JP2004004420A - レンズ装置及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ装置において、レンズ鏡筒内には、フレキシブルプリント基板の挿通路が形成され、挿通路は、その内周部の全幅を有する下段部と、中央部近傍の隔壁で左右に分割された上段部とが上下仕切板で仕切られた上下二段で構成される。これにより、簡単に組み立てられ、フレキシブルプリント基板を安全にガイドできるレンズ装置及びその組立方法を提供する。
【解決手段】レンズ装置2において、レンズ鏡筒内には、フレキシブルプリント基板の挿通路62が形成され、挿通路62は、その内周部の全幅を有する下段部65aと、中央部近傍の隔壁64で左右に分割された上段部とが上下仕切板63で仕切られた上下二段で構成される。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ装置に係り、特にズーム機能を備えた沈胴式のカメラに用いられるレンズ装置及びその組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子スチルカメラなどに用いられるレンズ装置は、そのコンパクト化の要請から、レンズ鏡筒内にアクチュエータを収納したものが増えている。この種のレンズ装置では、シャッターや絞りなどの駆動制御をカメラ本体側から行えるようにするために、シャッターなどのユニットとカメラ本体の制御部とをフレキシブルプリント基板で接続するようにしている。そして、そのフレキシブルプリント基板は、ズームや沈胴などによる移動に耐えうるようループをもってレンズ鏡筒内に配設されており、そのループ部は、移動に伴う暴れを防止するために、レンズ鏡筒に形成された挿通路に通されている。
【0003】
ところで、フレキシブルプリント基板は、一般に帯状に形成されるが、その両端部は接続用のために、中間部よりも幅広に形成される。このため、レンズ鏡筒に形成される挿通路は、フレキシブルプリント基板の両端接続部が挿通できるようにするために、その両端接続部の幅とほぼ同じ幅をもって形成されている。
【0004】
しかし、挿通路の幅をフレキシブルプリント基板の両端接続部と同じ幅に形成すると、挿通されたフレキシブルプリント基板が幅方向に遊びを持ってしまい、ループの移動に伴って暴れが生じてしまうという欠点がある。
【0005】
これを防止するため、図16に示されるように、従来は、レンズ鏡筒101内に設けられた挿通路102内に所定高さの衝立103を設け、この衝立103によってフレキシブルプリント基板の幅方向の移動を規制するようにしていた。すなわち、上部にフレキシブルプリント基板の両端接続部が挿通できるだけの空隙104を残して挿通路102内に衝立103を形成し、両端接続部の挿通時は、この空隙104を通して両端接続部を挿通するとともに、挿通されたフレキシブルプリント基板は、衝立103によって幅方向の移動を規制するようにしていた。
【0006】
あるいは、上記のように挿通路に通してフレキシブルプリント基板の暴れを防止するのではなく、実公平4−22332号公報に開示されているように、別途フレキシブルプリント基板のガイド機構を設け、このガイド機構によってフレキシブルプリント基板の暴れを防止していた。
【0007】
また、特開2001−235667号公報に開示されているように、フレキシブルプリント基板を挿通路に通した後に仕切板を取り付ける構成も提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、挿通路内に衝立を形成することによってフレキシブルプリント基板の幅方向の移動を規制する方法では、フレキシブルプリント基板のループが動くと、図17に示される衝立103の上部や衝立103の段差部103aにループが引っ掛かったり、空隙部にループが挟まったりして、フレキシブルプリント基板60が破損するという問題があった。また、狭い空隙に両端接続部を通さなければならず、組み立て作業が極めて面倒であった。
【0009】
同様に、図16及び図17に示される従来の構成では、図17(a)及び(b)に示されるように、フレキシブルプリント基板60のループ60dが挿通路102の空隙104により保持されることを想定しているが、場合によっては同図(c)に示されるようにループ60dが挿通路102の空隙104から外れ、その結果、フレキシブルプリント基板60の暴れが生じてしまうという欠点がある。
【0010】
また、別途フレキシブルプリント基板のガイド機構を設ける方法では、レンズ装置が大型化するという欠点があった。
【0011】
また、フレキシブルプリント基板を挿通路に通した後に仕切板を取り付ける方法では、工数が増えるので好ましくない。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単に組み立てられ、フレキシブルプリント基板を安全にガイドできるレンズ装置及びその組立方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、レンズ鏡筒内にフレキシブルプリント基板が配設されるレンズ装置において、前記レンズ鏡筒内には、フレキシブルプリント基板の挿通路が形成され、該挿通路は、その内周部の全幅を有する下段部と、中央部近傍の隔壁で左右に分割された上段部とが上下仕切板で仕切られた上下二段で構成されていることを特徴とするレンズ装置を提供する。
【0014】
また、本発明は、レンズ鏡筒内にフレキシブルプリント基板が配設されるレンズ装置の組立方法において、レンズ鏡筒に形成された挿通路であって、内周部の全幅を有する下段部と、中央部近傍の隔壁で左右に分割された上段部とが上下仕切板で仕切られた上下二段で構成されている挿通路を使用し、前記下段部に該下段部の一端部側よりフレキシブルプリント基板を挿通したのち、他端部側のフレキシブルプリント基板に折曲部を設け、該折曲部を前記上段部に該上段部の他端部側より挿通させることを特徴とするレンズ装置の組立方法を提供する。
【0015】
本発明によれば、レンズ鏡筒内にはフレキシブルプリント基板の挿通路が形成されている。そしてその挿通路は、内周部の全幅を有する下段部と、中央部近傍の隔壁で左右に分割された上段部と、の上下二段で構成されている。
【0016】
たとえば、両端部が幅広に形成されたフレキシブルプリント基板を挿通路に挿通する場合は、次のように挿通することができる。すなわち、まず、下段部に該下段部の一端部側よりフレキシブルプリント基板を挿通する。次いで、その挿通したフレキシブルプリント基板の他端部側に折曲部を設け、該折曲部を左右いずれかの上段部に他端部側より挿通させる。これにより、フレキシブルプリント基板は、幅方向に遊びを持つことなく挿通路(左右いずれかの上段部)に挿通できる。
【0017】
また、上段部と下段部とは上下仕切板により仕切られており、該上下仕切板とフレキシブルプリント基板とが係合することにより、従来例(図17(c)参照)のようにフレキシブルプリント基板のループが挿通路から外れることはない。
【0018】
さらに、下段部は内周部の全幅を有するので、フレキシブルプリント基板の幅広部を簡便に挿通でき、短時間でレンズ装置を組み立てることができる。
【0019】
本発明において、前記上下仕切板は前記挿通路の全長に達しない長さであり、該上下仕切板の一端部は前記挿通路の一端部と略同一長手方向位置に配されており、該上下仕切板の他端部と前記挿通路の他端部との間における前記隔壁の端辺形状は、該上下仕切板の他端部と前記挿通路の他端部上端とを結ぶ段差部のない直線形状又は段差部のない曲線形状となっていることが好ましい。
【0020】
また、本発明において、前記上下仕切板は前記挿通路の全長に達しない長さであり、該上下仕切板の一端部及び他端部は前記挿通路の端部より内側の長手方向位置に配されており、前記上下仕切板の一端部と前記挿通路の一端部及び前記上下仕切板の他端部と前記挿通路の他端部との間における前記隔壁の端辺形状は、前記上下仕切板の端部と前記挿通路の端部上端とを結ぶ段差部のない直線形状又は段差部のない曲線形状となっていることが好ましい。
【0021】
このような上下仕切板の形状となっていれば、従来例(図17参照)のような段差部103aがないので、フレキシブルプリント基板のループが引っ掛かる不具合が生じないからである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ装置及びその組立方法の好ましい実施の形態(本実施の第一の形態)について詳説する。
【0023】
図1は、本発明に係るレンズ装置が適用される電子スチルカメラの外観構成を示す斜視図である。
【0024】
同図に示されるように、この電子スチルカメラ1は、そのカメラ本体が矩形の箱型に形成されており、その正面部にはレンズ装置2、ファインダ窓3、ストロボ調光センサ4、セルフタイマーランプ5などが配設されている。また、その上面部にはポップアップ式のストロボ6や、レリーズスイッチ7などが配設され、その背面部には、図示しないファインダ接眼部や液晶表示パネル、操作キーなどが配設されている。この電子スチルカメラ1は沈胴式であり、レンズ装置2は使用時にのみ、そのレンズ鏡筒がカメラ本体から繰り出され、カメラ本体の正面部から突出する。
【0025】
図2は、上記の電子スチルカメラ1に適用されるレンズ装置2の分解斜視図である。また、図3〜図5は、それぞれ上記の電子スチルカメラ1に適用されるレンズ装置2の側面断面図である。なお、図3は、レンズ装置2が沈胴位置の状態のときを示しており、図4と図5は、それぞれレンズ装置2がテレ位置の状態のときとワイド位置の状態のときとを示している。
【0026】
図2〜図5に示されるように、このレンズ装置2は、第1レンズ11、第2レンズ12、第1レンズ筒13、第2レンズ筒14、移動筒15、固定筒16、回転筒17及び絞りシャッターユニット18で構成されている。
【0027】
回転筒17は、その外周面にギヤ部17aが形成されている。このギヤ部17aにはズーム用モータ19の駆動が伝達される。回転筒17は、このギヤ部17aにズーム用モータ19の駆動が伝達されることにより、固定筒16の外周に接しながら回動される。
【0028】
レンズ装置2は、回転筒17が『初期位置』から『中間位置』までの『収納回転域』で回転することにより、その状態が図3に示される沈胴位置の状態から図4に示されるテレ位置の状態に変更される。また、回転筒17が、『中間位置』から『終端位置』までの『変倍回転域』で回転することにより、その状態が図4に示されるテレ位置の状態から図5に示されるワイド位置の状態に変更される。
【0029】
回転筒17の内周面には、第2レンズ筒14を光軸20の方向に移動させるための第2レンズ用カムユニット21と、移動筒15を光軸20の方向にガイドするための移動筒用直進ガイド溝22とが形成されている。この第2レンズ用カムユニット21と移動筒用直進ガイド溝22とは、それぞれ光軸20の回りの3分割位置に形成されている。
【0030】
固定筒16は、その周面に第2レンズ筒14を光軸20の方向に直進的にガイドするための第2レンズ用直進ガイド開口23と、移動筒15を光軸20の方向に移動させるための移動筒用カム24とが形成されている。この第2レンズ用直進ガイド開口23と移動筒用カム24とは、それぞれ光軸20の回りの3分割位置に形成されている。
【0031】
移動筒15は、その外周面に移動筒カムフォロア25が設けられている。この移動筒カムフォロア25は、光軸20の回りの3分割位置に設けられており、固定筒16に形成された移動筒用カム24と、回転筒17に形成された移動筒用直進ガイド溝22とに係合されている。そして、この移動筒用カム24と移動筒用直進ガイド溝22との作用によって、回転筒17が回転すると、移動筒15が固定筒16に対して回転しながら光軸20の方向に移動する。
【0032】
また、この移動筒15には、その内周面に第1レンズ筒13を光軸20の方向に移動させるための第1レンズ用カム26が形成されている。この第1レンズ用カム26は、光軸20の回りの3分割位置に設けられている。
【0033】
第1レンズ筒13は、その内周面に直進ガイド溝27が形成されている。この直進ガイド溝27には、第2レンズ筒14に形成された直進ガイド突起30が係合されている。
【0034】
また、この第1レンズ筒13は、その外周面に第1レンズ用カムフォロア28が設けられている。この第1レンズ用カムフォロア28は、光軸20の回りの3分割位置に設けられており、移動筒15の内周面に形成された第1レンズ用カム26に係合されている。この第1レンズ用カム26と、後述する第2レンズ筒14による直進ガイドの作用とによって、移動筒15が回転すると、第1レンズ筒13が移動筒15に対して光軸20の方向に直進的に移動する。
【0035】
第1レンズ11は、第1レンズ筒13の先端内周部に保持されており、第1レンズ筒13とともに移動する。
【0036】
第2レンズ筒14は、その外周面に第2レンズ用カムフォロアユニット29が設けられている。この第2レンズ用カムフォロアユニット29は、光軸20の回りの3分割位置に設けられており、第2レンズ用カムユニット21と第2レンズ用直進ガイド開口23とに係合されている。そして、この第2レンズ用カムユニット21と第2レンズ用直進ガイド開口23との作用によって、回転筒17が回転すると、第2レンズ筒14が固定筒16に対して光軸20の方向に直進的に移動する。
【0037】
また、この第2レンズ筒14には、固定筒16との間に一対のバネ37が掛けられている。このバネ37は、光軸20の回りの2分割位置に設けられており、第2レンズ筒14を結像面側に向けて付勢する。
【0038】
また、この第2レンズ筒14には、その前端に腕部38が一体的に形成されている。この腕部38は、第2レンズ筒14の外周の2カ所に所定の間隔をもって形成されており、第2レンズ筒14の前端から細幅で被写体側に延びた形状となっている。
【0039】
腕部38の先端部外周には、直進ガイド突起30が一体的に形成されている。この直進ガイド突起30は、第1レンズ筒13の内周面に形成された直進ガイド溝27に係合されており、その両側壁面30a、30b(図6参照)は、直進ガイド溝27の内壁面27a、27bに当接されている。第1レンズ筒13は、この直進ガイド突起30と直進ガイド溝27との作用によって、第2レンズ筒14に対して光軸20の方向に直進的にガイドされる。
【0040】
ここで、第2レンズ筒14は、プラスチック材料等の弾性を有する材料で金型形成されている。そして、各腕部38は、その先端が径方向の外に向けて広がった状態で形成されている。このため、直進ガイド突起30が直進ガイド溝27に係合されると、直進ガイド溝27の底面27cは、直進ガイド突起30の外周面30cによって径方向の外側に向けて押圧される。この結果、第1レンズ筒13が第2レンズ筒14に対して互いに傾かないように支持される。
【0041】
ところで、上記のように直進ガイド突起30は、直進ガイド溝27の底面27cを径方向に押圧しながら摺動するが、その摺動部を面接触させて摺動させると、第1レンズ筒13と第2レンズ筒14との相対的な移動及び回転筒17の回転に負荷がかかり、変倍スピードが低下するおそれがある。
【0042】
そのため、摺動抵抗を減少するために、直進ガイド突起30の外周面30cは、半球状に形成されている。すなわち、その光軸20の方向に沿った断面と、光軸20に交差する方向の断面とが、それぞれ円弧状に形成されている。これにより、第1レンズ筒13と第2レンズ筒14との相対的な移動と回転筒17の回転とをスムーズに行うことが可能になる。
【0043】
第2レンズ12は、第2レンズ筒14内を光軸20の方向に移動自在に設けられている。詳しくは、図3〜図5に示されるように、第2レンズ12は、第2レンズ筒14内に配設された第2レンズ枠33に保持されている。この第2レンズ枠33は、送りネジ31とガイド棒32とによって第2レンズ筒14内を光軸20の方向に沿って移動自在に支持されている。送りネジ31はフォーカス用モータ34の出力軸に連結されており、このフォーカス用モータ34に駆動されることによって回転する。そして、この送りネジ32が回転することによって、そのリードに従って第2レンズ12が光軸20の方向に移動する。
【0044】
なお、この第2レンズ12の移動は、第2レンズ筒14に対して結像面10a側に最も寄った『原点位置』と、この原点位置から被写体側に離れた位置との間で行われる。そして、変倍時には第2レンズ12は原点位置に位置される。
【0045】
絞りシャッターユニット18は、第2レンズ枠33に取り付けられている。この絞りシャッターユニット18は、図示しない絞りとシャッターとを備えており、それぞれ図示しない絞り用モータとシャッター用モータとに駆動されて作動する。
【0046】
また、この絞りシャッターユニット18はプログラム式であり、カメラ本体側の制御部から出力される動作信号に基づいて作動する。そして、この動作信号は第2レンズ筒14内に配設されたフレキシブルプリント基板60を介してカメラ本体側から絞りシャッターユニット18に伝達される。
【0047】
フレキシブルプリント基板60は、図3〜図5に示されるように、第2レンズ筒14の内周面に沿って光軸20と平行に配設されており、その一端は絞りシャッターユニット18に連結されている。一方、その他端は、カメラ本体に設けられた基板に接続固定され、これにより、絞りシャッターユニット18とカメラ本体の制御部とが電気的に接続される。
【0048】
なお、このフレキシブルプリント基板60は、ズームや沈胴などによる移動に耐えうるようループ60dをもって配設され、その移動に伴う暴れを防止するために挿通路62に通される。
【0049】
挿通路62は、図3〜図5に示されるように、光軸20の方向に沿って第2レンズ筒14の内周部に一体的に形成されている。そして、その形状は、図6、図13及び図14に示されるように、第2レンズ筒14の内周面の一部を利用して外周断面が略矩形状に形成されている。なお、図13(a)は挿通路62の斜視図であり、図13(b)は(a)のA−A線矢視図である。また、図14は挿通路62の使用状態を示す斜視図である。
【0050】
挿通路62は、その内周部の全幅を有する下段部である下挿通路65aと、中央部近傍の隔壁である左右仕切板64によって左右に分割された上段部と、の上下二段で構成されている。すなわち、上段部と下段部とは挿通路62の全長に達しない長さの上下仕切板63で光軸20の方向に沿って仕切られており、上段部において左右仕切板64によって、光軸20の方向に沿って右挿通路65bと左挿通路65cとに分割されている。
【0051】
なお、「上段部」及び「下段部」と上下方向を示しているが、挿通路62の構成を説明するための便宜的な称呼であり、実際の使用時においては、上下が逆転したり、左右になったりすることはある。
【0052】
図13(b)において、上下仕切板63の左端部(一端部)は挿通路62の左端部(一端部)と略同一長手方向位置に配されている。一方、上下仕切板63の右端部(他端部)は挿通路62の内部で止まっている。また、上下仕切板63の右端部(他端部)と挿通路62右端部(他端部)との間における左右仕切板64(隔壁)の端辺形状は、上下仕切板63の右端部と挿通路62上部の右端部とを結ぶ段差部のないゆるやかな曲線形状となっている。
【0053】
なお、以上に説明した挿通路62の構成に対応する効果については、後述するレンズ装置2の組立方法についての説明で詳述する。
【0054】
ところで、フレキシブルプリント基板60は、レンズ装置2の組み立てに際して、図12に示されるように、あらかじめその一端が絞りシャッターユニット18に接続されて絞りシャッターユニット18に一体化される。そして、レンズ装置2の組み立て時には、この絞りシャッターユニット18を第2レンズ枠33に取り付けたのち、他端を挿通路62に通し、固定筒16に接する部分を固定して、カメラ本体に設けられた基板に接続固定する。
【0055】
ここで、図12に示されるように、フレキシブルプリント基板60は帯状に形成されるが、その幅は一定ではなく、両端の接続部60a(図12では片側のみ図示)は、機器への接続のため中間部60bの幅よりも広く形成される。このため、図14に示されるように、挿通路62はフレキシブルプリント基板60の接続部60aが挿通できるようにするために、その横幅D1 が接続部60aの横幅d1 と略同じかやや大きめに形成されている。
【0056】
一方、このように挿通路62の横幅D1 をフレキシブルプリント基板60の接続部60aの横幅d1 と略同じに形成すると、挿通路62に挿通された中間部60bが遊びを持ってしまうという問題がある。
【0057】
そこで、挿通路62の上段部を左右仕切板64によって、光軸20の方向に沿って右挿通路65bと左挿通路65cとに分割し、左右仕切板64によって挿通路62上段部の横幅を縮小させるようにする。これにより、挿通路62に挿通されたフレキシブルプリント基板60の中間部60bは、幅方向の遊びがなくなり、安定して移動できるようになる。
【0058】
なお、このように中間部60bの遊びをなくすようにするために、左右仕切板64は、図14に示されるように、仕切板64と挿通路62の内壁面との間で形成される横幅D2 が、フレキシブルプリント基板60の中間部60bの横幅d2 と略同じ幅になるような位置に設ける。
【0059】
図15は、第2レンズ筒14の概略を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は図6と同様に光軸20の前方から見た図である。既述のフレキシブルプリント基板60と異なり、同図において、フレキシブルプリント基板61が光軸20の円周方向に配されている。その際、このフレキシブルプリント基板61の暴れを防止できるように、平板状の張出し部材である第1のガイド突起66及び第2のガイド突起68が、それぞれが光軸20に平行に、かつ、フレキシブルプリント基板61の配設位置の外周側に設けられている。
【0060】
図7は、固定筒16に設けられた移動筒用カム24の構成を示した展開図である。同図に示されるように、移動筒用カム24は、収納用案内部40と移動筒用移動阻止部41とから構成されている。
【0061】
収納用案内部40は、『収納回転域』での回転筒17の回転により、移動筒カムフォロア25が摺動する範囲である。この収納用案内部40は、固定筒16に対して移動筒15を内部に退避させた『退避位置』と、被写体側に繰り出した『突出位置』との間で光軸20の方向に移動させる。移動筒15が退避位置のときには、レンズ装置2が沈胴位置の状態となる。
【0062】
移動筒用移動阻止部41は、『変倍回転域』での回転筒17の回転により、移動筒カムフォロア25が摺動する範囲であり、移動筒15の光軸20の回りの回転を許容し、かつ、移動筒15の光軸20の方向への移動を阻止するように、光軸20の回りの方向に沿って円弧状となっている。すなわち、移動筒15は、レンズ装置2がテレ位置とワイド位置との間で変倍される間で『突出位置』に維持される。
【0063】
図8は、移動筒15に設けられた第1レンズ用カム26の構成を示した展開図である。同図に示されるように、第1レンズ用カム26は、収納準備案内部42、第1レンズ用移動阻止部43及び変倍用案内部44とから構成されている。
【0064】
収納準備案内部42は、『初期位置』と『中間位置』との間の『回転位置A』までの回転筒17の回転域に対応した移動筒15の回転域で、第1レンズ用カムフォロア28が摺動する範囲である。この収納準備案内部42は、移動筒15に対して第1レンズ筒13を内部に退避させた『退避位置』と被写体側に僅かに突出した『収納準備位置』との間で移動させる。第1レンズ筒13が『退避位置』のときには、レンズ装置2が沈胴位置の状態となる。
【0065】
第1レンズ用移動阻止部43は、回転筒17の『収納回転域』に応じた移動筒15の回転域で第1レンズ用カムフォロア28が摺動する範囲である。この第1レンズ用移動阻止部43は、移動筒15の回転を許容しながら第1レンズ筒13が『収納準備位置』から光軸20の方向に移動しないように、光軸20の回りの方向に沿って円弧状に形成されている。すなわち、第1レンズ筒13は、レンズ装置2が沈胴位置からテレ位置の状態となるまでの間で『収納準備位置』に維持される。第1レンズ用移動阻止部43は、回転筒17が『回転位置A』から『中間位置』までの範囲で回転する域で第1レンズ筒13を『収納準備位置』に維持する。
【0066】
変倍用案内部44は、回転筒17の『変倍回転域』に応じた移動筒15の回転域で第1レンズ用カムフォロア28が摺動する範囲である。この変倍用案内部44は、焦点距離を変更するために第1レンズ筒13を光軸20の方向に移動させる形状となっている。なお、前述した収納準備案内部42は必ずしも必要はなく、これを省略して回転筒17の『収納回転域』に応じた移動筒15の回転域の全部を第1レンズ用移動阻止部43としてもよい。
【0067】
図9は、第2レンズ用カムフォロアユニット29の要部の構成を示した斜視図である。同図に示されるように、第2レンズ用カムフォロアユニット29は、光軸20の方向に所定間隔離して配置した2つの主カムフォロア46と副カムフォロア47とで構成されている。
【0068】
主カムフォロア46と副カムフォロア47とには、それぞれ第1係合部48、49と第2係合部50、51とが設けられている。第1係合部48、49は、互いに径が同じとなっており、それぞれ第2レンズ用直進ガイド開口23(図7参照)に係合する。第2係合部50、51は、互いに先細テーパ形状の断面円錐台形(截頭円錐形)となっており、主カムフォロア46の方が被写体側の副カムフォロア47よりも径が大きくなっている。なお、第1係合部48、49のうちの何れか一方が第2レンズ用直進ガイド開口23に係合していればよいから、図9に示されるように第1係合部48、49の何れか一方を細くしてもよい。
【0069】
図10は、第2レンズ用カムユニット21の要部の構成を示した展開図である。同図に示されるように、第2レンズ用カムユニット21は、副カム溝54と主カム溝55とで構成されている。
【0070】
副カム溝54には、副カムフォロア47の第2係合部51が入り込み、主カム溝55には、主カムフォロア46の第2係合部50が入り込む。この副カム溝54と主カム溝55とは、焦点距離を変更するために第2レンズ12を光軸20の方向に移動させる変倍用案内部56、57と、変倍用案内部56、57から『収納位置』に第2レンズ12を移動させる収納用案内部58、59とから構成されている。
【0071】
変倍用案内部56、57は、回転筒17が『変倍回転域』の範囲で『終端位置』に向けて回転したときに、第2レンズ筒14を結像面側に向けて繰り込む『繰込み方向』に向けて移動させる曲線状の軌跡となっている。
【0072】
収納用案内部58、59は、直線部58a、59aと屈曲部58b、59bとを有している。
【0073】
直線部58a、59aは、『初期位置』から『回転位置B』までの範囲で回転筒17を『中間位置』に向けて回転させたときに、第2レンズ筒14を被写体側に向けて繰り出す『繰出し方向』に案内する直線軌跡となっている。
【0074】
一方、屈曲部58b、59bは、『回転位置B』から『中間位置』までの範囲で『中間位置』に向けて回転筒17を回転したときに、第2レンズ筒14を結像面側に向けて繰り込む『繰込み方向』に移動させるように第2レンズ筒14の移動方向を変更する湾曲状の軌跡となっている。
【0075】
ところで、この屈曲部58b、59bでの主カムフォロア46と副カムフォロア47の移動軌跡は、凸を被写体側に向けた姿勢の湾曲状となる。そして、主カムフォロア46に対して副カムフォロア47の径を小さくした分だけ、主カムフォロア46の移動軌跡のうちの最も結像面側を通る移動軌跡の曲率半径は、副カムフォロア47の移動軌跡のうちの最も結像面側を通る移動軌跡の曲率半径よりも小さくなる。
【0076】
副カム溝54は、屈曲部58bの範囲では、副カムフォロア47の第2係合部51と同じ幅で形成され、また屈曲部58b以外の範囲では、副カムフォロア47の第2係合部51の径よりも幅広に形成されている。したがって、副カム溝54は、屈曲部58bの範囲で副カムフォロア47の第2係合部51に係合し、また、屈曲部58b以外の範囲では係合しない。
【0077】
主カム溝55は、屈曲部59b以外の範囲で主カムフォロア46の第2係合部50に係合する幅で形成され、また、屈曲部59bの範囲で主カムフォロア46の第2係合部50の径よりも幅広に形成されている。このため、主カムフォロア46の第2係合部50は、主カム溝55のうちの屈曲部59b以外の範囲で係合する。このように、第2レンズ筒14の移動方向を変更する屈曲部58b、59bでは曲率半径の大きい副カム溝54を使用するから、第2レンズ筒14をスムーズに移動することができる。
【0078】
なお、屈曲部58b、59bと変倍用案内部56、57又は収納用案内部58a、59aとの境界の僅かな範囲で、第2係合部51、52とがそれぞれ重複して係合する部分を設けてもよい。
【0079】
次に、前記のごとく構成されたレンズ装置2の作用について説明する。
【0080】
レンズ装置2が沈胴位置の状態では、図3に示されるように、移動筒15と第1レンズ筒13とは、それぞれ固定筒16の内部に収納されている。
【0081】
ズーム用モータ19(図2参照)を駆動して、回転筒17を『初期位置』から『終端位置』に向けて回転させると、その回転筒17の回転が移動筒用直進ガイド溝22(図10参照)を介して移動筒カムフォロア25に伝達される。これにより、移動筒15が回転筒17に連動して回転する。
【0082】
この移動筒15は、その外周部に設けられた移動筒カムフォロア25が、回転筒17に形成された移動筒用直進ガイド溝22と、固定筒16に形成された移動筒用カム24(図7参照)とに係合されているため、回転すると、その回転に伴って光軸20の方向へと移動する。
【0083】
一方、第1レンズ筒13は、その外周部に設けられた第1レンズ用カムフォロア28が移動筒15に形成された第1レンズ用カム26(図8参照)に係合されるとともに、その内周面に形成された直進ガイド溝27が第2レンズ筒14に形成された直進ガイド突起30に係合されているため、移動筒15が回転すると、その移動筒15に対して光軸20の方向に直進的に移動する。
【0084】
また、第2レンズ筒14は、その外周部に設けられた主カムフォロア46が第2レンズ用直進ガイド開口23と主カム溝55とに係合しているため、回転筒17が回転すると、これに連動して光軸20の方向へと直進的に移動する。
【0085】
図11は、第1レンズ筒13、第2レンズ筒14及び移動筒15等の移動軌跡を示した説明図である。
【0086】
同図において、太線(E)は、第1レンズ筒13の移動軌跡を表しており、太線(F)は、第2レンズ筒14の移動軌跡を表している。また、細線(G)は、移動筒15に対する第1レンズ筒13の移動軌跡を表しており、細線(J)は、移動筒15の移動軌跡を表している。
【0087】
レンズ装置2が『初期位置』(沈胴位置)の状態において、第2レンズ筒14は、結像面側に最も寄った『収納位置C』に位置し、第1レンズ筒13は、第2レンズ筒14に接近した『収納位置D』に位置する。
【0088】
回転筒17が『初期位置』から『回転位置A』に回転する間、第1レンズ筒13の外周部に設けられた第1レンズ用カムフォロア28は、第1レンズ用カム26(図8参照)の収納準備案内部42を摺動する。このため、第1レンズ筒13は、回転筒17が『初期位置』から『回転位置A』に回転する間に、細線(G)のうちの『退避位置H』から『収納準備位置I』に繰り出される。
【0089】
一方、この間、移動筒15の外周部に設けられた移動筒カムフォロア25は、移動筒用カム24(図7参照)の収納用案内部40を摺動する。このため、移動筒15は、回転筒17が『初期位置』から『回転位置A』に回転する間に、細線(J)のうちの『退避位置K』から『突出位置L』に向けて繰り出される。
【0090】
ここで、第1レンズ筒13は、移動筒15に支持されているので、第1レンズ筒13の移動は、移動筒15の繰り出し分に、第1レンズ筒13の『収納準備位置I』までの繰り出し分を加えた分で光軸20の方向に移動し、太線(E)のうちの位置Mに移動する。
【0091】
回転筒17が『回転位置A』から『中間位置』まで回転する間、第1レンズ筒13に設けられた第1レンズ用カムフォロア28は、第1レンズ用カム26(図8参照)の第1レンズ用移動阻止部43を摺動する。このため、第1レンズ筒13は、移動筒16に対する光軸20の方向の移動が阻止される。したがって、この間、第1レンズ筒13は、移動筒15とともに移動する。
【0092】
回転筒17が『初期位置』から『回転位置B』まで回転する間、第2レンズ筒14は、主カム溝57(図10参照)に係合する主カムフォロア46によって移動される。
【0093】
一方、回転筒17が『回転位置B』に回転すると、第2レンズ用カムフォロアユニット29が第2レンズ用カムユニット21のうちの第2レンズ筒14の移動方向を変更する屈曲部58b、59bに入り込む。そして、この第2レンズ用カムフォロアユニット29が屈曲部58b、59bに入り込むと、主カム溝55と主カムフォロア46との係合が解除され、副カム溝54と副カムフォロア47とが係合する。このため、第2レンズ用カムユニット21の屈曲部58b、59bでは、副カム溝54に係合する副カムフォロア47によって第2レンズ筒14が移動される。
【0094】
ここで、この副カム溝54は、屈曲部58bにおいて対向壁面のうちの内面が主カム溝55よりも曲率半径が大きくなっている。したがって、屈曲部58b、59bでは、曲率半径の小さい主カム溝55の屈曲部59bに係合させるのと比較して曲率半径の大きい副カム溝54の屈曲部58bに係合させるから第2レンズ筒14をスムーズに移動させることができ、また回転筒17の回転負荷も減少させることができる。
【0095】
回転筒17が『中間位置』に回転すると、図4に示されるように、レンズ装置2がテレ位置の状態となる。この状態において、移動筒15は固定筒16に対して『突出位置L』に移動される。
【0096】
また、回転筒17が『回転位置A』から『回転位置B』へ回転する間、第1レンズ筒13は移動筒15に対して光軸20の方向への移動がないから、細線(G)のうちの『収納準備位置I』に位置する。したがって、この間、第1レンズ筒13は、移動筒15の移動分だけ光軸20の方向に移動され、太線(E)のうちの位置Oに移動する。
【0097】
また、レンズ装置2がテレ位置の状態になった時点で副カムフォロア47と副カム溝54との係合が解除され、その代わりに主カムフォロア46が主カム溝55に係合する。この係合する位置は、屈曲部59bと変倍用案内部57との境界の位置となり、第2レンズ筒14は、太線(F)のうちの位置Nに位置する。
【0098】
このように、回転筒17の『収納回転域』での回転中、第1レンズ11は移動筒15に対する第1レンズ筒13の移動が止められ、固定筒16に対する移動筒15の移動だけによって光軸20の方向に移動される。
【0099】
レンズ装置2がテレ位置の状態となった後は、回転筒17は『変倍回転域』で回転される。
【0100】
回転筒17が『変倍回転域』で回転すると、移動筒15の外周部に設けられた移動筒カムフォロア25は、移動筒用カム24(図10参照)のうちの移動筒用移動阻止部41を摺動する。このため、移動筒15は『突出位置L』に維持される。
【0101】
また、回転筒17が『変倍回転域』で回転すると、第1レンズ筒13の外周部に設けられた第1レンズ用カムフォロア28は、第1レンズ用カム26(図8参照)のうちの変倍用案内部44を摺動する。このため、第1レンズ筒13は、変倍用案内部44の光軸20の方向での変位に応じた分だけ移動筒15に対して光軸20の方向に移動される。
【0102】
したがって、回転筒17の『変倍回転域』での回転中、第1レンズ11は、固定筒16に対する移動筒15の移動が止められ、移動筒15に対する第1レンズ筒13の移動だけによって光軸20の方向に移動される。
【0103】
また、回転筒17が『変倍回転域』で回転すると、第2レンズ筒14に設けられた主カムフォロア46は、主カム溝55(図10参照)のうちの変倍用案内部57を摺動する。このため、第2レンズ筒14は、その変倍用案内部57の光軸20の方向での変位に応じて移動される。
【0104】
第1レンズ筒13と第2レンズ筒14とは、変倍時、これらの間隔が異なるように互いに光軸20の方向に移動される。この間、第2レンズ筒14は、バネ37の光軸20の方向への付勢によって第2レンズ用カムフォロアユニット29と第2レンズ用カムユニット21とのガタが吸収され、かつ、固定筒16に対する傾きも補正されている。そして、第1レンズ筒13は、第2レンズ筒14の直進ガイド突起30によって光軸回りの回転が止められ、かつ、径方向に向けて押圧されているから、変倍中に第1レンズ11の光軸が第2レンズ12の光軸に対して傾くことを極力抑えることができる。
【0105】
次に、前記のごとく構成されたレンズ装置2の組立方法について説明する。
【0106】
まず、第2レンズ筒14に組み付けられた第2レンズ枠33に絞りシャッターユニット18を取り付ける。なお、この絞りシャッターユニット18には、図12に示されるように、あらかじめフレキシブルプリント基板60の一端を接続しておく。
【0107】
次に、図14(a)、(b)に示されるように、絞りシャッターユニット18に取り付けられたフレキシブルプリント基板60の先端の接続部60aを第2レンズ筒14に形成された挿通路62の下挿通路65aに左側(一端部側)より通す。この際、下挿通路65aは、フレキシブルプリント基板60の接続部60aの幅とほぼ同じ横幅をもって形成されているため、その接続部60aを無理なく挿通することができる。
【0108】
次に、同図(b)に示されるように、挿通路62の右側(他端部側)のフレキシブルプリント基板60の中間部60bを所定位置で一度折り曲げ、中間部60bに折曲部60cを設けループ60dを形成して、折曲部60cを上段部の右挿通路65b又は左挿通路65cのいずれかに(図示は右挿通路65b)上段部の右側(他端部側)より挿通させる。
【0109】
このように組み立てることにより、従来例で問題であった図17(c)に示されるようにループ60dが挿通路102の空隙104から外れ、その結果、フレキシブルプリント基板60の暴れが生じてしまうという欠点は生じない。すなわち、フレキシブルプリント基板60のループ60dが上下仕切板63の右端部(他端部)に係合し、フレキシブルプリント基板60が挿通路62から外れることはない。また、挿通路62の上段部が2分割され、その横幅が縮小化されている。そして、この結果、挿通路62内に挿通されたフレキシブルプリント基板60の中間部60bの幅方向の遊びがなくなる。
【0110】
なお、図示の例では、2枚のフレキシブルプリント基板60、60が挿通路62に挿通されている。すなわち、それぞれのフレキシブルプリント基板60の中間部60bが、右挿通路65bと左挿通路65cにそれぞれ挿通され、相互に干渉しない状態となっている。
【0111】
次に、第2レンズ筒14を第1レンズ筒13の内周部に嵌め込む。この際、第2レンズ筒14の腕部38に設けられた直進ガイド突起30が第1レンズ筒13の内周面に形成された直進ガイド溝27に係合するように、第2レンズ筒14を第1レンズ筒13の内周部に嵌め込む。
【0112】
次に、第1レンズ筒13を移動筒15の内周部に嵌め込む。この際、第1レンズ筒13の外周部に形成された第1レンズ用カムフォロア28が、移動筒15の内周部に形成された第1レンズ用カム26に係合するように、第1レンズ筒13を移動筒15に嵌め込む。
【0113】
次に、移動筒15を固定筒16の内周部に嵌め込む。この際、移動筒15の外周部に形成された移動筒カムフォロア25が、固定筒16に形成された移動筒用カム24に係合するように移動筒15を固定筒16に嵌め込むとともに、第2レンズ筒14に形成された第2レンズ用カムフォロアユニット29が、固定筒16に形成された第2レンズ用直進ガイド開口23に係合するように、移動筒15を固定筒16に嵌め込む。
【0114】
次に、固定筒16を回転筒17の内周部に嵌め込む。この際、第2レンズ筒14に形成された第2レンズ用カムフォロアユニット29が、回転筒17に形成された第2レンズ用カムユニット21に係合するように、固定筒16を回転筒17に嵌め込む。
【0115】
次に、挿通路62に挿通されたフレキシブルプリント基板60の固定筒16と接する部分を固定筒16に固定する。そして、先端の接続部60aをカメラ本体の基板に接続固定する。
【0116】
以上により、レンズ装置2が組み上がる。このように、本実施の形態のレンズ装置2によれば、フレキシブルプリント基板60を通す挿通路62が、左右仕切板64によって、その内周部の横幅を縮小化できるので、先端の接続部60aが中間部60bよりも幅広に形成されていても、無理なくスムーズに挿通路62に挿通することができる。これにより、レンズ装置2を簡単に組み立てることができるようになり、生産性が向上する。
【0117】
また、左右仕切板64が挿通された挿通路62は、内部が2分割されて完全な筒状となる。このため、従来のように左右仕切板64の上部に隙間が形成され、その隙間にフレキシブルプリント基板60が引っ掛かって破損するようなこともない。
【0118】
なお、本実施の第一の形態では、挿通路62の上段部に左右仕切板64(隔壁)が1枚のみ設けられる例で説明したが、複数枚設けられるようにしてもよい。これにより、挿通路62内に複数のフレキシブルプリント基板の挿通路を形成できる。
【0119】
また、上段部と下段部とは上下仕切板63により仕切られており、上下仕切板63とフレキシブルプリント基板60のループ60dとが係合することにより、従来例(図17(c)参照)のようにフレキシブルプリント基板のループが挿通路から外れることはない。
【0120】
さらに、下挿通路65a(下段部)は内周部の全幅を有するので、フレキシブルプリント基板60の幅広部60aを簡便に挿通でき、短時間でレンズ装置2を組み立てることができる。
【0121】
次に、図18〜図22により、本発明に係るレンズ装置及びその組立方法の他の実施の形態(本実施の第二の形態)について説明する。ただし、本実施の第一の形態とかなりの部分で構成が共通することより、同一、類似の部材については同様の符号を附し、その説明を省略する。なお、図20は沈胴位置の状態の、図21はテレ位置の状態の、図22はワイド位置の状態のレンズ装置2をそれぞれ示した断面図であり、それぞれ、本実施の第一の形態の図3、図4及び図5に対応する。
【0122】
先ず、本実施の第二の形態を採用した理由について説明する。図23は、ズームレンズ装置の一例を示す断面図であり、図5に示されるワイド位置の状態のレンズ装置(実施の第一の形態)を示した断面図と略同様の構成のものである。ただし、実施の第一の形態では挿通路62が第2レンズ筒14の内周部の後方(結像面側)に設けられているのに対し、図23の構成では挿通路62が、第一の形態より第2レンズ筒14の内周部の前方(被写体側)に設けられている点で相違する。
【0123】
このようなズームレンズ装置において、ワイド位置の状態より沈胴位置の状態に移動させた場合、フレキシブルプリント基板60がレンズ装置内部で干渉する可能性がある。すなわち、図23の円内において、第1レンズ筒13の後端部又は移動筒15の第1レンズ用カム26がフレキシブルプリント基板60の折曲部60cと干渉し、これ以上第1レンズ筒13又は移動筒15が右方(結像面側)に移動できない状態となっている。
【0124】
本実施の第二の形態は、このような構成においても本発明の効果が好適に得られるように採用されたものである。同実施の形態において、実施の第一の形態と大きく相違するのは、図18に示される第1レンズ筒13の後端部に設けられた所定幅の張り出しカバー部13Aと、図19に示される挿通路162の形状である。なお、図18は、第1レンズ筒13を後方(結像面側)から見た斜視図である。
【0125】
図22に示されるように、ワイド位置の状態においても、第1レンズ筒13の後端部に設けられた所定幅の張り出しカバー部13Aは移動筒15の第1レンズ用カム26を覆っており、フレキシブルプリント基板60の折曲部60cが第1レンズ用カム26と干渉することはない。また、第1レンズ筒13の後端部に設けられた所定幅の張り出しカバー部13Aの先端(右端)はフレキシブルプリント基板60の折曲部60cよりも後方(結像面側)側に位置しており、両者が干渉することはない。
【0126】
挿通路162は、図3〜図5に示されている挿通路62と同様に、光軸20の方向に沿って第2レンズ筒14の内周部に一体的に形成されている。そして、その形状は、図19に示されるように、外周断面が略矩形状に形成されている。なお、図19(a)は挿通路162の斜視図であり、図19(b)は(a)のB−B線矢視図である。
【0127】
挿通路162は、その内周部の全幅を有する下段部である下挿通路165aと、中央部近傍の隔壁である左右仕切板164によって左右に分割された上段部と、の上下二段で構成されている。すなわち、上段部と下段部とは挿通路162の全長に達しない長さの上下仕切板163で光軸20の方向に沿って仕切られており、上段部において左右仕切板164によって、光軸20の方向に沿って右挿通路165bと左挿通路165cとに分割されている。
【0128】
なお、挿通路62と同様、「上段部」及び「下段部」と上下方向を示しているが、挿通路162の構成を説明するための便宜的な称呼であり、実際の使用時においては、上下が逆転したり、左右になったりすることはある。
【0129】
図19(b)において、上下仕切板163の左端部(一端部)は挿通路162の内部で止まっている。同様に、上下仕切板163の右端部(他端部)は挿通路162の内部で止まっている。また、上下仕切板163の左端部(一端部)と挿通路162左端部(一端部)との間における左右仕切板164(隔壁)の端辺形状は、上下仕切板163の左端部と挿通路162上部の左端部とを結ぶ段差部のないゆるやかな曲線形状164aとなっている。同様に、上下仕切板163の右端部(他端部)と挿通路162右端部(他端部)との間における左右仕切板164(隔壁)の端辺形状は、上下仕切板163の右端部と挿通路162上部の右端部とを結ぶ段差部のないゆるやかな曲線形状164bとなっている。
【0130】
以上に説明した挿通路162の構成に対応する効果については、既述の本実施の第一の形態と略同様であるので詳細な説明は省略する。ただし、既述したように、挿通路162において、左右仕切板164(隔壁)両端部の端辺形状は、上下仕切板163の両端部と挿通路162上部の両端部とを結ぶ段差部のないゆるやかな曲線形状となっている。これにより、第一の形態より更に、フレキシブルプリント基板60のループ60dが引っ掛かる不具合が生じることはない。
【0131】
次に、張り出しカバー部13A及び挿通路162以外の構成において、本実施の第二の形態が実施の第一の形態と相違する個所について説明する。実施の第一の形態は、2群構成のズームレンズとされているが、本実施の第二の形態では、3群構成のズームレンズとされている。
【0132】
すなわち、実施の第一の形態においては、レンズ装置2は、第1レンズ筒13に固定保持される第1レンズ11と、第2レンズ筒14に保持されるとともに、フォーカス用モータ34の駆動によって光軸20の方向に沿って移動自在に支持される第2レンズ12の2群構成のズームレンズとなっている。
【0133】
これに対し、本実施の第二の形態においては、レンズ装置2は、第1レンズ筒13に固定保持される第1レンズ11と、第2レンズ筒14に固定保持される第2レンズ12と、第2レンズ筒14にガイド部材91、フォーカスレンズ枠92を介して保持されるとともに、図示しないモータの駆動によって光軸20の方向に沿って移動自在に支持されるフォーカスレンズ90の3群構成のズームレンズとなっている。このような構成のレンズ装置2であっても、本発明の効果が充分に得られる。
【0134】
本実施の第一及び第二の形態では、本発明を絞りシャッターユニットに接続されるフレキシブルプリント基板用の挿通路に適用した例に説明したが、他の機器に接続するフレキシブルプリント基板用の挿通路にも同様に適用することができる。
【0135】
なお、上記の実施の第一及び第二の形態では、第1レンズ筒13の内側に第2レンズ筒14を配置した構成としているが、これらを逆に配置し、第1レンズ筒13の外周に直進ガイド溝を設け、これらの直進ガイド溝に第2レンズ筒14の直進ガイド突起を外側から係合させてもよい。
【0136】
また、上記の実施の第一及び第二の形態では、第1レンズ筒13に直進ガイド溝27を設け、第2レンズ筒14に直進ガイド突起30を設けているが、逆に第1レンズ筒13に直進ガイド突起を設け、第2レンズ筒14に直進ガイド溝を設けてもよい。
【0137】
さらに、ズームレンズカメラに限らず、例えばテレ位置、ワイド位置、及び沈胴位置とに切り換わる2焦点カメラにも本発明を適用することができる。
【0138】
また、上記の実施の第一及び第二の形態では、沈胴位置とワイド位置との間にテレ位置を設定しているが、沈胴位置とテレ位置との間にワイド位置を設定することも可能である。この場合には変倍用案内部と収納用案内部との境界がワイド位置となる。
【0139】
また、上記の実施の第一及び第二の形態では、直進ガイド溝27、腕部38及び直進ガイド突起30を光軸回りの2箇所の位置に設けているが、直進ガイド溝27、腕部38及び直進ガイド突起30は、それぞれ光軸回りの3分割位置に設けてもよい。
【0140】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レンズ鏡筒内にはフレキシブルプリント基板の挿通路が形成されている。そしてその挿通路は、内周部の全幅を有する下段部と、中央部近傍の隔壁で左右に分割された上段部と、の上下二段で構成されている。
【0141】
たとえば、両端部が幅広に形成されたフレキシブルプリント基板を挿通路に挿通する場合は、次のように挿通することができる。すなわち、まず、下段部に該下段部の一端部側よりフレキシブルプリント基板を挿通する。次いで、その挿通したフレキシブルプリント基板の他端部側に折曲部を設け、該折曲部を左右いずれかの上段部に他端部側より挿通させる。
【0142】
これにより、フレキシブルプリント基板は、幅方向に遊びを持つことなく挿通路(左右いずれかの上段部)に挿通できる。
【0143】
また、上段部と下段部とは仕切られており、該仕切りとフレキシブルプリント基板とが係合することにより、従来例のようにフレキシブルプリント基板のループが挿通路から外れることはない。
【0144】
さらに、下段部は内周部の全幅を有するので、フレキシブルプリント基板の幅広部を簡便に挿通でき、短時間でレンズ装置を組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子スチルカメラの外観構成を示す斜視図
【図2】レンズ装置の分解斜視図
【図3】沈胴位置の状態のレンズ装置を示した断面図
【図4】テレ位置の状態のレンズ装置を示した断面図
【図5】ワイド位置の状態のレンズ装置を示した断面図
【図6】第1レンズ筒と第2レンズ筒とを光軸に交差する方向で切断して示した断面図
【図7】固定筒に設けた移動筒用カムを示した展開図
【図8】移動筒に設けた第1レンズ用カムを示した展開図
【図9】第2レンズ用カムフォロアユニットの要部の構成を示した斜視図
【図10】第2レンズ用カムユニットの要部の構成を示した展開図
【図11】第1レンズ筒、第2レンズ筒、及び移動筒等の移動軌跡を示した説明図
【図12】一端が絞りシャッターユニットに接続されたフレキシブルプリント基板の構成を示す斜視図
【図13】挿通路の構成を示した説明図
【図14】レンズ装置の組み立て方法を説明する斜視図
【図15】レンズ装置の組み立て方法を説明する概略図
【図16】従来の挿通路の構成を示す正面図
【図17】図16におけるB−B線矢視図
【図18】他の実施態様における第1レンズ筒の斜視図
【図19】他の実施態様における挿通路の構成を示した説明図
【図20】他の実施態様における沈胴位置の状態のレンズ装置を示した断面図
【図21】他の実施態様におけるテレ位置の状態のレンズ装置を示した断面図
【図22】他の実施態様におけるワイド位置の状態のレンズ装置を示した断面図
【図23】フレキシブルプリント基板がレンズ装置内部で干渉した状態を示した断面図
【符号の説明】
11…第1レンズ、12…第2レンズ、13…第1レンズ筒、14…第2レンズ筒、15…移動筒、16…固定筒、17…回転筒、18…絞りシャッターユニット、22…移動筒用直進ガイド溝、23…第2レンズ用直進ガイド開口、24…移動筒用カム、27…直進ガイド溝、30…直進ガイド突起、37…バネ、38…腕部、60…フレキシブルプリント基板、60a…接続部、60b…中間部、60c…折曲部、60d…ループ、62…挿通路、63…上下仕切板、64…左右仕切板(隔壁)、65a…下挿通路(下段部)、65b…右挿通路(上段部)、65c…左挿通路(上段部)、66…第1のガイド突起、68…第2のガイド突起

Claims (4)

  1. レンズ鏡筒内にフレキシブルプリント基板が配設されるレンズ装置において、
    前記レンズ鏡筒内には、フレキシブルプリント基板の挿通路が形成され、該挿通路は、その内周部の全幅を有する下段部と、中央部近傍の隔壁で左右に分割された上段部とが上下仕切板で仕切られた上下二段で構成されていることを特徴とするレンズ装置。
  2. 前記上下仕切板は前記挿通路の全長に達しない長さであり、該上下仕切板の一端部は前記挿通路の一端部と略同一長手方向位置に配されており、
    該上下仕切板の他端部と前記挿通路の他端部との間における前記隔壁の端辺形状は、該上下仕切板の他端部と前記挿通路の他端部上端とを結ぶ段差部のない直線形状又は段差部のない曲線形状となっている請求項1に記載のレンズ装置。
  3. 前記上下仕切板は前記挿通路の全長に達しない長さであり、該上下仕切板の一端部及び他端部は前記挿通路の端部より内側の長手方向位置に配されており、
    前記上下仕切板の一端部と前記挿通路の一端部及び前記上下仕切板の他端部と前記挿通路の他端部との間における前記隔壁の端辺形状は、前記上下仕切板の端部と前記挿通路の端部上端とを結ぶ段差部のない直線形状又は段差部のない曲線形状となっている請求項1に記載のレンズ装置。
  4. レンズ鏡筒内にフレキシブルプリント基板が配設されるレンズ装置の組立方法において、
    レンズ鏡筒に形成された挿通路であって、内周部の全幅を有する下段部と、中央部近傍の隔壁で左右に分割された上段部とが上下仕切板で仕切られた上下二段で構成されている挿通路を使用し、
    前記下段部に該下段部の一端部側よりフレキシブルプリント基板を挿通したのち、他端部側のフレキシブルプリント基板に折曲部を設け、該折曲部を前記上段部に該上段部の他端部側より挿通させることを特徴とするレンズ装置の組立方法。
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