JP2009204629A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手ぶれ補正動作時に撮像素子を保持したスライダ部材を移動させるときに、スライダ部材をがたつきなくスムーズに移動させることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置に作用した加速度(重力によって生じる加速度(重力加速度)、及び手ぶれによって生じる加速度(手ぶれ加速度))の方向に応じて、電磁コイル25と磁性金属部材11との間に発生する磁気吸引力F(電磁コイル25へ流す電流)の大きさを制御する。この磁気吸引力Fにより第2スライダ10(CCD8、第1スライダを含む)全体が電磁コイル25側に移動することによって、軸孔10dの2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に隙間なく当接し、当接状態が保持される。
【選択図】図5
【解決手段】撮像装置に作用した加速度(重力によって生じる加速度(重力加速度)、及び手ぶれによって生じる加速度(手ぶれ加速度))の方向に応じて、電磁コイル25と磁性金属部材11との間に発生する磁気吸引力F(電磁コイル25へ流す電流)の大きさを制御する。この磁気吸引力Fにより第2スライダ10(CCD8、第1スライダを含む)全体が電磁コイル25側に移動することによって、軸孔10dの2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に隙間なく当接し、当接状態が保持される。
【選択図】図5
Description
本発明は、撮影時の手ぶれを補正する手ぶれ補正機能を備えているデジタルカメラ等の撮像装置に関する。
撮影レンズ系を通して被写体像を撮像素子(CCDなど)に受光させ、撮像素子から出力される電気信号に基づいて被写体像に対応したデジタル画像を生成するデジタルカメラにおいて、近年、撮影時の手ぶれを補正する手ぶれ補正機構を備えた、いわゆる手ぶれ補正機構付デジタルカメラが実用化されている。
従来、デジタルカメラにおける手ぶれ補正機構としては、例えば、手ぶれによって生じる被写体像のぶれ量に応じて、撮像素子(CCDなど)を撮影光学系の光軸方向に垂直な面内(X−Y平面)で移動させる構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1のような手ぶれ補正機構では、カメラ本体内に固定されたベース板上に、撮影レンズ系の光軸方向に垂直な面方向(X−Y方向)にそれぞれ移動可能に配置した2つのスライダ部材を備え、一方のスライダ部材側に撮像素子が固定されている。そして、撮影時の手ぶれによって生じた被写体像のぶれ量に応じて2つのスライダ部材を撮影光学系の光軸方向に垂直な面方向に移動させることで、撮像素子が光軸方向に垂直な面内で移動して手ぶれを補正することができる。
なお、2つのスライダ部材は、X−Y両方向に配置された各ガイド軸に移動自在に挿通された軸受部と一体に撮影光学系の光軸方向に垂直な面方向(X−Y方向)にそれぞれ移動可能である。
特開2004−274242号公報
ところで、前記2つのスライダ部材をがたつきなくスムーズに移動させるには、ガイド軸の外径及び該ガイド軸に挿通される軸受部の軸孔の内径を高い寸法精度で加工する必要がある。しかしながら、加工精度誤差等によってガイド軸と軸受部の軸孔との間に若干の隙間が生じることにより、手ぶれ補正制御時に軸受部の軸孔に挿通されたガイド軸にがたつきが生じて、手ぶれ補正精度が低下する。
そこで、本発明は、手ぶれ補正制御時の、ガイド軸と軸受けの間のがたつきを無くすことにより、精度が高く、かつ追従性のよい手ぶれ補正制御を行うことができる撮像装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、撮影光学系を通して入射される被写体像を複数の画素を有する受光面に受光して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子を前記撮影光学系の光軸方向に対して垂直な面内で移動自在に保持し、ガイド軸と該ガイド軸が挿通された軸受けと前記撮像素子を固定する撮像素子固定部材とを備えた撮像素子移動部と、ぶれ検出部で検出したぶれ情報に基づいて、前記撮像素子移動部を制御して前記撮像素子を移動させる制御部と、を有する撮像装置であって、前記軸受けの軸孔が少なくとも2つの壁面を有し、更に、前記撮像素子固定部材を付勢し、前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる付勢部と、前記付勢部で発生される付勢力の大きさを制御する付勢力制御部と、前記撮像装置の撮影時の姿勢を検出する姿勢検出部と、を備え、前記付勢力制御部は、前記姿勢検出部で検出した前記撮像装置の撮影時の姿勢情報に基づいて、前記付勢部が発生する付勢力を制御することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、前記付勢部は、前記撮影光学系の光軸方向に沿った磁気吸引力により前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる磁気付勢部であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、前記磁気付勢部は、前記撮像素子又は前記撮像素子固定部材の背面に固着した磁性体部材と、前記撮像素子の背面側に前記磁性体部材と対向するように設置された電磁コイルとを備えていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、前記付勢力制御部は、前記姿勢検出部で検出した前記撮像装置の撮影時の姿勢情報に基づいて前記電磁コイルに流す電流の大きさ及び極性を制御して、前記電磁コイルと前記磁性体部材との間に発生する磁気吸引力の大きさを制御することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、前記磁性体部材は、前記撮像素子又は前記撮像素子固定部材の重心位置近傍に位置していることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、前記磁性体部材は、磁性金属部材又は永久磁石であることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、前記軸孔の2つの壁面は、前記ガイド軸の外周面の2箇所と前記撮影光学系の光軸方向に沿って当接するように形成された傾斜面であることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、前記姿勢検出部は、前記撮像装置に作用する加速度の方向を検出することで前記撮像装置の撮影時の姿勢を検出する加速度センサであることを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、撮影光学系を通して入射される被写体像を複数の画素を有する受光面に受光して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子を前記撮影光学系の光軸方向に対して垂直な面内で移動自在に保持し、ガイド軸と該ガイド軸が挿通された軸受けと前記撮像素子を固定する撮像素子固定部材とを備えた撮像素子移動部と、ぶれ検出部で検出したぶれ情報に基づいて、前記撮像素子移動部を制御して前記撮像素子を移動させる制御部と、を有する撮像装置であって、前記撮像素子移動部の一部を付勢して、前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる付勢部と、前記付勢部で発生される付勢力の大きさを制御する付勢力制御部と、前記撮像装置の撮影時の姿勢を検出する姿勢検出部と、を備え、前記付勢力制御部は、前記姿勢検出部で検出した前記撮像装置の撮影時の姿勢情報に基づいて、前記付勢部が発生する付勢力を制御することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、撮影光学系を通して入射される被写体像を複数の画素を有する受光面に受光して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子を前記撮影光学系の光軸方向に対して垂直な面内で移動自在に保持し、ガイド軸と該ガイド軸が挿通された軸受けと前記撮像素子を固定する撮像素子固定部材とを備えた撮像素子移動部と、前記撮像素子移動部を制御して前記撮像素子を移動させる制御部と、を有する撮像装置であって、前記軸受けの軸孔が少なくとも2つの壁面を有し、更に、前記撮像素子固定部材を付勢し、前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる付勢部を備えたことを特徴としている。
請求項1、9に記載の発明によれば、姿勢検出部で検出した撮像装置の撮影時の姿勢情報に基づいて付勢部が発生する付勢力を制御することができるので、撮像装置の撮影時の姿勢状態に応じて、ガイド軸と軸孔の2つの壁面とを当接させる付勢力を変化させることが可能となる。これにより、撮像装置の撮影時の姿勢状態にかかわらずガイド軸と軸孔の2つの壁面とを当接させることができるので、ガイド軸をがたつきなくスムーズに移動させることができる。
請求項2、3、6に記載の発明によれば、ガイド軸と軸孔の2つの壁面とを当接させる付勢力を、磁気吸引力によって非接触状態で容易に発生させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、電磁コイルに流す電流の大きさ及び極性を制御することで、電磁コイルと磁性体部材との間に発生する磁気吸引力の大きさを容易に制御することができる。
請求項5に記載の発明によれば、磁性体部材を撮像素子又は撮像素子固定部材の重心位置近傍に位置させることにより、ガイド軸を安定してスムーズに移動させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、軸孔の2つの壁面を、ガイド軸の外周面の2箇所と撮影光学系の光軸方向に沿って当接するような傾斜面とすることにより、ガイド軸の外周面の2箇所を安定して当接させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、姿勢検出部として加速度センサを用いたことにより、撮像装置に作用した加速度の方向を検出することで撮像装置の撮影時の姿勢を容易に検出することができる。
請求項10に記載の発明によれば、付勢部で発生される付勢力によってガイド軸と軸孔の2つの壁面とを当接させることができるので、ガイド軸をがたつきなくスムーズに移動させることができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1に係る撮像装置としてのデジタルカメラの一例を示す正面図である。なお、このデジタルカメラは、後述する撮像素子を撮影レンズ系の光軸方向に垂直な面内で移動させて手ぶれ補正を行う手ぶれ補正機能を有している。
図1は、本発明の実施形態1に係る撮像装置としてのデジタルカメラの一例を示す正面図である。なお、このデジタルカメラは、後述する撮像素子を撮影レンズ系の光軸方向に垂直な面内で移動させて手ぶれ補正を行う手ぶれ補正機能を有している。
図1に示すように、このデジタルカメラ1は、カメラ本体2の前面側に撮影レンズ系3を取付けたレンズ鏡胴4が設けられており、このレンズ鏡胴4は、所定の沈胴位置と所定の撮像待機位置との間で撮影レンズ系3の光軸方向に沿って移動可能である。撮影レンズ系3は、不図示の固定レンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズなどを備えている。また、レンズ鏡胴4内には、前記撮影レンズ系3以外にもシャッタユニットや絞りユニット等が設置されている。
なお、本実施形態では、以下の説明において、X軸方向は図1においてデジタルカメラ1の左右方向、Y軸方向は図1においてデジタルカメラ1の上下方向、Z軸方向は図1において撮影レンズ系3の光軸方向(図1において紙面に対して垂直方向)とする。
図2は、レンズ鏡胴4の背面側を示す斜視図である。図2に示すように、レンズ鏡胴4の背面には、カメラ本体2内に固定されるベース板5が設けられており、このベース板5の開口中央部にはCCD保持枠6が設置されている。ベース板5の角部には、デジタルカメラ1の撮影時における姿勢を検出する姿勢検出部としての加速度センサ7が設置されている。
図3に示すように、CCD保持枠6には、CCD8を中央開口部に固定しY軸方向に移動自在な第1スライダ9と、CCD保持枠6にX軸方向に移動自在保持された第2スライダ10が設けられている。CCD8の撮影レンズ系3側の受光面には、レンズ鏡胴4に設置した撮影レンズ系3を通して入射される被写体像が結像される。CCD8の背面中央部には磁性金属部材11が固着されている。CCD8の背面には、他端側が信号処理部(不図示)に電気的に接続されたフレキシブル基板12(図2参照)の一端側が接続されている。このように、本実施形態では、第1スライダ9によって、CCD8を固定する撮像素子固定部材が構成されている。
第1スライダ9には、図3、図4に示すように、一対の軸受部9a,9bが形成されており、Y軸方向に沿って第2スライダ10に固定された第1ガイド軸13に前記軸受部9a,9bの軸孔(不図示)が移動自在に挿通されている。また、第1スライダ9の軸受部9a,9bと反対側には、第2スライダ10に設けたガイド溝部10a内をY軸方向に沿って移動自在なガイド突起部9cが形成されている。
第2スライダ10には、図3に示すように、一対の軸受部10b,10cが形成されており、X軸方向に沿ってCCD保持枠6に固定された第2ガイド軸14に前記軸受部10b,10cの軸孔10d,10eが移動自在に挿通されている。また、第2スライダ10の軸受部10b,10cと反対側には、CCD保持枠6に設けたガイド溝部6a内をX軸方向に沿って移動自在なガイド突起部10dが形成されている。
図5、図6に示すように、第2ガイド軸14を移動自在に挿通した第2スライダ10の軸受部10b,10cの軸孔10d,10e(図5、図6は、軸受部10b側の軸孔10d)は、円弧状の第1面10gと、互いに対向した平行平面状の2つの第2、第3面10h,10iと、互いにZ軸正方向(図5、図6の右側)に向けて内側に傾斜した2つの第4、第5面10j,10kと、第4、第5面10j,10kの間に形成された曲面状の第6面10lとで形成されている。第2ガイド軸14は、この軸孔10d(10e)に所定の隙間を有するようにして挿通されている。
第1スライダ9の端部には、Y軸方向に沿って第1コイル15が一体的に設置され、第2スライダ10には、X軸方向に沿って第2コイル16が一体的に設置されている(図4参照)。また、CCD保持枠6には、前記第1コイル15、第2コイル16とそれぞれ対向するようにして第1磁石(不図示)、第2磁石(不図示)が設置されている。
第1、第2コイル15,16への印加電流の制御により、第1、第2コイル15,16と第1、第2磁石(不図示)との間にそれぞれ発生する磁力によって、第1スライダ9をY軸方向に、第2スライダ10をX軸方向にそれぞれ移動させることができる。なお、第1、第2スライダ9,10には、該第1、第2スライダ9,10の位置をそれぞれ検出するためのホール素子等の位置検出センサ19(図7、図8参照)が設置されている。
このように、本実施形態では、Y軸方向に移動自在に配置された第1スライダ9、X軸方向に移動自在に配置された第2スライダ10、第1スライダ9をY軸方向に移動させるための第1コイル15及び第1磁石(不図示)、第2スライダ10をX軸方向に移動させるための第2コイル16及び第2磁石(不図示)によって、CCD8を撮影レンズ系3の光軸と垂直方向に移動させる撮像素子移動部が構成されている。
図7は、CCD8を移動させて手ぶれ補正制御を行う制御系を示すブロック図である。
カメラ本体2内に設置されたぶれ検出部としてのジャイロセンサ20で、撮影時におけるデジタルカメラ1(カメラ本体2)の手ぶれを検出する。ジャイロセンサ20で検出した手ぶれ検出信号は、HPF(ハイパスフィルタ)部21で低周波成分がカットされ、積分器22で積分処理されて手ぶれ補正制御部23に入力される。また、手ぶれ補正制御部23には、位置検出センサ19で検出される第1、第2スライダ9,10の位置の位置情報(位置信号)も入力される。
そして、手ぶれ補正制御部23は、ジャイロセンサ20、HPF部21、積分器22を介して入力される手ぶれ検出信号に基づいて手ぶれ補正信号を生成し、生成した手ぶれ補正信号に応じてドライバー24を介して第1、第2コイル15,16への印加電流を制御する。第1、第2コイル15,16への印加電流の制御により、第1、第2コイル15,16と第1、第2磁石(不図示)との間にそれぞれ発生する磁力によって、第1スライダ9をY軸方向に、第2スライダ10をX軸方向にそれぞれ移動させ、手ぶれを打ち消す方向にCCD8を移動させる。
この際、手ぶれ補正制御部23は、位置検出センサ19で検出される第1、第2スライダ9,10の位置情報(位置信号)に基づいて、手ぶれ補正動作時におけるCCD8の移動を制御している。
また、本実施形態のデジタルカメラ1は、図5に示すように、CCD8の背面中央部に固着した磁性金属部材11と対向するようにして電磁コイル25が設けられている。磁性金属部材11は、CCD8、第1スライダ9を保持した第2スライダ10の重心位置付近に位置している。電磁コイル25は、CCD保持枠6の外周側に固着されたコイル支持部材26(図2参照)の先端角部に固着されている。電磁コイル25に所定極性の電流を印加することによって、磁性金属部材11との間に磁気吸引力Fが発生し、CCD8、第1スライダ9が保持された第2スライダ10に電磁コイル25方向への吸引力が作用する。
このように、本実施形態では、磁性金属部材11と電磁コイル25によって磁気付勢部が構成されている。なお、本実施形態では、磁気吸引力Fを付勢力として説明する。
図8は、電磁コイル25への通電制御系を示すブロック図である。図8に示すように、電磁コイル25への通電制御を行う通電制御部27は、加速度センサ7から入力されるデジタルカメラ1に作用した加速度情報に基づいて、後述するように電磁コイル25に流す電流の大きさ(磁気吸引力F)を制御する。なお、通電制御部27は、同時に位置検出センサ19から第1、第2スライダ9,10の位置情報(位置信号)を入力し、第1、第2スライダ9,10が移動している前記した手ぶれ補正動作時に対応させて、電磁コイル25への通電制御を行う。
本実施形態に係るデジタルカメラ1は前記のように構成されており、撮影時に手ぶれが生じた場合、ジャイロセンサ20で検出した手ぶれ検出信号に基づいて、第1、第2コイル15,16への印加電流を制御する。この印加電流の制御により、第1、第2コイル15,16と該第1、第2コイル15,16と対向配置されている第1、第2磁石(不図示)との間にそれぞれ発生する磁力によって、第1スライダ9がY軸方向に、第2スライダ10がX軸方向にそれぞれ手ぶれを打ち消すように移動する。これにより、手ぶれによってずれた被写体像の位置にCCD8が追従移動して、手ぶれ補正する。
前記したように手ぶれ補正動作時には、手ぶれ量に応じて第1スライダ9は第1ガイド軸13に沿ってY軸方向に、第2スライダ10は第2ガイド軸14に沿ってX軸方向にそれぞれ移動する。ところで、第2ガイド軸14と軸受部10b,10cの各軸孔10d,10eとの間に隙間があると、この隙間によって移動する第2スライダ10にがたつきが生じて手ぶれ補正量に誤差が生じることがある。更に、このがたつきによって第2スライダ10が移動する際にタイムラグが生じて、追従性のよい手ぶれ補正制御ができなくなる。
なお、同様に第1ガイド軸13(図4参照)と軸受部9a,9bの各軸孔(不図示)との間に隙間があると、この隙間によって移動する第1スライダ9にがたつきが生じて手ぶれ補正量に誤差が生じることがある。更に、このがたつきによって第1スライダ9が移動する際にタイムラグが生じて、追従性のよい手ぶれ補正制御ができなくなる。
そこで、本発明では、撮影時にデジタルカメラ1に作用した加速度(重力によって生じる加速度(重力加速度)、及び手ぶれによって生じる加速度(手ぶれ加速度))の方向に応じて、以下のように、電磁コイル25と磁性金属部材11との間に発生する磁気吸引力F(電磁コイル25へ流す電流)の大きさを制御するようにした。
電磁コイル25へ流す電流の大きさを制御することにより、撮影時にデジタルカメラ1に、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のいずれかの方向に加速度(重力加速度、手ぶれ加速度)が作用していた場合でも、図6のように軸孔10d(軸孔10eも同様)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)を第2ガイド軸14に対して、所定の当接力で、かつ最小限の大きさの当接力で当接させるようにした。なお、前記当接力は、軸孔10d(軸孔10e)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)と第2ガイド軸14との間に働く力であり、前記磁気吸引力F(付勢力)と、重力、手ふれによる慣性力等を足し合わせた力である。
図9は、撮影時においてデジタルカメラ1にX軸方向、Y軸方向、Z軸方向のいずれかの方向に加速度(重力加速度、手ぶれ加速度)が作用した場合に応じた、電磁コイル25に流す電流の大きさ(本実施形態では、ゼロ、小、中、大の4段階)と、電磁コイル25に流す電流によって発生する磁気吸引力F(付勢力)の大きさ(本実施形態では、ゼロ、小、中、大の4段階)を示したものである。
(加速度がX軸方向に作用している場合)
この場合は、撮影時のカメラ姿勢が縦位置(X軸方向が鉛直方向を向くようなカメラ姿勢)でX軸方向へ重力加速度が作用しているとき、または、手ぶれや撮影者自身の移動によってX軸方向へ加速度が作用しているときである。
この場合は、撮影時のカメラ姿勢が縦位置(X軸方向が鉛直方向を向くようなカメラ姿勢)でX軸方向へ重力加速度が作用しているとき、または、手ぶれや撮影者自身の移動によってX軸方向へ加速度が作用しているときである。
通電制御部27は、加速度センサ7から入力される加速度情報に基づいて、加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)がX軸方向に作用していると判断した場合は、所定(本実施形態では、ゼロ、小、中、大の4段階のうちの中)の大きさの電流を電磁コイル25へ印加するように制御し、磁性体金属板11との間に中程度の大きさの磁気吸引力Fを発生させる。
この磁気吸引力Fは、磁性金属部材11が固定されている第1スライダ9に直接作用し、第1スライダ9が電磁コイル25側に付勢されている。これにより、第1ガイド軸13と第1スライダ9との間のがたつきが無くなる。また、第1ガイド軸13も、磁気吸引力Fによって電磁コイル25側に付勢されている。即ち、第1ガイド軸13が固定された第2スライダ10も電磁コイル25側に付勢されている。これにより、第2スライダ10と第2ガイド軸14との間のがたつきが無くなる。
この磁気吸引力Fにより第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)全体が電磁コイル25側に移動する。この移動によって、軸孔10d(軸孔10eも同様)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に、所定の当接力で、かつ最小限の大きさの当接力で隙間なく当接し、当接状態が保持される。これにより、前記した手ぶれ補正動作時にX軸方向へ加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)が作用している場合でも、第2スライダ10は第2ガイド軸14に沿ってX軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。なお、第1スライダ9も同様に第1ガイド軸13に沿ってY軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。
(加速度がY軸方向に作用している場合)
この場合は、撮影時のカメラ姿勢が横位置(Y軸方向が鉛直方向に向くようなカメラ姿勢でY軸方向へ重力加速度が作用しているとき、または、手ぶれや撮影者自身の移動によってY軸方向へ加速度が作用しているときである。
この場合は、撮影時のカメラ姿勢が横位置(Y軸方向が鉛直方向に向くようなカメラ姿勢でY軸方向へ重力加速度が作用しているとき、または、手ぶれや撮影者自身の移動によってY軸方向へ加速度が作用しているときである。
通電制御部27は、加速度センサ7から入力される加速度情報に基づいて、加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)がY軸方向に作用していると判断した場合は、加速度方向がX軸方向の場合よりも小さくなるような所定(本実施形態では、ゼロ、小、中、大の4段階のうちの小)の大きさの電流を電磁コイル25へ印加するように制御し、磁性金属部材11との間に加速度方向がX軸方向の場合よりも小さな磁気吸引力Fを発生させる。
この磁気吸引力Fは、磁性金属部材11が固定されている第1スライダ9に直接作用し、第1スライダ9が電磁コイル25側に付勢されている。これにより、第1ガイド軸13と第1スライダ9との間のがたつきが無くなる。また、第1ガイド軸13も、磁気吸引力Fによって電磁コイル25側に付勢されている。即ち、第1ガイド軸13が固定された第2スライダ10も電磁コイル25側に付勢されている。これにより、第2スライダ10と第2ガイド軸14との間のがたつきが無くなる。
この磁気吸引力Fにより第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)全体が電磁コイル25側に移動する。この移動によって、軸孔10d(軸孔10eも同様)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に、所定の当接力で、かつ最小限の大きさの当接力で隙間なく当接し、当接状態が保持される。これにより、前記した手ぶれ補正動作時にY軸方向へ加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)が作用している場合でも、第2スライダ10は第2ガイド軸14に沿ってX軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。なお、第1スライダ9も同様に第1ガイド軸13に沿ってY軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。
(加速度がZ軸方向に作用している場合)
この場合は、撮影時のカメラ姿勢が鉛直上向きか鉛直下向きでZ軸方向へ重力加速度が作用しているとき、または、手ぶれや撮影者自身の移動によってZ軸方向に加速度が作用しているときである。
この場合は、撮影時のカメラ姿勢が鉛直上向きか鉛直下向きでZ軸方向へ重力加速度が作用しているとき、または、手ぶれや撮影者自身の移動によってZ軸方向に加速度が作用しているときである。
加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)がZ軸正方向(デジタルカメラ1のレンズ鏡胴4の前方方向)へ作用している場合は、第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)の重力荷重以上の磁気吸引力Fを発生させる必要がある。
よって、通電制御部27は、加速度センサ7から入力される加速度情報に基づいて、加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)がZ軸正方向(デジタルカメラ1のレンズ鏡胴4の前方方向)へ作用していると判断した場合は、第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)の重力荷重よりも大きくなるような所定(本実施形態では、ゼロ、小、中、大の4段階のうちの大)の大きさの電流を電磁コイル25へ印加するように制御し、磁性金属部材11との間に第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)の重力荷重以上の大きな磁気吸引力Fを作用させる。
この磁気吸引力Fは、磁性金属部材11が固定されている第1スライダ9に直接作用し、第1スライダ9が電磁コイル25側に付勢されている。これにより、第1ガイド軸13と第1スライダ9との間のがたつきが無くなる。また、第1ガイド軸13も、磁気吸引力Fによって電磁コイル25側に付勢されている。即ち、第1ガイド軸13が固定された第2スライダ10も電磁コイル25側に付勢されている。これにより、第2スライダ10と第2ガイド軸14との間のがたつきが無くなる。
この磁気吸引力Fにより第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)全体が電磁コイル25側に移動する。この移動によって、軸孔10d(軸孔10eも同様)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に、所定の当接力で、かつ最小限の大きさの当接力で隙間なく当接し、当接状態が保持される。
また、加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)がZ軸負方向(デジタルカメラ1のレンズ鏡胴4の後方方向)へ作用している場合は、第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)の重力荷重によって、軸孔10d(軸孔10eも同様)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に隙間なく当接した状態となる。
よって、通電制御部27は、加速度センサ7から入力される加速度情報に基づいて、加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)がZ軸負方向(デジタルカメラ1のレンズ鏡胴4の後方方向)へ作用していると判断した場合は、電磁コイル25へ印加する電流をゼロに制御し、磁気吸引力Fによる付勢力をゼロにする。
これにより、前記した手ぶれ補正動作時にZ軸方向へ加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)が作用している場合でも、第2スライダ10は第2ガイド軸14に沿ってX軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。なお、第1スライダ9も同様に第1ガイド軸13に沿ってY軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。
このように、撮影時にデジタルカメラ1に、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のいずれかの方向に加速度(重力によって生じる加速度(重力加速度)、及び手ぶれによって生じる加速度(手ぶれ加速度))が作用した場合でも、軸孔10d(軸孔10eも同様)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)を第2ガイド軸14に常に適切な当接力で当接させることができる。
これにより、手ぶれ補正動作時に第2スライダ10を第2ガイド軸14に沿ってX軸方向に、第1スライダ9を第1ガイド軸13に沿ってY軸方向にそれぞれがたつきなくスムーズに移動させることができるので、精度の高い手ぶれ補正制御を行うことができ、かつ追従性のよい手ぶれ補正制御を行うことができる。
〈実施形態2〉
前記実施形態1では、磁性金属部材11をCCD8の背面中央部に固着した構成であったが、本実施形態では、図10に示すように、永久磁石28をCCD8の背面中央部に固着した構成である。他の構成は実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
前記実施形態1では、磁性金属部材11をCCD8の背面中央部に固着した構成であったが、本実施形態では、図10に示すように、永久磁石28をCCD8の背面中央部に固着した構成である。他の構成は実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
本実施形態では、電磁コイル25に所定極性の電流を印加することにより、実施形態1と同様に、永久磁石28との間に吸引磁力Fを発生させることができる。このように、本実施形態においても、撮影時にデジタルカメラ1に、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のいずれかの方向に加速度(重力加速度、手ぶれ加速度)が作用した場合に、図8のように、電磁コイル25へ流す電流の大きさを制御する。
これにより、軸受部10b(他方の軸受部も同様)の軸孔10dの2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に、所定の当接力で、かつ最小限の大きさの当接力で隙間なく当接した状態が保持される。よって、前記した手ぶれ補正動作時に、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のいずれかの方向に加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)が作用している場合でも、第2スライダ10は第2ガイド軸14に沿ってX軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。なお、第1スライダ9も同様に第1ガイド軸13に沿ってY軸方向にがたつきなくスムーズに移動する。
よって、本実施形態においても同様に、手ぶれ補正動作時に第2スライダ10を第2ガイド軸14に沿ってX軸方向に、第1スライダ9を第1ガイド軸13に沿ってY軸方向にそれぞれがたつきなくスムーズに移動させることができるので、精度の高い手ぶれ補正制御を行うことができ、かつ追従性のよい手ぶれ補正制御を行うことができる。
また、本実施形態では、電磁コイル25へ流す電流の極性を前記した吸引磁力を発生させる場合と逆の極性に一時的に切替えることにより、永久磁石28との間に反発磁力を発生させることができる。
これにより、カメラ姿勢が鉛直上向きの場合に、電磁コイル25へ流す電流の極性を逆にして反発磁力を発生させることにより、第2スライダ10(CCD8、第1スライダ9を含む)の重力荷重によって軸孔10d(軸孔10eも同様)の2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に当接している当接力を低減させることができる。よって、手ぶれ補正動作時にカメラ姿勢が鉛直上向きの場合において、第2スライダ10を第2ガイド軸14に沿って移動するときの摩擦力を小さくできるので、よりスムーズに第2ガイド軸14を移動させることができる。
なお、上述の実施形態では、磁性体部材(磁性金属部材11又は永久磁石25)を第1スライダ9に固定されたCCD8の背面に固定し、前記吸引磁力Fにより磁性体部材(磁性金属部材11又は永久磁石25)が固定された第1スライダ9が付勢される構成としたが、吸引磁力Fが作用する磁性体部材(磁性金属部材11又は永久磁石25)の位置は、第1スライダ9に限定されるものではない。
例えば、第2スライダ10の所定位置に磁性体部材(磁性金属部材11又は永久磁石25)を固定するような構成にしてもよい。また、第1スライダ9又は第2スライダ10の一部を磁性金属材料で形成するなどして、吸引磁力Fが第1スライダ9又は第2スライダ10に直接作用するように構成してもよい。
〈実施形態3〉
本実施形態に係るデジタルカメラは、図11に示すように、CCD8の背面中央部に永久磁石29を固着し、この永久磁石29と対向するようにして磁性体金属板30を配置した構成である。この磁性体金属板30は、図2に示したコイル支持部材26のようにCCD保持枠6(図2参照)に固着されている。このように、本実施形態では、永久磁石29と磁性体金属板30によって付勢部が構成されている。
本実施形態に係るデジタルカメラは、図11に示すように、CCD8の背面中央部に永久磁石29を固着し、この永久磁石29と対向するようにして磁性体金属板30を配置した構成である。この磁性体金属板30は、図2に示したコイル支持部材26のようにCCD保持枠6(図2参照)に固着されている。このように、本実施形態では、永久磁石29と磁性体金属板30によって付勢部が構成されている。
なお、本実施形態では、前記実施形態1のデジタルカメラに備えていたデジタルカメラに作用する加速度を検出する加速度センサ、対向配置した磁性体金属板との間に磁気吸引力(付勢力)を発生させる電磁コイル、電磁コイルへの通電を制御する通電制御部(図8参照)は備えていない。他の構成は実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
このように、本実施形態では図11に示すように、前記実施形態1のように通電制御によって磁気吸引力を発生させる電磁コイルを用いることなく、永久磁石29により磁性体金属板30との間に一定の吸引磁力F(付勢力)を発生させる構成である。これにより、永久磁石29と磁性体金属板30との間に発生する一定の吸引磁力Fより、軸受部10b(他方の軸受部も同様)の軸孔10dの2つの傾斜面(第4、第5面10j,10k)が第2ガイド軸14に、所定の当接力で隙間なく当接した状態が保持される。なお、第1スライダ9側の軸受部9a,9b(図3参照)においても同様に、軸受部9a,9bの軸孔(不図示)が第1ガイド軸13に、所定の当接力で隙間なく当接した状態が保持される。
これにより、前記した手ぶれ補正動作時に、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のいずれかの方向に加速度(重力加速度や手ぶれ加速度)が作用している場合でも、第2スライダ10を第2ガイド軸14に沿ってX軸方向に、第1スライダ9を第1ガイド軸13に沿ってY軸方向にそれぞれがたつきなくスムーズに移動させることができるので、精度の高い手ぶれ補正制御を行うことができ、かつ追従性のよい手ぶれ補正制御を行うことができる。
1 デジタルカメラ(撮像装置)
3 撮影レンズ系(撮影光学系)
4 レンズ鏡胴
6 CCD保持枠
7 加速度センサ(姿勢検出部)
8 CCD(撮像素子)
9 第1スライダ
10 第2スライダ
10b,10c 軸受部
10d,10e 軸孔
10j,10k 第4、第5面(傾斜面)
11 磁性金属部材
14 第2ガイド軸(ガイド軸)
19 位置検出センサ
20 ジャイロセンサ(ぶれ検出部)
23 手ぶれ補正制御部(制御部)
25 電磁コイル
28、29 永久磁石
27 通電制御部(付勢力制御部)
30 磁性体金属板
3 撮影レンズ系(撮影光学系)
4 レンズ鏡胴
6 CCD保持枠
7 加速度センサ(姿勢検出部)
8 CCD(撮像素子)
9 第1スライダ
10 第2スライダ
10b,10c 軸受部
10d,10e 軸孔
10j,10k 第4、第5面(傾斜面)
11 磁性金属部材
14 第2ガイド軸(ガイド軸)
19 位置検出センサ
20 ジャイロセンサ(ぶれ検出部)
23 手ぶれ補正制御部(制御部)
25 電磁コイル
28、29 永久磁石
27 通電制御部(付勢力制御部)
30 磁性体金属板
Claims (10)
- 撮影光学系を通して入射される被写体像を複数の画素を有する受光面に受光して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子を前記撮影光学系の光軸方向に対して垂直な面内で移動自在に保持し、ガイド軸と該ガイド軸が挿通された軸受けと前記撮像素子を固定する撮像素子固定部材とを備えた撮像素子移動部と、ぶれ検出部で検出したぶれ情報に基づいて、前記撮像素子移動部を制御して前記撮像素子を移動させる制御部と、を有する撮像装置であって、
前記軸受けの軸孔が少なくとも2つの壁面を有し、更に、
前記撮像素子固定部材を付勢し、前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる付勢部と、
前記付勢部で発生される付勢力の大きさを制御する付勢力制御部と、
前記撮像装置の撮影時の姿勢を検出する姿勢検出部と、を備え、
前記付勢力制御部は、前記姿勢検出部で検出した前記撮像装置の撮影時の姿勢情報に基づいて、前記付勢部が発生する付勢力を制御する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記付勢部は、前記撮影光学系の光軸方向に沿った磁気吸引力により前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる磁気付勢部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記磁気付勢部は、前記撮像素子又は前記撮像素子固定部材の背面に固着した磁性体部材と、前記撮像素子の背面側に前記磁性体部材と対向するように設置された電磁コイルとを備えている、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記付勢力制御部は、前記姿勢検出部で検出した前記撮像装置の撮影時の姿勢情報に基づいて前記電磁コイルに流す電流の大きさ及び極性を制御して、前記電磁コイルと前記磁性体部材との間に発生する磁気吸引力の大きさを制御する、
ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記磁性体部材は、前記撮像素子又は前記撮像素子固定部材の重心位置近傍に位置している、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。 - 前記磁性体部材は、磁性金属部材又は永久磁石である、
ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 前記軸孔の2つの壁面は、前記ガイド軸の外周面の2箇所と前記撮影光学系の光軸方向に沿って当接するように形成された傾斜面である、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 前記姿勢検出部は、前記撮像装置に作用する加速度の方向を検出することで前記撮像装置の撮影時の姿勢を検出する加速度センサである、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置。 - 撮影光学系を通して入射される被写体像を複数の画素を有する受光面に受光して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子を前記撮影光学系の光軸方向に対して垂直な面内で移動自在に保持し、ガイド軸と該ガイド軸が挿通された軸受けと前記撮像素子を固定する撮像素子固定部材とを備えた撮像素子移動部と、ぶれ検出部で検出したぶれ情報に基づいて、前記撮像素子移動部を制御して前記撮像素子を移動させる制御部と、を有する撮像装置であって、
前記撮像素子移動部の一部を付勢して、前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる付勢部と、
前記付勢部で発生される付勢力の大きさを制御する付勢力制御部と、
前記撮像装置の撮影時の姿勢を検出する姿勢検出部と、を備え、
前記付勢力制御部は、前記姿勢検出部で検出した前記撮像装置の撮影時の姿勢情報に基づいて、前記付勢部が発生する付勢力を制御する、
ことを特徴とする撮像装置。 - 撮影光学系を通して入射される被写体像を複数の画素を有する受光面に受光して電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子を前記撮影光学系の光軸方向に対して垂直な面内で移動自在に保持し、ガイド軸と該ガイド軸が挿通された軸受けと前記撮像素子を固定する撮像素子固定部材とを備えた撮像素子移動部と、前記撮像素子移動部を制御して前記撮像素子を移動させる制御部と、を有する撮像装置であって、
前記軸受けの軸孔が少なくとも2つの壁面を有し、更に、
前記撮像素子固定部材を付勢し、前記ガイド軸と前記軸孔の各壁面とを当接させる付勢力を発生させる付勢部を備えた、
ことを特徴とする撮像装置。
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2008
- 2008-02-13 JP JP2008031594A patent/JP2009204629A/ja active Pending
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2009
- 2009-01-22 US US12/357,866 patent/US8085306B2/en not_active Expired - Fee Related
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