JP4943189B2 - ステージ装置及びカメラの手振補正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステージ装置及びステージ装置を利用したカメラの手振補正装置に関する。
例えば特許文献1や特許文献2に開示されているように、ステージ装置は一般的に、固定部材と、該固定部材に対して略平行方向にスライド可能なステージ部材と、ステージ部材に動力を付与することによりステージ部材をスライドさせる駆動手段と、を具備している。
特開平10−268373号公報 特開平11−148984号公報
しかし従来のステージ装置には、以下のような問題が存在していた。
例えば、ステージ装置のステージ板に撮像素子を取り付けることにより、ステージ装置を一眼レフカメラの手振補正装置として利用することがある。この際、撮像素子として大型かつ大重量のものを利用すると撮像素子とステージ部材の合計重量が大きくなるので、これを駆動する駆動手段は大型化せざるを得ない。
本発明の目的は、ステージ板の重量が大きい場合であっても小さい駆動力によってステージ板を駆動可能なステージ装置及びカメラの手振補正装置を提供することにある。
本発明のステージ装置は、固定支持基板及び該固定支持基板に対してスライド可能なステージ板と、上記固定支持基板を挟んで上記ステージ板と反対側に位置し、該固定支持基板に対してスライド可能な単一のバランサーと、上記ステージ板と上記バランサーを連係し、上記バランサーを上記ステージ板と同期させながらX方向に沿って該ステージ板と反対方向にスライドさせるX方向連係手段と、上記ステージ板と上記バランサーを連係し、上記バランサーを上記ステージ板と同期させながらY方向に沿って該ステージ板と反対方向にスライドさせるY方向連係手段と、を備えることを特徴としている。
上記固定支持基板に固定した、上記連係手段を介して上記ステージ板にスライド方向の駆動力を与える駆動手段を備えるのが好ましい。
さらに、上記駆動手段が、上記ステージ板及びバランサーを、上記ステージ板とバランサーが位置する平面上を特定のX方向に駆動するためのX方向駆動手段と、上記ステージ板及びバランサーを、上記平面上をX方向に対して直交するY方向に駆動するためのY方向駆動手段と、を備えるのが好ましい。
上記駆動手段としては、例えばモータを利用可能である
この場合、上記連係手段が、上記モータの出力軸に固着したピニオンと、上記ステージ板に固定した該ピニオンと噛合する第1ラックと、を有する第1動力伝達機構と、上記ピニオンと、上記バランサーに固定した該ピニオンと噛合する第2ラックと、を有する第2動力伝達機構と、を備えることが可能である。
さらに、ラックとピニオンを利用する場合は、上記ステージ板とバランサーを互いに引き寄せる付勢手段(例えば、両端部が上記ステージ板とバランサーとにそれぞれ接続された引張ばね)を備えるのが好ましい。
さらに、ステージ板とバランサーが同一距離移動するように上記連係手段を構成し、上記ステージ板及びその固定物とバランサー及びその固定物を同一又は略同一とするのが好ましい。
上記ステージ板に固定した撮像素子と、カメラの振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動手段と上記Y方向駆動手段を、手振れを補正するように駆動制御する制御手段と、を備えることによりカメラの手振補正装置が得られる。
カメラの手振補正装置は、上記ステージ板に固定した補正レンズと、カメラの振動を検出する振動検出センサと、該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動手段と上記Y方向駆動手段を、手振れを補正するように駆動制御する制御手段と、を備えることによっても得られる。
本発明によると、連係手段を介してステージ板とバランサーを同期させながら反対方向にスライドさせると、ステージ板とバランサーのスライド力(慣性力)が打ち消しあうので、バランサーが存在しない場合に比べて駆動手段に掛かる負荷が軽減される。そのため、ステージ板の重量が大きくなっても駆動手段に要求される駆動力が大きくなるのを抑制できる。
従って、請求項2のように駆動手段を利用する場合は、駆動手段を大型化する必要がない。
また、固定支持基板とステージ板とバランサーを特定の固定支持基板の板厚方向に重ねた構造なので、バランサーを設けることによってステージ装置が固定支持基板と平行な平面方向に大型化することはない。
請求項3のように構成すれば、ステージ板とバランサーをX方向とY方向に同期させながら反対方向にスライドさせることが可能になる。
請求項5のように構成すれば、簡単な機構により第1動力伝達機構と第2動力伝達機構を実現できる。
請求項6の発明によると、第1動力伝達機構を構成するピニオンと第1ラック、及び第2動力伝達機構を構成するピニオンと第2ラックを常に噛合させることが可能である。
さらに、請求項7のように付勢手段として引張ばねを利用すれば、極めて簡単な構造により、ピニオンと第1ラック、及びピニオンと第2ラックを噛合させられるようになる。
請求項8のように構成すると、駆動手段に掛かる負荷をより低減できる。
請求項9または10のように構成すれば、ステージ装置を利用したカメラの手振補正装置が得られる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
なお、以下の説明では図1、図2及び図3等の矢線で示すように、カメラ10の手振補正装置15の左右方向をX方向、上下方向をY方向、前後方向をZ方向と定義する。また、左右の方向をカメラ10を背面側から見たときを基準としている。
カメラ10及び手振補正装置15は以下の構造である。
図1に示すように、カメラ10のレンズ鏡筒11内には、複数のレンズL1、L2、L3からなる光学系が配設されており(符号Oは光軸)、カメラボディ12内にはレンズL3の直後に位置する手振補正装置15が配設してある。
手振補正装置15は図2から図8に示す構造である。
図2から図8に示すように手振補正装置15は、大きな構成要素として固定支持基板20とステージ板40とバランサー50を具備している。
正面視矩形で光軸Oに対して直交する板材である固定支持基板20は、カメラボディ12の内面に光軸Oに直交する態様で固定される固定部材である。固定支持基板20の中心よりやや下方にはモータ取付孔21とピニオン挿入孔22が穿設してあり、さらにモータ取付孔21の下端部には前方に向かって延びる切り起こし片23が形成してある。さらに、固定支持基板20の左側の上端角部近傍には、モータ取付孔21、ピニオン挿入孔22、及び切り起こし片23をそれぞれ背面から見て時計方向に90°傾けた形状のモータ取付孔25、ピニオン挿入孔26及び切り起こし片27が設けてある。
切り起こし片23の上面にはX方向駆動用モータ(X方向駆動手段)MXのボディ部が固着してある。X方向駆動用モータMXの回転出力軸AXは切り起こし片23の後端部に凹設した軸用凹部24を通ってピニオン挿入孔22側に突出しており、回転出力軸AXにはピニオン挿入孔22内に位置するピニオンPXが固着してある。図4及び図5から明らかなように、X方向駆動用モータMXの中心軸及び回転出力軸AXはモータ取付孔21と同一平面上に位置している。同様に、切り起こし片27の右側面にはX方向駆動用モータMXと同一仕様のY方向駆動用モータ(Y方向駆動手段)MYのボディ部が固着してある。Y方向駆動用モータMYの回転出力軸AYは切り起こし片27の後端部に凹設した軸用凹部28を通ってピニオン挿入孔26側に突出しており、回転出力軸AYにはピニオン挿入孔26内に位置するピニオンPXと同一仕様のピニオンPYAが固着してある。図4及び図5から明らかなように、Y方向駆動用モータMYの中心軸及び回転出力軸AYはモータ取付孔25と同一平面上に位置している。
さらに、固定支持基板20の右側の上端角部近傍には縦長方形のピニオン収納孔30が穿設してある。ピニオン収納孔30の左右の側面間にはX方向に延びる回転軸31が回転可能に支持してあり、回転軸31の中央部にはピニオンPX及びピニオンPYAと同一仕様のピニオンPYBが固着してある。
固定支持基板20の左右両側部には、固定支持基板20を貫通する方形の貫通孔32と貫通孔33が穿設してある。また、固定支持基板20の前面中央部には永久磁石34が固着してある。
固定支持基板20の直前に位置するステージ板40は固定支持基板20よりやや小寸かつ固定支持基板20と平行な板材である。ステージ板40の後面の中央部には固定支持基板20の永久磁石34の磁力を受ける二軸ホールセンサHSが固着してある。さらにステージ板40の左右両側部には、図2に示す状態(ステージ板40と固定支持基板20の中心がZ方向に重なる)のときに固定支持基板20の貫通孔32及び貫通孔33とそれぞれZ方向対向する、左右一対の係止孔42と係止孔43が穿設してある。さらに、ステージ板40の前面には、その前面が撮像面を構成する正面視長方形の撮像素子44が固着してある。
またステージ板40の後面の3箇所には、ピニオンPXの前端部と噛合するラック(第1ラック)RX1、ピニオンPYAの前端部と噛合するラック(第1ラック)RY1A、及びピニオンPYBの前端部と噛合するラックRY1Bが固着してある。図示するように、ラックRX1のラック歯はY方向と平行であり、ラックRY1AとラックRY1Bのラック歯はX方向と平行であり、さらにラックRX1とラックRY1AとラックRY1Bは互いに同一仕様である(ラック歯の向きを除いて)。
固定支持基板20の直後に位置するバランサー50はステージ板40と同寸の長方形状であり、その中央部には開口部51が穿設してある。さらにバランサー50の左右両側部には、図2に示す状態のときに固定支持基板20の貫通孔32及び貫通孔33とそれぞれZ方向対向する、左右一対の係止孔52と係止孔53が穿設してある。
さらに、バランサー50の前面の3箇所には、ピニオンPXの後端部と噛合するラック(第2ラック)RX2、ピニオンPYAの後端部と噛合するラック(第2ラック)RY2A、及びピニオンPYBの後端部と噛合するラックRY2Bが固着してある。ラックRX2はラックRX1と同一仕様であり(ラック歯の向きも同じ)、ラックRY2AとラックRY2BはラックRY1A及びラックRY1Bと同一仕様である(ラック歯の向きも同じ)。
ピニオンPXとラックRX1はX用の第1動力伝達機構の構成要素であり、ピニオンPYAとラックRY1AはY用の第1動力伝達機構の構成要素であり、ピニオンPXとラックRX2はX用の第2動力伝達機構の構成要素であり、ピニオンPYAとラックPY2AはY用の第2動力伝達機構の構成要素である。さらに、X用の第1動力伝達機構とX用の第2動力伝達機構はX方向連係手段の構成要素であり、Y用の第1動力伝達機構とY用の第2動力伝達機構はY方向連係手段の構成要素である。
バランサー50の重量はステージ板40の重量と同一であり、ステージ板40とその固定物(撮像素子44、二軸ホールセンサHS、ラックRX1、ラックRY1A、ラックRY1B)の合計重量と、バランサー50とその固定物(ラックRX2、ラックRY2A、ラックRY2B)の合計重量は同一である。
さらに、ステージ板40の係止孔42とバランサー50の係止孔52には固定支持基板20の貫通孔32を貫通する引張ばね(付勢手段)S1の両端部がそれぞれ係止してあり、ステージ板40の係止孔43とバランサー50の係止孔53には固定支持基板20の貫通孔33を貫通する引張ばね(付勢手段)S2の両端部がそれぞれ係止してある。このように引張ばねS1及び引張ばねS2の付勢力によって、ステージ板40とバランサー50は常に互いに近づく方向に付勢されているので、ピニオンPXは常にラックRX1及びラックRX2と噛合し、ピニオンPYAは常にラックRY1A及びラックRY2Aと噛合し、ピニオンPYBは常にラックRY1B及びラックRY2Bと噛合する(ステージ板40及びバランサー50の移動範囲は、ピニオンPXがラックRX1及びラックRX2と噛合関係を維持し、ピニオンPYAがラックRY1A及びラックRY2Aと噛合関係を維持し、かつピニオンPYBがラックRY1B及びラックRY2Bと噛合関係を維持する範囲に制限されている)。
図1に示すようにカメラボディ12の内部にはバッテリB、バッテリBと電気的に接続する制御手段C、及びカメラボディ12の手振れ量を検出するジャイロセンサ(振動検出センサ)GSが設けてある。制御手段Cは、ジャイロセンサGS、X方向駆動用モータMX、Y方向駆動用モータMY及び二軸ホールセンサHSと電気的に接続している。
上記構成の手振補正装置15は以下のように動作する。
カメラボディ12に設けたメインスイッチMS(図1参照)がOFF位置にある初期状態においては、図2に示すように固定支持基板20、ステージ板40及びバランサー50の中心がZ方向に重なり、ステージ板40とバランサー50が正面視において完全にZ方向に重なっている。
メインスイッチMS及びカメラボディ12に設けた手振補正スイッチSW(図1参照)をONにした状態でカメラ10にX方向またはY方向の手振(振動)が生じると、カメラボディ12に内蔵したジャイロセンサGSがカメラボディ12のX方向とY方向の移動距離(手振れ量)を検出し、制御手段CがX方向駆動用モータMXとY方向駆動用モータMYの少なくともいずれかに電流を流す。
例えば、カメラ10にX方向右側の手振れが生じた場合は、制御手段CからX方向駆動用モータMXに電力が供給され、X方向駆動用モータMXの回転出力軸AXが図2及び図3の下方から見て時計方向に回転する。すると、ピニオンPXと噛合しているラックRX1がX方向左側に移動するのでステージ板40及び撮像素子44が固定支持基板20に対してX方向左側に直線移動する。そして、ステージ板40に固定した二軸ホールセンサHSが検出した、ステージ板40の固定支持基板20に対する相対移動量がジャイロセンサGSが検出したカメラ10の手振れ量と一致したときに、制御手段CからX方向駆動用モータMXへの電力の供給が遮断されステージ板40がスライドを停止する。このように、ステージ板40及び撮像素子44がカメラ10の手振れ方向と反対側に手振れ量と同じ距離だけ移動することにより、カメラ10に生じたX方向右側への手振れが補正される。
同様に、カメラ10にX方向左側の手振れが生じた場合は、X方向駆動用モータMXの回転出力軸AXが図2及び図3の下方から見て反時計方向に回転し、ステージ板40が固定支持基板20に対してカメラ10の手振れ量と同じ距離だけ右側にスライドすることにより手振れが補正される。
このようにX方向駆動用モータMXの駆動力によってステージ板40が固定支持基板20に対してX方向にスライドするとき、ピニオンPXと噛合するバランサー50のラックRX2にはラックRX1と反対側の移動力が生じるので、バランサー50はステージ板40と反対方向に同じ距離だけスライドする。このように、互いに同重量であるステージ板40及びその固定物と、バランサー50及びその固定物とが互いに逆向きに同期しながら同じ距離だけ移動するので、ステージ板40及びその固定物のスライド力(慣性力)がバランサー50及びその固定物のスライド力(慣性力)によって打ち消される。従って、ステージ板40とその固定物の合計重量が大きい場合でも、X方向駆動用モータMXには大きな負担が掛かることはない。
また、このようにX方向駆動用モータMXの駆動力によりステージ板40とバランサー50がX方向にスライドするとき、ピニオンPYAの歯がラックRY2A及びラックRY2Aの歯に対してX方向に相対スライドし、かつピニオンPYBの歯がラックRY1B及びラックRY2Bの歯に対してX方向に相対スライドするので、ステージ板40及びバランサー50の固定支持基板20に対する相対回転が規制される。
一方、カメラ10にY方向上側の手振れが生じた場合は、制御手段CからY方向駆動用モータMYに電力が供給され、Y方向駆動用モータMYの回転出力軸AYが図2及び図3の左側から見て反時計方向に回転する。すると、ピニオンPYAと噛合しているラックRY1Aが下方に移動し、さらにピニオンPYAと同期しながら回転するピニオンPYBと噛合しているラックRY1Bが上方に移動するので、ステージ板40及び撮像素子44が固定支持基板20に対してY方向下側に直線移動する。そして、ステージ板40に固定した二軸ホールセンサHSが検出した、ステージ板40の固定支持基板20に対する相対移動量がジャイロセンサGSが検出したカメラ10の手振れ量と一致したときに制御手段CからY方向駆動用モータMYへの電力の供給が遮断されステージ板40がスライドを停止するので、カメラ10に生じたY方向上側への手振れが補正される。
同様に、カメラ10にY方向下側の手振れが生じた場合は、Y方向駆動用モータMYの回転出力軸AYが図2及び図3の左側から見て時計方向に回転し、ステージ板40が固定支持基板20に対してカメラ10の手振れ量と同じ距離だけ上側にスライドすることにより手振れが補正される。
このようにY方向駆動用モータMYの駆動力によってステージ板40が固定支持基板20に対してY方向にスライドする場合も、ピニオンPYAからラックRX2A及びピニオンPYBからラックRX2BにはラックRX1A及びラックRX1Bと反対方向の移動力が生じ、かつピニオンPXの歯がラックRX1及びラックRX2の歯に対してスライドするので、バランサー50は回転することなくステージ板40と反対方向に同じ距離だけスライドする。従って、ステージ板40とその固定物の合計重量が大きい場合でも、Y方向駆動用モータMYには大きな負担が掛かることはない。
また、このようにY方向駆動用モータMYの駆動力によりステージ板40とバランサー50がY方向にスライドするとき、ピニオンPXがラックRX1及びラックRX2に対してX方向に相対スライドする。
以上説明したように本実施形態によれば、互いに同重量であるステージ板40及びその固定物と、バランサー50及びその固定物とを同期させながら同じ距離だけ反対方向にスライドさせているので、X方向駆動用モータMXとY方向駆動用モータMYに掛かる負担を、バランサー50を具備しない場合に比べて軽減している。従って、撮像素子44が大型かつ大重量のためステージ板40及びその固定物の結合体が重量化しても、X方向駆動用モータMXとY方向駆動用モータMYを大型化させることなく手振補正動作を円滑に実行できる。
また本実施形態のスライド支持機構は、X方向駆動用モータMXのピニオンPX、Y方向駆動用モータMYのピニオンPYA、ピニオンPYB、ラックRX1、ラックRX2、ラックRY1A、ラックRY1B、ラックRY2A、ラックRY2B、引張ばねS1及び引張ばねS2を利用した簡単な構造なので、低コストで実現できる。
さらに、バランサー50をステージ板40の側方ではなく、固定支持基板20の直後に位置させているので、バランサー50を用いたことにより手振補正装置15全体が左右方向や上下方向に大型化することはない。従って、本手振補正装置15を適したカメラボディ12は左右方向や上下方向に大型化することがない。
以上、上記実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば、本実施形態ではステージ板40及びその固定物の合計重量と、バランサー50及びその固定物の合計重量を同一としたが、両者の合計重量は厳密に同一でなくてもよく略同一であればよい。即ち、ステージ板40及びその固定物のスライド力(慣性力)とバランサー50及びその固定物のスライド力(慣性力)が互いにほぼ打ち消しあえばよい。従って、ステージ板40及びその固定物の合計重量とバランサー50及びその固定物の合計重量の一方が他方の90%以上かつカメラ100%未満であっても高い効果が得られる。
さらに、ステージ板40及びその固定物の合計重量とバランサー50及びその固定物の合計重量の一方が他方の60%以上かつ90%未満であっても、従来技術に比べて優れた相応の効果が得られる。
同様に、ステージ板40側の動力伝達機構(ピニオンPX、ピニオンPYA、ピニオンPYB、ラックRX1、ラックRY1A、ラックRY1B)とバランサー50側の動力伝達機構(ピニオンPX、ピニオンPYA、ピニオンPYB、ラックRX2、ラックRY2A、ラックRY2B)を同一仕様としたが、これら動力伝達機構は、X方向駆動用モータMXとY方向駆動用モータMYで発生した駆動力によってステージ板40とバランサー50を厳密に同一距離だけ移動させることはできなくても、同期させながら略同一距離移動させることが可能なであればよい。従って、ステージ板40とバランサー50の一方の移動量が他方の移動量の90%以上かつカメラ100%未満であっても高い効果が得られる。
また、ステージ板40とバランサー50の一方の移動量が他方の移動量の60%以上かつ90%未満であっても、従来技術に比べて優れた相応の効果が得られる。
さらに、理論的には、バランサー50及びその固定物の合計重量がステージ板40及びその固定物の合計重量の60%未満であっても、ステージ板40と反対方向にスライドする何らかの錘(バランサー)が存在すれば、錘(バランサー)が存在しない場合に比べて一定の効果が得られる。
同様に、理論的には、錘(バランサー)の移動量がステージ板40の移動量の60%未満であっても、錘(バランサー)がステージ板40に対して反対方向に僅かでもスライドすれば一定の効果が得られる。
また、駆動手段(X方向駆動用モータMX、Y方向駆動用モータMY)の駆動力によっては、ステージ板40及びその固定物とバランサー50及びその固定物の合計重量比や、ステージ板40とバランサー50の移動量比がいくらであっても相応の効果を得ることは可能である。
さらに、駆動手段としてX方向駆動用モータMXとY方向駆動用モータMYを利用したが、その他の駆動手段(例えば、固定支持基板20とステージ板40の一方に設けた磁石と、他方に設けた、該磁石の磁力下において電流が流れることにより駆動力を発生するコイル)を用いることは当然可能である。
さらに、X方向駆動用モータMXとステージ板40及びバランサー50の間の動力伝達機構と、Y方向駆動用モータMYとステージ板40及びバランサー50の間の動力伝達機構として、ピニオンPX、ピニオンPYA、ピニオンPYB、ラックRX1、ラックRX2、ラックRY1A、ラックRY1B、ラックRY2A、ラックRY2B、引張ばねS1及び引張ばねS2を利用した上記構造とは異なるものを利用することも可能である。
例えば図9及び図10に示すリンク機構を利用することが可能である。
図9に示すように、固定支持基板20には貫通孔61が穿設してあり、貫通孔61内にはY方向駆動用モータMYが固定してある。X方向に伸びるY方向駆動用モータMYの回転軸MY1の先端部近傍には、回転軸MY1に対して直交するY方向駆動用リンク部材62の中心部が固着してある。このY方向駆動用リンク部材62の前端部には係合凹部63が凹設してあり、Y方向駆動用リンク部材62の後端部には係合凹部64が凹設してある。
ステージ板40には左右一対の切り起こし片66が形成してあり、左右の切り起こし片66の間にはX方向に伸びる被押圧軸67の両端が固着してある。同様に、バランサー50には左右一対の切り起こし片68が形成してあり、左右の切り起こし片68の間にはX方向に伸びる被押圧軸69の両端が固着してある。被押圧軸67にはY方向駆動用リンク部材62の係合凹部63が係合しており、被押圧軸69にはY方向駆動用リンク部材62の係合凹部64が係合している。
さらに、図示は省略してあるが、手振補正装置60はX方向駆動用モータMXと、X方向駆動用モータMXのZ方向に伸びる回転軸に固着されたX方向駆動用リンク部材と、X方向リンク部材の前端部と後端部に凹設した係合凹部とそれぞれ係合する、ステージ板40側に設けられたZ方向に伸びる被押圧軸及びバランサー50側に設けられたZ方向に伸びる被押圧軸と、を具備している。
この変形例ではY方向駆動用モータMYが回転すると、Y方向駆動用リンク部材62が図10の時計方向または反時計方向に回転するので、係合凹部63によって被押圧軸67及びステージ板40が上方または下方にスライドすると、係合凹部64によって被押圧軸69が押圧されたバランサー50がステージ板40と反対方向にステージ板40と同期しながらスライドする。さらに、ステージ板40とバランサー50がY方向にスライドするとき、X方向リンク部材の前後の係合凹部が対応する被押圧軸に対してY方向にスライドする。
同様にX方向駆動用モータMXが回転すると、ステージ板40とバランサー50はX方向逆向きに互いに同期しながらスライドし、Y方向駆動用リンク部材62の係合凹部63と係合凹部64が被押圧軸67と被押圧軸69に対してX方向にスライドする。
さらに、ステージ板40側とバランサー50側の重量が異なっていても、例えばリンク部材の回転中心からステージ板40側との係合部までの距離と、回転中心からバランサー50側との係合部までの距離を変えることにより、駆動手段に掛かる負担を軽減できる。
また、ステージ板40とバランサー50を互いに引き寄せる付勢手段として、引張ばねS1及び引張ばねS2以外のもの(例えば磁石)を利用してもよい。
さらに図11に示すように、例えば手振補正装置15をレンズL1とレンズL3の間に位置させて(手振補正装置15のレンズ系との位置関係はこれに限定されない)、ステージ板40に形成した保持孔に補正レンズCLを嵌合固定し、撮像素子44をカメラボディ12内に固定してもよい。この構造では補正レンズCLがステージ板40と一緒にスライドすることにより像振れを補正する。また、このように補正レンズCLを用いる構造にすれば、撮像素子44をフィルムに代えることにより、手振補正装置15は銀塩カメラに適用可能となる。
さらに、上記実施形態では本発明を手振補正装置に適用したが、手振補正装置とは用途が異なるステージ装置全般に適用可能なのは勿論である。
本発明の一実施形態の手振補正機能付カメラの縦断側面図である。 手振補正装置のステージ板及びバランサーが初期位置に位置するときの背面図である。 ステージ板及びバランサーが初期位置から移動したときの手振補正装置の背面図である。 図3のIV−IV矢線に沿う断面図である。 図3のV矢線方向に見た手振補正装置の平面図である。 ステージ板の背面図である。 固定支持基板の背面図である。 バランサーの背面図である。 変形例における手振補正装置の要部の横断平面図である。 変形例のY方向駆動用リンク部材の側面図である。 別の変形例における図1と同様のカメラの縦断側面図である。
符号の説明
10 カメラ
11 レンズ鏡筒
12 カメラボディ
15 手振補正装置
20 固定支持基板
21 モータ取付孔
22 ピニオン挿入孔
23 切り起こし片
24 軸用凹部
25 モータ取付孔
26 ピニオン挿入孔
27 切り起こし片
28 軸用凹部
30 ピニオン収納孔
31 回転軸
32 33 貫通孔
34 永久磁石
40 ステージ板
42 43 係止孔
44 撮像素子
50 バランサー
51 開口部
52 53 係止孔
60 手振補正装置
61 貫通孔
62 Y方向駆動用リンク部材
63 64 係合凹部
66 切り起こし片
67 被押圧軸
68 切り起こし片
69 被押圧軸
AX AY 回転出力軸
B バッテリ
C 制御手段
CL 補正レンズ
GS ジャイロセンサ(振動検出センサ)
HS 二軸ホールセンサ
L1 L2 L3 レンズ(光学系)
MX X方向駆動用モータ(X方向駆動手段)
MY Y方向駆動用モータ(Y方向駆動手段)
MS メインスイッチ
PX PYA PYB ピニオン
RX1 RX2 RY1A RY1B RY2A RY2B ラック
SW 手振補正スイッチ
S1 S2 引張ばね(付勢手段)

Claims (10)

  1. 固定支持基板及び該固定支持基板に対してスライド可能なステージ板と、
    上記固定支持基板を挟んで上記ステージ板と反対側に位置し、該固定支持基板に対してスライド可能な単一のバランサーと、
    上記ステージ板と上記バランサーを連係し、上記バランサーを上記ステージ板と同期させながらX方向に沿って該ステージ板と反対方向にスライドさせるX方向連係手段と、
    上記ステージ板と上記バランサーを連係し、上記バランサーを上記ステージ板と同期させながらY方向に沿って該ステージ板と反対方向にスライドさせるY方向連係手段と、
    を備えることを特徴とするステージ装置。
  2. 請求項1記載のステージ装置において、
    上記固定支持基板に固定した、上記連係手段を介して上記ステージ板にスライド方向の駆動力を与える駆動手段を備えるステージ装置。
  3. 請求項2記載のステージ装置において、
    上記駆動手段が、上記ステージ板及びバランサーを、上記ステージ板とバランサーが位置する平面上を特定のX方向に駆動するためのX方向駆動手段と、上記ステージ板及びバランサーを、上記平面上をX方向に対して直交するY方向に駆動するためのY方向駆動手段と、を備えるステージ装置。
  4. 請求項2または3記載のステージ装置において、
    上記駆動手段がモータであるステージ装置。
  5. 請求項4記載のステージ装置において、
    上記連係手段が、
    上記モータの出力軸に固着したピニオンと、上記ステージ板に固定した該ピニオンと噛合する第1ラックと、を有する第1動力伝達機構と、
    上記ピニオンと、上記バランサーに固定した該ピニオンと噛合する第2ラックと、を有する第2動力伝達機構と、を備えるステージ装置。
  6. 請求項5記載のステージ装置において、
    上記ステージ板とバランサーを互いに引き寄せる付勢手段を備えるステージ装置。
  7. 請求項6記載のステージ装置において、
    上記付勢手段が、両端部が上記ステージ板とバランサーとにそれぞれ接続された引張ばねであるステージ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のステージ装置において、
    ステージ板とバランサーが同一距離移動するように上記連係手段を構成し、
    上記ステージ板及びその固定物とバランサー及びその固定物を同一又は略同一としたステージ装置。
  9. 請求項3または3に従属する4から8のいずれか1項記載のステージ装置を利用したカメラの手振補正装置において、
    上記ステージ板に固定した撮像素子と、
    カメラの振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動手段と上記Y方向駆動手段を、手振れを補正するように駆動制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするカメラの手振補正装置。
  10. 請求項3または3に従属する4から8のいずれか1項記載のステージ装置を利用したカメラの手振補正装置において、
    上記ステージ板に固定した補正レンズと、
    カメラの振動を検出する振動検出センサと、
    該振動検出センサが検出した振動情報に基づいて、上記X方向駆動手段と上記Y方向駆動手段を、手振れを補正するように駆動制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするカメラの手振補正装置。
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