JPH10186480A - カメラの連動機構 - Google Patents

カメラの連動機構

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JPH10186480A
JPH10186480A JP8342029A JP34202996A JPH10186480A JP H10186480 A JPH10186480 A JP H10186480A JP 8342029 A JP8342029 A JP 8342029A JP 34202996 A JP34202996 A JP 34202996A JP H10186480 A JPH10186480 A JP H10186480A
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Japan
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teeth
gear
driven gear
camera
thin
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JP8342029A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Onda
和彦 恩田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/10Viewfinders adjusting viewfinders field
    • G03B13/12Viewfinders adjusting viewfinders field to compensate for change of camera lens or size of picture
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03B2215/0507Pop-up mechanisms
    • G03B2215/051Pop-up mechanisms with movable reflector, e.g. change of illumination angle or illumination direction

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ鏡胴とファインダ又はストロボの連動
機構に薄歯を有するギヤを噛合させて配設することによ
り、カメラの小型化が図れるカメラの連動機構を提供す
ること。 【解決手段】 レンズ鏡胴2の繰り出し及び繰り込みと
連動して回転し歯の一部が歯幅を薄くした薄歯32とさ
れる駆動ギヤ3と、この駆動ギヤ3と噛み合い駆動ギヤ
の駆動力をファインダ又はストロボの駆動部へ伝達する
歯車であって歯の一部が歯幅を薄くして薄歯32と噛み
合わない薄歯42とされる従動ギヤ4とを備えて構成さ
れている。このため、レンズ鏡胴2が本体内から撮影可
能な位置まで繰り出す間、薄歯32、42を噛み合い位
置で重なるようにすることにより、駆動ギヤを空回りさ
せることができる。従って、ファインダのレンズやスト
ロボの閃光管が必要以上に移動することがなく、ファイ
ンダ又はストロボの設置スペースを小さくすることがで
き、カメラの小型化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴の繰り
出し動作又は繰り込み動作とファインダの視野角調節又
はストロボの照射角調節とを連動させるカメラの連動機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯性に優れた小型カメラの開発
が進められており、被写体の像をフィルムに結像するた
めのレンズ鏡胴をカメラ本体内に収納可能としたものが
知られている。すなわち、カメラを使用しない時には本
体内にレンズ鏡胴を完全に収納し、カメラ使用時にボタ
ン操作などによりレンズ鏡胴をカメラ本体から繰り出さ
せ、望遠撮影時には更にレンズ鏡胴を大きく繰り出せる
カメラが知られている。このようなカメラにおいては、
望遠撮影時のレンズ鏡胴の繰出動作及び繰込動作(繰り
出したレンズ鏡胴を引き込む動作)に伴い、ファインダ
の視野角及びストロボの照射角を適宜調節する必要があ
る。このため、レンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みに連
動してファインダのレンズを移動させストロボの閃光管
を移動させる連動機構がカメラに内蔵されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たカメラにあっては、ファインダ、ストロボ又は連動機
構の設置に大きなスペースを要し、カメラの小型化が効
率良く行えないという問題点がある。すなわち、前述の
カメラにおいて、レンズ鏡胴が本体内の収納位置から撮
影可能な位置まで移動する間では、ファインダの視野角
及びストロボの照射角の調節が不要である。ところが、
連動機構によりレンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みの動
作にファインダレンズやストロボ閃光管を完全に連動さ
せると、そのレンズや閃光管が必要以上に移動すること
となり、ファインダやストロボの設置スペースが大きな
ものとなり、カメラの小型化が効率良く行えない。ま
た、そのようなファインダレンズやストロボ閃光管の移
動を抑制するため、連動機構にカムを用いる場合があ
る。
【0004】例えば、特公平4−78974号公報に
は、レンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みと連動して往復
移動するカム板を設け、そのカム板にその移動方向に対
し斜めにカム溝を形成すると共に、そのカム溝にファイ
ンダのレンズ及びストロボの発光管(閃光管)を係止さ
せた連動機構が開示されている。このような連動機構に
よれば、レンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みに連動して
カム板が移動し、その移動に伴ってファインダのレンズ
やストロボの閃光管が移動する。そして、カム溝の一部
をカム板の移動方向と平行する方向に形成することによ
り、ファインダのレンズやストロボの閃光管が必要以上
に移動することを抑制することができる。ところが、こ
のような連動機構にあっては、カム溝を通常より長く形
成する必要があるため、カム板が大きいものとなる。従
って、連動機構が大きなものとなり、カメラの小型化を
図る上で支障となる。
【0005】そこで本発明は、以上のような問題点を解
決するためになされたものであって、カメラの小型化が
図れるカメラの連動機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、使用時に本体からレンズ鏡胴を撮
影可能な位置まで繰り出し、使用しない時に本体内にレ
ンズ鏡胴を繰り込んで収納可能とし、望遠撮影時にレン
ズ鏡胴を位置より更に繰り出すと共に、このレンズ鏡胴
の更なる繰り出しと連動してファインダの視野角又はス
トロボの照射角の調節を行うカメラにおいて、レンズ鏡
胴の繰り出し及び繰り込みと連動して回転する歯車であ
ってその歯の一部が歯幅を薄くした第一の薄歯とされて
いる駆動ギヤと、駆動ギヤと噛み合い駆動ギヤの駆動力
をファインダ又はストロボの駆動部へ伝達する歯車であ
ってその歯の一部が歯幅を薄くして第一の薄歯と噛み合
わない第二の薄歯とされている従動ギヤとを備えて構成
されていることを特徴とする。
【0007】このような発明によれば、レンズ鏡胴を本
体内と撮影可能な位置との間で繰り出し及び繰り込むと
きに、駆動ギヤと従動ギヤの噛み合い位置で第一の薄歯
と従動ギヤが重なるようにすることにより、駆動ギヤの
駆動力が一時的に従動ギヤに伝達されず、駆動ギヤが空
回りすることとなる。このため、ファインダのレンズや
ストロボの閃光管が必要以上に移動することがない。
【0008】また本発明は、第二の薄歯と隣接する位置
に歯が形成されていない欠歯部を従動ギヤが有している
ことを特徴とする。
【0009】このような発明によれば、駆動ギヤにおけ
る通常の歯幅の歯が噛み合い位置に位置しているときに
も駆動ギヤを空回りさせることが可能となる。このた
め、少ない第一の薄歯により、駆動ギヤの空回り量を多
く得られる。
【0010】更に本発明は、少なくとも第一の薄歯と第
二の薄歯もしくは欠歯部が重なり合うときに、従動ギヤ
又はその従動ギヤと連動する部材の移動を抑制する移動
抑制手段を具備していることを特徴とする。
【0011】このような発明によれば、駆動ギヤからの
駆動力が伝達されていないときに、従動ギヤの自由な移
動が抑制され、ファインダの視野角やストロボの照射角
の調節ズレが未然に防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の種々の実施形態について説明する。尚、各図において
同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0013】(実施形態1)図1は、カメラの連動機構
の斜視図である。図1において、連動機構1は、カメラ
内部に設けられ、レンズ鏡胴2の繰り出し及び繰り込み
の動作とファインダのレンズ及びストロボの閃光管の移
動動作とをレンズ鏡胴2の位置に応じて適宜連動させる
ためのものであって、駆動ギヤ3と従動ギヤ4を備えて
構成されている。駆動ギヤ3は、多数の歯31を有する
歯車であって、例えば、図1のように外周面に多数の歯
31を形成した平歯車が用いられる。そして、この駆動
ギヤ3の歯31の一部は、歯幅を薄くした薄歯32とさ
れている。薄歯32は歯幅が通常の歯31の幅寸法に対
し半分程度に薄くされたものであり、例えば、多数の歯
31のうち二つのものが薄歯32とされる。
【0014】この駆動ギヤ3は、カメラ本体内で軸着さ
れ、レンズ鏡胴2の繰り出し及び繰り込みと連動して回
転するようになっている。例えば、レンズ鏡胴2の繰り
出し及び繰り込み機構とモータ等の同一駆動源から歯車
列等の動力伝達手段51を介して駆動力が与えられてお
り、レンズ鏡胴2が繰り出されると時計回りに回転し、
レンズ鏡胴2が繰り込まれると反時計回りに回転して、
レンズ鏡胴2と連動して回転する構造となっている。
【0015】一方、従動ギヤ4は、図1に示すように駆
動ギヤ3と噛み合うように配設され、駆動ギヤ3の駆動
力を受けてファインダ及びストロボの駆動部へその駆動
力を伝達する歯車であって、例えば、図1のように外周
面に多数の歯41を形成した円弧状のギヤが用いられ
る。従動ギヤ4の歯41の一部は、歯幅を薄くして駆動
ギヤ3の薄歯32と噛み合わない薄歯42となってい
る。すなわち、薄歯42は、他の歯41と比べ歯幅を薄
くされ、駆動ギヤ3の薄歯32と歯幅方向において異な
る位置に形成されており、その薄歯32と噛み合わず、
かつ、駆動ギヤ3の他の歯31(薄歯32以外の歯3
1)とは噛み合うような形状とされている。また、従動
ギヤ4は、駆動ギヤ3の回転により薄歯32が噛み合い
位置(通常の歯31、41が噛み合う位置)に移動して
くると同時に薄歯42が噛み合い位置に移動するように
設けられている。そして、従動ギヤ4の薄歯42は、例
えば、図1のように従動ギヤ4の最端位置に設けられ
る。
【0016】また、従動ギヤ4は、図1のように、レン
ズ鏡胴2を収納する収納室の外壁21の外周に沿って摺
動自在に配設されている。例えば、従動ギヤ4は、外壁
21の外周面と曲率を有する円弧形状とされ、駆動ギヤ
3から駆動力を伝達されると、外壁21に沿って移動す
るようになっている。更に、従動ギヤ4の薄歯42の隣
接する位置には歯41が形成されておらず、欠歯部43
とされている。この欠歯部43は、駆動ギヤ3の歯31
及び薄歯32といずれとも噛み合わず、駆動ギヤ3が回
転しているにもかかわらず従動ギヤ4に駆動力を伝達さ
せないようにするためのものであり、例えば、図1のよ
うに歯41の一つ分の範囲だけ欠歯状態(歯が無い状
態)とされる。
【0017】図2はカメラの連動機構1の全体概要図で
ある。図3はカメラの連動機構の分解図である。図2に
おいて、従動ギヤ4には、その移動方向に沿って形成さ
れたカム板61が取り付けられている。カム板61は、
ファインダのレンズ71、72を移動させるためのもの
であり、図3のように互いに平行しないカム溝62、6
3が開設されている。レンズ71、72はシャフト79
の挿設により従動ギヤ4の移動方向と直交する方向にの
み摺動するように支持されており、レンズ71がカム溝
62へ掛止され、レンズ72がカム溝63に掛止されて
いる。このため、従動ギヤ4及びカム板61の移動に伴
って、レンズ71、72がカム溝62、63の開口形状
に従い前後動するようになっている。なお、カム板61
は、従動ギヤ4と一体に設けられていてもよい。
【0018】図3に示すように、ファインダ7は、例え
ば、レンズ71、72のほか、レンズ71の前方(図3
では右下側)に配置される対物レンズ73、レンズ73
の後方に配置されるプリズム74、このプリズム74の
上方に配置されるプリズム75、このプリズム75の後
方に配置される接眼レンズ76、プリズム75、76の
間に配置される視野枠77、マスク78を備えて構成さ
れる。なお、これらのレンズ71、72、プリズム7
4、75などは枠部材に取り付けられて配設される。こ
のようなファインダ7によれば、従動ギヤ4の移動に伴
うレンズ71、72の前後動によりその視野角が調節さ
れ、そのレンズ71、72などの光学系を通じて適宜撮
影範囲の確認が行える。
【0019】また、連動するカム板61には、図1に示
すように従動ギヤ4の移動を抑制する移動抑制部64が
設けられている。移動抑制部64は、駆動ギヤ3の薄歯
32と従動ギヤ4の薄歯42もしくは欠歯部43が噛み
合い位置で重なり合うときに従動ギヤの移動を抑制する
ためのものである。すなわち、駆動ギヤ3の薄歯32と
従動ギヤ4の薄歯42もしくは欠歯部43が噛み合い位
置で重なり合うときには、従動ギヤ4が駆動ギヤ3と噛
み合わない状態となり、その従動ギヤ4が何等かの原因
により移動してしまうのを防止するために移動抑制部6
4が設けられている。この移動抑制部64は、例えば、
図4(a)のように、カム板61の設けられる突片であ
って、従動ギヤ4の移動方向に向けて突設され、その移
動方向と直交する向きに弾性をもって撓う構造とされ
る。そして、駆動ギヤ3の薄歯32と従動ギヤ4の薄歯
42もしくは欠歯部43が噛み合い位置で重なり合うと
き、図4(b)のように移動抑制部64がファインダ7
の枠部材やカメラ本体の内枠などに形成される摩擦面5
4に押し付けられることにより、従動ギヤ4が容易に移
動することが抑制される。
【0020】なお、この移動抑制部64は、従動ギヤ4
又はその他従動ギヤ4と連動する部材に設けられていて
もよい。また、ファインダのレンズを移動させる機構
は、カム板61を用いるものに限られるものではなく、
従動ギヤ4の移動に応じてファインダのレンズを移動可
能な機構であればその他の機構を用いてもよい。
【0021】図2に示すように、従動ギヤ4には、薄歯
42が形成される端部の他端側にも歯41が形成されて
おり、この歯41にはストロボ8の閃光管81に移動力
を与える歯車列などの動力伝達手段52が噛合してい
る。このため、従動ギヤ4の移動により動力伝達手段5
2へ駆動力が伝わり、その駆動力が動力伝達手段52を
介して閃光管81を前後動させる構造となっている。例
えば、図3に示すように、従動ギヤ4と噛合する動力伝
達手段52の歯車がカメラ本体の内枠53に軸着され、
従動ギヤ4と噛み合うように配設されている。また、内
枠53の上面には、互いに噛合するピニオン82、83
が軸着されその一方が動力伝達手段52と噛合してお
り、従動ギヤ4の移動により動力伝達手段52を介して
それぞれ回転するようになっている。
【0022】また、ピニオン82、83の上方には、閃
光管81を収容した移動枠84が前後方向へ摺動自在に
取り付けられており、その移動枠84の底部にはピニオ
ン82、83とそれぞれ噛み合う二つのラック85、8
6が形成されている。即ち、図5に示すように、ラック
85、86は、閃光の照射方向に沿って平行して設けら
れ、それらの間に位置するピニオン82、83とそれぞ
れ噛合しており、ピニオン82、83の回転によりラッ
ク85、86を通じて移動枠84、即ち閃光管81が前
後動するようになっている。
【0023】図3、4に示すように、移動枠84の前方
には、フレネルレンズ87が配され内枠53に固着され
ており、閃光管81から発せられる閃光を被写体などへ
向けて投射するようになっている。このため、閃光管8
1がフレネルレンズ87に対して前後動することにより
閃光の照射角が調節されることとなる。
【0024】次にカメラの連動機構1の動作について説
明する。
【0025】図2に示すように、レンズ鏡胴2が本体内
に収納されカメラが使用されていないときには、駆動ギ
ヤ3の薄歯32と従動ギヤ4の薄歯42がそれぞれ噛み
合い位置(通常の歯31、41が噛み合う位置)に位置
している。この状態において、カメラ使用のために所定
のスイッチ操作などが行われると、モータなどの駆動源
が作動してレンズ鏡胴2が本体から撮影可能となる位置
まで徐々に繰り出していく。それと同時に、駆動源の駆
動力が動力伝達手段51を介して駆動ギヤ3に伝達さ
れ、駆動ギヤ3が時計回りに回転し始める。ところが、
駆動ギヤ3と従動ギヤ4の噛み合い位置にはそれぞれ薄
歯32、42が位置しているので、薄歯32、42が噛
み合わず駆動ギヤ3が空回りすることとなる。
【0026】また、従動ギヤ4の薄歯42の隣には欠歯
部43が形成されているので、通常の歯31が薄歯42
と噛み合う前に従動ギヤ4の通常の歯41と噛み合うこ
とが回避でき、駆動ギヤ3の空回り状態を長く継続させ
ることができる。この駆動ギヤ3の空回り状態は、図6
に示すように駆動ギヤ3の通常の歯31が噛み合い位置
まで移動して薄歯42と噛み合うまで続くこととなる。
【0027】そして、駆動ギヤ3が空回りしている間
は、従動ギヤ4に駆動力が伝達されず、ファインダ7の
レンズ71、72やストロボ8の閃光管81に駆動力が
伝達されない。一方、カム板61の移動抑制部64が従
動ギヤ4の自由な移動を抑制しており、従動ギヤ4が振
動などにより容易に移動してしまうことが未然に防止さ
れている。従って、駆動ギヤ3が空回りしている間は、
ファインダ7のレンズ71、72やストロボ8の閃光管
81が移動することはない。
【0028】そして、図6のように駆動ギヤ3と従動ギ
ヤ4が噛み合う状態となったとき、レンズ鏡胴2が撮影
可能な位置まで繰り出しており、その状態において被写
体の撮影が可能となる。また、この状態からレンズ鏡胴
2を更に繰り出すことにより、望遠撮影も可能である。
すなわち、レンズ鏡胴2を更に繰り出すと、図7のよう
に、その繰り出しに応じて駆動ギヤ3が回転し、その駆
動ギヤ3の歯31又は薄歯32が従動ギヤ4の歯41と
噛み合って従動ギヤ4が移動することとなる。そして、
従動ギヤ4の移動により、カム板61が移動しファイン
ダ7のレンズ71、72が移動してレンズ鏡胴2の繰り
出し状態に対応してファインダ7の視野角が適宜調節さ
れる。また、従動ギヤ4の移動により、動力伝達手段5
2及びピニオン82、83を介してストロボ8の閃光管
81がフレネルレンズ87から離間する方向へ移動して
ストロボ8の照射角が適宜調節される。従って、ファイ
ンダ8にて被写体の撮影範囲を的確に確認しつつ、被写
体の撮影範囲に的確に閃光を照射させて、望遠撮影が行
える。
【0029】また、レンズ鏡胴2が繰り出して望遠撮影
可能な状態において、所定のスイッチ操作などによりレ
ンズ鏡胴2を本体内に繰り込むときには、駆動ギヤ3が
反時計回りに回転し、その回転に応じて従動ギヤ4が移
動する。そして、その従動ギヤ4の移動に伴って、カム
板61が移動しファインダ7のレンズ71、72が移動
してレンズ鏡胴2の繰り出し状態に対応してファインダ
7の視野角が適宜調節される。また、従動ギヤ4の移動
により、動力伝達手段52及びピニオン82、83を介
してストロボ8の閃光管81がフレネルレンズ87から
接近する方向へ移動してストロボ8の照射角が適宜調節
される。従って、ファインダ8にて被写体の撮影範囲を
的確に確認しつつ、被写体の撮影範囲に的確に閃光を照
射させて、近傍に位置する被写体の撮影が行える。そし
て、レンズ鏡胴2が撮影可能な位置まで繰り込まれる
と、図6のように、駆動ギヤ3の薄歯32と従動ギヤ4
の欠歯部43又は薄歯42が噛み合い位置に来るため、
駆動ギヤ3が回転しても空回りの状態となる。従って、
レンズ鏡胴2がカメラ本体内に繰り込まれるまで、従動
ギヤ4に駆動力が伝達されず、ファインダ7のレンズ7
1、72及びストロボ8の閃光管81が必要以上に移動
することがない。
【0030】このように、カメラの連動機構1によれ
ば、本体内の繰込位置と撮影可能となる位置の間でレン
ズ鏡胴2が繰り出し又は繰り込まれる間、ファインダ7
のレンズ71、72が移動せず、またストロボ8の閃光
管81が移動しない。このため、レンズ71、72や閃
光管81が必要以上に移動することがなく、ファインダ
7やストロボ8の設置スペースが小さいものとなり、カ
メラの小型化が図れる。
【0031】(実施形態2)前述のカメラの連動機構1
においては、駆動ギヤ3の薄歯32及び従動ギヤ4の薄
歯42が一つの歯体からなるものであるが、それらの薄
歯32、42が歯幅方向に分割された複数の歯体からな
るものであってもよい。すなわち、本実施形態のカメラ
の連動機構1aは、図8に示すように、駆動ギヤ3の薄
歯32が複数の歯体32aにより構成され、従動ギヤ4
の薄歯42がそれぞれ複数の歯体42aにより構成され
るものである。また、薄歯32、42は、更に多数の歯
体で櫛歯状に構成されていてもよい。このようなカメラ
の連動機構1aであっても、前述したカメラの連動機構
1と同様な作用効果を得ることができる。
【0032】(実施形態3)前述のカメラの連動機構
1、1aにおいては、従動ギヤ4が薄歯42に隣接して
欠歯部43を有するものであったが、そのようなものに
限定されるものではなく、従動ギヤ4が欠歯部43を有
しないものであってもよい。すなわち、本実施形態に係
るカメラの連動機構1b、1cは、従動ギヤ4が通常の
歯41の他に薄歯42又は42aを有するものであっ
て、欠歯部43を有せずに構成されるものである。例え
ば、図9に示すように、カメラの連動機構1bは、通常
の歯41に連続して薄歯42、42が形成されている従
動ギヤ4を備えている。この場合、駆動ギヤ3の薄歯3
2の形成数を多くする(図9では薄歯32を三つ形成し
ている)ことにより、前述のカメラの連動機構1、1a
と同様の駆動ギヤ3の空回り状態を長く継続させること
が可能である。このようなカメラの連動機構1bにあっ
ても、前述のカメラの連動機構1、1aと同様な作用効
果が得られる。また、図10に示すように、カメラの連
動機構1cは、通常の歯41に連続して薄歯42aが形
成されている従動ギヤ4を備えている。薄歯42aは、
前述の薄歯42と同寸法の歯幅を有し、互いに隣り合う
二つの薄歯42、42を一体化させた歯体である。この
ようなカメラの連動機構1cによれば、前述のカメラの
連動機構1bと同様な作用効果に加え、通常の歯41に
比べ機械的強度に劣る薄歯42aを補強することができ
安定した動作を確保できる。
【0033】(実施形態4)前述のカメラの連動機構1
〜1cにおいては、従動ギヤ4が円弧状のギヤであった
が、駆動ギヤ3と噛合してファインダ又はストロボの駆
動部へ駆動力を伝達できるものであれば、従動ギヤ4は
通常の歯車により構成される場合もある。また、駆動ギ
ヤ3及び従動ギヤ4は、ラック・ピニオンなどにより構
成されていてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0035】噛合する駆動ギヤ及び従動ギヤにそれぞれ
薄歯を設けることにより、従動ギヤを適宜空回りさせ
て、ファインダのレンズやストロボの閃光管が必要以上
に移動することが防止できる。このため、ファインダ又
はストロボの設置スペースが小さくて済み、カメラの小
型化を図ることができる。
【0036】また、従動ギヤに欠歯部を設けることによ
り、駆動ギヤの空回り量が多く得られる。
【0037】更に、従動ギヤ又は従動ギヤと連動する部
材の移動を抑制する移動抑制手段を設けることにより、
駆動ギヤからの駆動力が伝達されていないときに、従動
ギヤの自由な移動を抑制でき、ファインダの視野角やス
トロボの照射角の調節ズレが未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの連動機構の説明図である。
【図2】カメラの連動機構の全体説明図である。
【図3】カメラの連動機構の分解図である。
【図4】移動抑制部の説明図である。
【図5】図2におけるV−Vの断面図である。
【図6】カメラの連動機構の動作説明図であって、従動
ギヤの広角側への移動時における説明図である。
【図7】カメラの連動機構の動作説明図であって、従動
ギヤの望遠側への移動時における説明図である。
【図8】実施形態2に係るカメラの連動機構の説明図で
ある。
【図9】実施形態3に係るカメラの連動機構の説明図で
ある。
【図10】実施形態3に係るカメラの連動機構の説明図
である。
【符号の説明】
1…連動機構、2…レンズ鏡胴、3…駆動ギヤ、32…
薄歯、4…従動ギヤ、42…薄歯、43…欠歯部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時に本体からレンズ鏡胴を撮影可能
    な位置まで繰り出し、使用しない時に本体内に前記レン
    ズ鏡胴を繰り込んで収納可能とし、望遠撮影時に前記レ
    ンズ鏡胴を前記位置より更に繰り出すと共に、そのレン
    ズ鏡胴の更なる繰り出しと連動してファインダの視野角
    又はストロボの照射角の調節を行うカメラにおいて、 前記レンズ鏡胴の繰り出し及び繰り込みと連動して回転
    する歯車であって、その歯の一部が歯幅を薄くした第一
    の薄歯とされている駆動ギヤと、 前記駆動ギヤと噛み合い前記駆動ギヤの駆動力を前記フ
    ァインダ又は前記ストロボの駆動部へ伝達する歯車であ
    って、その歯の一部が歯幅を薄くして前記第一の薄歯と
    噛み合わない第二の薄歯とされている従動ギヤと、を備
    えて構成されていることを特徴とするカメラの連動機
    構。
  2. 【請求項2】 前記従動ギヤは、前記第二の薄歯と隣接
    する位置に歯が形成されていない欠歯部を有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカメラの連動機構。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記第一の薄歯と前記第二の
    薄歯もしくは前記欠歯部が重なり合うときに、前記従動
    ギヤ又はその従動ギヤと連動する部材の移動を抑制する
    移動抑制手段を具備していることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のカメラの連動機構。
JP8342029A 1996-12-20 1996-12-20 カメラの連動機構 Pending JPH10186480A (ja)

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