JPH09230192A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH09230192A
JPH09230192A JP3412296A JP3412296A JPH09230192A JP H09230192 A JPH09230192 A JP H09230192A JP 3412296 A JP3412296 A JP 3412296A JP 3412296 A JP3412296 A JP 3412296A JP H09230192 A JPH09230192 A JP H09230192A
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lens barrel
barrel
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cam
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Hiroshi Nomura
博 野村
Kazuyoshi Azegami
和義 畔上
Hiromitsu Sasaki
啓光 佐々木
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ鏡筒の進退機構内のヘリコイド等のリ
ードが大きい場合でも、前方からレンズ鏡筒に加わる衝
撃を確実に支えて、各部を破損から保護することができ
る機能を備えたレンズ鏡筒を提供すること。 【構成】 周面に貫通したカム溝を有し、光軸方向に直
進駆動されるカム筒と;このカム筒の外周に嵌まる、光
軸と平行な直進案内溝を有する直進ガイド筒と;上記カ
ム溝と直進案内溝に連続して嵌まるフォロアを有し、カ
ム筒の内周に嵌まるフォロア筒とを備えたレンズ鏡筒に
おいて、上記カム筒は、そのカム溝の後端部に、上記フ
ォロア筒のフォロアと係合する衝撃受面を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、鏡筒前方からの衝撃を支
える機能を備えたレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】例えばズームレンズ鏡筒に
おいて、カメラボディ側にヘリコイド嵌合させたレンズ
鏡筒を光軸方向に繰り出した状態で該レンズ鏡筒に前方
から衝撃が加わったとき、ヘリコイドのリードが小さい
場合には該衝撃をある程度支えられるが、リードが大き
い場合には、衝撃のエネルギーが比較的簡単に回転運動
に変換されるため、レンズ鏡筒を繰り出し機構が無理に
逆回転させられることになり、著しい場合には該機構を
破損させる虞れがある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、ズームレンズ鏡筒における上
記問題意識に基づき、レンズ鏡筒の進退機構内のヘリコ
イド等のリードが大きい場合でも、前方からレンズ鏡筒
に加わる衝撃を確実に支えて、各部を破損から保護する
ことができる機能を備えたレンズ鏡筒を提供することを
目的としている。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、周
面に貫通したカム溝を有し、光軸方向に直進駆動される
カム筒と;このカム筒の外周に嵌まる、光軸と平行な直
進案内溝を有する直進ガイド筒と;上記カム溝と直進案
内溝に連続して嵌まるフォロアを有し、カム筒の内周に
嵌まるフォロア筒とを備えたレンズ鏡筒において、上記
カム筒は、そのカム溝の後端部に、上記フォロア筒のフ
ォロアと係合する衝撃受面を有することを特徴としてい
る。上記カム筒のカム溝は、光軸に対して一定角度で傾
斜した線形のリード溝を含むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。この実施形態は、図17に示すレンズシ
ャッタ式ズームレンズカメラに本発明を適用したもので
あり、最初に、この図17について、このズームレンズ
カメラの概念を説明する。レンズ構成は、前群レンズL
1と後群レンズL2の2群である。
【0006】カメラ本体には、全体移動モータ制御手段
60、後群移動モータ制御手段61、ズーム操作手段6
2、シャッタレリーズ手段63、測距装置64、測光装
置65、及びAEモータ制御手段66が設けられてい
る。
【0007】全体移動モータ制御手段60は、カメラボ
ディに設けたズームレバー等のズーム操作手段62が操
作されたとき、全体移動モータ25に対し、前群レンズ
L1と後群レンズL2からなるズームレンズをワイド側
からテレ側に移動させるための移動指令、またはテレ側
からワイド側に移動させるための移動指令を与える。撮
影者によるズーム操作手段62の操作によって、焦点距
離が変更され、任意の焦点距離に設定される。ファイン
ダ視野の像倍率は、ズーム操作手段62による焦点距離
変化に連動して変化される。よって撮影者は、ズーム操
作手段62の操作による焦点距離変化を、ファインダ視
野の像倍率変化を観察することで知ることができる。ま
た、ズーム操作手段62の操作によって設定される焦点
距離は、例えば、LCD表示パネル(図示せず)に表示
される数値により認識することができる。
【0008】全体移動モータ制御手段60はまた、シャ
ッタレリーズ手段63が操作されたとき、後群移動モー
タ制御手段61を介して駆動される後群移動モータ30
とともに全体移動モータ25を駆動して、被写体にズー
ムレンズを合焦させる。シャッタレリーズ手段63は、
レリーズボタンから構成されるもので、その一段押しで
測距装置64への測距指令と測光装置65への測光指令
を与え、二段押しで、合焦動作させるとともに、AEモ
ータ制御手段66を介してAF/AEシャッタユニット
21のシャッタ27を動作させる。シャッタ27は、測
光装置65からの測光出力を受けて、そのシャッタ羽根
27aを所定時間開放する。
【0009】ズーム操作手段62は、操作されると、全
体移動モータ25を駆動して前群レンズL1と後群レン
ズL2を一体に移動させる。この移動と同時に後群移動
モータ制御手段61を介して後群移動モータ30を動作
させてもよいが、本ズームレンズカメラにおいて重要な
点は、ズーム操作手段62による前群レンズL1と後群
レンズL2の移動は、焦点の位置を移動させることなく
焦点距離を連続的に変化させる従来のズーミングの概念
では行なわないということである。つまり、ズーム操作
手段62が操作されたとき、 全体移動モータ25のみを動作させて、前群レンズL
1と後群レンズL2を両者の空気間隔を変化させること
なく前後に移動させる態様、及び、 全体移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動
作させて、前群レンズL1と後群レンズL2を両者の空
気間隔を変化させながら移動させる態様、とが可能であ
る。
【0010】の態様では、特定距離の被写体に常時ピ
ントが合うことはあり得ないが、撮影光学系による像を
観察する訳ではない本カメラのようなレンズシャッタ式
カメラでは、シャッタレリーズ時にピントが合えばよい
から全く問題がない。また、の態様では、焦点位置の
移動を許容しつつ、前群レンズL1と後群レンズL2を
移動させ、シャッタレリーズ時に全体移動モータ25と
後群移動モータ30の双方を動作させてピントを合わせ
る。
【0011】ズーム操作手段62の操作に応じて上記
またはの何れかの制御態様を実行した後、ズーム操作
手段62によって設定される焦点距離の少なくとも一部
の焦点距離域においてシャッタレリーズ手段63が操作
されたとき、全体移動モータ25と後群移動モータ30
の双方を動作させて被写体に合焦させる。このときの全
体移動モータ25と後群移動モータ30による前群レン
ズL1と後群レンズL2の移動量は、測距装置64によ
る被写体距離情報によって得られる移動量だけでなく、
ズーム操作手段62によって設定される焦点距離情報に
よって得られる移動量を加味して決定される。このよう
に、シャッタレリーズ手段63が操作されたとき、全体
移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動作させ
て合焦動作を行わせると、レンズ位置の制御に自由度が
生れ、その制御が容易になる。
【0012】なお、理論的には、ズーム操作手段62の
操作時には、全体移動モータ25と後群移動モータ30
のいずれも動作させずに単にファインダの視野倍率と焦
点距離情報だけを変化させ、シャッタレリーズ手段63
が操作されたときに、その焦点距離情報と測距装置64
による被写体距離情報とにより全体移動モータ25と後
群移動モータ30を同時に動作させて、その焦点距離情
報と被写体距離情報によって一義的に決定される位置に
前群レンズL1と後群レンズL2を移動させることもで
きる。
【0013】次に、主に図15と図16を用いて、上記
概念のズームレンズ鏡筒を具体的にした実施形態を説明
する。本ズームレンズ鏡筒10の概略構成と動作を最初
に説明すると、前方から順に、第1移動鏡筒20、第2
移動鏡筒19、第3移動鏡筒16、及び固定鏡筒ブロッ
ク12が備えられている。第3移動鏡筒16は、固定鏡
筒ブロック12の筒状部に螺合され、回動とともに光軸
方向に進退する。第3移動鏡筒16は、光軸方向に一体
に移動する、回転を規制された直進案内筒17を内方に
有し、第2移動鏡筒19はこの直進案内筒17に対して
相対回転しながら光軸方向に進退する。第1移動鏡筒2
0は、回転を規制されていて、第2移動鏡筒19に対す
る相対回転により光軸方向に進退する。全体移動モータ
25は、固定鏡筒ブロック12に固定され、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載したシャッタ取付台4
0は、第1移動鏡筒20に固定されている。前群レンズ
L1は、レンズ支持筒34に支持された正のパワーを有
するレンズであり、後群レンズL2は、レンズ支持筒5
0に支持された負のパワーを有するレンズである。
【0014】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック12は、その筒状部の内周
面に、雌ヘリコイド12aと、光軸Oと平行な複数の直
進案内溝12bとを有している。この複数の直進案内溝
12bの1つには、その底部に、所定のパターンを有す
るコード板13aが固定されている。このコード板13
aは、固定鏡筒ブロック12の外方に位置するフレキシ
ブルプリント基板13の一部として構成されている。ア
パーチャ板14は、フィルムへの露光領域を決定するア
パーチャ14aを有する。
【0015】固定鏡筒ブロック12の筒状部には、径方
向外方に膨出しかつ光軸方向に延びるギヤ収納部12c
が形成されている(図13参照)。このギヤ収納部12
cには、光軸方向に長い駆動ピニオン15が回転自在に
収納されている。この駆動ピニオン15はその軸7の両
端部を、固定鏡筒ブロック12に設けた支持孔4とギヤ
支持板31に設けた支持孔31aにそれぞれ回転自在に
支持されている。この駆動ピニオン15の歯面は、固定
鏡筒ブロック12の内周面に突出している。
【0016】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図12参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16と
噛み合う軸方向長さを有する。
【0017】第3移動鏡筒16の内周には、直進案内筒
17が、この第3移動鏡筒16と光軸方向に一体に移動
可能かつ光軸回りに相対回転可能に支持されている。直
進案内筒17は、後部外周に、径方向外方に突出する複
数の係合突起17cを備えた後端フランジ部17dと、
この後端フランジ部17dの前方にやや隙間を開けて設
けた、該フランジ部17dより小径の抜止フランジ部1
7eとを有している。この抜止フランジ部17eの周方
向に、複数の切欠部17fが形成されている。第3移動
鏡筒16は、後端部内周に、径方向内方に突出する複数
の係合突起16d(図15)を有し、この係合突起16
dを上記切欠部17fから挿入して両フランジ部17
d、17e間の隙間に位置させ、直進案内筒17に対し
相対回転することにより該直進案内筒17と結合してい
る。直進案内筒17の後端面には、アパーチャ14aと
略同形の開口23aを有するアパーチャ板23が固定さ
れている。係合突起17cは、固定鏡筒ブロック12の
光軸Oと平行な直進案内溝12bに摺動自在に係合され
ており、回転を規制されている。係合突起17cの1つ
である係合突起17c′には、コード板13aと摺接し
てズーミング時の焦点距離に対応する信号を発生させる
ための接触端子9が固定されている。
【0018】直進案内筒17にはまた、その内周面に、
光軸Oと平行な複数の直進案内溝17aと、この案内筒
17の周壁を貫通する複数のリード溝17bとが形成さ
れている。
【0019】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、リード溝17bとは逆傾斜の複数のリード溝19
cを有し、後端部外周に、径方向外方に突出する複数の
フォロア突起19aと、このフォロア突起19a上に位
置するフォロアピン18とを有する。該リード溝19c
は、円周方向及び光軸(方向)に対して一定角度で傾斜
している。
【0020】第2移動鏡筒19の内周には、第1移動鏡
筒20が嵌合されている。この第1移動鏡筒20は、後
端部外周に備えた複数のフォロアピン24を、対応する
内周リード溝19cに係合させ、かつ直進案内部材22
により直進案内されている。この直進案内部材22は、
図7と図8に示すように、環状部22aと、この環状部
22aから光軸方向に延びる一対の案内脚部22bと、
環状部22aの径方向外方に突出させた、直進案内溝1
7aに摺動自在に係合する複数の係合突起28とを有
し、第1移動鏡筒20の内周面とAF/AEシャッタユ
ニット21の間に案内脚部22bを直進案内可能に挿入
している。
【0021】また直進案内部材22の環状部22aは、
第2移動鏡筒19の後端部に、光軸方向に一体に移動可
能かつ光軸回りに相対回転可能に結合されている。この
直進案内部材22は、後部外周に、径方向外方に突出す
る複数の係合突起28を備えた後端フランジ部22d
と、この後端フランジ部22dの前方にやや隙間を開け
て設けた、該フランジ部22dより小径の抜止フランジ
部22cを有し、この抜止フランジ部22cの周方向
に、複数の切欠部22eを有している(図7参照)。第
2移動鏡筒19は、後端部内周に、径方向内方に突出す
る複数の係合突起19b(図15)を有し、この係合突
起19bを上記切欠部22eから挿入して両フランジ部
22c、22d間の隙間に位置させ、直進案内部材22
に対し相対回転することにより該直進案内部材22と結
合している。上記構成により、第1移動鏡筒20は、第
2移動鏡筒19が正逆に回転するとき、回転を規制され
たまま、該第2移動鏡筒19に対して光軸方向前後に直
進移動する。
【0022】この第1移動鏡筒20の前端部には、バリ
ヤ48a、48bを備えたバリヤ装置35が装着され、
内周面には、3枚のシャッタ羽根27a(図11)から
なるシャッタ27を備えたAF/AEシャッタユニット
21が嵌合固定されている。このAF/AEシャッタユ
ニット21は、シャッタ取付台40の外周部に等角度間
隔で形成した複数の固定孔40a(図9)を有してい
る。上記複数のフォロアピン24は、このAF/AEシ
ャッタユニット21の固定手段を兼ねており、第1移動
鏡筒20に形成したピン孔20aと、この固定孔40a
に、このフォロアピン24が嵌入固定されて、このシャ
ッタユニット21が第1移動鏡筒20に固定されている
(図10参照)。フォロアピン24は例えば接着、ねじ
止め等の手段で固定できる。なお、41は、第1移動鏡
筒20の前端部に固定される飾り板である。
【0023】AF/AEシャッタユニット21は、図1
1と図16に示されるように、シャッタ取付台40と、
このシャッタ取付台40の後部に固定されるシャッタ羽
根支持環46と、このシャッタ取付台40に対して相対
移動自在に支持されるレンズ支持筒50(後群レンズL
2)とを有している。このシャッタ取付台40には、前
群レンズL1とAEモータ29と後群移動モータ30が
支持されている。このシャッタ取付台40は、レンズ支
持筒34を挿通させる撮影開口40dを備えた環状部
と、この環状部から後方に向けて延出された3つの脚部
40bとを有している。この3つの脚部40b間の隙間
のうち2箇所は、直進案内部材22の一対の案内脚部2
2bをそれぞれ摺動自在に係合させて移動ガイドする直
進案内部40cとして構成されている。
【0024】シャッタ取付台40にはさらに、AEモー
タ29の回転をシャッタ27に伝えるAEギヤ列45
と、後群移動モータ30の回転をスクリューシャフト4
3に伝えるレンズ駆動ギヤ列42と、フレキシブルプリ
ント基板6に接続されたフォトインタラプタ56、57
と、円周方向に多数のスリットを備えた回転板58、5
9とが支持されている。上記フォトインタラプタ57と
回転板59によって、後群移動モータ30の回転を検知
する後群移動モータ用エンコーダが構成され、フォトイ
ンタラプタ56と回転板58によって、AEモータ29
の回転を検知するAEモータ用エンコーダが構成されて
いる。
【0025】シャッタ取付台40とこの取付台40に固
定したシャッタ羽根支持環46の間に、上記シャッタ2
7と、このシャッタ27の3枚のシャッタ羽根27aを
枢支する支持部材47と、シャッタ羽根27aに回動力
を付与する環状駆動部材49とが位置している。環状駆
動部材49は、3枚のシャッタ羽根27aにそれぞれ係
合する3つの操作突起49aを等角度間隔で備えてい
る。シャッタ羽根支持環46は、前壁部に、撮影開口4
6aと、この撮影開口46aの周囲に等角度間隔で設け
た3つの支持孔46bを有し、外周部に、直進案内部4
0cから露出して上記一対の案内脚部22bの内周面を
摺動自在に支持する撓み規制面46cを有している。
【0026】また、シャッタ羽根支持環46の前方に位
置する支持部材47は、撮影開口46aに対向する撮影
開口47aと、3つの支持孔46bとそれぞれ対向する
3つの軸部47b(図11に一箇所のみ示す)とを有し
ている。3枚のシャッタ羽根27aはそれぞれ、一端部
に、軸部47bを挿通させる軸孔27bを有し、他端部
に、撮影開口46a、47aを遮蔽する遮蔽部を有し、
該一端部と他端部の間に、上記操作突起49aを挿通さ
せる長孔27cを有している。上記支持部材47は、シ
ャッタ羽根27aをそれぞれ支持した各軸部47bを、
シャッタ羽根支持環46の対応する支持孔46bに嵌合
させた状態で、このシャッタ羽根支持環46に固定され
ている。
【0027】環状駆動部材49は、外周部に、ギヤ列4
5からの回転を受けるギヤ部49bを有する。また支持
部材47は、3つの軸部47bと近接する位置に、円周
方向に沿う3つの円弧溝47cを有している。環状駆動
部材49の上記3つの操作突起49aは、該3つの円弧
溝47cを貫通して、各シャッタ羽根27aの長孔27
cに係合している。シャッタ羽根支持環46は、これら
環状駆動部材49、支持部材47及びシャッタ27を支
持した状態でシャッタ取付台40の後方側から挿入さ
れ、このシャッタ取付台40にねじ止めされている。
【0028】シャッタ羽根支持環46の後方には、シャ
ッタ取付台40にスライドシャフト51、52を介して
相対移動自在に支持されたレンズ支持筒50が配置され
ている。シャッタ取付台40とレンズ支持筒50は、ス
ライドシャフト51に嵌合されたコイルばね3によって
互いに離れる方向に移動付勢されており、これにより両
者間のガタが除去されている。また、上記ギヤ列42に
備えられた駆動ギヤ42aは、軸方向の移動が規制され
ており、その内周に雌ねじが形成されている。この雌ね
じに、レンズ支持筒50に一端部を固定されたスクリュ
ーシャフト43が螺合しており、これら駆動ギヤ42a
とスクリューシャフト43とにより送りねじ機構が構成
されている。よって、後群移動モータ30が回転駆動し
て駆動ギヤ42aが正逆いずれかに回転すると、スクリ
ューシャフト43がこの駆動ギヤ42aに対して進退
し、レンズ支持筒50つまり該支持筒50に支持した後
群レンズL2が前群レンズL1に対して相対移動する。
【0029】シャッタ取付台40の前部には、このシャ
ッタ取付台40に支持した上記モータ29、30等を押
える押え部材53、55がねじ止めされている。シャッ
タ取付台40に一端部を固定された上記フレキシブルプ
リント基板6には、モータ29、30、及びフォトイン
タラプタ56、57が接続されている。第1〜第3移動
鏡筒20、19、16及びAF/AEシャッタユニット
21等を組立てた状態において、直進案内筒17の後端
面にアパーチャ板23が固定され、また固定鏡筒ブロッ
ク12の前端部に、環状の抜止め部材33が嵌着されて
いる。
【0030】ここで、本ズームレンズ鏡筒10に備え
た、前方から鏡筒に加わる衝撃を支えるための構造につ
いて図1〜図6により説明する。
【0031】すなわち、この衝撃支持構造は、周面に貫
通したリード溝(カム溝)17bを有し光軸方向に直進
駆動される上記直進案内筒(カム筒)17と、この直進
案内筒17の外周に嵌まる、光軸Oと平行な直進案内溝
12cを有する第3移動鏡筒(直進ガイド筒)16と、
上記リード溝17bと直進案内溝12cに連続して嵌ま
るフォロアをなすフォロアピン18とフォロア突起19
aを有し上記直進案内筒17の内周に嵌まる第2移動鏡
筒(フォロア筒)19とを備えている。フォロア突起1
9aは、第2移動鏡筒19の後端部に形成されているた
め、ズームレンズ鏡筒10のワイド端位置やレンズ収納
位置(図15参照)において、直進案内筒17の後端部
の衝撃受面17mに接近する。
【0032】フォロアピン18のリング部材18bは、
図3に示すように、その中心に、中心固定ねじ18aの
ねじ部80bを挿通させる軸孔81aを有し、この中心
固定ねじ18aの頭部80aを収納する受部81bを有
している。このリング部材18bの下部外周縁部には、
下方に向けて次第に小径になる傾斜面81cが形成され
ている。また、直進案内筒17のリード溝17bは、中
心側(内径側)の幅が広い台形断面をなしている。この
リード溝17bには、外径側の幅狭部分の外周側端面
に、リング部材18bに設けた上記傾斜面81cを摺接
させる、該傾斜案内面81cと略同角度に形成した傾斜
案内面17nが設けられている。
【0033】直進案内筒17は、そのリード溝17bの
後端部(光軸後方側)に、フォロアと係合する堅固な衝
撃受面17mを有している。このフォロアは、第2移動
鏡筒19に樹脂一体成形した、この台形断面カム溝に係
合する円錐台状(断面台形状)のフォロア突起(円錐台
状フォロア)19aと、このフォロア突起19aの頂点
に中心固定ねじ18aで固定した、第3移動鏡筒16の
直進案内溝16cに嵌まる上記リング部材(ローラフォ
ロア)18bとからなっていて、このリング部材18b
が上記衝撃受面17mに係合する。フォロア突起19a
には、頂点から内径側に貫通するねじ孔19dが形成さ
れている。リード溝17bの後端部には、該リード溝1
7bに連なる周方向溝17b′が設けられている。上記
衝撃受面17mは、抜止フランジ部17eにおいての該
周方向溝17′に沿うフランジ面である。
【0034】上記直進案内筒17の後端面である抜止フ
ランジ部17eと後端フランジ部17dの内周側には、
円錐台状のフォロア突起19aを台形断面状のリード溝
17bに導く入口溝17pが形成されている。また、直
進案内筒17の抜止フランジ部17eに設けた上記衝撃
受面17mは、台形断面状のリード溝17にフォロア突
起19aを導いた後該フォロア突起19aの頂点にねじ
止めして、該リード溝17から直進案内筒17の外方に
突出させたリング部材18bを係合させ、直進案内筒1
7からの第2移動鏡筒19の抜けを規制する抜け止め壁
を構成している。円錐台状のフォロア突起19aの頂点
にねじ止めされたローラフォロアであるリング部材18
bは、直進案内筒17の外周側の第3移動鏡筒16の直
進案内溝16cに摺動可能に嵌まる。そして上述のよう
に、フォロア突起19aが直進案内筒17のリード溝1
7bに摺動可能に嵌まっているため、第2移動鏡筒19
は、第3移動鏡筒16の回転時に光軸方向に回転しなが
ら直進移動することとなる。
【0035】上記リード溝17bは、円周方向及び光軸
(方向)に対して一定角度で傾斜した線形状に構成され
ており、第3移動鏡筒16が一定速度で回転するとき上
記フォロアを光軸方向に一定速度で移動させる。つま
り、リード溝17bは、このフォロアを介して第2移動
鏡筒19を光軸方向に等速移動させる、カム溝において
の移動速度変化がOである場合の形態であり、当然カム
溝に含まれる。
【0036】一般に、ズームレンズ鏡筒において、カメ
ラボディ側にヘリコイド嵌合させたレンズ鏡筒を光軸方
向に繰り出した状態で該レンズ鏡筒に前方から衝撃が加
わったとき、ヘリコイドのリードが小さければ該衝撃を
ある程度支えられる。しかし、ヘリコイドのリードが大
きくなってくると、レンズ鏡筒前方からの衝撃のエネル
ギーは比較的簡単に回転運動に変換されて、レンズ鏡筒
の進退駆動機構が無理に逆回転させられるため、該機構
の破損を招く等の虞れがある。
【0037】レンズ鏡筒をある程度繰り出した状態でこ
のような現象が生じた場合には、衝撃のエネルギー(図
6矢印A参照)が回転運動に変換されるため、進退駆動
機構内にクラッチが介在されていれば該クラッチの働き
によって破損を回避できる。しかし、レンズ鏡筒がワイ
ド端側に繰り込まれてリード0の位置にある場合(例え
ば図6のように、フォロア突起19aが周方向溝17
b′に位置する場合)には、前方からの衝撃は回転運動
に変換されることなく該周方向溝17b′に直接作用す
ることとなる(図6矢印B参照)。
【0038】本ズームレンズ鏡筒10は、クラッチを機
能できないリード0位置にある状態では、リード溝17
bから外方に突出したリング部材18bが、直進案内筒
17の衝撃受面17mに接近するように構成されている
から、この状態で衝撃を受けたとしても該リング部材1
8bが堅固な衝撃受面17mに当接し、該衝撃受面17
mが図6矢印B方向の衝撃を確実に支えるため、各部に
破損が生じることはない。
【0039】本実施形態では、前群レンズL1と後群レ
ンズL2をそれぞれ、AF/AEシャッタユニット21
の構成部材の1つとし、該ユニット21に、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載している。この構成に
よると、前群レンズL1と後群レンズL2の支持構造及
び駆動構造を単純化できるという利点があるが、前群レ
ンズL1と後群レンズL2のうちの少なくとも一方を、
シャッタ取付台40、環状駆動部材49、支持部材4
7、シャッタ27及びシャッタ羽根押え環46等を備え
たAF/AEシャッタユニット21とは別部材とし、該
ユニットとは別の支持部材に支持しても、本ズームレン
ズは成立する。
【0040】本ズームレンズカメラは、次のように作動
する。ズームレンズ鏡筒10が最も繰り込まれた図15
のレンズ収納状態において、図示しない電源スイッチを
オンすると、全体移動モータ25が正方向に若干量回転
駆動する。すると、この回転が、支持部32に支持され
たギヤ列26を介して駆動ピニオン15に伝えられ、第
3移動鏡筒16が繰り出し方向に回転されるため、第2
移動鏡筒19と第1移動鏡筒20が該第3移動鏡筒16
とともに光軸方向に若干量繰り出され、カメラはズーム
レンズをワイド端に位置させた撮影可能状態となる。
【0041】この撮影可能状態において、ズーム操作手
段62をテレ側に操作すると、全体移動モータ制御手段
60を介して全体移動モータ25が正方向に回転駆動
し、駆動ピニオン15、外周ギヤ16bを介して第3移
動鏡筒16を繰り出し方向に回転させる。したがって、
この第3移動鏡筒16が雌ヘリコイド12aと雄ヘリコ
イド16aの関係により固定鏡筒ブロック12から繰り
出され、同時に、直進案内筒17が、係合突起17cと
直進案内溝12bの関係によって固定鏡筒ブロック12
に対し相対回転しない状態で、該第3移動鏡筒16とと
もに光軸前方に進出する。このとき第2移動鏡筒19
は、フォロアピン18をリード溝17bと直進案内溝1
6cに同時に係合させていることにより、第3移動鏡筒
16と同方向に相対回転しながら該移動鏡筒16に対し
て光軸前方に相対移動する。また第1移動鏡筒20は、
直進案内部材22によって直進案内されかつフォロアピ
ン24をリード溝19cによって移動ガイドされるた
め、固定鏡筒ブロック12に対して相対回転しない状態
で、第2移動鏡筒19からAF/AEシャッタユニット
21とともに光軸前方に進出する。
【0042】ズームレンズ鏡筒10がこのように駆動す
る間、後群移動モータ30は駆動しないため、前群レン
ズL1と後群レンズL2は互いの距離を一定に保ったま
ま一体的に光軸方向に移動する(図14参照)。ズーム
操作手段62によって設定される焦点距離は、表示手段
(図示せず)によって表示される。
【0043】ズーム操作手段31によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測距及び測光が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段31により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【0044】ズーム操作手段62がワイド側に操作され
ると、全体移動モータ25が逆方向に回転駆動し、第3
移動鏡筒16が繰り込み方向に回転されて、直進案内筒
17とともに固定鏡筒ブロック12に繰り込まれる。同
時に第2移動鏡筒19が、第3移動鏡筒16と同方向に
回転しながら該移動鏡筒16に対して繰り込まれ、第1
移動鏡筒20が、回転する第2移動鏡筒19に対してA
F/AEシャッタユニット21とともに繰り込まれる。
この繰込駆動時においても、後群移動モータ30は、上
述の繰出駆動時と同様、駆動しない。そしてズームレン
ズ鏡筒10は、ズームレンズがワイド端位置に移動した
後、電源スイッチが切られると、これに基づき回転駆動
する全体移動モータ25によって、図15に示すレンズ
収納位置に繰り込まれる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レンズ鏡
筒の進退機構内のヘリコイド等のリードが大きい場合で
も、前方からレンズ鏡筒に加わる衝撃を確実に支えて、
各部を破損から保護することができる機能を備えたレン
ズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズ鏡筒一実施形態
の要部を示す分解斜視図である。
【図2】同ズームレンズ鏡筒の直進案内筒を単体で示す
斜視図である。
【図3】同ズームレンズ鏡筒の衝撃支持構造を説明する
ための側面断面図である。
【図4】同ズームレンズ鏡筒の衝撃支持構造を説明する
ための側面断面図である。
【図5】同ズームレンズ鏡筒の衝撃支持構造を説明する
ための直進案内筒の展開図である。
【図6】同ズームレンズ鏡筒の衝撃支持構造を説明する
ための図5の一部を拡大した図である。
【図7】同ズームレンズ鏡筒の直進ガイド機構の要部を
示す斜視図である。
【図8】同直進ガイド機構の要部の図7と異なる状態を
示す斜視図である。
【図9】同ズームレンズ鏡筒の要部を示す分解斜視図で
ある。
【図10】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットを第1移動鏡筒に組付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図11】同ズームレンズ鏡筒のAF/AEシャッタユ
ニットの主要な部材を示す分解斜視図である。
【図12】同ズームレンズ鏡筒の第3移動鏡筒を示す斜
視外観図である。
【図13】同ズームレンズ鏡筒の固定鏡筒ブロックを示
す正面図である。
【図14】同ズームレンズ鏡筒の最大繰出状態を示す上
半断面図である。
【図15】同ズームレンズ鏡筒のレンズ収納状態におけ
る要部を示す上半断面図である。
【図16】同ズームレンズ鏡筒全体を示す分解斜視図で
ある。
【図17】同ズームレンズ鏡筒の作動を制御する制御系
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ズームレンズ鏡筒 12c 直進案内溝 16 第3移動鏡筒(直進ガイド筒) 16c 直進案内溝 17 直進案内筒(カム筒) 17b リード溝(カム溝) 17b′周方向溝抜止 17d 後端フランジ部 17e フランジ部 17m 衝撃受面 17p 入口溝 18 フォロアピン 18a 中心固定ねじ 18b リング部材(ローラフォロア) 19 第2移動鏡筒(フォロア筒) 19a フォロア突起(円錐台状フォロア) O 光軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図12参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16b
と噛み合う軸方向長さを有する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】フォロアピン18のリング部材18aは、
図3に示すように、その中心に、中心固定ねじ18bの
ねじ部80bを挿通させる軸孔81aを有し、この中心
固定ねじ18bの頭部80aを収納する受部81bを有
している。このリング部材18aの下部外周縁部には、
下方に向けて次第に小径になる傾斜面81cが形成され
ている。また、直進案内筒17のリード溝17bは、中
心側(内径側)の幅が広い台形断面をなしている。この
リード溝17bには、外径側の幅狭部分の外周側端面
に、リング部材18aに設けた上記傾斜面81cを摺接
させる、該傾斜案内面81cと略同角度に形成した傾斜
案内面17nが設けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】直進案内筒17は、そのリード溝17bの
後端部(光軸後方側)に、フォロアと係合する堅固な衝
撃受面17mを有している。このフォロアは、第2移動
鏡筒19に樹脂一体成形した、この台形断面カム溝に係
合する円錐台状(断面台形状)のフォロア突起(円錐台
状フォロア)19aと、このフォロア突起19aの頂点
に中心固定ねじ18bで固定した、第3移動鏡筒16の
直進案内溝16cに嵌まる上記リング部材(ローラフォ
ロア)18aとからなっていて、このリング部材18a
が上記衝撃受面17mに係合する。フォロア突起19a
には、頂点から内径側に貫通するねじ孔19dが形成さ
れている。リード溝17bの後端部には、該リード溝1
7bに連なる周方向溝17b′が設けられている。上記
衝撃受面17mは、抜止フランジ部17eにおいての該
周方向溝17b′に沿うフランジ面である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】上記直進案内筒17の後端面である抜止フ
ランジ部17eと後端フランジ部17dの内周側には、
円錐台状のフォロア突起19aを台形断面状のリード溝
17bに導く入口溝17pが形成されている。また、直
進案内筒17の抜止フランジ部17eに設けた上記衝撃
受面17mは、台形断面状のリード溝17にフォロア突
起19aを導いた後該フォロア突起19aの頂点にねじ
止めして、該リード溝17bから直進案内筒17の外方
に突出させたリング部材18aを係合させ、直進案内筒
17からの第2移動鏡筒19の抜けを規制する抜け止め
壁を構成している。円錐台状のフォロア突起19aの頂
点にねじ止めされたローラフォロアであるリング部材1
8aは、直進案内筒17の外周側の第3移動鏡筒16の
直進案内溝16cに摺動可能に嵌まる。そして上述のよ
うに、フォロア突起19aが直進案内筒17のリード溝
17bに摺動可能に嵌まっているため、第2移動鏡筒1
9は、第3移動鏡筒16の回転時に光軸方向に回転しな
がら直進移動することとなる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】本ズームレンズ鏡筒10は、クラッチを機
能できないリード0位置にある状態では、リード溝17
bから外方に突出したリング部材18aが、直進案内筒
17の衝撃受面17mに接近するように構成されている
から、この状態で衝撃を受けたとしても該リング部材1
8aが堅固な衝撃受面17mに当接し、該衝撃受面17
mが図6矢印B方向の衝撃を確実に支えるため、各部に
破損が生じることはない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】ズーム操作手段62によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて、測距及び測光が開始される。その
後、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段62により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10 ズームレンズ鏡筒 12b 直進案内溝 16 第3移動鏡筒(直進ガイド筒) 16c 直進案内溝 17 直進案内筒(カム筒) 17b リード溝(カム溝) 17b′周方向溝 17d 後端フランジ部 17e 抜止フランジ部 17m 衝撃受面 17p 入口溝 18 フォロアピン 18a リング部材(ローラフォロア) 18b 中心固定ねじ 19 第2移動鏡筒(フォロア筒) 19a フォロア突起(円錐台状フォロア) O 光軸
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に貫通したカム溝を有し、光軸方向
    に直進駆動されるカム筒と;このカム筒の外周に嵌ま
    る、光軸と平行な直進案内溝を有する直進ガイド筒と;
    上記カム溝と直進案内溝に連続して嵌まるフォロアを有
    し、カム筒の内周に嵌まるフォロア筒と;を備えたレン
    ズ鏡筒において、 上記カム筒は、そのカム溝の後端部に、上記フォロア筒
    のフォロアと係合する衝撃受面を有することを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1において、カム溝は、光軸に対
    して一定角度で傾斜したリード溝であって、その後端部
    にこのリード溝に連なる周方向溝を有し、衝撃受面は、
    この周方向溝に沿うフランジ面として形成されているレ
    ンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、カム筒のカ
    ム溝は、中心側の幅が広い台形断面をなし、 フォロア筒のフォロアは、該フォロア筒に樹脂一体成形
    した、この台形断面カム溝に係合する円錐台状フォロア
    と、この円錐台状フォロアの頂点にねじ止めした、直進
    ガイド筒の直進案内溝に嵌まるローラフォロアとからな
    っていて、このローラフォロアが衝撃受面に係合するレ
    ンズ鏡筒。
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