JPH09222543A - レンズ鏡筒のfpc基板収納構造 - Google Patents

レンズ鏡筒のfpc基板収納構造

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JPH09222543A
JPH09222543A JP2948796A JP2948796A JPH09222543A JP H09222543 A JPH09222543 A JP H09222543A JP 2948796 A JP2948796 A JP 2948796A JP 2948796 A JP2948796 A JP 2948796A JP H09222543 A JPH09222543 A JP H09222543A
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JP
Japan
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lens barrel
fpc board
fixed
shutter
fpc
Prior art date
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Pending
Application number
JP2948796A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nomura
博 野村
Kazuyoshi Azegami
和義 畔上
Hiromitsu Sasaki
啓光 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Priority to FR9700737A priority patent/FR2744256B1/fr
Priority to GB9701483A priority patent/GB2309531B/en
Priority to DE19702494A priority patent/DE19702494C2/de
Priority to KR1019970002165A priority patent/KR100274384B1/ko
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弛み除去用スペースを特別に設けることな
く、デッドスペースを活用してフレキシブルプリント基
板の弛みを除去するレンズ鏡筒のFPC基板収納構造を
提供すること。 【構成】 パトローネ室、スプール室及び撮影開口を有
するカメラボディ;撮影開口の前方に位置する固定鏡
筒;シャッタユニットを有し、この固定鏡筒に光軸方向
に進退自在に支持された可動鏡筒;カメラボディ側の制
御部とシャッタユニットを接続するFPC基板;パトロ
ーネ室とスプール室のいずれか一方の略円筒状壁面と、
固定鏡筒との間に形成されたFPC基板収納空間;及
び、固定鏡筒に穿けた、このFPC基板収納空間に連通
するFPC基板導入孔を備え、シャッタユニットから出
たFPC基板は、このFPC基板導入孔を介してFPC
基板収納空間に導かれていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レンズ鏡筒のFPC基板
収納構造に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ズームレンズカメラにおい
て、光軸方向に繰り出されるレンズ鏡筒に搭載した電動
シャッタと、カメラボディに搭載した制御部とを接続す
るフレキシブルプリント基板の鏡筒進退時に生じる弛み
を除去する場合に、レンズ鏡筒内に特別な弛み除去用ス
ペースを設けるとレンズ鏡筒を大型化させることにな
り、またカメラボディ側に特別な弛み除去用スペースを
設けると、カメラボディを大型化させ構造が複雑化し易
いという問題が生じる。
【0003】
【発明の目的】本発明は、上記問題意識に基づき、弛み
除去用スペースを特別に設けることなく、デッドスペー
スを活用してフレキシブルプリント基板の弛みを除去す
るレンズ鏡筒のFPC基板収納構造を提供することを目
的としている。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、パ
トローネ室、スプール室及び撮影開口を有するカメラボ
ディ;撮影開口の前方に位置する固定鏡筒;シャッタユ
ニットを有し、この固定鏡筒に光軸方向に進退自在に支
持された可動鏡筒;カメラボディ側の制御部とシャッタ
ユニットを接続するFPC基板;パトローネ室とスプー
ル室のいずれか一方の略円筒状壁面と、固定鏡筒との間
に形成されたFPC基板収納空間;及び、固定鏡筒に穿
けた、このFPC基板収納空間に連通するFPC基板導
入孔を備え、シャッタユニットから出たFPC基板は、
このFPC基板導入孔を介してFPC基板収納空間に導
かれていることを特徴としている。
【0005】FPC基板収納空間には、FPC基板を該
収納空間内に移動付勢するばね手段が設けることができ
る。そして、このFPC基板の制御部側をFPC基板収
納空間の壁面に固定し、該FPC基板のFPC基板収納
空間内に位置する部分に、延長方向に長い長孔を形成
し、この長孔に移動自在に嵌めたばね受ピンを介してば
ね手段の付勢力をFPC基板に及ぼすことが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。この実施形態は、図19に示すレンズシ
ャッタ式ズームレンズカメラに本発明を適用したもので
あり、最初に、この図19について、このズームレンズ
カメラの概念を説明する。レンズ構成は、前群レンズL
1と後群レンズL2の2群である。
【0007】カメラ本体には、全体移動モータ制御手段
60、後群移動モータ制御手段61、ズーム操作手段6
2、シャッタレリーズ手段63、測距装置64、測光装
置65、及びAEモータ制御手段66が設けられてい
る。
【0008】全体移動モータ制御手段60は、カメラボ
ディに設けたズームレバー等のズーム操作手段62が操
作されたとき、全体移動モータ25に対し、前群レンズ
L1と後群レンズL2からなるズームレンズをワイド側
からテレ側に移動させるための移動指令、またはテレ側
からワイド側に移動させるための移動指令を与える。撮
影者によるズーム操作手段62の操作によって、焦点距
離が変更され、任意の焦点距離に設定される。ファイン
ダ視野の像倍率は、ズーム操作手段62による焦点距離
変化に連動して変化される。よって撮影者は、ズーム操
作手段62の操作による焦点距離変化を、ファインダ視
野の像倍率変化を観察することで知ることができる。ま
た、ズーム操作手段62の操作によって設定される焦点
距離は、例えば、LCD表示パネル(図示せず)に表示
される数値により認識することができる。
【0009】全体移動モータ制御手段60はまた、シャ
ッタレリーズ手段63が操作されたとき、後群移動モー
タ制御手段61を介して駆動される後群移動モータ30
とともに全体移動モータ25を駆動して、被写体にズー
ムレンズを合焦させる。シャッタレリーズ手段63は、
レリーズボタンから構成されるもので、その一段押しで
測距装置64への測距指令と測光装置65への測光指令
を与え、二段押しで、合焦動作させるとともに、AEモ
ータ制御手段66を介してAF/AEシャッタユニット
21のシャッタ27を動作させる。シャッタ27は、測
光装置65からの測光出力を受けて、そのシャッタ羽根
27aを所定時間開放する。
【0010】ズーム操作手段62は、操作されると、全
体移動モータ25を駆動して前群レンズL1と後群レン
ズL2を一体に移動させる。この移動と同時に後群移動
モータ制御手段61を介して後群移動モータ30を動作
させてもよいが、本ズームレンズカメラにおいて重要な
点は、ズーム操作手段62による前群レンズL1と後群
レンズL2の移動は、焦点の位置を移動させることなく
焦点距離を連続的に変化させる従来のズーミングの概念
では行なわないということである。つまり、ズーム操作
手段62が操作されたとき、 全体移動モータ25のみを動作させて、前群レンズL
1と後群レンズL2を両者の空気間隔を変化させること
なく前後に移動させる態様、及び、 全体移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動
作させて、前群レンズL1と後群レンズL2を両者の空
気間隔を変化させながら移動させる態様、とが可能であ
る。
【0011】の態様では、特定距離の被写体に常時ピ
ントが合うことはあり得ないが、撮影光学系による像を
観察する訳ではない本カメラのようなレンズシャッタ式
カメラでは、シャッタレリーズ時にピントが合えばよい
から全く問題がない。また、の態様では、焦点位置の
移動を許容しつつ、前群レンズL1と後群レンズL2を
移動させ、シャッタレリーズ時に全体移動モータ25と
後群移動モータ30の双方を動作させてピントを合わせ
る。
【0012】ズーム操作手段62の操作に応じて上記
またはの何れかの制御態様を実行した後、ズーム操作
手段62によって設定される焦点距離の少なくとも一部
の焦点距離域においてシャッタレリーズ手段63が操作
されたとき、全体移動モータ25と後群移動モータ30
の双方を動作させて被写体に合焦させる。このときの全
体移動モータ25と後群移動モータ30による前群レン
ズL1と後群レンズL2の移動量は、測距装置64によ
る被写体距離情報によって得られる移動量だけでなく、
ズーム操作手段62によって設定される焦点距離情報に
よって得られる移動量を加味して決定される。このよう
に、シャッタレリーズ手段63が操作されたとき、全体
移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動作させ
て合焦動作を行わせると、レンズ位置の制御に自由度が
生れ、その制御が容易になる。
【0013】なお、理論的には、ズーム操作手段62の
操作時には、全体移動モータ25と後群移動モータ30
のいずれも動作させずに単にファインダの視野倍率と焦
点距離情報だけを変化させ、シャッタレリーズ手段63
が操作されたときに、その焦点距離情報と測距装置64
による被写体距離情報とにより全体移動モータ25と後
群移動モータ30を同時に動作させて、その焦点距離情
報と被写体距離情報によって一義的に決定される位置に
前群レンズL1と後群レンズL2を移動させることもで
きる。
【0014】次に、主に図11と図18を用いて、上記
概念のズームレンズ鏡筒を具体的にした実施形態を説明
する。本ズームレンズ鏡筒10の概略構成と動作を最初
に説明すると、前方から順に、第1移動鏡筒20、第2
移動鏡筒19、第3移動鏡筒16、及び固定鏡筒ブロッ
ク12が備えられている。第3移動鏡筒16は、固定鏡
筒ブロック12の筒状部に螺合され、回動とともに光軸
方向に進退する。第3移動鏡筒16は、光軸方向に一体
に移動する、回転を規制された直進案内筒17を内方に
有し、第2移動鏡筒19はこの直進案内筒17に対して
相対回転しながら光軸方向に進退する。第1移動鏡筒2
0は、回転を規制されていて、第2移動鏡筒19に対す
る相対回転により光軸方向に進退する。全体移動モータ
25は、固定鏡筒ブロック12に固定され、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載したシャッタ取付台4
0は、第1移動鏡筒20に固定されている。前群レンズ
L1は、レンズ支持筒34に支持された正のパワーを有
するレンズであり、後群レンズL2は、レンズ支持筒5
0に支持された負のパワーを有するレンズである。
【0015】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック12は、その筒状部12p
の内周面に、雌ヘリコイド12aと、この雌ヘリコイド
12aを横切って光軸Oと平行な複数の直進案内溝12
bとを有している。この複数の直進案内溝12bの1つ
には、その底部に、所定のパターンを有するコード板1
3aが固定されている。このコード板13aは、固定鏡
筒ブロック12の外方に位置するフレキシブルプリント
基板13の一部として構成されている。アパーチャ板1
4は、フィルムへの露光領域を決定するアパーチャ14
aを有する。
【0016】固定鏡筒ブロック12の筒状部12pに
は、径方向外方に膨出しかつ光軸方向に延びるギヤ収納
部12cが形成されている(図8参照)。このギヤ収納
部12cには、光軸方向に長い駆動ピニオン15が回転
自在に収納されている。この駆動ピニオン15はその軸
7の両端部を、固定鏡筒ブロック12に設けた支持孔4
とギヤ支持板31に設けた支持孔31aにそれぞれ回転
自在に支持されている。この駆動ピニオン15の歯面
は、固定鏡筒ブロック12の内周面に突出している。
【0017】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図17参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16と
噛み合う軸方向長さを有する。
【0018】第3移動鏡筒16の内周には、直進案内筒
17が、この第3移動鏡筒16と光軸方向に一体に移動
可能かつ光軸回りに相対回転可能に支持されている。直
進案内筒17は、後部外周に、径方向外方に突出する複
数の係合突起17cを備えた後端フランジ部17dと、
この後端フランジ部17dの前方にやや隙間を開けて設
けた、該フランジ部17dより小径の抜止フランジ部1
7eとを有している。この抜止フランジ部17eの周方
向に、複数の切欠部17fが形成されている。第3移動
鏡筒16は、後端部内周に、径方向内方に突出する複数
の係合突起16d(図11)を有し、この係合突起16
dを上記切欠部17fから挿入して両フランジ部17
d、17e間の隙間に位置させ、直進案内筒17に対し
相対回転することにより該直進案内筒17と結合してい
る。
【0019】直進案内筒17の後端面には、アパーチャ
14aと略同形の開口23aを有するアパーチャ板23
が固定されている。直進案内筒17は、その係合突起1
7cを、固定鏡筒ブロック12の直進案内溝12bに摺
動自在に係合されて、筒状部12pに対する回転を規制
されている。係合突起17cの1つである係合突起17
c′には、コード板13aと摺接してズーミング時の焦
点距離に対応する信号を発生させるための接触端子9
が、固定ねじ5(図10、図11)で固定されている。
【0020】直進案内筒17は、光軸Oと平行な複数の
直進案内溝17aを内周面に有し、周壁面を貫通しかつ
円周方向及び光軸方向に対して傾斜する、複数の線形の
リード溝17bを有している。直進案内筒17は、内周
側のAF/AEシャッタユニット21に一端を支持した
フレキシブルプリント基板6を導く、光軸Oと平行なF
PC基板導入溝17gを内周面に有し、径方向に貫通す
る貫通孔17iをこのFPC基板導入溝17gの後方一
部に有している。
【0021】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、複数の線形のリード溝19cを有し、後端部外周
に、径方向外方に突出する複数の断面台形状のフォロア
突起19aと、このフォロア突起19a上に位置するフ
ォロアピン18とを有する。リード溝19cは、リード
溝17bと逆傾斜に形成されている。フォロアピン18
は、リング部材18bと、このリング部材18bをフォ
ロア突起19a上に支持する中心固定ねじ18aとから
なっている。フォロア突起19aは、直進案内筒17の
リード溝17bに摺動可能に嵌まり、フォロアピン18
は、第3移動鏡筒16の直進案内溝16cに摺動可能に
嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が回転すると、第2
移動鏡筒19が回転しながら光軸方向に直進移動する。
【0022】第2移動鏡筒19の内周には第1移動鏡筒
20が嵌合されている。この第1移動鏡筒20は、後端
部外周に備えた複数のフォロアピン24を、対応する内
周リード溝19cに係合させ、かつ直進案内部材22に
より直進案内されている。
【0023】この直進案内部材22は、略筒状に構成さ
れており、図9、図12、及び図13に示すように、環
状部22aと、この環状部22aから光軸前方に延びる
一対の案内脚部22bと、環状部22aの径方向外方に
突出し直進案内溝17aに摺動自在に係合する複数の係
合突起28とを有し、第1移動鏡筒20の内周面とAF
/AEシャッタユニット21の間に案内脚部22bを直
進案内可能に挿入している。
【0024】環状部22aは、第2移動鏡筒19の後端
部に、光軸方向に一体に移動可能かつ光軸回りに相対回
転可能に結合されている。直進案内部材22は、後部外
周に、径方向外方に突出する複数の係合突起28を備え
た後端フランジ部22dと、この後端フランジ部22d
の前方にやや隙間を開けて設けた、該フランジ部22d
より小径の抜止フランジ部22cを有し、この抜止フラ
ンジ部22cの周方向に、複数の切欠部22eを有して
いる。第2移動鏡筒19は、後端部内周に、径方向内方
に突出する複数の係合突起19b(図11)を有し、こ
の係合突起19bを上記切欠部22eから挿入して両フ
ランジ部22c、22d間の隙間に位置させ、直進案内
部材22に対し相対回転することにより該直進案内部材
22と結合している。上記構成により、第1移動鏡筒2
0は、第2移動鏡筒19が正逆に回転するとき、回転を
規制されたまま、該第2移動鏡筒19に対して光軸方向
前後に直進移動する。
【0025】直進案内部材22には、図9、図11に示
すように、後端部である環状部22aに、内周側のAF
/AEシャッタユニット21に一端を支持したフレキシ
ブルプリント基板6の第1U字状部6bを光軸後方に押
圧付勢する押圧部材70が支持されている。環状部22
aにおいての該押圧部材70と近接する位置には、フレ
キシブルプリント基板6の第1直線部6aを通過させて
直進ガイドする直進キー溝22fが形成されている。押
圧部材70は、光軸前方に突出する一対の摺動案内突起
を直進案内部材22の環状部22aの後部面に摺動自在
に嵌合され、この環状部22aとの間に介在された圧縮
ばね71によって、光軸後方に移動付勢されている。
【0026】また、第1移動鏡筒20の前端部には、バ
リヤ48a、48bを備えたバリア装置35が装着さ
れ、内周面には、3枚のシャッタ羽根27a(図16)
からなるシャッタ27を備えたAF/AEシャッタユニ
ット21が嵌合固定されている。このAF/AEシャッ
タユニット21は、シャッタ取付台40の外周部に等角
度間隔で形成した複数の固定孔40a(図14)を有し
ている。上記複数のフォロアピン24は、このAF/A
Eシャッタユニット21の固定手段を兼ねており、第1
移動鏡筒20に形成したピン孔20aと、この固定孔4
0aに、このフォロアピン24が嵌入固定されて、この
シャッタユニット21が第1移動鏡筒20に固定されて
いる(図15参照)。フォロアピン24は例えば接着、
ねじ止め等の手段で固定できる。なお、41は、第1移
動鏡筒20の前端部に固定される飾り板である。
【0027】AF/AEシャッタユニット21は、図1
6と図18に示されるように、シャッタ取付台40と、
このシャッタ取付台40の後部に固定されるシャッタ羽
根支持環46と、このシャッタ取付台40に対して相対
移動自在に支持されるレンズ支持筒50(後群レンズL
2)とを有している。このシャッタ取付台40には、前
群レンズL1とAEモータ29と後群移動モータ30が
支持されている。このシャッタ取付台40は、レンズ支
持筒34を挿通させる撮影開口40dを備えた環状部
と、この環状部から後方に向けて延出された3つの脚部
40bとを有している。この3つの脚部40b間の隙間
のうち2箇所は、直進案内部材22の一対の案内脚部2
2bをそれぞれ摺動自在に係合させて移動ガイドする直
進案内部40cとして構成されている。
【0028】シャッタ取付台40にはさらに、AEモー
タ29の回転をシャッタ27に伝えるAEギヤ列45
と、後群移動モータ30の回転をスクリューシャフト4
3に伝えるレンズ駆動ギヤ列42と、フレキシブルプリ
ント基板6に接続されたフォトインタラプタ56、57
と、円周方向に多数のスリットを備えた回転板59、6
0とが支持されている。上記フォトインタラプタ57と
回転板59によって、後群移動モータ30の回転を検知
する後群移動モータ用エンコーダが構成され、フォトイ
ンタラプタ56と回転板58によって、AEモータ29
の回転を検知するAEモータ用エンコーダが構成されて
いる。
【0029】シャッタ取付台40とこの取付台40に固
定したシャッタ羽根支持環46の間に、上記シャッタ2
7と、このシャッタ27の3枚のシャッタ羽根27aを
枢支する支持部材47と、シャッタ羽根27aに回動力
を付与する環状駆動部材49とが位置している。環状駆
動部材49は、3枚のシャッタ羽根27aにそれぞれ係
合する3つの操作突起49aを等角度間隔で備えてい
る。シャッタ羽根支持環46は、前壁部に、撮影開口4
6aと、この撮影開口46aの周囲に等角度間隔で設け
た3つの支持孔46bを有し、外周部に、直進案内部4
0cから露出して上記一対の案内脚部22bの内周面を
摺動自在に支持する撓み規制面46cを有している。
【0030】また、シャッタ羽根支持環46の前方に位
置する支持部材47は、撮影開口46aに対向する撮影
開口47aと、3つの支持孔46bとそれぞれ対向する
3つの軸部47b(図16に一箇所のみ示す)とを有し
ている。3枚のシャッタ羽根27aはそれぞれ、一端部
に、軸部47bを挿通させる軸孔27bを有し、他端部
に、撮影開口46a、47aを遮蔽する遮蔽部を有し、
該一端部と他端部の間に、上記操作突起49aを挿通さ
せる長孔27cを有している。上記支持部材47は、シ
ャッタ羽根27aをそれぞれ支持した各軸部47bを、
シャッタ羽根支持環46の対応する支持孔46bに嵌合
させた状態で、このシャッタ羽根支持環46に固定され
ている。
【0031】環状駆動部材49は、外周部に、ギヤ列4
5からの回転を受けるギヤ部49bを有する。また支持
部材47は、3つの軸部47bと近接する位置に、円周
方向に沿う3つの円弧溝47cを有している。環状駆動
部材49の上記3つの操作突起49aは、該3つの円弧
溝47cを貫通して、各シャッタ羽根27aの長孔27
cに係合している。シャッタ羽根支持環46は、これら
環状駆動部材49、支持部材47及びシャッタ27を支
持した状態でシャッタ取付台40の後方側から挿入さ
れ、このシャッタ取付台40にねじ止めされている。
【0032】シャッタ羽根支持環46の後方には、シャ
ッタ取付台40にスライドシャフト51、52を介して
相対移動自在に支持されたレンズ支持筒50が配置され
ている。シャッタ取付台40とレンズ支持筒50は、ス
ライドシャフト51に嵌合されたコイルばね3によって
互いに離れる方向に移動付勢されており、これにより両
者間のガタが除去されている。また、上記ギヤ列42に
備えられた駆動ギヤ42aは、軸方向の移動が規制され
ており、その内周に雌ねじが形成されている。この雌ね
じに、レンズ支持筒50に一端部を固定されたスクリュ
ーシャフト43が螺合しており、これら駆動ギヤ42a
とスクリューシャフト43とにより送りねじ機構が構成
されている。よって、後群移動モータ30が回転駆動し
て駆動ギヤ42aが正逆いずれかに回転すると、スクリ
ューシャフト43がこの駆動ギヤ42aに対して進退
し、レンズ支持筒50つまり該支持筒50に支持した後
群レンズL2が前群レンズL1に対して相対移動する。
【0033】シャッタ取付台40の前部には、このシャ
ッタ取付台40に支持した上記モータ29、30等を押
える押え部材53、55がねじ止めされている。シャッ
タ取付台40に一端部を固定された上記フレキシブルプ
リント基板6には、モータ29、30、及びフォトイン
タラプタ56、57が接続されている。第1〜第3移動
鏡筒20、19、16及びAF/AEシャッタユニット
21等を組立てた状態において、直進案内筒17の後端
面にアパーチャ板23が固定され、また固定鏡筒ブロッ
ク12の前端部に、環状の抜止め部材33が嵌着されて
いる。この抜止め部材33は、固定鏡筒ブロック12の
前端部に係合する抜け止め突起33aと、この係合時に
FPC基板導入孔12kに進入して内方のフレキシブル
プリント基板6を前方から支持しかつ環状抜止め部材3
3自身の筒状部12pに対する回転を抑えるための規制
突起33gを有している。
【0034】次に、本発明の特徴であるレンズ鏡筒のF
PC基板収納構造について説明する。
【0035】固定鏡筒ブロック12はその一側部に、後
面に全体移動モータ25を固定しかつ前面に複数のギヤ
からなるギヤ列26を支持する支持部32を有してい
る。また固定鏡筒ブロック12はその他側部に、フレキ
シブルプリント基板6の端部を外方に突出させる、光軸
Oと平行な上記FPC基板導入孔12kと、この導入孔
12kから突出したフレキシブルプリント基板(FPC
基板)6の端部を固定する固定部12mを有している。
この固定部12mには、フレキシブルプリント基板6端
部の固定孔6i(図6)を嵌合させて支持する複数の固
定突起12nが植設されている。このフレキシブルプリ
ント基板6は、AF/AEシャッタユニット21と、カ
メラボディ側に搭載した制御部75(図10参照)とを
接続する。この制御部75は、CPU等を備えるもの
で、上記全体移動モータ制御手段60、後群移動モータ
制御手段61、測距装置64、測光装置65、及びAF
モータ制御手段66等を含む。この制御部75にはま
た、ズーム操作手段62、シャッタレリーズ手段63等
が接続されている。
【0036】ズームレンズ鏡筒10において、フレキシ
ブルプリント基板6は、図10に示すように配置されて
いる。この配置状態における各部に名称を付けて説明す
ると、フレキシブルプリント基板6は、第1移動鏡筒2
0に搭載されたAF/AEシャッタユニット21から第
2移動鏡筒19の内面に沿う第1直線部6aと、第2移
動鏡筒19の後端部において直進案内部材22の直進キ
ー溝22f(図9参照)を通って前方に屈曲された第1
U字状部6bと、この第1U字状部6bから第3移動鏡
筒16の前端部内面に向かう第2直線部6cと、この第
2直線部6cの前端部において後方に屈曲された第2U
字状部6dとを有している。フレキシブルプリント基板
6はさらに、第2U字状部6dから第3移動鏡筒16の
内面に沿ってカメラボディ側に延びる第3直線部6e
と、FPC基板導入溝17gの外面17h側から貫通孔
17iを通って直進案内筒17の内面に導かれ、固定鏡
筒ブロック12のFPC基板導入孔12kを通って制御
部75に向かう第3U字状部6fと、この第3U字状部
6fに続く第4直線部6gと、固定鏡筒ブロック12の
外方において固定部12m(図1)に固定される固定端
部6h(図6参照)とを有している。また、フレキシブ
ルプリント基板6は直進案内筒17に対して固定される
必要があるため、FPC基板導入溝17gを通り直進案
内筒17の前端部で折り曲げられた後一旦外方に出さ
れ、第2U字状部6dに続く第3直線部6eを外面17
h(図9)に両面テープ73(図9)で固定された後、
上記のように外面17h側から貫通孔17iを通して再
度直進案内筒17の内方に挿入された後、第3移動鏡筒
16の外方に導かれ、さらにFPC基板導入孔12k
(図7、図9)を通って固定鏡筒ブロック12から突出
されている。
【0037】言い換えると、フレキシブルプリント基板
6は、AF/AEシャッタユニット21から第2移動鏡
筒19の内面を通って後方に導かれた後、該鏡筒19の
後端部で一旦前方に折り返され、さらに直進案内筒17
のFPC基板導入溝17g内を前方に導かれた後、該F
PC基板導入溝17gの先端部から直進案内筒17の外
面17hに沿って折り返され、貫通孔17iを通って直
進案内筒17の内面に再び導かれた後、固定鏡筒ブロッ
ク12のFPC基板導入孔12kから第3U字状部6f
と第4直線部6gを外方に突出させ、固定端部6hを固
定部12mに固定される。この固定端部6hには、制御
部75に接続された別のフレキシブルプリント基板(図
示せず)が接続される。よって、フレキシブルプリント
基板6は、この別のフレキシブルプリント基板を介して
制御部75に接続される。
【0038】このように配設されたフレキシブルプリン
ト基板6は、第1、第2、第3移動鏡筒20、19、1
6等を組立てた鏡筒ユニットu(図1)の直進案内筒1
7に両面テープ73で固定されているため、ズーム操作
手段62の操作によってズームレンズ鏡筒10がレンズ
収納位置から繰り出されるとき、第3移動鏡筒16と環
状部12pとの間で、図3の二点鎖線6fで示すよう
な、撮影時の邪魔になる弛みを生じる。この弛みを除去
するため、例えば鏡筒ユニットu内に弛み除去用スペー
スを設けることも考えられるが、その場合は、鏡筒ユニ
ットuの大型化に繋り、ズームレンズ鏡筒10の小型化
の要請に反することになる。また弛み除去用スペース
を、ズームレンズ鏡筒10以外の部分例えばカメラボデ
ィ側に設ける場合には、弛み除去用スペースをカメラボ
ディ側に特別に設けることになり、カメラの大型化を招
くとともに、構造を複雑化させ易い。
【0039】そこで、本FPC基板収納構造では、フィ
ルムパトローネを装填するパトローネ室と該パトローネ
からのフィルムを巻取る巻上スプールを有するスプール
室とを備えたカメラボディ側に生じるデッドスペース
を、弛み除去用スペースとして活用することにより、上
述の不都合をなくしている。
【0040】すなわち本FPC基板収納構造では、図2
に示すように、パトローネ室(又はスプール室)80を
有しかつアパーチャ板14を一体に有するカメラボディ
79に上記固定鏡筒ブロック12を固定し、アパーチャ
板14の撮影開口14a前方の環状部12pに、AF/
AEシャッタユニット21を搭載した鏡筒ユニットuの
第3移動鏡筒16を螺合させている。そして、カメラボ
ディ79側のパトローネ室80のR状外壁面80aと、
筒状部12pの外壁面12qの間に生じるデッドスペー
スを、フレキシブルプリント基板6の弛みを引き込むた
めのFPC基板収納空間81としている。固定鏡筒ブロ
ック12の板状の固定部12mは、FPC基板収納空間
81の前方を塞ぐ壁面として構成されている。このよう
な構成において、鏡筒ユニットuに搭載したAF/AE
シャッタユニット21から出たフレキシブルプリント基
板6は、その延長方向(長手方向)を、R状外壁面80
aを有するパトローネ室(又はスプール室)80の軸に
対し直交させた状態でFPC基板収納空間81内に出さ
れる。このFPC基板収納空間81は、その一壁面がR
状外壁面80aであるいわばデッドスペースであるが、
フレキシブルプリント基板6を上記のようにFPC基板
収納空間81内に出したことにより、例えば軸に対して
斜めに出した場合に比して空間を有効に活用できる。
【0041】FPC基板収納空間81には、フレキシブ
ルプリント基板6を該収納空間81内に移動付勢するば
ね手段が備えられている。このばね手段は、固定部12
mに設けた係止突起12sに一端部を掛け止めした引張
りばね82を有している。またフレキシブルプリント基
板6は、FPC基板収納空間81に出た後、FPC基板
導入孔12kに係合した環状抜止め部材33の規制突起
33gと固定部12mとの間の隙間12uを通り、制御
部75側の固定端部6hを固定部12mに固定されてい
る。フレキシブルプリント基板6は、固定部12mの裏
側に位置する部分、つまりFPC基板収納空間81内に
位置する第4直線部6gに、該基板6の延長方向に長く
形成した長孔6j(図4)を有している。
【0042】引張りばね82の他端部には、ばね受ピン
83が固定されている。このばね受ピン83は、図5に
示すように、同図上下方向に長い当接部83aと、この
当接部83aの略中央部に位置するばね掛け部83bと
を有している。この当接部83aは、長孔6jの幅と同
程度の幅を有し、係止突起12sに一端部を掛け止めし
た引張りばね82の他端部をばね掛け部83bに固定し
た状態で、長孔6jに沿わせて反対側に通された後、こ
の長孔6jに対して直交することにより、引張りばね8
2の付勢力をフレキシブルプリント基板6に及ぼす。よ
って、鏡筒ユニットu側から出たフレキシブルプリント
基板6は、外壁面12qとR状外壁面80aと固定部1
2mに囲まれた略三角形状のFPC収納空間81内に第
4直線部6gを引き込まれることにより、主に第3U字
状部6fと第4直線部6gに生じる弛みを有効に除去さ
れる。そして、フレキシブルプリント基板6の第4直線
部6gには、弛みを除去する方向に常に付勢力が加わる
が、ばね受ピン83が、長孔6jを摺動させながら該第
4直線部6gを引っ張るので、同じ引き込み量を得るの
にばねの伸び量が少なくて足り、ばねの設計自由度を高
めることができる。
【0043】このように本FPC基板収納構造によれ
ば、カメラボディ側のパトローネ室(又はスプール室)
80のR状外壁面80aと、鏡筒ユニットuを保持する
筒状部12pの外壁面12qとでなすデッドスペースを
活用し、特別なスペースを作ることなく鏡筒ユニットu
側で発生するフレキシブルプリント基板6の弛みを除去
できるため、カメラの小型化が可能となる。しかも、こ
の弛み除去に要する部品は、引張りばね82とばね受ピ
ン83の2点で構成できるため、構造を単純化させるこ
とができる。
【0044】本実施形態では、前群レンズL1と後群レ
ンズL2をそれぞれ、AF/AEシャッタユニット21
の構成部材の1つとし、該ユニット21に、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載している。この構成に
よると、前群レンズL1と後群レンズL2の支持構造及
び駆動構造を単純化できるという利点があるが、前群レ
ンズL1と後群レンズL2のうちの少なくとも一方を、
シャッタ取付台40、環状駆動部材49、支持部材4
7、シャッタ27及びシャッタ羽根押え環46等を備え
たAF/AEシャッタユニット21とは別部材とし、該
ユニットとは別の支持部材に支持しても、本ズームレン
ズは成立する。
【0045】本ズームレンズカメラは、次のように作動
する。ズームレンズ鏡筒10が最も繰り込まれた図11
のレンズ収納状態において、図示しない電源スイッチを
オンすると、全体移動モータ25が正方向に若干量回転
駆動する。すると、この回転が、支持部32に支持され
たギヤ列26を介して駆動ピニオン15に伝えられ、第
3移動鏡筒16が繰り出し方向に回転されるため、第2
移動鏡筒19と第1移動鏡筒20が該第3移動鏡筒16
とともに光軸方向に若干量繰り出され、カメラはズーム
レンズをワイド端に位置させた撮影可能状態となる。
【0046】この撮影可能状態において、ズーム操作手
段62をテレ側に操作すると、全体移動モータ制御手段
60を介して全体移動モータ25が正方向に回転駆動
し、駆動ピニオン15、外周ギヤ16bを介して第3移
動鏡筒16を繰り出し方向に回転させる。したがって、
この第3移動鏡筒16が雌ヘリコイド12aと雄ヘリコ
イド16aの関係により固定鏡筒ブロック12から繰り
出され、同時に、直進案内筒17が、係合突起17cと
直進案内溝12bの関係によって固定鏡筒ブロック12
に対し相対回転しない状態で、該第3移動鏡筒16とと
もに光軸前方に進出する。このとき第2移動鏡筒19
は、フォロアピン18をリード溝17bと直進案内溝1
6cに同時に係合させていることにより、第3移動鏡筒
16と同方向に相対回転しながら該移動鏡筒16に対し
て光軸前方に相対移動する。また第1移動鏡筒20は、
直進案内部材22によって直進案内されかつフォロアピ
ン24をリード溝19cによって移動ガイドされるた
め、固定鏡筒ブロック12に対して相対回転しない状態
で、第2移動鏡筒19からAF/AEシャッタユニット
21とともに光軸前方に進出する。
【0047】ズームレンズ鏡筒10がこのように駆動す
る間、後群移動モータ30は駆動しないため、前群レン
ズL1と後群レンズL2は互いの距離を一定に保ったま
ま一体的に光軸方向に移動する(図10参照)。ズーム
操作手段62によって設定される焦点距離は、表示手段
(図示せず)によって表示される。
【0048】ズーム操作手段31によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測距及び測光が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段31により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【0049】ズーム操作手段62がワイド側に操作され
ると、全体移動モータ25が逆方向に回転駆動し、第3
移動鏡筒16が繰り込み方向に回転されて、直進案内筒
17とともに固定鏡筒ブロック12に繰り込まれる。同
時に第2移動鏡筒19が、第3移動鏡筒16と同方向に
回転しながら該移動鏡筒16に対して繰り込まれ、第1
移動鏡筒20が、回転する第2移動鏡筒19に対してA
F/AEシャッタユニット21とともに繰り込まれる。
この繰込駆動時においても、後群移動モータ30は、上
述の繰出駆動時と同様、駆動しない。そしてズームレン
ズ鏡筒10は、ズームレンズがワイド端位置に移動した
後、電源スイッチが切られると、これに基づき回転駆動
する全体移動モータ25によって、図11に示すレンズ
収納位置に繰り込まれる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弛み除去
用スペースを特別に設けることなく、デッドスペースを
活用してフレキシブルプリント基板の弛みを除去するレ
ンズ鏡筒のFPC基板収納構造を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズ鏡筒の要部を示
す斜視外観図である。
【図2】同ズームレンズ鏡筒におけるFPC基板収納構
造を示す平面断面図である。
【図3】同FPC基板収納構造の図2と異なる状態を示
す平面断面図である。
【図4】同FPC基板収納構造のフレキシブルプリント
基板の端部構造を示す拡大正面図である。
【図5】同FPC基板収納構造のフレキシブルプリント
基板の端部構造を示す拡大側面図である。
【図6】図1に示した鏡筒ユニットを縮めた状態を示す
斜視外観図である。
【図7】本発明を適用したズームレンズ鏡筒の固定鏡筒
ブロックを示す斜視外観図である。
【図8】同ズームレンズ鏡筒の固定鏡筒ブロックを示す
正面図である。
【図9】同ズームレンズ鏡筒の要部を示す分解斜視図で
ある。
【図10】同ズームレンズ鏡筒の最大繰出状態を示す上
半断面図である。
【図11】同ズームレンズ鏡筒のレンズ収納状態を示す
上半断面図である。
【図12】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットを直進ガイドする機構の要部を示す斜視図であ
る。
【図13】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットを直進ガイドする機構の要部を図12と異なる状
態で示す斜視図である。
【図14】同ズームレンズ鏡筒の要部を示す分解斜視図
である。
【図15】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットを第1移動鏡筒に組付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図16】同ズームレンズ鏡筒の要部を示す分解斜視図
である。
【図17】同ズームレンズ鏡筒の第3移動鏡筒を示す斜
視外観図である。
【図18】同ズームレンズ鏡筒全体を示す分解斜視図で
ある。
【図19】同ズームレンズ鏡筒の作動を制御する制御系
を示すブロック図である。
【符号の説明】
6 フレキシブルプリント基板(FPC基板) 6j 長孔 10 ズームレンズ鏡筒 12 固定鏡筒ブロック(固定鏡筒) 12k FPC基板導入孔 12m 固定部(壁面) 12p 筒状部 14a 撮影開口 16 第3移動鏡筒(可動鏡筒) 21 AF/AEシャッタユニット(シャッタユニッ
ト) 75 制御部 79 カメラボディ 80 パトローネ室(スプール室) 80a R状外壁面(略円筒状壁面) 81 FPC基板収納空間 82 圧縮ばね(ばね手段) 83 ばね受ピン O 光軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パトローネ室、スプール室及び撮影開口
    を有するカメラボディ;撮影開口の前方に位置する固定
    鏡筒;シャッタユニットを有し、この固定鏡筒に光軸方
    向に進退自在に支持された可動鏡筒;カメラボディ側の
    制御部とシャッタユニットを接続するFPC基板;パト
    ローネ室とスプール室のいずれか一方の略円筒状壁面
    と、固定鏡筒との間に形成されたFPC基板収納空間;
    及び、 固定鏡筒に穿けた、このFPC基板収納空間に連通する
    FPC基板導入孔;を備え、 シャッタユニットから出たFPC基板は、このFPC基
    板導入孔を介してFPC基板収納空間に導かれているこ
    とを特徴としているレンズ鏡筒のFPC基板収納構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、FPC基板収納空間
    には、FPC基板を該収納空間内に移動付勢するばね手
    段が備えられているレンズ鏡筒のFPC基板収納構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、FPC基板は制御部
    側がFPC基板収納空間の壁面に固定されていて、FP
    C基板収納空間内に位置する部分に、延長方向に長い長
    孔が形成されており、この長孔に移動自在に嵌めたばね
    受ピンを介して、ばね手段の付勢力がFPC基板に及ぼ
    されているレンズ鏡筒のFPC基板収納構造。
JP2948796A 1996-01-26 1996-02-16 レンズ鏡筒のfpc基板収納構造 Pending JPH09222543A (ja)

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FR9700737A FR2744256B1 (fr) 1996-01-26 1997-01-24 Structure de logement de carte a circuit imprime souple pour un appareil photo
GB9701483A GB2309531B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Flexible printed circuit board housing structure for a camera
DE19702494A DE19702494C2 (de) 1996-01-26 1997-01-24 Kamera mit einer flexiblen gedruckten Schaltung
KR1019970002165A KR100274384B1 (ko) 1996-01-26 1997-01-25 카메라용 가요성프린트회로기판하우징구조체

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