JP3777843B2 - カメラのファインダレンズ駆動機構 - Google Patents

カメラのファインダレンズ駆動機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームレンズ鏡胴の移動に伴ってファインダレンズを移動させるズームレンズ内蔵カメラのファインダレンズ駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、レンズシャッタ方式のコンパクトカメラにズームレンズを内蔵した場合、そのファインダも当然ズームレンズの撮影倍率の変化に連動し、ファインダの視野倍率が変化するズームファインダとなる必要がある。そして、その光学系は比較的に簡単なレンズ構成の、例えば図1(a)に示すようなファインダ光学系が使用される。
【0003】
図1(a)において、このズームファインダ光学系は、ファインダレンズ11,12,13,14による視野像を、ミラー15により90°曲げてプリズム16の入射面161上に実像として結像させ、この結像させた実像を接眼レンズ17により見るようにした光学系となっている。そして、ファインダレンズ11,14は固定レンズであり、ファインダレンズ12,13の間隔を変化させながらその光軸方向位置を変化させるようにしてファインダ画像の倍率が変化するズームファインダとなっている。
【0004】
このファインダレンズ12,13の間隔を変化させながらその光軸方向位置を変化させるために、図1(b)に示すようにカム板21を使用する。カム板21には、ファインダレンズ12,13の間隔を変化させながらその光軸方向位置を変化させるためのカム溝211,212が設けられている。ファインダレンズ12,13にはそれぞれピン状の突起が出ていて、ファインダレンズ12の突起はカム溝211に、ファインダレンズ13の突起はカム溝212に入り、カム板21が矢印左右方向に移動することによりファインダレンズ12,13は、カム溝211,212によりそれぞれ前記図示矢印左右方向と直角方向に移動し、ファインダレンズ12,13の間隔を変化させながらその光軸方向位置を変化させることになる。
【0005】
ここで、発明に関する従来例を、更に図2を含めて説明をする。
【0006】
カム板21は図1(b)では平面状に展開して示したが、カメラの狭いスペースの中で出来るだけ場所を取らないように、図2に示すようにズームレンズ鏡胴が組み込まれた固定鏡胴4の上面の筒状部に沿ったスペースに収めるようにしてあり、カム板21は駆動源により固定鏡胴4の上の鏡胴摺動面を滑って移動するようになっている。
【0007】
次に、他の従来例を図3により説明するが、図3(a)はズームレンズが広角時のズームレンズ光軸より下を省略した鏡胴とファインダの断面図、(b)はカム板及びその周辺の平面図、(c)はズームレンズが望遠時の同じくズームレンズ光軸より上の鏡胴とファインダの断面図、(d)はズームレンズが広角時の別の断面図である。
【0008】
図3において、鏡胴のカム筒4C1はズームレンズ光軸5を中心として回転可能であり、固定鏡胴4とヘリコイド嵌合しているカム筒4C1は、カム筒4C1の回転により固定鏡胴4に対して繰り出され、又同時にカム筒4C1とヘリコイド嵌合している鏡胴4C2も、カム筒4C1に対して繰り出され、図3(c)の望遠の状態となることが出来、又カム筒4C1を逆転すれば図3(a)の広角の状態となることが出来る。
【0009】
そして、カム筒4C1に回動自在に取り付けられ、カム筒4C1が回転しても自身は回転せず直進のみ行うリング46に植設された突起であるピン45は、固定鏡胴4に設けたズームレンズ光軸5に平行な直進溝44に沿い、ズームレンズの繰り出しに従って図示矢印右方向に移動する。そして、図3(c)に示すように、ズームレンズが望遠時においてはピン45は直進溝44の右端に進んで来ている。又その時、カメラの固定鏡胴4やカム板21の先端はファインダカバー18の突出部181に覆われている。
【0010】
次に、その他の従来例を図3(b)により説明するが、カム板21は該カム板21を案内する案内突堤43により鏡胴のズームレンズ光軸5に対して直角方向の矢印上下方向に案内駆動される。即ち、カム板21はカム板21の裏面に設けられた点線で示す直線状のカム板駆動溝214に、前記カム筒4C1の回転移動により直進移動するピン45が嵌合摺動し、カム板21を矢印上下方向に駆動させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
発明に関する課題の説明をする。
【0012】
図1、図2において、前述のようにファインダレンズ12,13が、カム板21により駆動されてズームファインダを構成している時、ファインダレンズ12,13は滑らかに、軽く、容易に駆動されることが好ましい。ファインダレンズ12,13が滑らかに、軽く、容易に駆動されないと、ファインダの像が滑らかに拡大・縮小せずに、ぎくしゃくした拡大・縮小像となっていまう。
【0013】
前述の如く、カム板21の矢印方向(図1(b)に示す)の移動によってカム溝211,212に入っているファインダレンズ12,13のピンを矢印方向に対し直角方向(ファインダレンズ12,13の光軸方向)に動かすのであるから、カム溝の溝方向は出来るだけカム板移動方向と平行であるほど、換言すればカム溝の方向とカム板の移動方向とのなす角度が小さい程、ファインダレンズは滑らかに且つ小さな力で動けることになる。
【0014】
しかし、ファインダレンズを所定距離だけ移動するためには、カム溝の方向とカム板の移動方向の為す角度を小さくするほどカム板の移動距離を大きくする必要がある。即ち、カム板の移動可能範囲R1を大きく出来ることが望まれる。
【0015】
一方、固定鏡胴4の内面にはズームレンズをズームレンズ光軸5に沿って直進移動するための案内溝として、切り欠き部41が設けられていて、切り欠き部41が固定鏡胴4の外周より外側に突出しているためにカム板21の移動可能範囲R1を大きくするのを妨げている。勿論カム板面半径RAの寸法を大きくし、前記切り欠き部41を乗り越えた半径寸法とすると、カム板21の移動可能範囲R1を大きくすることが出来るが、当然カム板面半径RAの寸法を大きくした寸法だけ鏡胴の高さが高くなり、従ってカメラの高さも高くなりカメラが大きくなることになる。
【0016】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものである。即ち、カメラの大きさを大きくしないで、ファインダレンズを滑らかに、軽く、容易に駆動させるファインダレンズ駆動機構を提供することを目的としたものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成を採ることによって達成される。
【0025】
即ち、発明の構成は、カメラの固定鏡胴に組み込まれたズームレンズ鏡胴の移動に伴って、ファインダレンズを移動させるカム板を有し、該カム板の動作領域に前記固定鏡胴の直進案内溝の切り欠き部が設けられているカメラのファインダレンズ駆動機構において、前記カム板の形状をR面とし、該R面の曲率中心をズームレンズ光を挟むように前記カム板と反対側に偏芯させ、前記カム板の曲率半径を、前記固定鏡胴の外円周部の半径と前記曲率中心の前記ズームレンズ光軸からの偏芯量の和としたことを特徴とするカメラのファインダレンズ駆動機構とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図4、図5により詳細に説明する。
【0029】
図4は本実施の形態を説明する固定鏡胴の正面図である。図5は本実施の形態を説明する固定鏡胴周辺、ファインダ部の分解斜視図である。
【0030】
図4、図5において、カム板21のカム板面半径RBは、曲率中心をズームレンズ鏡胴が組み込まれた固定鏡胴4のズームレンズ光軸5に対し偏芯量Bだけ下がった偏芯位置を曲率中心とした半径とし、この曲率中心を中心としてカム板21を回転させてファインダレンズ12,13を駆動するようにしている。このようにすることにより、カム板21は図示のように切り欠き部41を避けていて、且つ移動可能範囲は図示のようにカム板21が本体壁に当たる位置まで広がるので、従来例の移動可能範囲R1より、本実施の形態の移動可能範囲R2へと大きくすることが出来ている。
【0031】
即ち、カム板21の移動可能範囲を、R1からR2へと大きくすることによって、ファインダレンズ12,13を移動するカム溝211,212の、カム板21の図示矢印の移動方向との為す角度をなだらかにすることができ、従ってファインダレンズ12,13の移動を滑らかに、軽く、容易にすることができるようになっている。
【0032】
ここで、カム板21とファインダレンズ12,13の移動、駆動について更に若干説明する。
【0033】
図5において、固定鏡胴4の側面には鏡胴ギヤ地板42が取り付けられていて、この鏡胴ギヤ地板42にはギヤ31が取り付けられたモータ30が設置され、このギヤ31にはギヤ32,33,34,35,36,37が順次互いに噛み合わされ、ギヤ列を形成している。最後のギヤ37は図示せざるズームレンズギヤと噛み合い、固定鏡胴4に組み込まれる図示せざるズームレンズ鏡胴のズーム作動を行うようになっている。又、途中のギヤ34の軸の先端には、カム板21のカム板ギヤ213と噛み合うギヤ341が取り付けられている。
【0034】
一方、カム板21のカム溝211にはファインダレンズ12のレンズピン121が、カム溝212にはファインダレンズ13のレンズピン131が挿入され、カム板21が固定鏡胴4の上部のカム板21と同一半径の鏡胴摺動面401に沿って左右に回転摺動移動すれば、ファインダレンズ12,13はカム溝211,212によって、前記左右の回転摺動移動に対して直角方向に移動することが出来るようになっている。
【0035】
そこで、モータ30を駆動することにより、ズームレンズのズーム作動を行うと同時に、カム板21がギヤ341により左右に回転摺動移動し、ファインダレンズ12,13を駆動してズームファインダのズーム作動を行うことになる。
【0036】
以上がカム板21とファインダレンズ12,13の移動、駆動についての説明であるが、このようにファインダレンズ12,13を移動、駆動するカム板21を、前述のように偏芯することにより、固定鏡胴4のズームレンズ光軸5からカム板21の上面までの高さH2は、従来例の図2で示す固定鏡胴4のズームレンズ光軸5からカム板21の上面までの高さH1とは変わらない。従って、カメラの高さも変わらない。
【0037】
即ち、カメラの高さを変える事なく、カメラの大きさを大きくしないで、ファインダレンズの移動を滑らかに、軽く、容易にすることができる。そして、前記発明の説明において、移動するファインダレンズが2枚のファインダレンズで説明したが、ファインダレンズの枚数は必ずしも2枚に限ることはなく、何枚でも良い。
【0038】
更に、ズームレンズのズーム比が更に大きいズームレンズを使用する場合のズームファインダレンズ用として、前述のファインダレンズ駆動機構を採用することにより、容易にズーム比の更に大きいズームファインダを得ることが可能である。尚、カム板21の駆動は、前述のギヤ駆動以外に後述する第2、第3の発明において説明するピン駆動でも良い。
【0039】
次に、の実施の形態を図6により詳細に説明する。
【0040】
図6は本実施の形態を説明する図で、(a)はズームレンズが広角時のズームレンズ光軸より下を省略した鏡胴とファインダの断面図、(b)はズームレンズが望遠時のカム板及びその周辺の平面図、(c)はズームレンズが望遠時の同じくズームレンズ光軸より上の鏡胴とファインダの断面図である。
【0041】
図6において、カム板21の裏面に設けられた点線で示す部分はカム板駆動溝214であり、その望遠側端は開放されている。即ち、図3で説明した従来例の場合と同様に、ユーザの広角から望遠へのズーム操作により、鏡胴のカム筒4C1にズームレンズ光軸5を中心として回動自在に取り付けられ、カム筒4C1が回転しても自身は回転せず直進のみ行うリング46に植設され、カム板21のカム板駆動溝214に嵌合摺動する突起であるピン45は、固定鏡胴4に設けたズームレンズ光軸5に平行な直進溝44に沿い、ズームレンズの繰り出し操作に従って図示矢印右方向に移動する。そして図示のように、ズームレンズが望遠時においてはピン45は直進溝44の右端に移動してくる。即ち、図6(b)においては、カム板21は図示矢印上方向のズームレンズ鏡胴の光軸方向移動と直角方向に一杯に駆動され、ピン45はカム板駆動溝214の望遠側端から出てカム板21から離脱し、図示位置に移動することになる。
【0042】
言い換えると、本実施の形態のズームレンズ鏡胴は、非望遠位置であって前記ピン45がカム板駆動溝214の望遠側端においてカム板21から離脱する第1の位置と、この第1の位置より更に繰り出され望遠位置となる第2の位置を有し、ズームレンズ鏡胴の前記第1位置において、ファインダレンズは望遠位置となるようになっている。
【0043】
このようにズームレンズ鏡胴の第1の位置、即ちピン45がカム板駆動溝214の終端である望遠側端にあるときは、ズームレンズ鏡胴は望遠位置には至っていないが、ファインダの視野は望遠時の視野を示している。更にピン45がカム板駆動溝214から離脱し、ズームレンズ鏡胴が終端まで移動すると望遠位置即ち第2の位置に位置するようになっている。ズームレンズ鏡胴が望遠位置に位置したときのファインダの視野は、前記カム板駆動溝214の終端である望遠側端において、前記ピン45がカム板駆動溝214から離脱しており、カム板は動いていないので、離脱した時の望遠の視野を維持している。
【0044】
そして、本実施の形態においては、ピン45のみがファインダカバー18の突出部181の下にあるが、カム板21の右側はファインダカバー18の突出部181の下にはない狭い幅となっていて、カム板21を案内する案内突堤43も、ファインダカバー18の突出部181の下にはなく、前記突出部181はピン45の移動を妨げない図示位置までその高さを下げることが出来るようになっている。即ち、カメラの高さ(この場合のカメラの高さは、従来例でも述べた通りのズームレンズ光軸5からファインダカバー18の最上面迄の高さ)H4は、従来例で述べたカメラの高さH3より低くなっているが、ファインダカバー18の突出部181は、ズームレンズが広角時の視野光L1をけることがなくなり、更にカム板21が小さくなるので、それだけカメラを小型に出来ることになる。
【0045】
又本実施の形態は、例えば2倍程度のズーム比を3倍、4倍と言った更に大きいズーム比のズームレンズを撮影レンズとして使用する場合のズームファインダレンズ用として、カム板21をズーム比が増加する割合程大きくする必要は無いので、高ズーム比のカメラに適用するほどカメラの大型化の防止に効果を奏する。
【0046】
尚、本実施の形態においてのズームレンズ鏡胴の位置とファインダの視野の関係についてであるが、前述のごとく、ズームレンズ鏡胴がまだ望遠位置に至っていない前記第1の位置においては、ファインダの視野は既に望遠の視野を示しており、正確には鏡胴の有する焦点距離どうりのファインダ視野になっていない構成となっている。しかしその差は僅かであり、仮に撮影者がこの第1の位置でズームレンズ鏡胴を停止させ、ファインダの視野で撮影領域を確認し、被写体を撮影したとしても、ファインダの視野と撮影された領域との差は無視できる程度のものである。
【0047】
又、ズームカメラであってもズームレンズをステップ的に停止させるズームカメラ、即ちズームレンズを所定の複数のステップで停止させ、その停止した位置の焦点距離でのみ撮影できるようにしたズームカメラに上記構成を採用することにより、上記不具合を撮影者に認識させることなく撮影を行うことができる。
【0048】
即ち、複数の停止位置の一部を設定する際に、前記第1の位置には停止させずその前後の位置(例えば、第1の位置より焦点距離の短い非望遠位置と第1の位置より焦点距離の長い望遠位置)で停止させ撮影でにるように設定し、前記前後の位置ではズームレンズの焦点距離とその時のファインダの視野を合わせるようにしておけば、前記第1の位置でズームレンズ鏡胴が停止することが無く、かつその前後の停止位置ではズームレンズの焦点距離とその時のファインダの視野が合っているので、ファインダの視野と撮影された領域とで僅かな差が生じるという上記不具合が起きることなく、小型のカメラを達成することが出来る。
【0049】
尚、図6(b)において、カム板駆動溝214の望遠側端は溝端214Eが広がりを持ったカム溝となっていて、このような形状とすることにより、ズームレンズを望遠側から広角側にズーミングするときに、ピン45をカム板駆動溝214に嵌合摺動させる時の嵌合挿入を容易にすることが出来る。又、このカム板21が望遠の図示位置においては、その状態を維持するためにカメラ本体に取り付けたクリックばね216により、カム板21のV溝215を図示のように係止させるようにしている。従って、このようにすることにより、カム板21は望遠時には常にこの位置に位置決めされているので、ピン45はカム板駆動溝214に入り易くなり、ピン45がこのカム板駆動溝214に入れば、カム板21はピン45の左方向の移動に伴って矢印下方向に移動し、クリックばね216からカム板21のV溝215は離脱し、カム板21はズームファインダのレンズを広角側に移動させることになる。
【0050】
次に、その他の実施の形態を図7により詳細に説明する。
【0051】
図7は本実施の形態を説明するカム板の図で、(a)は本実施の形態を説明する比較例としての従来例のカム板の平面図、(b)は本実施の形態を説明するカム板の平面図、(c)は別の実施の形態を説明するカム板の平面図である。
【0052】
図7(b)において、カム板21N1は図6(図7では図示を省略したが、図6で説明した鏡胴のカム筒に設けられ、ズームレンズのズーム操作に従って、ズームレンズ光軸と平行な方向に移動する鏡胴の突起であるピン45等は図6がそのまま適用されるものとする)で説明した突起であるピン45の移動により、カム板21N1をズームレンズ鏡胴の光軸方向移動と直角ではない方向に移動させる案内の案内突堤43N及び直線のカム板駆動溝214Nにより、図示矢印方向に駆動される。
【0053】
カム板21N1はカム板駆動溝214Nにより駆動されるので、カム板21N1により占められる動きを含めた占有面積は、従来例のカム板21により占められる動きを含めた占有面積より小さくてすむ。即ち、従来例のカム板21は矩形であるが、本実施の形態のカム板21N1は菱形である。そしてカム板21N1は、従来のカム板21に対して角度θだけ傾斜して動くことになる。従って、カム溝211N,212Nにより動かされるファインダレンズは、前記傾斜角θによる動きが加算された動きとなる。従ってカム板21N1は、その分だけ小さくてすむことになるので動きを含めた占有面積は小さくてすむことになる。そこで、その小さくなった分だけ、他の部品、部材を配置可能となり、それだけカメラを小型化可能となる。
【0054】
図7(c)は、カム板駆動溝214Nの代わりにカム板ギヤ213Nをカム板21N2の端部に設け、図示せざる動力源により駆動されるギヤ341によりカム板21N2を駆動するものである。尚、図5で説明したギヤ341により駆動することも可能である。
【0055】
【発明の効果】
本発明により、カメラの大きさを大きくしないで、ズームファインダレンズを滑らかに、軽く、容易に駆動するファインダレンズ駆動機構が提供されることとなった。
【0056】
又、本実施の形態により、ズームファインダがけられることなく、しかも小型のカメラとなるファインダレンズ駆動機構が提供されることとなった。そして更に、本発明はズーム比が更に大きいズームレンズを使用する場合のズームファインダレンズ用として、容易に適用可能である。
【0057】
又、本実施の形態により、ズームレンズのズーム比を大きくするのにファインダレンズのカム板が大きくなることを防ぎ、カメラを更に小型化するためにファインダレンズのカム板を小型化するファインダレンズ駆動機構が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ズームファインダ光学系とカム板の説明図である。
【図2】 発明に関する従来のカメラの固定鏡胴の正面図である。
【図3】 本実施の形態に関する従来のカメラの主として鏡胴、ファインダの断面図である。
【図4】 発明に関する実施の形態を説明する固定鏡胴の正面図である。
【図5】 発明に関する実施の形態を説明する固定鏡胴周辺、ファインダ部の分解斜視図である。
【図6】 実施の形態を説明する鏡胴、ファインダの断面図及びカム板の平面図である。
【図7】 実施の形態を説明するカム板の平面図である。
【符号の説明】
1 ファインダレンズ駆動機構
11,12,13,14 ファインダレンズ
21,21N1,21N2 カム板
211,212 カム溝
213,213N カム板ギヤ
214,214N カム板駆動溝
4 固定鏡胴
401 鏡胴摺動面
4C1 カム筒
43,43N 案内突堤
44 直進溝
45 ピン
5 ズームレンズ光軸
B 偏芯量
H1,H2,H3,H4 高さ
L1 広角時の視野光
R1,R2 移動可能範囲
RA,RB カム板面半径

Claims (1)

  1. カメラの固定鏡胴に組み込まれたズームレンズ鏡胴の移動に伴って、ファインダレンズを移動させるカム板を有し、該カム板の動作領域に前記固定鏡胴の直進案内溝の切り欠き部が設けられているカメラのファインダレンズ駆動機構において、
    記カム板の形状をR面とし、該R面の曲率中心をズームレンズ光を挟むように前記カム板と反対側に偏芯させ、前記カム板の曲率半径を、前記固定鏡胴の外円周部の半径と前記曲率中心の前記ズームレンズ光軸からの偏芯量の和としたことを特徴とするカメラのファインダレンズ駆動機構。
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