JPH09211297A - レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置 - Google Patents

レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置

Info

Publication number
JPH09211297A
JPH09211297A JP8017876A JP1787696A JPH09211297A JP H09211297 A JPH09211297 A JP H09211297A JP 8017876 A JP8017876 A JP 8017876A JP 1787696 A JP1787696 A JP 1787696A JP H09211297 A JPH09211297 A JP H09211297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
barrel
optical axis
lens barrel
straight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8017876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3255571B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nomura
博 野村
Kazuyoshi Azegami
和義 畔上
Hiromitsu Sasaki
啓光 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP1787696A priority Critical patent/JP3255571B2/ja
Priority to US08/781,915 priority patent/US5907725A/en
Priority to US08/773,931 priority patent/US5809348A/en
Priority to KR1019970000552A priority patent/KR100328955B1/ko
Priority to GB0010326A priority patent/GB2345984B/en
Priority to FR9700734A priority patent/FR2744237B1/fr
Priority to DE19702500A priority patent/DE19702500A1/de
Priority to GB9701530A priority patent/GB2309603B/en
Priority to GB0010273A priority patent/GB2345981B/en
Priority to GB0010302A priority patent/GB2345983B/en
Priority to GB9701513A priority patent/GB2309602B/en
Priority to GB0010278A priority patent/GB2345982B/en
Priority to FR9700740A priority patent/FR2744242B1/fr
Priority to DE19702486A priority patent/DE19702486A1/de
Priority to GB0010299A priority patent/GB2346021B/en
Priority to KR1019970002168A priority patent/KR100367780B1/ko
Priority to FR9705721A priority patent/FR2746935B1/fr
Publication of JPH09211297A publication Critical patent/JPH09211297A/ja
Priority to KR1020000072054A priority patent/KR100367787B1/ko
Priority to KR1020000072052A priority patent/KR100367784B1/ko
Priority to KR1020000072051A priority patent/KR100367783B1/ko
Priority to KR1020000072050A priority patent/KR100367781B1/ko
Priority to KR1020000072053A priority patent/KR100367786B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP3255571B2 publication Critical patent/JP3255571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ズームレンズカメラのコンパクト化に拘わら
ずコード板とブラシ体の設置スペースを確保し、両者の
相対摺動を安定化させることが可能なレンズ鏡筒の光軸
方向位置検出装置を提供すること。 【構成】 第1の筒体;第2の筒体;この第1、第2の
筒体の一方に形成された、軸方向と平行な直進案内溝;
他方に設けられたこの直進案内溝に摺動自在に嵌まる直
進案内キー;上記直進案内溝の底部に設けられたコード
板;及び、上記直進案内キーに固定された、このコード
板に摺接するブラシ体を備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レンズ鏡筒の光軸方向位
置検出装置及び焦点距離検出装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ズームレバーの操作によっ
てズームレンズ鏡筒を光軸方向に進退させるズームレン
ズカメラでは、このズームレンズ鏡筒の進退状況を、こ
の鏡筒内に組み込んだ所定パターンのコード板とブラシ
体との相対摺動によって生じる焦点距離情報に基づき検
出している。従来のコンパクトカメラには、光軸方向に
直進移動する直進鏡筒にコード板を固定し、この直進鏡
筒を直進ガイドする部材に、このコード板に摺接するブ
ラシ体を支持する方法を用いたものがある。このカメラ
では、コード板に対するブラシ体の相対摺動によって得
られる焦点距離情報に基づき焦点距離を検出している。
【0003】しかし、このような構造では、ズームレン
ズカメラのコンパクト化がさらに進むと、コード板とブ
ラシ体の配置がスペース的に困難になる。また、コード
板とブラシ体の設置場所によっては両者の相対摺動が不
安定となり、検出される焦点距離情報に誤差が出る虞れ
がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、ズームレンズカメラのコンパ
クト化に拘わらずコード板とブラシ体の設置スペースを
確保し、両者の相対摺動を安定化させることが可能なレ
ンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、そ
の第一の態様によると、第1の筒体;第2の筒体;この
第1、第2の筒体の一方に形成された、軸方向と平行な
直進案内溝;他方に設けられたこの直進案内溝に摺動自
在に嵌まる直進案内キー;上記直進案内溝の底部に設け
られたコード板;及び、上記直進案内キーに固定され
た、このコード板に摺接するブラシ体を備えたことを特
徴としている。
【0006】また本発明は、別の態様によると、カメラ
ボディに固定され、光軸方向と平行な直進案内溝を備え
た固定筒;この直進案内溝に摺動自在に嵌まる直進案内
キーを備え、該固定筒により光軸方向に直進案内される
直進案内筒;上記固定筒に螺合し、内方の該直進案内筒
と光軸方向に一体にかつ相対回転可能に結合し、正逆に
回転するとき該直進案内筒を伴って光軸方向に進退する
回転移動筒;この回転移動筒が正逆に回転するとき、直
進案内筒から光軸方向に回転しながら進退する、この直
進案内筒の内方の第2回転移動筒;この第2回転移動筒
が正逆に回転するとき、該第2回転移動筒から光軸方向
に直進案内されて進退する、この第2回転移動筒の内方
の直進移動筒;及び、この直進移動筒に搭載した、前群
レンズと該前群レンズに対し光軸方向に進退可能な後群
レンズとからなるズームレンズ;を備え、上記固定筒の
直進案内溝の底部にコード板を固定し、上記直進案内筒
の直進案内キーに、このコード板に摺接するブラシ体を
固定し、上記直進案内筒が光軸方向に進退するとき、ズ
ームレンズの焦点距離を、コード板とブラシ体の相対摺
動による信号に基づき検出することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。この実施形態は、図17に示すレンズシ
ャッタ式ズームレンズカメラに本発明を適用したもので
あり、最初に、この図17について、このズームレンズ
カメラの概念を説明する。レンズ構成は、前群レンズL
1と後群レンズL2の2群である。
【0008】カメラ本体には、全体移動モータ制御手段
60、後群移動モータ制御手段61、ズーム操作手段6
2、シャッタレリーズ手段63、測距装置64、測光装
置65、及びAEモータ制御手段66が設けられてい
る。
【0009】全体移動モータ制御手段60は、カメラボ
ディに設けたズームレバー等のズーム操作手段62が操
作されたとき、全体移動モータ25に対し、前群レンズ
L1と後群レンズL2からなるズームレンズをワイド側
からテレ側に移動させるための移動指令、またはテレ側
からワイド側に移動させるための移動指令を与える。撮
影者によるズーム操作手段62の操作によって、焦点距
離が変更され、任意の焦点距離に設定される。ファイン
ダ視野の像倍率は、ズーム操作手段62による焦点距離
変化に連動して変化される。よって撮影者は、ズーム操
作手段62の操作による焦点距離変化を、ファインダ視
野の像倍率変化を観察することで知ることができる。ま
た、ズーム操作手段62の操作によって設定される焦点
距離は、例えば、LCD表示パネル(図示せず)に表示
される数値により認識することができる。
【0010】全体移動モータ制御手段60はまた、シャ
ッタレリーズ手段63が操作されたとき、後群移動モー
タ制御手段61を介して駆動される後群移動モータ30
とともに全体移動モータ25を駆動して、被写体にズー
ムレンズを合焦させる。シャッタレリーズ手段63は、
レリーズボタンから構成されるもので、その一段押しで
測距装置64への測距指令と測光装置65への測光指令
を与え、二段押しで、合焦動作させるとともに、AEモ
ータ制御手段66を介してAF/AEシャッタユニット
21のシャッタ27を動作させる。シャッタ27は、測
光装置65からの測光出力を受けて、そのシャッタ羽根
27aを所定時間開放する。
【0011】ズーム操作手段62は、操作されると、全
体移動モータ25を駆動して前群レンズL1と後群レン
ズL2を一体に移動させる。この移動と同時に後群移動
モータ制御手段61を介して後群移動モータ30を動作
させてもよいが、本ズームレンズカメラにおいて重要な
点は、ズーム操作手段62による前群レンズL1と後群
レンズL2の移動は、焦点の位置を移動させることなく
焦点距離を連続的に変化させる従来のズーミングの概念
では行なわないということである。つまり、ズーム操作
手段62が操作されたとき、 全体移動モータ25のみを動作させて、前群レンズL
1と後群レンズL2を両者の空気間隔を変化させること
なく前後に移動させる態様、及び、 全体移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動
作させて、前群レンズL1と後群レンズL2を両者の空
気間隔を変化させながら移動させる態様、 とが可能である。
【0012】の態様では、特定距離の被写体に常時ピ
ントが合うことはあり得ないが、撮影光学系による像を
観察する訳ではない本カメラのようなレンズシャッタ式
カメラでは、シャッタレリーズ時にピントが合えばよい
から全く問題がない。また、の態様では、焦点位置の
移動を許容しつつ、前群レンズL1と後群レンズL2を
移動させ、シャッタレリーズ時に全体移動モータ25と
後群移動モータ30の双方を動作させてピントを合わせ
る。
【0013】ズーム操作手段62の操作に応じて上記
またはの何れかの制御態様を実行した後、ズーム操作
手段62によって設定される焦点距離の少なくとも一部
の焦点距離域においてシャッタレリーズ手段63が操作
されたとき、全体移動モータ25と後群移動モータ30
の双方を動作させて被写体に合焦させる。このときの全
体移動モータ25と後群移動モータ30による前群レン
ズL1と後群レンズL2の移動量は、測距装置64によ
る被写体距離情報によって得られる移動量だけでなく、
ズーム操作手段62によって設定される焦点距離情報に
よって得られる移動量を加味して決定される。このよう
に、シャッタレリーズ手段63が操作されたとき、全体
移動モータ25と後群移動モータ30の双方を動作させ
て合焦動作を行わせると、レンズ位置の制御に自由度が
生れ、その制御が容易になる。
【0014】なお、理論的には、ズーム操作手段62の
操作時には、全体移動モータ25と後群移動モータ30
のいずれも動作させずに単にファインダの視野倍率と焦
点距離情報だけを変化させ、シャッタレリーズ手段63
が操作されたときに、その焦点距離情報と測距装置64
による被写体距離情報とにより全体移動モータ25と後
群移動モータ30を同時に動作させて、その焦点距離情
報と被写体距離情報によって一義的に決定される位置に
前群レンズL1と後群レンズL2を移動させることもで
きる。
【0015】次に、主に図2と図9を用いて、上記概念
のズームレンズ鏡筒を具体的にした実施形態を説明す
る。本ズームレンズ鏡筒10の概略構成と動作を最初に
説明すると、前方から順に、第1移動鏡筒20、第2移
動鏡筒19、第3移動鏡筒16、及び固定鏡筒ブロック
12が備えられている。第3移動鏡筒16は、固定鏡筒
ブロック12の筒状部に螺合され、回動とともに光軸方
向に進退する。第3移動鏡筒16は、光軸方向に一体に
移動する、回転を規制された直進案内筒17を内方に有
し、第2移動鏡筒19はこの直進案内筒17に対して相
対回転しながら光軸方向に進退する。第1移動鏡筒20
は、回転を規制されていて、第2移動鏡筒19に対する
相対回転により光軸方向に進退する。全体移動モータ2
5は、固定鏡筒ブロック12に固定され、AEモータ2
9と後群移動モータ30を搭載したシャッタ取付台40
は、第1移動鏡筒20に固定されている。前群レンズL
1は、レンズ支持筒34に支持された正のパワーを有す
るレンズであり、後群レンズL2は、レンズ支持筒50
に支持された負のパワーを有するレンズである。
【0016】カメラボディのアパーチャ板14の前方に
固定される固定鏡筒ブロック12は、その筒状部の内周
面に、雌ヘリコイド12aと、光軸Oと平行な複数の直
進案内溝12bとを有している。このアパーチャ板14
は、フィルムへの露光領域を決定するアパーチャ14a
を有する。
【0017】複数の直進案内溝12bの1つである直進
案内溝12b′には、その底部に、所定のパターンを有
するコード板13aが固定されている。この直進案内溝
12b′は、固定鏡筒ブロック12においての撮影画面
の略対角位置に位置するように設けられている。このコ
ード板13aは、固定鏡筒ブロック12の軸(光軸)方
向の略全域に亘って光軸Oと平行に備えられ、固定鏡筒
ブロック12の外方に位置するフレキシブルプリント基
板13の一部として構成されている。このフレキシブル
プリント基板13には、固定鏡筒ブロック12に回転自
在に支持した回転板2(図2)とにより、全体移動モー
タ25の回転検出用のエンコーダーを構成するフォトイ
ンタラプタ1が接続されている。
【0018】固定鏡筒ブロック12の筒状部には、径方
向外方に膨出しかつ光軸方向に延びるギヤ収納部12c
が形成されている(図3参照)。このギヤ収納部12c
には、光軸方向に長い駆動ピニオン15が回転自在に収
納されている。この駆動ピニオン15はその軸7の両端
部を、固定鏡筒ブロック12に設けた支持孔4とギヤ支
持板31に設けた支持孔31aにそれぞれ回転自在に支
持されている。この駆動ピニオン15の歯面は、固定鏡
筒ブロック12の内周面に突出している。
【0019】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図16参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16と
噛み合う軸方向長さを有する。
【0020】第3移動鏡筒16の内周には、直進案内筒
17が、この第3移動鏡筒16と光軸方向に一体に移動
可能かつ光軸回りに相対回転可能に支持されている。こ
の直進案内筒17は、図1に示すように、後部外周に、
径方向外方に突出する複数の係合突起17cを備えた後
端フランジ部17dと、この後端フランジ部17dの前
方にやや隙間を開けて設けた、該フランジ部17dより
小径の抜止フランジ部17eとを有している。この抜止
フランジ部17eの周方向に、複数の切欠部17fが形
成されている。直進案内筒17にはまた、その内周面
に、光軸Oと平行な複数の直進案内溝17aと、この案
内筒17の周壁を貫通しかつ円周方向及び光軸方向に対
して傾斜する複数のリード溝17bとが形成されてい
る。
【0021】直進案内筒17は、複数の係合突起17c
を、対応する光軸Oと平行な直進案内溝12bに摺動自
在に係合させて、固定鏡筒ブロック12に対する相対回
転を規制されている。係合突起17cの1つである係合
突起(直進案内キー)17c′には、直進案内溝12
b′の底部に固定したコード板13aと摺接して、ズー
ミング時の焦点距離情報に対応する信号を発生させるた
めの接触端子(ブラシ体)9が固定されている。この係
合突起17c′は、撮影画面の略対角位置に位置するよ
うに設けられ、図3〜図6に示すように、径方向への突
出部70と、この突出部70に軸(光軸)方向と平行に
形成した取り付けねじ孔71と、後方に突出させた一対
の位置決め突起72を有している。
【0022】接触端子9は、図3〜図7に示すように、
係合突起17c′の径方向突出部70に沿う固定部9b
と、この固定部9bに形成した、取り付けねじ孔71に
対応する貫通孔9cとを有している。接触端子9はさら
に、固定部9bと略直交しコード板13aに摺接する一
対のブラシ部9aと、一対の位置決め突起72に嵌合す
る一対の位置決め孔9dとを有している。この一対のブ
ラシ部9aは、互いに導通している。貫通孔9cは、取
り付けねじ孔71に螺合される固定ねじ5のねじ部(軸
部)よりやや大径に形成され、位置決め孔9dは位置決
め突起72よりやや大径に形成されているため、接触端
子9を係合突起17c′にセットしかつ固定ねじ5を完
全には締め付けない状態で、ブラシ部9aの位置を上下
左右に調整することができる。この場合、固定ねじ5の
軸部にワッシャ等を介在させれば、調整作業が行ない易
い。
【0023】コード板13aは、図8に示すように、そ
の長手方向と直交する方向に並ぶ5種類の電極a〜eを
備えている。これらの電極a〜eは、上記一対のブラシ
部9aがコード板13aの長手方向に摺動するとき、そ
の摺動位置に応じて予め決められたもの同士が導通して
所定の信号(焦点距離情報)を出力するように、互いに
組み合わされて所定パターンを形成している。
【0024】ズームレンズカメラのコンパクト化が進む
と、鏡筒内部にコード板とブラシ体を設けることがスペ
ース的に困難になるが、接触端子9とコード板13aを
上述のように配置した本光軸方向位置検出装置(焦点距
離検出装置)によれば、撮影画面の対角位置付近のしか
も直進案内用の溝であるデッドスペースを有効に利用し
ているため、カメラのコンパクト化に拘わらず該接触端
子9とコード板13aの設置スペースを確保することが
できる。そして、接触端子9は、直進案内溝12b′に
直進案内されることにより摺動動作が極めて安定してい
る係合突起17c′に固定されているから、この直進案
内溝12b′の底部に固定したコード板13aに常に安
定した状態で摺接し、安定した信号を出力することがで
きる。
【0025】また接触端子9は、直進案内筒17の後端
部に位置する係合突起17c′に固定されるため、ズー
ムレンズ鏡筒10の主要な部分を固定鏡筒ブロック12
に組み付けた後に、後方から固定ねじ5により固定する
ことができる。したがって、薄い金属板をプレス加工し
た強度の弱いブラシ部9aを、例えば直進案内筒17に
組み付けサブアッシー化して組立作業する場合に比し
て、誤って曲げてしまう等の虞れがなく、安全性が向上
されている。そして、このように組み立てた後、直進案
内筒17の後端面に、アパーチャ14aと略同形の開口
23aを有するアパーチャ板23が固定される。
【0026】第3移動鏡筒16は、後端部内周に、径方
向内方に突出する複数の係合突起16d(図9)を有
し、この係合突起16dを上記切欠部17fから挿入し
て両フランジ部17d、17e間の隙間に位置させ、直
進案内筒17に対し相対回転することにより該直進案内
筒17と結合している。
【0027】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、リード溝17bとは逆傾斜の複数のリード溝19
cを有し、後端部外周に、径方向外方に突出する複数の
断面台形状のフォロア突起19aと、このフォロア突起
19a上に位置するフォロアピン18とを有する。この
フォロアピン18は、リング部材18bと、このリング
部材18bをフォロア突起19a上に支持する中心固定
ねじ18aとからなっている。フォロア突起19aは、
直進案内筒17のリード溝17bに摺動可能に嵌まり、
フォロアピン18は、第3移動鏡筒16の直進案内溝1
6cに摺動可能に嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が
回転すると、第2移動鏡筒19が回転しながら光軸方向
に直進移動する。
【0028】第2移動鏡筒19の内周には、第1移動鏡
筒20が嵌合されている。この第1移動鏡筒20は、後
端部外周に備えた複数のフォロアピン24を、対応する
内周リード溝19cに係合させ、かつ直進案内部材22
により直進案内されている。この直進案内部材22は、
図12と図13に示すように、環状部22aと、この環
状部22aから光軸方向に延びる一対の案内脚部22b
と、環状部22aの径方向外方に突出させた、直進案内
溝17aに摺動自在に係合する複数の係合突起28とを
有し、第1移動鏡筒20の内周面とAF/AEシャッタ
ユニット21の間に案内脚部22bを直進案内可能に挿
入している。
【0029】また直進案内部材22の環状部22aは、
第2移動鏡筒19の後端部に、光軸方向に一体に移動可
能かつ光軸回りに相対回転可能に結合されている。この
直進案内部材22は、後部外周に、径方向外方に突出す
る複数の係合突起28を備えた後端フランジ部22d
と、この後端フランジ部22dの前方にやや隙間を開け
て設けた、該フランジ部22dより小径の抜止フランジ
部22cを有し、この抜止フランジ部22cの周方向
に、複数の切欠部22eを有している(図12参照)。
第2移動鏡筒19は、後端部内周に、径方向内方に突出
する複数の係合突起19b(図9)を有し、この係合突
起19bを上記切欠部22eから挿入して両フランジ部
22c、22d間の隙間に位置させ、直進案内部材22
に対し相対回転することにより該直進案内部材22と結
合している。上記構成により、第1移動鏡筒20は、第
2移動鏡筒19が正逆に回転するとき、回転を規制され
たまま、該第2移動鏡筒19に対して光軸方向前後に直
進移動する。
【0030】この第1移動鏡筒20の前端部には、バリ
ヤ48a、48bを備えたバリア装置35が装着され、
内周面には、3枚のシャッタ羽根27a(図11)から
なるシャッタ27を備えたAF/AEシャッタユニット
21が嵌合固定されている。このAF/AEシャッタユ
ニット21は、シャッタ取付台40の外周部に等角度間
隔で形成した複数の固定孔40a(図15)を有してい
る。上記複数のフォロアピン24は、このAF/AEシ
ャッタユニット21の固定手段を兼ねており、第1移動
鏡筒20に形成したピン孔20aと、この固定孔40a
に、このフォロアピン24が嵌入固定されて、このシャ
ッタユニット21が第1移動鏡筒20に固定されている
(図14参照)。フォロアピン24は例えば接着、ねじ
止め等の手段で固定できる。なお、41は、第1移動鏡
筒20の前端部に固定される飾り板である。
【0031】AF/AEシャッタユニット21は、図2
と図11に示されるように、シャッタ取付台40と、こ
のシャッタ取付台40の後部に固定されるシャッタ羽根
支持環46と、このシャッタ取付台40に対して相対移
動自在に支持されるレンズ支持筒50(後群レンズL
2)とを有している。このシャッタ取付台40には、前
群レンズL1とAEモータ29と後群移動モータ30が
支持されている。このシャッタ取付台40は、レンズ支
持筒34を挿通させる撮影開口40dを備えた環状部
と、この環状部から後方に向けて延出された3つの脚部
40bとを有している。この3つの脚部40b間の隙間
のうち2箇所は、直進案内部材22の一対の案内脚部2
2bをそれぞれ摺動自在に係合させて移動ガイドする直
進案内部40cとして構成されている。
【0032】シャッタ取付台40にはさらに、AEモー
タ29の回転をシャッタ27に伝えるAEギヤ列45
と、後群移動モータ30の回転をスクリューシャフト4
3に伝えるレンズ駆動ギヤ列42と、フレキシブルプリ
ント基板6に接続されたフォトインタラプタ56、57
と、円周方向に多数のスリットを備えた回転板59、6
0とが支持されている。上記フォトインタラプタ56と
回転板59によって、後群移動モータ30の回転を検知
する後群移動モータ用エンコーダが構成され、フォトイ
ンタラプタ57と回転板60によって、AEモータ29
の回転を検知するAEモータ用エンコーダが構成されて
いる。
【0033】シャッタ取付台40とこの取付台40に固
定したシャッタ羽根支持環46の間に、上記シャッタ2
7と、このシャッタ27の3枚のシャッタ羽根27aを
枢支する支持部材47と、シャッタ羽根27aに回動力
を付与する環状駆動部材49とが位置している。環状駆
動部材49は、3枚のシャッタ羽根27aにそれぞれ係
合する3つの操作突起49aを等角度間隔で備えてい
る。シャッタ羽根支持環46は、前壁部に、撮影開口4
6aと、この撮影開口46aの周囲に等角度間隔で設け
た3つの支持孔46bを有し、外周部に、直進案内部4
0cから露出して上記一対の案内脚部22bの内周面を
摺動自在に支持する撓み規制面46cを有している。
【0034】また、シャッタ羽根支持環46の前方に位
置する支持部材47は、撮影開口46aに対向する撮影
開口47aと、3つの支持孔46bとそれぞれ対向する
3つの軸部47b(図11に一箇所のみ示す)とを有し
ている。3枚のシャッタ羽根27aはそれぞれ、一端部
に、軸部47bを挿通させる軸孔27bを有し、他端部
に、撮影開口46a、47aを遮蔽する遮蔽部を有し、
該一端部と他端部の間に、上記操作突起49aを挿通さ
せる長孔27cを有している。上記支持部材47は、シ
ャッタ羽根27aをそれぞれ支持した各軸部47bを、
シャッタ羽根支持環46の対応する支持孔46bに嵌合
させた状態で、このシャッタ羽根支持環46に固定され
ている。
【0035】環状駆動部材49は、外周部に、ギヤ列4
5からの回転を受けるギヤ部49bを有する。また支持
部材47は、3つの軸部47bと近接する位置に、円周
方向に沿う3つの円弧溝47cを有している。環状駆動
部材49の上記3つの操作突起49aは、該3つの円弧
溝47cを貫通して、各シャッタ羽根27aの長孔27
cに係合している。シャッタ羽根支持環46は、これら
環状駆動部材49、支持部材47及びシャッタ27を支
持した状態でシャッタ取付台40の後方側から挿入さ
れ、このシャッタ取付台40にねじ止めされている。
【0036】シャッタ羽根支持環46の後方には、シャ
ッタ取付台40にスライドシャフト51、52を介して
相対移動自在に支持されたレンズ支持筒50が配置され
ている。シャッタ取付台40とレンズ支持筒50は、ス
ライドシャフト51に嵌合されたコイルばね3によって
互いに離れる方向に移動付勢されており、これにより両
者間のガタが除去されている。また、上記ギヤ列42に
備えられた駆動ギヤ42aは、軸方向の移動が規制され
ており、その内周に雌ねじが形成されている。この雌ね
じに、レンズ支持筒50に一端部を固定されたスクリュ
ーシャフト43が螺合しており、これら駆動ギヤ42a
とスクリューシャフト43とにより送りねじ機構が構成
されている。よって、後群移動モータ30が回転駆動し
て駆動ギヤ42aが正逆いずれかに回転すると、スクリ
ューシャフト43がこの駆動ギヤ42aに対して進退
し、レンズ支持筒50つまり該支持筒50に支持した後
群レンズL2が前群レンズL1に対して相対移動する。
【0037】シャッタ取付台40の前部には、このシャ
ッタ取付台40に支持した上記モータ29、30等を押
える押え部材53、55がねじ止めされている。シャッ
タ取付台40に一端部を固定された上記フレキシブルプ
リント基板6には、モータ29、30、及びフォトイン
タラプタ56、57が接続されている。固定鏡筒ブロッ
ク12の前端部に、環状の抜止め部材33が嵌着されて
いる。
【0038】全体移動モータ25の駆動により第3移動
鏡筒16が回転するとき、直進案内筒17はこの移動鏡
筒16と固定鏡筒ブロック12との螺合関係によって光
軸方向に進退し、第2移動鏡筒19は該直進案内筒17
に対する第3移動鏡筒16の相対回転によって光軸方向
に進退し、前、後群レンズL1、L2を搭載した第1移
動鏡筒20はこの第2移動鏡筒19の第3移動鏡筒16
による回転によって光軸方向に進退する。したがって、
直進案内筒17の固定鏡筒ブロック12に対する進退量
(進退距離)を、固定鏡筒ブロック12の直進案内溝1
2b′に固定したコード板13aと、直進案内筒17の
係合突起17c′に固定した接触端子9との相対摺動に
よって検出すれば、前、後群レンズL1、L2がどの焦
点距離域に位置するのかが判定でき、ズームレンズの焦
点距離情報が一義的に得られる。
【0039】本実施形態では、前群レンズL1と後群レ
ンズL2をそれぞれ、AF/AEシャッタユニット21
の構成部材の1つとし、該ユニット21に、AEモータ
29と後群移動モータ30を搭載している。この構成に
よると、前群レンズL1と後群レンズL2の支持構造及
び駆動構造を単純化できるという利点があるが、前群レ
ンズL1と後群レンズL2のうちの少なくとも一方を、
シャッタ取付台40、環状駆動部材49、支持部材4
7、シャッタ27及びシャッタ羽根押え環46等を備え
たAF/AEシャッタユニット21とは別部材とし、該
ユニットとは別の支持部材に支持しても、本ズームレン
ズは成立する。
【0040】本ズームレンズカメラは、次のように作動
する。ズームレンズ鏡筒10が最も繰り込まれた図9の
レンズ収納状態において、図示しない電源スイッチをオ
ンすると、全体移動モータ25が正方向に若干量回転駆
動する。すると、この回転が、支持部32に支持された
ギヤ列26を介して駆動ピニオン15に伝えられ、第3
移動鏡筒16が繰り出し方向に回転されるため、第2移
動鏡筒19と第1移動鏡筒20が該第3移動鏡筒16と
ともに光軸方向に若干量繰り出され、カメラはズームレ
ンズをワイド端に位置させた撮影可能状態となる。
【0041】この撮影可能状態において、ズーム操作手
段62をテレ側に操作すると、全体移動モータ制御手段
60を介して全体移動モータ25が正方向に回転駆動
し、駆動ピニオン15、外周ギヤ16bを介して第3移
動鏡筒16を繰り出し方向に回転させる。したがって、
この第3移動鏡筒16が雌ヘリコイド12aと雄ヘリコ
イド16aの関係により固定鏡筒ブロック12から繰り
出され、同時に、直進案内筒17が、係合突起17cと
直進案内溝12bの関係によって固定鏡筒ブロック12
に対し相対回転しない状態で、該第3移動鏡筒16とと
もに光軸前方に進出する。このとき第2移動鏡筒19
は、フォロアピン18をリード溝17bと直進案内溝1
6cに同時に係合させていることにより、第3移動鏡筒
16と同方向に相対回転しながら該移動鏡筒16に対し
て光軸前方に相対移動する。また第1移動鏡筒20は、
直進案内部材22によって直進案内されかつフォロアピ
ン24をリード溝19cによって移動ガイドされるた
め、固定鏡筒ブロック12に対して相対回転しない状態
で、第2移動鏡筒19からAF/AEシャッタユニット
21とともに光軸前方に進出する。この際、直進案内筒
17の固定鏡筒ブロック12に対する進退量がコード板
13aと接触端子9の相対摺動によって検出されること
に基づき、前、後群レンズL1、L2からなるズームレ
ンズの焦点距離が検出されている。
【0042】ズームレンズ鏡筒10がこのように駆動す
る間、後群移動モータ30は駆動しないため、前群レン
ズL1と後群レンズL2は互いの距離を一定に保ったま
ま一体的に光軸方向に移動する(図10参照)。ズーム
操作手段62によって設定される焦点距離は、表示手段
(図示せず)によって表示される。
【0043】ズーム操作手段31によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて測距及び測光が開始される。そし
て、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段31により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【0044】ズーム操作手段62がワイド側に操作され
ると、全体移動モータ25が逆方向に回転駆動し、第3
移動鏡筒16が繰り込み方向に回転されて、直進案内筒
17とともに固定鏡筒ブロック12に繰り込まれる。同
時に第2移動鏡筒19が、第3移動鏡筒16と同方向に
回転しながら該移動鏡筒16に対して繰り込まれ、第1
移動鏡筒20が、回転する第2移動鏡筒19に対してA
F/AEシャッタユニット21とともに繰り込まれる。
この繰込駆動時においても、後群移動モータ30は、上
述の繰出駆動時と同様、駆動しない。そしてズームレン
ズ鏡筒10は、ズームレンズがワイド端位置に移動した
後、電源スイッチが切られると、これに基づき回転駆動
する全体移動モータ25によって、図9に示すレンズ収
納位置に繰り込まれる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り請求項1に
記載の発明によれば、ズームレンズカメラのコンパクト
化に拘わらず、デッドスペースを有効利用してコード板
とブラシ体の設置スペースを確保し、両者の相対摺動を
安定化させることが可能なレンズ鏡筒の光軸方向位置検
出装置を提供することができる。
【0046】また請求項4に記載の発明によれば、ズー
ムレンズカメラのコンパクト化に拘わらず、デッドスペ
ースを有効利用してコード板とブラシ体の設置スペース
を確保し、両者の相対摺動を安定化させることが可能な
レンズ鏡筒の焦点距離検出装置を提供することができ
る。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、ブラシ体
を組み付ける際の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したズームレンズ鏡筒の要部を示
す斜視図である。
【図2】同ズームレンズ鏡筒全体を示す分解斜視図であ
る。
【図3】同ズームレンズ鏡筒における接触端子とコード
板の装着状態を示す固定鏡筒ブロックの正面図である。
【図4】同ズームレンズ鏡筒における接触端子とコード
板の装着状態を示す固定鏡筒ブロックの拡大正面図であ
る。
【図5】同ズームレンズ鏡筒における接触端子とコード
板の装着状態を示す固定鏡筒ブロックの背面図である。
【図6】同ズームレンズ鏡筒における接触端子とコード
板の装着状態を示す固定鏡筒ブロックの拡大背面図であ
る。
【図7】同ズームレンズ鏡筒における接触端子とコード
板を示す拡大斜視図である。
【図8】同ズームレンズ鏡筒における接触端子とコード
板を示す拡大平面図である。
【図9】同ズームレンズ鏡筒のレンズ収納状態における
要部を示す上半断面図である。
【図10】同ズームレンズ鏡筒の最大繰出状態を示す上
半断面図である。
【図11】同ズームレンズ鏡筒におけるAF/AEシャ
ッタユニットを示す分解斜視図である。
【図12】同ズームレンズ鏡筒におけるAF/AEシャ
ッタユニットと直進案内部材を示す斜視図である。
【図13】同ズームレンズ鏡筒におけるAF/AEシャ
ッタユニットと直進案内部材を示す斜視図である。
【図14】同ズームレンズ鏡筒におけるAF/AEシャ
ッタユニットを第1移動鏡筒に組付けた状態を示す斜視
図である。
【図15】同ズームレンズ鏡筒におけるAF/AEシャ
ッタユニットの主要な部材を示す斜視図である。
【図16】同ズームレンズ鏡筒の第3移動鏡筒を示す斜
視外観図である。
【図17】同ズームレンズ鏡筒の作動を制御する制御系
を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 固定ねじ 9 接触端子(ブラシ体) 9a ブラシ部 9b 固定部 9c 貫通孔 10 ズームレンズ鏡筒(レンズ鏡筒) 12 固定鏡筒ブロック(第1の筒体、第2の筒体、固
定筒) 12b′ 直進案内溝 13 フレキシブルプリント基板 13a コード板 16 第3移動鏡筒(回転移動筒) 17 直進案内筒(第1の筒体、第2の筒体) 17c′ 係合突起(直進案内キー) 19 第2移動鏡筒(第2回転移動筒) 20 第1移動鏡筒(直進移動筒) 70 突出部 71 取り付けねじ孔 L1 前群レンズ L2 後群レンズ O 光軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また本発明は、別の態様によると、カメラ
ボディに固定され、光軸方向と平行な直進案内溝を備え
た固定筒;この直進案内溝に摺動自在に嵌まる直進案内
キーを備え、該固定筒により光軸方向に直進案内される
直進案内筒;上記固定筒に螺合し、内方の該直進案内筒
と光軸方向に一体にかつ相対回転可能に結合し、正逆に
回転するとき該直進案内筒を伴って光軸方向に進退する
回転移動筒;この回転移動筒が正逆に回転するとき、直
進案内筒から光軸方向に回転しながら進退する、この直
進案内筒の内方の第2回転移動筒;この第2回転移動筒
が正逆に回転するとき、該第2回転移動筒から光軸方向
に直進案内されて進退する、この第2回転移動筒の内方
の直進移動筒;及び、この直進移動筒に搭載した、前群
レンズと該前群レンズに対し光軸方向に進退可能な後群
レンズとからなるズームレンズ;を備え、上記固定筒の
直進案内溝の底部にコード板を固定し、上記直進案内筒
の直進案内キーに、このコード板に摺接するブラシ体を
固定し、上記直進案内筒が光軸方向に進退するとき、ズ
ームレンズの焦点距離を、コード板とブラシ体の相対摺
動による信号に基づき検出することを特徴としている。
さらに本発明は、別の態様によると、カメラボディに固
定された固定鏡筒;この固定鏡筒の内周面に形成され
た、撮影光軸と平行に延びる直進案内溝;上記固定鏡筒
の内側に嵌まる移動鏡筒;この移動鏡筒に固定された、
上記直進案内溝に摺動可能に係合する直進案内キー;上
記直進案内溝内に固定されたコード板;上記直進案内キ
ーに固定された、上記コード板に摺接するブラシ体;及
び、上記移動鏡筒の上記固定鏡筒に対する位置を、上記
コード板に対する上記ブラシ体の摺接位置に応じて生成
される信号に基づいて検出する位置検出手段;を備えた
ことを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】固定鏡筒ブロック12の内周には、第3移
動鏡筒16が螺合されている。この第3移動鏡筒16
は、内周面に、光軸方向に延びる複数の直進案内溝16
cを有し、後端部外周に、固定鏡筒ブロック12の雌ヘ
リコイド12aと噛み合う雄ヘリコイド16aと、駆動
ピニオン15と噛み合う外周ギヤ16b(図16参照)
とを有している。駆動ピニオン15は、第3移動鏡筒1
6の光軸方向の全移動域において、この外周ギヤ16b
と噛み合う軸方向長さを有する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】直進案内筒17の内周には、第2移動鏡筒
19が嵌合されている。この第2移動鏡筒19は、内周
面に、リード溝17bとは逆傾斜の複数のリード溝19
cを有し、後端部外周に、径方向外方に突出する複数の
断面台形状のフォロア突起19aと、このフォロア突起
19a上に位置するフォロアピン18とを有する。この
フォロアピン18は、リング部材18aと、このリング
部材18aをフォロア突起19a上に支持する中心固定
ねじ18bとからなっている。フォロア突起19aは、
直進案内筒17のリード溝17bに摺動可能に嵌まり、
フォロアピン18は、第3移動鏡筒16の直進案内溝1
6cに摺動可能に嵌まる。よって、第3移動鏡筒16が
回転すると、第2移動鏡筒19が回転しながら光軸方向
に直進移動する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】シャッタ取付台40にはさらに、AEモー
タ29の回転をシャッタ27に伝えるAEギヤ列45
と、後群移動モータ30の回転をスクリューシャフト4
3に伝えるレンズ駆動ギヤ列42と、フレキシブルプリ
ント基板6に接続されたフォトインタラプタ56、57
と、円周方向に多数のスリットを備えた回転板58、5
9とが支持されている。上記フォトインタラプタ57と
回転板59によって、後群移動モータ30の回転を検知
する後群移動モータ用エンコーダが構成され、フォトイ
ンタラプタ56と回転板58によって、AEモータ29
の回転を検知するAEモータ用エンコーダが構成されて
いる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】ズーム操作手段62によって設定される任
意の焦点距離において、レリーズボタンが一段押しされ
ると、測距装置64に測距指令が及び測光装置65に測
光指令が与えられて測距及び測光が開始される。そし
て、レリーズボタンが二段押しされると、全体移動モー
タ25と後群移動モータ30の双方が、測距装置64に
よる被写体距離情報によって得られる移動量と、ズーム
操作手段62により設定される焦点距離情報によって得
られる移動量とを加味して決定された移動量だけ前群レ
ンズL1と後群レンズL2を移動させて設定焦点距離に
するとともに被写体に合焦させ、AEモータ制御手段6
6を介してAEモータ29が、測光装置65からの被写
体輝度情報に応じて環状駆動部材49を回転駆動し、所
定の露出を満たすようにシャッタ27を駆動する。この
シャッタレリーズの終了後、全体移動モータ25と後群
移動モータ30の双方が直ちに駆動されて、前群レンズ
L1と後群レンズL2がシャッタレリーズ前の状態に戻
される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の筒体;第2の筒体;この第1、第
    2の筒体の一方に形成された、軸方向と平行な直進案内
    溝;他方に設けられたこの直進案内溝に摺動自在に嵌ま
    る直進案内キー;上記直進案内溝の底部に設けられたコ
    ード板;及び、 上記直進案内キーに固定された、このコード板に摺接す
    るブラシ体;を備えたことを特徴とするレンズ鏡筒の光
    軸方向位置検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、直進案内キーは、径
    方向への突出部と、この突出部に軸方向と平行に形成し
    た取り付けねじ孔とを有し、 ブラシ体は、直進案内キーの径方向突出部に沿う固定部
    と、この固定部に形成した、上記取り付けねじ孔に対応
    する貫通孔と、コード板に摺接するブラシ部とを有する
    ことを特徴とするレンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、コード板
    は、上記直進案内溝を有する筒体の外方に備えられたフ
    レキシブルプリント基板の一部であるレンズ鏡筒の光軸
    方向位置検出装置。
  4. 【請求項4】 カメラボディに固定され、光軸方向と平
    行な直進案内溝を備えた固定筒;この直進案内溝に摺動
    自在に嵌まる直進案内キーを備え、該固定筒により光軸
    方向に直進案内される直進案内筒;上記固定筒に螺合
    し、内方の該直進案内筒と光軸方向に一体にかつ相対回
    転可能に結合し、正逆に回転するとき該直進案内筒を伴
    って光軸方向に進退する回転移動筒;この回転移動筒が
    正逆に回転するとき、直進案内筒から光軸方向に回転し
    ながら進退する、この直進案内筒の内方の第2回転移動
    筒;この第2回転移動筒が正逆に回転するとき、該第2
    回転移動筒から光軸方向に直進案内されて進退する、こ
    の第2回転移動筒の内方の直進移動筒;及び、 この直進移動筒に搭載した、前群レンズと該前群レンズ
    に対し光軸方向に進退可能な後群レンズとからなるズー
    ムレンズ;を備え、 上記固定筒の直進案内溝の底部にコード板を固定し、 上記直進案内筒の直進案内キーに、このコード板に摺接
    するブラシ体を固定し、 上記直進案内筒が光軸方向に進退するとき、ズームレン
    ズの焦点距離を、コード板とブラシ体の相対摺動による
    信号に基づき検出することを特徴とするレンズ鏡筒の焦
    点距離検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、直進案内キーは直進
    案内筒の軸方向後部に備えられ、ブラシ体は、この固定
    筒に直進案内筒を支持した状態で該固定筒の後方から該
    直進案内キーに固定されることを特徴とするレンズ鏡筒
    の焦点距離検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、コード板
    は、固定筒の外方に備えられたフレキシブルプリント基
    板の一部であるレンズ鏡筒の焦点距離検出装置。
JP1787696A 1996-01-26 1996-02-02 レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置 Expired - Fee Related JP3255571B2 (ja)

Priority Applications (22)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1787696A JP3255571B2 (ja) 1996-02-02 1996-02-02 レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置
US08/781,915 US5907725A (en) 1996-01-26 1996-12-30 Electronically controlled camera
US08/773,931 US5809348A (en) 1996-01-26 1996-12-30 Zoom compact camera
KR1019970000552A KR100328955B1 (ko) 1996-01-26 1997-01-11 줌콤팩트카메라
DE19702486A DE19702486A1 (de) 1996-01-26 1997-01-24 Varioobjektiv-Kompaktkamera
DE19702500A DE19702500A1 (de) 1996-01-26 1997-01-24 Vorrichtung zur Antriebssteuerung eines Kameraobjektivs
GB9701530A GB2309603B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Electronically controlled camera
GB0010273A GB2345981B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Electronically controlled camera
GB0010302A GB2345983B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Electronically controlled camera
GB9701513A GB2309602B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Zoom compact camera
GB0010278A GB2345982B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Electronically controlled camera
FR9700740A FR2744242B1 (fr) 1996-01-26 1997-01-24 Detection de position d'un objectif d'appareil photo
GB0010326A GB2345984B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Electronically controlled camera
GB0010299A GB2346021B (en) 1996-01-26 1997-01-24 Electronically controlled camera
FR9700734A FR2744237B1 (fr) 1996-01-26 1997-01-24 Appareil photo compact a zoom
KR1019970002168A KR100367780B1 (ko) 1996-01-26 1997-01-25 렌즈배럴의광축방향위치검출장치및초점거리검출장치
FR9705721A FR2746935B1 (fr) 1996-01-26 1997-05-09 Appareil photo commande de maniere electronique
KR1020000072054A KR100367787B1 (ko) 1996-01-26 2000-11-30 카메라의 렌즈 위치 제어장치
KR1020000072052A KR100367784B1 (ko) 1996-01-26 2000-11-30 전자 제어 카메라
KR1020000072051A KR100367783B1 (ko) 1996-01-26 2000-11-30 전자 제어 카메라
KR1020000072050A KR100367781B1 (ko) 1996-01-26 2000-11-30 카메라의 렌즈 위치 검출장치 및 그 코드 플레이트
KR1020000072053A KR100367786B1 (ko) 1996-01-26 2000-11-30 카메라의 렌즈 위치 제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1787696A JP3255571B2 (ja) 1996-02-02 1996-02-02 レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09211297A true JPH09211297A (ja) 1997-08-15
JP3255571B2 JP3255571B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=11955898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1787696A Expired - Fee Related JP3255571B2 (ja) 1996-01-26 1996-02-02 レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255571B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350019A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Shicoh Eng Co Ltd レンズ駆動装置
JP2010107740A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Fujinon Corp レンズ位置検出装置及びレンズ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006350019A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Shicoh Eng Co Ltd レンズ駆動装置
JP2010107740A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Fujinon Corp レンズ位置検出装置及びレンズ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3255571B2 (ja) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100328955B1 (ko) 줌콤팩트카메라
JP3288918B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH10133089A (ja) レンズ鏡筒
JPH09211297A (ja) レンズ鏡筒の光軸方向位置検出装置及び焦点距離検出装置
JP3215793B2 (ja) レンズ鏡筒のカム構造
JP3380104B2 (ja) レンズ鏡筒のfpc基板案内装置及びそのfpc基板
JP3200004B2 (ja) シャッタを有するレンズ鏡筒
JP3385149B2 (ja) ズームレンズ鏡筒のfpc基板案内装置
JP3381757B2 (ja) ズームレンズ鏡筒のfpc基板案内装置
JP3260290B2 (ja) レンズ鏡筒の防水構造
JP3300605B2 (ja) レンズ鏡筒の直進案内機構
JP3215792B2 (ja) レンズ鏡筒の直進案内装置
JP3380103B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP3255570B2 (ja) レンズ鏡筒の直進ガイド機構
JP3288917B2 (ja) レンズ鏡筒の直進ガイド機構
JP3869483B2 (ja) ズームファインダを備えたズームレンズカメラ
JP3249047B2 (ja) レンズの支持構造
JPH09250934A (ja) 正転逆転検知エンコーダ
JPH09230425A (ja) シャッタユニット
JP3393028B2 (ja) ズームレンズの前群レンズの支持装置
JP3193615B2 (ja) シャッタの遮光装置
JPH09222542A (ja) レンズ鏡筒のfpc基板収納構造
JP3831439B2 (ja) ズームレンズのレンズ駆動方法
JPH09289369A (ja) Fpc基板
JPH09222545A (ja) ズームレンズ鏡筒

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees