JP4443885B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮影する際の手ぶれが原因となって生じる像ぶれを補正する像ぶれ補正機構を備えたカメラ(撮像装置)が知られている。従来のカメラにおける像ぶれ補正機構は、補正光学系を手ぶれの発生に応じて偏心駆動することによって、像ぶれを補正している。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような像ぶれ補正機構を用いた場合には、補正光学系の偏心による収差のために、画像品質が劣化するという問題があった。また、光学系を駆動する構成としているので、その重量と摩擦のために、アクチュエータには大きな駆動力が要求される。その結果、正確な補正制御を行うのが難しいという問題や、電力消費量が大きいという問題もあった。さらに、補正光学系のスライド部のガタが補正性能を劣化させないようにするために精細な加工と高度な組立技術が要求され、コストアップの原因ともなっていた。
特許第2641172号公報
本発明の目的は、撮像素子基板を、摩擦やガタが生じることなくスムーズに、光軸を法線とする面方向に変位させることができ、例えば像ぶれ補正制御等を行うのに有利な撮像装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
(1) 円筒状をなす鏡筒本体と該鏡筒本体内に設置された撮影光学系とを有する撮影レンズ鏡筒と、前記撮影光学系により得られた被写体像を撮像する撮像素子を搭載した撮像素子基板と、前記撮像素子基板を撮影光学系の光軸を法線とする面方向に変位可能に支持する支持機構と、前記撮像素子基板を前記面方向に変位させるアクチュエータとを備えた撮像装置であって、
前記支持機構は、前記撮像素子基板より前方に位置し、前記鏡筒本体の外周部の前方寄りに突出形成されたフランジ状の基部と、
前記基部と前記撮像素子基板との間に前記光軸とほぼ平行な姿勢で掛け渡され、これらを少なくとも3個所で連結する線材と、
前記撮像素子基板を後方へ付勢する付勢手段とを有し、
前記付勢手段は、前記光軸の延長線上に位置し、前記撮像素子基板を磁気的吸引力により非接触で後方へ付勢する磁気付勢手段であることを特徴とする撮像装置。
これにより、撮像素子基板を、摩擦やガタが生じることなくスムーズに、光軸を法線とする面方向に変位させることができる。また、この支持機構は、設置スペースが少なくて済み、設置スペースの確保が容易である。よって、撮像装置の小型化が図れ、ひいては撮像装置を搭載する光学機器の小型化が図れる。また、構造が極めて簡単で、部品点数が少なく、組立も容易な支持機構によって上記効果を達成することができるので、製造コストの低減が図れる。また、付勢手段により、撮像素子基板の光軸中心のねじれを防止することができる。
また、非接触で撮像素子基板を後方へ付勢することができ、磁気付勢手段の付勢力をバランス良く撮像素子基板に伝達することができるとともに、僅かなスペースで磁気付勢手段を設置することができ、撮像装置のさらなる小型化が図れる。
(2) 前記磁気付勢手段は、前記撮像素子基板の背面に固定された、磁石に吸引される性質を有する被吸引物と、前記被吸引物と離間して対向するように配置された、永久磁石を有する界磁発生部とで構成される上記(1)に記載の撮像装置。
これにより、界磁発生部より軽量な被吸引物を撮像素子基板に設置することとなるので、撮像素子基板が変位する際の慣性を小さくすることができ、像ぶれ補正制御等の際、撮像素子基板を円滑かつ迅速に変位させることができる。
(3) 前記光軸を法線とする平面への前記被吸引物の投影面積は、前記界磁発生部の投影面積とほぼ同じかまたはやや小さい上記(2)に記載の撮像装置。
これにより、撮像素子基板が中央位置からずれたときの中央位置への復帰力がより強力に得られる。よって、像ぶれ補正制御の非使用時や、カメラ非使用時(電源オフ時)に、撮像素子基板を中央位置に保持するのに特に有効である。
(4) 前記少なくとも3箇所の線材は、1本に繋がっているものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の撮像装置。
これにより、組み立てを容易に行うことができる。
(5) 前記線材は、前記光軸方向から見て、ほぼ長方形または正方形の四つの角に位置する4箇所で前記基部と前記撮像素子基板とを連結している上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の撮像装置。
これにより、撮像素子基板をより良いバランスで安定的に支持することができる。
(6) 前記アクチュエータを駆動することにより、前記撮像素子が被写体像を撮像する際の像ぶれが補正されるように前記撮像素子基板の位置を制御する制御手段をさらに備える上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の撮像装置。
これにより、撮影時の手ぶれによる像ぶれを防止することができるので、像ぶれの少ない画像を撮像することができる。特に、上記の支持機構を用いているので、摩擦、ガタ等が像ぶれ補正制御の精度を低下させたり、制御を不安定化したりするのを防止することができ、常に正確な像ぶれ補正制御を行うことができる。さらに、支持機構は、軽量であるため、撮像素子基板を変位させる際の慣性が小さく、よって、スムーズで安定した高精度の像ぶれ補正制御特性が容易に得られる。また、摩擦抵抗がないことと相まって、像ぶれ補正制御時の消費電力の低減を図ることもできる。
(7) 前記アクチュエータは、前記撮像素子基板に設けられ、前記面に平行な第1の方向の力を発生する第1コイルと、前記撮像素子基板に設けられ、前記面に平行かつ前記第1の方向に垂直な第2の方向の力を発生する第2コイルと、前記第1コイルおよび前記第2コイルに対する界磁を発生する界磁発生部とで構成される上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の撮像装置。
これにより、簡単かつ軽量な構造でアクチュエータを構成することができる。
本発明によれば、撮像素子基板を、摩擦やガタが生じることなくスムーズに、光軸を法線とする面方向に変位させることができる。また、支持機構は、設置スペースが少なくて済み、設置スペースの確保が容易である。よって、撮像装置の小型化が図れ、ひいては撮像装置を搭載する光学機器の小型化が図れる。また、構造が簡単で、部品点数が少なく、組立も容易な支持機構によって上記効果を達成することができるので、製造コストの低減が図れる。
このようなことから、例えば、撮像素子基板を面方向に変位させて像ぶれ補正制御を行うような場合、精度の高い制御を行うことができる。
以下、本発明の撮像装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の撮像装置の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す撮像装置の側面図、図3は、図1に示す撮像装置における像ぶれ補正制御を行う制御手段の回路構成を示すブロック図である。なお、以下では、便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」、図1中の左側(左斜め下側)を「前」、右側(右斜め上側)を「後ろ」として説明する。
図1に示す撮像装置1Aは、例えば電子カメラ、電子カメラ付き双眼鏡、電子カメラ付き望遠鏡等の光学機器に搭載可能なものである。この撮像装置1Aは、撮影レンズ鏡筒2と、撮像素子基板3と、撮像素子基板3を支持する支持機構4と、撮像素子基板3を変位させるアクチュエータ5とを備えている。
撮影レンズ鏡筒2は、円筒状の鏡筒本体21と、鏡筒本体21内に設置された撮影光学系22とを有している。鏡筒本体21は、撮像装置1Aを搭載した図示しない光学機器の本体(以下、単に「光学機器本体」と言う)の内部において移動しないように固定されている。また、鏡筒本体21の外周部の前方寄りには、正方形のフランジ状の基部23が設けられている。なお、この基部23は、図示の構成では鏡筒本体21に設けられているが、光学機器本体に対し移動しないようになっていれば、鏡筒本体21と別個の部材で構成されていてもよい。
撮影レンズ鏡筒2の後方には、撮像素子基板3が設置されている。撮像素子基板3には、撮影光学系22により得られた被写体像を撮像する例えばCCD(Charge Coupled Device)のような撮像素子31が搭載されている。
撮像素子基板3は、支持機構4により基部23に対し支持されて、撮影光学系22の光軸221を法線とする面方向に変位可能になっている。以下、この支持機構4について説明する。
図2に示すように、支持機構4は、基部23と撮像素子基板3との間に光軸221とほぼ平行な姿勢で掛け渡され、これらを少なくとも3箇所(図示では4個所)で連結する線材41と、撮像素子基板3を磁気的吸引力により非接触で後方に付勢する磁気付勢手段42とで構成されている。
線材41は、実質的に伸縮しない材料で構成され、4本設けられている。この4本の線材41は、同じ長さになっており、基部23の四つの角付近の位置で基部23と撮像素子基板3とを連結している。
各線材41の両端部と、基部23および撮像素子基板3との固定方法は、特に限定されず、例えば、接着剤による接着や、融着によって固定したり、縛ったりする方法が挙げられる。
この線材41は、曲げ方向への弾性を有しているものでも、有していないものでもよい。また、線材41の構成材料としては、特に限定されず、各種金属材料、各種樹脂材料を用いることができる。また、線材41は、1本の細線からなるものでも、糸のように繊維をより合わせてなるものでもよい。
磁気付勢手段42は、撮像素子基板3の背面に固定された被吸引物421と、界磁発生部422とで構成されている。本発明では、後述するように付勢手段としてコイルバネ等のばね部材を用いて撮像素子基板3を後方へ付勢するようにしてもよいが、本実施形態のような磁気付勢手段42を用いることにより、撮像素子基板3が非接触で可動になる上、奥行き寸法も小さくすることが可能である。
被吸引物421は、磁石に吸引される性質を有している。この被吸引物421の構成材料としては特に限定されないが、例えば鉄などの軟強磁性体であるのが好ましい。これにより、撮像素子基板3をより強力に吸引することができる。図示の構成では、この被吸引物421は、円板状をなしており、撮像素子基板3が中央位置にあるときに被吸引物421の中心が光軸221に一致するような位置に配置されている。
界磁発生部422は、光学機器本体の内部において移動しないように固定されており、被吸引物422と離間して対向するように配置されている。この界磁発生部422は、永久磁石423とこの永久磁石423を保持するヨーク424とを有しており、被吸引物421を吸引するような界磁を発生する。図示の構成では、この界磁発生部422は、全体形状として、ほぼ円盤状をなしている。
このような支持機構4では、界磁発生部422が被吸引物421を吸引することにより、撮像素子基板3は、非接触で後方に付勢される。これにより、各線材41がたるみなくピンと張った状態となって、撮像素子基板3が図1および図2に示す浮遊したような状態で支持される。
撮像素子31の中心が光軸221に一致するような位置(以下、「中央位置」と言う)に撮像素子基板3があるときには、各線材41は、光軸221にほぼ平行な姿勢になっている。この状態から、撮像素子基板3は、光軸221に垂直な姿勢を保ったまま、光軸221を法線とする面方向に変位可能である。撮像素子基板3が変位すると、各線材41は、その前端411を支点として光軸221に対し僅かに傾斜する。
このように、撮像素子基板3は、光軸221を法線とする面内で自由に移動可能であるが、中央位置からずれたとき、磁気付勢手段42の付勢力によって中央位置に戻すように力が作用するので、自動的に中央位置に復帰することができる。また、撮像素子基板3が光軸221を中心としてねじれたとき(回転したとき)にも、磁気付勢手段42の付勢力がこれを元に戻すように作用し、撮像素子基板3は、図1および図2に示す姿勢を維持することができる。このようなことから、後述する像ぶれ補正制御の非使用時や、カメラ非使用時(電源オフ時)に、撮像素子基板3を中央位置に保持することができる。
また、本実施形態では、磁気付勢手段42が光軸221の延長線上に位置しているので、磁気付勢手段42の付勢力をバランス良く撮像素子基板3に伝達することができるとともに、僅かなスペースに磁気付勢手段42を設置することができ、撮像装置1Aの小型化が図れる。
なお、磁力を用いて各線材41をたるみなくピンと張った状態とするには、本発明と異なり、磁気的反発力を用いることも考えられる。すなわち、撮像素子基板3の正面に永久磁石を設け、この永久磁石と反発する永久磁石をこれと対向して設け、磁気的反発力によって撮像素子基板3を後方へ押すようにして付勢する構成も考えられる。しかしながら、この構成の場合には、次のような欠点がある。まず、光軸221(光路)上に磁気付勢手段を設けることができないという欠点があり、この結果、撮像素子基板3をバランス良く付勢することができず、また設置スペースが大きくなるという問題が生じる。また、撮像素子基板3に設置する部材と、固定側の部材との両方を永久磁石にしなければならないという欠点もある。これに対し、本発明のように磁気的吸引力による磁気付勢手段42を用いた場合には、上記の欠点がなく、有利である。
また、本実施形態では、図2に示すように、被吸引物421の直径は、界磁発生部422の直径とほぼ同じかまたはやや小さい。すなわち、光軸221を法線とする平面への被吸引物421の投影面積は、界磁発生部422の投影面積とほぼ同じかまたはやや小さくなっている。これにより、撮像素子基板3が中央位置からずれると、これに伴って被吸引物421と界磁発生部422との位置がずれ、この両者の間の磁力分布が点対称から点非対称となって中央位置への復帰力がより強力に得られる。よって、像ぶれ補正制御の非使用時や、カメラ非使用時(電源オフ時)に、撮像素子基板3を中央位置に保持するのに特に有効である。
また、本実施形態では、基部23は正方形をなしているので、光軸221方向から見て、4本の線材41は、正方形の4つの角の位置に配置されている。これにより、撮像素子基板3をより良いバランスで安定的に支持することができる。なお、本発明では、線材41は、少なくとも3箇所で基部23と撮像素子基板3とを連結していればよく、また、5箇所以上で連結していてもよい。
また、磁気付勢手段42は、図示の構成と逆に、界磁発生部422を撮像素子基板3の背面に固定し、被吸引物421を光学機器本体側に設置することとしてもよいが、図示の構成とした場合には、比較的軽量な被吸引物421を撮像素子基板3に設置すれば済むので、撮像素子基板3が変位する際の慣性を小さくすることができ、好ましい。
また、本発明では、被吸引物421を永久磁石で構成してもよい。さらに、磁気付勢手段42は、電磁石を用いたものでもよい。
なお、光学機器本体には、撮像素子基板3の可動範囲を規制する図示しないストッパーが設けられていてもよい。この場合、ストッパーは、磁気付勢手段42による中央位置への復帰力が失われないような範囲に撮像素子基板3の可動範囲を規制するものであるのが好ましい。
図1に示すように、アクチュエータ5は、光軸221を法線とする面内における第1の方向(図1参照)の力を撮像素子基板3に作用する第1アクチュエータ51と、第1の方向に垂直な第2の方向の力を作用する第2アクチュエータ52とで構成されている。
第1アクチュエータ51は、撮像素子基板3に例えば両面パターンまたは多層パターンとして形成された第1コイル53と、第1コイル53に対する界磁を発生する第1界磁発生部54とで構成されている。第1界磁発生部54は、永久磁石541と、永久磁石541を保持するヨーク542とで構成されており、光学機器本体内部において固定されている。
第2アクチュエータ52は、第1アクチュエータ51と設置された向きが90°異なること以外は同様の構成であり、撮像素子基板3に例えば両面パターンまたは多層パターンとして形成された第2コイル55と、第2コイル55に対する界磁を発生する第2界磁発生部56とで構成されている。第2界磁発生部56は、永久磁石561と、永久磁石561を保持するヨーク562とで構成されており、光学機器本体内部において固定されている。
このようなアクチュエータ5の第1コイル53に所定方向の電流を通電すると、第1アクチュエータ51が撮像素子基板3に第1の方向であって図1中の右または左向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。また、第1コイル53に前記所定方向と反対方向の電流を通電すると、第1アクチュエータ51が撮像素子基板3に第1の方向であって前記と逆向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。
同様に、第2コイル55に所定方向の電流を通電すると、第2アクチュエータ52が撮像素子基板3に第2の方向であって図1中の上または下向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。また、第2コイル55に前記所定方向と反対方向の電流を通電すると、第2アクチュエータ52が撮像素子基板3に第2の方向であって前記と逆向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。
このようにして、アクチュエータ5は、撮像素子基板3に対し、光軸221を法線とする面方向のいずれの方向にも力を作用することができ、その方向に撮像素子基板3を変位させることができる。
撮像装置1Aは、撮像素子基板3(撮像素子31)の中央位置からの変位量を検出する変位量検出手段6を有している。変位量検出手段6は、撮像素子基板3に形成された小孔32に向けて検出光を投光する例えば発光ダイオード等で構成された発光素子61と、前記検出光が小孔32を通過してなるスポット光の位置を検出する二次元PSD(Position Sensitive Detector)62とを有している。この発光素子61および二次元PSD62は、光学機器本体の内部において移動しないように固定されている。撮像素子基板3が第1の方向および第2の方向に変位すると、これに応じて、二次元PSD62の受光面上における前記スポット光の入射位置が第1の方向および第2の方向に変化する。よって、変位量検出手段6は、撮像素子基板3の第1の方向および第2の方向の変位量をそれぞれ検出することができる。
二次元PSD62が出力した信号は、演算回路(PSD信号処理回路)63に入力される。演算回路63は、撮像素子基板3の変位量を示す信号(電圧値)を出力する。
撮像装置1Aは、アクチュエータ5を駆動することにより、撮像素子31が被写体像を撮像する際の像ぶれが補正されるように撮像素子基板3の位置を制御する制御手段7を備えている。制御手段7は、第1アクチュエータ51を制御する第1のコントローラと、第2アクチュエータ52を制御する第2のコントローラとを有しているが、両者は同様の構成であるので、以下では代表して第1のコントローラについてのみ説明する。
図3に示すように、制御手段7における第1のコントローラは、差動増幅回路71を有している。差動増幅回路71は、オペアンプ711と、オペアンプ711の反転入力端子に接続された抵抗712と、非反転入力端子に接続された抵抗713と、オペアンプ711の出力側から入力側へ負帰還をかける帰還抵抗714とを有している。この差動増幅回路71の出力側には、第1アクチュエータ51の第1コイル53が接続されている。
演算回路63から出力された撮像素子基板3の第1の方向の変位量を示す信号は、抵抗712を介してオペアンプ711の反転入力端子に入力される。この信号は、微分回路72にも入力されて微分され、撮像素子基板3の第1の方向の移動速度を示す信号が生成される。この信号は、抵抗73を介してオペアンプ711の反転入力端子に入力される。
光学機器本体には、ジャイロセンサ(角速度センサ)8が設置されている。ジャイロセンサ8から出力された第1の方向の手ぶれ速度を示す信号は、積分回路74に入力されて積分され、第1の方向の手ぶれ量を示す信号が生成される。この信号は、抵抗713を介してオペアンプ711の非反転入力端子に入力される。
このような構成により、第1コイル53には、第1の方向の手ぶれ量と、撮像素子基板3の第1の方向の変位量との差に比例した電圧が印加される。その結果、撮像素子基板3は、第1の方向の手ぶれ量に追随するように第1の方向に変位し、これにより、撮像素子31が被写体像を撮像する際の第1の方向の像ぶれが補正される。
また、本実施形態では、微分回路72および抵抗73を設け、撮像素子基板3の第1の方向の移動速度信号を帰還する構成としたことにより、手ぶれ速度が速いような場合であっても、上記の制御をより安定して正確に行うことができる。
また、第2コイル55への通電も、上記と同様にして制御される。これにより、撮像素子基板3が第2の方向の手ぶれ量に追随するように第2の方向に変位して、撮像素子31が被写体像を撮像する際の第2の方向の像ぶれが同様に補正される。
なお、本実施形態の制御手段7は、上述したように、アナログ電子回路からなるアナログコントローラで構成されているが、これに限らず、プログラムに基づくソフトウェアによって制御アルゴリズムを実現するデジタルコントローラで構成されていてもよい。
以上説明したような撮像装置1Aにおける支持機構4によれば、スライド構造や嵌合構造を用いていないので、撮像素子基板3が光軸221を法線とする面方向に変位するに際し、摩擦やガタが生じたり傾斜したりすることがなく、スムーズかつ正確に変位することができる。よって、摩擦、ガタ等が像ぶれ補正制御の精度を低下させたり、制御を不安定化したりするのを防止することができるので、常に正確な像ぶれ補正制御を行うことができる。
さらに、支持機構4は、極めて軽量であるため、撮像素子基板3を変位させる際の慣性が小さく、よって、スムーズで安定した高精度の像ぶれ補正制御特性が容易に得られる。また、摩擦抵抗がないことと相まって、像ぶれ補正制御時の消費電力の低減を図ることもできる。
また、支持機構4は、設置スペースが少なくて済み、設置スペースの確保が容易である。よって、撮像装置1Aの小型化が図れ、ひいては撮像装置1Aを搭載する光学機器の小型化が図れる。また、支持機構4は、構造も簡単であり、部品点数が少なく、組立も容易であるので、製造コストの低減が図れる。
なお、支持機構4では、撮像素子基板3が第1の方向または第2の方向に変位した場合、撮像素子基板3が光軸221方向にも僅かに変位し、像のボケが生じ得るが、次に説明するようにこのボケ量は無視できる量であり、問題とはならない。
例えば、撮像素子31のサイズが1/3インチ、撮影光学系22の焦点距離が50mm(35mmフィルムカメラ換算250mm)、F値がF4の場合、像ぶれ補正制御によって駆動される撮像素子基板3の変位量は、高々±0.3mm程度である。この条件のもと、撮像素子基板3が第1の方向または第2の方向に0.3mm変位したとき、線材41の光軸221方向の長さが20mmであるとすると、撮像素子基板3は、撮影光学系22に向かって15μm近づく。これにより、像のボケ量は4μm増加するが、これは無視できる量である。
また、支持機構4の組立方法としては、特に限定されないが、例えば、鏡筒本体21と撮像素子基板3との間に図示しないスペーサを一時的に挿入することによって正確な距離に撮像素子基板3を位置決めした後、各線材41の両端部をそれぞれ固定するような方法により、容易に組み立てることができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の撮像装置の第2実施形態を示す斜視図である。以下、同図を参照して本発明の撮像装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態の撮像装置1Bは、支持機構4の4箇所の線材41が1本に繋がっているものであること以外は前記第1実施形態と同様である。
本実施形態の支持機構4では、4箇所の線材41のうち、2箇所の線材41は、撮像素子基板3の背面側の折り返し部分414で繋がっており、他の2箇所の線材41も同様に
撮像素子基板3の背面側の折り返し部分415で繋がっている。そして、この2組の線材41の片方ずつは、基部23の正面側の折り返し部分416で繋がっている。このようにして、4箇所の線材41は、基部23に固定された一端部412から、基部23に固定された他端部23まで、1本に繋がっている。
本実施形態の支持機構4を組み立てる際には、上記のような経路で1本の線材41を掛け回し、撮像素子基板3を正確に位置決めした後、線材41のたるみを取り除いて一端部412および他端部23を接着等により固定する。他の部分は、同様にして接着等により固定してもよく、また固定しなくてもよい。
前記第1実施形態では、組立時、4箇所の線材41の長さを正確に揃える作業が必要であるが、本実施形態では、上記のような組立方法により、これを容易に行うことができる。
<第3実施形態>
図5は、撮像装置の第3実施形態(参考例)を示す側面図である。以下、同図を参照して撮像装置の第3実施形態について説明するが、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態の撮像装置1Cは、撮像素子基板3を後方に付勢する付勢手段の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
本実施形態では、支持機構4’の付勢手段がコイルバネ(ばね部材)43で構成されている。コイルバネ43の一端は、撮像素子基板3の背面に固定され、コイルバネ43の他端は、光学機器本体の内部に設けられた固定部11に固定されている。このコイルバネ43の縮もうとする力によって撮像素子基板3が後方に付勢されている。コイルバネ43は、光軸221の延長線上に位置しており、これにより、撮像素子基板3をバランス良く後方へ付勢することができる。このような構成により、本実施形態では、付勢手段の設置スペースの光軸221方向の寸法はやや大きくなるが、極めて簡単な構造とすることができ、非常に安価に構成することができる。
以上、本発明の撮像装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、撮像装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
例えば、撮像素子基板を面方向に変位させるアクチュエータは、前述した実施形態のような可動コイルで構成されるものに限らず、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ等で構成されていてもよい。
また、本発明の撮像装置においては、支持機構によって撮像素子基板を面方向へ変位させる目的としては、像ぶれ補正制御を行うために限らず、いかなる目的でもよく、例えば、シフト撮影を行う目的であってもよい。
本発明の撮像装置の第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示す撮像装置の側面図である。 図1に示す撮像装置における像ぶれ補正制御を行う制御手段の回路構成を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の第2実施形態を示す斜視図である。 撮像装置の第3実施形態(参考例)を示す側面図である。
符号の説明
1A、1B、1C 撮像装置
11 固定部
2 撮影レンズ鏡筒
21 鏡筒本体
22 撮影光学系
221 光軸
23 基部
3 撮像素子基板
31 撮像素子
32 小孔
4、4’ 支持機構
41 線材
411 前端
412 一端部
413 他端部
414、415、416 折り返し部分
42 磁気付勢手段
421 被吸引物
422 界磁発生部
423 永久磁石
424 ヨーク
43 コイルバネ
5 アクチュエータ
51 第1アクチュエータ
52 第2アクチュエータ
53 第1コイル
54 第1界磁発生部
541 永久磁石
542 ヨーク
55 第2コイル
56 第2界磁発生部
561 永久磁石
562 ヨーク
6 変位量検出手段
61 発光素子
62 二次元PSD
63 演算回路
7 制御手段
71 差動増幅回路
711 オペアンプ
712、713 抵抗
714 帰還抵抗
72 微分回路
73 抵抗
74 積分回路
8 ジャイロセンサ

Claims (7)

  1. 円筒状をなす鏡筒本体と該鏡筒本体内に設置された撮影光学系とを有する撮影レンズ鏡筒と、前記撮影光学系により得られた被写体像を撮像する撮像素子を搭載した撮像素子基板と、前記撮像素子基板を撮影光学系の光軸を法線とする面方向に変位可能に支持する支持機構と、前記撮像素子基板を前記面方向に変位させるアクチュエータとを備えた撮像装置であって、
    前記支持機構は、前記撮像素子基板より前方に位置し、前記鏡筒本体の外周部の前方寄りに突出形成されたフランジ状の基部と、
    前記基部と前記撮像素子基板との間に前記光軸とほぼ平行な姿勢で掛け渡され、これらを少なくとも3個所で連結する線材と、
    前記撮像素子基板を後方へ付勢する付勢手段とを有し、
    前記付勢手段は、前記光軸の延長線上に位置し、前記撮像素子基板を磁気的吸引力により非接触で後方へ付勢する磁気付勢手段であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記磁気付勢手段は、前記撮像素子基板の背面に固定された、磁石に吸引される性質を有する被吸引物と、前記被吸引物と離間して対向するように配置された、永久磁石を有する界磁発生部とで構成される請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光軸を法線とする平面への前記被吸引物の投影面積は、前記界磁発生部の投影面積とほぼ同じかまたはやや小さい請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記少なくとも3箇所の線材は、1本に繋がっているものである請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記線材は、前記光軸方向から見て、ほぼ長方形または正方形の四つの角に位置する4箇所で前記基部と前記撮像素子基板とを連結している請求項1ないし4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記アクチュエータを駆動することにより、前記撮像素子が被写体像を撮像する際の像ぶれが補正されるように前記撮像素子基板の位置を制御する制御手段をさらに備える請求項1ないし5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記アクチュエータは、前記撮像素子基板に設けられ、前記面に平行な第1の方向の力を発生する第1コイルと、前記撮像素子基板に設けられ、前記面に平行かつ前記第1の方向に垂直な第2の方向の力を発生する第2コイルと、前記第1コイルおよび前記第2コイルに対する界磁を発生する界磁発生部とで構成される請求項1ないし6のいずれかに記載の撮像装置。
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