JP3880376B2 - 撮影レンズユニットおよび電子カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒に撮影光学系及びアクチュエータ類を一体的に設けた撮影レンズユニットおよび当該撮影レンズユニットを備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子カメラは携帯性および使い勝手等の点から、薄型化が強く望まれている。このため電子カメラに搭載する撮影レンズユニットとして、例えば特開2001−75162号公報に示されているような、光軸折り曲げ式の撮影光学系を備えた撮影レンズユニットが提案されている。
【0003】
この光軸折り曲げ式の撮影光学系を備えた撮影レンズユニットは、カメラ本体の前面より第一の光軸に沿って入射した被写体からの光を、ミラーやプリズム等の反射部材により上記第一の光軸に対して略直交しカメラ本体の幅方向に延びる第二の光軸に沿って反射させ、撮像素子へ導くものである。この光軸折り曲げ式の撮影光学系を備えた撮影レンズユニットにおいては、撮影光学系の主要部分が第二の光軸に沿って配置されることにより、カメラ本体の厚み寸法が小さくなり、薄型化を図リ得るものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のものは、光軸折り曲げ式の撮影光学系を備えた撮影レンズユニットを含め、AFモータ等のアクチュエータ類の配置等に関しては、格別の配慮がなされていない。このためAFモータ等のアクチュエータ類の配置如何によっては、撮影レンズユニット自体が必ずしも薄型にならない場合もあった。
【0005】
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、下記のような利点を有する撮影レンズユニットおよび電子カメラを提供することにある。
【0006】
(a)アクチュエータ類その他のものをレンズ鏡筒に対してコンパクトに配置でき、装置の薄型化ないし小型化を図れる。
【0007】
(b)構成は簡単であり、容易に製作する事ができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の撮影レンズユニットおよび電子カメラは下記のような特徴ある構成を有している。なお下記以外の特徴ある構成については実施形態の中で明らかにする。
【0009】
(1)本発明の撮影レンズユニットは、
第一の光軸に沿って被写体から入射した光を、反射部材(プリズム等)により前記第一の光軸に対して略直交する第二の光軸に沿って反射させる折り曲げ光学系を有する撮影光学系を備えた撮影レンズユニットであって、光入射端を有するレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒の光入射端から入射した光に基づく被写体像を結像可能な如く設けられた少なくともズーム用レンズ群(2群レンズ)及びフォーカス用レンズ群(3群レンズ)を含む撮影レンズ群(1群レンズ〜3群レンズ)と、この撮影レンズ群(1群レンズ〜3群レンズ)により結像された被写体像を光電変換するように前記レンズ鏡筒に設けられた撮像素子と、この撮像素子の受光面前方における前記撮影レンズ群(1群レンズ〜3群レンズ)の光軸に沿って配置された光学部材(4群レンズ、ローパスフィルター)と、前記撮影レンズ群(1群レンズ〜3群レンズ)の中のズーム用レンズ群(2群レンズ)を駆動するためのズーム用アクチュエータ(ズームモータ)と、前記撮影レンズ群の中のフォーカス用レンズ群(3群レンズ)を駆動するためのフォーカス用アクチュエータ(AFモータ)とを備え、前記第一の光軸と前記第二の光軸とを含む平面を境として一方に存在する第一の領域内であって前記光学部材(4群レンズ、ローパスフィルター)の一方側の側方に、前記フォーカス用アクチュエータ(AFモータ)を収容可能な第一の空間が形成されるとともに、前記レンズ鏡筒の前部外方であって、且つ前記第一の領域内の前記反射部材に近接した位置に前記ズーム用アクチュエータ(ズームモータ)が配置され、前記ズーム用アクチュエータ(ズームモータ)と前記フォーカス用アクチュエータ(AFモータ)との間に、前記撮影レンズ群(1群レンズ〜3群レンズ)のうちの少なくとも一つのレンズが配置されていることを特徴としている。
【0010】
前記撮影レンズユニットにおいては、ズーム用アクチュエータ(ズームモータ)及び前記フォーカス用アクチュエータ(AFモータ)がレンズ鏡筒内に整然と配置されるので、レンズ鏡筒内のスペースが有効に活用され得る。
【0011】
(2)本発明の電子カメラは、前記(1)に記載の撮影レンズユニットを内蔵したことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1の(a)(b)は本発明の第1実施形態に係る電子カメラの概略的構成を示す図で、(a)は電子カメラの概要を示す略式外観図、(b)は撮影レンズユニットを裏蓋を取外して示す外観斜視図である。また図2は同実施形態に係る撮影レンズユニットをメイン機構Aとズーム機構Bと裏蓋Cとに分離して示す分解斜視図である。さらに図3の(a)(b)は同実施形態に係る撮影レンズユニットの主要部(図3の(a)はWIDE[広角]、図3の(b)はTELE[望遠]の状態を示す)を正面から見た断面図であり、図4は同実施形態に係る撮影レンズユニットの主要部を上面から見た略式断面図である。
【0013】
図1の(a)に示すように、電子カメラ本体1の内部には、撮影光学系105を有する撮影レンズユニット100と、ファインダ光学系205を有する光学ファインダユニット200とが、両者間に若干の間隙をもった状態で且つ一体的に結合されて収容されている。図示の如く上記撮影レンズユニット100と光学ファインダユニット200とは、カメラ正面から見てカメラ本体1の右側に配置されている。
【0014】
図1の(b)および図2に示すように、撮影レンズユニット100は、メイン機構Aの上にズーム機構Bを一体的に取付けたものとなっている。メイン機構Aは、光軸折り曲げ機構110と、この光軸折り曲げ機構110に光入射端側を連結させたレンズ鏡筒120とを有している。
【0015】
図3の(a)(b)および図4に示すように、光軸折り曲げ機構110は、撮影レンズ111およびプリズム112を保持部材113で保持し、且つレンズ鏡筒120に連結している。かくして撮影光学系105は、上記光軸折り曲げ機構110による折り曲げ光学系1PXを備えている。すなわち上記折り曲げ光学系1PXは、第一の光軸(入射光軸)011に沿って被写体から入射した光を、反射部材としてのプリズム112により上記第一の光軸011に対して略直角な第二の光軸012に沿って反射させる光学系であり、第一の光軸011に沿った折り曲げ前光学系1PAと、第二の光軸012に沿った折り曲げ後光学系1PBとからなっている。
【0016】
図3の(a)(b)および図4に示すように、レンズ鏡筒120の内部には、光入射端から入射した光に基づいて被写体像を結像可能な如く設けられた1群レンズ121、2群レンズ122(撮影用ズームレンズ)、3群レンズ123(フォーカス用レンズ)を含む撮影レンズ群が収容されている。この撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)により結像された被写体像は、レンズ鏡筒120の光軸終端部に配置された撮像素子126により光電変換される。この撮像素子126には入出力端子列173(173a,173b)が付設されている。本実施形態の撮影光学系105は、折り曲げ光学系1PXを有し、その光軸012の終端に撮像素子126が配置されたデジタルカメラ用光学系を構成している。上記撮像素子126の受光面前方における光軸012上には、4群レンズ124,ローパスフィルター125からなる光学部材130が配置されている。
【0017】
このように、撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123),光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125),撮像素子126等は、すべて前記第二の光軸012に沿って形成されている折り曲げ後光学系1PB内に配設されている。
【0018】
前記1群レンズ121〜3群レンズ123は、各群レンズ保持枠131〜133によってそれぞれ保持されている。また4群レンズ124,ローパスフィルター125からなる光学部材130は保持枠134で保持されている。これら保持枠のうち、2群レンズ保持枠132及び3群レンズ保持枠133は、一対のガイド軸171,172に案内されて前記光軸012の方向へ移動可能に設けられている。上記2群レンズ保持枠132の前面にはシャッタユニット160が搭載されている。また3群レンズ保持枠133の後面には当該3群レンズ保持枠133を駆動するための駆動源すなわちアクチュエータとしてのAF(オートフォーカス)モータ140が搭載されている。
【0019】
上記AFモータ140やシャッタユニット160を駆動するための駆動機構(不図示)などの駆動系に対して電力を供給可能な如く、厚み方向に屈曲可能な帯状のフレキシブルプリント基板150(151,152)が、レンズ鏡筒外からレンズ鏡筒内へ導入されている。導入された各フレキシブルプリント基板151,152の先端部位は、略同一部位で同方向にU字状に屈曲されたのち、2群レンズ保持枠132,3群レンズ保持枠133にそれぞれ固定され、所定の配線が施されている。すなわち上記プリント基板151の先端151aは、シャッタユニット160の駆動機構(不図示)に接続され、上記プリント基板152の先端152aは、AFモータ140に接続されている。
【0020】
図3の(a)(b)に示すように、前記光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)を保持している保持部材134の一方側(図中上方側)の外面と前記レンズ鏡筒120の内面との間には、前記AFモータ140を収容可能な空間SA1が形成されている。また上記保持部材134の他方側(図中下方側)の外面と前記レンズ鏡筒120の内面との間には、前記フレキシブルプリント基板151,152の屈曲により生じた撓み部151b,152bを収容可能な第二の空間SA2が形成されている。なおフレキシブルプリント基板151,152は屈曲により生じた撓み部151b,152bが、前記第二の空間SA2に対して重なり合った状態で収容されるものとなっている。
【0021】
前記第一の空間SA1および第二の空間SA2は、前記第一の光軸011と前記第二の光軸012とを含む平面を境として一方(図中上方)に存在する第一の領域E1および他方(図中下方)に存在する第二の領域E2にそれぞれ形成されている。
【0022】
レンズ保持枠133の一部には、当該レンズ保持枠133の動きに伴う上記フレキシブルプリント基板151,152の撓み部151b,152bの変動範囲を規制するための規制部材155が設けられている。
【0023】
図2に説明を戻す。ズーム機構Bは、メイン機構Aに対して着脱自在に結合可能なユニットとして別設されている。このズーム機構Bは第一のズームレンズ移動手段(180〜184,191)及びファインダ駆動手段(192,193)を備えている。
【0024】
上記第一のズームレンズ移動手段は、取付けフレーム181に装着された駆動源すなわちアクチュエータとしてのズームモータ180と、このズームモータ180の動力で回転動作するリードスクリュー182と、このリードスクリュー182により駆動され、光軸012と平行に設けられたガイド軸183に沿って摺動し、前記ズームレンズ122を駆動操作するための駆動部材191とを備えている。
【0025】
ファインダ駆動手段は、前記駆動部材191の移動に伴い前記ガイド軸183に沿って摺動するように設けられた摺動部材192と、この摺動部材192の上に突設された駆動力伝達子としての駆動ピン193とを備えている。摺動部材192は後述するようにスプリング184を介して2群レンズ保持枠132に連結される。このファインダ駆動手段に関しては、後で詳しく説明する。
【0026】
前記駆動部材191と、摺動部材192と、駆動ピン193とは、変位伝達用スライダー190を構成している。
【0027】
取付けフレーム181に設けてある取付孔185a,185bを介してメイン機構Aのねじ穴127a,127bに対してねじ止めすることで、ズーム機構Bはメイン機構Aと一体化される。
【0028】
裏蓋Cは、板状部材128に設けてある取付孔128bを通して、取り付けねじ128aをメイン機構Aのねじ穴127cにねじ止めすることで、メイン機構Aと一体化される。
【0029】
メイン機構Aとズーム機構Bとが一体化された状態においては、前記ズームモータ180は、前記AFモータ140と共に前記第一の領域E1内に配置される。そしてズームモータ180は、前記レンズ鏡筒120の前部外方であって、且つ前記第一の領域E1内に存在する前記プリズム112に近接して配置される。上記AFモータ140とズームモータ180との間には、前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)のうちの少なくとも一つのレンズが配置されている。
【0030】
図5の(a)(b)は本実施形態に係る撮影レンズユニット100のファインダ駆動手段(192,193)の構成を前記駆動部材191と共に示す図であり、(a)は主要部の側面図、(b)は(a)のb−b矢視断面図である。
【0031】
ファインダ駆動手段(192,193)は、前記第一のズームレンズ移動手段(180〜184,191)による前記撮影光学系105のズームレンズ122の動きに対し、後述する前記第二のズームレンズ移動手段(240,250,270)を連動させ、ファインダ光学系205のズームレンズ222を移動させる手段である。
【0032】
図5の(a)(b)に示すように、摺動部材192はL形部材の一方の部片の端縁部に円筒形をなす二つの脚部192a,192cを有している。上記二つの脚部192a,192cは、所定距離だけ離間して設けられており、前記駆動部材191の円筒形をなす脚部191aの両端を両側から挟み付けるような態様でガイド軸183に嵌め込まれている。上記脚部192a,192cは、ガイド軸183に対し、軸方向に摺動自在であると共に軸周り方向にも回動自在に嵌め込まれている。摺動部材192は、L形部材の他方の部片の略中央に回動範囲規制手段としての開口部192bを有している。上記開口部192bは駆動部材191の上部に形成されている突起191bに所定の遊びをもって嵌合している。
【0033】
摺動部材192の下部には突片192dが設けられている。この突片192dと、前記2群レンズ保持枠132に設けられている突片132aとの間には、付勢部材としての引っ張りばね184が張設されている。かくして前記摺動部材192は、引っ張りばね184の付勢力により、前記駆動部材191に対し圧接した状態で連結されている。
【0034】
したがって摺動部材192は、前記駆動部材191の動きに連動してガイド軸183に沿って前記光軸012方向へ移動すると共に、上記遊びに相当する角度だけガイド軸周りに回動可能となっている。かくして摺動部材192の上に突設されている駆動力伝達子としての駆動ピン193は、光軸012方向以外の特定方向(前記光軸に対して直交する方向)に対し、所定の角度範囲内で矢印M,Nで示す如く変位自在となている。
【0035】
図6の(a)(b)は本実施形態に係る撮影レンズユニット100と光学ファインダユニット200との対応関係を示す図で、(a)は撮影レンズユニット100と光学ファインダユニット200とを分離して示す斜視図であり、(b)はファインダ光学系205の概略的構成を示す略式平面図である。
【0036】
図6の(a)(b)に示すように、撮影レンズユニット100は、ケース101の内部に折り曲げ光学系1PXを含む撮影光学系105を有している。そして上記ケース101は、折り曲げ光学系1PXの入射光軸011(この入射光軸は前記カメラ本体1の厚み方向に一致している)に平行な方向の寸法L11が、上記入射光軸011と直角な方向(前記カメラ本体1の幅方向に一致している)の寸法L12より短い寸法に設定された外形形状(略直方体形状)を有している。
【0037】
また光学ファインダユニット200は、ケース201の内部に折り曲げ光学系2PXを含むファインダ光学系205を有している。そして上記ケース201は入射光軸021に平行な方向の寸法L21及び直角な方向の寸法L22が、前記撮影レンズユニット100における各寸法L11,L12に近似した外形形状を有している。
【0038】
光学ファインダユニット200は、撮影レンズユニット100の上面に若干の間隙を隔てて載置固定される。すなわち、撮影レンズユニット100のケース101の上面に突出している前記ファインダ取付け用ボス129a,129bに対し、ケース201の取付け部に設けた取付け孔202a,202bを通してねじ止めすることにより、光学ファインダユニット200は撮影レンズユニット100の上に固定される。このときファインダ光学系205の折り曲げ前光学系2PA及び折り曲げ後光学系2PBが、撮影光学系105の折り曲げ前光学系1PA及び折り曲げ後光学系1PBにそれぞれ隣接するように、光学ファインダユニット200は撮影レンズユニット100に対し一体的に結合される。本実施形態では撮影光学系105における折り曲げ前光学系1PAの光軸(入射光軸011)の真上に、ファインダ光学系205における折り曲げ前光学系2PAの光軸(入射光軸021)が位置するように配置されている。
【0039】
前記撮影レンズユニット100における撮影用ズームレンズ122を含むレンズ群106は、前記撮影光学系105の折り曲げ後光学系1PBに設けられている。また前記光学ファインダユニット200における観察用ズームレンズ222を含むレンズ群206は、前記ファインダ光学系205の折り曲げ前光学系2PAに設けられとしている。したがって前記撮影用ズームレンズ122の移動方向は、カメラ本体1の幅方向に平行な方向であり、前記観察用ズームレンズ222の移動方向は、カメラ本体1の厚み方向に平行な方向であり、両者は直角に交差している。
【0040】
上記撮影レンズユニット100と光学ファインダユニット200との組付け完了状態において、撮影レンズユニット100の上方に突出している前記駆動ピン193は、光学ファインダユニット200のケース底板に設けた開口部263を通して、光学ファインダユニット200内の第二のズームレンズ移動手段(後述する)に係合する。符号103は撮影レンズ窓、符号203はファインダ前窓、符号204はファインダ接眼窓である。
【0041】
図7は光学ファインダユニット200の構成を示す分解斜視図である。光学ファインダユニット200は、図の中央部位に示すユニット基体210を中心に構成されている。このユニット基体210は前記ファインダ光学系205を構成する光学部品220を収容可能なように、複数箇所で屈折を繰り返して蛇行する樋状の収容凹部212を有している。光学部品220は、後述する1群レンズ221(1-O),2群レンズ(観察用ズームレンズ)222(2T),3群レンズ223(3T),を含むファインダレンズ群206と、光軸折り曲げ機構224と、折り曲げ後光学系2PBを収容している鏡筒225とを備えている。収容凹部212の開口部は上蓋230で塞がれる。
【0042】
前記ユニット基体210の底板には、前記撮影レンズユニット100の光軸012に平行な直線状のスリット(貫通溝)からなる駆動ピンガイド部213が設けられている。この駆動ピンガイド部213は、図中下端部位に示されている撮影レンズユニット100側の駆動ピン193と係合して当該駆動ピン193の前記特定方向すなわち上記光軸012と直交する方向への位置規制を行ない、駆動ピン193が前記光軸012方向へのみ移動することを許容する。
【0043】
ユニット基体210の底板下面には、第二のズームレンズ移動手段としてのカムレバー240,250,および支軸270等がレバー押さえ板260で押さえ付けられた状態で設けられている。符号262はレバー押さえ板260を取付けるための係止片である。第二のズームレンズ移動手段(240,250,270)は、前記ガイド部213により動きを規制された前記駆動ピン193の移動に伴って、ファインダ光学系205における観察用ズームレンズ222等を当該ファインダ光学系の光軸021方向に移動させるものである。
【0044】
前記ズームレンズ移動手段を構成する薄板からなる複数(本実施形態では二つ)の駆動板としてのカムレバー240,250は、各基端部が軸支され、各先端部がそれぞれ回動可能な如く積層状態で装着されている。すなわちカムレバー240及び250に設けた軸孔241及び251は、ユニット基体210底板の設けた軸受211、レバー押さえ板260の軸受261で支持される支軸270によって共通に軸支されており、カムレバー240,250の各先端部がそれぞれ回動可能になっている。
【0045】
カムレバー240,250の略中央部位には、円弧状のスリットからなるカム部243,253が形成されている。前記駆動ピン193は、前記レバー押さえ板260の開口部263を通して上記カム部253,243を貫通し、更にその貫通端部が前記スリット状のガイド部213に貫通係合するように設けられている。
【0046】
かくして駆動ピン193が前記光軸012方向に移動するのに伴って、カムレバー240,250は各カム部243,253の形状にしたがって回動し、撮影光学系105の撮影用ズームレンズ122の移動量をファインダ光学系205の観察用ズームレンズ122の移動量に変換する。この変換された移動量は、カムレバー240,250の各先端に設けられた移動操作部242,252によって前記レンズ群206の2群レンズ(撮影用ズームレンズ)222及び3群レンズ223にそれぞれ伝えられる。この結果、少なくとも撮影用ズームレンズ122の移動変位が、変位伝達手段(190,240,250,270等)によって、前記観察用ズームレンズ222に伝達されることになる。
【0047】
図8及び図9は、カムレバー240,250とファインダ光学系205における観察用ズームレンズ222を含む複数(本実施形態では二つ)の移動レンズ222,223との関係を示す図である。なお図8は WIDE[広角]、図9は TELE[望遠]の状態を示している。
【0048】
図8及び図9において、二つの移動レンズ222,223は、付勢部材284により、矢印で示す如くファインダ光学系205の光軸021に沿って互いに離反する方向へ付勢されている。前記カムレバー240,250の各移動操作部242,252は、前記付勢力に抗して移動レンズ群222,223の位置を制御するように、当該移動レンズ222,223を保持しているレンズ移動枠282、283に当接している。
【0049】
前記各カムレバー240,250に設けられた各カム部243,253は、それぞれの貫通溝の両側面のうち、前記付勢力に抗する回動方向の一側面(カム部243においては図中右側面、カム部253においては図中左側面)をカム面、すなわちカム機能を発揮する上で有効な面としている。かくして駆動ピン193が光軸012の方向(図8,図9において上下方向)へ移動すると、その移動方向とは直角な方向へ移動レンズ222,223は移動するものとなる。
【0050】
上記貫通溝の各カム面とは反対側にある各他側面の中央部位には、前記駆動ピン193を挿入操作するための溝幅の広い領域、すなわち略半円状をなすピン挿入操作用の切欠部243a,253aがそれぞれ設けられている。上記略半円状をなす二つの切欠部243a及び253aは、半円の向きが互いに逆向きになっており、且つ支軸270を中心とする同一回動半径rの軌跡上に位置している。
【0051】
図10は上記略半円状をなすピン挿入操作用の切欠部243a,253aを利用して駆動ピン193をカム部243,253に挿入操作する手順を示す図である。まず図示の如く、各カムレバー240,250の回動位置を微調整することにより、略半円状をなす二つの切欠部243a,253aが単一の円孔となる位置を見出す。上記単一の円孔は、その直径が駆動ピン193の外径に比べて若干大き目となるように予め設定されている。そこで上記若干大き目の単一の円孔に対して駆動ピン193を挿入操作する。こうすることにより、各カム部243,253の貫通溝に対し駆動ピン193を極めて容易に挿通することができる。
【0052】
図11は駆動ピン193の移動量と移動レンズ222,223の移動量との関係を模式的に示す特性図である。図示の如く、駆動ピン193の移動量が増大するのに伴って、二つの移動レンズ222,223は、傾斜の異なる直線(実際には非リニアな曲線を描く)で示すように別々の移動変化率で移動していく。これにより撮影用ズームレンズ122の移動に連動して観察用ズームレンズ222を含む二つの移動レンズ222,223が、所定のズーム比となるように移動する事になる。
【0053】
ところで今、仮に、駆動ピン193が例えば組付け位置の誤差などにより、光軸012に沿った移動方向とは直角な特定方向へずれたとすると、ファインダ光学系205のズーム比などに狂いが生じる。例えば図示の如く、駆動ピン193が所定移動位置において特定方向へ+dだけずれたとする。そうすると二つの移動レンズ222,223の移動量が共に一定量+dづつ移動してしまうことになる。その結果、二つの移動レンズ222,223の移動変化率の相対的な関係が崩れてしまい、正規のズーム比を維持できなくなる。
【0054】
しかるに本実施形態では、前述したように、駆動ピン193自体は特定方向へ所定角度範囲で変位自在に設けられ、フリーな状態になっている。そしてこのフリーな状態になっている駆動ピン193が、前記ガイド部213によって、特定方向への位置規制を厳格に行なわれている。このため駆動ピン193の特定方向への位置ずれは生じず、上述したズーム比などに狂いが発生するおそれはない。
【0055】
(実施形態における特徴点)
[1]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、
光入射端を有するレンズ鏡筒120と、
このレンズ鏡筒120の前記光入射端から入射した光に基づく被写体像を結像可能な如く設けられた、撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)と、
この撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)により結像された被写体像を光電変換するように前記レンズ鏡筒120に設けられた撮像素子126と、
この撮像素子126の受光面前方における前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)の光軸に沿って配置された光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)と、
前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)の中の特定なレンズ(2群レンズ122,3群レンズ123)を保持し、当該撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)の光軸に沿って移動可能に設けられたレンズ保持枠(2群レンズ枠132,3群レンズ枠133)と、
前記レンズ保持枠(3群レンズ枠133)に搭載され、当該レンズ保持枠(3群レンズ枠133)を移動制御するアクチュエータ(AFモータ140)とを備え、
前記光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)の一方側の外面と前記レンズ鏡筒120の内面との間に、前記アクチュエータ(AFモータ140)を収容可能な空間SA1が形成されていることを特徴としている。
【0056】
上記撮影レンズユニット100においては、光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)の一方側の外面とレンズ鏡筒120の内面との間に形成された空間SA1が、アクチュエータ(AFモータ140)を収容するためのスペースとして活用される。したがってレンズ鏡筒120内のスペースの有効利用が図られ、ユニットの小型化ないし薄型化に寄与できる。
【0057】
[2]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、前記[1]に記載の撮影レンズユニットであって、
前記アクチュエータ(AFモータ140)を含む駆動系に対して電力を供給可能な如く設けられ、厚み方向に屈曲可能な帯状のフレキシブルプリント基板150を更に備え、
前記光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)の一方側の外面と前記レンズ鏡筒120の内面との間に、前記アクチュエータ(AFモータ140)を収容可能な第一の空間SA1が形成され、
前記光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)の他方側の外面と前記レンズ鏡筒120の内面との間に、前記フレキシブルプリント基板150の屈曲により生じた撓み部を収容可能な第二の空間SA2が形成されていることを特徴としている。
【0058】
上記撮影レンズユニット100においては、光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)の両側外面とレンズ鏡筒120の内面との間にそれぞれ形成された第一,第二の空間SA1,SA2が、アクチュエータ(AFモータ140)およびフレキシブルプリント基板150の撓み部をそれぞれ収容するためのスペースとして活用される。したがってレンズ鏡筒120内のスペースの更なる有効利用が図られ、撮影レンズユニット100の一層の小型化ないし薄型化をはかり得る。
【0059】
[3]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、前記[1]又は[2]に記載の撮影レンズユニットであって、
第一の光軸011に沿って被写体から入射した光を、反射部材(プリズム112等)により上記第一の光軸011に対して略直交する第二の光軸O2に沿って反射させる折り曲げ光学系1PXを有する撮影光学系105を更に備え、
前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123),前記光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125),及び前記撮像素子126は、前記第二の光軸012に沿って設けられていることを特徴としている。
【0060】
上記撮影レンズユニット100においては、前記[1]または[2]と同様の効果が、折り曲げ光学系1PXを有する撮影光学系105を備えた撮影レンズユニットにおいて得られる。
【0061】
[4]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、前記[2]に記載の撮影レンズユニットであって、
第一の光軸O1に沿って被写体から入射した光を、反射部材(プリズム112等)により上記第一の光軸011に対して略直交する第二の光軸012に沿って反射させる折り曲げ光学系1PXを有する撮影光学系105を更に備え、
前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123),前記光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125),及び前記撮像素子126は、前記第二の光軸012に沿って設けられ、
前記第一の空間SA1および第二の空間SA2は、前記第一の光軸O1と前記第二の光軸O2とを含む平面を境として一方に存在する第一の領域E1および他方に存在する第二の領域E2にそれぞれ形成されていることを特徴としている。
【0062】
上記撮影レンズユニット100においては、前記[2]と同様の効果が、折り曲げ光学系1PXを有する撮影光学系を備えた撮影レンズユニット100において、より一層確実に得られる。したがって電子カメラに適用した場合において、カメラ本体1のコンパクト化が、より確実に実現可能となる。
【0063】
[5]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、前記[2]又は[4]に記載の撮影レンズユニットであって、
前記フレキシブルプリント基板150は、複数のプリント基板151,152〜からなり、且つ各プリント基板151,152〜は略同一部位で同方向に屈曲され、屈曲により生じた撓み部150aが、前記第二の空間SA2に対して重なり合った状態で収容可能となっていることを特徴としている。
【0064】
上記撮影レンズユニット100においては、複数のフレキシブルプリント基板151,152〜が屈曲されることにより生じた撓み部150aが、第二の空間SA2内に一括して収容される。このため、複数のフレキシブルプリント基板151,152〜がそれぞれ個別に収容される場合に比べると、鏡筒内のスペースの有効利用が確実にはかられ、撮影レンズユニット100の小型化,薄型化が実現可能である。
【0065】
[6]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、前記[2]又は[4]又は[5]に記載の撮影レンズユニットであって、
前記フレキシブルプリント基板150の一端部が、前記レンズ保持枠133の所定位置に固定されており、当該レンズ保持枠133の一部に、当該レンズ保持枠133の動きに伴う上記フレキシブルプリント基板150の撓み部150aの変動範囲を規制するための規制部材155が設けられていることを特徴としている。
【0066】
上記撮影レンズユニット100においては、レンズ保持枠133の移動に伴ってフレキシブルプリント基板150の撓み方が大きく変化しても、規制部材155によって上記フレキシブルプリント基板150の撓み部150aの変動範囲が一定範囲内に規制される。このため上記フレキシブルプリント基板150の一部が撮影光学系の光路内に侵入して当該光路を遮る等のおそれがない。
【0067】
[7]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、
第一の光軸011に沿って被写体から入射した光を、反射部材(プリズム112等)により上記第一の光軸011に対して略直交する第二の光軸012に沿って反射させる折り曲げ光学系1PXを有する撮影光学系105を備えた撮影レンズユニット100であって、、
光入射端を有するレンズ鏡筒120と、
このレンズ鏡筒120の光入射端から入射した光に基づく被写体像を結像可能な如く設けられた少なくともズーム用レンズ群(2群レンズ122)及びフォーカス用レンズ群(3群レンズ123)を含む撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)と、
この撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)により結像された被写体像を光電変換するように前記レンズ鏡筒120に設けられた撮像素子126と、
この撮像素子126の受光面前方における前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)の光軸012に沿って配置された光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)と、
前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)の中のズーム用レンズ群(2群レンズ122)を駆動するためのズーム用アクチュエータ(ズームモータ180)と、
前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)の中のフォーカス用レンズ群(3群レンズ123)を駆動するためのフォーカス用アクチュエータ(AFモータ140)とを備え、
前記光学部材130(4群レンズ124,ローパスフィルター125)の一方側の外面と前記レンズ鏡筒120の内面との間に、前記フォーカス用アクチュエータ(AFモータ140)を収容可能な空間が形成されていることを特徴としている。
【0068】
[8]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、前記[7]に記載の撮影レンズユニットであって、
前記ズーム用アクチュエータ(ズームモータ180)及び前記フォーカス用アクチュエータ(AFモータ140)は、いずれも前記第一の光軸011と前記第二の光軸012とを含む平面を境として一方に存在する第一の領域E1内に配置され、前記ズーム用アクチュエータ(ズームモータ180)と前記フォーカス用アクチュエータ(AFモータ140)との間に、前記撮影レンズ群(1群レンズ121〜3群レンズ123)のうちの少なくとも一つのレンズが配置されていることを特徴としている。
【0069】
上記撮影レンズユニット100においては、ズーム用アクチュエータ(ズームモータ)及び前記フォーカス用アクチュエータ(AFモータ140)がレンズ鏡筒120内に整然と配置されるので、レンズ鏡筒120内のスペースが有効に活用され得る。
【0070】
[9]実施形態に示された撮影レンズユニット100は、前記[8]に記載の撮影レンズユニットであって、
前記ズーム用アクチュエータ(ズームモータ180)は、前記レンズ鏡筒120の前部外方であって、且つ前記第一の領域E1内の前記反射部材(プリズム112等)に近接した位置に配置されていることを特徴としている。
【0071】
上記撮影レンズユニット100においては、第二の光軸方向の寸法を小さくでき、小型化が図れる。
【0072】
[10]実施形態に示された電子カメラは、
前記[1]ないし[9]のいずれか一つに記載の撮影レンズユニット100を内蔵したことを特徴としている。
【0073】
(変形例)
実施形態に示された撮影レンズユニットおよび電子カメラは、下記の変形例を含んでいる。
【0074】
・折り曲げ光学系の反射部材としてミラーを用いたもの。
・カム面がカムレバーの一端縁に沿って設けられたカム部を有するもの。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、下記のような作用効果を有する撮影レンズユニットおよび電子カメラを提供できる。
【0076】
(a)ズーム用アクチュエータ及びフォーカス用アクチュエータが整然と配置されるのでレンズ鏡筒のスペースが有効に活用される。したがってアクチュエータ類をレンズ鏡筒に対してコンパクトに配置でき、装置の薄型化ないし小型化を図れる。
【0077】
(b)構成は簡単であり、容易に製作する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子カメラの概略的構成を示す図で、(a)は電子カメラの概要を示す略式外観図、(b)は撮影レンズユニットを裏蓋を取外して示す外観斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る撮影レンズユニットをメイン機構とズーム機構と裏蓋とに分離して示す分解斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る撮影レンズユニットの主要部を正面から見た断面図で、(a)はWIDE[広角]状態、(b)はTELE[望遠]状態を示す図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る撮影レンズユニットの主要部を上面から見た略式断面図。
【図5】本発明の第1実施形態に係る撮影レンズユニットのファインダ駆動手段の構成を駆動部材と共に示す図、(a)は主要部の側面図、(b)は(a)のb−b矢視断面図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る撮影レンズユニットと光学ファインダユニットとの対応関係を示す図で、(a)は撮影レンズユニットと光学ファインダユニットとを分離して示す斜視図、(b)はファインダ光学系の概略的構成を示す略式平面図。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る光学ファインダユニットの構成を示す分解斜視図。
【図8】本発明の第1実施形態に係るカムレバーと、ファインダ光学系における観察用ズームレンズを含む複数の移動レンズとの関係(WIDE[広角]状態)を示す図。
【図9】本発明の第1実施形態に係るカムレバーと、ファインダ光学系における観察用ズームレンズを含む複数の移動レンズとの関係(TELE[望遠]状態)を示す図。
【図10】本発明の第1実施形態に係るピン挿入操作用の切欠部を利用して、駆動ピンをカム部に挿入操作する手順を示す図。
【図11】本発明の第1実施形態に係る駆動ピンの移動量と移動レンズの移動量との関係を模式的に示す特性図。
【符号の説明】
1…カメラ本体 100…撮影レンズユニット
105…撮影光学系
110,224…光軸折り曲げ機構
1PX,2PX…折り曲げ光学系
1PA,2PA…折り曲げ前光学系
1PB,2PB…折り曲げ後光学系
011,021…第一の光軸(入射光軸)
012,022…第二の光軸
120…レンズ鏡筒
121〜123…1群レンズ〜3群レンズ
125…ローパスフィルター
126…撮像素子
130…光学部材 134…保持枠
131〜133…1群〜3群レンズ保持枠
140…AFモータ 155…規制部材
150(151,152)…フレキシブルプリント基板
160…シャッタユニット
180…ズームモータ
190…変位伝達用スライダー
191…駆動部材 192…摺動部材
193…駆動ピン
200…光学ファインダユニット
205…ファインダ光学系
221〜223…1群レンズ〜3群レンズ
282,283…2群,3群レンズ保持枠
240,250…カムレバー
243,253…カム部(スリット)
243a,253a…ピン挿入操作用の切欠部
270…支軸

Claims (4)

  1. 第一の光軸に沿って被写体から入射した光を、反射部材により前記第一の光軸に対して略直交する第二の光軸に沿って反射させる折り曲げ光学系を有する撮影光学系を備えた撮影レンズユニットであって、
    光入射端を有するレンズ鏡筒と、
    このレンズ鏡筒の光入射端から入射した光に基づく被写体像を結像可能な如く設けられた少なくともズーム用レンズ群及びフォーカス用レンズ群を含む撮影レンズ群と、
    この撮影レンズ群により結像された被写体像を光電変換するように前記レンズ鏡筒に設けられた撮像素子と、
    この撮像素子の受光面前方における前記撮影レンズ群の光軸に沿って配置された光学部材と、
    前記撮影レンズ群の中のズーム用レンズ群を駆動するためのズーム用アクチュエータと、
    前記撮影レンズ群の中のフォーカス用レンズ群を駆動するためのフォーカス用アクチュエータとを備え、
    前記第一の光軸と前記第二の光軸とを含む平面を境として一方に存在する第一の領域内であって前記光学部材の一方側の側方に、前記フォーカス用アクチュエータを収容可能な第一の空間が形成されるとともに、前記レンズ鏡筒の前部外方であって、且つ前記第一の領域内の前記反射部材に近接した位置に前記ズーム用アクチュエータが配置され、前記ズーム用アクチュエータと前記フォーカス用アクチュエータとの間に、前記撮影レンズ群のうちの少なくとも一つのレンズが配置されていることを特徴とする撮影レンズユニット。
  2. 前記フォーカス用アクチュエータを含む駆動系に対して電力を供給可能な如くに設けられ、厚み方向に屈曲可能な帯状のフレキシブルプリント基板を更に備え、
    前記光学部材の他方側の外面と前記レンズ鏡筒の内面との間に、前記フレキシブルプリント基板の屈曲により生じた撓み部を収容可能な第二の空間が形成されており、この第二の空間は、前記第一の光軸と前記第二の光軸とを含む平面を境として他方に存在する第二の領域内にあることを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズユニット。
  3. 前記フレキシブルプリント基板は、複数のプリント基板からなり、且つ各プリント基板は略同一部位で同方向に屈曲され、屈曲により生じた撓み部が、前記第二の空間に対して重なり合った状態で収納可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の撮影レンズユニット。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一つに記載の撮影レンズユニットを内蔵したことを特徴とする電子カメラ。
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