JPH07218804A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

Info

Publication number
JPH07218804A
JPH07218804A JP3081994A JP3081994A JPH07218804A JP H07218804 A JPH07218804 A JP H07218804A JP 3081994 A JP3081994 A JP 3081994A JP 3081994 A JP3081994 A JP 3081994A JP H07218804 A JPH07218804 A JP H07218804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
lens
fpc
board
flexible printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3081994A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kato
稔 加藤
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Junichi Omi
淳一 尾見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP3081994A priority Critical patent/JPH07218804A/ja
Publication of JPH07218804A publication Critical patent/JPH07218804A/ja
Priority to US08/795,764 priority patent/US5717969A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ鏡筒内、外を接続するFPC基板を配
線するにあたって、鏡筒内スペースを有効利用し、これ
に伴なってカメラ全体のコンパクト化を図る。 【構成】 レンズ鏡筒1A内で光軸方向に移動可能に保
持される少なくとも第1および第2のレンズユニットL
2,5;L4,51を備える。第1のレンズユニット5
に配置された電気部材32,21,42aと鏡筒外の制
御回路部66とを、FPC基板63で接続している。こ
のFPC基板63の一部が固設される支持板54を、第
2のレンズユニット51に対し光軸方向に沿って相対的
にスライド移動可能に保持する。この支持板上に固設さ
れたFPC基板は、支持板の両端近くに第1、第2の折
り返し部63d,63eを持たせて配線する。また、第
2のレンズユニットと制御回路部とを接続するための第
2のFPC基板65を、第1のFPC基板に重ね合わせ
て配線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光軸方向に移動可能な
少なくとも二つのレンズユニットを備えたカメラのレン
ズ鏡筒に関し、特にこのレンズ鏡筒内の移動可能なレン
ズユニットとカメラ本体側の制御回路部との間を接続す
るために用いられるフレキシブルプリント基板の配線構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レンズ鏡筒内に配設される複
数の電気的制御機構部(たとえばシャッタ駆動装置、フ
ォーカシングモータ、ズーミングモータ)を鏡筒外であ
るカメラ本体側に設けた電気部品(制御IC等による制
御回路部)に電気的に接続する手段として、いわゆるフ
レキシブルプリント基板(以下FPC基板という)と呼
ばれる可撓性の基板が用いられている。
【0003】この種のFPC基板は、電気部品が実装さ
れるレンズ鏡筒内の基板に一端が接続され、このレンズ
鏡筒内の空間を複数回折曲げられた状態で引回された
後、先端がカメラ本体側に設けられた基板(制御IC等
が実装された回路基板)に接続されている。これによっ
て、レンズ鏡筒内の電気部品と鏡筒外であるカメラ本体
側の電気部品とがFPC基板上の配線パターンを介して
電気的に接続されることになる。
【0004】そして、このようなFPC基板を用いれ
ば、たとえばズーミング動作などによるレンズ鏡筒内で
のレンズ群の移動に伴って機構部を構成する電気部品が
光軸方向に移動する場合でも、このFPC基板が適宜変
形することにより対応でき、レンズ群等に無理な負荷を
与えることはない。
【0005】ところで、この種のレンズ鏡筒において、
その内部で移動可能なレンズ群等の機構部の電気部品に
一端が接続されるとともに、鏡筒外の制御回路部に他端
が接続されるFPC基板の引き回しによる配線構造とし
て、たとえば実開平4−109736号公報、特開平3
−160594号公報等に示したようなものが知られて
いる。
【0006】すなわち、鏡筒内の外側寄りの一部に光軸
方向に延びた阻止部材を設け、これによりFPCの収納
スペースを光路内に影響しない状態で設け、このスペー
ス内に複数回折り返したりすることによりFPC基板を
S字状に湾曲させて配線し、これにより鏡筒のズーミン
グ動作等に応じてFPC基板が出入りし、その動きを吸
収できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のレンズ鏡筒では、FPC基板の収納スペース
は、レンズ鏡筒内での一個所に片寄って設けられている
ため、この収納スペース内でFPC基板をS字状に折り
返した状態で組込むためにある程度の大きさが必要であ
り、またそのためにスペースを特別に用意する必要があ
った。
【0008】しかし、このような従来構造では、レンズ
鏡筒内でのスペースを有効に利用しているとは言えず、
またこのようなFPC基板収納用としてのスペースの存
在によって鏡筒、さらにはカメラ本体の大型化を招くと
いった不具合があり、このような問題点を解決し得る対
策を講じることが望まれている。
【0009】特に、このようなレンズ鏡筒内にFPC基
板を配線して設けるにあたっては、この鏡筒内で移動す
る各レンズ群やそれに付設される機構部の移動量に配慮
した接続長さをもつことが必要であり、充分な移動許容
長さに余裕をもたせた長さをもつFPC基板を用いるこ
とが一般的であり、スペース面でも、コスト面でも問題
で、これらの問題点をも配慮しなければならない。
【0010】さらに、このようなFPC基板の配線にあ
たって注意を要することは、レンズ鏡筒内に組み込まれ
てそれぞれが移動される各レンズ群の動きや移動量が異
なるもので、それぞれの動作状態に配慮し、FPC基板
の配線を所要の状態で行なうことも望まれる。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、鏡筒内、外での電気的接続を行なうFPC
基板を配線するにあたって、レンズ鏡筒内でのスペース
の有効利用化を図り、さらにこれに伴ってレンズ鏡筒、
カメラ本体の小型かつコンパクト化を達成し得るレンズ
鏡筒を得ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒内で光軸
方向に移動可能に保持される少なくとも二つのレンズユ
ニットと、第1のレンズユニットに配置された電気部材
と鏡筒外の制御回路部とを電気的に接続するためのフレ
キシブルプリント基板と、第2のレンズユニットに対し
保持されかつフレキシブルプリント基板の一部が固設さ
れている支持板を備え、この支持板を、第2のレンズユ
ニットに対し光軸方向に沿って相対的にスライド移動可
能に保持するとともに、この支持板上に固設されたフレ
キシブルプリント基板を、支持板の両端近くに第1およ
び第2の折り返し部を持たせて配線したものである。
【0013】また、本発明に係るレンズ鏡筒は、第2の
レンズユニット側の電気部材と鏡筒外の制御回路部とを
電気的に接続するための第2のフレキシブルプリント基
板を用いるにあたって、この第2のフレキシブルプリン
ト基板を、第1のレンズユニットと制御回路部とを接続
する第1のフレキシブルプリント基板と、たとえば一方
の表面と他方の裏面とを互いに対向させる等によって、
重ね合わせた状態で、支持板上に固設したものである。
【0014】さらに、本発明に係るレンズ鏡筒は、レン
ズユニットの電気部材に接続されたフレキシブルプリン
ト基板を、レンズ鏡筒内部でこのレンズ鏡筒の先端側に
向って引き回すとともに、第1の折り返し部によってレ
ンズ鏡筒の後端側に向って引き回し、レンズ鏡筒内壁部
とこれに近接する支持板との間の隙間空間等を通して配
設するようにし、かつ第2の折り返し部によってレンズ
鏡筒の先端側に引き回すように構成したものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、FPC基板を案内支持する支
持板を、鏡筒内で移動可能なレンズユニットに対し光軸
方向に向って相対的にスライド移動可能に設けており、
鏡筒内での各レンズユニットの動きや動き量にかかわら
ず、必要最小限の長さをもってFPC基板を所要の状態
で組込むことができる。
【0016】また、本発明によれば、FPC基板を、第
1、第2の折り返し部によって単純に折り返すことによ
り配線し、かつそれぞれの折り返し部に相当する部分を
FPC収納部としていることから、鏡筒内、外を接続す
るFPC基板を複数に分割して構成でき、かつ特別にス
ペースを設ける必要もなく、それぞれの収納スペースを
最小限とすることも可能で、空いたスペースを巧みに利
用し、鏡筒内スペースの有効活用化を図ってFPC基板
を効率よく配線することができる。
【0017】
【実施例】図1ないし図5は本発明に係るレンズ鏡筒の
一実施例を示し、これらの図において、本実施例では、
図1および図2から明らかなように、レンズ鏡筒一体型
のカメラ(ズームカメラ)に本発明を適用した場合を示
している。
【0018】ここで、図1はカメラ本体1からのレンズ
鏡筒1Aの突出量が最も小さい、いわゆるワイド位置
(広角位置)にある状態を、また図2はレンズ鏡筒1A
がカメラ本体1の前方に突出した、いわゆるテレ位置
(望遠位置)にある状態を、それぞれ示している。
【0019】まず、図1、図2により全体の概略構成を
簡単に説明すると、図中符号2はカメラ本体1に固定さ
れた固定鏡筒であり、この固定鏡筒2の周面には光軸方
向に向って直進溝2a,2bが形成されている。また、
この固定鏡筒2の外周面にはカム筒3が回転可能に嵌装
されており、前端部がリング4により抜け止めされる。
【0020】そして、このカム筒3の外周面に形成され
たギア部3dには、ギアGRを介してズームモータ77
(図5参照)の回転が伝達され、これによりカム筒3が
回転するようになっている。また、カム筒3の周面に
は、カム溝3a,3b,3cが螺旋状に形成されてい
る。
【0021】一方、固定鏡筒2の内周面側には、レンズ
群L2,L3と共にレンズユニットを構成するレンズ基
板5が挿通され、この基板5に手振れ補正装置100が
保持されている。この手振れ補正装置100は、レンズ
ホルダ6に保持された手振れ補正レンズ群(以下、防振
レンズと呼ぶ)L3と、この防振レンズL3を駆動する
駆動機構101とからなる。この駆動機構101は、た
とえば図3に示すように、防振レンズL3をX方向に駆
動するX方向駆動機構10と、Y方向に駆動するY方向
駆動機構20とからなる。ここで、X方向およびY方向
は共に撮影レンズの光軸と直交する方向である。
【0022】前記Y方向駆動機構20は、Y方向モータ
21と、このモータ21の出力軸と一体に回転するギア
22と、このギア22の回転を減速する減速ギア列23
と、ギア列23に連結されたY方向シフト駆動軸24
と、駆動軸24の回転を直線運動に変換するY方向駆動
腕25とを有している。
【0023】このY方向シフト駆動軸24は、一対のフ
ランジ24a,24bにより基板5に回転可能に軸支さ
れ、その上部には減速ギア列23の最終ギアと噛合する
ギア24cが連結されるとともに、下部には雄ねじ部2
4dが形成されている。また、Y方向駆動腕25は基板
5に形成された空間に昇降可能にかつ回転不能に保持さ
れており、その上部に形成された雌ねじ部25aに前記
駆動軸24の雄ねじ部24dが螺合される。
【0024】さらに、前記駆動腕25の下端部には挾持
部25bが形成され、四つのスライダボール26を介し
て挾持部25bによりレンズホルダ6の上部連結部が挾
持されている。したがって、駆動腕25の昇降によりレ
ンズホルダ6、すなわち防振レンズL3が図示Y方向に
シフトされる。そのシフト量はモータ21の回転量に依
存する。なお、X方向駆動機構10も、上述したY方向
駆動機構20と同様の構成により、防振レンズL3をX
方向にシフト移動可能に構成されるが、その詳細な説明
は省略する。
【0025】また、Y方向モータ21の出力軸と一体に
回転するギア22には、複数の孔が同心円状に穿設され
た円盤31が一体に回転可能に取付けられている。32
は円盤31の孔形成部分を挾んで対向する投光部と受光
部とを有する周知のフォトインタラプタであり、フォト
インタラプタ32が円盤31の孔部を検出する度にパル
ス信号が出力される。したがって、そのパルス数をカウ
ントすることによりモータの回転量(防振レンズL3の
シフト量に依存する)が検知できる。なお、X方向モー
タ21側にも同様の円盤31およびフォトインタラプタ
32が設けられ、これによりそのモータ21の回転量も
検知される。
【0026】ここで、図3にはX,Y方向に対してフォ
トインタラプタ32がそれぞれ一個づつ示されている
が、実際には図1に示すように、各方向に対して二個づ
つのフォトインタラプタ32が設けられている。このよ
うに二個のフォトインタラプタ32を用いるのは、防振
レンズL3の移動量に加えて移動方向をも検知するため
である。これは、両者の検出を周方向に位置をずらして
行なうこと等によって行なえる。なお、図中33は前記
レンズホルダ6をそれぞれY方向駆動機構20およびX
方向駆動機構10側に付勢するばねである。
【0027】さらに、図1において、上述したような構
成による手振れ補正装置100には、レンズシャッタ機
構40が一体に取付けられている。このレンズシャッタ
機構40は、絞り兼用のシャッタ羽根41と、このシャ
ッタ羽根41を駆動する駆動部42とが一体化されてな
り、駆動部42がビス43により基板5に螺着される。
また、駆動部42には、シャッタ羽根41を駆動するた
めのモータ等の電気部品42aが搭載されるとともに、
その内周面側には、レンズホルダ44を介してレンズ群
L2が保持されている。ここで、基板5に植設されたカ
ムフォロア5aは、前記直進溝2bを貫通してカム溝3
bに係合している。
【0028】また、前記固定鏡筒2の先端側には、レン
ズ群L1を保持するレンズホルダ45が挿通され、その
外周面に植設されたカムフォロア45aが直進溝2aを
貫通してカム溝3aに係合される。
【0029】さらに、固定鏡筒2の後部側には、内周面
にヘリコイド51aが形成されてレンズ群L4と共にレ
ンズユニットを構成するレンズ基板51が挿通され、そ
の外周面に植設されたカムフォロア51bが直進溝2b
を貫通してカム溝3cに係合されている。
【0030】52はフォーカシングレンズL4を保持す
るレンズホルダであり、その外周面に形成されたヘリコ
イド52aが前記レンズ基板51のヘリコイド51aに
螺合されている。また、ヘリコイド51aにはフォーカ
シングモータ53の出力軸と一体のギア53aが螺合し
ており、モータ53の回転によりレンズホルダ52が回
転される。
【0031】そして、レンズホルダ52が回転すると、
ヘリコイド51a,52aの作用によりレンズホルダ5
2、すなわちフォーカシングレンズL4が光軸方向に移
動し、これによりフォーカシングが行われる。ここで、
上述したレンズ鏡筒1A内での各レンズ群L1〜L4に
よって、撮影レンズ光学系が構成される。
【0032】さらに、図中54はFPC支持板となるF
PC案内板部材であり、手振れ補正装置100およびレ
ンズシャッタ機構40とレンズホルダ45との間を光軸
方向に延在して配置され、光軸方向にスライド可能な状
態でフォーカシングレンズであるレンズ群L4に対応す
るレンズ基板51に保持される。この案内板部材54に
は、光軸方向に延びている長孔54aが形成され、ここ
を貫通する段付ビス55,55(二個所)が前記レンズ
基板51に螺合される。ここで、二個の段付ビス55,
55を長孔54a内の光軸方向にずれた位置に設けたの
は、この案内板部材54を光軸方向に沿って円滑かつ確
実に案内するためである。
【0033】したがって、このレンズ基板51は、後述
するズーミング動作の際に長孔54aに沿って光軸方向
に移動し、一方の段付ビス55が長孔54aの前端部に
達すると、レンズ基板51と案内板部材54とが一体に
移動することになる。さらに、56はカム筒3の後部内
周面に沿って設けられた別のFPC案内板部材である。
【0034】また、61は手振れ補正装置100に取付
けられた略円環状の防振用フレキシブルプリント基板
(以下、防振用FPC基板という)であり、この防振用
FPC基板61に手振れ補正装置100を構成する電気
部品(X,Y方向モータ21および各フォトインタラプ
タ32,32)が実装されている。そして、このFPC
基板61の下部は、レンズ基板5に設けられた孔部を通
って光軸に沿ってカメラ前方に引出され、シャッタ機構
40の図示左面(前面)に取付けられた実装基板62に
半田付けにより接続される。
【0035】この実装基板62には、シャッタ駆動部4
2内の電気部品42aが半田付けにより接続されるとと
もに、これらの電気部品42aを鏡筒外のドライバに接
続するためのシャッタ用フレキシブルプリント基板(シ
ャッタ用FPC基板)63の一端が接続されている。
【0036】また、フォーカシングレンズ群L4を保持
するレンズ基板51の図示左面(前面)には、円環状の
実装基板64が取付けられ、この基板64にフォーカシ
ングモータ53が半田付けにより接続されるとともに、
このフォーカシングモータ53を鏡筒外のドライバに接
続するためのフォーカシング用フレキシブルプリント基
板(フォーカシング用FPC基板)65の一端が接続さ
れている。
【0037】このフォーカシングFPC基板65は、図
4の拡大図に示したように、手振れ補正装置100およ
びレンズシャッタ機構40とFPC案内板部材54との
間の空間を通ってカメラ前方に引出され、上記シャッタ
用FPC基板63と重ね合わされた状態で後方に折り曲
げられる。
【0038】ここで、前記各FPC基板63,65の表
面には、導電パターンが形成されており、この導電パタ
ーンが形成された面(カバーレイ面)63a,65a
が、図4から明らかなように、各実装基板62,64の
半田付け面(左面)62a,64aと同一方向を向くよ
うにFPC基板63,65が実装基板に接続される。し
たがって、各FPC基板は、FPC基板65のカバーレ
イ面65aとFPC基板63の裏面63b(導電パター
ンが形成されていない面であり、以下ベース面と呼ぶ)
とが対向する状態で重ね合わされることになる。
【0039】さらに、カメラ本体1の後方に向って折り
曲げられたFPC基板63,65は、互いに重ね合わさ
れた状態を保持しつつFPC案内板部材54とレンズ基
板45との間の空間を通ってカメラ後方に引回され、再
びカメラ本体1の前方に向って折り曲げられた後、上方
のFPC案内板部材56とカム筒3との間の空間を通っ
てレンズ鏡筒1Aの外側に引出され、その先端部がカメ
ラ本体1の上部に導かれる。
【0040】ここで、カメラ本体1の上部に固着された
基板66には、図5に示す制御回路部を構成する制御I
C71が実装されるとともに、この制御IC71に接続
されるズームドライバ72と、シャッタドライバ73
と、手振れ補正モータドライバ74と、手振れ補正モー
タ駆動量検出回路75と、フォーカシングモータドライ
バ76とが実装され、ズームドライバ72にはズームモ
ータ77が接続されている。そして、前記FPC基板6
3,65の先端部は、この基板66上に押圧板67およ
び取付ビス68を介してそれぞれ圧接接続されている。
【0041】なお、図5において、制御IC71にはま
た、周知の測光回路81と、測距回路82と、手振れに
よるカメラ振れ量を検出する手振れセンサ83とが接続
される。また、シャッタドライバ73には、上述した実
装基板62およびシャッタ用FPC基板63を介してシ
ャッタ駆動用の電気部品42aが接続されるとともに、
手振れ補正モータドライバ74および手振れ補正モータ
駆動量検出回路75には、防振用FPC基板61、実装
基板62およびシャッタ用FPC基板63を介してX,
Y方向モータ21およびX,Y方向の各フォトインタラ
プタ32がそれぞれ接続される。ここで、手振れ補正モ
ータ駆動量検出回路75は、フォトインタラプタ32の
出力に基づいてX,Y方向モータ21の駆動量および駆
動方向、すなわち防振レンズL3の移動量および移動方
向を検知して制御IC71に入力する。
【0042】さらに、フォーカシングモータドライバ7
6には、実装基板64およびフォーカシングFPC65
を介してフォーカシングモータ53が接続される。ま
た、制御IC71には、レリーズ釦の半押し操作でオン
する半押しスイッチSW1と、レリーズ釦の全押し操作
でオンするレリーズスイッチSW2と、ズーミングスイ
ッチSW3,SW4とが接続されている。
【0043】前記制御IC71は、半押しスイッチSW
1のオンに伴って測光回路81および測距回路82を作
動せしめるとともに、測距回路82の検出出力に基づい
てフォーカシングモータ53を駆動し、フォーカシング
レンズL4を光軸方向に移動させてフォーカシングを行
なう。また、レリーズスイッチSW2のオンに伴ない、
測光回路81の出力に基づいてシャッタ駆動用電気部品
42aを駆動制御し、シャッタ羽根41の開閉を行な
う。さらに、シャッタレリーズ中は、手振れセンサ83
の出力および手振れ補正モータ駆動量検出回路75の出
力に基づいてX,Y方向モータ21を駆動制御すること
により、防振レンズL3を光軸と直交する方向に適宜移
動させて手振れに起因する像振れを防止し得るものであ
る。
【0044】また、ズーミングスイッチSW3,SW4
がオンされると、制御IC71は、ズームモータ77を
駆動し、ギアGRを介してカム筒3を回転させる。カム
筒3の回転に伴って各カム溝3a,3b,3cが移動す
るので、各カムフォロア45a,5a,53aを介して
レンズホルダ45,レンズ基板5,51がそれぞれ光軸
方向に駆動され、これにより各レンズ群L1〜L4が、
図1に示すワイド位置と図2に示すテレ位置との間で駆
動されズーミングが行われる。このズーミング動作に伴
って各FPC基板63,65は、図示されているように
適宜変形するので、レンズ群L1〜L4に無理な負荷を
与えることはない。
【0045】ここで、上述したような構成によるレンズ
鏡筒1Aにおいて、たとえば鏡筒がズーミングして繰り
込み動作したりする時のFPC案内板部材54やFPC
基板63,65等の関係について説明する。すなわち、
鏡筒繰り込み時には、案内板部材54とレンズ基板51
または段付ビス55,55との摩擦によって案内板部材
54とレンズ基板51が最初から一体となって繰り込ま
れる場合と、FPC基板63,65の保持力によって案
内板部材54は止まったままでレンズ基板51のみが繰
り込まれる場合とが考えられる。
【0046】これは案内板部材54がスライド可能に支
持されているためであるが、前者の場合は、ある位置ま
で繰り込まれると、案内板部材54の後端部54cが、
カメラ本体1内の固定部材1aに当たり、案内板部材5
4は動きが規制される。この状態でFPC基板63,6
5の鏡筒後端側での折り返し部63e,65eは、鏡筒
後端側のFPC収納部120のスペース全体に位置す
る。そして、この状態において、鏡筒をさらに繰り込む
ことにより、レンズ基板51に固設された段付ビス55
は案内板部材54の長孔54aに沿って繰り込み、図1
に示す広角位置(ワイド位置)になる。
【0047】この時、前記FPC基板63,65におい
て、鏡筒前端側の折り返し部63d,65dは、鏡筒前
端側のFPC収納部110内で弛んだ状態となり、この
FPC収納部110の全体に広がって位置する。
【0048】一方、後者の場合は、レンズ基板51が繰
り込み始めても、案内板部材54は動かない。そして、
段付ビス55が案内板部材54の長孔54aの後端部に
当たって初めて一体となって動き出す。したがって、前
者のように、最初に鏡筒後端側の折り返し部63e,6
5eがFPC収納部120に収納された後、最後に鏡筒
前端側の折り返し部63d,65dがFPC収納部11
0に収納されるわけではない。
【0049】すなわち、FPC案内板部材54の動きに
ついて説明すると、図1のようにレンズ鏡筒1Aが広角
位置にあるときには、案内板部材54の後端部54c
は、本体1の固定部材1aに略接しており、第1および
第2(鏡筒前端側および後端側の)のFPC収納部11
0,120には、FPC基板63,65が弛んだ状態で
収納されている。
【0050】この状態において、ズーミングにより鏡筒
が繰り出されると、レンズ基板51は、前述したように
光軸方向に移動し、段付ビス55が長孔54aの前端部
に当たるか、あるいはレンズ基板51と案内板部材54
との摩擦によってこれらが一体になって移動する。そし
て、さらに繰り出されると、図2に示す望遠位置にな
る。
【0051】このとき、FPC収納部110,120に
は、FPC基板63,65が略伸びきった状態で保持さ
れることになる。ただし、この状態で必ずしも長孔54
aの前端部と段付ビス55が当たっているわけではな
く、この状態においても、段付ビス55と長孔54aの
長さ方向には、ある程度の余裕があるので、動作中の第
1の折り返し部63d,65dと第2の折り返し部63
e,65eの曲げ力量、またレンズ基板51と案内板部
材54の摩擦等のバランスにより適当な位置に案内板部
材54は保持される。そして、鏡筒が広角位置になるに
したがって、略同時に折り返し部63e,65e;63
d,65dは、FPC収納部110,120に各々収納
されることになる。
【0052】すなわち、本発明によれば、レンズ鏡筒1
A内で光軸方向に移動可能に保持される少なくとも二つ
のレンズユニットL2,5;L4,51と、第1のレン
ズユニット5に配置された電気部材42aと鏡筒外の制
御回路部71とを電気的に接続するためのFPC基板6
3と、第2のレンズユニット51に対し保持されかつF
PC基板63の一部が固設されている支持板である案内
板部材54を備え、この案内板部材54を、第2のレン
ズユニット51に対し光軸方向に沿って相対的にスライ
ド移動可能に保持し、この支持板上に固設されたFPC
基板を、案内板部材54の両端近くに第1および第2の
折り返し部63d,63eを持たせて配線したものであ
る。
【0053】また、本発明では、第2のレンズユニット
側にも第2のFPC基板65を設け、これを第1のFP
C基板63に対し、たとえば一方の表面と他方の裏面と
を互いに対向させる等によって重ね合わせた状態で、案
内板部材54上に固設している。さらに、本発明では、
各FPC基板63,65を、レンズ鏡筒1A内部でこの
鏡筒先端側に向って引き回すとともに、第1の折り返し
部63d,65dによって鏡筒後端側に向って引き回
し、鏡筒内壁部とこれに近接する案内板部材54との間
の隙間空間等を通して配設し、かつ第2の折り返し部6
3e,65eによって鏡筒先端側に引き回すように構成
している。
【0054】そして、このような構成では、FPC基板
63,65を案内支持する支持板である案内板部材54
を、鏡筒内で移動可能なレンズユニット51に対し光軸
方向に向って相対的にスライド移動可能に設けており、
鏡筒内での各レンズユニット5,51の動きや動き量に
かかわらず、必要最小限の長さをもってFPC基板6
3,65を所要の状態で組込むことができる。
【0055】また、FPC基板63,65を、第1、第
2の折り返し部63d,65d;63e,65eによっ
て単純に折り返すことにより配線し、かつそれぞれの折
り返し部63d,65d;63e,65eに相当する部
分をFPC収納部110,120としていることから、
鏡筒内、外を接続するFPC基板63,65を複数に分
割して構成でき、かつ特別にスペースを設ける必要もな
く、それぞれの収納スペースを最小限とすることも可能
で、空いたスペースを巧みに利用し、鏡筒内スペースの
有効活用化を図ってFPC基板を効率よく配線すること
ができ、これにより鏡筒内スペースの有効利用化やレン
ズ鏡筒、カメラ本体の小型かつコンパクト化を達成し得
る。
【0056】ここで、上述した実施例では、シャッタ機
構40や手振れ補正装置100を構成する各電気部品を
鏡筒1A外(カメラ本体1側)の電気部品に接続するた
めのFPC基板63と、フォーカシングモータ53を鏡
筒1A外(カメラ本体1側)の電気部品に接続するため
のFPC基板65を、それぞれのレンズ群L2,L3;
L4によるレンズユニットに対応して別々に設けている
ので、各FPC基板63,65の幅を最小限に小さくし
たり、効率のよい配線が可能となる。
【0057】特に、FPC基板63,65を光軸回りに
屈曲させる必要がなく、無理なく光軸方向において折り
返すように折曲げ可能で、組立性の向上が図れる。ま
た、一般にFPC基板63,65は非常に薄いため、上
述したように二本のFPC基板63,65を互いに重ね
合せてもさほど厚くならず、配置スペースを最小限に抑
えることができる。加えて、FPC基板63,65を互
いに重ね合せることにより、両FPC基板63,65を
同一の位置から鏡筒外に引出すことができるので、FP
C基板を引出すための空間を鏡筒前、後に設ける必要が
なく、レンズ鏡筒1A、ひいてはカメラ本体1全体の小
型化が図れる。
【0058】また、上述した実施例では、FPC基板6
3のベース面63bと、FPC基板65のカバーレイ面
65aとが対向するように両FPC基板63,65が互
いに重ね合わされているので、図4に示すように、鏡筒
外に引出された各FPC基板63,65を交叉させたり
ねじったりすることなくその先端を基板66の同一面上
に圧接接続することができ、FPC基板63,65を二
本設けたことによって組立性が阻害されることはない。
【0059】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、レンズ鏡筒1Aやカメラ本体1各部の形状、
構造等を適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。
たとえば上述した実施例構造においては、二本のFPC
基板63,65を互いに重ね合わせて配線したが、三個
以上のレンズ群に一体化された三本以上のFPC基板を
互いに重ね合せて配置するようにしてもよい。また、鏡
筒内の電気部品は実施例のものに限定されず、ズームレ
ンズの焦点距離を検出するエンコーダや、フォーカシン
グレンズの位置を検出するエンコーダ等であってもよ
い。
【0060】さらに、レンズ鏡筒内の電気部品を基板6
2,64に実装し、その基板62,64にそれぞれFP
C基板63,65の一端を接続したが、基板62,64
に代えてFPC基板63,65と一体のFPCに電気部
品を実装してもよい。また、実施例では、レンズ一体型
のカメラにて説明したが、たとえば一眼レフカメラに装
着される交換レンズにも本発明を適用できる。この場合
には、互いに重ね合わされた複数のFPC基板の先端を
交換レンズ内の接点に接続し、交換レンズがカメラ本体
に装着されたときにその接点とカメラ本体側接点を介し
て鏡筒内の電気部品がカメラ本体内の電気部品に接続さ
れるように構成すればよい。
【0061】さらに、本発明によれば、上述したように
支持板となる案内板部材54を、レンズユニットを構成
するレンズ基板51に対し段付ビス55を介して光軸方
向にスライド移動可能に設けており、カメラ本体1側に
固設された案内板部材の長さに比べて充分に短くするこ
とができ、これによりレンズ鏡筒1Aの光軸方向の長さ
を短くすることができる。ここで、このような相対移動
可能な構成としては、段付ビス55と長孔54aとによ
る構造に限らず、種々の変形例が考えられる。さらに、
レンズ群L4によるレンズユニットを構成するレンズ基
板51に限らず、案内板部材54を別のレンズユニット
に設けることも自由である。
【0062】また、本発明によれば、鏡筒内で移動する
レンズユニットの一部に案内板部材54をスライド移動
可能に構成しているため、固定したものに比べ、個々の
動きを行なう各レンズ群からのFPC基板63,65の
長さを最短化することができる。これは、各ズーム位置
におけるFPC基板63,65を短くできる最良の案内
板部材54の位置を選択できることからで、その結果コ
ストダウン、さらにはレンズ鏡筒1A内の収納スペース
の有効利用化を図れるという利点がある。
【0063】さらに、本発明によれば、案内板部材54
によりFPC基板63,65の収納位置が決まり、また
単純に折り返しただけの方法であるので、FPC基板6
3,65の組込みが確実に行なえ、品質を向上させるこ
とができる。
【0064】また、前述した実施例での段付ビス55の
組付け位置を変えたり、あるいは案内板部材54を適宜
の位置で停止させる方法、たとえば案内板部材54の後
端部54cを本体1の固定部材1aに当てる方法に変え
て、固定鏡筒2より突起を出して案内板部材54に当て
るといった変形例が考えられる。そして、このようにす
ると、案内板部材54の光軸方向の長さを、実施例より
も短くすることが可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
鏡筒によれば、鏡筒内で光軸方向に移動可能に保持され
る少なくとも二つのレンズユニットと、第1のレンズユ
ニットに配置された電気部材と鏡筒外の制御回路部とを
電気的に接続するためのフレキシブルプリント基板と、
第2のレンズユニットに対し保持されかつフレキシブル
プリント基板の一部が固設されている支持板を備え、こ
の支持板を、第2のレンズユニットに対し光軸方向に沿
って相対的にスライド移動可能に保持するとともに、こ
の支持板上に固設されたフレキシブルプリント基板を、
支持板の両端近くに第1および第2の折り返し部を持た
せて配線するようにしたので、簡単な構成であるにもか
かわらず、鏡筒内、外を接続するFPC基板を案内して
保持する支持板を従来に比べて小さくでき、しかもFP
C基板の長さも短くすることができ、これによりFPC
基板の収納時のスペースも少なくてよく、鏡筒内スペー
スの有効利用化を図れ、さらにレンズ鏡筒やカメラ本体
の小型かつコンパクト化を達成できるという優れた効果
を奏する。
【0066】特に、本発明によれば、FPC基板を案内
支持する支持板を、鏡筒内で移動可能なレンズユニット
に対し光軸方向に向って相対的にスライド移動可能に設
けていることから、鏡筒内での各レンズユニットの動き
や動き量にかかわらず、必要最小限の長さをもってFP
C基板を所要の状態で組込むことができる。
【0067】また、本発明によれば、第2のレンズユニ
ット側の電気部材と鏡筒外の制御回路部とを電気的に接
続するための第2のフレキシブルプリント基板を用いる
にあたって、この第2のフレキシブルプリント基板を、
第1のレンズユニットと制御回路部とを接続する第1の
フレキシブルプリント基板と、たとえば一方の表面と他
方の裏面とを互いに対向させる等によって重ね合わせた
状態で支持板上に固設したので、必要最小限のスペース
によって効率のよい配線が、簡単かつ適切に行なえ、レ
ンズ鏡筒やカメラ本体の小型化も図れるという利点を奏
する。
【0068】さらに、本発明に係るレンズ鏡筒によれ
ば、レンズユニットの電気部材に接続されたフレキシブ
ルプリント基板を、レンズ鏡筒内部でこのレンズ鏡筒の
先端側に向って引き回すとともに、第1の折り返し部に
よってレンズ鏡筒の後端側に向って引き回し、レンズ鏡
筒内壁部とこれに近接する支持板との間の隙間空間等を
通して配設するようにし、かつ第2の折り返し部によっ
てレンズ鏡筒の先端側に引き回すように構成し、それぞ
れの折り返し部に相当する部分をFPC収納部としてい
ることから、鏡筒内、外を接続するFPC基板を複数に
分割して構成でき、かつ特別にスペースを設ける必要も
なく、それぞれの収納スペースを最小限とすることも可
能で、空いたスペースを巧みに利用し、鏡筒内スペース
の有効活用化を図ってFPC基板を効率よく配線するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡筒の一実施例を示し、レ
ンズ鏡筒が広角位置(ワイド位置)にある場合のカメラ
全体の概略断面図である。
【図2】レンズ鏡筒が望遠位置(テレ位置)にある場合
の図1に対応する概略断面図である。
【図3】手振れ補正装置の要部構成を説明するための概
略構成図である。
【図4】図1におけるFPC基板配線部分を拡大して示
す要部拡大断面図である。
【図5】本発明を適用して好適なカメラ全体の制御回路
系の一例を説明するための概略構成図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 1A レンズ鏡筒 2 固定鏡筒 3 カム筒 10 X方向駆動機構 20 Y方向駆動機構 21 手振れ補正用モータ 40 レンズシャッタ機構 42 シャッタ駆動部 42a シャッタ駆動用電気部品 51 レンズ基板 52 レンズホルダ 53 フォーカシングモータ 54 FPC案内板部材 54a 長孔 55 段付ビス 56 FPC案内板部材 61 防振用FPC基板 62 実装基板 63 シャッタ用FPC基板 63d 先端側折り返し部 63e 後端側折り返し部 64 実装基板 65 フォーカシング用FPC基板 65 フォーカシング用FPC 65d 先端側折り返し部 65e 後端側折り返し部 66 基板 71 制御IC(制御回路部) 72 ズームドライバ 73 シャッタドライバ 74 手振れ補正モータドライバ 76 フォーカシングモータドライバ 77 ズームモータ 100 手振れ補正装置(防振機構部) 101 駆動機構 110 第1(鏡筒先端側)のFPC収納部 120 第2(鏡筒後端側)のFPC収納部 L1 レンズ群(ズーミングレンズ) L2 レンズ群(ズーミングレンズ) L3 レンズ群(手振れ補正レンズ群;防振レンズ) L4 レンズ群(フォーカシングレンズ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 17/02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡筒内で光軸方向に移動可能に保
    持される少なくとも第1および第2のレンズユニット
    と、 前記第1のレンズユニットに配置された電気部材と鏡筒
    外に設けられた制御回路部とを電気的に接続するための
    フレキシブルプリント基板と、 前記第2のレンズユニットに対し保持されかつ前記フレ
    キシブルプリント基板の一部が固設されている支持板と
    を備え、 この支持板は、前記第2のレンズユニットに対し光軸方
    向に沿って相対的にスライド移動可能に保持されるとと
    もに、 この支持板上に固設されたフレキシブルプリント基板
    は、支持板の両端近くに第1および第2の折り返し部を
    有していることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレンズ鏡筒において、 第2のレンズユニットに配置された電気部材と鏡筒外に
    設けられた制御回路部とを電気的に接続するための第2
    のフレキシブルプリント基板を備え、 この第2のフレキシブルプリント基板は、前記第1のレ
    ンズユニットと制御回路部とを接続する第1のフレキシ
    ブルプリント基板と重ね合わされた状態で、前記支持板
    上に固設されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレンズ鏡筒において、 第1、第2のフレキシブルプリント基板とは、その一方
    の表面と他方の裏面とが互いに対向する状態で、重ね合
    わされていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    のレンズ鏡筒において、 レンズユニットの電気部材に接続されたフレキシブルプ
    リント基板は、レンズ鏡筒内部でこのレンズ鏡筒の先端
    側に向って引き回されるとともに、 第1の折り返し部によってレンズ鏡筒の後端側に向って
    引き回され、 かつ第2の折り返し部によってレンズ鏡筒の先端側に引
    き回されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載のレンズ鏡筒において、 フレキシブルプリント基板は、レンズ鏡筒内で内壁部に
    近接して配置された支持板との間の隙間空間を通って配
    設されるとともに、 この隙間空間部分が支持板に固設されていることを特徴
    とするレンズ鏡筒。
JP3081994A 1993-10-21 1994-02-03 レンズ鏡筒 Pending JPH07218804A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3081994A JPH07218804A (ja) 1994-02-03 1994-02-03 レンズ鏡筒
US08/795,764 US5717969A (en) 1993-10-21 1997-02-06 Lens barrel with flexible printed circuit boards

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3081994A JPH07218804A (ja) 1994-02-03 1994-02-03 レンズ鏡筒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07218804A true JPH07218804A (ja) 1995-08-18

Family

ID=12314322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3081994A Pending JPH07218804A (ja) 1993-10-21 1994-02-03 レンズ鏡筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07218804A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293237A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Canon Inc レンズ鏡筒およびこれを備えた撮像装置
JP2006145704A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Olympus Corp レンズ鏡筒及び電子機器
JP2007219338A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Canon Inc 撮像装置
US8605373B2 (en) 2010-02-26 2013-12-10 Konica Minolta Advanced Layers, Inc. Lens barrel
JP2018171952A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 車載装置
JP2019105773A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10293237A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Canon Inc レンズ鏡筒およびこれを備えた撮像装置
JP2006145704A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Olympus Corp レンズ鏡筒及び電子機器
JP2007219338A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Canon Inc 撮像装置
US8605373B2 (en) 2010-02-26 2013-12-10 Konica Minolta Advanced Layers, Inc. Lens barrel
JP2018171952A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 車載装置
JP2019105773A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6115197A (en) Zoom lens barrel
JP4661915B2 (ja) 像ぶれ補正装置、レンズ鏡筒装置及びカメラ装置
KR20060050569A (ko) 렌즈 경통 및 촬상 장치
JP4455350B2 (ja) 撮像装置
US5717969A (en) Lens barrel with flexible printed circuit boards
JP3582329B2 (ja) 鏡胴
JPH07218804A (ja) レンズ鏡筒
JP2014191164A (ja) レンズ鏡筒および交換レンズ並びに撮影装置
JPH07181360A (ja) フレキシブルプリント基板を有するレンズ鏡筒
JP3376659B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4710340B2 (ja) レンズ鏡筒
JP3427103B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4041957B2 (ja) レンズ装置及びその組立方法
JP3464508B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH07120658A (ja) レンズ鏡筒
JP2007127791A (ja) 像ぶれ補正装置、レンズ装置及び撮像装置
JP3215793B2 (ja) レンズ鏡筒のカム構造
JPH07218803A (ja) レンズ鏡筒
JPH07209718A (ja) カメラの電気基板接続構造
JP3464509B2 (ja) レンズ鏡筒
JP3380104B2 (ja) レンズ鏡筒のfpc基板案内装置及びそのfpc基板
JP2002341226A (ja) レンズ制御装置
JPH08651Y2 (ja) ズームレンズ鏡胴の電気接続装置
JP4510209B2 (ja) ズームレンズ装置
JP2023155632A (ja) 接続部材、レンズ鏡筒および光学機器