JP4681797B2 - カメラ - Google Patents

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに関するものであり、より詳しくはレンズ鏡筒及び光学ファインダを有するカメラの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀塩フィルムを用いるフィルムカメラや撮像素子によって撮影することのできるデジタルカメラがあり、これらのカメラには撮影レンズの焦点距離が変更可能なズームタイプや一定の焦点距離に固定されている単焦点タイプがある。ズームタイプのカメラでは、カメラの非撮影時の小型化や所望の焦点距離に撮影レンズを移動させるために、撮影レンズを繰り出し及び繰り込みすることが可能なレンズ鏡筒を備えている。
【0003】
近年、カメラの携帯性の向上等を目的にカメラの小型化が図られており、これにともないカメラ内部機構が小型化されている。
【0004】
カメラを小型化するために効果的な技術の一つとして、レンズ鏡筒の小型化が上げられる。これは一般的にカメラのレンズ鏡筒は断面が略円形状となっており、レンズ鏡筒の径を小さくすることでカメラの縦横方向の小型化、つまりカメラ全体の小型化を図るのに有効なためである。
【0005】
レンズ鏡筒の小型化のためには、レンズ鏡筒内に備えられる撮影レンズの小型化だけでなく、撮影レンズ等を駆動するための鏡筒駆動モータを含む鏡筒駆動機構の小型化が必要となる。
【0006】
一方、カメラは、撮影時の被写体を確認(構図の確認)するためのファインダ装置を備えている。一般的に、フィルムカメラではファインダ光学系を有する光学ファインダ装置を備え、デジタルカメラでは光学ファインダ装置と撮像素子からの信号(撮影画像)を液晶表示する外部液晶装置とを備えている。光学ファインダ装置を備えたズームカメラでは、撮影レンズの焦点距離の変化(ズーミング動作)に応じてファインダ光学系も作動し、撮影画面と光学ファインダ装置の視野が一致するように構成されている。
【0007】
光学ファインダ装置を備えたカメラを小型化する場合には、レンズ鏡筒の小型化だけでなく、レンズ鏡筒と光学ファインダ装置の連動を簡単な構成で小型化することが重要になる。これは連動機構が大きくなるとレンズ鏡筒と光学ファインダ装置との距離が連動機構の配置スペースの分だけ大きくなり、カメラが大型化するからである。
【0008】
そこで、レンズ鏡筒と光学ファインダ装置とを簡単な構成で連動させるカメラが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0009】
ズームタイプのカメラでは、レンズ鏡筒および鏡筒駆動モータを連結する複数の鏡筒駆動ギア(減速ギア列)を備えており、一般的にフィルムカメラでは、フィルムを巻き取るスプール室及びフィルム装填室との関係で、鏡筒駆動モータ及び鏡筒駆動ギアはレンズ鏡筒の下部に配置されている。
【0010】
また、デジタルカメラでは、フィルムカメラに比べてスプール室及びフィルム装填室等による配置の制約を受けないため、鏡筒駆動モータや鏡筒駆動ギアのレイアウトの自由度が高い。一般的に、鏡筒駆動モータや鏡筒駆動ギアは、電池や記憶媒体の収納スペースとの関係上、カメラの下側に配置されることが多い。
【0011】
【特許文献1】
特開平9−211300号公報
【特許文献2】
特開2001−324749号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、鏡筒駆動モータ及び鏡筒駆動ギアをカメラの下側に配置する場合、カメラを左右方向(横方向)で小型化するのに有効であるが、カメラを上下方向(縦方向)で小型化するのには有効でない。
【0013】
また、カメラを上下方向で小型化するためには、鏡筒駆動モータ及び鏡筒駆動ギアの配置スペースだけでなく、レンズ鏡筒の上部に配置される光学ファインダ装置の連動機構の配置スペースを考慮する必要がある。
【0014】
特許文献1や特許文献2では、レンズ鏡筒および光学ファインダ装置を連動させる連動機構を簡単な構成とすることでカメラの小型化を図っているが、上記連動機構と鏡筒駆動モータおよび鏡筒駆動ギアとの配置関係については提案されていない。
【0015】
すなわち、鏡筒駆動モータおよび鏡筒駆動ギアをカメラの小型化に最適な位置に配置したり、連動機構を簡単な構成としたりするだけでは、カメラの更なる小型化を図ることができない。
【0016】
そこで、本発明は、鏡筒駆動モータおよび鏡筒駆動ギアをカメラの小型化に最適な位置に配置するとともに連動機構を簡単な構成としつつ、カメラの更なる小型化を図ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明のカメラは、光軸方向への繰り出し繰り込み動作により撮影光学系の焦点距離を変更可能なレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒に対してカメラ本体上方に配置されたファインダユニットと、カメラ本体の上下方向に延びる回転軸を有する駆動源からの駆動力を、前記レンズ鏡筒を駆動するためのギア列に伝達するため前記駆動源の回転軸と直結するウォームギアに噛み合うウォームホイールを含み、該駆動源とともに前記レンズ鏡筒のカメラ本体横方向の側面に配置され、前記レンズ鏡筒を駆動するための鏡筒駆動機構と、前記レンズ鏡筒の繰り出し繰り込み動作に応じて前記レンズ鏡筒の周方向に沿って当該レンズ鏡筒とカメラ本体上方に配置されている前記ファインダユニットとの間を沈胴状態からワイド状態までは動かずワイド状態から移動し、カメラ本体上方に配置されている前記ファインダユニットをカム駆動するカム溝を備えたファインダ駆動部材とを有し、前記ファインダ駆動部材が前記レンズ鏡筒の周方向に沿って移動することで、前記沈胴状態にあるときに、カメラ本体横方向に配置されている前記鏡筒駆動機構の一部である前記ウォームホイールが前記ファインダ駆動部材の一端にて前記光軸方向と平行な方向において前記カム溝と重なる位置に形成された切り欠き部内に位置するように、当該切り欠き部を形成していることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施形態であるカメラについて図面を用いて説明する。
【0019】
図1は本実施形態であるカメラの外観斜視図である。同図において、31はカメラ本体であり、この内部には撮影に必要な各種の部材が配置されている。32は2段階で押圧操作されるレリーズボタンであり、半押し操作により撮影準備動作(測光動作や焦点調節動作等)が開始され、全押し操作により撮影動作(フィルムへの露光やCCD等の撮像媒体による撮像)が開始される。
【0020】
33は被写体に照明光を照射するストロボユニットであり、34はAF補助光等を投光する投光部であり、35は被写体像を観察するための光学ファインダ装置である。36はレンズ鏡筒であり、光軸方向に繰り出し繰り込み可能となっている。
【0021】
レンズ鏡筒36は、カメラ本体31の電源がオフ状態のときには、カメラ本体31内に収納された状態(沈胴状態)にあり、カメラ本体31がオン状態となったときに、カメラ本体31から繰り出して撮影状態(ワイド状態からテレ状態)となる。
【0022】
図2は、レンズ鏡筒の駆動機構および光学ファインダ装置の連動機構を示す外観斜視図である。
【0023】
1はレンズ鏡筒6(36)を駆動する鏡筒駆動モータであり、2〜5は鏡筒駆動モータ1の回転力を減速してレンズ鏡筒6に伝達するための減速ギア列である。2は鏡筒駆動モータ1の回転軸に取り付けられたウォームギアである。3はウォームギア2と噛み合うウォームホイールであり、後述するギア4aと噛み合うギア部を有している。
【0024】
4aは2段ギア構成の鏡筒駆動ギアであり、径の異なる大ギア部および小ギア部を有している。この鏡筒駆動ギア4aの大ギア部は、ウォームホイール3のギア部と噛み合う。
【0025】
4bは2段ギア構成の鏡筒駆動ギアであり、径の異なる大ギア部および小ギア部を有している。この鏡筒駆動ギア4bの大ギア部は鏡筒駆動ギア4aの小ギア部と噛み合う。4cは鏡筒駆動ギアであり、鏡筒駆動ギア4bの小ギア部と、後述する鏡筒駆動ギア5に噛み合う。
【0026】
5は鏡筒駆動ギアであり、減速ギア列の最終段に位置しており、後述するようにレンズ鏡筒6の外周に形成されたギアと噛み合う。17は光学ファインダ装置を駆動するためのファインダ駆動部材であり、レンズ鏡筒6(回転筒8)の外周に沿った形状に形成されている。
【0027】
本実施形態のカメラでは、図2に示すようにレンズ鏡筒6の側面(レンズ鏡筒6の正面向かって右側)に、鏡筒駆動モータ1及び減速ギア列2〜5からなる鏡筒駆動機構が配置され、レンズ鏡筒6の上面にファインダ駆動部材17が配置されている。このように構成することによって、鏡筒駆動機構をレンズ鏡筒6の下側に配置する場合に比べて、カメラを上下方向で小型化することができる。
【0028】
次に、レンズ鏡筒6の動作と、レンズ鏡筒6および光学ファインダ装置の連動について説明する。
【0029】
図3はレンズ鏡筒6の光軸方向断面図である。同図において、7は第1群撮影レンズ12を備えた第1直進筒であり、光軸方向にのみ移動可能となっている。
【0030】
8は回転筒であり、鏡筒駆動モータ1からの駆動力を受けることにより光軸周りに回転可能となっている。この回転筒8の内周面には、第2群撮影レンズ13およびシャッタユニット11を保持する保持部材や第1直進筒7を駆動するための複数のカム溝部を備えている。
【0031】
回転筒8に形成された複数のカム溝部のうちそれぞれのカム溝部には、第1直進筒7の外周に形成された凸部や、上記保持部材の外周に形成された凸部が係合する。
【0032】
一方、回転筒8の外周面には、後述するようにファインダ駆動部材17を駆動するためのファインダ駆動部(8a)を備えている。
【0033】
9は第2直進筒であり、第1直進筒7と係合して第1直進筒7を光軸方向にガイドするガイド部を有している。また、第2直進筒9は、回転筒8に対して摺動可能に保持されており、回転筒8とともに光軸周りに回転しないようになっている。
【0034】
10はレンズ鏡筒6(回転筒8)を保持する固定筒であり、この内周面には回転筒8と係合して、固定筒8を光軸方向に進退させるためのカム溝部を有している。11は複数の遮光羽根を有するシャッタユニットであり、複数の遮光羽根が撮影光路内に進退することにより露出を制御する。
【0035】
12は第1群撮影レンズ、13は第2群撮影レンズ、14は第3群撮影レンズである。
【0036】
上述した構成のレンズ鏡筒6の動作について図2および図3を用いて説明する。
【0037】
カメラ本体31内に設けられた不図示の制御部からの制御信号に応じて鏡筒駆動モータ1への通電が行われる。これにより、鏡筒駆動モータ1が回転し、この回転力が減速ギア列2〜5を介してレンズ鏡筒6(回転筒8)に伝達されることで、回転筒8が光軸周りに回転する。
【0038】
回転筒8が光軸周りに回転すると、回転筒8は、固定筒10とのカム係合作用により光軸方向にも移動するようになる。回転筒8が光軸周りに回転すると、第1直進筒7や上記保持部材は、回転筒8のカム溝部とのカム係合作用により光軸方向に移動する。ここで、第1直進筒7や上記保持部材は、第2直進筒9との係合作用により光軸方向にのみ移動する。
【0039】
また、回転筒8が光軸方向に移動することで、第2直進筒9も回転筒8とともに光軸方向に移動する。
【0040】
上述した動作により第1群撮影レンズ12や第2群撮影レンズ13を所望のズームポジションまで移動させることができ、撮影光学系の焦点距離を変更することができる。
【0041】
次に光学ファインダ装置の構成及び駆動について図5を用いて説明する。同図(a)は、光学ファインダ装置およびファインダ駆動部材を示す外観斜視図であり、(b)は(a)のうち光学ファインダ装置の外装を取り除いた図である。
【0042】
図5において、15はファインダレンズ群を保持するファインダ保持部材、16はファインダ保持部材15の上面を覆うファインダカバーである。18はファインダ第1レンズ群、19はファインダ第2レンズ群である。ファインダ第1レンズ18は、ファインダ保持部材15に固定されている。
【0043】
25はファインダ第2レンズ群19を保持する第1レンズ保持部材であり、ファインダ駆動部材17に形成されたカム溝部17aと係合するカムピン19aを備えている。また、第1レンズ保持部材25は、光軸方向に延びる直進規制軸24と係合しており、直進規制軸24に沿って移動可能となっている。
【0044】
20はファインダ第3レンズ群であり、26はファインダ第3レンズ群20を保持する第2レンズ保持部材である。第2レンズ保持部材26は、ファインダ駆動部材17に形成されたカム溝部17bと係合するカムピン20aを備えている。また、第2レンズ保持部材26は、直進規制軸24と嵌合して光軸方向に移動可能となっている。
【0045】
21、22はプリズムであり、ファインダレンズ群18〜20を通過した被写体光束を接眼レンズ23に導く。これにより、撮影者は接眼レンズ23を覗くことにより被写体像を観察することができる。
【0046】
レンズ鏡筒6(回転筒8)とファインダ駆動部材17との関係を図6を用いて説明する。
【0047】
ファインダ駆動部材17は固定筒10に回転可能に支持されており、レンズ鏡筒6が駆動すると以下に説明するように光軸周りに回転する。
【0048】
ファインダ駆動部材17は、不図示の片寄せばねにより図6中の矢印A方向に付勢されており、この端部が固定筒10に当接することで所定の位置(図5に示す位置)に保持される。
【0049】
図6に示す状態において、レンズ鏡筒6のズーム動作(繰り出し)により回転筒8が図中の矢印B方向に回転すると、回転筒8の外周面に形成されたファインダ駆動部8aがファインダ駆動部材17の内周面に形成された当接部17dに当接する。
【0050】
ここで、ファインダ駆動部8aが当接部17dに当接するまでの間は、回転筒8だけが光軸周りに回転することになるが、これによりレンズ鏡筒6が沈胴状態から撮影状態(ワイド状態)まで繰り出すことになる。
【0051】
ファインダ駆動部8aが当接部17dに当接してから更に回転筒8が矢印B方向に回転すると、回転筒8は片寄せばねの付勢力に抗してファインダ駆動部材17を矢印B方向に回転させる。ここで、回転筒8は上述したように光軸周りに回転しながら光軸方向に移動するため、ファインダ駆動部8aは当接部17dの端面に対して摺動しながら矢印B方向に押し込むように動作する。
【0052】
一方、レンズ鏡筒6のズーム動作(繰り込み)により回転筒8が矢印A方向に回転するときには、片寄せばねの付勢力によって回転筒8の回転動作に追従するようにファインダ駆動部材17が矢印A方向に回転する。ここで、ファインダ駆動部材17は、回転筒8の外周面に略沿うように移動する。
【0053】
ファインダ駆動部材17が光軸周りに回転すると、図5に示すようにカムピン19a、20aがカム溝部17a、17bに沿ってガイドされることにより、第1レンズ保持部材25(第2レンズ群19)や第2レンズ保持部材26が直進規制軸24に沿って光軸方向に移動する。
【0054】
このとき、第1レンズ保持部材25および第2レンズ保持部材26は、ファインダ光学系の焦点距離が撮影光学系の焦点距離と略等しくなるように移動する。
【0055】
上述したようにレンズ鏡筒6と光学ファインダ装置とを連動させることで、撮影光学系のズーミングに応じてファインダ光学系のズーミングを行うことができる。これにより、撮影者は接眼レンズ23を覗くことで撮影画面に相当する画面を観察することができる。
【0056】
次に、本実施形態のカメラの特徴について説明する。
【0057】
本実施形態のカメラでは、カメラ本体31の上下方向の小型化を図るために、鏡筒駆動モータ1および減速ギア列2〜5からなる鏡筒駆動機構をレンズ鏡筒6の側面に配置している(図2、図4)。また、本実施形態では、上述した鏡筒駆動機構の配置構成において、カメラ本体31の左右方向の小型化を図ることができるように構成されている。
【0058】
本実施形態では、鏡筒駆動モータ1からの回転出力をギア減速してレンズ鏡筒6(回転筒8)に伝えるために複数のギア2〜5を用いており、これらのギアは図4に示すように鏡筒駆動モータ1に対してカメラ前面側に配置されている。
【0059】
また、鏡筒駆動モータ1と複数のギア2〜5は、図4(a)に示すように光軸方向で略重なるように配置されており、両者が必要かつ十分な領域内にコンパクトに配置されている。
【0060】
鏡筒駆動モータ1は、この回転軸1aがカメラ本体31の上下方向に延びるように配置されており、回転軸1aと鏡筒駆動ギア4とを連結するためにウォームギア2およびウォームホイール3を用いている。これにより、カメラ本体31の上下方向を回転軸とする回転を、光軸方向を回転軸とする回転に変換することができ、本実施形態のように鏡筒駆動ギア4a〜4cを鏡筒駆動モータ1の側面に沿って略平行に配置することができる。
【0061】
また、鏡筒駆動モータ1の回転軸1aは、図4(a)に示すように回転筒8の外周面に形成されたギア部8bに対してカメラ本体31の上方向で離れた位置に配置されている。これにより、回転軸1aとギア部8bとの間に減速ギア列2〜5を配置するためのスペースを確保することができ、鏡筒駆動モータ1の回転力を減速して回転筒8に伝達することができる。
【0062】
一方、図5に示すようにファインダ駆動部材17には、カム溝部17a、17bが形成されているが、このカム溝部17a、17bが形成されている領域以外の領域、例えば図5の斜線Dに示す領域は不必要な領域となる。従来のファインダ駆動部材では領域Dを有していた。
【0063】
そこで、本実施形態では、領域Dを削除することによりファインダ駆動部材17に切り欠き部17cを形成している。そして、ファインダ駆動部材17が回転筒8の外周に沿って移動したときに、領域Dの移動軌跡に相当する領域内にウォームホイール3の一部が位置するようにウォームホイール3を配置している(図7)。このとき、ウォームホイール3およびファインダ駆動部材17は、図7の斜線領域に示すように光軸方向で互いに重なる領域を有する。
【0064】
本実施形態では、ファインダ駆動部材17に切り欠き部17cを形成しているため、ファインダ駆動部材17が回転しても、ファインダ駆動部材17がウォームホイール3に衝突することはなく、ファインダ駆動部材17およびウォームホイール3の回転を妨げることはない。
【0065】
従来のように領域Dを有するファインダ駆動部材を用いた場合には、このファインダ駆動部材とウォームホイール3との衝突を避けるために、ウォームホイール3を図4(a)の3aの位置に配置する必要がある。
【0066】
このように配置すると、図4(a)に示すようにレンズ鏡筒6の正面から見たときに、ウォームホイール3aだけが鏡筒駆動機構の配置領域から右側にはみ出すことになる。この場合には、ウォームホイール3aがはみ出した分だけ、鏡筒駆動機構の近傍に配置される部材(例えば、スプール室)を鏡筒駆動機構に近づけて配置できず、カメラ本体が横方向(図4の矢印C方向)で大型化してしまう。
【0067】
そこで、本実施形態のようにウォームホイール3をレンズ鏡筒6(回転筒8)に寄せて配置することで、上述したようにウォームホイール3aだけがはみ出すことはなく、鏡筒駆動機構の近傍に配置される部材を鏡筒駆動機構に近づけて配置することができるため、カメラを左右方向で小型化することができる。
【0068】
本実施形態のカメラによれば、鏡筒駆動モータ1と、減速ギア列2〜5からなる鏡筒駆動機構とをレンズ鏡筒6の側面に配置することで、鏡筒駆動機構をレンズ鏡筒6の下側に配置する場合に比べてカメラを上下方向で小型化することができる。
【0069】
また、鏡筒駆動モータ1および減速ギア列2〜5を光軸方向で略重なるように配置することで、鏡筒駆動機構をコンパクトにまとめることができる。
【0070】
さらに、ファインダ駆動部材17に切り欠き部17cを形成して、切り欠き部17cにより形成された空きスペースにウォームホイール3の一部が位置するようにウォームホイール3を配置することで、カメラを左右方向で小型化することができる。
【0071】
すなわち、ウォームホイール3およびファインダ駆動部材17の干渉を防止して、ウォームホイール3(鏡筒駆動機構)をレンズ鏡筒6(回転筒8)に近づけて配置することができるため、カメラ本体31を左右方向で小型化することができる。
【0072】
上述したように本実施形態では、カメラを上下方向(カメラ高さ方向)で小型化することができるとともに、左右方向(カメラ横方向)においても更なる小型化を図ることができる。
【0073】
以上説明した実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例でもあり、下記の各発明は上記実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0074】
〔発明1〕 光軸方向への繰り出し繰り込み動作により撮影光学系の焦点距離を変更可能なレンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒に対してカメラ本体上方に配置されたファインダユニットと、
カメラ本体の上下方向に延びる回転軸を有する駆動源からの駆動力を、前記レンズ鏡筒を駆動するためのギア列に伝達するため前記駆動源の回転軸と直結するウォームギアに噛み合うウォームホイールを含み、該駆動源とともに前記レンズ鏡筒のカメラ本体横方向の側面に配置され、前記レンズ鏡筒を駆動するための鏡筒駆動機構と、
前記レンズ鏡筒の繰り出し繰り込み動作に応じて前記レンズ鏡筒の周方向に沿って当該レンズ鏡筒とカメラ本体上方に配置されている前記ファインダユニットとの間を沈胴状態からワイド状態までは動かずワイド状態から移動し、カメラ本体上方に配置されている前記ファインダユニットをカム駆動するカム溝を備えたファインダ駆動部材とを有し、
前記ファインダ駆動部材が前記レンズ鏡筒の周方向に沿って移動することで、前記沈胴状態にあるときに、カメラ本体横方向に配置されている前記鏡筒駆動機構の一部である前記ウォームホイールが前記ファインダ駆動部材の一端にて前記光軸方向と平行な方向において前記カム溝と重なる位置に形成された切り欠き部内に位置するように、当該切り欠き部を形成していることを特徴とするカメラ。
【0075】
上記発明1によれば、鏡筒駆動機構をレンズ鏡筒に対してカメラ本体横方向に配置することで、鏡筒駆動機構をレンズ鏡筒に対してカメラ本体上下方向に配置する場合に比べて、カメラを上下方向で小型化することができる。しかも、上記構成において、ファインダ駆動部材に切り欠き部を形成して、切り欠き部内に鏡筒駆動機構の一部が位置するように配置することで、鏡筒駆動機構をレンズ鏡筒に近づけて配置することができ、カメラを横方向で小型化することができる。
【0077】
〔発明〕 前記駆動源および前記ギア列が、光軸方向で略重なるように配置されていることを特徴とする前記発明に記載のカメラ。
【0079】
〔発明〕 前記沈胴状態にて、前記鏡筒駆動機構の一部および前記切り欠き部が光軸方向で重なることを特徴とする前記発明1に記載のカメラ。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、カメラの小型化(上下方向および左右方向の小型化)を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態であるカメラの外観斜視図。
【図2】レンズ鏡筒の駆動機構を示す外観斜視図。
【図3】レンズ鏡筒の光軸方向断面図。
【図4】レンズ鏡筒の駆動機構を示す外観図。
【図5】光学ファインダ装置の外観斜視図。
【図6】光学ファインダ装置の連動機構の説明図。
【図7】ファインダ駆動部材とウォームホイールの配置図。
【符号の説明】
1:鏡筒駆動モータ 2:ウォームギア
3:ウォームホイール 4a〜4c:鏡筒駆動ギア
5:鏡筒駆動ギア(最終ギア) 6:レンズ鏡筒
7:第1直進筒 8:回転筒
9:第2直進筒 10:固定筒
11:シャッタユニット 12:第1群撮影レンズ
13:第2群撮影レンズ 14:第3群撮影レンズ
15:ファインダ保持部材 16:ファインダカバー
17:ファインダ駆動部材 18:ファインダ第1レンズ群
19:ファインダ第2レンズ群 20:ファインダ第3レンズ群
21:プリズム 22:プリズム
23:接眼レンズ 24:直進規制軸

Claims (3)

  1. 光軸方向への繰り出し繰り込み動作により撮影光学系の焦点距離を変更可能なレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒に対してカメラ本体上方に配置されたファインダユニットと、
    カメラ本体の上下方向に延びる回転軸を有する駆動源からの駆動力を、前記レンズ鏡筒を駆動するためのギア列に伝達するため前記駆動源の回転軸と直結するウォームギアに噛み合うウォームホイールを含み、該駆動源とともに前記レンズ鏡筒のカメラ本体横方向の側面に配置され、前記レンズ鏡筒を駆動するための鏡筒駆動機構と、
    前記レンズ鏡筒の繰り出し繰り込み動作に応じて前記レンズ鏡筒の周方向に沿って当該レンズ鏡筒とカメラ本体上方に配置されている前記ファインダユニットとの間を沈胴状態からワイド状態までは動かずワイド状態から移動し、カメラ本体上方に配置されている前記ファインダユニットをカム駆動するカム溝を備えたファインダ駆動部材とを有し、
    前記ファインダ駆動部材が前記レンズ鏡筒の周方向に沿って移動することで、前記沈胴状態にあるときに、カメラ本体横方向に配置されている前記鏡筒駆動機構の一部である前記ウォームホイールが前記ファインダ駆動部材の一端にて前記光軸方向と平行な方向において前記カム溝と重なる位置に形成された切り欠き部内に位置するように、当該切り欠き部を形成していることを特徴とするカメラ。
  2. 前記駆動源および前記ギア列が、光軸方向で略重なるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記沈胴状態にて、前記鏡筒駆動機構の一部および前記切り欠き部が光軸方向で重なることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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