JPH09230424A - レンズシャッタ装置 - Google Patents

レンズシャッタ装置

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JPH09230424A
JPH09230424A JP3236496A JP3236496A JPH09230424A JP H09230424 A JPH09230424 A JP H09230424A JP 3236496 A JP3236496 A JP 3236496A JP 3236496 A JP3236496 A JP 3236496A JP H09230424 A JPH09230424 A JP H09230424A
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shutter
lens
optical axis
lens barrel
axis direction
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博 野村
Kazuyoshi Azegami
和義 畔上
Hiromitsu Sasaki
啓光 佐々木
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種のパルサーを搭載する場合のスペースの
効率化を図ることができるレンズシャッタ装置を提供す
ること。 【構成】 モータ駆動のシャッタ機構;別のモータ駆動
の可動レンズ群;シャッタ機構の開閉位置を検出するシ
ャッタ用パルサー;及び、可動レンズ群の光軸方向位置
を検出するレンズ用パルサーを備え、2つのパルサーは
それぞれ、各モータによって回転駆動される回転円板
と、この回転円板と対をなすフォトセンサとを備え、こ
の2つのフォトセンサは、光軸方向から見て少なくとも
一部がオーバラップするように配置されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レンズシャッタ装置に関
する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】2種の駆動機構の動作をそ
れぞれ検知するセンサを、例えばフォトインタラプタ
と、該駆動機構の動作に連動して回転する回転板とから
なるエンコーダによって構成することができる。
【0003】そして、該2つのエンコーダを例えば同一
のハウジング内に収納する場合、配置の仕方によって
は、スペースを無駄に使用して装置の大型化を招くこと
となる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような問題意識に基づ
き、2種のエンコーダつまりパルサーを搭載する場合の
スペースの効率化を図ることができるレンズシャッタ装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、モ
ータ駆動のシャッタ機構;別のモータ駆動の可動レンズ
群;上記シャッタ機構の開閉位置を検出するシャッタ用
パルサー;及び、可動レンズ群の光軸方向位置を検出す
るレンズ用パルサーを備え、上記2つのパルサーはそれ
ぞれ、上記各モータによって回転駆動される回転円板
と、この回転円板と対をなすフォトセンサとを備え、こ
の2つのフォトセンサは、光軸方向から見て少なくとも
一部がオーバラップするように配置されていることを特
徴としている。
【0006】上記2つのフォトセンサを、略S字状をし
た取付座に、反対方向に向けて配置することができ、ま
た2つの回転円板を、光軸方向において位置を異ならせ
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。この実施形態は、図20に示すレンズシ
ャッタ式ズームレンズカメラに本発明を適用したもので
あり、最初に、この図20について、このズームレンズ
カメラの概念を説明する。レンズ構成は、前群レンズL
1と後群レンズL2の2群である。
【0008】カメラ本体には、全体移動モータ制御手段
60、後群移動モータ制御手段61、ズーム操作手段6
2、シャッタレリーズ手段63、測距装置64、測光装
置65、及びAEモータ制御手段66が設けられてい
る。
【0009】全体移動モータ制御手段60は、カメラボ
ディに設けたズームレバー等のズーム操作手段62が操
作されたとき、全体移動モータ25に対し、前群レンズ
L1と後群レンズL2からなるズームレンズをワイド側
からテレ側に移動させるための移動指令、またはテレ側
からワイド側に移動させるための移動指令を与える。撮
影者によるズーム操作手段62の操作によって、焦点距
離が変更され、任意の焦点距離に設定される。ファイン
ダ視野の像倍率は、ズーム操作手段62による焦点距離
変化に連動して変化される。よって撮影者は、ズーム操
作手段62の操作による焦点距離変化を、ファインダ視
野の像倍率変化を観察することで知ることができる。ま
た、ズーム操作手段62の操作によって設定される焦点
距離は、例えば、LCD表示パネル(図示せず)に表示
される数値により認識することができる。
【0010】全体移動モータ制御手段60はまた、シャ
ッタレリーズ手段63が操作されたとき、後群移動モー
タ制御手段61を介して駆動される後群移動モータ30
とともに全体移動モータ25を駆動して、被写体にズー
ムレンズを合焦させる。シャッタレリーズ手段63は、
レリーズボタンから構成されるもので、その一段押しで
測距装置64への測距指令と測光装置65への測光指令
を与え、二段押しで、合焦動作させるとともに、AEモ
ータ制御手段66を介してAF/AEシャッタユニット
21のシャッタ27を動作させる。シャッタ27は、測
光装置65からの測光出力を受けて、そのシャッタ羽根
27aを所定時間開放する。
【0011】ズーム操作手段62は、操作されると、全
体移動モータ25を駆動して前群レンズL1と後群レン
ズL2を一体に移動させる。この移動と同時に後群移動
モータ制御手段61を介して後群移動モータ30を動作
させてもよいが、本ズームレンズカメラにおいて重要な
点は、ズーム操作手段62による前群レンズL1と後群
レンズL2の移動は、焦点の位置を移動させることなく
焦点距離を連続的に変化させる従来のズーミングの概念
では行なわないということである。つまり、ズーム操作
手段62が操作されたとき、 全体移動モータ25のみを動作させて、前群レンズL
1と後群レンズL2を両者の空気間隔を変化させること
なく前後に移動させる態様、及び、 全体移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動
作させて、前群レンズL1と後群レンズL2を両者の空
気間隔を変化させながら移動させる態様、 とが可能である。
【0012】の態様では、特定距離の被写体に常時ピ
ントが合うことはあり得ないが、撮影光学系による像を
観察する訳ではない本カメラのようなレンズシャッタ式
カメラでは、シャッタレリーズ時にピントが合えばよい
から全く問題がない。また、の態様では、焦点位置の
移動を許容しつつ、前群レンズL1と後群レンズL2を
移動させ、シャッタレリーズ時に全体移動モータ25と
後群移動モータ30の双方を動作させてピントを合わせ
る。
【0013】ズーム操作手段62の操作に応じて上記
またはの何れかの制御態様を実行した後、ズーム操作
手段62によって設定される焦点距離の少なくとも一部
の焦点距離域においてシャッタレリーズ手段63が操作
されたとき、全体移動モータ25と後群移動モータ30
の双方を動作させて被写体に合焦させる。このときの全
体移動モータ25と後群移動モータ30による前群レン
ズL1と後群レンズL2の移動量は、測距装置64によ
る被写体距離情報によって得られる移動量だけでなく、
ズーム操作手段62によって設定される焦点距離情報に
よって得られる移動量を加味して決定される。このよう
に、シャッタレリーズ手段63が操作されたとき、全体
移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動作させ
て合焦動作を行わせると、レンズ位置の制御に自由度が
生れ、その制御が容易になる。
【0014】なお、理論的には、ズーム操作手段62の
操作時には、全体移動モータ25と後群移動モータ30
のいずれも動作させずに単にファインダの視野倍率と焦
点距離情報だけを変化させ、シャッタレリーズ手段63
が操作されたときに、その焦点距離情報と測距装置64
による被写体距離情報とにより全体移動モータ25と後
群移動モータ30を同時に動作させて、その焦点距離情
報と被写体距離情報によって一義的に決定される位置に
前群レンズL1と後群レンズL2を移動させることもで
きる。
【0015】次に、主に図18と図19を用いて、上記
概念のズームレンズ鏡筒を具体的にした実施形態を説明
する。本ズームレンズ鏡筒10の概略構成と動作を最初
に説明すると、前方から順に、第1移動鏡筒20、第2
移動鏡筒19、第3移動鏡筒16、及び固定鏡筒ブロッ
ク12が備えられている。第3移動鏡筒16は、固定鏡
筒ブロック12の筒状部に螺合され、回動とともに光軸
方向に進退する。第3移動鏡筒16は、光軸方向に一体
に移動する、回転を規制された直進案内筒17を内方に
有し、第2移動鏡筒19はこの直進案内筒17に対して
相対回転しながら光軸方向に進退する。第1移動鏡筒2
0は、回転を規制されていて、第2移動鏡筒19に対す
る相対回転により光軸方向に進退する。全体移動モータ
25は、固定鏡筒ブロック12に固定され、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載したシャッタ取付台4
0は、第1移動鏡筒20に固定されている。前群レンズ
L1は、レンズ支持筒34に支持された正のパワーを有
するレンズであり、後群レンズL2は、レンズ支持筒5
0に支持された負のパワーを有するレンズである。
【0016】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック12は、その筒状部の内周
面に、雌ヘリコイド12aと、光軸Oと平行な複数の直
進案内溝12bとを有している。この複数の直進案内溝
12bの1つには、その底部に、所定のパターンを有す
るコード板13aが固定されている。このコード板13
aは、固定鏡筒ブロック12の外方に位置するフレキシ
ブルプリント基板13の一部として構成されている。ア
パーチャ板14は、フィルムへの露光領域を決定するア
パーチャ14aを有する。
【0017】固定鏡筒ブロック12の筒状部には、径方
向外方に膨出しかつ光軸方向に延びるギヤ収納部12c
が形成されている(図16参照)。このギヤ収納部12
cには、光軸方向に長い駆動ピニオン15が回転自在に
収納されている。この駆動ピニオン15はその軸7の両
端部を、固定鏡筒ブロック12に設けた支持孔4とギヤ
支持板31に設けた支持孔31aにそれぞれ回転自在に
支持されている。この駆動ピニオン15の歯面は、固定
鏡筒ブロック12の内周面に突出している。
【0018】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図15参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16と
噛み合う軸方向長さを有する。
【0019】第3移動鏡筒16の内周には、直進案内筒
17が、この第3移動鏡筒16と光軸方向に一体に移動
可能かつ光軸回りに相対回転可能に支持されている。直
進案内筒17は、後部外周に、径方向外方に突出する複
数の係合突起17cを備えた後端フランジ部17dと、
この後端フランジ部17dの前方にやや隙間を開けて設
けた、該フランジ部17dより小径の抜止フランジ部1
7eとを有している。この抜止フランジ部17eの周方
向に、複数の切欠部17fが形成されている。第3移動
鏡筒16は、後端部内周に、径方向内方に突出する複数
の係合突起16d(図18)を有し、この係合突起16
dを上記切欠部17fから挿入して両フランジ部17
d、17e間の隙間に位置させ、直進案内筒17に対し
相対回転することにより該直進案内筒17と結合してい
る。直進案内筒17の後端面には、アパーチャ14aと
略同形の開口23aを有するアパーチャ板23が固定さ
れている。係合突起17cは、固定鏡筒ブロック12の
光軸Oと平行な直進案内溝12bに摺動自在に係合され
ており、回転を規制されている。係合突起17cの1つ
である係合突起17c′には、コード板13aと摺接し
てズーミング時の焦点距離に対応する信号を発生させる
ための接触端子9が固定されている。
【0020】直進案内筒17にはまた、その内周面に、
光軸Oと平行な複数の直進案内溝17aと、この案内筒
17の周壁を貫通しかつ円周方向及び光軸方向に対して
傾斜する複数のリード溝17bとが形成されている。
【0021】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、リード溝17bとは逆傾斜の複数のリード溝19
cを有し、後端部外周に、径方向外方に突出する複数の
断面台形状のフォロア突起19aと、このフォロア突起
19a上に位置するフォロアピン18とを有する。この
フォロアピン18は、リング部材18bと、このリング
部材18bをフォロア突起19a上に支持する中心固定
ねじ18aとからなっている。フォロア突起19aは、
直進案内筒17のリード溝17bに摺動可能に嵌まり、
フォロアピン18は、第3移動鏡筒16の直進案内溝1
6cに摺動可能に嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が
回転すると、第2移動鏡筒19が回転しながら光軸方向
に直進移動する。
【0022】第2移動鏡筒19の内周には、第1移動鏡
筒20が嵌合されている。この第1移動鏡筒20は、後
端部外周に備えた複数のフォロアピン24を、対応する
内周リード溝19cに係合させ、かつ直進案内部材22
により直進案内されている。この直進案内部材22は、
図11と図12に示すように、環状部22aと、この環
状部22aから光軸方向に延びる一対の案内脚部22b
と、環状部22aの径方向外方に突出させた、直進案内
溝17aに摺動自在に係合する複数の係合突起28とを
有し、第1移動鏡筒20の内周面とAF/AEシャッタ
ユニット21の間に案内脚部22bを直進案内可能に挿
入している。
【0023】また直進案内部材22の環状部22aは、
第2移動鏡筒19の後端部に、光軸方向に一体に移動可
能かつ光軸回りに相対回転可能に結合されている。この
直進案内部材22は、後部外周に、径方向外方に突出す
る複数の係合突起28を備えた後端フランジ部22d
と、この後端フランジ部22dの前方にやや隙間を開け
て設けた、該フランジ部22dより小径の抜止フランジ
部22cを有し、この抜止フランジ部22cの周方向
に、複数の切欠部22eを有している(図11参照)。
第2移動鏡筒19は、後端部内周に、径方向内方に突出
する複数の係合突起19b(図18)を有し、この係合
突起19bを上記切欠部22eから挿入して両フランジ
部22c、22d間の隙間に位置させ、直進案内部材2
2に対し相対回転することにより該直進案内部材22と
結合している。上記構成により、第1移動鏡筒20は、
第2移動鏡筒19が正逆に回転するとき、回転を規制さ
れたまま、該第2移動鏡筒19に対して光軸方向前後に
直進移動する。
【0024】この第1移動鏡筒20の内周面には、3枚
のシャッタ羽根27a(図1)からなるシャッタ27を
備えたAF/AEシャッタユニット21が嵌合固定され
ている。このAF/AEシャッタユニット21は、シャ
ッタ取付台40の外周部に等角度間隔で形成した複数の
固定孔40a(図13)を有している。上記複数のフォ
ロアピン24は、このAF/AEシャッタユニット21
の固定手段を兼ねており、第1移動鏡筒20に形成した
ピン孔20aと、この固定孔40aに、このフォロアピ
ン24が嵌入固定されて、このシャッタユニット21が
第1移動鏡筒20に固定されている(図14参照)。フ
ォロアピン24は例えば接着、ねじ止め等の手段で固定
できる。
【0025】AF/AEシャッタユニット21は、図1
と図19に示されるように、シャッタ取付台40と、こ
のシャッタ取付台40の後部に固定されるシャッタ羽根
支持環46と、このシャッタ取付台40に対して相対移
動自在に支持されるレンズ支持筒50(後群レンズL
2)とを有している。このシャッタ取付台40には、前
群レンズL1とAEモータ29と後群移動モータ30が
支持されている。このシャッタ取付台40は、レンズ支
持筒34を挿通させる撮影開口40dを備えた環状部
と、この環状部から後方に向けて延出された3つの脚部
40bとを有している。この3つの脚部40b間の隙間
のうち2箇所は、直進案内部材22の一対の案内脚部2
2bをそれぞれ摺動自在に係合させて移動ガイドする直
進案内部40cとして構成されている。
【0026】シャッタ取付台40とこの取付台40に固
定したシャッタ羽根支持環46の間に、上記シャッタ2
7と、このシャッタ27の3枚のシャッタ羽根27aを
枢支する支持部材47と、シャッタ羽根27aに回動力
を付与する環状駆動部材49とが位置している。環状駆
動部材49は、3枚のシャッタ羽根27aにそれぞれ係
合する3つの操作突起49aを等角度間隔で備えている
(図8参照)。シャッタ羽根支持環46の前壁部には、
その中心に撮影開口46aが形成され、この撮影開口4
6aの周囲に、円弧溝46eと支持孔46bとがそれぞ
れ等角度間隔で3つずつ形成されている。この3つの円
弧溝46eはそれぞれ、円形の撮影開口46aとの同心
円に沿う円弧状に形成されている。シャッタ羽根押え環
46の外周部には、直進案内部40cから露出して上記
一対の案内脚部22bの内周面を摺動自在に支持するた
めの撓み規制面46cが設けられている。
【0027】また、シャッタ羽根支持環46の前方に位
置する支持部材47は、撮影開口46aに対向する撮影
開口47aと、3つの支持孔46bとそれぞれ対向する
3つの軸部47b(図1に一箇所のみ示す)とを有して
いる。3枚のシャッタ羽根27aはそれぞれ、一端部
に、軸部47bを挿通させる軸孔27bを有し、他端部
に、撮影開口46a、47aを遮蔽する遮蔽部を有し、
該一端部と他端部の間に、上記操作突起49aを挿通さ
せる長孔27cを有している。上記支持部材47は、シ
ャッタ羽根27aをそれぞれ支持した各軸部47bを、
シャッタ羽根支持環46の対応する支持孔46bに嵌合
させた状態で、このシャッタ羽根支持環46に固定され
ている。
【0028】環状駆動部材49は、外周部に、ギヤ部4
9bを有する。また支持部材47は、3つの軸部47b
と近接する位置に、円周方向に沿う3つの円弧溝47c
を有している。環状駆動部材49の上記3つの操作突起
49aは、該3つの円弧溝47cを貫通して、各シャッ
タ羽根27aの長孔27cに係合している。シャッタ羽
根支持環46は、これら環状駆動部材49、支持部材4
7及びシャッタ27を支持した状態でシャッタ取付台4
0の後方側から挿入され、周縁部に設けたねじ孔46d
に挿通させた固定ねじ90によって該シャッタ取付台4
0に固定されている。
【0029】シャッタ羽根支持環46の後方には、シャ
ッタ取付台40にスライドシャフト51、52を介して
相対移動自在に支持されたレンズ支持筒50が配置され
ている。シャッタ取付台40とレンズ支持筒50は、ス
ライドシャフト51に嵌合されたコイルばね3によって
互いに離れる方向に移動付勢されており、これにより両
者間のガタが除去されている。また、上記ギヤ列42に
備えられた駆動ギヤ42aは、軸方向の移動が規制され
ており、その内周に雌ねじが形成されている。この雌ね
じに、レンズ支持筒50に一端部を固定されたスクリュ
ーシャフト43が螺合しており、これら駆動ギヤ42a
とスクリューシャフト43とにより送りねじ機構が構成
されている。よって、後群移動モータ30が回転駆動し
て駆動ギヤ42aが正逆いずれかに回転すると、スクリ
ューシャフト43がこの駆動ギヤ42aに対して進退
し、レンズ支持筒50つまり該支持筒50に支持した後
群レンズL2が前群レンズL1に対して相対移動する。
【0030】シャッタ取付台40の前部には、このシャ
ッタ取付台40に支持した上記モータ29、30等を押
える押え部材53、55がねじ止めされている。シャッ
タ取付台40に一端部を固定された上記フレキシブルプ
リント基板6には、モータ29、30、及びフォトイン
タラプタ56、57が接続されている。第1〜第3移動
鏡筒20、19、16及びAF/AEシャッタユニット
21等を組立てた状態において、直進案内筒17の後端
面にアパーチャ板23が固定され、また固定鏡筒ブロッ
ク12の前端部に、環状の抜止め部材33が嵌着されて
いる。
【0031】ズームレンズ鏡筒10最前方の第1移動鏡
筒20の前部には、一対ずつの従動バリヤ羽根48aと
主動バリヤ羽根48bを備えたバリヤ装置35が設けら
れている。この第1移動鏡筒20の前端部に固定される
飾り板41の裏面に環状プレート96が固定され、この
飾り板41と環状プレート96の間に両バリヤ羽根48
a、48bが枢着されている。また、第1移動鏡筒20
の前端部においての該鏡筒20の前端面20bと裏板9
6との間に、一対のバリヤ駆動レバー98a、98bを
備えたバリヤ駆動環97が回動自在に設けられている。
このバリヤ駆動環97は、後群移動モータ30の回転を
受けて回転駆動するバリヤ連結ギヤ92によって正逆に
回動され、バリヤ駆動レバー98a、98bを介して主
動バリヤ羽根48bを従動バリヤ羽根48aとともに開
閉させる。
【0032】次に、本発明の特徴である、レンズシャッ
タ装置を図1〜図10を用いて説明する。
【0033】本実施形態において、ズームレンズ鏡筒1
0を有するズームレンズカメラでは、AEモータ29の
回転を受けて駆動するシャッタ(シャッタ機構)27に
よる露出を制御するため、DCモータ等の該AEモータ
29の回転状態(回転数)を、周方向に所定間隔で設け
た多数のスリットを有する回転板(回転円板)58と、
この回転板58と対をなすフォトインタラプタ(フォト
センサ)56とからなるAEモータ用エンコーダ100
によって検出(カウント)している。また、同ズームレ
ンズカメラでは、後群移動モータ30の回転を受けて駆
動する後群レンズ(可動レンズ群)L2の駆動を制御す
るため、DCモータ等の該後群移動モータ30の回転状
態を、周方向に所定間隔で設けた多数のスリットを有す
る回転板(回転円板)59と、この回転板59と対をな
すフォトインタラプタ(フォトセンサ)57とからなる
後群移動モータ用エンコーダ101によって検出してい
る。
【0034】本ズームレンズカメラでは、これらのAE
モータ用エンコーダ100と後群移動モータ用エンコー
ダ101をズームレンズ鏡筒10に共に搭載してレンズ
シャッタ装置を構成しているが、部材の配置の仕方によ
ってはスペースを無駄に取って、レンズ鏡筒10を大型
化させることに繋る。
【0035】そこで、本レンズシャッタ装置では、上述
のシャッタ27の開閉位置を検出するAEモータ用エン
コーダ(シャッタ用パルサー)100と、後群レンズL
2の光軸方向位置を検出する後群移動モータ用エンコー
ダ(レンズ用パルサー)101とをそれぞれに構成す
る、回転板58、59とフォトインタラプタ56、57
を、光軸方向から見て少なくとも一部がオーバラップす
るように配置して、その設置スペースを小さくしてい
る。
【0036】AEモータ29の回転は、図2と図7に示
す機構により、環状駆動部材49と回転板58に伝達さ
れる。この機構において、シャッタ取付台40の環状部
40fの前壁に、AEモータ29がその回転軸に固定し
たピニオン29aを後壁側に突出させて固定されてい
る。この環状部40fの後壁と支持部材47との間に
は、ピニオン29aを中心として同図上方側にAEギヤ
列45Aが設けられ、下方側に、回転板58の回転軸5
8fにAEモータ29の回転を伝えるエンコーダギヤ列
45Bが設けられている。このエンコーダギヤ列45B
の最終ギヤであるダブルギヤ89は、大径ギヤ89aと
小径ギヤ89bを有し、この小径ギヤ89bを回転板5
8の従動ギヤ58d(図3)に噛合させている。また、
AEギヤ列45Aの最終ギヤであるダブルギヤ86は、
大径ギヤ86aと小径ギヤ86bを有し、この小径ギヤ
86bを、環状部40fと支持部材47間に回転可能に
支持した環状駆動部材49のギヤ部49bに噛合させて
いる。シャッタ取付台40の環状部40fの後壁に設け
たばね支持突起(図示せず)に支持されたトーションば
ね87(図1参照)により、環状駆動部材49が図8の
反時計方向(シャッタ27の閉方向)に回動付勢されて
いる。
【0037】後群移動モータ30の回転は、図2と図5
に示す機構により、スクリューシャフト43と回転板5
9に伝達される。この機構において、環状部40fの前
壁には、後群移動モータ30が固定されている。この環
状部40fの前壁と後壁には、該モータ30の回転軸に
固定したピニオン30aを中心として同図上方側にレン
ズ駆動ギヤ列42Aが設けられ、下方側に、回転板59
の回転軸59fに後群移動モータ30の回転を伝えるエ
ンコーダギヤ列42Bが設けられている。また環状部4
0fには、レンズ駆動ギヤ列42Aのさらに上方側に、
バリヤ装置35を開閉させるためのバリヤ開閉ギヤ列4
2cが設けられている。
【0038】エンコーダギヤ列42Bの最終ギヤである
ダブルギヤ94は、大径ギヤ94aと小径ギヤ94bを
有し、この小径ギヤ94bを回転板59の従動ギヤ59
d(図3)に噛合させている。スクリューシャフト43
が螺合した上記駆動ギヤ42aは、レンズ駆動ギヤ列4
2Aの最終ギヤである。バリヤ開閉ギヤ列42cの最終
ギヤであるバリヤ連動ギヤ92は、その正回転時にバリ
ヤ装置35を開放し、逆回転時にバリヤ装置35を閉じ
る。
【0039】レンズ駆動ギヤ列42Aに備えられた遊星
ギヤ93aと太陽ギヤ93bからなる遊星歯車機構93
は、ズームレンズがレンズ収納位置とレンズ繰出位置と
に移行するとき作動する切換カム部材120(図1参
照)によって図5に示す位置と図6に示す位置に切り換
えられる。図5の状態で後群移動モータ30が正逆に回
転駆動すると、バリヤ駆動環97がバリヤ連動ギヤ92
を介して正逆に回動されて、バリヤ装置35が開閉され
る。また、図6の状態で後群移動モータ30が正逆に回
転駆動すると、駆動ギヤ42aが正逆に回転されて、ス
クリューシャフト43を介して後群レンズL2が前群レ
ンズL1に対して相対移動される。
【0040】図7に示すように、回転板58には、シャ
ッタ27が全閉状態のとき、フォトセンサ56に対向し
て該フォトセンサ56にオフの一定の信号を生成させる
ための遮光部58tと、シャッタ27が全閉状態から開
いていくとき、フォトセンサ56に対して移動して該フ
ォトセンサ56をオンしてパルス信号を生成させるため
の多数のスリット58sとを有している。この多数のス
リット58sは、回転板58の周方向に遮光部58tに
続けて等角度間隔で穿設されている。AEモータ用エン
コーダ100では、シャッタ27の駆動に連動する回転
板58が、フォトインタラプタ56に対し、該シャッタ
27の全閉状態(図9)と全開状態(図10)との間で
1回転未満回転するように構成されている。
【0041】図5に示すように、回転板59には、後群
移動モータ30の回転時にフォトセンサ57に対して移
動して該フォトセンサ57をオンしてパルス信号を生成
させるための多数のスリット59sが、周方向に等角度
間隔で穿設されている。後群移動モータ30の回転駆動
に連動する回転板59は、主に後群レンズL2の移動位
置を検出するべく、フォトインタラプタ57に対して連
続回転するように構成されている。
【0042】上記AEモータ用エンコーダ100と後群
移動モータ用エンコーダ101は、図3に示すように配
置されている。環状部40fにおいてのダブルギヤ8
9、94に対応する位置には、略S字状の壁面で仕切ら
れた上下方向の一対の取付空間99a、99bを備えた
側面視略S字状の取付座88が設けられている。この取
付座88は、環状部40fから光軸前方に突出形成され
た互いに直交する壁面88a、88b、88cと、環状
部40fそのものの壁面40f′とからなっている。取
付空間99a、99bに、フォトインタラプタ56、5
7が上下反対方向に向けた状態でそれぞれに固定され、
これらフォトインタラプタ56、57の光軸方向位置が
互いに異なっているため、DCモータであるモータ2
9、30の光軸方向での長さ分のスペースに両インタラ
プタ56、57を収容することができた。
【0043】取付空間99a内に固定されたフォトセン
サ56は、発光部と受光部を光軸方向に順に有し、下方
に向いた接続端子56aを有している。取付空間99b
内に固定されたフォトセンサ57は、発光部と受光部を
光軸方向に順に有し、上方に向いた接続端子57aを有
している。
【0044】回転板58は、光軸方向に長い回転軸58
fを有し、この回転軸58fの一端部の突部58aが、
シャッタ取付台40の前部に固定した押え部材53に回
転自在に支持され、他端部の従動ギヤ58dが、シャッ
タ取付台40に設けた突起40iに回転自在に支持され
ている。回転板58は、フォトセンサ56の発光部と受
光部の間の隙間56dに挿入されており、その回転時
に、発光部から受光部に投光される光を断続的に遮光す
る。このとき生成される光パルス信号を受光部が受け取
り、フレキシブルプリント基板6を介して、カメラボデ
ィ側に搭載した制御部75(図18)のAFモータ制御
手段66に送る。この制御部75は、CPU等を備える
もので、該AFモータ制御手段66を初め、上記全体移
動モータ制御手段60、後群移動モータ制御手段61、
測距装置64及び測光装置65等を含む。この制御部7
5には、ズーム操作手段62、シャッタレリーズ手段6
3等が接続されている。
【0045】回転板59は、光軸方向に長い回転軸59
fを有し、この回転軸59fの一端部の突部59aが、
シャッタ取付台40の前部に固定した押え部材53に回
転自在に支持され、他端部の従動ギヤ59dが、シャッ
タ取付台40に設けた突起40jに回転自在に支持され
ている。回転板59は、フォトセンサ57の発光部と受
光部の間の隙間57dに挿入されて、上記回転板56と
の光軸方向の位置が異なっており、その回転時に、発光
部から受光部に投光される光を断続的に遮光する。この
とき生成される光パルス信号を受光部が受け取り、フレ
キシブルプリント基板6を介して制御部75の後群移動
モータ制御手段61に送る。
【0046】このように、本シャッタ装置では、機能が
互いに異なるAEモータ用と後群移動モータ用のエンコ
ーダ100、101のフォトインタラプタ56、57
を、光軸方向から見て少なくとも一部がオーバラップす
るように配置したから、光軸方向から見たときの搭載時
の必要面積を減少させることができた。例えば、2組の
エンコーダを平面的に配置すると搭載時に要する面積は
大きくなるが、本シャッタ装置のようにフォトインタラ
プタ56、57をオーバーラップさせて配置すると、D
Cモータであるモータ29、30の光軸方向での長さ分
のスペースを有効に活用することができ、AF/AEシ
ャッタユニット21全体の径方向の小型化に寄与でき
る。
【0047】本実施形態では、前群レンズL1と後群レ
ンズL2をそれぞれ、AF/AEシャッタユニット21
の構成部材の1つとし、該ユニット21に、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載している。この構成に
よると、前群レンズL1と後群レンズL2の支持構造及
び駆動構造を単純化できるという利点があるが、前群レ
ンズL1と後群レンズL2のうちの少なくとも一方を、
シャッタ取付台40、環状駆動部材49、支持部材4
7、シャッタ27及びシャッタ羽根押え環46等を備え
たAF/AEシャッタユニット21とは別部材とし、該
ユニットとは別の支持部材に支持しても、本ズームレン
ズは成立する。
【0048】本ズームレンズカメラは、次のように作動
する。ズームレンズ鏡筒10が最も繰り込まれた図18
のレンズ収納状態において、図示しない電源スイッチを
オンすると、全体移動モータ25が正方向に若干量回転
駆動する。すると、この回転が、支持部32に支持され
たギヤ列26を介して駆動ピニオン15に伝えられ、第
3移動鏡筒16が繰り出し方向に回転されるため、第2
移動鏡筒19と第1移動鏡筒20が該第3移動鏡筒16
とともに光軸方向に若干量繰り出され、カメラはズーム
レンズをワイド端に位置させた撮影可能状態となる。
【0049】この撮影可能状態において、ズーム操作手
段62をテレ側に操作すると、全体移動モータ制御手段
60を介して全体移動モータ25が正方向に回転駆動
し、駆動ピニオン15、外周ギヤ16bを介して第3移
動鏡筒16を繰り出し方向に回転させる。したがって、
この第3移動鏡筒16が雌ヘリコイド12aと雄ヘリコ
イド16aの関係により固定鏡筒ブロック12から繰り
出され、同時に、直進案内筒17が、係合突起17cと
直進案内溝12bの関係によって固定鏡筒ブロック12
に対し相対回転しない状態で、該第3移動鏡筒16とと
もに光軸前方に進出する。このとき第2移動鏡筒19
は、フォロアピン18をリード溝17bと直進案内溝1
6cに同時に係合させていることにより、第3移動鏡筒
16と同方向に相対回転しながら該移動鏡筒16に対し
て光軸前方に相対移動する。また第1移動鏡筒20は、
直進案内部材22によって直進案内されかつフォロアピ
ン24をリード溝19cによって移動ガイドされるた
め、固定鏡筒ブロック12に対して相対回転しない状態
で、第2移動鏡筒19からAF/AEシャッタユニット
21とともに光軸前方に進出する。
【0050】ズームレンズ鏡筒10がこのように駆動す
る間、後群移動モータ30は駆動しないため、前群レン
ズL1と後群レンズL2は互いの距離を一定に保ったま
ま一体的に光軸方向に移動する(図17参照)。ズーム
操作手段62によって設定される焦点距離は、表示手段
(図示せず)によって表示される。
【0051】ズーム操作手段31によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測距及び測光が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段31により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【0052】ズーム操作手段62がワイド側に操作され
ると、全体移動モータ25が逆方向に回転駆動し、第3
移動鏡筒16が繰り込み方向に回転されて、直進案内筒
17とともに固定鏡筒ブロック12に繰り込まれる。同
時に第2移動鏡筒19が、第3移動鏡筒16と同方向に
回転しながら該移動鏡筒16に対して繰り込まれ、第1
移動鏡筒20が、回転する第2移動鏡筒19に対してA
F/AEシャッタユニット21とともに繰り込まれる。
この繰込駆動時においても、後群移動モータ30は、上
述の繰出駆動時と同様、駆動しない。そしてズームレン
ズ鏡筒10は、ズームレンズがワイド端位置に移動した
後、電源スイッチが切られると、これに基づき回転駆動
する全体移動モータ25によって、図18に示すレンズ
収納位置に繰り込まれる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モータ駆
動のシャッタ機構と、別のモータ駆動の可動レンズ群
と、シャッタ機構の開閉位置を検出するシャッタ用パル
サーと、可動レンズ群の光軸方向位置を検出するレンズ
用パルサーとを備え、2つのパルサーはそれぞれ、各モ
ータによって回転駆動される回転円板と、この回転円板
と対をなすフォトセンサとを備え、この2つのフォトセ
ンサは、光軸方向から見て少なくとも一部がオーバラッ
プするように配置されているから、2種のパルサーを搭
載する場合のスペースの効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズ鏡筒におけるA
F/AEシャッタユニットの主要な部材を示す分解斜視
図である。
【図2】同AF/AEシャッタユニットにおける各ギヤ
列の配置を示す斜視図である。
【図3】同AF/AEシャッタユニットにおけるAEモ
ータ用エンコーダと後群移動モータ用エンコーダの配置
を示す側面断面図である。
【図4】同AF/AEシャッタユニットにおけるAEモ
ータ用エンコーダと後群移動モータ用エンコーダの配置
を示す正面図である。
【図5】同AF/AEシャッタユニットにおけるシャッ
タ取付台とレンズ駆動ギヤ列等の関係を示す正面図であ
る。
【図6】同AF/AEシャッタユニットにおけるシャッ
タ取付台とレンズ駆動ギヤ列等の関係を示す、図5と異
なる状態の正面図である。
【図7】同AF/AEシャッタユニットにおけるシャッ
タ取付台とAEギヤ列等の関係を示す正面図である。
【図8】同AF/AEシャッタユニットにおけるシャッ
タ羽根押え環に組付けたシャッタを示す斜視図である。
【図9】同AF/AEシャッタユニットにおけるシャッ
タの全閉状態を示す正面図である。
【図10】同AF/AEシャッタユニットにおけるシャ
ッタの全開状態を示す正面図である。
【図11】同AF/AEシャッタユニットを直進ガイド
する機構の要部を示す斜視図である。
【図12】同AF/AEシャッタユニットを直進ガイド
する機構の要部を図11と異なる状態で示す斜視図であ
る。
【図13】同AF/AEシャッタユニットの主要な部材
を示す分解斜視図である。
【図14】同AF/AEシャッタユニットを第1移動鏡
筒に組付けた状態を示す斜視図である。
【図15】本発明を適用したズームレンズ鏡筒における
第3移動鏡筒を示す斜視外観図である。
【図16】同ズームレンズ鏡筒の固定鏡筒ブロックを示
す斜視外観図である。
【図17】同ズームレンズ鏡筒の最大繰出状態を示す上
半断面図である。
【図18】同ズームレンズ鏡筒のレンズ収納状態におけ
る要部を示す上半断面図である。
【図19】同ズームレンズ鏡筒全体を示す分解斜視図で
ある。
【図20】同ズームレンズ鏡筒の作動を制御する制御系
を示すブロック図である。
【符号の説明】
27 シャッタ(シャッタ機構) 29 AEモータ 30 後群移動モータ 56 57 フォトインタラプタ(フォトセンサ) 58 59 回転板(回転円板) 58f 59f 回転軸 88 取付座 99a 99b 取付空間 100 AEモータ用エンコーダ(シャッタ用パルサ
ー) 101 後群移動モータ用エンコーダ(レンズ用パルサ
ー) L2 後群レンズ(可動レンズ群) O 光軸
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図15参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16b
と噛み合う軸方向長さを有する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、リード溝17bとは逆傾斜の複数のリード溝19
cを有し、後端部外周に、径方向外方に突出する複数の
断面台形状のフォロア突起19aと、このフォロア突起
19a上に位置するフォロアピン18とを有する。この
フォロアピン18は、リング部材18aと、このリング
部材18aをフォロア突起19a上に支持する中心固定
ねじ18bとからなっている。フォロア突起19aは、
直進案内筒17のリード溝17bに摺動可能に嵌まり、
フォロアピン18は、第3移動鏡筒16の直進案内溝1
6cに摺動可能に嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が
回転すると、第2移動鏡筒19が回転しながら光軸方向
に直進移動する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】ズーム操作手段62によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測距及び測光が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段62により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動のシャッタ機構;別のモータ
    駆動の可動レンズ群;上記シャッタ機構の開閉位置を検
    出するシャッタ用パルサー;及び、 可動レンズ群の光軸方向位置を検出するレンズ用パルサ
    ー;を備え、 上記2つのパルサーはそれぞれ、上記各モータによって
    回転駆動される回転円板と、この回転円板と対をなすフ
    ォトセンサとを備え、 この2つのフォトセンサは、光軸方向から見て少なくと
    も一部がオーバラップするように配置されていることを
    特徴とするレンズシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、2つのフォトセンサ
    は、略S字状をした取付座に、反対方向に向けて配置さ
    れていることを特徴とするレンズシャッタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、2つの回転
    円板は、光軸方向の位置が異なっていることを特徴とす
    るレンズシャッタ装置。
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JP2007256599A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Fujinon Corp 光学ユニット

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