JP5295836B2 - 像振れ補正装置、撮像レンズユニット、及びカメラユニット - Google Patents

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本発明は、デジタルカメラのレンズ鏡筒やシャッタユニット等に搭載される像振れ補正装置、この像振れ補正装置を備えた撮像レンズユニット及びカメラユニットに関し、特に、携帯電話機等の携帯情報端末機に搭載されるカメラユニットに適用される小型で薄型の像振れ補正装置、撮像レンズユニット及びカメラユニットに関する。
従来の像振れ補正装置としては、中央に開口部を有する略矩形状のベースと、ベースの前面に設けられた第1案内軸と、第1案内軸に沿って往復動自在に支持された第1可動部材と、第1案内軸と90度の方向に方向付けられて第1可動部材の前面に設けられた第2案内軸と、第2案内軸に沿って往復動自在に支持されかつレンズを保持する第2可動部材と、第1可動部材及び第2可動部材を一緒に第1案内軸の方向に往復動させる第1駆動装置と、第2可動部材を第2案内軸の方向に往復動させる第2駆動装置と、第2可動部材(レンズ)の位置を検出する位置検出手段を備え、第1駆動装置及び第2駆動装置として、第2可動部材に設けられたコイル及びベースに設けられた磁石を含むボイスコイルモータを採用し、位置検出手段として、ベースに設けられた駆動装置の磁石と対向する位置において第2可動部材に設けられ磁気センサ(ホール素子)を採用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この装置においては、第1可動部材と第2可動部材が光軸方向に配列された二段構成となっているため、光軸方向において装置の大型化を招く。
また、第2駆動装置は第2可動部材だけを駆動するものの、第1駆動装置は第1可動部材だけでなく第2可動部材及び第2案内軸も一緒に駆動する必要があるため、第1可動部材だけを駆動する場合に比べてより大きな駆動力を発生しなければならず、第1駆動装置の大型化を招く。また、第1駆動装置の駆動負荷と第2駆動装置の駆動負荷が異なるため、レンズを光軸に垂直な平面内で位置決めするための駆動制御が容易ではない。
さらに、レンズを保持した第2可動部材を休止位置へ復帰させる復帰手段を備えていないため、上記構成をなす駆動装置及び位置検出手段の他に、復帰手段等を含める構成を考慮すると、さらに装置の大型化を招く。
また、他の像振れ補正装置としては、開口部を有する略矩形状のベースと、ベースの前面四隅に植設されて光軸方向に伸長する4本の弾性支持部材(ワイヤ)と、4本の弾性支持部材の先端が連結されてレンズを保持する可動部材と、可動部材に設けられた第1磁石及び第1ヨークと、可動部材に設けられた第2磁石及び第2ヨークと、ベースとは異なる他の部材に固定されて可動部材の前方に配置され第1コイル及び第2コイルを保持する略矩形状の固定枠とを備え、第1磁石及び第1ヨーク並びに第1コイルにより第1駆動手段を構成し、第2磁石及び第2ヨーク並びに第2コイルにより第2駆動手段を構成し、第1駆動手段により可動部材を光軸に垂直な第1方向に駆動し、第2駆動手段により可動部材を光軸及び第1方向に垂直な第2方向に駆動するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この装置においては、可動部材が、光軸方向に伸長する4本の弾性支持部材(ワイヤ)を用いてベースに支持され、さらに可動部材の前方において他の部材によりコイルを保持する固定枠が支持されているため、光軸方向において装置の大型化を招くと共に、4本の弾性支持部材の連結部がリンク状ではなくリジッドに連結されているため、可動部材(レンズ)が光軸に垂直な平面方向に移動させられるだけでなく光軸に対して傾斜する虞がある。
また、ベースと可動部材は連結されていても、コイルを保持する固定枠は一体的に連結されていないため、像振れ補正装置としてモジュール化することができず、取り扱いが不便であると共に、一つの部材(例えばベース)を基準として、可動部材の第1磁石及び第2磁石と固定枠の第1コイル及び第2コイルをそれぞれ位置合わせすることができず、装置の組付け作業が面倒である。さらに、第1駆動手段(の第1磁石及び第1ヨーク)と第2駆動手段(の第2磁石及び第2ヨーク)が、レンズに対して可動部材の片側にのみ配置されているため、第1駆動手段及び第2駆動手段は、レンズに対して対称ではなく可動部材の一方側にのみ駆動力を及ぼすことになり、可動部材の傾斜すなわちレンズの傾斜を助長する傾向にある。
さらに、他の実施形態として、レンズを保持する円盤状の可動部材と、可動保持部材に固定された2つの磁石と、2つの磁石に対向する位置においてベースに設けられた2つのコイルと、1つの磁石を挟む両側において可動部材に設けられた2つの位置センサを含む位置検出手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この位置センサとして、ホール素子等の磁気センサと磁石を採用する場合には、専用の磁石をベース側に設ける必要があり、構造の複雑化及び装置の大型化を招く。
また、他の像振れ補正装置としては、ベースと、レンズを保持した可動部材と、可動部材をベースに対して移動自在に支持する支持機構として3つのボール及びコイルスプリングと、可動部材を光軸に垂直な方向に駆動する駆動手段(駆動用磁石、コイル、ヨーク)と、可動部材の位置を検出するための位置検出手段(磁石、ホール素子)を備えたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
この装置においては、可動部材とベースの間に3つの転動するボールを介在させているため、光軸方向において装置を薄型化することはできるものの、可動部材が3つのボールに接触して常時支持されるようにコイルスプリングにより付勢力を及ぼしており、コイルスプリングの付勢力は可動部材を駆動する際に抵抗力すなわち駆動負荷として作用するため、駆動手段としては、コイルスプリングの付勢力に対抗し得るだけの駆動力を発生させる必要がある。また、位置検出手段として、駆動用の磁石とは別に、専用の磁石を採用しているため、構造の複雑化及び装置の大型化を招く。
さらに、他の像振れ補正装置としては、ベースと、レンズを保持する可動部材と、可動部材を光軸に垂直な二方向に駆動する第1駆動手段(磁石、コイル、ヨーク)及び第2駆動手段(磁石、コイル、ヨーク)と、コイルに通電しない非通電状態(休止状態)において、可動部材を中心位置に復帰させる(センタリングする)ための2つのアシストバネと、可動部材の位置を検出する位置検出手段等を備えたものが知られている(例えば、特許文献4参照)。
この装置においては、可動部材を中心位置に復帰させる復帰手段として、アシストバネを採用しているため、アシストバネの配設スペースが必要になり、又、位置検出手段として、可動部材側に設けられたターゲット部材及びベース側(回路基板)に設けられたフォトリフレクタ及び電気素子等を採用しているため、装置の大径化等を招く。
上記のような磁気回路を含む駆動手段、磁気センサを含む位置検出手段等を備えた構成において、装置の小型化を図るために駆動手段と位置検出手段を互いに近付けて配置すると、磁気センサが駆動手段による磁束の影響を受けて高精度に位置検出を行うことができず、像振れを高精度に補正できないという問題を生じる。
特開2007−286318号公報 特開2008−64846号公報 特許第3969927号公報 特許第3869926号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、レンズの光軸方向及び光軸方向に垂直な方向における装置の小型化及び薄型化等を図りつつ、携帯電話機等のカメラユニットに搭載することができ、手振れ等による像振れを高精度に補正することができ、又、休止状態において補正用のレンズを所定の休止位置に自動的に復帰させる(センタリングする)ことが可能な像振れ補正装置、この像振れ補正装置を備えた撮像レンズユニット及びカメラユニットを提供することにある。
本発明の像振れ補正装置は、開口部を有するベースと、レンズを保持する可動保持部材と、可動保持部材をレンズの光軸に垂直な平面内でベースに対して移動自在に支持する支持機構と、可動保持部材を上記平面内で駆動するべく磁気回路を含む駆動手段と、可動保持部材の位置を検出するべく,ベース及び可動保持部材の一方に固定された駆動磁石,ベース及び可動保持部材の他方に固定されたコイルを含む駆動手段と、休止状態において可動保持部材を所定の休止位置に復帰させるべく,コイルを挟んで駆動磁石と対向する位置に配置されて休止位置に復帰させる磁力を発生するようにベース及び可動保持部材の他方に固定された復帰磁石を含む復帰手段と、可動保持部材の位置を検出するべく,復帰磁石及び駆動磁石の一方と対向する位置においてベース及び可動保持部材の一方に固定された磁気センサを含む位置検出手段と、可動保持部材が移動しない所定レベル以下の通電時間及び印加電圧にてコイルに通電したとき磁気センサが出力する出力値を補正量として設定し、可動保持部材を移動させるべくコイルに通電する際にこの補正量に基づいて磁気センサの出力値を補正することにより、駆動手段の磁気回路における磁束が磁気センサに及ぼす影響を補正する補正手段と、を含むことを特徴としている。
この構成によれば、手振れ等が発生した場合、補正用のレンズを保持する可動保持部材は、補正手段により補正された磁気センサの信号に基づいて駆動される駆動手段の電磁駆動力により、ベースに対して光軸に垂直な平面内で二次元的に移動させられるため、手振れ等による像振れを高精度に補正することができる。また、休止状態においては、復帰手段により可動保持部材を所定の休止位置に自動的に復帰させることができる。
ここで、駆動手段の磁気回路における磁束が磁気センサに及ぼす影響を補正する補正手段を設けたことにより、駆動手段の磁気回路が磁気センサに影響を及ぼすような近接した領域に配置される(すなわち、装置が小型化された)場合でも、高精度に手振れ等の補正を行うことができる。特に、駆動手段(コイルと駆動磁石)の磁気回路が発生する磁束の影響分を補正量として容易に設定することができ、又、補正量に基づき補正された磁気センサの出力値に基づき、手振れ等による像振れを高精度に補正することができる。
また、コイルが通電されると、駆動磁石との間に電磁駆動力を発生する磁気回路が形成され、又、磁気センサと復帰磁石とが相対的に移動することで、可動保持部材の位置が検出される。さらに、休止状態においては、可動保持部材は、復帰磁石と駆動磁石との間に生じる磁気的吸引力により、所定の休止位置に自動的に復帰させられる。
ここで、復帰磁石が磁気センサとの間で磁気回路を形成するための磁石を兼ねるため、部品の共用化による構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができる。
上記構成において、補正手段は、コイルに対して異なる二つ以上の電圧値を印加して補正量を設定する、構成を採用することができる。
この構成によれば、二つの電圧値を印加することで、補正量を直線的な補正関数として表すことができ、それ故に、補正量を簡単な数式等で設定することができる。
上記構成において、補正手段は、コイルに対する通電時間又は印加電圧に応じた補正量に関する情報を予め記憶する記憶部と、可動保持部材を移動させるべくコイルに通電する際に記憶部に記憶された補正量に基づいて磁気センサの出力値を演算補正する演算補正部を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、予め記憶部に記憶された補正量に関する情報(通電時間又は印加電圧に応じた補正値又は補正関数等)に基づいて、演算補正部により磁気センサの出力値が演算補正されるため、マイクロコンピュータ等による演算処理を追加するだけで、手振れ等による像振れを高精度に補正することができる。
また、本発明の撮像レンズユニットは、撮像用の複数のレンズを含む撮像レンズユニットにおいて、上記構成をなす像振れ補正装置のいずれか一つを含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、撮像用の複数のレンズが光軸方向に配置された構成において、上記の像振れ補正装置を含むことで、可動保持部材に保持される補正用のレンズが適宜駆動されて、手振れ等による像振れを円滑にかつ高精度に補正することができる。
すなわち、撮像用の複数のレンズに加えて、上記の像振れ補正機能を追加した撮像レンズユニットを提供することができる。
さらに、本発明のカメラユニットは、撮像素子を含むカメラユニットにおいて、上記構成をなす像振れ補正装置のいずれか一つを含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、撮像素子を含むカメラユニットにおいて、上記の像振れ補正装置を含むことで、可動保持部材に保持される補正用のレンズが適宜駆動されて、手振れ等による像振れを円滑にかつ高精度に補正することができ、撮像素子により良好な撮影画像を得ることができる。
上記構成をなす像振れ補正装置によれば、構造の簡素化、レンズの光軸方向及び光軸方向に垂直な方向における装置の小型化及び薄型化等を達成しつつ、携帯電話機等のカメラユニットに搭載することができ、手振れ等による像振れを高精度に補正することができ、又、休止状態において補正用のレンズを所定の休止位置に自動的に復帰させる(センタリングする)ことが可能な像振れ補正装置を得ることができ、又、この像振れ補正装置を備えた撮像レンズユニット及びカメラユニットを得ることができる。
本発明の像振れ補正装置が組み込まれたカメラユニットを搭載した携帯情報端末機を示す斜視図である。 カメラユニットを示す斜視図である。 カメラユニットの内部を示す断面図である。 像振れ補正装置の制御システムを示すブロック図である。 カメラユニットの断面図である。 像振れ補正装置の斜視図である。 像振れ補正装置の分解斜視図である。 像振れ補正装置の断面図である。 図8に示す像振れ補正装置の部分拡大断面図である。 像振れ補正装置の一部(可動保持部材等)を示す斜視図である。 像振れ補正装置の一部(可動保持部材等)を示す正面図である。 像振れ補正装置の一部(可動保持部材等)を示す背面図である。 像振れ補正装置の一部(固定枠等)を示す背面図である。 像振れ補正装置の一部(固定枠、可動保持部材等)を示す平面図である。 (a)は像振れ補正装置に含まれる磁気センサが駆動手段の磁気回路の影響を受ける状態で、コイルが通電された際の可動保持部材の移動及び磁気センサの出力を示すタイムチャートであり、(b)は像振れ補正装置に含まれる補正手段により補正量を設定する手法を示すタイムチャートである。 補正手段により補正を行うための一定電圧での通電制御(印加時間制御)を示すものであり、コイルの端子電圧、可動保持部材の移動量、磁気センサの出力を示すタイムチャートである。 補正手段により補正を行うための通電制御(電圧制御)を示すものであり、コイルの端子電圧、可動保持部材の移動量、磁気センサの出力を示すタイムチャートである。 (a),(b),(c)は、像振れ補正装置の動作を説明する平面図である。 (a),(b),(c)は、像振れ補正装置の動作を説明する平面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
この像振れ補正装置を組み込んだカメラユニットUは、図1に示すように、扁平で小型の携帯情報端末機PHに搭載されている。携帯情報端末機PHは、略矩形で扁平な輪郭をなす筐体PH1、筐体PH1の表面に配置された種々の情報を表示する液晶パネル等の表示部PH2及び操作ボタンPH3、表示部PH2の反対側の表面に形成された撮影窓PH4等を備えている。そして、カメラユニットUは、図1に示すように、撮影窓PH4から進入する被写体光の光軸L1に対して垂直な方向に延在するように筐体PH1の内部に収容されている。
カメラユニットUは、図2及び図3に示すように、ユニットケース10、プリズム20、レンズG1、レンズG2を保持する第1可動レンズ群30、レンズG3,G4,G5を保持する第2可動レンズ群としての像振れ補正装置M、レンズG6、フィルタ40、撮像素子としてのCCD50、第1可動レンズ群30を光軸L2方向に駆動する第1駆動ユニット60、第2可動レンズ群(像振れ補正装置M)を光軸L2方向に駆動する第2駆動ユニット70、角速度センサ80、制御ユニット90等を備えている。
ユニットケース10は、図2及び図3に示すように、光軸L1方向の厚さ寸法が薄く、又、光軸L2方向の長さ寸法が短くなるように、扁平で略矩形をなす形状に形成されており、プリズム20を固定する突出部11、レンズG1を保持する保持部12、レンズG6を保持する保持部13、フィルタ40を保持する保持部14、CCD50を保持する保持部15等を備えている。
プリズム20は、図2及び図3に示すように、ユニットケース10の突出部11に収容されて、撮影窓PH4から進入する被写体光の光軸L1を直角に屈曲させて光軸L2方向に導くようになっている。
レンズG1は、図2及び図3に示すように、光軸L1,L2方向においてプリズム20の後方に配置され、ユニットケース10の保持部12に固定されている。
第1可動レンズ群30は、図2及び図3に示すように、光軸L2方向においてレンズG1の後方に配置され、光軸L2方向に移動自在に支持されており、第1駆動ユニット60により光軸L2方向に往復駆動されるようになっている。
すなわち、第1可動レンズ群30は、レンズ保持部材31、ガイドシャフト61にガイドされる被ガイド部32、回り止めシャフト62に摺動自在に係合されて光軸L2回りの回転が規制される被規制部33、リードスクリュー63に螺合されたナット65が当接するU字状係合部34等を備えている。
レンズG6は、図3に示すように、光軸L2方向において第2可動レンズ群(像振れ補正装置M)の後方に配置され、ユニットケース10の保持部13に固定されている。
フィルタ40は、赤外線カットフィルタあるいはローパスフィルタ等であり、図3に示すように、光軸L2方向においてレンズG6の後方に配置され、ユニットケース10の保持部14に固定されている。
CCD50は、図3に示すように、光軸L2方向においてフィルタ40の後方に配置されて、ユニットケース10の保持部15に固定されている。
第1駆動ユニット60は、図2及び図3に示すように、光軸L2方向に伸長してユニットケース10に固定されたガイドシャフト61及び回り止めシャフト62、光軸L2方向に伸長するリードスクリュー63、リードスクリュー63を回転駆動するモータ64、リードスクリュー63に螺合すると共に第1可動レンズ群30のU字状係合部34に当接するナット65、U字状係合部34をナット65に向けて常時付勢する付勢力を及ぼすべくレンズ保持部材31と後述する固定枠100との間に掛止される引張り型のコイルスプリング66等を備えている。
第2駆動ユニット70は、図2及び図3に示すように、光軸L2方向に伸長してユニットケース10に固定されたガイドシャフト71及び回り止めシャフト(ここでは、回り止めシャフト62を兼用)、光軸L2方向に伸長するリードスクリュー73、リードスクリュー73を回転駆動するモータ74、リードスクリュー73に螺合すると共に第2可動レンズ群に含まれる固定枠100のU字状係合部106に当接するナット75、U字状係合部106をナット75に向けて常時付勢する付勢力を及ぼすコイルスプリング(ここでは、コイルスプリング66を兼用)等を備えている。
角速度センサ80は、図3に示すように、ユニットケース10に基板を介して固定されており、カメラユニットUが受ける振動や振れを検出するようになっている。
制御ユニット90は、図3に示すように、ユニットケース10の外壁に固定されたマイクロコンピュータであり、図4に示すように、演算処理を行うと共に種々の信号を処理して指令信号を発する制御部91、第1駆動ユニット60のモータ64を駆動するモータ駆動回路92、第2駆動ユニット70のモータ74を駆動するモータ駆動回路93、CCD50を駆動するCCD駆動回路94、像振れ補正装置Mに含まれる第1コイル132及び第2コイル142を駆動する駆動回路95、像振れ補正装置Mに含まれる可動保持部材120の位置を検出する第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172に接続される位置検出回路96、角速度センサ80に接続される角速度検出回路97、種々の情報を予め記憶しておく記憶部としての記憶回路98、記憶回路98に記憶された情報等に基づいて演算補正を行う演算補正部としての演算補正回路99等を備えている。
第2可動レンズ群としての像振れ補正装置Mは、図2、図3、図5に示すように、光軸L2方向において第1可動レンズ群30とレンズG6の間に配置され、光軸L2方向に移動自在に支持されている。
そして、像振れ補正装置Mは、図2、図6ないし図8に示すように、ベースとしての固定枠100及びカバー枠110、可動保持部材120、駆動手段としての(第1駆動磁石131,第1コイル132,及び第1ヨーク133,134を含む)第1駆動機構130、駆動手段としての(第2駆動磁石141,第2コイル142,及び第2ヨーク143,144を含む)第2駆動機構140、フレキシブル配線板150、復帰手段としての第1復帰磁石161及び第2復帰磁石162、位置検出手段としての第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172、駆動手段の磁気回路における磁束が磁気センサ171,172に及ぼす影響を補正する補正手段としての上記制御ユニット90(制御部91、記憶回路98、演算補正回路99)等を備えている。
固定枠100は、図6ないし図9、図13に示すように、光軸L2方向に略扁平で、光軸L2に直交し光軸L1に平行な直線S1の方向に幅狭で、光軸L2及び直線S1に直交する直線S2の方向に長尺な略矩形の平板状に形成されており、光軸L2を中心とする八角形の開口部101、第1駆動磁石131を嵌め込んで固定する嵌合孔102及び第1ヨーク133を嵌め込んで固定する嵌合孔102´、第2駆動磁石141を嵌め込んで固定する嵌合孔103及び第2ヨーク143を嵌め込んで固定する嵌合孔103´、ガイドシャフト71に摺動自在に係合されてガイドされる被ガイド部104、回り止めシャフト62に摺動自在に係合されて光軸L2回りの回転が規制される被規制部105、リードスクリュー73に螺合されたナット75が当接するU字状係合部106、支持機構としての複数(ここでは、4つ)の凸部107、カバー枠110を位置決めする2つの位置決め穴108、カバー枠110をネジBにて固定する固定部109等を備えている。
開口部101は、図13に示すように、直線S1と直線S2との交点においてベースの開口部の中心C1を画定し、可動保持部材120が駆動される範囲内において、可動保持部材120の保持部120aが非接触にて通過し得る内径寸法に形成されている。
嵌合孔102(及び嵌合孔102´)と嵌合孔103(及び嵌合孔103´)とは、図8及び図13に示すように、直線S1に対して線対称となるように形成されている。
すなわち、第1駆動磁石131及び第1ヨーク133と第2駆動磁石141及び第2ヨーク143は、固定枠100上において、直線S1に対して線対称に配置される。
カバー枠110は、図6ないし図9に示すように、光軸L2方向において可動保持部材120を挟み込むように配置されて固定枠100に固定されており、その中央において円形の開口部110a、開口部110aの両側において、第1ヨーク134を嵌合して固定する嵌合凹部111、第1磁気センサ171を嵌合して固定する嵌合孔112、第2ヨーク144を嵌合して固定する嵌合凹部113、第2磁気センサ172を嵌合して固定する嵌合孔114、固定枠110の位置決め穴108に嵌合される2つの置決めピン115、固定枠110の固定部109に捩じ込むネジBを通すネジ孔116等を備えている。
開口部110aは、可動保持部材120が駆動される範囲内において、保持部120aが非接触にて通過し得る内径寸法に形成されている。
嵌合孔112は、カバー枠110及び可動保持部材120が固定枠100に組み付けられた状態で、第1磁気センサ171を第1復帰磁石161に対向させる位置に形成されている。
嵌合孔114は、カバー枠110及び可動保持部材120が固定枠100に組み付けられた状態で、第2磁気センサ172を第2復帰磁石162に対向させる位置に形成されている。
可動保持部材120は、図6ないし図11に示すように、光軸L2方向に一部を除いて略扁平で、光軸L2に直交し光軸L1に平行な直線S1の方向に幅狭で、光軸L2及び直線S1に直交する直線S2の方向に長尺な略矩形の平板状に形成されており、光軸L2を中心としレンズG3,G4,G5を保持する円筒状の保持部120a、保持部120aを挟んで直線S2方向の両側に延出する2つの延出部121、第1コイル132を嵌め込んで固定する嵌合凹部122、第2コイル142を嵌め込んで固定する嵌合凹部123、第1復帰磁石161を嵌め込んで固定する嵌合孔124、第2復帰磁石162を嵌め込んで固定する嵌合孔125、支持機構としての複数の凸部107に当接する複数(ここでは、4つ)の当接面126、嵌合凹部122,123の領域において形成された複数の貫通孔127等を備えている。すなわち、可動保持部材120は、保持部120a及び保持部120aを挟んで両側から所定幅にて直線S2方向に延出する2つの延出部121を画定するように形成されている。
嵌合凹部122(及び嵌合孔124)は、図11及び図12に示すように、直線S2と45度をなす直線S3の方向に長尺でかつ直線S3に垂直な直線S4´の方向に幅狭い略矩形状に形成されている。
嵌合凹部123(及び嵌合孔125)は、図11及び図12に示すように、直線S2と45度をなす直線S4の方向に長尺でかつ直線S4に垂直な直線S3´の方向に幅狭い略矩形状に形成されている。
そして、嵌合凹部122(及び嵌合孔124)と嵌合凹部123(及び嵌合孔125)は、図11及び図12に示すように、直線S1に対して線対称に形成されている。
すなわち、第1コイル132及び第1復帰磁石161と第2コイル142及び第2復帰磁石162は、可動保持部材120上において、直線S1に対して線対称に配置されている。
複数の当接面126は、図11に示すように、直線S1,S2に対して線対称的に配置されており、可動保持部材120が光軸L2に垂直な平面(直線S1,S2を含む平面)内において二次元的に移動する範囲において、固定枠100の対応する凸部107に接触した状態から逸脱しないように、所定の面積をなす平面状に形成されている。
すなわち、4つの当接面126が4つの凸部107に当接するように、可動保持部材120が固定枠100に対向して配置されると、固定枠100に固定された第1駆動磁石131と可動保持部材120に固定された第1復帰磁石161が磁気的に吸引し、又、固定枠100に固定された第2駆動磁石141と可動保持部材120に固定された第2復帰磁石162が磁気的に吸引するため、可動保持部材120は、固定枠100から離れることなく、光軸L2に垂直な平面内で移動自在に支持された状態となり、第1駆動機構130及び第2駆動機構140の駆動力により、固定枠100に対して光軸L2に垂直な平面内で二次元的に移動させられ、手振れ等による像振れが高精度に補正される。
ここで、支持機構は、固定枠100に設けられた複数の凸部107と、可動保持部材120に設けられて凸部107に当接する複数の当接面126により構成されるだけであるため、構造の簡素化、装置の小型化を達成することができる。
また、可動保持部材120を固定枠100に対向させて配置するだけで組付けることができるため、組み付け作業の簡素化等が達成される。
第1駆動機構130は、図7ないし図9、図13及び図14に示すように、第1駆動磁石131、第1コイル132、第1ヨーク133,134を含むボイスコイルモータとして形成されている。
第1駆動磁石131は、図13及び図14に示すように、直線S3を通る面を境にN極とS極とに着磁された矩形形状に形成されて、固定枠100の嵌合凹部102に嵌合されて固定されている。そして、第1駆動磁石131の中心P1は、直線S2と直線S3との交点に位置するように配置されている。
第1コイル132は、図11ないし図14に示すように、光軸L2方向から視て、直線S3の方向に長軸及び直線S4´の方向に短軸をもつ略楕円環状をなすように形成されて、可動保持部材120が休止位置にあるとき、その中心P3が中心P1と重なるように配置されるべく、可動保持部材120の嵌合孔122に嵌合されて固定されている。
そして、第1コイル132は、その長軸が直線S2(保持部120a及び延出部121の配列方向)に対して45度の傾斜角度をなす(その長軸が直線S3と平行になる)ように配置されている。
第1ヨーク133は、図7及び図8に示すように、第1駆動磁石131と同等以上の面積をなす矩形の平板状に形成されて、第1駆動磁石131に接触した状態で、固定枠100の嵌合孔102´に嵌合されて固定されている。
第1ヨーク134は、第1ヨーク133と同等の面積をなす矩形の平板状に形成されて、カバー枠110の嵌合凹部111に嵌合されて固定されている。
そして、第1駆動機構130は、第1コイル132に対する通電をオン/オフすることにより、光軸L2に垂直な第1方向すなわち直線S4´の方向に電磁駆動力を発生するようになっている。
第2駆動機構140は、図7ないし図9、図13及び図14に示すように、第2駆動磁石141、第2コイル142、第2ヨーク143,144を含むボイスコイルモータとして形成されている。
第2駆動磁石141は、図13及び図14に示すように、直線S4を通る面を境にN極とS極とに着磁された矩形形状に形成されて、固定枠100の嵌合凹部103に嵌合されて固定されている。そして、第2駆動磁石141の中心P2は、直線S2と直線S4との交点に位置するように配置されている。
第2コイル142は、図11ないし図14に示すように、光軸L2方向から視て、直線S4の方向に長軸及び直線S3´の方向に短軸をもつ略楕円環状をなすように形成されて、可動保持部材120が休止位置にあるとき、その中心P4が中心P2と重なるように配置されるべく、可動保持部材120の嵌合孔123に嵌合されて固定されている。
そして、第2コイル142は、その長軸が直線S2(保持部120a及び延出部121の配列方向)に対して45度の傾斜角度をなす(その長軸が直線S4と平行になる)ように配置されている。
第2ヨーク143は、図7及び図8に示すように、第2駆動磁石141と同等以上の面積をなす矩形の平板状に形成されて、第2駆動磁石141に接触した状態で、固定枠100の嵌合孔103´に嵌合されて固定されている。
第2ヨーク144は、第2ヨーク143と同等の面積をなす矩形の平板状に形成されて、カバー枠110の嵌合凹部113に嵌合されて固定されている。
そして、第2駆動機構140は、第2コイル142に対する通電をオン/オフすることにより、光軸L2に垂直な第2方向すなわち直線S3´の方向に電磁駆動力を発生するようになっている。
上記第1駆動機構130と第2駆動機構140とは、図14に示すように、可動保持部材120に保持されたレンズG3,G4,G5の光軸L2と直交する直線S1に対して線対称に配置されているため、各々が受ける駆動負荷は同一であり、レンズG3,G4,G5を挟んで両側に駆動力を及ぼすため、可動保持部材120を光軸L2に垂直な平面内において安定して円滑に駆動することができる。
また、第1コイル132及び第2コイル142は、各々の長軸が直線S2に対して所定の傾斜角度(略45度)をなすように配置されているため、可動保持部材120を直線S2の方向に長尺な形状とした場合に、第1コイル132及び第2コイル142を傾斜させることで、直線S1の方向において可動保持部材120の寸法を小さくすることができ、光軸L2に垂直な方向(直線S1の方向)における装置の小型化及び薄型化等を達成できる。
さらに、可動保持部材120は、保持部120aが固定枠100の開口部101及びカバー枠110の開口部110aに挿入されて固定枠100及びカバー枠110と隣接して対向するように配置されるため、複数のレンズG3,G4,G5を保持する場合であっても、光軸L2方向において装置を薄型化することができる。
フレキシブル配線板150は、図7及び図8に示すように、第1駆動機構130の第1コイル132に接続される接続部151、第1磁気センサ171に接続される接続部152、第2駆動機構140の第2コイル142に接続される接続部153、第2磁気センサ172に接続される接続部154を有し、屈曲形成されて固定枠100の周りに配設されている。そして、フレキシブル配線板150は、ユニットケース10内を屈曲自在に配設されて、駆動回路95及び位置検出回路96に電気的に接続されている。
第1復帰磁石161は、図7、図8、図12、及び図14に示すように、直線S3を通る面を境にS極とN極とに着磁され、かつ、光軸L2方向から視て、直線S3の方向に長辺及び直線S4´の方向に短辺をもつ略長方形に形成されて、可動保持部材120が休止位置にあるとき、その中心P5が中心P1,P3と重なるように配置されるべく、可動保持部材120の嵌合孔124に嵌合されて固定されている。
すなわち、第1復帰磁石161は、その長辺が第1コイル132の長軸と略平行になるように、直線S2(保持部120a及び延出部121の配列方向)に対して45度の傾斜角度をなす(その長辺が直線S3と平行になる)ように配置されている。
そして、第1復帰磁石161は、図9に示すように、第1駆動磁石131と対向して磁路を形成して磁気的作用を及ぼし、第1コイル132に非通電の休止状態で、可動保持部材120を所定の休止位置(ここでは、レンズG3,G4,G5の光軸L2が固定枠100の開口部101の中心に一致する位置)に復帰させると共に安定した保持力を発生するようになっている。
第2復帰磁石162は、図7、図8、図12、及び図14に示すように、直線S4を通る面を境にS極とN極とに着磁され、かつ、光軸L2方向から視て、直線S4の方向に長辺及び直線S3´の方向に短辺をもつ略長方形に形成されて、可動保持部材120が休止位置にあるとき、その中心P6が中心P2,P4と重なるように配置されるべく、可動保持部材120の嵌合孔125に嵌合されて固定されている。
すなわち、第2復帰磁石162は、その長辺が第2コイル142の長軸と略平行になるように、直線S2(保持部120a及び延出部121の配列方向)に対して45度の傾斜角度をなす(その長辺が直線S4と平行になる)ように配置されている。
そして、第2復帰磁石162は、図9に示すように、第2駆動磁石141と対向して磁気的作用を及ぼし、第2コイル142に非通電の休止状態で、可動保持部材120を所定の休止位置(ここでは、レンズG3,G4,G5の光軸L2が固定枠100の開口部101の中心に一致する位置)に復帰させると共に安定した保持力を発生するようになっている。
このように、休止状態においては、復帰手段の第1復帰磁石161及び第2復帰磁石162と駆動手段の第1駆動磁石131及び第2駆動磁石141との間の磁気的吸引作用により、可動保持部材120(レンズG3,G4,G5)は、所定の休止位置(固定枠100の開口部101の中心にレンズG3,G4,G5の光軸L2が一致する位置)に自動的に復帰(センタリング)させられて安定して保持される。したがって、駆動時にイニシャライズ等の駆動制御が不要であり、又、休止状態において可動保持部材120のガタツキ等を防止することができる。また、駆動手段の第1駆動磁石131及び第2駆動磁石141を、復帰手段の第1復帰磁石161及び第2復帰磁石162と相互作用させて兼用するため、構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができる。
また、第1復帰磁石161の長辺と第1コイル132の長軸とが略平行になるように配置され、かつ、第2復帰磁石162の長辺と第2コイル142の長軸とが略平行になるように配置されているため、駆動時(第1コイル132及び第2コイル142への通電時)において、可動保持部材120が光軸L2回りに回転するのを抑制する力が働き、又、復帰磁石161,162が着磁境界線の方向に長辺をもつように形成されているため可動保持部材120の回転を抑制する大きなモーメントが得られ、可動保持部材120を光軸L2に垂直な平面内で素早く移動させて所望の位置に高精度に位置決めすることができる。
第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172は、例えば磁束密度の変化を検出して電気信号として出力するホール素子等であり、図7ないし図9に示すように、カバー枠110の嵌合孔112,114にそれぞれ嵌合されて固定されている。ここで、可動保持部材120の移動範囲において、第1磁気センサ171は第1復帰磁石161及び第1駆動磁石131の一方と対向する位置に配置され、又、第2磁気センサ172は第2復帰磁石162及び第2駆動磁石141の一方と対向する位置に配置されている。
第1磁気センサ171は、図9に示すように、可動保持部材120に設けられた第1復帰磁石161との間で磁気回路を形成し、可動保持部材120(の第1復帰磁石161)が固定枠100及びカバー枠110に対して相対的に移動することによって生じる磁束密度の変化を検出することで、可動保持部材120の位置を検出するようになっている。
尚、第1磁気センサ171は、後述する補正手段が設けられているので、第1駆動機構130(第1駆動磁石131及び第1コイル132)における磁気回路の磁束の影響を受ける程の近接した領域に配置されている。
第2磁気センサ172は、図9に示すように、可動保持部材120に設けられた第2復帰磁石162との間で磁気回路を形成し、可動保持部材120(の第2復帰磁石162)が固定枠100及びカバー枠110に対して相対的に移動することによって生じる磁束密度の変化を検出することで、可動保持部材120の位置を検出するようになっている。
尚、第2磁気センサ172は、後述する補正手段が設けられているので、第2駆動機構140(第2駆動磁石141及び第2コイル142)における磁気回路の磁束の影響を受ける程の近接した領域に配置されている。
このように、第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172は、カバー枠110を介して固定枠100に固定されているため、可動保持部材120に設ける場合に比べて配線が容易であり、移動に伴う断線等も防止することができ、又、第1復帰磁石161及び第2復帰磁石162を位置検出のために兼用しているため、専用の磁石を設ける場合に比べて、構造を簡素化、部品点数の削減、装置の小型化等を達成することができる。
また、第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172は、位置検出手段用の磁石として第1復帰磁石161及び第2復帰磁石162を兼用しているため、部品の共用化による構造の簡素化、装置の小型化等を達成することができる。
次に、第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172が第1駆動回路130及び第2駆動回路140の磁気回路により受ける影響を補正する補正手段について説明する。
補正手段は、上記制御ユニット90に含まれる制御部91、記憶回路98、演算補正回路99等により構成されている。
制御部91は、磁気センサ171,172の補正された出力値に基づいて、コイル132,142の通電を制御するべく種々の指令信号を発する。
記憶回路98は、コイル132,142に対する通電時間又は印加電圧に応じた補正量に関する情報等を予め記憶するように形成されている。
演算補正回路99は、コイル132,142に通電する際に、記憶回路98に記憶された補正量に基づいて、磁気センサ171,172の出力値を演算補正するように形成されている。
ここで、可動保持部材120の駆動制御について説明すると、コイル132,142に通電することにより、可動保持部材120を所定の目標位置に移動させる場合、可動保持部材120の位置は磁気センサ171,172の出力値により検出される。
しかしながら、磁気センサ171,172は駆動機構130,140の磁気回路の影響を受けるため、図15(a)に示すように、その影響によるノイズ分(ΔH)が加算された値が出力値Hとなり、この出力値が何ら補正されないと、可動保持部材120が目標位置に至る前に(ΔHに相当する分の移動量が足りない状態で)コイル132,142の通電制御が断たれることになる。
そこで、図15(b)に示すように、可動保持部材120が移動しない所定レベル以下の通電時間及び印加電圧にてコイル132,142に通電したとき、磁気センサ171,172が出力する出力値HoすなわちΔHを求めて、この値を補正量として設定する。これにより、駆動手段(第1コイル132と第1駆動磁石131、第2コイル142と第2駆動磁石141)の磁気回路が発生する磁束の影響分を補正量として容易に設定することができる。
そして、可動保持部材120を移動させるべくコイル132,142に通電する際に、この補正量に基づいて磁気センサ171,172の出力値を補正する。このように、磁気センサ171,172の出力値を補正することで、手振れ等による像振れを高精度に補正することができる。
ここで、補正量は、コイル132,142に対して、異なる二つ以上の電圧値を印加して補正量を設定してもよい。このように二つの電圧値を印加することで、補正量を補正関数として表すことができ、それ故に、補正量を簡単な数式等で設定することができる。
図16は、上記補正を行うための一定電圧での通電制御(印加時間制御)を示すものであり、コイル132,142の端子電圧、可動保持部材120の移動量、磁気センサ171,172の出力を示すタイムチャートである。尚、図16においては、点線が補正無しの場合、実線が補正有りの場合を示す。
すなわち、磁気センサ171,172は、影響分であるΔH分だけ高めに出力されるため、可動保持部材120が目標位置Mpに達する前の位置Mp´にあるとき目標位置に達したとみなされ、コイル132,142への通電のパルス幅がTp´で全体としての通電時間が短くなる。
そこで、補正手段により磁気センサ171,172の出力値を実線のように補正することにより、可動保持部材120の実際の位置と合致し、本来の正しい時間(通電のパルス幅がTp(>Tp´)にてコイル132,142に通電が施されることになる。
このように、予め記憶回路98に記憶された補正量に関する情報(通電時間又は印加電圧に応じた補正値又は補正関数等)に基づいて、演算補正回路99により磁気センサ171,172の出力値が演算補正されるため、マイクロコンピュータ等による演算処理を追加するだけで、手振れ等による像振れを高精度に補正することができる。
図17は、上記補正を行うための通電制御(電圧制御)を示すものであり、コイル132,142の端子電圧、可動保持部材120の移動量、磁気センサ171,172の出力を示すタイムチャートである。尚、図17においては、点線が補正無しの場合、実線が補正有りの場合を示す。
この場合も、前述同様に、磁気センサ171,172は、影響分であるΔH分だけ高めに出力されるため、可動保持部材120が目標位置Mpに達する前の位置Mp´にあるとき目標位置に達したとみなされ、コイル132,142への印加電圧が本来よりも小さい値Vp´となる。
そこで、補正手段により磁気センサ171,172の出力値を実線のように補正することにより、可動保持部材120の実際の位置と合致し、本来の正しい印加電圧Vp(>Vp´)がコイル132,142に印加されることになる。
この場合も、予め記憶回路98に記憶された補正量に関する情報(通電時間又は印加電圧に応じた補正値又は補正関数等)に基づいて、演算補正回路99により磁気センサ171,172の出力値が演算補正されるため、マイクロコンピュータ等による演算処理を追加するだけで、手振れ等による像振れを高精度に補正することができる。
次に、上記像振れ補正装置Mの補正動作について、図18及び図19を参照しつつ簡単に説明する。
先ず、第1コイル132及び第2コイル142に通電しない休止状態において、可動保持部材120は、図18(a)に示すように、復帰手段(第1復帰磁石161及び第2復帰磁石162)の復帰作用により、そのレンズG3,G4,G5の光軸L2が固定枠100の開口部101の中心C1と一致する休止位置に復帰(センタリング)されて保持されている。
そして、図18(a)に示す休止状態から、一例として可動保持部材120(レンズG3,G4,G5)を上方にシフトさせる場合は、第1駆動機構130に第1方向(直線S4´の方向)の斜め上向きに駆動力を発生させ、又、第2駆動機構140に第2方向(直線S3´の方向)の斜め上向きに駆動力を発生させる。これにより、可動保持部材120は、図18(b)に示すように、直線S1の方向の上向きに移動させられる。
また、図18(a)に示す休止状態から、一例として可動保持部材120(レンズG3,G4,G5)を下方にシフトさせる場合は、第1駆動機構130に第1方向(直線S4´の方向)の斜め下向きに駆動力を発生させ、又、第2駆動機構140に第2方向(直線S3´の方向)の斜め下向きに駆動力を発生させる。これにより、可動保持部材120は、図18(c)に示すように、直線S1の方向の下向きに移動させられる。
続いて、図19(a)に示すように、可動保持部材120が、復帰手段(第1復帰磁石161及び第2復帰磁石162)の復帰作用により、そのレンズG3,G4,G5の光軸L2が固定枠100の開口部101の中心C1と一致する休止位置に復帰した休止状態から、一例として可動保持部材120(レンズG3,G4,G5)を左側にシフトさせる場合は、第1駆動機構130に第1方向(直線S4´の方向)の斜め上向きに駆動力を発生させ、又、第2駆動機構140に第2方向(直線S3´の方向)の斜め下向きに駆動力を発生させる。これにより、可動保持部材120は、図19(b)に示すように、直線S2の方向の左向きに移動させられる。
また、図19(a)に示す休止状態から、一例として可動保持部材120(レンズG3,G4,G5)を右側にシフトさせる場合は、第1駆動機構130に第1方向(直線S4´の方向)の斜め下向きに駆動力を発生させ、又、第2駆動機構140に第2方向(直線S3´の方向)の斜め上向きに駆動力を発生させる。これにより、可動保持部材120は、図19(c)に示すように、直線S2の方向の右向きに移動させられる。
このように、可動保持部材120は、支持機構(凸部107、当接面126)により移動自在に支持された状態で、補正手段により第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172の出力値が補正されつつ、第1コイル132及び第2コイル142への通電により第1駆動磁石131及び第2駆動磁石141と協働して生じる電磁駆動力により、ベース(固定枠100及びカバー枠110)に対して光軸L2に垂直な平面内で二次元的に移動させられ、手振れ等による像振れを高精度に補正することができる。
ここで、可動保持部材120が休止位置にあるとき、第1復帰磁石161の中心P5が光軸L2方向から視て第1駆動磁石131の中心P1と略一致するように配置され、又、第2復帰磁石162の中心P6が光軸L2方向から視て第2駆動磁石141の中心P2と略一致するように配置されているため、復帰磁石161(162)と駆動磁石131(141)をバランスの良い位置で対向させることができ、復帰磁石161(162)と駆動磁石131(141)との間において強力な磁気的吸引作用を得ることができ、可動保持部材120(レンズG3,G4,G5)を所定の休止位置(光軸L2が開口部101の中心C1に一致する位置)に自動的に復帰させて安定して保持することができる。
また、第1コイル132と第1復帰磁石161とが同一方向に伸長するように配列され、又、第2コイル142と第2復帰磁石162とが同一方向に伸長するように配列されているため、駆動時(コイル132,142への通電時)において、可動保持部材120が光軸L2回りに回転するのを抑制する力が働き、又、復帰磁石161,162が着磁境界線の方向に長辺をもつように形成されているため可動保持部材120の回転を抑制する大きなモーメントが得られ、可動保持部材120を光軸L2に垂直な平面内で素早く移動させて所望の位置に高精度に位置決めすることができる。
上記実施形態においては、位置検出手段に含まれる磁石として、復帰手段に含まれる復帰磁石161,162を兼用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、位置検出用の専用の磁石を設けてもよい。
上記実施形態においては、第1コイル132及び第2コイル142として略楕円環状のものを示したが、これに限定されるものではなく、直線部を含む長軸及び短軸からなる略矩形環状のコイルとしてもよい。
上記実施形態においては、位置検出手段として、ホール素子からなる第1磁気センサ171及び第2磁気センサ172を示したが、これに限定されるものではなく、その他の磁気センサを採用してもよい。
上記実施形態においては、可動保持部材を支持する支持機構として、固定枠100に複数の凸部107を設け、可動保持部材120に複数の当接面126を設けた構成を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、逆に、固定枠に複数の当接面を設け、可動保持部材に複数の凸部を設けた構成を採用してもよく、その他の支持機構を備えた構成において、本発明を採用してもよい。
上記実施形態においては、携帯情報端末機に搭載されるカメラユニットUに適用される像振れ補正装置について示したが、撮像用の複数のレンズを含む撮像レンズユニットにおいて、上記構成をなす像振れ補正装置を含む構成を採用してもよい。
これによれば、撮像用の複数のレンズが光軸方向に配置された構成において、上記の像振れ補正装置を含むことで、可動保持部材120に保持される補正用のレンズG3,G4,G5が適宜駆動されて、手振れ等による像振れを円滑にかつ高精度に補正することができる。すなわち、撮像用の複数のレンズに加えて、上記の像振れ補正機能を追加した撮像レンズユニットを提供することができる。
以上述べたように、本発明の像振れ補正装置は、構造の簡素化、レンズの光軸方向及び光軸方向に垂直な方向における装置の小型化及び薄型化等を達成しつつ、手振れ等による像振れを高精度に補正することができ又休止状態で自動的に復帰動作を行わせることができるため、小型化及び薄型化が要求される携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末機に搭載されるカメラユニットに適用することができるのは勿論のこと、通常のデジタルカメラ、あるいはその他の携帯型の光学機器等においても有用である。
L1,L2 光軸
PH 携帯情報端末機
PH1 筐体
PH2 表示部
PH3 操作ボタン
PH4 撮影窓
U カメラユニット
10 ユニットケース
11 突出部
12,13,14,15 保持部
20 プリズム
G1,G2,G3,G4,G5,G6 レンズ
30 第1可動レンズ群
31 レンズ保持部材
32 被ガイド部
33 被規制部
34 U字状係合部
40 フィルタ
50 CCD
60 第1駆動ユニット
61 ガイドシャフト
62 回り止めシャフト
63 リードスクリュー
64 モータ
65 ナット
66 コイルスプリング
70 第2駆動ユニット
71 ガイドシャフト
73 リードスクリュー
74 モータ
75 ナット
80 角速度センサ
90 制御ユニット(補正手段)
91 制御部(補正手段)
92,93 モータ駆動回路
94 CCD駆動回路
95 駆動回路
96 位置検出回路
97 角速度検出回路
98 記憶回路(記憶部、補正手段)
99 演算補正回路(演算補正部、補正手段)
M 像振れ補正装置
B ネジ
S1,S2,S3,S4 直線
S3´ 直線(第2方向)
S4´ 直線(第1方向)
100 固定枠(ベース)
101 開口部
C1 ベースの開口部の中心
102,102´,103,103´ 嵌合孔
104 被ガイド部
105 被規制部
106 U字状係合部
107 複数の凸部(支持機構)
108 位置決め穴
109 固定部
110 カバー枠(ベース)
110a 開口部
111,113 嵌合凹部
112,114 嵌合孔
115 位置決めピン
116 ネジ孔
120 可動保持部材
120a 保持部
121 延出部
122,123 嵌合凹部
124,125 嵌合孔
126 複数の当接面(支持機構)
127 貫通孔
130 第1駆動機構(駆動手段)
131 第1駆動磁石
P1 第1駆動磁石の中心
132 第1コイル
P3 第1コイルの中心
133,134 第1ヨーク
140 第2駆動機構(駆動手段)
141 第2駆動磁石
P2 第2駆動磁石の中心
142 第2コイル
P4 第2コイルの中心
143,144 第2ヨーク
150 フレキシブル配線板
151,152,153,154 接続部
161 第1復帰磁石(復帰手段)
P5 第1復帰磁石の中心
162 第2復帰磁石(復帰手段)
P6 第2復帰磁石の中心
171 第1磁気センサ(位置検出手段)
172 第2磁気センサ(位置検出手段)

Claims (5)

  1. 開口部を有するベースと、
    レンズを保持する可動保持部材と、
    前記可動保持部材をレンズの光軸に垂直な平面内で前記ベースに対して移動自在に支持する支持機構と、
    前記可動保持部材を前記平面内で駆動するべく,前記ベース及び可動保持部材の一方に固定された駆動磁石,前記ベース及び可動保持部材の他方に固定されたコイルを含む駆動手段と、
    休止状態において前記可動保持部材を所定の休止位置に復帰させるべく,前記コイルを挟んで前記駆動磁石と対向する位置に配置されて休止位置に復帰させる磁力を発生するように前記ベース及び可動保持部材の他方に固定された復帰磁石を含む復帰手段と、
    前記可動保持部材の位置を検出するべく,前記復帰磁石及び前記駆動磁石の一方と対向する位置において前記ベース及び可動保持部材の一方に固定された磁気センサを含む位置検出手段と、
    前記可動保持部材が移動しない所定レベル以下の通電時間及び印加電圧にて前記コイルに通電したとき前記磁気センサが出力する出力値を補正量として設定し、前記可動保持部材を移動させるべく前記コイルに通電する際に前記補正量に基づいて前記磁気センサの出力値を補正することにより、前記駆動手段の磁気回路における磁束が前記磁気センサに及ぼす影響を補正する補正手段と、
    を含む、ことを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記補正手段は、前記コイルに対して異なる二つ以上の電圧値を印加して前記補正量を設定する、
    ことを特徴とする請求項に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記補正手段は、前記コイルに対する通電時間又は印加電圧に応じた補正量に関する情報を予め記憶する記憶部と、前記可動保持部材を移動させるべく前記コイルに通電する際に前記記憶部に記憶された補正量に基づいて前記磁気センサの出力値を演算補正する演算補正部を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の像振れ補正装置。
  4. 撮像用の複数のレンズを含む撮像レンズユニットにおいて、
    請求項1ないしいずれか一つに記載の像振れ補正装置を含む、
    ことを特徴とする撮像レンズユニット。
  5. 撮像素子を含むカメラユニットにおいて、
    請求項1ないしいずれか一つに記載の像振れ補正装置を含む、
    ことを特徴とするカメラユニット。
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