JP2007219338A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化することのできる撮像装置を提供する。
【解決手段】像振れを補正する補正手段16と、補正手段を保持する保持部材27と、保持部材を光軸に垂直な平面で移動可能に支持するベース部材31と、補正手段を駆動する振れ補正駆動手段22a,22bと、撮像素子に入射する有効光束の光量を制限する光量規制手段と、光量規制手段を駆動する光量規制駆動手段とを有する撮像装置において、振れ補正駆動手段と光量規制駆動手段を共にベース部材に取り付けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、像振れ補正機能を備えた撮像装置の改良に関するものである。
従来、手持ち撮影時等において生じ易い手振れ等による像振れを防止するため、カメラや双眼鏡の振れ状況を振れ検出手段によって検出し、その検出結果に応じて光学的にその振れをキャンセルして振れ補正を実現する装置が種々提案されている。
撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常1Hzから10Hzの振動である。シャッタのレリーズ時点において、このような手振れを起こしていても像振れの無い写真を撮影可能とするための基本的な考えは次のとおりである。すなわち、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応じて振れ補正レンズを変位させなければならない。したがって、カメラ振れが生じても像振れが生じない写真を撮影するためには、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化を補正することが必要となる。
この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、カメラ振れ補正のためにその出力を適宜演算処理する振動検出手段をカメラに搭載することによって行うことができる。そして、この検出情報に基づき撮影光軸を偏心させる補正手段が駆動されて像振れ抑制が行われる。
ここで、手振れによる光軸のずれを補正するように光学系の全部又は一部を移動させるアクティブ像振れ補正技術には、撮像素子を揺動するタイプや、補正光学系または光学系全体を揺動するタイプ等がある。その中で、補正光学系を揺動するタイプのものは光学設計自由度に制限があるが、補正光学系の重量は軽いので、駆動機構が小さくできる利点がある。したがって、多くのレンズ交換式カメラやデジタルカメラ、ビデオカメラ等に採用されている。
このような像振れ補正装置を備えたカメラでは、撮影レンズ系の少なくとも一部を構成する補正レンズを移動可能に支持し、この補正レンズを主光学系の光軸に対して直交する面内において振れを吸収する方向に移動させている。これにより、振れによる結像位置のずれを補正し、像振れを解消するようにしている。
ところで、デジタルカメラやビデオカメラにて静止画を撮影するためにはシャッタ機構が必要となる。一般的なシャッタ機構は、マグネットとヨークからなる回転機構を利用してアームを回動させて、シャッタ羽根を駆動する。ここで、シャッタ羽根は撮影光束の絞られた位置に配置しないとレンズ鏡筒の外形が大きくなってしまう。一方、補正レンズが重いと、補正レンズを動かす駆動力が大きくなり、防振の駆動部が大きくなってしまうので、なるべく光束が絞られた位置に補正レンズを配置することになる。したがって、シャッタ羽根の位置と補正レンズの位置は近接した位置関係になり、結果的にシャッタ羽根の駆動部と防振の駆動部も近接した位置関係になる。さらに光量調節の為の光学絞りや、NDフィルタ(減光フィルタ)等も光束が絞られた位置、つまりシャッタと同じ位置に配置することが望ましいと言える。
上記のようなシャッタ機構と振れ補正機構が同一のレンズ群に配置されているカメラが特開平11−305280号公報(特許文献1)により提案されている。
これは、振れ補正機構を保持するホルダに、別のユニット化されたシャッタ機構を保持させる形態を成している。
このように振れ補正機構とシャッタ機構若しくはNDフィルタ機構を別ユニットとして構成し、後に合体する態様としては、図12(a)乃至図12(d)に模式的に示すように4つの態様が考えられる。図12において、100は振れ補正機構の地板、102はその駆動部、101はシャッタ若しくはNDフィルタ機構の地板、103はその駆動部を表わしている。
図12(a)に示される態様では各駆動部102,103が地板から外側に突出している。
図12(b)に示される態様ではシャッタ若しくはNDフィルタ機構の駆動部103が振れ補正機構の地板100の一部を占有している。
図12(c)に示される態様では振れ補正機構の駆動部102がシャッタ若しくはNDフィルタ機構の地板101の一部を占有している。
図12(d)に示される態様では各駆動部102,103が他方の地板101,100の一部を占有している。
なお、図12(e)に示される態様は、本発明の実施例によるものであり、後述するが、振れ補正機構とシャッタまたはNDフィルタ機構の地板100,101を共通化したものである。
特開平11−305280号公報
しかしながら、上記特許文献1では、振れ補正機構の地板とシャッタ機構の地板が独立しており、また駆動部は地板から外側に突出しているので合体後のユニットの光軸方向厚さは図12(a)の状態となってしまい、装置の小型化を阻害してしまっている。
図12においてそれぞれの厚さを図のようにA,A’,B,B’とすると、
(a)の場合の総厚 : A+A’+B+B’
となる。
また、図12(b)、(c)では片方の駆動部の厚さを削減でき、その厚さは
(b)の場合の総厚 : A+A’+B
(c)の場合の総厚 : A+A’+B’
となるが、他方の地板の一部を占有するため、投影面積上のレイアウトに制約が発生してしまう。
また、図12(d)では厚さは
(d)の場合の総厚 : B+B’
となり、厚さとしては最も有利であるが、投影面積上、双方にレイアウト上の制約が発生してしまう。
また、2つのユニットを合体するためにはビスや係止爪などの固定部が必要であり、機構部として自由に使用できる光軸方向の投影面積を著しく損なってしまい、外径が拡大する恐れがある。
そこで、振れ補正機構及びシャッタ若しくはNDフィルタ機構を一体的に構成するにあたって、厚さ方向及び外径方向に効率よく小型化する方法が望まれていた。
(発明の目的)
本発明の目的は、小型化することのできる撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、像振れを補正する補正手段と、該補正手段を保持する保持部材と、該保持部材を光軸に垂直な平面で移動可能に支持するベース部材と、前記補正手段を駆動する振れ補正駆動手段と、撮像手段に入射する有効光束の光量を制限する光量規制手段と、該光量規制手段を駆動する光量規制駆動手段とを有する撮像装置において、前記振れ補正駆動手段と前記光量規制駆動手段を共に前記ベース部材に取り付けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、小型化することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、後述する実施例に記載の通りである。
以下、図1から図12を用いて本発明の実施例である振れ補正装置の詳しい説明を行う。
図3は本実施例の振れ補正装置を有するデジタルカメラの外観図であり、撮影光軸11に対して矢印12p,12yで示すカメラ縦振れ及び横振れを補正する。
ここで、13はカメラ本体、13aは撮影レンズを有するレンズ鏡筒、13bはシャッタレリーズボタン、13cは照明装置である。図3ではカメラ本体13の背面に配置されて見えないが、カメラ本体13の背面には液晶モニターが設けられており、後述する撮像素子で撮像される像を確認できるようになっている。
図2は本実施例の振れ補正装置を有するレンズ鏡筒の模式図である。この説明では光学系として一般的な3群レンズ構成としているが、勿論これに限るものではない。
図2において、15は1群レンズ、16は補正レンズを構成する2群レンズ、17は3群レンズを表わし、2群レンズ16を光軸18に直交する平面内で移動させることによって撮像素子19上の被写体像を移動させて像振れ補正を行う。
なお、従来では補正方向を図3に示したような鉛直方向(ピッチ)と水平方向(ヨー)とするのが一般的だが、本実施例ではそれぞれ鉛直方向から45度傾いた方向の2軸で補正しており、それぞれを図のように20A方向、20B方向と称することとする。
18p,18yは水平方向軸19p、鉛直方向軸19y周りの振動を検出するセンサであり、本実施例では回転角加速度を検出するジャイロ素子を用いている。前述のように補正方向は20A方向、20B方向だが、ジャイロ素子は四角いパッケージなのでカメラ基板に実装するにあたり実装効率が有利な従来通りのピッチおよびヨー方向に向けて配置してある。
下記の説明では代表して20A方向についてのみ説明を行う。
27は2群レンズ16を保持して一体的に補正移動する補正レンズホルダ、21aは補正レンズホルダ27に一体的に保持されるマグネット、22aはマグネット21aと対向して配置されたコイルである。23aはマグネット21aの磁界を検出するホール素子、24aは振れ補正制御を司るマイコン、25aはマイコン24aの指示に基づきコイル22aに電力供給を行うドライバ、26はマイコン24aおよびカメラの動作を制御するCPUである。
上記構成によるカメラの振れ補正制御を説明する。
カメラ電源を投入すると、CPU26が立ち上がり、CPU26はマイコン24aを動作させてセンサ18pの出力を検出する。CPU26はピッチ軸、ヨー軸周りの振動を合成して、20A方向の軸周り、20B方向の軸周りの振動に変換し、マイコン24aに入力する。マイコン24aはホール素子23aの出力信号を検出して、補正レンズホルダ27の位置を算出し、前述の振動を打ち消す移動方向を算出してドライバ25aに通電指示を与える。ドライバ25aはコイル22aに通電し、コイル22aが磁界を発生し、マグネット21aに20A方向あるいは20B方向の電磁力が働いて補正レンズホルダ27を移動させる。マイコン24a、コイル22a、ホール素子23aはフィードバック系を構成しており、一定周期でコイル通電後の補正レンズホルダ位置を算出しながらコイル22aへの通電を繰り返して補正を行っている。
上記の動作を20A方向、20B方向で並行して行うことによって光軸18に垂直な平面内で自在な方向に補正レンズである2群レンズ16を移動させることが可能である。
図1は本発明の実施例における振れ補正機構の分解斜視図である。
31は振れ補正機構の基台であるベース(地板)であり、後述するシャッタ機構、NDフィルタ機構をも同時に固定保持している。ベース31には一体的に図示の2つのフォロワピン31cが設けられ、また、不図示の可動フォロワピンが備えられている。ベース31の径方向外側にある不図示のカム筒の3本のカム溝に前述の3つのフォロワピンが嵌合して、カム溝に沿って光軸方向に進退するようになっているが、詳細は省略する。
補正レンズである前述の2群レンズ16は、補正レンズホルダ27に不図示のカシメ爪によって一体的に保持されている。33は2群レンズ16を通過する光束を制限する開口部33cを備えたレンズカバーであり、側面に伸びた3カ所の腕部33dそれぞれに開口33eが設けられている。この開口33eに補正レンズホルダ27の側面3カ所に設けられた突起27cが嵌合することによりレンズカバー33は補正レンズホルダ27に一体的に保持される。補正レンズホルダ27にはマグネット21a,21bが一体的に保持されている。本実施例ではマグネット21a,21bと補正レンズホルダ27は接着により固定されている。
ここで、図5に補正レンズホルダ27をマグネット21a,21b側から見た正面図を示す。図5において、左側半分はマグネット21aを取り除いた状態を表わしている。マグネット21a,21bは補正レンズホルダ27の凹部に収められ、壁面27dに突き当てられて位置決めされている。壁面27dには3カ所ずつ彫り込み部27eが有り、凹部底面に設けられた微少深さの溝27fと連結されている。流動性の高い接着剤を使用する場合はマグネット21a,21bを予め凹部にはめ込んでおき、彫り込み部27eに接着剤を流し込むと、接着剤は底面の溝27fを伝って底面全面に行き渡り、接着を行うことができる。流動性が低い接着剤を使用する場合は、接着剤を底面に塗っておき、その上からマグネット21a,21bを置いて接着する。余分な接着剤は底面の溝27fに留まるので、補正レンズホルダ27からはみ出るようなことはない。マグネット21a,21bには側面に半円形状のスリット21cが2箇所あるが、これは接着面積を広げて接着強度を確保するための形状であり、必ずしもこれに限るものではない。また、凹部の一部27gは大きく切り欠かれているが、これは前述のホール素子23a,23bをマグネット21a,21bと近接させるための切り欠きである。このように切り欠き27gで接着面積が制限されるために前述のように接着強度を確保することが必要になる。
以上のように本実施例ではマグネット21a,21bが2群レンズ16と一体に移動する、いわゆるムービングマグネット方式を用いている。この方式ではコイル22a,22bが固定されているので、コイル22a,22bに電力を供給する為のフレキシブルプリント基板の張力が補正レンズホルダ27の動作を阻害することがなく、振れ補正の制御を容易にかつ高精度に行うことが可能になっている。
次に図1に戻る。補正レンズホルダ27は3つの転動ボール34を介してベース31に圧接されており、転動ボール34が転がることにより補正レンズホルダ27は光軸に垂直な面内で自由に移動することが可能になっている。この方式だとガイドバーでガイドする方式に比べてより微小な振幅で、より高周波の振動を実現できる効果があり、高画素化するデジタルカメラにおいても良好な補正を行うことが可能になる。
従来も3個の転動ボールを用いた振れ補正装置は存在していたが、補正レンズホルダを光軸方向に保持するために、ベース側に設けたマグネットと、補正レンズホルダ側に設けた磁気回路構成要素である金属ヨークとの吸着力を利用していた。この場合、マグネットとヨークの距離は装置の大きさから制限があって十分に離せないため、補正レンズホルダ重量を保持するために必要な保持力より遙かに大きな吸着力が発生し、補正レンズホルダとベースの転動ボール接点に非常に大きな力が作用していた。通常、補正レンズホルダとベースは樹脂材料で作られているので、前記のような力が転動ボールの接触点に集中すると、樹脂が塑性変形してしまう問題があった。そこで、従来は補正レンズホルダとベースの転動ボール受け面に金属板金を置いていた。ところが、金属板金が微小量傾くと、振れ補正制御の特性に大きく影響を及ぼしてしまうため、精度良く板金を固定することが組立工程における大きな負担となっていた。また、部品点数が増える不都合もあった。
そこで、本実施例では補正レンズホルダ27の支持をスプリングにより行うようにしている。
ここで、図4にスプリングの係合状態を示す。図4では説明のために後述するシャッタ、NDフィルタの駆動部は省略されている。図4(a),(b),(c)は正面、側面、下面を表わしている。36は補正レンズホルダ27をベース31に向かって光軸方向に付勢するスラストスプリング、35は補正レンズホルダ27を半径方向に付勢してその回転を防ぐためのラジアルスプリングである。
スラストスプリング36は引張りスプリングであり、補正レンズホルダ27の引掛爪27hに一端が係合し、他端はベース31の不図示の引掛爪に係合していて付勢力を与えている。スラストスプリング36は図4に示されるように可能な限り2群レンズ16近傍の転動ボール34が成す三角形の領域内に配置されている。これにより、安定して補正レンズホルダ27を転動ボール34に付勢するようになっている。さらに、ラジアルスプリング35は図4(c)に示されるように光軸方向に若干傾けて配置されている。2つのラジアルスプリング35は同じバネ定数、張力を有し、張力を張力35Aと表わす。すると、合力は35Bの如く幾何的に求められ、その方向は光軸方向を向いていて、補正レンズホルダ27を光軸方向にも付勢する働きを持つ。
ここで、図4(b)にラジアルスプリング35とスラストスプリング36の光軸方向の合力100を表わす。前述のようにラジアルスプリング35の合力は35Bで作用し、スラストスプリング36の付勢力を36Aとすると、合力100は以下のように求まる。
合力100が作用する点を、35Bと36AをM:Nに分割する位置とすると、M:Nはすなわち(36A絶対値):(35B絶対値)と等しい。また、合力100の絶対値は35Bと36Aの和に等しくなる。これについては公知の一般的な考察により導かれるため説明を省略する。
このようにラジアルスプリング35のスラスト成分は光軸方向の付勢力を増大させ、作用点を転動ボール34が成す三角形の領域の中心近くに移動させるので、より確実に補正レンズホルダ27をベース31に対して付勢する効果がある。
なお、光軸方向の付勢手段として本実施例では引張りスプリングを用いているが、圧縮スプリングや板バネでも差し支えない。また、スプリング以外にマグネット吸引力で保持することも考えられるが、コストや簡略化の観点からスプリングを用いることが望ましい。
再び図1に戻って、38a,38bはコイル22a,22bを保持する樹脂製のボビンであり、先端に金属製のピンが一体的に構成されており、コイル22a,22bの端部が絡げられている。この金属ピンに後述のフレキシブルプリント基板の導通パターンを半田付けすることで、制御回路から電力を供給している。
ここで、図6にベース31と補正レンズホルダ27を展開した展開図を示す。
図6は説明のために補正レンズホルダ27を光軸を通る鉛直方向の仮想軸周りに180度回転し、ベース31と並べて表示した状態を表わしている。図6に示されるようにマグネット21a,21bは鉛直方向に対してそれぞれ45度方向に向けて配置されている。コイル22a,22bもマグネット21a,21bに相対するように45度傾けて配置されているが、図6ではコイルボビン38a,38bで隠されて見えていない。
マグネット21a,21bは図6(b)のように着磁されているので、コイル22aに通電すると、マグネット21aには20A方向に駆動力が発生する。コイル22bに通電すると、マグネット21bには20B方向に駆動力が発生する。この20Aと20Bの2方向の駆動力の合力によって補正レンズホルダ27はあらゆる方向に移動することが可能である。
こうして、補正レンズホルダ27は自在に移動し、補正レンズホルダ27の位置はホール素子23a,23bの出力から20A方向、20B方向の移動量を検出することができる。しかし、これはあくまで相対的な移動量を表わしている。ホール素子23a,23bはフレキシブルプリント基板上で実装に伴う位置のばらつきを持っている。また、フレキシブルプリント基板が位置決めされている基板ホルダもベース31に対して製造上の誤差を持っている。したがって、ホール素子23a,23bの出力は補正レンズホルダ27の絶対的な位置を表わすことができない。
そこで、補正レンズホルダ27の絶対的な基準位置を予め決定しておく必要がある。従来よりベース上での補正レンズホルダの可動範囲中心を絶対的な基準位置とする方法が用いられている。この方法は補正レンズホルダとベース双方に駆動両方向範囲を規制するストッパを備えてあり、それぞれの方向に補正レンズホルダを駆動させてストッパに突き当り、ホール素子の出力が変化しなくなる位置を検出して、可動範囲端とするものである。補正レンズの光学的中心位置をこの絶対基準位置としても良く、この基準位置を基に光学性能を満たすように補正レンズの位置を調整しても良い。
本実施例においては、図6に示すようにベース31上に補正レンズホルダ27が移動して当接するストッパがあり、20A方向のストッパは31a、20B方向のストッパは31bである。それぞれ移動方向に平行で光軸を通る20A、20Bの軸線に対してほぼ対称に2カ所ずつ設けられている。また、コイル22aへの通電を正逆反転させると、補正レンズホルダ27は20A上で中心から両方向に移動するが、いずれの方向に対しても図のように2カ所ずつのストッパを設けてあるので、一方向について合計4つのストッパを備えることになる。
また、補正レンズホルダ27にも前述のベース31上のストッパ31a,31bに対向してストッパ27a,27bが4カ所ずつ設けられている。本実施例では20A方向、20B方向共に正逆0.2ミリ移動すると、ストッパ同士が当接するように配置されている。
図10において従来技術と本実施例におけるストッパ位置とベース外径の関係を説明する。
図10(a)には従来技術においてストッパを移動方向軸線20Aまたは20B上に配置した状態を、図10(b)には本実施例においてストッパを移動方向軸線20A上または20B上から等距離に離して対称な位置に配置した状態を、それぞれ概念図として示す。
破線27は補正レンズホルダ27のレンズ部外形を表わしている。
図6と共通の記号は説明を省略する。
H1は補正レンズホルダ27の半径、H2はストッパ27aの半径方向の巾、H3はストッパ31aの半径方向の巾、H4はコイル22aの半径方向の巾、H5は駆動部50,51の巾を表わしている。なお、図示は省略しているが、ストッパ27b,31b、コイル22bの寸法も同一である。また、ここでは説明の簡略化のためにストッパ同士の間隔0.2mmについては省略している。27abは補正レンズホルダ27の20A方向と20B方向のストッパ27a,27bを一体に構成したストッパを表わしている。
101の太い破線は補正レンズホルダ27の外径に接して移動方向軸線20Aと20B方向に平行な架空線である。102の太い破線はNDフィルタ駆動部50の外径に接して移動方向軸線20Aに垂直な架空線のうち光軸に近い方の架空線を表わしている。103の太い破線はシャッタ駆動部51の外径に接して移動方向軸線20Bに垂直な架空線のうち光軸に近い方の架空線を表している。
図10(b)で分かるように、架空線101と補正レンズホルダ27の外径が形成する斜線部領域内に、ストッパ31a,31bの一部とストッパ27abが重複して配置されている。このように配置したことによって振れ補正機構の半径方向の大きさは
図10(a) : H1+H2+H3+H4
であるのに対し、
図10(b) : H1+H3+H4
となり、ベース外径を小型化することができる。
また、図10(b)に示されるように、架空線102,103よりも外側にストッパ31a,31bを配置している。このように配置したことによってシャッタ機構及びNDフィルタ機構の半径方向の大きさは
図10(a) : H1+H2+H3+H5
であるのに対し、
図10(b) : H1+H5
となり、ベース外径を小型化することができる。
さらに、各ストッパ31a,31bを2カ所に分けたことによって、補正レンズホルダ27がストッパ31a,31bに当接した後に回転しにくいという効果がある。つまり、ストッパが軸上1カ所にある場合、ストッパ当接後に更に駆動力を加えると、駆動力はストッパを回転中心として補正レンズホルダ27を回転させる力として働いてしまう。本実施例では2カ所のストッパが駆動軸中心からほぼ等距離にあり、同時に当接するので、補正レンズホルダ27を回転させる力がほとんど発生せず、可動範囲両端を正確に規定することができる効果がある。
続いて図1において、41はコイル22a,22bに電力を供給するためのフレキシブルプリント基板であり、ランド41cにおいて金属ピンを介してコイル22a,22bが半田で電気的に接続されている。また、磁界の変化を検出するためのホール素子23a,23bは、マグネット21a,21bに近接して配置されて、マグネット21a,21bの移動に伴う磁界の変化を検出して移動量を算出する。これらのホール素子23a,23bもまたフレキシブルプリント基板41に実装されており、電力が供給される。
ここで、フレキシブルプリント基板41は経済性および柔軟性を考慮して片面にのみパターンが配設されている、いわゆる片面フレキシブルプリント基板を用いることが望ましい。しかし、前述のコイル半田面とホール素子実装面は図1のように自ずと反対面になってしまう。そこで、本実施例ではフレキシブルプリント基板41の一部を180度折り返すことにより片面フレキシブルプリント基板で両者に電気的に接続することを可能としている。44はシャッタ駆動部51及びNDフィルタ駆動部50に電力を供給するためのフレキシブルプリント基板である。
43はフレキシブルプリント基板41,44を固定するための基板ホルダであり、円柱の突起43cにフレキシブルプリント基板41,44の穴が圧入されて位置決めされ、固定されている。基板ホルダ43は、説明を省略するが、ベース31に位置決め固定されるようになっている。また、ホール素子23a,23bを逃げるために開口部43dがあり、開口部43dの側面には突起43eが設けられている。これは、フレキシブルプリント基板41上にホール素子23a,23bが実装される際には製造誤差による位置ズレが避けられないが、突起43eによりホール素子23a,23bの位置を規制することによってホール素子23a,23bの出力のばらつきを低減するものである。
さらに、ホール素子23a,23bとマグネット21a,21bの距離もホール素子23a,23bの出力に大きく影響するため、ホール素子23a,23b及びフレキシブルプリント基板41を動かないように固定する必要がある。図示は省略するが、本実施例の補正レンズである2群レンズ16はズーム動作によって鏡筒内で光軸方向に移動する。そのため、フレキシブルプリント基板41の一端は鏡筒外周に固定されているので、2群レンズ16の移動に応じてフレキシブルプリント基板41は伸びたり撓んだりすることになる。このようにフレキシブルプリント基板41に加わるテンションが変化するが、それによってホール素子23a,23bが動かないようにするために、本実施例ではフレキシブルプリント基板41を基板ホルダ43に接着して固定している。さらに、基板ホルダ43が動かないようにするためにカバー板金45の一部をバネ形状とし、基板ホルダ43を圧接させて固定している。カバー板金45は側面に伸びた3箇所の爪部45cがベース31の側面に設けられた3箇所の突起31dに嵌合することによりベース31に固定される。
次に、シャッタ機構、NDフィルタ機構について説明を行う。
図11はシャッタ機構、NDフィルタ機構を説明するための分解斜視図である。
50はNDフィルタ駆動部であるアクチュエータであり、マグネットと一体になったアーム50cが通電によって発生する磁界に作用して光軸方向を軸として回動する。不図示の通電のための端子が2本有り、この端子への通電極性を反転させることによってアーム50cの回動方向が逆転する。
51はシャッタ駆動部であるアクチュエータであり、動作は前述のNDフィルタ駆動用のアクチュエータと同じなので、説明を省略する。
2つのアクチュエータ50,51はベース31に位置決めされ、板バネ52がビス53でベース31に締め付けられると、板バネ52はアクチュエータ50,51の上面を押圧してアクチュエータ50,51を固定する。
図7に被写体側から見た正面図を示す。図7において振れ補正機構は説明簡略のために省略されている。図7のようにシャッタおよびNDフィルタ(減光フィルタ)のアクチュエータ51,50はベース31上で振れ補正機構を除いた領域に効率的に配置されていることが分かる。
図11に戻り、54,55はシャッタ羽根であり、ベース31から突出する軸31e、31fに回動可能に嵌合している。シャッタ羽根54,55の上からシート状の仕切り板56がベース31に載置され、シャッタ羽根54,55の走行空間を確保している。
図8にシャッタ機構を撮像素子19側から見た図を示す。図8はシャッタ機構に関する必要最小限の部品のみを表している。
シャッタ羽根54,55は図11に示されるようにそれぞれ丸穴54c,55cと長穴54d,55dを有し、丸穴54cはベース31から突出する軸31eに、丸穴55cは同じく軸31fに回動可能に嵌合している。アクチュエータ51のアーム51cはベース31から突出し、シャッタ羽根54,55の長穴54d,55dと摺動可能に嵌合している。このような構成なので、アーム51cが回動すると、シャッタ羽根54,55はそれぞれ軸31e,31fを中心として回動し、有効光束を遮断してシャッタとして機能する。
ベース31上にはシャッタ羽根54,55をガイドするレール31g、31hが一体的に設けられており、シャッタ羽根54,55はその上を摺動する。また、ベース31上にはシャッタ羽根54,55が開いた時と閉じた時にシャッタ羽根54,55の先端に当接する羽根ストッパ31k、31m、31nがベース31と一体的に設けられている。
次に、図9にNDフィルタ機構の正面図を示す。図9は後述するカバー板金を省略して表わしている。
シャッタ羽根54,55の上には仕切り板56が重ねられ、更にその上にNDフィルタ羽根57が配置される。
NDフィルタ羽根57の丸穴57cはベース31から突出する軸31pと回動可能に嵌合し、ベース31から突出するアクチュエータ50のアーム50cが長穴57dと摺動可能に嵌合している。アーム50cが回動すると、NDフィルタ羽根57は軸31pを中心として回動することになる。NDフィルタ羽根57は羽根全体がND膜を有してもよいが、必要な部分にND膜があればよいので、本実施例では開口部57fにのみND膜を付加し、回動すると、開口部57fのND膜が有効光束に進入して光量の調節を行うようになっている。
NDフィルタ羽根57には開口57eがあり、前述の羽根ストッパ31mが開口57e内に進入している。図9は開口部57fが有効光束から待避した状態を表わしているが、その時は羽根ストッパ31mが開口57eの一端面に当接してNDフィルタ羽根57を位置決めしている。また,NDフィルタ羽根57が有効光束に進入した時は開口57eのもう一端面が羽根ストッパ31mに当接して位置決めされる。
図11に戻り、58はカバー板金であり、側面の3カ所の爪部58cがベース31の側面の突起31qに嵌合することにより位置決め固定されている。
このように、同一のベース31に振れ補正機構、シャッタ機構、NDフィルタ機構を配置したことにより、ユニット全体の光軸方向の厚さを薄くすることができる。つまり、従来のように振れ補正機構を一つのユニットとし、シャッタ機構とNDフィルタ機構を別のユニットとして両者を合体する構成では、それぞれにベース部材を有するため、光軸方向にベース部材の厚さが重なり合って厚くなる不具合があった。
図12に従来技術と本実施例における光軸方向の厚さの概念図を示す。前述したように、図12(a)〜(d)は従来技術によるもので、振れ補正機構ユニットと、シャッタ機構・NDフィルタ機構ユニットが別体の場合を表わしている。100は振れ補正機構ユニットの地板(ベース)、101はシャッタ・NDフィルタ機構ユニットの地板、102は振れ補正機構ユニットの駆動部、103はシャッタ機構・NDフィルタ機構ユニットの駆動部を表わしている。それぞれの厚さを図のようにA,A’,B,B’とすると、
(a)の総厚 : A+A’+B+B’
(b)の総厚 : A+A’+B
(c)の総厚 : A+A’+B’
(d)の総厚 : B+B’
となる。
これに対して図12(e)は本実施例によるものであり、各ユニットの地板を共通化してあり、1枚の地板分厚さが削減されている。さらに、駆動部を同一面に置いているので、総厚は、
(e)の総厚 : A+B (またはA’+B’)
となり、上記(a)〜(d)より削減されることが分かる。
従来、別ユニットにしていたのは個々のユニットで性能保証を行っていたからである。そこで、本実施例では振れ補正機構、シャッタ機構、NDフィルタ機構の各駆動部がベース31に配置された状態で駆動パラメータ調整などの機能調整をし、性能保証を行うようにしている。具体的には特に振れ補正機構においてシャッタ、NDフィルタの駆動部が発生する磁界が影響を及ぼす恐れがあるため、振れ補正機構における電気的調整をシャッタ、NDフィルタがベースに配置された状態で行うようにしている。例えば、ホール素子の出力を所定の傾きに補正するゲイン補正や、ホール素子の出力の中心値を所定の値に補正するオフセット補正などである。
また、シャッタスピードを保証するためにシャッタアクチュエータに通電を開始してから撮像素子が被写体像を取り込み始めるまでの時間等の機能を個々のユニットで調整するが、その際も振れ補正機構の駆動部がベースに配置された状態で行うようにしてある。
このように振れ補正機能の調整およびシャッタ機能の調整を製品と同じ状態で行うことによって品質を確保し、同一のベースで構成することができるようになっている。
こうして同一のベースに振れ補正機構ユニット、シャッタ・NDフィルタ機構ユニットを配置できたため、厚さの他にも別ユニットを一体固定するためのビス座や引掛爪構造等が不要になるので、装置の小型化に貢献していたり、シャッタ羽根やNDフィルタの可動領域に制限が無くなり、レイアウトの自由度が飛躍的に増す効果が有る。
さらに、振れ補正機構、シャッタ機構、NDフィルタ機構の駆動部をベースの同一面側に配置したことによって、反対面にはシャッタ羽根、NDフィルタ羽根の走行領域を確保することができる。両羽根は広いスペースを必要とするため、ベースの片側を羽根のスペースに使用できることは、小型化のレイアウト上非常に有用である。
さらに、振れ補正機構、シャッタ機構、NDフィルタ機構の各駆動部をベースの同一面側に配置したことによって、フレキシブルプリント基板の這い回しが簡潔になる利点がある。本実施例ではフレキシブルプリント基板は2種類使用しているが、レイアウト次第では1種類で済むことも考えられ、小型化、低コスト化に寄与することができる。
前述した本発明の課題以外に他の課題がある。以下、それに関して説明する。
(他の課題その1)
従来の像振れ補正装置として、コイルとマグネットにより電磁アクチュエータを構成し、いずれか一方を固定部材(ベース部材)に、他方を補正レンズを保持する保持部材に取り付けて、直接保持部材を移動させる構成になっているものがある。
装置の小型化、省電力化を考慮すると、重量の重いマグネットを固定部材に取り付け、重量の軽いコイルを保持部材に取り付けた方が有利であった。このため、固定部材からフレキシブルプリント基板で保持部材に取り付けられたコイルに配線するように構成されているものが多かった。
ここで、このような補正レンズのシフト機構としては、特開平3−188430号公報に記載されたものがある。すなわち、補正レンズをヨー方向とピッチ方向それぞれ独立に、しかも光軸方向の移動を生じずにシフトできるよう、ヨー方向とピッチ方向両方にガイドバーと軸受けにより摺動するように、或いは、滑り板等の面同士が摺動するように構成されている。
また、補正レンズの光軸周りの回転を規制する部材に加えて、少なくとも三つのボール等の支持点を固定部材と補正レンズの保持部材との間に設けるものがある(特開平5−297443号公報)。これは、与圧手段により保持部材を固定部材に押し付け、補正レンズをシフトさせても確実に光軸に対して垂直を保つよう構成されている。
また、固定部材に設けられた回路基板と保持部材に設けられたコイルとをつなぐフレキシブルプリント基板を有するものがある(特開平6−289465号公報)。これは、フレキシブルプリント基板の伸張部の形状および配置の工夫により、光軸方向およびシフト2方向への負荷を低減して、保持部材の駆動に及ぼす悪影響を防止している。
しかしながら、上記従来例の特開平3−188430号公報では、摩擦による摺動抵抗が大きく、電磁力により補正レンズを駆動するのに必要なエネルギーが大きくなってしまうという不都合がある。さらに、ガイドバーと軸受間の嵌合による微小なガタにより厳密には光軸方向の移動を生じてしまうという不都合がある。
また、特開平5−297443号公報では、補正レンズの光軸周りの回転を規制する手段がガイドバーと軸受間の嵌合による摺動や長孔とピン等による摺動であり、まだ十分に摩擦による摺動抵抗が小さいとはいえない。また、補正レンズの光軸周りの回転を規制する手段に加えて、少なくとも三つのボールと与圧手段をも有するため、機構が複雑になり、部品点数が多くコストアップとなるという不都合がある。
近年、レンズ鏡筒が搭載される撮影機器では、携帯性や収納性を向上させるために更なる小型化や出っ張りの少ないデザインが求められており、当然、レンズ鏡筒もより小型のものが必要とされている。
しかしながら、レンズ鏡筒を小型化していくと、振れ補正装置の本体ないし固定部材と保持部材とをつなぐフレキシブルプリント基板を引き回すスペースが著しく制限され、この結果フレキシブルプリント基板の剛性を十分に低くすることが難しくなってくる。このため、上記特開平6−289465号公報にて示すような、フレキシブルプリント基板の形状や配置の工夫だけではフレキシブルプリント基板に生ずる光軸方向への弾性力を問題のないレベルまで低減することが困難になる。
一方、撮影光学系によりピント面上に結像された被写体像を電気信号に変換するCCD等の撮像素子においては、半導体の微細加工技術の進歩により、より小さな画素ピッチの素子が製作可能になってきている。
これにより、従来並みの画素数をより小さな面積内に形成することによる光学系の更なる小型化や、同一面積もしくは面積拡大による多画素化に伴なう光学系の更なる高解像度化の二つの流れが生じている。
前者においては、同一量の振れを補正するための補正レンズのシフト量が撮像面積に略比例するために、より微小な動きが要求され、しかもフレキシブルプリント基板の引き回しスペースもより少なくなる。
また、後者においては、より小さな振れも補正可能としないと、解像度の劣化を起こすので、上記ガイドバーなどの案内手段で生じる摩擦力を低減して、保持部材をより微小に駆動できるようにする必要がある。
また、いずれの場合も、補正レンズの倒れに対する要求精度もより高くなってしまう。
したがって、転動ボール支持で、しかも、フレキシブルプリント基板の引き回しによる影響を排除するために、所謂ムービングマグネット方式を用いることが考えられるが、以下の問題点が存在する。
従来より転動ボール支持でムービングコイル方式の振れ補正装置は実現されている。しかし、補正レンズの光軸方向の規制を、固定部材に固定したマグネットと補正レンズと一体的に構成された金属ヨークの間に作用する吸着力によって行っている。ところが、装置の大きさの制限からマグネットと金属ヨークの間隔を十分に拡げられないために、吸着力は必要以上に大きくなってしまっていた。かといってマグネットを弱くすると、必要な駆動力が得られなくなってしまう。そこで、金属ヨークを廃止し、吸着力の代わりに光軸方向に作用するスプリングを使用して補正レンズを支持する方式が有効であるが、限られた空間内で確実に支持することができる方策が望まれていた。
つまり、他の課題その1は、補正手段を保持する保持部材を光軸方向にガタのないように確実に支持することである。
上記課題は、本発明の実施例に基づく下記の実施態様1ないし4により解決することができる。また、下記の実施態様によれば、応答性と耐久性に優れたものにすることができる。さらに、補正手段の重心に保持部材のスラスト方向付勢力作用点を近付けているので、安定性に優れたものにすることができる。
〔実施態様1〕
光軸に垂直な平面内で移動されることにより像振れを補正する補正手段と、該補正手段を保持する保持部材と、該保持部材に対向するベース部材と、前記保持部材と前記ベース部材の間に挟持されて前記保持部材を案内する球体部材と、前記保持部材を光軸と直交する方向に付勢することにより前記ベース部材上に移動可能にかつ弾性的に支持するラジアル方向付勢手段とを備えた像振れ補正装置において、
前記保持部材を前記ベース部材に接近させる方向に付勢するスラスト方向付勢手段を有することを特徴とする像振れ補正装置。
〔実施態様2〕
前記ラジアル方向付勢手段は、スラスト方向にも付勢する付勢力成分を有することを特徴とする実施態様1に記載の像振れ補正装置。
〔実施態様3〕
前記ラジアル方向付勢手段と前記スラスト方向付勢手段による付勢力合力は、光軸に垂直な平面上で前記球体部材を結ぶ領域内に位置することを特徴とする実施態様1または2に記載の像振れ補正装置。
〔実施態様4〕
前記ラジアル方向付勢手段と前記スラスト方向付勢手段はスプリングであることを特徴とする実施態様1ないし3のいずれかに記載の像振れ補正装置。
(他の課題その2)
従来の像振れ補正装置として、コイルとマグネットにより電磁アクチュエータを構成し、いずれか一方を固定部材(ベース部材)に、他方を補正レンズを保持する保持部材に取り付けて、直接保持部材を移動させる構成になっているものがある。
ところで、補正レンズは光学中心を基準にして移動して振れを補正するので、何らかの方法で中心位置を規定しなくてはならず、従来から補正レンズの可動範囲中心を光学中心とする方法が採られることがある。この場合、補正レンズを移動軸上で正逆両方向に移動させて突き当たった位置をそれぞれ求め、その中間位置を中心位置として規定している。
このような補正レンズのシフト機構として、補正レンズの光軸周りの回転を規制する部材に加えて、少なくとも三つのボール等の支持点を固定部材と補正レンズの保持部材との間に設けるものがある(特開平5−297443号公報)。これは、与圧手段により保持部材を固定部材に押し付け、補正レンズをシフトさせても確実に光軸に対して垂直を保つよう構成されている。これによれば、補正レンズの保持部材はガイドバーによって移動範囲を規制されるので、その中間位置を中心位置として規定することができる。
また、従来より駆動軸上にストッパを備えたものも提案され、製品化されている。これの模式図は図10(a)に示されている。図10(a)は補正レンズ、保持部材を省略して固定部材(ベース)のみを示した図である。図10(a)において20A,20Bは振れ補正機構の駆動部による駆動方向の軸を表わし、22a,22bは駆動部のコイル(従来のムービングコイル方式ではマグネット)である。波線27は2群レンズ(補正レンズ)を保持する補正レンズホルダ(保持部材)、31a,31bはベース31に設けられたストッパ、27a,27bの破線は補正レンズホルダ27のストッパである。
上記の添え字aは20A方向に関連する部位であることを表わしていて、同じく20B方向に関連して添え字bが存在するが、同じ内容なのでここでは省略している。
しかしながら、上記従来例の特開平5−297443号公報では、ガイドバーの位置と駆動力が作用する位置とが異なっており、可動限界で突き当たった後も駆動力を加えると保持部材が嵌合ガタ分さら更に変位して、正確な停止位置がわからなくなる恐れがある。また、保持部材が変形して正確な停止位置がわからなくなる恐れがある。
また、図10(a)に示した従来例では、ストッパを移動方向軸線20A,20B上に配置するので、ベース31の外径にはベース31および補正レンズホルダ27のストッパ分が含まれることになり、その分大きくなってしまっている。
以上のように、保持部材の可動範囲を正確に規定することができ、かつ装置を小型化できるような可動範囲規制手段が望まれていた。
つまり、他の課題その2は、保持部材の可動範囲を正確に規定することである。
上記課題は、本発明の実施例に基づく下記の実施態様5または6により解決することができる。また、下記の実施態様によれば、小型化することができる。
〔実施態様5〕
光軸に垂直な平面内で移動されることにより像振れを補正する補正手段と、該補正手段を保持する保持部材と、該保持部材に対向し、該保持部材を移動可能に支持するベース部材と、前記保持部材と前記ベース部材の間に挟持されて前記保持部材を案内する球体部材とを備えた像振れ補正装置において、
前記ベース部材は、前記保持部材の可動範囲を規制する規制部を有し、
前記保持部材は、前記可動範囲両端にて前記ベース部材の規制部と当接する規制部を有し、
前記ベース部材および前記保持部材の規制部は、前記保持部材の移動方向軸線から等距離離れた対称な位置に配置されていることを特徴とする像振れ補正装置。
〔実施態様6〕
前記ベース部材の規制部または前記保持部材の規制部の少なくとも一部が、前記保持部材の円形外径に接して前記保持部材の移動方向と平行な架空線が形成する領域内に重複して配置されていることを特徴とする実施態様1に記載の像振れ補正装置。
本発明の実施例における振れ補正機構を示す分解斜視図である。 本発明の実施例である振れ補正装置を示す概念図である。 本発明の実施例である振れ補正装置を用いたカメラを示す外観図である。 図1の振れ補正機構の重心と押圧位置関係を示す図である。 図1の振れ補正機構のマグネット保持構造を示す正面図である。 図1の振れ補正機構のストッパ位置を示す図である。 図1の振れ補正機構とシャッタ機構・NDフィルタ機構の領域を示す正面図である。 本発明の実施例におけるシャッタ機構を示す正面図である。 本発明の実施例におけるNDフィルタ機構を示す正面図である。 従来技術と対比した図1の振れ補正機構のストッパ位置と外形サイズの関係を示す概念図である。 本発明の実施例におけるシャッタ機構・NDフィルタ機構を示す分解斜視図である。 従来技術と本発明の実施例における振れ補正機構とシャッタ機構・NDフィルタ機構の光軸方向レイアウトを示す図である。
符号の説明
16 2群レンズ(補正レンズ)
18a,17b センサ
19 撮像素子
21a,21b マグネット
22a,22b コイル
23a,23b ホール素子
24a,24b マイコン
25a,25b ドライバ
26 CPU
27 振れ補正ホルダ
31 ベース
50 NDフィルタ駆動部
51 シャッタ駆動部
54,55 シャッタ羽根
57 NDフィルタ羽根

Claims (4)

  1. 像振れを補正する補正手段と、該補正手段を保持する保持部材と、該保持部材を光軸に垂直な平面で移動可能に支持するベース部材と、前記補正手段を駆動する振れ補正駆動手段と、撮像手段に入射する有効光束の光量を規制する光量規制手段と、該光量規制手段を駆動する光量規制駆動手段とを有する撮像装置において、
    前記振れ補正駆動手段と前記光量規制駆動手段を共に前記ベース部材に取り付けたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記振れ補正駆動手段と前記光量規制駆動手段を前記ベース部材の同一面に配置したことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光量規制手段はシャッタと減光フィルタの少なくとも一方であり、前記振れ補正駆動手段と前記光量規制駆動手段が配置された面とは反対の前記ベース部材の面にシャッタ羽根と減光フィルタ羽根の少なくとも一方を配置したことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記振れ補正駆動手段と前記光量規制駆動手段が共に前記ベース部材に取り付けられた状態で、像振れ補正機能または光量規制機能が調整されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像装置。
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