JP4788965B2 - 像ぶれ補正装置および撮像装置 - Google Patents
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Description
ところで、撮影中に撮像装置を持った手が動き、いわゆる手振れが生じると、撮像素子上に結像された被写体像に像振れが生じてしまう。
このような像振れを防止するために、撮影光学系の一部を構成する補正レンズ、または、撮像素子を撮影光学系の光軸と直交する平面に沿って移動させる駆動機構を設け、像振れが発生した際に、駆動機構により補正レンズまたは撮像素子を移動させることで撮像素子上に結像される被写体像の像振れを防止する像振れ補正装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、ベース上にX軸方向に直線往復移動可能に設けられた第1のステージと、第1のステージ上にX軸方向と直交するY軸方向に直線往復移動可能に設けられ撮像素子を保持する第2のステージと、第1、第2のステージを移動させるアクチュエータとを備えたものが開示されている。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、省電力化を図る上で有利な像ぶれ補正装置および撮像装置を提供することにある。
また本発明は、像ぶれ補正装置を有し撮影光学系によって被写体像を撮像素子に導いて撮像する撮像装置であって、前記像ぶれ補正装置は、ベースと、前記ベース上において前記撮影光学系を構成するレンズまたは前記撮像素子を保持するとともに、前記撮影光学系の光軸と直交する平面に沿って移動可能に支持された可動体と、前記可動体を前記平面上で互いに直交する第1、第2の方向に移動させる移動機構とを備え、前記可動体は、前記第1、第2の方向のそれぞれに沿って直線状に延在する第1、第2の可動体側ガイド面と、前記平面上で前記第1、第2の方向の双方に交差する第3の方向に沿って直線状に延在する第3の可動体側ガイド面とを有し、前記移動機構は、第1、第2、第3の移動体と、第1、第2のアクチュエータとを有し、前記第1の移動体は、前記ベース上において前記第2の方向に移動可能に支持され前記第1の可動体側ガイド面に対して前記第1の方向に移動可能に接触し、前記第2の移動体は、前記ベース上において前記第1の方向に移動可能に支持され前記第2の可動体側ガイド面に対して前記第2の方向に移動可能に接触し、前記第3の移動体は、前記ベース上において前記平面上で前記第3の方向と直交する第4の方向に沿って移動可能に支持され第3の可動体側ガイド面に対して前記第3の方向に移動可能に接触し、前記第1の付勢部材は前記第1の移動体を前記第1の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、前記第2の付勢部材は前記第2の移動体を前記第2の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、前記第3の付勢部材は前記第3の移動体を前記第3の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、前記第1の付勢部材が前記第1の移動体を付勢する付勢力と、前記第2の付勢部材が前記第2の移動体を付勢する付勢力と、前記第3の付勢部材が前記第3の移動体を付勢する付勢力とは、前記可動体を前記ベース上の定められた初期位置に位置させるように設定され、前記第1のアクチュエータは前記第1の移動体を前記第2の方向に沿って往復移動させ、前記第2のアクチュエータは前記第2の移動体を前記第1の方向に沿って往復移動させることを特徴とする。
また、可動体にステージ機構を設けたり、あるいは、可動体にアクチュエータを構成する部材を設けたりする必要が無く可動体の軽量化を図ることができ、したがって、第1、第2のアクチュエータの省電力化を図る上で有利となる。
次に本発明の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態の像ぶれ補正装置60が適用された撮像装置10の概略構成図、図2は撮像装置10のブロック図である。
図1に示すように、撮像装置10はデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース12を有し、ケース12には、撮影光学系14が組み込まれた鏡筒16が設けられている。
なお、本明細書において、撮像装置10の前方とは被写体に臨む側をいい、後方とは被写体と反対側にすなわち撮影者側に臨む側をいう。また、撮像装置10の左右は後方から前方を見た状態でいうものとする。
鏡筒16の後端には、撮影光学系14によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子18が配置されている。
ケース12内部には、本発明に係る像ぶれ補正装置60が組み込まれ、撮像素子18は像ぶれ補正装置60に保持されている。
撮像装置10には、映像信号増幅部22、映像信号処理部24、映像信号記録再生部26、制御部28、モニタドライバ30、内部メモリ32、メモリカード用インターフェース34、メモリカード用スロット36、外部入出力インターフェース38、外部入出力端子40、操作パネル部42、手振れ検出部44、手振れ信号処理部46、アクチュエータ駆動部48、位置検出部50、位置検出信号処理部52などが設けられている。
映像信号記録再生部26は、映像信号処理部24から供給された映像信号を制御部28の制御にしたがってメモリカード用インターフェース34を介してメモリカード用スロット36に装着された記録媒体としてのメモリカード37に記録する。
また、映像信号記録再生部26は、映像信号処理部24から供給された映像信号、あるいは、メモリカード用インターフェース34を介してメモリカード37から供給される映像信号を、モニタドライバ30を介してディスプレイ20に供給して画像の表示を行わせる。
制御部28は、操作パネル部42に設けられたシャッタボタンや各種操作スイッチの操作に基づいて、映像信号記録再生部26の制御を行う。
内部メモリ32は、映像信号記録再生部26の動作のために必要なメモリエリアを提供する。
外部入出力インターフェース38は、外部入出力端子40に接続された外部の電子機器と映像信号記録再生部26との間で映像信号の授受を司る。
手振れ検出部44としては、例えば、ジャイロセンサなど従来公知の様々なセンサを採用可能である。
手振れ信号処理部46は、手振れ検出部44から供給されるアナログ信号としての手振れ検出信号から手振れの方向や手振れの大きさなどを示すデジタル信号としての手振れ検出信号を生成して制御部28に供給する。
位置検出部50は、撮影光学系14の光軸Lと直交する平面上において互いに直交する第1、第2の方向における撮像素子18を保持する可動体64(図3、図4参照)の位置を検出するものであり、可動体64の位置に応じた位置検出信号を出力する。
位置検出部50としては、例えば、長手方向にN極とS極とが繰り返して着磁されたマグネットと、該マグネットに対向して配置された磁気抵抗素子(MR素子)とを有し、マグネットと磁気抵抗素子の相対的な位置変化に応じて磁気抵抗素子から得られる検出信号を用いるなどの従来公知の様々なセンサを採用可能である。
位置検出信号処理部52は、位置検出部50から供給されるアナログ信号としての位置検出信号から位置を示すデジタル信号としての位置検出信号を生成して制御部28に供給する。
制御部28は、手振れ信号処理部46から供給された手振れ補正信号に基づいて第1、第2のアクチュエータ駆動信号を生成しアクチュエータ駆動部48に与える。なお、制御部28は、手ぶれ補正信号を生成する際、位置検出信号処理部52から供給された位置検出信号に基づいたフィードバック制御を行うことで可動体64の位置制御の高精度化が図られている。
図3は第1の実施の形態の像ぶれ補正装置60の斜視図、図4は第1の実施の形態の像ぶれ補正装置60の平面図、図5は図3、図4のA矢視図、図6は図3、図4のB矢視図である。
像ぶれ補正装置60は、ベース62と、可動体64と、移動機構66などを含んで構成されている。
ベース62は、図1、図3、図4に示すように、平板状を呈し鏡筒16に一体的に取り付けられ、ベース62が前方に臨む前面6202は光軸Lと直交する平面上を延在している。
本実施の形態では、可動体64は、矩形の4つの隅部のうち1つの隅部が、該隅部を挟む隣り合う2辺に対して45度で交差する辺によって切り欠かれ、したがって、平面視五角形を呈している。
可動体64が前方に臨む前面6402の中央には、撮像素子18がその撮像面1802を前方に向けて取着されている。
図4、図5に示すように、ベース62の前面6202に臨む可動体64の後面6204の3箇所には、その一部が露出するように鋼球68がそれぞれ回転可能に配設され、鋼球68がベース62の前面6202上を転動することで可動体64がベース62上で光軸Lと直交する前記平面に沿って移動可能に支持されている。
可動体64は、第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cを有している。
第1、第2の可動体側ガイド面64A、64Bは、光軸Lと直交する前記平面上で互いに直交する第1、第2の方向X、Yのそれぞれに沿って直線状に延在形成されている。本実施の形態では、第1、第2の可動体側ガイド面64A、64Bは、前記45度で交差する辺に対向する隅部を挟む2辺に沿って延在形成されている。
第3の可動体ガイド面64Cは、光軸Lと直交する前記平面上で第1、第2の方向X、Yの双方に交差する第3の方向Z1に沿って直線状に延在形成されている。
本実施の形態では、第3の可動体側ガイド面64Cは、可動体64の前記45度で交差する辺に沿って形成されている。
また、第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cは、それぞれ光軸Lと直交する前記平面と交差しベース62とは反対の方向を向いた異なった3つの傾斜面上を延在している。
第1の移動体68は、ベース62上において第2の方向Yに移動可能に支持され第1の可動体側ガイド面64Aに対して第1の方向Xに移動可能に接触している。
本実施の形態では、第1の移動体68が第1の可動体側ガイド面64Aに臨む箇所に、第1の可動体側ガイド面64Aに平行する第1の移動体側端面66Aが設けられている。そして、第1の移動体側端面66Aにその一部が露出するように複数の鋼球86が回転可能に配設され、それら複数の鋼球86は第1の可動体側ガイド面64Aに対して直交する方向から接触している。これにより、第1の移動体68は、鋼球86が第1の可動体側ガイド面64A上を転動することで第1の可動体側ガイド面64Aに対して第1の方向Xに移動可能となっている。
また、本実施の形態では、第1の移動体68を第2の方向Yに往復直線移動可能に案内する第1の案内機構84Aが設けられている。
第1の案内機構84Aは、第1の方向Xにおける第1の移動体68の両側の箇所にそれぞれ設けられ第2の方向Yに沿って延在する2本のガイドロッド8402と、第1の移動体68の両側の箇所に設けられ2本のガイドロッド8402にそれぞれ滑動可能に係合する係合部8404と、2本のガイドロッド8402の両端をベース62に固定する取り付け部8406とを含んで構成されている。
本実施の形態では、第2の移動体70が第2の可動体側ガイド面64Bに臨む箇所に、第2の可動体側ガイド面64Bに平行する第2の移動体側端面66Bが設けられている。そして、第2の移動体側端面66Bにその一部が露出するように複数の鋼球86が回転可能に配設され、それら複数の鋼球86は第2の可動体側ガイド面64Bに対して直交する方向から接触している。これにより、第2の移動体70は、鋼球86が第2の可動体側ガイド面64B上を転動することで第2の可動体側ガイド面64Bに対して第2の方向Yに移動可能となっている。
また、本実施の形態では、第2の移動体70を第1の方向Xに往復直線移動可能に案内する第2の案内機構84Bが設けられている。
第2の案内機構84Bは、第2の方向Yにおける第2の移動体70の両側の箇所にそれぞれ設けられ第1の方向Xに沿って延在する2本のガイドロッド8402と、第2の移動体70の両側の箇所に設けられ2本のガイドロッド8402にそれぞれ滑動可能に係合する係合部8404と、2本のガイドロッド8402の両端をベース62に固定する2つの取り付け部8406とを含んで構成されている。
本実施の形態では、第3の移動体72が第3の可動体側ガイド面64Cに臨む箇所に、第3の可動体側ガイド面64Cに平行する第3の移動体側端面66Cが設けられている。そして、第3の移動体側端面66Cにその一部が露出するように複数の鋼球86が回転可能に配設され、それら複数の鋼球86は第3の可動体側ガイド面64Cに対して直交する方向から接触している。これにより、第3の移動体72は、鋼球86が第3の可動体側ガイド面64C上を転動することで第3の可動体側ガイド面64Cに対して第3の方向Z1に移動可能となっている。
また、本実施の形態では、第3の移動体72を第4の方向Z2に往復直線移動可能に案内する第3の案内機構84Cが設けられている。
第3の案内機構84Cは、第3の方向Z1における第3の移動体72の両側の箇所にそれぞれ設けられ第4の方向Z2に沿って延在する2本のガイドロッド8402と、第3の移動体72の両側の箇所に設けられ2本のガイドロッド8402にそれぞれ滑動可能に係合する係合部8404と、2本のガイドロッド8402の両端をベース62に固定する2つの取り付け部8406とを含んで構成されている。
また、本実施の形態では、第3の移動体側端面66Cに、その一部が露出するように鋼球86が配設され、第3の移動体側端面66Cは鋼球が第3の可動体側ガイド面64C上を転動することで第3の可動体側ガイド面64Cに滑動可能に係合している。
なお、本実施の形態では、光軸Lを水平方向に向けた状態でベース62、可動体64、第1、第2、第3の移動体68、70、72は鉛直面上を延在するように設けられている。
本実施の形態では、第1の付勢部材78はコイルスプリングを含んで構成され、第1の案内機構84Aを構成する2本のガイドロッド8402の箇所で可動体64と反対に位置する係合部8404から露出するガイドロッド8402の箇所に巻装されて配設されている。
第2の付勢部材80は第2の移動体70を第2の可動体側ガイド面64Bに接触する方向に付勢している。
本実施の形態では、第2の付勢部材80はコイルスプリングを含んで構成され、第2の案内機構84Bを構成する2本のガイドロッド8402の箇所で可動体64と反対に位置する係合部8404から露出するガイドロッド8402の箇所に巻装されて配設されている。
第3の付勢部材82は第3の移動体72を第3の可動体側ガイド面64Cに接触する方向に付勢している。
本実施の形態では、第3の付勢部材82はコイルスプリングを含んで構成され、第3の案内機構84Cを構成する2本のガイドロッド8402の箇所で可動体64と反対に位置する係合部8404から露出するガイドロッド8402の箇所に巻装されて配設されている。
第1の付勢部材78が第1の移動体68を付勢する付勢力と、第2の付勢部材80が第2の移動体70を付勢する付勢力と、第3の付勢部材82が第3の移動体72を付勢する付勢力は、図5に示すように、第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cがベース62とは反対の方向を向いた傾斜面として形成されているため、それぞれ可動体64を、光軸Lと直交する平面上で移動させるための力として作用し、また、可動体64をベース62方向に押さえる力として作用する。
そして、第1の付勢部材78が第1の移動体68を付勢する付勢力と、第2の付勢部材80が第2の移動体70を付勢する付勢力と、第3の付勢部材82が第3の移動体72を付勢する付勢力とは、それらの合力により第1、第2、第3の移動体68、70、72に外力が作用していない状態で可動体64をベース62上の定められた初期位置に位置させるように設定されている。詳細には、第1、第2、第3の付勢部材78、80、82が第1、第2、第3の移動体68、70、72を付勢する付勢力のうち可動体64を光軸Lと直交する平面上で移動させるための力の合力により第1、第2、第3の移動体68、70、72に外力が作用していない状態で可動体64をベース62上の定められた初期位置に位置させるように設定されている。この初期位置は、撮影光学系14の光軸Lと撮像素子18の撮像面18Aの中心点がほぼ合致する位置である。
本実施の形態では、図5に示すように、第1のアクチュエータ74は、磁石74Aと、ヨーク74Bと、コイル74Cとを含むボイスコイルモータで構成されている。
ヨーク76Bは、第1の移動体68が可動体64と反対側に臨む箇所の近傍のベース64の前面6402箇所から立設された縦壁と、該縦壁の先端から屈曲され第1の移動体68がベース62と反対側に臨む箇所に対向する横壁とを含んで構成されている。
コイル76Cは、横壁が第1の移動体68に臨む箇所に取着され、コイル76Cは光軸Lと平行して延在する軸線を中心に巻回されている。
磁石74Aはコイル74Cに対向する第1の移動体68の箇所に取着され、第2の方向Yの両側にN極とS極が位置するように着磁されている。
本実施の形態では、第2のアクチュエータ76は第1のアクチュエータ74と同様に、磁石74Aと、ヨーク76Bと、コイル76Cとを含むボイスコイルモータで構成されている。
ヨーク76Bは、第2の移動体70が可動体64と反対側に臨む箇所の近傍のベース64の前面6402箇所から立設された縦壁と、該縦壁の先端から屈曲され第2の移動体70がベース62と反対側に臨む箇所に対向する横壁とを有し、横壁が第1の移動体68に臨む箇所にコイル76Cが取着され、コイル76Cは光軸Lと平行して延在する軸線を中心に巻回されている。
磁石76Aはコイル76Cに対向する第2の移動体70の箇所に取着され、第1の方向Xの両側にN極とS極が位置するように着磁されている。
なお、コイル74C、76Cを第1、第2の移動体68、70に設けてもよいが、本実施の形態のように、コイル74C、76Cをベース62側に形成されたヨーク74B、76Bに設けると、各コイル74C、76Cの配線部材の重量や弾性などによって第1、第2の移動体68、70の移動が妨げられることがなく、第1、第2の移動体68、70の応答速度の高速化を図る上で有利となる。
操作パネル部42の手振れ補正スイッチがオンされると、制御部28は像ぶれ補正動作を実行し、手振れ検出部44から供給される手振れ検出信号に基づいて手振れ補正信号を生成しアクチュエータ駆動部48に与える。
アクチュエータ駆動部48からコイル74Cに第1のアクチュエータ駆動信号が供給されることにより、コイル74Cに発生した磁界と磁石74Aの磁界との磁気相互作用によって第1の移動体68が第2の方向Yに沿って往復移動される。なお、第1の移動体68が可動体64から離れる方向に移動した際には、第3の付勢部材82の付勢力により可動体64は第1の移動体68に追従して移動する。
また、アクチュエータ駆動部48からコイル76Cに第2のアクチュエータ駆動信号が供給されることにより、コイル76Cに発生した磁界と磁石76Aの磁界との磁気相互作用によって第2の移動体70が第1の方向Xに沿って往復移動される。なお、第2の移動体70が可動体64から離れる方向に移動した際には、第3の付勢部材82の付勢力により可動体64は第2の移動体70に追従して移動する。
これらにより可動体64は手振れ検出部44によって検出された手振れ量、手振れ方向を補正するように所望の位置に移動されることによって像ぶれが補正される。
像ぶれ補正動作が停止されると、第1、第2、第3の付勢部材78、80、82の合力により可動体64はベース62上の定められた初期位置、すなわち、撮影光学系14の光軸Lと撮像素子18の撮像面18Aの中心点が合致する位置に戻される。
また、撮影光学系14の光軸Lと直交する平面上を移動可能に支持された可動体64を第1、第2、第3の移動体68、70、72によって移動させるため、可動体64にステージ機構を設けたり、あるいは、アクチュエータを構成する部材を設けたりする必要が無く可動体64の軽量化を図ることができ、したがって、第1、第2のアクチュエータ74、76の省電力化を図りつつ、撮像素子14を第1、第2の方向X、Yに移動させる際の応答速度の高速化を図る上で有利となる。
また、撮像装置10を三脚に取り付けて撮影するなど手振れが生じない状態での撮影時には、像ぶれ補正動作を停止することで第1、第2、第3の付勢部材78、80、82の付勢力によって可動体64を初期位置に戻し、撮影光学系14の光軸Lと撮像素子18の撮像面18Aの中心点が合致させた状態とすることができ、第1、第2のアクチュエータ74、76へのアクチュエータ駆動信号の供給が不要となり、消費電力を節約する上で有利となる。
また、本実施の形態では、第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cを、それぞれ光軸Lと直交する平面と交差しベース62とは反対の方向を向いた異なった3つの傾斜面で形成し、それら3つの傾斜面に第1、第2、第3の移動体68、70、72を接触させるようにしたので、可動体64は第1、第2、第3の移動体68、70、72によってベース62から離れる方向への移動が阻止され、したがって、可動体64のベース62から離れる方向への移動を阻止する手段を別に設ける必要が無くなり、構造の簡素化、コンパクト化を図る上で有利となる。
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cを、それぞれ光軸Lと直交する平面と直交する異なった3つの平面で形成した点および可動体64をベース62に押圧する押圧機構88を設けた点が第1の実施の形態と異なっており、その他の点は第1の実施の形態と同様である。
図7は第2の実施の形態の像ぶれ補正装置60の平面図、図8は図7のAA線断面図である。以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分には同一の符号を付して説明する。
図7、図8に示すように、第1の実施の形態と同様に、ベース62の前面6202に臨む可動体64の後面6204の3箇所には、その一部が露出するように鋼球68がそれぞれ回転可能に配設され、鋼球68がベースの前面6202上を転動することで可動体64がベース62上で光軸Lと直交する平面に沿って移動可能に支持されている。
第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cは、それぞれ光軸Lと直交する平面と直交する異なった3つの平面上を延在している。
そして、第1、第2、第3の移動体68、70、72が第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cに臨む箇所に第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cに平行する第1、第2、第3の移動体側端面66A、66B、66Cが設けられている。
第1、第2、第3の移動体側端面66A、66B、66Cにその一部が露出するように複数の鋼球86が回転可能に配設され、それら複数の鋼球86は第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cに対して直交する方向から接触している。
これにより、第1、第2、第3の移動体68、70、72は、鋼球86が第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64C上を転動することで第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cに対して第1、第2、第3の方向X、Y、Z1にそれぞれ移動可能となっている。
押圧機構88は、保持部90と、鋼球92と、スプリング94とを含んで構成され、保持部90は、ベース62から起立された縦壁と、縦壁の先端から屈曲し可動体64の前面6402上を延在する横壁とを有している。
鋼球92は、横壁が可動体64の前面6402に臨む箇所にその一部が露出するように回転可能に配設され、鋼球92はスプリング94により前面6402に接触する方向に付勢され、これにより可動体64はベース62方向に押圧されている。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、本実施の形態では、第1、第2、第3の可動体側ガイド面64A、64B、64Cに対して第1、第2、第3の方向X、Y、Z1に移動可能に第1、第2、第3の移動体68、70、72を接触させるため、また、可動体64をベース62上で移動可能に支持するため、鋼球を用いた場合について説明したが、それらの構成は鋼球を用いたものに限定されず、鋼球に代えて摩擦係数の小さい滑り軸受けを用いるなど従来公知の様々な部材、構造が採用可能である。
また、実施の形態では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
Claims (14)
- 撮影光学系または撮影光学系によって被写体像が導かれる撮像素子、あるいは撮影光学系及び撮像素子を有する像ぶれ補正装置であって、
ベースと、
前記ベース上において前記撮影光学系を構成するレンズまたは前記撮像素子を保持するとともに、前記撮影光学系の光軸と直交する平面に沿って移動可能に支持された可動体と、
前記可動体を前記平面上で互いに直交する第1、第2の方向に移動させる移動機構とを備え、
前記可動体は、前記第1、第2の方向のそれぞれに沿って直線状に延在する第1、第2の可動体側ガイド面と、前記平面上で前記第1、第2の方向の双方に交差する第3の方向に沿って直線状に延在する第3の可動体側ガイド面とを有し、
前記移動機構は、第1、第2、第3の移動体と、第1、第2のアクチュエータとを有し、
前記第1の移動体は、前記ベース上において前記第2の方向に移動可能に支持され前記第1の可動体側ガイド面に対して前記第1の方向に移動可能に接触し、
前記第2の移動体は、前記ベース上において前記第1の方向に移動可能に支持され前記第2の可動体側ガイド面に対して前記第2の方向に移動可能に接触し、
前記第3の移動体は、前記ベース上において前記平面上で前記第3の方向と直交する第4の方向に沿って移動可能に支持され第3の可動体側ガイド面に対して前記第3の方向に移動可能に接触し、
前記第1の付勢部材は前記第1の移動体を前記第1の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、
前記第2の付勢部材は前記第2の移動体を前記第2の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、
前記第3の付勢部材は前記第3の移動体を前記第3の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、
前記第1の付勢部材が前記第1の移動体を付勢する付勢力と、前記第2の付勢部材が前記第2の移動体を付勢する付勢力と、前記第3の付勢部材が前記第3の移動体を付勢する付勢力とは、前記可動体を前記ベース上の定められた初期位置に位置させるように設定され、
前記第1のアクチュエータは前記第1の移動体を前記第2の方向に沿って往復移動させ、
前記第2のアクチュエータは前記第2の移動体を前記第1の方向に沿って往復移動させる、
ことを特徴とする像ぶれ補正装置。 - 前記第1、第2、第3の可動体側ガイド面は、それぞれ前記平面と交差し前記ベースとは反対の方向を向いた異なった3つの傾斜面として形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記第1、第2、第3の可動体側ガイド面は、それぞれ前記平面と交差し前記ベースとは反対の方向を向いた異なった3つの傾斜面として形成され、
前記第1、第2、第3の移動体は、前記第1、第2、第3の可動体側ガイド面に対してそれぞれ直交する方向から接触している、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記第1、第2、第3の可動体側ガイド面は、それぞれ前記平面と直交する異なった3つの平面として形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記第1の移動体が前記第1の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第1の移動体は、前記鋼球が前記第1の可動体側ガイド面上を転動することで第1の可動体側ガイド面に対して前記第1の方向に移動可能となっており、
前記第2の移動体が前記第2の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第2の移動体は、前記鋼球が前記第2の可動体側ガイド面上を転動することで第2の可動体側ガイド面に対して前記第2の方向に移動可能となっており、
前記第3の移動体が前記第3の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第3の移動体は、前記鋼球が前記第3の可動体側ガイド面上を転動することで第3の可動体側ガイド面に対して前記第3の方向に移動可能となっている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記第1の移動体が前記第1の可動体側ガイド面に臨む箇所に、前記第1の可動体側ガイド面に平行する第1の移動体側端面が設けられ、前記第1の移動体側端面にその一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第1の移動体は、前記鋼球が前記第1の可動体側ガイド面上を転動することで第1の可動体側ガイド面に対して前記第1の方向に移動可能となっており、
前記第2の移動体が前記第2の可動体側ガイド面に臨む箇所に、前記第2の可動体側ガイド面に平行する第2の移動体側端面が設けられ、前記第2の移動体側端面にその一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第2の移動体は、前記鋼球が前記第2の可動体側ガイド面上を転動することで第2の可動体側ガイド面に対して前記第2の方向に移動可能となっており、
前記第3の移動体が前記第3の可動体側ガイド面に臨む箇所に、前記第3の可動体側ガイド面に平行する第3の移動体側端面が設けられ、前記第3の移動体側端面にその一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第3の移動体は、前記鋼球が前記第3の可動体側ガイド面上を転動することで第3の可動体側ガイド面に対して前記第3の方向に移動可能となっている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記第1の移動体が前記第1の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第1の移動体は、前記鋼球が前記第1の可動体側ガイド面上を転動することで第1の可動体側ガイド面に対して前記第1の方向に移動可能となっており、
前記第2の移動体が前記第2の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第2の移動体は、前記鋼球が前記第2の可動体側ガイド面上を転動することで第2の可動体側ガイド面に対して前記第2の方向に移動可能となっており、
前記第3の移動体が前記第3の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第3の移動体は、前記鋼球が前記第3の可動体側ガイド面上を転動することで第3の可動体側ガイド面に対して前記第3の方向に移動可能となっており、
前記ベースに臨む前記可動体の箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、
前記鋼球が前記ベース上を転動することで前記可動体が前記ベース上で移動可能に支持されている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記第1の移動体が前記第1の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第1の移動体は、前記鋼球が前記第1の可動体側ガイド面上を転動することで第1の可動体側ガイド面に対して前記第1の方向に移動可能となっており、
前記第2の移動体が前記第2の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第2の移動体は、前記鋼球が前記第2の可動体側ガイド面上を転動することで第2の可動体側ガイド面に対して前記第2の方向に移動可能となっており、
前記第3の移動体が前記第3の可動体側ガイド面に臨む箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、前記第3の移動体は、前記鋼球が前記第3の可動体側ガイド面上を転動することで第3の可動体側ガイド面に対して前記第3の方向に移動可能となっており、
前記ベースに臨む前記可動体の箇所に、その一部が露出するように鋼球が回転可能に配設され、
前記鋼球が前記ベース上を転動することで前記可動体が前記ベース上で移動可能に支持され、
前記可動体を前記ベース方向に押圧する押圧機構が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記ベース上で前記第1の移動体を前記第2の方向に往復直線移動可能に案内する第1の案内機構が設けられ、
前記ベース上で前記第2の移動体を前記第1の方向に往復直線移動可能に案内する第2の案内機構が設けられ、
前記ベース上で前記第3の移動体を前記第4の方向に往復直線移動可能に案内する第3の案内機構が設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記ベース上で前記第1の移動体を前記第2の方向に往復直線移動可能に案内する第1の案内機構が設けられ、
前記ベース上で前記第2の移動体を前記第1の方向に往復直線移動可能に案内する第2の案内機構が設けられ、
前記ベース上で前記第3の移動体を前記第4の方向に往復直線移動可能に案内する第3の案内機構が設けられ、
前記第1の案内機構は、前記第1の方向における前記第1の移動体の両側の箇所にそれぞれ設けられ前記第2の方向に沿って延在する2本のガイドロッドと、前記第1の移動体の両側の箇所に設けられ前記2本のガイドロッドにそれぞれ滑動可能に係合する係合部とを含んで構成され、
前記第2の案内機構は、前記第2の方向における前記第2の移動体の両側の箇所にそれぞれ設けられ前記第1の方向に沿って延在する2本のガイドロッドと、前記第2の移動体の両側の箇所に設けられ前記2本のガイドロッドにそれぞれ滑動可能に係合する係合部とを含んで構成され、
前記第3の案内機構は、前記第3の方向における前記第3の移動体の両側の箇所にそれぞれ設けられ前記第4の方向に沿って延在する2本のガイドロッドと、前記第3の移動体の両側の箇所に設けられ前記2本のガイドロッドにそれぞれ滑動可能に係合する係合部とを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記ベース上で前記第1の移動体を前記第2の方向に往復直線移動可能に案内する第1の案内機構が設けられ、
前記ベース上で前記第2の移動体を前記第1の方向に往復直線移動可能に案内する第2の案内機構が設けられ、
前記ベース上で前記第3の移動体を前記第4の方向に往復直線移動可能に案内する第3の案内機構が設けられ、
前記第1の案内機構は、前記第1の方向における前記第1の移動体の両側の箇所にそれぞれ設けられ前記第2の方向に沿って延在する2本のガイドロッドと、前記第1の移動体の両側の箇所に設けられ前記2本のガイドロッドにそれぞれ滑動可能に係合する係合部とを含んで構成され、
前記第2の案内機構は、前記第2の方向における前記第2の移動体の両側の箇所にそれぞれ設けられ前記第1の方向に沿って延在する2本のガイドロッドと、前記第2の移動体の両側の箇所に設けられ前記2本のガイドロッドにそれぞれ滑動可能に係合する係合部とを含んで構成され、
前記第3の案内機構は、前記第3の方向における前記第1の移動体の両側の箇所にそれぞれ設けられ前記第4の方向に沿って延在する2本のガイドロッドと、前記第3の移動体の両側の箇所に設けられ前記2本のガイドロッドにそれぞれ滑動可能に係合する係合部とを含んで構成され、
前記第1の付勢部材はコイルスプリングを含んで構成され、前記第1の案内機構を構成する前記2本のガイドロッドの箇所で前記可動体と反対に位置する前記係合部から露出する前記ガイドロッドの箇所に巻装されて配設され、
前記第2の付勢部材はコイルスプリングを含んで構成され、前記第2の案内機構を構成する前記2本のガイドロッドの箇所で前記可動体と反対に位置する前記係合部から露出する前記ガイドロッドの箇所に巻装されて配設され、
前記第3の付勢部材はコイルスプリングを含んで構成され、前記第3の案内機構を構成する前記2本のガイドロッドの箇所で前記可動体と反対に位置する前記係合部から露出する前記ガイドロッドの箇所に巻装されて配設されている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記第1、第2のアクチュエータは、磁石と、前記磁石に対向して配設されたコイルとを含むボイスコイルモータで構成され、
前記磁石が前記ベース側に設けられ、
前記コイルが前記第1の移動体および前記第2の移動体のそれぞれに設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 前記可動体の前記第1、第2の方向に沿った位置を検出する位置検出機構が設けられ、
前記第1、第2のアクチュエータに第1、第2のアクチュエータ駆動信号を供給することで前記第1、第2のアクチュエータを駆動する駆動制御部が設けられ、
前記駆動制御部は前記位置検出機構によって検出された前記可動体の位置に基づいて前記第1、第2のアクチュエータ駆動信号を生成する、
ことを特徴とする請求項1記載の像ぶれ補正装置。 - 像ぶれ補正装置を有し撮影光学系によって被写体像を撮像素子に導いて撮像する撮像装置であって、
前記像ぶれ補正装置は、
ベースと、
前記ベース上において前記撮影光学系を構成するレンズまたは前記撮像素子を保持するとともに、前記撮影光学系の光軸と直交する平面に沿って移動可能に支持された可動体と、
前記可動体を前記平面上で互いに直交する第1、第2の方向に移動させる移動機構とを備え、
前記可動体は、前記第1、第2の方向のそれぞれに沿って直線状に延在する第1、第2の可動体側ガイド面と、前記平面上で前記第1、第2の方向の双方に交差する第3の方向に沿って直線状に延在する第3の可動体側ガイド面とを有し、
前記移動機構は、第1、第2、第3の移動体と、第1、第2のアクチュエータとを有し、
前記第1の移動体は、前記ベース上において前記第2の方向に移動可能に支持され前記第1の可動体側ガイド面に対して前記第1の方向に移動可能に接触し、
前記第2の移動体は、前記ベース上において前記第1の方向に移動可能に支持され前記第2の可動体側ガイド面に対して前記第2の方向に移動可能に接触し、
前記第3の移動体は、前記ベース上において前記平面上で前記第3の方向と直交する第4の方向に沿って移動可能に支持され第3の可動体側ガイド面に対して前記第3の方向に移動可能に接触し、
前記第1の付勢部材は前記第1の移動体を前記第1の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、
前記第2の付勢部材は前記第2の移動体を前記第2の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、
前記第3の付勢部材は前記第3の移動体を前記第3の可動体側ガイド面に接触する方向に付勢し、
前記第1の付勢部材が前記第1の移動体を付勢する付勢力と、前記第2の付勢部材が前記第2の移動体を付勢する付勢力と、前記第3の付勢部材が前記第3の移動体を付勢する付勢力とは、前記可動体を前記ベース上の定められた初期位置に位置させるように設定され、
前記第1のアクチュエータは前記第1の移動体を前記第2の方向に沿って往復移動させ、
前記第2のアクチュエータは前記第2の移動体を前記第1の方向に沿って往復移動させる、
ことを特徴とする撮像装置。
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