人 山口
Masayuki Harada
真幸 原田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送装置に載置されて搬入されてきた育苗箱
を、リフト機構によって持上げて下方から順次積重ねて
ゆくに、搬入されてきた育苗箱wを正しい姿勢で整然と
積重ねることができるようにする。 【解決手段】 育苗箱搬入経路の左右両側に、育苗箱w
に左右から作用する縦棒状のガイド部材13,14を配
備するとともに、育苗箱wが積重ね位置に搬入されてき
たことを箱到着センサ17で感知してリフト機構5を作
動させるよう構成するとともに、箱到着センサ17を前
記ガイド部材13より箱搬入方向下手側に外れて配置し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、播種処理の済んだ
育苗箱を多段に積重ねて発芽処理する場合などに利用さ
れる育苗箱積重ね装置に関する。
【0002】
【従来の技術】育苗箱積重ね装置としては、例えば、特
開平8−12081号公報に開示されているように、搬
送装置に載置されて搬入されてきた育苗箱を下方から順
次積重ね、所定枚数の育苗箱が積重ねられると、これを
一対のチャックの係止爪によってまとめて持上げて搬送
し、待機しているパレットの上に複数段に亘って積み込
むよう構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】係る育苗箱積重ね装置
においては、搬送装置によって積重ね位置に搬入されて
きた育苗箱の到着をセンサで感知して積重ね作動を開始
することになるが、搬入された育苗箱の姿勢が平面的に
傾いていたりすると、積重ねが整然と行われなくなるお
それがある。
【0004】また、持上げ搬送された育苗箱群を、パレ
ットの上、もしくは、先にパレット上に移載した育苗箱
群の上に積込む場合、チャックを開く際に、搬送してき
た育苗箱が係止爪で引きずられて、整然と積込むことが
できなくなるおそれがある。
【0005】また、持上げ搬送された育苗箱群を、パレ
ットの上、もしくは、先にパレット上に移載した育苗箱
群の上に積込む場合、パレットの載置面の高さや、先に
移載した育苗箱群の高さは必ずしも一定ではなく、チャ
ックを下降させる際の停止位置を確定することが困難で
あった。
【0006】また、積重ねられた育苗箱群をチャックで
把持して持上げ、横移動搬送する場合、特に動き始めに
育苗箱群群が振れるおそれがあり、横移動搬送速度を余
り速くすることが困難であった。
【0007】また、持上げ搬送された育苗箱群を、先に
パレット上に移載した育苗箱群の上に積込む場合、先に
移載されている下段の育苗箱群に搬送されてきた上段の
育苗箱群を正しく位置合わせすることが難しく、整然と
した積込みができなくなるおそれがあった。
【0008】また、大規模な育苗施設などでは多量の育
苗箱を処理するので、パレットの交換を速やかに行うこ
とが、作業能率を向上するために重要な事項となる。
【0009】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、育苗箱積重ね装置における上記した各
種の問題点を解消あるいは緩和することを主たる目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用、および効果〕
【0011】請求項1に係る発明の育苗箱積重ね装置
は、搬送装置に載置されて搬入されてきた育苗箱を、リ
フト機構によって持上げて下方から順次積重ねてゆく育
苗箱積重ね機構を備え、育苗箱搬入経路の左右両側に、
育苗箱に左右から作用する縦棒状のガイド部材を配備す
るとともに、育苗箱が積重ね位置に搬入されてきたこと
を箱到着センサで感知して前記リフト機構を作動させる
よう構成するとともに、前記箱到着センサを前記ガイド
部材より箱搬入方向下手側に外れて配置してあることを
特徴とする。
【0012】上記構成によると、育苗箱が斜めになって
搬入されてきて、育苗箱の前端部が左右に置するガイド
部材に引っ掛かると、育苗箱は箱到着センサにまでは届
かず、箱到着が感知されることはなく、リフト機構が作
動開始されることはない。
【0013】従って、請求項1の発明によると、育苗箱
が傾くことなく所定の姿勢で積重ね位置の奥にまで正し
く搬入された時だけ箱到着センサがこれを感知してリフ
ト機構が作動開始されることになり、乱れた姿勢で搬入
されきたままリフト機構が作動して不揃いな積重ね作動
が行われることが未然に回避される。
【0014】〔請求項2に係る発明の構成、作用、およ
び効果〕
【0015】請求項2に係る発明の育苗箱積重ね装置
は、請求項1の発明において、左右の前記ガイド部材の
少なくとも一方を、積重ね経路側に弾性付勢してある。
【0016】上記構成によると、育苗箱の幅に多少の差
があってもガイド部材が弾性後退してこれを吸収するこ
とができ、適切な案内によって整然とした積重ねを行う
ことができる。〔請求項3に係る発明の構成、作用、お
よび効果〕
【0017】請求項3に係る発明の育苗箱積重ね装置
は、搬送装置に載置されて搬入されてきた育苗箱を、リ
フト機構によって持上げて下方から順次積重ねてゆく育
苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の育苗箱群を
把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み位置に待機
している載置台上に搬送して移載する積込み搬送機構と
を備え、前記把持機構には、育苗箱群の下方に差入れら
れる支持爪と、前記支持爪が箱下方から抜き出される際
に育苗箱群を爪抜き出し方向から受け止める箱支持部材
を備えてあることを特徴とする。
【0018】上記構成によると、積重ねられた育苗箱群
は、その下に差入れられた支持爪で受け止められて持上
げられ、載置台あるいは載置台上に先に積込まれた育苗
箱群の上に置かれ、支持爪を箱下方から抜き出すこと
で、搬送してきた育苗箱群を載置台あるいは先に積み込
まれた育苗箱群の上に積込むことになるが、支持爪を箱
下方から抜き出す場合、支持爪に受け止められている育
苗箱が引きずられよおうとするが、箱支持部材がこれを
受け止め阻止するため、育苗箱群にずれが発生すること
はない。
【0019】従って、請求項3の発明によると、持上げ
搬送してきた育苗箱群を、載置台あるいは載置台上に先
に積み込まれた育苗箱群の上に崩れなく正しく積込むこ
とができる。
【0020】〔請求項4に係る発明の構成、作用、およ
び効果〕
【0021】請求項4に係る発明の育苗箱積重ね装置
は、搬送装置に載置されて搬入されてきた育苗箱を、リ
フト機構によって持上げて下方から順次積重ねてゆく育
苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の育苗箱群を
把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み位置に待機
している載置台上に搬送して移載する積込み搬送機構と
を備え、前記把持機構を昇降手段によって昇降操作可能
に支持するとともに、把持機構の昇降手段に対する相対
上昇を許容する融通を備え、この融通を介しての把持機
構の相対上昇変位を感知して、搬送した育苗箱群の着地
を検知するよう構成してあることを特徴とする。
【0022】上記構成によると、把持機構で持上げた育
苗箱群を載置台あるいは載置台上に先に積み込まれた育
苗箱群の上に置くと、把持機構はそれ以上下降できなく
なり、この状態で更に昇降手段による下降作動を続ける
と、昇降手段のみが下降して把持機構が昇降手段に対し
て相対上昇変位し、これが検知されて昇降手段の下降作
動が停止される。
【0023】従って、請求項4の発明によると、育苗箱
群を移載する着地面の高さにが一定でなくても把持機構
を過不足なく適正に下降させることができる。
【0024】〔請求項5に係る発明の構成、作用、およ
び効果〕
【0025】請求項5に係る発明の育苗箱積重ね装置
は、搬送装置に載置されて搬入されてきた育苗箱を、リ
フト機構によって持上げて下方から順次積重ねてゆく育
苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の育苗箱群を
把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み位置に待機
している載置台上に搬送して移載する積込み搬送機構と
を備え、前記把持機構を昇降手段によって昇降操作可能
に支持するとともに、育苗箱群を把持して上昇した把持
機構に接当して、この把持機構の振れを阻止する受止め
部材を積込み搬送機構に備えてあることを特徴とする。
【0026】上記構成によると、把持機構で把持した育
苗箱群を積重ね位置から持上げると、把持機構は受止め
部材に下方から接当して振れ止め状態となり、把持機構
の振れを接当阻止した状態で積込み位置まで搬送されて
ゆく。
【0027】従って、請求項5の発明によると、積重ね
位置から積込み位置までの搬送中の育苗箱のずれ動きや
崩れがないので、搬送速度を速めて作業能率を向上する
ことができる。
【0028】〔請求項6に係る発明の構成、作用、およ
び効果〕
【0029】請求項6に係る発明の育苗箱積重ね装置
は、搬送装置に載置されて搬入されてきた育苗箱を、リ
フト機構によって持上げて下方から順次積重ねてゆく育
苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の育苗箱群を
把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み位置に待機
している載置台上に搬送して移載する積込み搬送機構と
を備え、前記把持機構に、把持した育苗箱群の角部を押
圧案内する位置合わせ部材を備え、この位置合わせ部材
を、育苗箱群の角部を押圧する作用位置と育苗箱群の角
部から外方上方に離反した退避位置とに亘って平行移動
可能に構成するとともに、作用位置において位置合わせ
部材の下端部を把持した育苗箱群より下方に突出させる
よう構成してあることを特徴とする。
【0030】上記構成によると、把持機構で把持されて
搬送されてきた育苗箱群を、載置台上に先に積み込まれ
ている育苗箱群の上に積込む場合、搬送されてきた育苗
箱群より下方に突出している位置合わせ部材を、先に積
み込まれている育苗箱群の角部に押し当て、その後、把
持機構による把持を解除することで搬送されてきた育苗
箱群を先に積み込まれている育苗箱群の上に揃えて積込
むことができる。そして、積込みが終わると、位置合わ
せ部材を外方上方に平行に退避させることで、把持機構
を大きく上昇させなくても、積込んだ育苗箱群に接触す
ることなく把持機構を積重ね位置に向けて復帰移動させ
ることができる。なお、搬送されてきた育苗箱群を載置
台上に積込む場合には、載置台上近くで先に位置合わせ
部材を外方上方に退避させることになる。
【0031】従って、請求項6の発明によると、搬送さ
れてきた育苗箱群を、載置台上に先に積み込まれている
育苗箱群の上に整然と揃えて積込むことができ、多数枚
の育苗箱を載置台上に崩れることなく適正に積み上げる
ことができる。
【0032】〔請求項7に係る発明の構成、作用、およ
び効果〕
【0033】請求項7に係る発明の育苗箱積重ね装置
は、請求項3〜6のいずれか一項に記載の育苗箱積重ね
装置であって、積上げられた複数の載置台を最下段のも
のから1台づつ抜き出して所定の育苗箱積込み位置にま
で送り込む載置台搬送機構を備え、この載置台搬送機構
を、搬送チェーンに備えた係止部材で載置台を係止して
水平搬送するとともに、係止搬送される載置台を搬送レ
ール上に載置して摺動案内するよう構成してある。
【0034】上記構成によると、積込み位置での育苗箱
積込みが終了すると、満載の載置台は搬出され、これに
代わって空の載置台が載置台搬送機構によって送り込ま
れる。この場合、積み上げられた複数の載置台のうちの
最下段のものが1台だけが係止されて抜き出され、搬送
レール上に沿って摺動搬送されてゆくことになり、後続
の載置台は搬送力を受けることなく順次繰り下がってく
る。
【0035】従って、請求項7の発明によると、載置台
を1台づつ的確に積込み位置に送り込むことができ、無
駄時間なく連続的な積込み処理を行うことができ、大量
の育苗箱を処理する育苗施設などにおいて能率的な作業
を行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1および図2に、育苗箱積重ね
装置の全体が示されている。この育苗箱積重ね装置は、
播種処理の済んだ育苗箱を多段に積重ねて出芽施設に送
り込む行程で利用されるものであり、育苗箱wを多段に
積重ねる育苗箱積重ね機構1と、積重ねられた所定枚数
の育苗箱wをまとめて持上げて、待機しているパレット
などの載置台P上に複数ブロックにして積上げる積込み
移載機構2と、載置台搬送装置3とを備えている。
【0037】図3に示すように、育苗箱積重ね機構1
は、育苗箱wを載置して箱長手方向に沿って搬入する搬
送装置4と、所定の積重ね位置に到達した育苗箱wを水
平に持上げるリフト機構5と、所定高さまで持上げられ
た育苗箱wを下方から受け止め支持する箱支持機構6と
から構成されており、以下に各部の構造を詳細に説明す
る。なお、以後の説明において、育苗箱wの長辺方向を
前後方向、短辺方向を左右方向と呼称する。
【0038】図5,6に示すように、前記搬送装置4
は、モータ7によって駆動される左右一対のチェーン8
をレール9に沿って走行させるよう構成されており、播
種ライン10の終端から送り出されてきた播種処理済み
の育苗箱wを受取り載置して積重ね位置に送り込む。こ
の積重ね位置の前後と左右両脇後には、棒材からなるガ
イド部材11,12,13,14が一対づつ縦姿勢に配
置されて装置フレーム15に取付けられ、積重ね位置に
おいて下方から順次に積上げられる多段の育苗箱wを前
後および左右から案内する積重ね径路Lが形成されてい
る。
【0039】ここで、、積重ね径路Lを形成するガイド
部材11,12,13,14のうち、後部のガイド部材
12の下端は、搬入される育苗箱wの通過を妨げない高
さに設定されるとともに、前部のガイド部材11の下端
は、搬入されてきた育苗箱wの前端を接当支持するよう
箱搬送径路と干渉する高さに設定され、また、左右のガ
イド部材13,14の下端側やや下広がり状に形成さ
れ、搬入時の左右方向での位置ずれを吸収できるように
なっている。また、前後のガイド部材11,12は櫓状
に組上げられた装置フレーム15に前後位置調節可能に
固定されれるとともに、左側のガイド部材13も装置フ
レーム15に左右位置調節可能に固定され、また、図7
中に示すように、右側のガイド部材14のみが、装置フ
レーム15に支持ロッド14aを介して左右に所定範囲
でスライド可能に支持されるとともに、バネ16によっ
て積重ね径路L側へ付勢され、育苗箱wの横幅寸法が多
少違っていてもその差異を吸収できるよう構成されてい
る。
【0040】積重ね位置の奥部下方には、育苗箱wが積
重ね位置に搬入されてきたことを感知する箱到着センサ
17が配備されており、箱到着の感知に基づいてリフト
機構5が起動されるようになっている。この箱到着セン
サ17は、搬入されてきた育苗箱wの底面との接触によ
って感知作動するものであり、左右のガイド部材13,
14のうちの前部のものよりも箱搬送方向下手側に外れ
た位置に設置されており、育苗箱wが平面姿勢で傾いた
状態で搬入されてきて、左右のガイド部材13,14の
いずれかに引っ掛かって止まってしまったような場合に
は箱到着の感知がなされず、正しく搬入されない状態で
不当にリフト機構5が起動されてしまような事態が未然
に回避されるようになっている。
【0041】前記リフト機構5は、積重ね位置の左右に
回転式のリフト部材18を配備して構成されている。こ
のリフト部材18は、前後水平に支架された回転支軸1
9に前後一対のアーム部材20が固着されるとともに、
前後のアーム部材20の3つの頂点に亘ってローラ(回
転体)21が遊転自在に前後水平に軸支装着された構造
となっており、左右のリフト部材18はモータ22によ
って互いに逆向きに同調して一定ピッチ(この例では1
20°ピッチ)づつ回転駆動されるようになっている。
【0042】前記箱支持機構6は、積重ね径路Lにおけ
る下部の左右両脇に前記リフト部材18を前後から挟む
ように前後一対づつ配備されており、起立姿勢の揺動ア
ーム23が育苗箱搬入高さよりも低い位置の前後水平支
点a周りに横揺動可能に支持されるとともに、この揺動
アーム23の上端に、積重ね径路L側に向けて突出する
先細り形状の係止爪24が取付けられた構造となってい
る。図10に示すように、この係止爪24は、揺動アー
ム23に対して前後方向および上下方向に位置調節可能
にボルト連結されており、前後方向に適当な幅を有する
とともに、その下向きの背面s1 は積重ね径路L側に向
けて略45°で傾斜されている。また、係止爪24の上
面には箱受止め支持用の水平係止面s2 が形成されると
ともに、その先端側には緩やかに先下がり傾斜する傾斜
係止面s3 が形成されている。なお、揺動アーム23の
前記支点aは、前記傾斜係止面s3 が開始される位置の
直下位置近くに設定するのが望ましい。
【0043】図7に示すように、対向する左右の揺動ア
ーム23にはバネ25が架設されて、両揺動アーム23
がそれぞれ積重ね径路L側に向けて同一の付勢力で揺動
されるとともに、各揺動アーム23の下方延出端に備え
られた接当ボルト26が装置フレーム15に接当するこ
とで、揺動アーム23の付勢揺動限界が規制されてい
る。そして、この接当ボルト26を進退調節することに
よって、アーム上端に取付けた前記係止爪24の積重ね
径路L側への突入限界位置を調節することが可能となっ
ている。
【0044】育苗箱積重ね機構1は以上のように構成さ
れており、次にその積重ね作動を図11〜図14に基づ
いて、行程順に説明する。
【0045】(1)図11に示すように、箱支持機構6
に育苗箱wが支持されていない状態で最初の育苗箱wが
積重ね位置に搬入されてくると、前部のガイド部材11
に接当支持され、前後方向での位置決めがなされる。こ
の時、リフト機構5におけるリフト部材18は、その一
つのローラ21が箱移動径路の左右下方に入り込んだ位
置に待機している。
【0046】(2)図12に示すように、積重ね位置へ
の箱搬入が箱到着センサ17で感知確認されるとモータ
22が起動され、左右のリフト部材18が互いに逆向き
に同調して回転駆動され、積重ね位置の育苗箱wは左右
のリフト部材18におけるローラ21ですくい上げられ
るように水平に持上げられてゆく。
【0047】(3)育苗箱wが持上げられると、その左
右上辺における外端縁が、積重ね径路Lに突入した位置
で待機している箱支持機構6における左右係止爪24の
下向きの背面S1 に接当押圧され、係止爪24はバネ2
5に抗して横外側方に後退移動される。この場合、育苗
箱wが左右の係止爪24の間の左右中心位置にあると、
左右の係止爪24から育苗箱wに与えられる押圧反力の
水平横方向成分が同一となり、育苗箱wはそのまま左右
中心に位置したまま持上げられてゆくが、もしも、育苗
箱wが左右いずれかに偏位して持上げられると、その偏
位した方向の係止爪24に先に接当することになり、そ
の押圧反力が育苗箱wに働く。ここで、育苗箱wはリフ
ト部材における遊転自在なローラ21に受け止め支持さ
れて持上げられているので、育苗箱wは左右方向に対し
ては軽く転動移動しやすい状態にあり、従って、上記の
ように横方向の押圧反力を受けると直ちにその反力作用
方向に移動され、左右の係止爪24からの押圧反力が等
しくなる位置、つまり、左右の係止爪24の中心に育苗
箱wが自動位置修正されることなる。
【0048】(4)このようにして左右にも位置決めさ
れて持上げられた育苗箱wが係止爪24を通過すると、
図13に示すように、係止爪24は揺動アーム23とと
もに積重ね径路L側へ復帰移動し、係止爪24が育苗箱
wの下方に入り込む。その後、リフト部材18は更に回
転されて育苗箱wから離脱し、リフト部材18による支
持を解除された育苗箱wは左右の係止爪24に受け止め
支持される。この場合、係止爪24の先端側には先下が
りの傾斜係止面s3 が形成されているので、係止爪24
の爪先が育苗箱wの下にもぐり込みやすく、爪先が育苗
箱wの側面に引っ掛かってうまく入り込めなくなるよう
な事態が回避される。
【0049】(5)育苗箱wが持上げられている間に次
の箱搬入が行われ、リフト部材18が1ピッチ(120
°)回転した時点で一旦停止し、次の育苗箱wが積重ね
位置に搬入されたことが確認されると、リフト部材18
は再び回転駆動され、次の箱持上げ作動が上記のように
行われる。
【0050】(6)2枚目以降の箱持上げにおいては、
図14に示すように、上層の育苗箱wを受止め支持して
いる係止爪24が下層の育苗箱wの持上げに伴って後退
移動され、上層の育苗箱wの下に下層の育苗箱wが積重
ねられることになる。この場合、揺動アーム23の支点
aは、箱搬入高さよりも低い位置で、育苗箱wの横外端
位置の直下近くに位置するように設定されているので、
係止爪24は大きい半径の円弧軌跡で移動することにな
り、上段の育苗箱wから抜き出される際に上方の育苗箱
wを持上げる成分は極少ないものとなっている。
【0051】ここで、図9に示すように、育苗箱wの外
側面には補強用に縦リブ27が形成されており、この縦
リブ27に対向するよう係止爪24が揺動アーム23に
位置設定して取付けられている。従って、図8に示すよ
うに、係止爪24が上段の育苗箱wの底から外れても縦
リブ27に係止爪24が作用することで、上層の育苗箱
wが直ちに落下することはなく、係止爪24の後退移動
に連れて上下育苗箱wの間隔が次第に小さくなり、衝撃
なく積重ねられるのである。
【0052】(8)以後、上記作動を順次行うことで多
数枚(この例では10枚)の育苗箱wをに下方から順次
積重ねてゆくことができ、積重ねられた所定枚数の育苗
箱wは、積込み移載機構2によって搬出されてゆく。
【0053】図15〜図19に示すように、積込み移載
機構2は、育苗箱積重ね機構1で積重ねられた所定枚数
の育苗箱wをまとめて持上げる把持機構31と、この把
持機構31を、積重ね位置とその横側方に離れた積込み
位置との間に亘って左右に往復移動させる積込み搬送機
構32とから構成されており、以下に各部の構造を詳細
に説明する。なお、この説明においても、先の説明と同
様に、育苗箱wの長辺方向を前後方向、短辺方向を左右
方向と呼称する。
【0054】積込み搬送機構32は、装置フレーム15
の上端に取付けられた左右に長い前後一対のレール3
3、このレール33に沿って左右に走行可能に搭載され
た搬送台枠34、装置フレーム15の上部に配備された
搬送台枠駆動用のモータ35、などから構成されてお
り、一方のレール33と平行に巻回配備したベルト36
をモータ35によって正逆に回動させることで、このベ
ルト36に連結した搬送台枠34が左右に往復移動され
るようになっている。
【0055】搬送台枠34には前後一対のボス37が設
けられ、このボス37に上下スライド自在に挿通された
一対のガイド軸38の下端に昇降枠39が連結されてい
る。昇降枠39は、搬送台枠34上に配備された大径の
スプロケット40に巻き掛けられたチェーン41に吊り
下げ連結されており、モータ42によってスプロケット
40を正逆駆動することで昇降枠39が大きいストロー
クで平行に案内昇降されるようになっている。そして、
この昇降枠39にも前後一対のボス43が設けられ、各
ボス43に一定小範囲で上下スライド自在に挿通される
とともにストッパ44aで落下阻止されたガイド軸44
の下端に前記把持機構31が連結されている。
【0056】把持機構31は、前記ガイド軸44の下端
に連結された支持枠51と、この支持枠51に前後端か
ら下方に延出された支持アーム52、この支持アーム5
2の左右両側に取付けられた前後一対の把持アーム5
3、等から構成されており、積重ねられた育苗箱w群を
前後の支持アーム52の間に収めた状態で、前後の把持
アーム53の下端に取付けられて内向きに突設され支持
爪54で育苗箱群Wを下方から受止め支持するようにな
っている。
【0057】前後の支持アーム52は、積重ねられた育
苗箱群Wを前後から支持する箱支持部材として機能する
ものであり、横方向に幅広に構成されている。また、こ
の支持アーム52の下端部には、一定範囲で上下スライ
ド自在、かつ、バネ55によって下方にスライド付勢さ
れた延長案内部材56が備えられており、自由状態の延
長案内部材56は支持爪54よりも下方に突出されてい
る。
【0058】前記把持アーム53は支持アーム52の上
部に横向き支点bを中心に回動可能に挿通された支軸5
7に連結固定されるとともに、把持アーム53から上方
に操作アーム58が延出されている。この操作アーム5
8は、支持枠51上に配備された駆動アーム59の両端
にロッド60を介して連動連結されており、駆動アーム
59をエアーシリンダ61で正逆に回動することで、把
持アーム53が前後に開閉揺動されて、前記支持爪54
が出退駆動されるようになっている。
【0059】また、支持枠51の前後には左右に張出し
アーム51aが設けられるとともに、各張出しアーム5
1aの先端部から下方に向けてガイド棒62が延出さ
れ、これらガイド棒62によって、積重ねられた育苗箱
群Wの左右方向への倒れを受け止め阻止するよう構成さ
れている。
【0060】積込み移載機構2は以上のように構成され
ており、次にその積込み作動を行程順に説明する。
【0061】(1)育苗箱積重ね機構1で育苗箱積重ね
処理が行われている間、搬送台枠34は育苗箱積重ね機
構1の上方に位置し、把持機構31は、支持爪54を開
放した状態で所定の高さまで下降されて待機している。
この時、支持爪54は最下段に育苗箱wの下方に入り込
むことが可能な高さ位置にある。
【0062】(2)所定枚数(この例では10枚)の積
重ねが完了したことが計数手段で確認されると、開放揺
動されていた把持アーム53が閉じ揺動され、育苗箱群
Wの前後下方に支持爪54が差し入れられる。
【0063】(3)次に、昇降枠39が駆動上昇され、
育苗箱群Wを把持した把持機構31は育苗箱積重ね機構
1の上方にまで上昇される。この場合、把持機構31に
おける支持枠51の張出しアーム51aの先端部が、可
動台枠34に設けられた4箇所の受止め部材45の下端
に接当ゴム46を介して当て付け支持され、これによっ
て把持機構31が振らつくことなく安定保持される〔図
16,18参照〕。
【0064】(4)育苗箱群Wが持上げられると、可動
台枠34が積込み用の所定位置まで走行移動して停止さ
れ、把持機構31が下降される。
【0065】(5)積込み位置には予め載置台Pが待機
しており、把持機構31で把持された育苗箱群Wが載置
台P上に置かれる。この場合、把持機構31における延
長案内部材56は先行して載置台Pに接当するが、把持
機構31の下降に伴って相対的に弾性後退される〔図2
2参照〕。また、育苗箱群Wが載置台P上に置かれても
昇降枠39の下降はなおも続行され、支持爪54の載置
台Pへの接当によって下降が不能となった支持枠51に
対して昇降枠39が下降する。ここで、支持枠51には
鉄板からなる検出片63が立設されるとともに、昇降枠
39には前記検出片63に対する近接スイッチ64が設
けられており、支持枠51に対して昇降枠39が接近下
降して、両枠51,39の距離が設定以下にまで近づく
と、近接スイッチ64が検出片63を感知し、これによ
って育苗箱群Wの着地を感知して昇降枠39の下降が停
止される〔図21参照〕。
【0066】(6)次に、把持アーム53が開放駆動さ
れてその下端の支持爪54が育苗箱群Wと載置台Pとの
間から抜き出され、育苗箱群Wが載置台P上に移載され
る。この場合、支持爪54の抜き出しに伴う育苗箱wの
引きずり移動が幅広の支持アーム53によって受け止め
阻止され、育苗箱群Wは所定の積重ね状態を維持して載
置台P上に積込まれる。
【0067】(7)載置台P上への育苗箱群Wの積込み
が完了すると、把持機構31は移載された育苗箱群Wの
上方にまで上昇されるとともに、積重ね位置上方の原点
位置へ復帰移動され、把持機構31が最初の持上げ高さ
にまで下降され、これで1回の積込み移載処理が終了す
る。
【0068】(8)図4に示すように、2回目以降の積
込み行程では、載置台P上での積込み位置が異なり、こ
の例では1回目から4回目までが左右方向に順次積込み
位置が異なるよう設定されている。そして、5回目から
8回目の積込みは、先に移載された1回目から4回目ま
での育苗箱群Wの上にそれぞれ2段積みが行われる。こ
の2段積みにおいては、把持機構31における把持アー
ム53の下端に備えた延長案内部材56が、把持してい
る育苗箱群Wより下方に突出しているので、1段目の育
苗箱群W(1) の外側面に延長案内部材56を当て付ける
ことで、2段目の育苗箱群W(2) を位置ずれなく1段目
の育苗箱群W(1) に積上げることができる。なお、この
2段積みにおいても、把持機構31で把持された2段目
の育苗箱群W(2) が1段目の育苗箱群W(1) の上に置か
れて下降が不能になった後に、昇降枠39が融通範囲で
更に設定量だけ下降したことを上記のように近接スイッ
チ64で検出し、これによって育苗箱群W(2) の着地を
感知して昇降枠39の下降を停止し、次の作動に移行す
るのである。
【0069】(9)1回目から8回目までの積込みは載
置台Pの前半部で行われ、この積込みが終了すると、載
置台Pが前方に1ピッチ送られ、載置台Pの後半部に、
上記と同様に9回目から16回目の2段積み移載が行わ
れ、1台の載置台Pに対して2段積み8ブロックの積込
みが行われる。つまり、この例では1台の載置台Pに総
計160枚の育苗箱wを積込み移載することが可能とな
っているのである。
【0070】(10)そして、載置台Pへの16回の積
込みが完了すると、満載の載置台Pは載置台搬送装置3
によって前方の搬出位置に送り出され、搬出された満載
載置台Pはフォークリフトなどによって発芽施設に搬送
されてゆく。
【0071】また、積込み位置の後方には空の載置台P
を段積み収容した載置台供給部65が設置されており、
この載置台供給部65から取出した空の載置台Pが積込
み位置に搬入セットされ、次の積込みに備える。なお、
載置台供給部65から搬出位置に亘って据付けられた載
置台搬送装置3は以下のように構成されている。
【0072】図1,23,24に示すように、載置台搬
送装置3は、モータ66によって縦回し駆動される3本
の搬送チェーン67が左右に並列配備された構造となっ
ており、前記載置台供給部65には前記搬送チェーン6
7より高く搬送レール68が配備されて、この搬送レー
ル68上に空の載置台Pが段積み収容されるとともに、
載置台供給部65の前後には、載置台Pを案内支持する
前部支持枠69と後部支持枠70が立設されている。
【0073】並列された3本の搬送チェーン67の内、
外側2本の搬送チェーン67には、一定ピッチで係止部
材71が備えられており、段積み収容された最下段の載
置台Pのみが係止部材71に後端を係止されて前方に押
し出され、搬送レール68上を摺動しながら移動し、前
部支持枠69の下端に形成されたゲートから送出されて
ゆくようになっている。
【0074】載置台供給部65を出た載置台Pは、3本
の搬送チェーン67に直接載置された状態となり、積込
み位置および搬出位置では、載置台Pに働く荷重は、3
本の搬送チェーン67を案内するチェーンレール72で
分散支持される。
【0075】〔別実施形態〕本発明は、以下のような形
態で実施することもできる。
【0076】(1)図25〜図27に示すように、把持
機構31における前後の支持アーム52に、平行四連リ
ンク機構75に支持された上下に長い位置合わせ部材7
6を左右一対づつ装備するとともに、エアーシリンダ7
7によって平行四連リンク機構75を駆動して、位置合
わせ部材76を育苗箱群Wの角部を押圧する作用位置
と、育苗箱群Wの角部から外方上方に離反した退避位置
とに亘って平行に開閉動作動させるように構成すると、
載置台Pでの2段積みにおいて、閉じ姿勢にした位置合
わせ部材76を、先に積込んだ1段目の育苗箱群W(1)
の角部に当て付けることで、次に搬送してきた2段目の
育苗箱群W(2) を位置ずれなく整然と1段目の育苗箱群
W(1) に積上げることができる。なお、搬送されてきた
育苗箱群Wを載置台P上に積込む場合には、載置台P上
近くで先に位置合わせ部材76を外方上方に退避させる
ことになる。
【0077】また、この構成によると、四隅の位置合わ
せ部材76が育苗箱群Wの持ち上げ搬送中における崩れ
を防ぐので、前例におけるガイド棒62は不要となる。
従って、載置台P上での積上げ作動の後、位置合わせ部
材82を上外方に後退移動させるだけで、把持機構31
を大きく上昇させなくても育苗箱群Wに干渉することな
く横移動復帰させることができる。
【0078】(2)育苗箱群Wが積込まれる載置台Pと
しては、フォークリフトによって搬送されるパレット状
のものの他に、転輪を備えた搬送台車状のものを利用す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】育苗箱積重ね装置の全体平面図
【図2】育苗箱積重ね装置の全体側面図
【図3】育苗箱積重ね機構および積込み部を示すの正面
【図4】育苗箱の流れを示す斜視図
【図5】育苗箱積重ね機構の平面図
【図6】育苗箱積重ね機構の側面図
【図7】育苗箱積重ね機構の正面図
【図8】積重ね作動を示す要部の正面図
【図9】育苗箱の斜視図
【図10】係止爪取付け構造を示す分解斜視図
【図11】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図12】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図13】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図14】育苗箱積重ね機構の積重ね作動を示す正面図
【図15】積込み搬送機構の側面図
【図16】育苗箱把持状態の積込み搬送機構を示す側面
【図17】積込み搬送機構の正面図
【図18】育苗箱把持状態の積込み搬送機構を示す正面
【図19】積込み搬送機構の要部を示す平面図
【図20】育苗箱積込み作動状態の積込み搬送機構を示
す側面図
【図21】育苗箱積込み作動状態の積込み搬送機構を示
す側面図
【図22】積込み搬送機構の育苗箱把持部を示す正面図
【図23】載置台搬送機構の側面図
【図24】載置台搬送機構の正面図
【図25】他の実施形態の把持機構の一部を示す側面図
【図26】他の実施形態の把持機構を示す正面図
【図27】その要部を示す平面図
【符号の説明】
1 育苗箱積重ね機構 4 搬送装置 5 リフト機構 13,14 ガイド部材 17 箱到着センサ 31 把持機構 32 積込み搬送機構 45 受止め部材 52 箱支持部材(支持アーム) 54 支持爪 67 搬送チェーン 68 搬送レール 71 係止部材 76 位置合わせ部材 w 育苗箱 W 育苗箱群 P 載置台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B027 NE09 TA18 TC07 TC09 TC14 TC18 TC19 3F029 AA09 BA14 CB03 CB13 DA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送装置に載置されて搬入されてきた育
    苗箱を、リフト機構によって持上げて下方から順次積重
    ねてゆく育苗箱積重ね機構を備え、 育苗箱搬入経路の左右両側に、育苗箱に左右から作用す
    る縦棒状のガイド部材を配備するとともに、育苗箱が積
    重ね位置に搬入されてきたことを箱到着センサで感知し
    て前記リフト機構を作動させるよう構成するとともに、
    前記箱到着センサを前記ガイド部材より箱搬入方向下手
    側に外れて配置してあることを特徴とする育苗箱積重ね
    装置。
  2. 【請求項2】 左右の前記ガイド部材の少なくとも一方
    を、積重ね経路側に弾性付勢してある請求項1記載の育
    苗箱積重ね装置。
  3. 【請求項3】 搬送装置に載置されて搬入されてきた育
    苗箱を、リフト機構によって持上げて下方から順次積重
    ねてゆく育苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の
    育苗箱群を把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み
    位置に待機している載置台上に搬送して移載する積込み
    搬送機構とを備え、 前記把持機構には、育苗箱群の下方に差入れられる支持
    爪と、前記支持爪が箱下方から抜き出される際に育苗箱
    群を爪抜き出し方向から受け止める箱支持部材を備えて
    あることを特徴とする育苗箱積重ね装置。
  4. 【請求項4】 搬送装置に載置されて搬入されてきた育
    苗箱を、リフト機構によって持上げて下方から順次積重
    ねてゆく育苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の
    育苗箱群を把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み
    位置に待機している載置台上に搬送して移載する積込み
    搬送機構とを備え、 前記把持機構を昇降手段によって昇降操作可能に支持す
    るとともに、把持機構の昇降手段に対する相対上昇を許
    容する融通を備え、この融通を介しての把持機構の相対
    上昇変位を感知して、搬送した育苗箱群の着地を検知す
    るよう構成してあることを特徴とする育苗箱積重ね装
    置。
  5. 【請求項5】 搬送装置に載置されて搬入されてきた育
    苗箱を、リフト機構によって持上げて下方から順次積重
    ねてゆく育苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の
    育苗箱群を把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み
    位置に待機している載置台上に搬送して移載する積込み
    搬送機構とを備え、 前記把持機構を昇降手段によって昇降操作可能に支持す
    るとともに、育苗箱群を把持して上昇した把持機構に接
    当して、この把持機構の振れを阻止する受止め部材を積
    込み搬送機構に備えてあることを特徴とする育苗箱積重
    ね装置。
  6. 【請求項6】 搬送装置に載置されて搬入されてきた育
    苗箱を、リフト機構によって持上げて下方から順次積重
    ねてゆく育苗箱積重ね機構と、積重ねられた所定枚数の
    育苗箱群を把持機構でまとめて持上げて、所定の積込み
    位置に待機している載置台上に搬送して移載する積込み
    搬送機構とを備え、 前記把持機構に、把持した育苗箱群の角部を押圧案内す
    る位置合わせ部材を備え、この位置合わせ部材を、育苗
    箱群の角部を押圧する作用位置と育苗箱群の角部から外
    方上方に離反した退避位置とに亘って平行移動可能に構
    成するとともに、作用位置において位置合わせ部材の下
    端部を把持した育苗箱群より下方に突出させるよう構成
    してあることを特徴とする育苗箱積重ね装置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか一項に記載の育
    苗箱積重ね装置であって、 積上げられた複数の載置台を最下段のものから1枚づつ
    抜き出して所定の育苗箱積込み位置にまで送り込む載置
    台搬送機構を備え、 この載置台搬送機構を、搬送チェーンに備えた係止部材
    で載置台を係止して水平搬送するとともに、係止搬送さ
    れる載置台を搬送レール上に載置して摺動案内するよう
    構成してある育苗箱積重ね装置。
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