JPH07181360A - フレキシブルプリント基板を有するレンズ鏡筒 - Google Patents

フレキシブルプリント基板を有するレンズ鏡筒

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JPH07181360A
JPH07181360A JP5324393A JP32439393A JPH07181360A JP H07181360 A JPH07181360 A JP H07181360A JP 5324393 A JP5324393 A JP 5324393A JP 32439393 A JP32439393 A JP 32439393A JP H07181360 A JPH07181360 A JP H07181360A
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JP
Japan
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lens
flexible printed
barrel
guide member
lens barrel
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JP5324393A
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English (en)
Inventor
Isao Soshi
功 曽雌
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Minoru Kato
稔 加藤
Junichi Omi
淳一 尾見
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鏡筒を大型化させることなく組立作業効率を
向上させ、かつ廉価にフレキシブルプリント基板を固定
し得るレンズ鏡筒を提供する。 【構成】 光軸方向に移動可能な複数のレンズ群L2,
L3およびL4と、これらのレンズ群L2,L3および
L4とそれぞれ一体化された複数の撮影動作用電気部品
21,32および53と、カメラ本体1側の電気部品と
複数の撮影動作用電気部品21,32および53とをそ
れぞれ電気的に接続するため、折曲げられた状態で鏡筒
内の空間に配置される複数のフレキシブルプリント基板
63,65とを備えたレンズ鏡筒において、互いに重ね
合わされた複数のフレキシブルプリント基板63,65
を所定の折曲げガイド部材21dに沿って折曲げ、その
折曲げ部をクリップ部材92にて折曲げガイド部材21
dに挟持固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の撮影動作用電気
部品を複数のフレキシブルプリント基板にてカメラ本体
側の電気部品と電気的に接続するようにしたレンズ鏡筒
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばレンズシャッタ駆動機構やフォー
カシング機構を構成する複数の電気部品を内蔵し、これ
らの複数の電気部品を複数のレンズ群とそれぞれ一体化
させたレンズ鏡筒が知られている。この種のレンズ鏡筒
においては、上記複数の電気部品をカメラ本体内に設け
られた制御ICなどに電気的に接続する手段として、い
わゆるフレキシブルプリント基板(FPC)と呼ばれる
可撓性の基板が用いられている(例えば、実開昭63−
39216号公報,実開平1−136930号公報)。
【0003】この種のFPCは、上述した電気部品に一
端が接続されるとともに、他端が鏡筒外に設けられた基
板(制御ICがが実装される)に接続され、これにより
レンズ鏡筒内の電気部品と鏡筒外の電気部品とがFPC
上の配線パターンを介して電気的に接続される。このよ
うなFPCを用いれば、例えばズーミングなどによるレ
ンズ群の移動に伴って電気部品が光軸方向に移動する場
合でも、FPCが適宜変形することにより対応でき、レ
ンズ群に無理な負荷を与えることはない。
【0004】ところで、上記ズーミングなどによってレ
ンズ群が大きく移動すると、レンズ群と一体化された電
気部品の移動量も必然的に多くなり、このためFPCに
弛みが生ずる。この弛みを極力少なくするため、従来は
レンズ鏡筒内でFPCを複数回折曲げた状態で配置し、
さらにFPCの一部を所定のガイド部材に両面テープに
より貼り付けて固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記鏡
筒内の電気部品の数が増えるとFPCの数も増加し、こ
れらの複数のFPCをガイド部材に貼り付けるとなる
と、ガイド部材側の貼り付け面積が大きくなってカメラ
の小型化が阻害される。そこで、ガイド部材側の貼り付
け面積を小さくするために複数のFPCを互いに重ね合
わせた状態で貼り付けることが考えられるが、この場合
には貼り付け工程が増加してレンズ鏡筒の組立作業効率
が低下するという問題がある。さらに、貼り付けによる
固定方法は、貼り付け強度を強くするためにFPC側の
貼り付け面積をも大きくしなければならず、FPCが大
型化してコストアップを招来するという問題もある。
【0006】本発明の目的は、鏡筒を大型化させること
なく組立作業効率を向上させ、かつ廉価にフレキシブル
プリント基板を固定し得る、フレキシブルプリント基板
を供えたレンズ鏡筒を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明は、光軸方向に移動可能な
複数のレンズ群L2,L3およびL4と、これらのレン
ズ群L2,L3およびL4とそれぞれ一体化された複数
の撮影動作用電気部品21,32および53と、カメラ
本体1側の電気部品71(図6)と複数の撮影動作用電
気部品21,32および53とをそれぞれ電気的に接続
するため、折曲げられた状態で鏡筒内の空間に配置され
る複数のフレキシブルプリント基板63,65とを備え
たレンズ鏡筒に適用される。そして、互いに重ね合わさ
れた複数のフレキシブルプリント基板63,65を所定
の折曲げガイド部材2dに沿って折曲げ、その折曲げ部
をクリップ部材92にて折曲げガイド部材2dに挟持固
定し、これにより上記問題点を解決する。特に請求項2
の発明は、図4に示すように折曲げガイド部材2dに係
合ピン91を突設し、この係合ピン91に複数のフレキ
シブルプリント基板63,65およびクリップ部材92
に設けた孔部92aを係合させたものである。また請求
項3の発明は、複数のレンズ群を光軸方向に案内する案
内筒2に上記折曲げガイド部材2dを形成したものであ
る。
【0008】
【作用】互いに重ね合わされた複数のフレキシブルプリ
ント基板63,65を折曲げガイド部材2dに沿って折
曲げ、その折曲げ部をクリップ部材92にて折曲げガイ
ド部材2dに挟持固定する。これによれば、1回のクリ
ップ部材92の装着動作で複数のフレキシブルプリント
基板63,65を一度に固定することができるので、組
立作業効率の向上が図れる。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】図1〜図7により本発明の一実施例を説明す
る。図1,図2は本実施例におけるレンズ鏡筒一体型の
カメラ(ズームカメラ)を示す側面断面図であり、図1
はレンズ鏡筒が広角位置にある状態を、図2はレンズ鏡
筒が望遠位置にある状態をそれぞれ示している。2はカ
メラ本体1に固定された固定鏡筒であり、この固定鏡筒
2の周面には光軸方向の直進溝2a,2bが形成されて
いる。固定鏡筒2の外周面にはカム筒3が回転可能に外
挿されており、リング4により抜け止めされる。カム筒
3の外周面に形成されたギア部3dには、ギアGRを介
してズームモータ77(図6)の回転が伝達され、これ
によりカム筒3が回転する。またカム筒3の周面にはカ
ム溝3a,3b,3cが形成されている。
【0011】固定鏡筒2の内周面側にはレンズ基板5が
挿通され、この基板5に手振れ補正装置100が保持さ
れている。この手振れ補正装置100は、レンズホルダ
6に保持された手振れ補正レンズ群(以下、防振レンズ
と呼ぶ)L3と、この防振レンズL3を駆動する駆動機
構101とから成り、駆動機構101は、例えば図3に
示すように、防振レンズL3をX方向に駆動するX方向
駆動機構10と、Y方向に駆動するY方向駆動機構20
とから成る。ここで、X方向およびY方向は共に撮影レ
ンズの光軸と直交する方向である。
【0012】Y方向駆動機構20は、Y方向モータ21
と、このモータ21の出力軸と一体に回転するギア22
と、このギア22の回転を減速する減速ギア列23と、
ギア列23に連結されたY方向シフト駆動軸24と、駆
動軸24の回転を直線運動に変換するY方向駆動腕25
とを有している。Y方向シフト駆動軸24は、一対のフ
ランジ24a,24bにより基板5に回転可能に軸支さ
れ、その上部には減速ギア列23の最終ギアと噛合する
ギア24cが連結されるとともに、下部には雄ねじ部2
4dが形成されている。Y方向駆動腕25は基板5に形
成された空間に昇降可能にかつ回転不能に保持されてお
り、その上部に形成された雌ねじ部25aに上記駆動軸
24の雄ねじ部24dが螺合される。
【0013】駆動腕25の下端部には挟持部25bが形
成され、4つのスライダボール26を介して挟持部25
bによりレンズホルダ6の上部連結部が挟持されてい
る。したがって、駆動腕25の昇降によりレンズホルダ
6、すなわち防振レンズL3が図示Y方向にシフトされ
る。そのシフト量はモータ21の回転量に依存する。ま
た、X方向駆動機構10もY方向駆動機構20と同様の
構成により、防振レンズL3をX方向にシフトするよう
になっている。
【0014】また、Y方向モータ21の出力軸と一体に
回転する上記ギア22には、複数の孔が同心円状に穿設
された円盤31が一体に回転可能に取付けられている。
32は、円盤31の孔形成部分を挟んで対向する投光部
と受光部とを有する周知のフォトインタラプタであり、
フォトインタラプタ32が円盤31の孔部を検出するた
びにパルス信号が出力される。したがって、そのパルス
数をカウントすることによりモータの回転量(防振レン
ズL3のシフト量に依存する)が検知できる。また、X
方向モータ側にも同様の円盤およびフォトインタラプタ
が設けられ、これによりモータの回転量が検知される。
【0015】ここで図3には、X,Y方向に対してフォ
トインタラプタ32がそれぞれ1個づつ示されている
が、実際には図1に示すように、各方向に対して2個づ
つのフォトインタラプタ32が設けられている。このよ
うに2個のフォトインタラプタを用いるのは、防振レン
ズL3の移動量に加えて移動方向をも検知するためであ
る。なお33は、上記レンズホルダ6をそれぞれY方向
駆動機構20およびX方向駆動機構10側に付勢するば
ねである。
【0016】図1において、上述の如く構成された手振
れ補正装置100には、レンズシャッタ機構40が一体
に取付けられている。レンズシャッタ機構40は、絞り
兼用のシャッタ羽根41と、このシャッタ羽根41を駆
動する駆動部42とが一体化されて成り、駆動部42が
ビス43により基板5に螺着される。また駆動部42に
は、シャッタ羽根41を駆動するためのモータなどの電
気部品42aが搭載されるとともに、その内周面側には
レンズ群L2が保持されている。ここで、基板5に植設
されたカムフォロア5aは、上記直進溝2bを貫通して
カム溝3bに係合されている。また固定鏡筒2の先端側
にはレンズ群L1を保持するレンズホルダ45が挿通さ
れ、その外周面に植設されたカムフォロア45aが直進
溝2aを貫通してカム溝3aに係合される。
【0017】さらに固定鏡筒2の後部側には、内周面に
ヘリコイド51aが形成されたレンズ基板51が挿通さ
れ、その外周面に植設されたカムフォロア51bが直進
溝2bを貫通してカム溝3cに係合されている。52は
フォーカシングレンズL4を保持するレンズホルダであ
り、その外周面に形成されたヘリコイド52aが上記レ
ンズ基板51のヘリコイド51aに螺合されている。ま
た、ヘリコイド51aにはフォーカシングモータ53に
よって回転されるギア53aが螺合しており、モータ5
3の回転によりレンズホルダ52が回転される。レンズ
ホルダ52が回転すると、ヘリコイド51a、52aの
作用によりレンズホルダ52、すなわちフォーカシング
レンズL4が光軸方向に移動し、これによりフォーカシ
ングが行われる。ここで、上述した各レンズ群L1〜L
4により撮影レンズ光学系が構成される。
【0018】54はFPC案内部材であり、手振れ補正
装置100およびレンズシャッタ機構40とレンズホル
ダ45との間を光軸方向に延在し、光軸方向にスライド
可能にカメラ本体1に保持される。この案内部材54に
は、光軸方向の長孔54aが形成され、ここを貫通する
段付ビス55が上記レンズ基板51に螺合される。した
がってレンズ基板51は、後述するズーミングの際に長
孔54aに案内されて光軸方向に移動し、段付ビス55
が長孔54aの前端部に達すると、レンズ基板51と案
内部材54とが一体に移動することになる。
【0019】61は、手振れ補正装置100に取付けら
れた略円環状の防振用フレキシブルプリント基板(以
下、防振用FPCと呼ぶ)であり、この防振用FPC6
1に手振れ補正装置100を構成する電気部品(X,Y
方向モータ21および各フォトインタラプタ32)が実
装されている。また、このFPC61の下部は、レンズ
基板5に設けられた孔部を通って光軸に沿ってカメラ前
方に引出され、シャッタ機構40の図示左面(前面)に
取付けられた実装基板62に半田付けにより接続され
る。実装基板62には、シャッタ駆動部42内の電気部
品42aが半田付けにより接続されるとともに、これら
の電気部品42aを鏡筒外のドライバに接続するための
シャッタ用フレキシブルプリント基板(シャッタ用FP
C)63の一端が接続されている。
【0020】また、フォーカシングレンズ群L4を保持
するレンズ基板51の図示右面(後面)には、円環状の
実装基板64が取付けられ、この基板64にフォーカシ
ングモータ53が半田付けにより接続されるとともに、
このフォーカシングモータ53を鏡筒外のドライバに接
続するためのフォーカシング用フレキシブルプリント基
板(フォーカシング用FPC)65の一端が接続されて
いる。
【0021】フォーカシングFPC65は、レンズ基板
51に設けられた孔部を通って基板51の前方に引出さ
れた後、手振れ補正装置100およびレンズシャッタ機
構40とFPC案内部材54との間の空間を通ってカメ
ラ前方に引出され、上記シャッタ用FPC63と重ね合
わされた状態で後方に折り曲げられる。
【0022】カメラ後方に折り曲げられたFPC63,
65は、互いに重ね合わされた状態を保持しつつFPC
案内部材54とレンズ基板45との間の空間を通ってカ
メラ後方に引回され、再びカメラ前方に折り曲げられた
後、固定鏡筒2のガイド固定部2dに沿って再度後方に
折曲げられる。すなわち図4,図5(a),(b)に示
すように、固定鏡筒2の後端部周面には矩形の孔部2c
(図1にも示す)が形成されるとともに、この孔部2c
の後部壁面から固定鏡筒後端部にかけてFPCガイド固
定部2dが形成され、このガイド固定部2dにピン91
が突設されている。固定鏡筒2の内周面に沿って前方に
引延ばされたFPC63,65は、孔部2cを通って固
定鏡筒2の外周面側に引出され、ガイド固定部2dの端
面に沿って折曲げられた後、後方に引延ばされる。その
際、FPC63,65に予め穿設された孔に上記ピン9
1が係合される。92は、孔92aを有するFPC固定
用のクリップであり、このクリップ92によりFPC6
3,65の折曲げ部が図5に示すように上下方向から挟
み込まれ、ガイド固定部2dに固定される。その際、ク
リップ92の孔92aがピン91に係合される。
【0023】その後FPC63,65は、図1に示すよ
うに、ガイド固定部2dとカム筒3との隙間を通ってレ
ンズ鏡筒外に引出され、その先端部がカメラ本体1の上
部に導かれる。カメラ本体1の上部に固着された基板6
6には、制御IC71(図6)が実装されるとともに、
この制御IC71に接続されるズームドライバ72と、
シャッタドライバ73と、手振れ補正モータドライバ7
4と、手振れ補正モータ駆動量検出回路75と、フォー
カシングモータドライバ76とが実装され、ズームドラ
イバ72にはズームモータ77が接続されている。
【0024】鏡筒外に引出されたFPC63の先端部
は、図示の如く2度折曲げられて基板66の上面に導か
れる。一方、FPC65の先端側には、予め図7に示す
ような蛇行部65cが設けられており、この蛇行部65
cを利用してFPC65の先端部をFPC63の垂直部
分の前方に引出し、基板66の下面に導く。そして、両
FPC63,65の先端部が一対の押圧板67および1
本の取付ビス68を介して介して基板66の上下面にそ
れぞれ圧接接続される。
【0025】図6において、制御IC71にはまた、周
知の測光回路81と、測距回路82と、手振れによるカ
メラ振れ量を検出する手振れセンサ83とが接続され
る。またシャッタドライバ73には、上述した実装基板
62およびシャッタFPC63を介してシャッタ駆動用
の電気部品42aが接続されるとともに、手振れ補正モ
ータドライバ74および手振れ補正モータ駆動量検出回
路75には、防振FPC61、実装基板62およびシャ
ッタFPC63を介してX,Y方向モータ21および
X,Y方向の各フォトインタラプタ32がそれぞれ接続
される。手振れ補正モータ駆動量検出回路75は、フォ
トインタラプタ32の出力に基づいてX,Y方向モータ
21の駆動量および駆動方向、すなわち防振レンズL3
の移動量および移動方向を検知して制御IC71に入力
する。
【0026】さらに、フォーカシングモータドライバ7
6には、実装基板64およびフォーカシングFPC65
を介してフォーカシングモータ53が接続される。また
制御IC71には、レリーズ釦の半押し操作でオンする
半押しスイッチSW1と、レリーズ釦の全押し操作でオ
ンするレリーズスイッチSW2と、ズーミングスイッチ
SW3,SW4とが接続されている。
【0027】制御IC71は、半押しスイッチSW1の
オンに伴って測光回路81および測距回路82を作動せ
しめるとともに、測距回路82の検出出力に基づいてフ
ォーカシングモータ53を駆動し、フォーカシングレン
ズL4を光軸方向に移動させてフォーカシングを行う。
また、レリーズスイッチSW2のオンに伴い、測光回路
81の出力に基づいてシャッタ駆動用電気部品42aを
駆動制御し、シャッタ羽根41の開閉を行う。さらに、
シャッタレリーズ中は、手振れセンサ83の出力および
手振れ補正モータ駆動量検出回路75の出力に基づいて
X,Y方向モータ21を駆動制御することにより、防振
レンズL3を光軸と直交する方向に適宜移動させて手振
れに起因する像ブレを防止する。
【0028】また、ズーミングスイッチSW3,SW4
がオンされると、制御IC71は、ズームモータ77を
駆動し、ギアGRを介してカム筒3を回転させる。カム
筒3の回転に伴って各カム溝3a,3b,3cが移動す
るので、各カムフォロア45a,5a,53aが固定鏡
筒2の直進溝2a,2cに沿って移動し、これによりレ
ンズホルダ45,レンズ基板5,51がそれぞれ光軸方
向に駆動される。その結果、各レンズ群L1〜L4が図
1に示す広角位置と図2に示す望遠位置との間で駆動さ
れズーミングが行われる。このズーミングに伴って各F
PC63,65が図1,図2および図5(a),(b)
の如く適宜変形するので、レンズ群L1〜L4に無理な
負荷を与えることはない。
【0029】以上のように本実施例では、2本のFPC
63,65を互いに重ね合わせて固定するようにしたの
で、固定に要するガイド固定部2d側の面積はFPC1
本分で済む。また、上記重ね合わされたFPC63,6
5を固定鏡筒2のガイド固定部2dに沿って折曲げ、そ
の折曲げ部をクリップ92にてガイド固定部2dに挟持
固定したので、1回のクリップ92の装着動作で複数の
FPC63,65を一度に固定することができる。特に
本実施例では、ガイド固定部2dに突設されたピン91
にFPC63,65およびクリップ92孔部を係合させ
たので、FPC63,65やクリップ92が位置ずれを
起こしたり、クリップ93が外れることがない。さら
に、レンズ群を光軸方向に案内する直進溝2a,2bを
有する固定鏡筒2にガイド固定部2dを形成したので、
専用のガイド部材を設ける必要がなく、部品点数の減少
が図れる。
【0030】以上の実施例の構成において、モータ2
1,53およびフォトインタラプタ32が撮影動作用電
気部品を、制御IC71がカメラ本体側電気部品を、ガ
イド固定部2dが折曲げガイド部材を、クリップ92が
クリップ部材をそれぞれ構成する。
【0031】なお以上では、2本のFPC63,65を
互いに重ね合わせたが、3個以上のレンズ群に一体化さ
れた3本以上のFPCを互いに重ね合せて配置するよう
にしてもよい。この場合もFPCの固定に要するガイド
固定部2d側の面積はFPC1本分で済み、また1回の
クリップ装着動作で全てのFPCをガイド固定部2dに
固定できる。さらに、鏡筒内の撮影動作用電気部品は上
述のものに限定されず、例えばズームレンズの焦点距離
を検出するためのエンコーダや、フォーカシングレンズ
の位置を検出するためのエンコーダなどであってもよ
い。また以上では、レンズ一体型のカメラにて説明した
が、例えば一眼レフカメラに装着される交換レンズにも
本発明を適用できる。この場合には、互いに重ね合わさ
れた複数のFPCの先端を交換レンズ内の接点に接続
し、交換レンズがカメラ本体に装着されたときにその接
点とカメラ本体側接点を介して鏡筒内の電気部品がカメ
ラ本体内の電気部品に接続されるよう構成すればよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、互いに重ね合わされた
複数のフレキシブルプリント基板を所定の折曲げガイド
部材に沿って折曲げ、その折曲げ部をクリップ部材にて
ガイド部材に挟持固定するようにしたので、フレキシブ
ルプリント基板の数が増加してもその固定に要するガイ
ド部材側の面積が最小限で済み、カメラの小型化が図れ
るとともに、1回のクリップ部材の装着動作で複数のフ
レキシブルプリント基板を一度に固定することができ、
組立作業効率の向上が図れる。また、従来のように両面
テープによって貼り付けるものと異なり貼り付け強度を
考慮する必要がないので、フレキシブルプリント基板側
の固定に要する面積も小さくて済み、コストトダウンが
図れる。特に請求項2の発明によれば、折曲げガイド部
材に突設された係合ピンに複数のフレキシブルプリント
基板およびクリップ部材の孔部を係合させたので、フレ
キシブルプリント基板やクリップ部材が位置ずれを起こ
したり、クリップ部材が外れることが防止できる。ま
た、請求項3の発明によれば、複数のレンズ群を光軸方
向に案内する案内筒にガイド部材を形成したので、専用
のガイド部材を設ける必要がなく、部品点数が減少して
更なる鏡筒の小型化およびコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡筒を有するカメラの一実
施例を示す断面図であり、撮影レンズが広角位置にある
状態を示す。
【図2】図1と同様の図であり、撮影レンズが望遠位置
にある状態を示す。
【図3】手振れ補正装置の構成を示す図。
【図4】FPC固定部の構成を示す斜視図。
【図5】図4のV−V線断面図であり、(a)が広角
時、(b)が望遠時の状態をそれぞれ示す。
【図6】上記カメラの制御系を示すブロック図。
【図7】図1のVII方向から見た図。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 固定鏡筒 2a,2b 直進溝 2c 孔部 2d ガイド固定部 3 カム筒 21 手振れ補正用モータ 32 フォトインタラプタ 40 シャッタ機構 41 シャッタ羽根 42 シャッタ駆動部 42a シャッタ駆動用電気部品 54,56 FPC案内部材 61 防振用FPC 63 シャッタ用FPC 65 フォーカシング用FPC 71 制御IC 100 手振れ補正装置 101 駆動機構 91 ピン 92 クリップ 92a 孔 L1〜L4 レンズ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾見 淳一 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に移動可能な複数のレンズ群
    と、 これらのレンズ群とそれぞれ一体化された複数の撮影動
    作用電気部品と、 カメラ本体側の電気部品と前記複数の撮影動作用電気部
    品とをそれぞれ電気的に接続するため、折曲げられた状
    態で鏡筒内の空間に配置される複数のフレキシブルプリ
    ント基板とを備えたレンズ鏡筒において、 互いに重ね合わされた複数のフレキシブルプリント基板
    を所定の折曲げガイド部材に沿って折曲げ、その折曲げ
    部をクリップ部材にて前記折曲げガイド部材に挟持固定
    したことを特徴とするフレキシブルプリント基板を有す
    るレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記折曲げガイド部材に係合ピンを突設
    し、この係合ピンに前記複数のフレキシブルプリント基
    板およびクリップ部材に設けた孔部を係合させたことを
    特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント基板
    を有するレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記複数のレンズ群を光軸方向に案内す
    る案内筒に前記折曲げガイド部材を形成したことを特徴
    とする請求項1または2に記載のフレキシブルプリント
    基板を有するレンズ鏡筒。
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