JP6980735B2 - 光学機器 - Google Patents

光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6980735B2
JP6980735B2 JP2019190710A JP2019190710A JP6980735B2 JP 6980735 B2 JP6980735 B2 JP 6980735B2 JP 2019190710 A JP2019190710 A JP 2019190710A JP 2019190710 A JP2019190710 A JP 2019190710A JP 6980735 B2 JP6980735 B2 JP 6980735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis direction
movable member
optical axis
lens
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019190710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021067720A5 (ja
JP2021067720A (ja
Inventor
邦彦 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019190710A priority Critical patent/JP6980735B2/ja
Priority to US17/070,094 priority patent/US20210116672A1/en
Publication of JP2021067720A publication Critical patent/JP2021067720A/ja
Publication of JP2021067720A5 publication Critical patent/JP2021067720A5/ja
Priority to JP2021186139A priority patent/JP7336500B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6980735B2 publication Critical patent/JP6980735B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/09Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted for automatic focusing or varying magnification
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/146Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having more than five groups
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/146Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having more than five groups
    • G02B15/1461Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having more than five groups the first group being positive

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

本発明は、光学素子を駆動可能な光学機器に関する。
モータ等の駆動手段を用いてレンズ等の光学素子を光軸方向に駆動する光学機器として、モータによりレンズをベース部材に対して駆動できるとともに、ベース部材をユーザ操作によるカムリングの回転によって光軸方向に駆動できるレンズ駆動アシスト構成を有するものがある。このレンズ駆動アシスト構成によれば、レンズを、ベース部材の駆動量(ベース駆動量)とベース部材に対するレンズの駆動量(モータ駆動量)との合計駆動量だけ駆動することができる。
また、特許文献1には、変倍レンズの移動に伴うピント変動を補正するために、電子カムデータを用いてモータを制御してフォーカスレンズを移動させる技術が開示されている。電子カムデータは、被写体距離ごとに変倍レンズの位置(ズーム位置)に対して合焦状態が得られるフォーカスレンズの位置(フォーカス合焦位置)を示すデータである。
特開2014−16513号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電子カムデータのように、一般に、ズーム位置が広角端であるときの無限遠距離に対するフォーカス合焦位置とズーム位置が望遠端であるときの至近距離に対するフォーカス合焦位置との差が大きい。このような電子カムデータに従ってフォーカスレンズを上述したレンズ駆動アシスト構成により駆動する場合に、ワイド端とテレ端間のベース駆動量(カムリフト)は被写体距離に関係なく一定であるので、フォーカスレンズのモータ駆動量を大きくする必要がある。この結果、光学機器が大型化する。
本発明は、レンズのモータ駆動量の増加を抑えつつ、レンズの全駆動可能量を大きく確保できるようにした光学機器を提供する。
本発明の一側面としての光学機器は、光軸方向に移動可能な第1の可動部材と、光学素子を保持し、第1の可動部材に対して光軸方向に移動可能な保持部材と、第1の可動部材により保持され、保持部材を光軸方向にガイドするガイド部材と、第1の可動部材とは独立に光軸方向に移動可能な第2の可動部材と、保持部材を光軸方向に駆動する駆動手段とを有する。駆動手段は、第2の可動部材により、該第2の可動部材に対する光軸方向での変位が制限されるように保持されることを特徴とする。
本発明によれば、光学素子の駆動手段による駆動量の増加を抑えつつ、光学素子の全駆動能量を大きく確保することができる。
本発明の実施例である交換レンズにおける第6レンズ合焦位置を示す図。 実施例の交換レンズの広角端での構成を示す断面図。 実施例の交換レンズの望遠端での構成を示す断面図。 実施例の交換レンズにおける後群ユニットの分解斜視図。 実施例における後群ユニットの断面図。 実施例における第6レンズ合焦位置を示す別の図。 実施例における後群ベースと7群ベースの位置とこれらの差分を示す図。 実施例における後群ユニットを前側から見た図。 図8中の一部の拡大図。 実施例における後群ユニットの斜視図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図2および図3は、本発明の実施例1である光学機器(レンズ装置)としての交換レンズ100の構成を示している。図2は広角端にある交換レンズ100を光軸に平行に切断したときの断面を示し、図3は望遠端にある交換レンズ100を光軸に平行に切断したときの断面を示している。図4は、交換レンズ100における後群ユニットを分解して示している。
交換レンズ100は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を備えた不図示の撮像装置としてのカメラ本体に着脱可能に装着される。交換レンズ100は、被写体側(前側)から順に配置された第1〜第7レンズ群L1〜L7により構成される撮像光学系を有する。撮像光学系は、不図示の被写体からの光を結像させてカメラ本体内の撮像素子上に被写体像を形成する。第4レンズ群L4としてのフローティングレンズ群と第6レンズ群L6としてのフォーカスレンズ群とが光軸方向に移動することでフォーカシング(焦点調節)が行われ、第1〜第7レンズ群L1〜L7が光軸方向に移動することでズーミング(変倍)が行われる。なお、本実施例では交換レンズについて説明するが、光学機器はレンズ一体型撮像装置であってよい。
レンズマウント111は、カメラ本体に着脱可能に装着するためのバヨネット部を有し、後側固定筒112に対して外装筒113を介してビスで固定されている。外装筒113は、レンズマウント111と後側固定筒112との間に挟み込まれて固定されている。前側固定筒115は、後側固定筒112に対してビスで固定されている。前側固定筒115には、不図示のズーム指標や操作スイッチが取り付けられている。案内筒116は、後側固定筒112に対してビスで固定されている。
案内筒116には、各レンズ群を光軸方向にガイドする直進溝部が形成されている。また案内筒116にはカム溝部が備えられており、該カム溝部にはカム筒117にビスで固定された不図示のカムフォロワが係合している。これにより、カム筒117は、ズーミングに際して光軸回りで回転しながら光軸方向に移動(直進)する。カム筒117には、ズーミングに際して移動する各レンズ群を直進させるカム溝部が複数形成されている。
ズーム操作筒118は、案内筒116と径嵌合し、かつバヨネット係合することにより光軸回りで回転可能に保持されている。ユーザのマニュアルズーム操作によるズーム操作筒118の回転は、該ズーム操作筒118に形成されたカム溝部と直進筒122の外側に設けられたカムフォロワと案内筒116の直進溝部の直進ガイド作用によって、直進筒122を直進させる。直進筒122のカムフォロワは、カム筒117のカム溝部にも係合しており、これにより直進筒122が直進するとカム筒117が光軸回りで回転する。このとき、案内筒116に対して回転可能かつ直進可能なカム筒117は、直進筒122の直進によって回転しながら直進する。
カム筒117が案内筒116に対して回転および直進すると、後述する後群ユニットにおける光軸を中心とした周方向3箇所に設けられた後群コロ123と後述する7群ユニットの周方向3箇所に設けられた7群コロ124が案内筒116の直進溝部とカム筒117のカム溝部に係合していることで、後群ユニットと7群ユニットがそれぞれ別々に光軸方向に駆動される。
このように本実施例の交換レンズ100では、ズーム操作筒118の回転によって、直進筒122が直進し(後述するように直進筒122に固定された第1レンズ群L1が光軸方向に移動し)、カム筒117が回転および直進することにより第2〜第7レンズ群L2〜L7が光軸方向に移動するという構成を有する。
第1レンズ保持枠101は、第1レンズ群L1を保持し、直進筒122にビスにより固定されている。第1レンズ押え環125は、その内周部に雌ネジが形成されており、直進筒122の外周部に形成された雄ネジと螺合することで固定される。第1レンズ押え環125は、第1レンズ群L1を固定する役割を有する。
直進筒122の外周部にはフード取り付け用のバヨネット爪が形成され、内周部にはフィルター等のアクセサリ装着用のネジが形成されている。
第2レンズ保持枠102は、第2レンズ群L2を保持し、防振ユニット108の一部を構成している。防振ユニット108は、第2レンズ保持枠102を光軸に直交する方向(以下、シフト方向という)に移動可能に保持しており、マグネットとコイルにより構成されるシフトアクチュエータによって第2レンズ保持枠102をシフト方向に駆動することで像振れを低減する。防振ユニット108は、コロを介して案内筒116に吊られるかたちで保持されている。
第3レンズ保持枠103は、第3レンズ群L3を保持し、第3レンズ保持枠103の周方向3箇所に配置された3つのカムフォロワ(図5中の129)を介して後群ベース126によって保持されている。後群ベース126は、後述する固定筒(112,115)および案内筒116に対して光軸方向に移動可能であり、第1の可動部材に相当する。
第3レンズ保持枠103は、後群ベース126がズーミングに際して直進することによって光軸方向に移動する。また第3レンズ保持枠103は、複数の絞り羽根とこれらを開閉駆動する絞りアクチュエータとにより構成される電磁絞りユニット110を保持している。
第1の保持部材としての第4レンズ保持枠104は、光学素子としての第4レンズ群L4を保持し、後群ベース126と該後群ベース126に固定された第1の後群カバー127により前端と後端が保持された第1のガイド部材としてのガイドバー153によって直進ガイドされる。第4レンズ群L4(第4レンズ保持枠104)は、後群ベース126がズーミングに際して光軸方向に移動することで同方向に移動するとともに、後群ベース126に対して第1の駆動手段(第1のアクチュエータ)としての第4レンズ駆動モータユニット151によって光軸方向に駆動されることで移動する。
第4レンズ保持枠104は、光軸方向での位置を検出するためのスケールを備えている。またスケールに対向する光学センサが、後群ベース126にフレキシブルプリント基板(FPC)を介して固定されている。スケールと光学センサにより位置検出手段が構成される。第3の保持部材としての第5レンズ保持枠105は、光学素子としての第5レンズ群L5を保持し、第5レンズ保持枠105の周方向3箇所に固定された3つのカムフォロワ(保持部)159を介して後群ベース126により保持されている。第5レンズ保持枠105は、後群ベース126がズーミングに際して直進することによって光軸方向に移動する。
第2の保持部材としての第6レンズ保持枠106は、光学素子としての第6レンズ群L6を保持し、後群ベース126と第1の後群カバー127により前端と後端が保持された第2のガイド部材としてのガイドバー155によって直進ガイドされる。
モータユニット駆動ベース135は、後群ベース126に対して光軸方向に移動可能に取り付けられており、7群ベース109と光軸方向においてのみ一体となるようにバヨネット係合している。モータユニット駆動ベース135および7群ベース109は、後群ベース126とは独立に(別に)光軸方向に移動可能な第2の可動部材に相当する。7群ベース109に取り付けられた7群ばね136の付勢力は、7群ベース109とモータユニット駆動ベース135との間の光軸方向のガタを除去する。
第6レンズ保持枠106は、第2の駆動手段(第2のアクチュエータ)としての第6レンズ駆動モータユニット152によってモータユニット駆動ベース135に対して光軸方向に駆動される。
第7レンズ保持枠107は、第7レンズ群L7を保持し、7群ベース109に螺合して固定されている。第7レンズ保持枠107は、ズーミングに際して、7群ベース109に設けられた3つのカムフォロワによって7群ベース109と共に光軸方向に駆動される。7群ベース109と第7レンズ保持枠107により7群ユニットが構成される。
本実施例では、第4レンズ駆動モータユニット151と第6レンズ駆動モータユニット152として、圧電素子を用いた振動型リニアモータを用いている。振動型リニアモータは、モータ固定子130と、圧電素子により振動が励起されてモータ固定子130に対して光軸方向に移動するモータ可動子131と、該モータ可動子131とともに光軸方向に移動するモータ出力部とにより構成されている。第4レンズ駆動モータユニット151と第6レンズ駆動モータユニット152のモータ固定子130は、モータユニット駆動ベース135に固定されている。モータユニット駆動ベース135は、前述したように第2の可動部材に相当すると同時に、後群ベース126とともに、第4レンズ駆動モータユニット151と第6レンズ駆動モータユニット152を保持するベース部材を構成する。
第4レンズ駆動モータユニット151と第6レンズ駆動モータユニット152のモータ出力部にはそれぞれ、後群ユニットを分解して示す図4および前側から見た後群ユニットを示す図8に示すように、該モータ出力部からの駆動力を第4レンズ保持枠104または第6レンズ保持枠106に伝達する駆動伝達部材であるアーム132が係合している。これにより、第4レンズ駆動モータユニット151と第6レンズ駆動モータユニット152による第4レンズ保持部材104と第6レンズ保持部材106の光軸方向への駆動が可能となる。ただし、図4および図には第6レンズ保持枠106に対して設けられたアーム132のみを示している。
なお、第4レンズ駆動モータユニット151と第6レンズ駆動モータユニット152として、ステッピングモータを用い、モータ出力部に設けられたリードスクリューにアームを係合させる構成であってもよい。ステッピングモータを使用する場合は、位置検出手段を廃してオープン駆動制御することも可能である。
ズーム操作筒118には、案内筒116に固定された不図示のズーム位置検出手段である抵抗式リニアセンサ(ポテンショメータ)134の可動子を保持する溝部が設けられている。ズーム操作筒118の回転量に応じて抵抗式リニアセンサ134の出力が変化することで、ズーム位置を検出することが可能である。
フォーカス操作筒114は、前側固定筒115の外周において光軸方向定位置で回転できるように前側固定筒115と後側固定筒112により挟持されている。フォーカス操作筒114の回転量と方向は、前側固定筒115に設けられた光検出素子と、該光検出素子に対向するようにフォーカス操作筒114の内周部に設けられた明暗スケールとによって検出される。
多目的操作筒121は、後側固定筒112の外周において光軸方向定位置で回転できるように後側固定筒112と外装筒113により挟持されている。多目的操作筒121の回転量と方向は、後側固定筒112に設けられた光検出素子と、該光検出素子に対向するように多目的操作筒121の内周部に設けられた明暗スケールによって検出される。また、多目的操作筒121と後側固定筒112には、ユーザ操作に対してクリック感を与えるための複数の溝部、該溝部にばねにより付勢されたクリックピンとからなるクリック機構を有している。
制御手段としてのレンズ制御部(制御基板)119は、フォーカス駆動制御、絞り駆動制御および防振制御等、交換レンズ100の動作全体を制御する。レンズ制御部119は、ズーミングが行われる際に、該ズーミングにより変動するピント位置と諸収差量が一定値以下に保たれるように第4レンズ群L4と第6レンズ群L6の移動(つまりは第4レンズ駆動モータユニット151と第6レンズ駆動モータユニット152の駆動)を制御する。レンズ制御部119は、後側固定筒112にビスにより固定されている。
次に、図4および図5を用いて、後群ユニットのより詳しい構成について説明する。図4は前述したように分解された後群ユニットを示している。図5は後群ユニットの光軸に沿った断面を示している。ズーミングに際して直進する後群ベース126には、第3から第6レンズ群L3〜L6が保持される。ただし、図4および図5には第4から第6レンズ群L4〜L6のみを示している。
前述したように、第4レンズ保持枠104が保持する第4レンズ群L4はフローティング群であり、第4レンズ駆動モータユニット151によって光軸方向に駆動される。第4レンズ保持枠104のスリーブ部104aはその前後2箇所においてガイドバー153に光軸方向に移動可能に係合(嵌合)しており、これにより第4レンズ保持枠104の光軸に直交する方向での位置ずれと光軸に対する倒れが阻止されている。また第4レンズ保持枠104のU溝部104bは、第1の回転止め部材としての回転止めバー154に光軸方向に移動可能に係合している。回転止めバー154の前端は後群ベース126によって保持され、後端は後群ベース126に固定された第2の後群カバー128によって保持されている。
第4レンズ駆動モータユニット151のモータ出力部には、第4レンズ保持枠104に回転可能に取り付けられた前述したアーム132が、その回転中心軸回りに配置されたねじりコイルばねであるアーム付勢ばね(付勢手段)133の付勢力によって付勢されて係合している。これにより、アーム132のモータ出力部に対する係合ガタが除去される。またアーム付勢ばね133の付勢力は、第4レンズ保持枠104にこれをガイドバー153回りで回転する方向に付勢し、溝部104bを回転止めバー154に当接させる。これにより、第4レンズ保持枠104の回転ガタが除去される。
第4レンズ保持枠104の後群ベース126に対する光軸方向での位置は、第4レンズ保持枠104に固定された不図示のスケールを後群ベース126に固定された第1の位置検出手段としての第4レンズ位置センサ157によって読み取ることで検出される。なお、第4レンズ位置センサ157は、後群ベース126と第4レンズ保持枠104のうち少なくとも一方に設けられていればよい。
前述したように、第5レンズ保持枠105は、その周方向の3箇所に設けられたフォロワ取り付け部105aに固定された3つのカムフォロワ159を介して後群ベース126により保持される。
また前述したように、第6レンズ保持枠106が保持する第6レンズ群L6はフォーカス群であり、第6レンズ駆動モータユニット152によって光軸方向に駆動される。第6レンズ保持枠106のスリーブ部106aはその前後2箇所においてガイドバー155に光軸方向に移動可能に係合(嵌合)しており、これにより第6レンズ保持枠106の光軸に直交する方向での位置ずれと光軸に対する倒れが阻止されている。また第6レンズ保持枠106のU溝部106bが第2の回転止め部材としての回転止めバー156に光軸方向に移動可能に係合している。回転止めバー156の前端は後群ベース126によって保持され、後端は第2の後群カバー128によって保持されている。
第6レンズ駆動モータユニット152のモータ出力部には、第6レンズ保持枠106に回転可能に取り付けられた前述したアーム132が、その回転中心軸回りに配置されたねじりアーム付勢ばね133の付勢力によって付勢されて係合している。これにより、アーム132のモータ出力部に対する係合ガタが除去される。またアーム付勢ばね133の付勢力は、第6レンズ保持枠106にこれをガイドバー155回りで回転する方向に付勢し、U溝部106bを回転止めバー156に当接させる。これにより、第6レンズ保持枠106の回転ガタが除去される。
第6レンズ保持枠106の後群ベース126に対する光軸方向での位置は、後群ベース126に対するモータユニット駆動ベース135の位置と、モータユニット駆動ベース135に対する第6レンズ駆動モータユニット152のモータ可動子131の光軸方向での位置とにより決定される。第6レンズ保持枠106の後群ベース126に対する光軸方向での位置は、第6レンズ保持枠106に固定された不図示のスケールを後群ベース126に固定された第2の位置検出手段としての第6レンズ位置センサ158により読み取ることで検出される。なお、第6レンズ位置センサ158は、後群ベース126と第6レンズ保持枠106のうち少なくとも一方に設けられていればよい。
次に、フォーカス群である第6レンズ群L6のズーミング時における駆動制御とこれに用いられるデータについて説明する。以下、第6レンズ群L6およびこれを駆動する第6レンズ駆動モータユニット152について説明するが、第4レンズ群L4およびこれを駆動する第4レンズ駆動モータユニット151についても同様である。
図6は、焦点距離(ズーム位置)に対する第6レンズ保持枠106の合焦位置(以下、第6レンズ合焦位置という)を示している。第6レンズ位置センサ158は後群ベース126に固定されてズーミング時に後群ユニットとともに固定筒112,115に対して光軸方向に移動する。このため図6は、固定筒112,115に対する(固定筒基準の)第6レンズ合焦位置ではなく、第6レンズ位置センサ158により検出される(位置センサ基準または後群ユニット基準の)第6レンズ合焦位置を示す。
図6において、横軸は焦点距離(ズーム位置)であり、広角端から望遠端までを連続的に示している。縦軸は広角側の無限遠距離にピントが合う合焦位置を基準位置(0)とした第6レンズ合焦位置を示し、撮像面側を正、被写体側を負としている。また、実線は無限遠距離にピントが合う第6レンズ合焦位置を、破線は1.5mの被写体距離にピントが合う第6レンズ合焦位置を、一点鎖線は0.7mの被写体距離にピントが合う第6レンズ合焦位置をそれぞれ示している。第6レンズ位置センサ158からの出力は、第6レンズ駆動モータユニット152のフィードバック制御に用いられる第6レンズ保持枠106の位置情報である。
図1は、図6と同様にズーム位置に対する第6レンズ合焦位置を示す。ただし、図1は、第6レンズ駆動モータユニット152のモータ固定子130を基準とした(モータ基準の)第6レンズ合焦位置を示し、図6と同じ基準位置(0)からの第6レンズ合焦位置を示している。第6レンズ駆動モータユニット152のモータ固定子130は光軸方向において7群ベース109と一体のモータユニット駆動ベース135に固定されているため、図1に示す第6レンズ合焦位置は7群ベース基準とも言える。図1における横軸、縦軸、正、負、実線、破線および一点鎖線の意味は図6と同じである。
図7は、ズーム位置に対する後群ベース126の位置(破線)と7群ベース109の位置(一点鎖線)と、これらの差分(実線)を示している。横軸はズーム位置であり、広角端から望遠端までを連続的に示している。縦軸は広角端において無限遠距離にピントが合う位置を基準位置(0)としたときの後群ベース126と7群ベース109の位置を示している。図7中の差分は、ズーミング中に第6レンズ駆動モータユニット152を駆動しないときに第6レンズ位置センサ158により検出される第6レンズ保持枠106の位置の変化量、言い換えれば後群ユニットに対する7群ユニットの移動によるフォーカスアシスト量を示している。本実施例では、図6に示した位置センサ基準の被写体距離ごとの第6レンズ合焦位置から図に示したフォーカスアシスト量を差し引いて得られる図1に示したモータ基準の被写体距離ごとの第6レンズ合焦位置を示す電子カムデータ(すなわちフォーカスアシスト量に基づいて得られるデータ)をレンズ制御部119内のメモリに記憶しておく。レンズ制御部119は、ズーミング時にその記憶された電子カムデータを用いて第6レンズ駆動モータユニット152の駆動を制御する。
図6に示す位置センサ基準では、第6レンズ駆動モータユニット152に必要な駆動量(以下、第6レンズモータ駆動量という)は図中のAとなる。しかし、図1に示すモータ基準では、第6レンズモータ駆動量は図1および図6に示すようにAより小さいBとすることができる。すなわち、後群ベース126に対する第6レンズ保持枠106の移動量の最大値Aと、モータユニット駆動ベース135(7群ベース109)に対する第6レンズ保持枠106の移動量の最大値Bとが、
A>B
なる条件を満足する。
このため、本実施例のように、モータ固定子130をガイドバー155や第6レンズ位置センサ158が固定された後群ベース126に固定するよりも7群ベース109に光軸方向に一体に連結されたモータユニット駆動ベース135に固定する方が、第6レンズモータ駆動量を小さくすることができる。この結果、第6レンズ駆動モータユニット152の光軸方向での長さを短くすることができ、交換レンズ100の小型化に寄与することができる。言い換えれば、第6レンズ群L6のモータ駆動量の増加を抑えつつ、第6レンズ群L6の全駆動可能量を大きく確保することができる。
図1および図6中に示す第6レンズ合焦位置を示す曲線の傾きは、第6レンズ駆動モータユニット152による第6レンズ保持枠106の駆動速度(以下、モータ駆動速度という)を示しており、ある回転速度でズーム操作筒118が回転したときのモータ駆動速度を示している。本実施例では、図6中において最も傾きの絶対値が大きい(最もモータ駆動速度が速い)ズーム領域Cでのモータ駆動速度VCよりも、図1中において最も傾きの絶対値が大きいズーム領域D,Eでのモータ駆動速度VD,VEを遅くすることができる。すなわち、第6レンズ駆動モータユニット152により駆動される第6レンズ保持枠106の後群ベース126に対するモータ駆動速度(の絶対値)の最大値VCとモータユニット駆動ベース135に対するモータ駆動速度(の絶対値)の最大値VDとが、
VC>VD
なる条件を満足する。これにより、第6レンズ駆動モータユニット152に要求される最大駆動速度を遅くすることができるとともに、ズーム操作筒118が素早く回転したときの第6レンズ群L6の駆動速度を抑えることができ、ピント追従性を向上させることができる。
また後群ベース126は、第5レンズ保持枠105を保持しており、ズーミングにおいて第5レンズ群(第1の光学素子)L5と同じ軌跡を描くように移動する。さらに7群ベース109とモータユニット駆動ベース135は。ズーミングにおいて第7レンズ群(第2の光学素子)L7と同じ軌跡を描くように移動する。このような構成を採用することで、第5から第7レンズ群L5〜L7の動きと第5および第7レンズ群L5,L7の動きの差分量を、収差、モータ駆動速度、モータ駆動量および交換レンズ100全体の重量や全長等の様々な要素に対して最適に設定することが可能である。なお、本実施例では第5および第7レンズ群L5,L7が光軸方向において第6レンズ群L6を間に挟んで配置されているが、第1の光学素子および第2の光学素子が光軸方向において互いに隣り合っていてもよい。
次に、アーム付勢ばね133の付勢力による第6レンズ保持枠106の付勢とモータユニット駆動ベース135の付勢について説明する。図8は、光軸方向(前側)から見た後群ユニットを示している。第6レンズ保持枠106は、アーム付勢ばね133の付勢力によって力F1を受ける。力F1は、第6レンズ保持枠106のスリーブ部106aをガイドバー155に押し付ける力F2を発生させるとともに、U溝部106bを回転止めバー156に押し付ける力F3を発生させる。これにより、力F1〜F3およびこれらにより生ずるモーメントがそれぞれ吊り合った状態となり、第6レンズ保持枠106は安定的に保持される。
この状態において、力F1の反力である力−F1がモータ可動子131を付勢してモータ固定子130に圧接させる。この力−F1は、モータ可動子131からモータ固定子130およびこれを保持するモータユニット駆動ベース135へと伝わる。以下、モータ可動子131とモータユニット駆動ベース135と後群ベース126との間に働く力とモーメントの吊り合いについて説明する。
図9は、図8に示した第6レンズ駆動モータユニット152の周辺を拡大して示している。この図において、モータ可動子131がモータ固定子130に付勢される方向に延びる軸をY軸とし、Y軸および光軸方向に直交する方向に延びる軸をZ軸としている。また図10は、斜めから見た後群ユニットを示している。
モータユニット駆動ベース135と後群ベース126は互いに接触する部分として以下を有する。まず、モータユニット駆動ベース135はガイド突起(ガイド部)135Aを、後群ベース126はガイド溝部126Aをそれぞれ光軸方向にずれた2箇所に有する。ガイド突起135Aがガイド溝部126Aに沿って移動することで、モータユニット駆動ベース135の光軸方向での移動がガイドされる。
また、モータユニット駆動ベース135はZ軸に対してθの角度を有する斜面当接部135Bを、後群ベース126は同様にZ軸に対してθの角度を有する(Z軸とは平行ではない)斜面当接部126Bをそれぞれ光軸方向にずれた2箇所に有する。モータユニット駆動ベース135が光軸方向に移動すると、斜面当接部135B,126Bは互いに摺動する。図10に示すように、2箇所の斜面当接部135B,126Bは、アーム付勢ばね133からの力−F1の荷重点を光軸方向にて挟むように配置されている。
さらにZ軸方向におけるアーム付勢ばね133を挟んで斜面当接部135B,126Bとは反対側において、後群ベース126は浮き止め部126Cを、モータ駆動ベース135は浮き止め溝部(浮き止め部)135Cを有する。浮き止め部126Cおよび浮き止め溝部135Cは、光軸方向において、2箇所の斜面当接部135B,126Bの間の1箇所に設けられている。
浮き止め部126Cが浮き止め溝部135Cに係合することで、モータ駆動ベース135の後群ベース126に対する浮き上がりが防止される。
本実施例では、後群ベース126の浮き止め部126Cは、部品製造の容易さや組立性を考慮して、後群ベース126に固定されたビスの頭部を利用しており、浮き止め溝部135Cとの係合面はZ軸と平行な面である。ただし、Z軸に対して傾きを有する面であってもよい。また、ガイド溝部126Aのガイド面は、部品製造の容易さを考慮して、Y軸に対して平行な面としているが、Y軸に対して傾きを有する面であってもよい。
次に、各力とモーメントについて説明する。アーム付勢ばね133により発生された力−F1は、Y軸方向の+側(図9の上側)とZ軸方向の+側(図9の右側)にモータユニット駆動ベース135を押す力であり、ここでは−F1をY軸方向とZ軸方向の成分に分離して−F1Yと−F1Zと表現する。
後群ベース126との接触個所からモータユニット駆動ベース135が後群ベース126から受ける力は、以下の通りである。2箇所の斜面当接部126Bから受ける力をそれぞれF4AとF4Bとし、このときの合力をF4とする。またモータユニット駆動ベース135が2箇所のガイド溝部126Aから受ける力をそれぞれF5AとF5Bとし、これらの合力をF5として、浮き止め部126Cから受ける力をF6と表現する。Y軸方向とZ軸方向の分力を持つ力については−F1と同様に、末尾にそれぞれYとZを付けて表現する。モータユニット駆動ベース135に作用する力の吊り合いから、以下の式が成り立つ。
Y軸方向:−F1Y−F4Y(−F5Y)−F6Y=0
Z軸方向:−F1Z+F4Z+F5Z(+F6Z)=0
本実施例においてはF5YとF6Zはともに0であるが、当接部をY軸とZ軸に対して斜面とすることでF5YとF6Zを0以外の値とすることが可能である。
同様にモーメントの吊り合いからF4〜F6が決まり、F4〜F6を0より大きい力とすることでガイド溝部126Aに対してガイド突起135Aを付勢することができる。
本実施例においては、アーム付勢ばね133によるZ方向の力である−F1Zと、斜面当接部135Bによる力F4Z(斜面を滑り降りる力と言い換えてもよい)が同方向であることから、効率良くガイド溝部126Aに対してガイド突起135Aを付勢することが可能である。
また本実施例では、焦点距離とピント位置によってモータ可動子131の位置が変化しても、図10に破線で示すように、F6の荷重点とF4Aの荷重点とF4Bの荷重点とを直線で結んだ三角形の内側に−F1の荷重点が存在するようにしている。これにより、−F1による加圧によって生まれるF4A、F4BおよびF6が0より大きい値とすることができる。この際、−F1の荷重点をZ軸方向においてF4の荷重点とF6の荷重点との間に配置することが望ましい。
より望ましくは、F4の荷重点からF6の荷重点までを4分割した範囲をF4の荷重点に近い側から順にF、G、HおよびIとしたときに、2番目の範囲Gまたは3番目の範囲Hに−F1の荷重点が存在することで、F4とF6の荷重点同士を近づけることが可能となる。
また、F4がF4AとF4Bの2つの荷重点で作用しているため、−F1の荷重点を上記4分割した範囲のうちF4に近い側から2番目の範囲G内に配置することで、F4A、F4BおよびF6を互いにより等しくすることが可能となる。
さらにF5Aの荷重点とF5Bの重点を、Z軸方向において同位置または互いに近接した位置とすることで、モータユニット駆動ベース135の回転を抑えることが可能となる。
なお、本実施例では、互いに当接する面間の摩擦係数を0とすることで、各力を当接面に対して垂直な力(垂直抗力)として表現した。しかし、実際には当接面間には摩擦が生じるため、上述した付勢を行うためには摩擦に対して十分な力の余裕を確保する必要がある。また、モータ可動子やレンズ保持枠が駆動されることにより生じる反力や重力等による摩擦を減らすために、各部品が滑らかに動くように設定する必要がある。
なお、モータユニット駆動ベース135に設けたガイド突起135A、浮き止め溝部135Cおよび斜面当接部135Bを第6レンズ駆動モータユニット152のモータ固定部に設けてもよい。
以上説明したように、本実施例では、モータユニット駆動ベース135とこれに固定された第4および第6レンズ駆動モータユニット151,152は、モータユニット駆動ベース135によって該モータユニット駆動ベース135および7群ベース109に対する光軸方向での変位が制限されるように保持され、後群ベース126によって該後群ベース126に対する光軸方向以外の5軸方向での変位(光軸に直交する2軸方向での変位と光軸回りおよび光軸に直交する2軸回りでの回転)が制限される。このような構成を採用することで、第4および第6レンズ駆動モータユニット151,152に要求される駆動量を小さくすることができ、しかも第5および第6レンズ群L5,L6間や第6および第7レンズ群L6,L7間の間隔を小さくすることが可能となるため、交換レンズ100を小型化することができる。
さらに本実施例では、第4および第6レンズ駆動モータユニット151,152が、ガイドバー153,155や第4および第6レンズ位置センサ157,158が固定されてズーミングに際して光軸方向に移動する後群ベース126ではなく、ズーミングに際して後群ベース126とは独立して光軸方向に移動するモータユニット駆動ベース135に取り付けられている。これにより、各レンズ駆動モータユニットや交換レンズ100を小型したり、要求されるモータ駆動速度を低下させたりすることができる。
また本実施例では、第4および第6レンズ保持枠104,106のガイドバー153,155および回転止めバー154,156に対するガタ除去するためのアーム付勢ばね133が発生する付勢力を利用して、すなわち部品点数を増加させずに、第4および第6レンズ駆動モータユニット151,152のガタをも除去している。
上記実施例では、ユーザのマニュアル回転操作によってズーミングが行われる場合について説明したが、ズーミングを駆動手段の駆動により行う場合にも、上記実施例の特徴を採用することも可能である。また、駆動手段として、振動型モータ以外の駆動手段を用いてもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 交換レンズ
104 第4レンズ保持枠
106 第6レンズ保持枠
107 第7レンズ保持枠
109 7群ベース
126 後群ベース
135 モータユニット駆動ベース
152 第6レンズ駆動モータユニット

Claims (17)

  1. 光軸方向に移動可能な第1の可動部材と、
    光学素子を保持し、前記第1の可動部材に対して前記光軸方向に移動可能な保持部材と、
    前記第1の可動部材により保持され、前記保持部材を前記光軸方向にガイドするガイド部材と、
    前記第1の可動部材とは独立に前記光軸方向に移動可能な第2の可動部材と、
    前記保持部材を前記光軸方向に駆動する駆動手段とを有し、
    前記駆動手段は、前記第2の可動部材により、該第2の可動部材に対する前記光軸方向での変位が制限されるように保持されることを特徴とする光学機器。
  2. 前記駆動手段は、前記第1の可動部材により、前記光軸方向以外の方向での変位が制限されることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記第1の可動部材に対する前記保持部材の移動量の最大値Aと、前記第2の可動部材に対する前記保持部材の移動量の最大値Bとが、
    A>B
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光学機器。
  4. 前記駆動手段により駆動される前記保持部材の前記第1の可動部材に対する駆動速度の絶対値の最大値VCと前記2の可動部材に対する駆動速度の絶対値の最大値VDとが、
    VC>VD
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光学機器。
  5. 前記第1の可動部材に対する前記保持部材の前記光軸方向での位置を検出する位置検出手段を有し、
    前記位置検出手段は、前記第1の可動部材と前記保持部材のうち少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の光学機器。
  6. ズーミングにおいて前記第1の可動部材と前記第2の可動部材が前記光軸方向に移動する際に、フォーカシングのために前記駆動手段が前記保持部材を前記光軸方向に駆動することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の光学機器。
  7. 前記第1の可動部材および前記第2の可動部材はそれぞれ、ズーミングにおいて、前記保持部材により保持された前記光学素子とは別の第1の光学素子および第2の光学素子と同じ軌跡を描くように前記光軸方向に移動することを特徴とする請求項に記載の光学機器。
  8. 前記第1の光学素子および前記第2の光学素子は、前記光軸方向において互いに隣り合っている又は前記保持部材により保持された前記光学素子を挟んで配置されていることを特徴とする請求項に記載の光学機器。
  9. ズーミングに際しての前記第1の可動部材の移動量と前記第2の可動部材の移動量との差分に基づいて得られるデータを用いて前記駆動手段の駆動を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の光学機器。
  10. 前記駆動手段の出力部に係合して該駆動手段の駆動力を前記保持部材に伝達する駆動伝達部材と、
    前記駆動伝達部材を前記駆動手段の出力部に付勢する付勢手段とを有し、
    前記付勢手段の付勢力は、前記光軸方向に直交する方向において前記駆動手段および前記第2の可動部材を前記第1の可動部材に対して付勢することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の光学機器。
  11. 前記第1の可動部材と前記第2の可動部材または前記駆動手段の固定部はそれぞれ、
    互いに係合して前記第2の可動部材を前記光軸方向にガイドするガイド部と、
    互いに係合して前記第2の可動部材の前記第1の可動部材に対する前記光軸方向に直交する方向での浮きを防止する浮き止め部と、
    前記光軸方向に直交する面内において前記浮き止め部と平行ではない斜面として形成され、互いに当接する当接部とを有することを特徴とする請求項10に記載の光学機器。
  12. 前記浮き止め部と前記当接部は合わせて少なくとも3箇所に設けられており、
    該3箇所を直線で結んだ三角形を前記光軸方向に直交する方向から見たときに、該三角形の内側に前記駆動伝達部材と前記駆動手段の出力部とが係合する位置があることを特徴とする請求項11に記載の光学機器。
  13. 前記光軸方向から見たときに、前記駆動伝達部材が前記駆動手段の出力部に係合する位置が、前記浮き止め部と前記当接部との間にあることを特徴とする請求項11または12に記載の光学機器。
  14. 前記当接部は、前記付勢手段の付勢力から、前記ガイド部互いに係合する方向に付勢する付勢力を生じさせることを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の光学機器。
  15. 前記光軸方向から見たとき、前記ガイド部が前記浮き止め部と前記当接部との間にあることを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の光学機器。
  16. 撮像装置に着脱可能であることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の光学機器。
  17. 前記光学素子からの光を受光する撮像素子を有することを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の光学機器。
JP2019190710A 2019-10-18 2019-10-18 光学機器 Active JP6980735B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190710A JP6980735B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 光学機器
US17/070,094 US20210116672A1 (en) 2019-10-18 2020-10-14 Optical apparatus
JP2021186139A JP7336500B2 (ja) 2019-10-18 2021-11-16 光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190710A JP6980735B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 光学機器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021186139A Division JP7336500B2 (ja) 2019-10-18 2021-11-16 光学機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021067720A JP2021067720A (ja) 2021-04-30
JP2021067720A5 JP2021067720A5 (ja) 2021-07-26
JP6980735B2 true JP6980735B2 (ja) 2021-12-15

Family

ID=75492338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190710A Active JP6980735B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 光学機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20210116672A1 (ja)
JP (1) JP6980735B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100272342B1 (ko) * 1998-05-14 2001-03-02 이중구 줌카메라의바리어개폐장치및그방법
JP2000089088A (ja) * 1999-10-13 2000-03-31 Olympus Optical Co Ltd レンズ鏡筒
JP5719987B2 (ja) * 2010-04-15 2015-05-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 駆動装置
JP6788493B2 (ja) * 2016-12-22 2020-11-25 キヤノン株式会社 振動波モータおよびこれを用いた装置
CN111201463B (zh) * 2017-09-29 2021-10-08 株式会社尼康 透镜镜筒及摄像装置
WO2019064942A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 株式会社ニコン レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2019126161A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 キヤノン株式会社 振動波モータおよび振動波モータを用いたレンズ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20210116672A1 (en) 2021-04-22
JP2021067720A (ja) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5416558A (en) Camera with shake preventing apparatus
EP2267512B1 (en) Image blur reduction device and camera
JP4764075B2 (ja) 像ぶれ補正装置、該像ぶれ補正装置を備えたレンズ鏡筒
JP7484982B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
US7190533B2 (en) Lens apparatus and image-taking apparatus
JP2006154433A (ja) レンズ鏡筒およびその組み立て方法
JP4821847B2 (ja) 光学部品の切換機構、レンズ鏡筒及び撮像装置
US20240061206A1 (en) Optical apparatus
JP6980735B2 (ja) 光学機器
JP7336500B2 (ja) 光学機器
JP2022109354A (ja) レンズ装置、撮像装置、及び撮像システム
CN110389421B (zh) 镜筒
JP3880376B2 (ja) 撮影レンズユニットおよび電子カメラ
JP5159504B2 (ja) 光学機器
EP1967882A1 (en) Zoom lens of the telephoto type and having four lens groups
JP2021067720A5 (ja)
JPH085888A (ja) 光学装置
US20240027728A1 (en) Optical apparatus and image pickup apparatus having the same
US20230314758A1 (en) Lens apparatus and imaging apparatus
JP6852535B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2007034125A (ja) 光学機器
JP2005077683A (ja) レンズ駆動機構
JP2024087066A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
CN115980959A (zh) 透镜装置和成像设备
JPH11258663A (ja) 光学ユニットを有するカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210514

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210514

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210514

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6980735

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151