JP5504801B2 - ブレ補正装置及び光学機器 - Google Patents

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本発明は、ブレ補正装置及び光学機器に関するものである。
従来、例えばカメラ等の光学機器に備えられたブレ補正装置においては、位置検出マグネットとホール素子とを有する位置検出装置により、ブレ補正レンズを含む移動部の支持部に対する位置を検出し、VCM(ボイスコイルモータ)用マグネットとヨークとを有するVCMにより、支持部に対して移動部を駆動している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−64846号公報
位置検出装置とVCMとはそれぞれマグネットを含むため、移動部と支持部との間には引力または斥力が働く。従来、これらの力のバランスが考慮されていないため、これらの力がブレ補正レンズの駆動に影響を与える可能性がある。
本発明の課題は、良好な駆動特性を得ることのできる、ブレ補正装置及び光学機器を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、像振れを補正するための光学部品(VL)を有し、支持部材(31)に対して相対的に移動可能な移動部材(32)と、前記移動部材(32)に備えられた第1駆動磁石(332X)と、前記支持部材(31)に備えられ、前記第1駆動磁石(332X)の磁力が供給される第1ヨーク(334X)と、前記支持部材(31)に備えられ、前記支持部材(31)と前記移動部材(32)との相対移動に必要な電流が供給される第1コイル(333X)と、前記移動部材(32)に備えられた第2駆動磁石(332Y)と、前記支持部材(31)に備えられ、前記第2駆動磁石(332Y)の磁力が供給される第2ヨーク(334Y)と、前記支持部材(31)に備えられ、前記支持部材(31)と前記移動部材(32)との相対移動に必要な電流が供給される第2コイル(333Y)と、前記支持部材(31)及び前記移動部材(32)の一方に前記第1駆動磁石(332X)よりも前記第1駆動磁石(332X)の分極方向側に備えられ、前記第1駆動磁石(332X)の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石(342X)と、前記支持部材(31)及び前記移動部材(32)の他方に備えられ、前記第1検出磁石(342X)の磁気を検出する第1検出素子(343X)と、前記支持部材(31)及び前記移動部材(32)の一方に前記第2駆動磁石(332Y)よりも前記第2駆動磁石(332Y)の分極方向側に備えられ、前記第2駆動磁石(332Y)の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石(342Y)と、前記支持部材(31)及び前記移動部材(32)の他方に備えられ、前記第2検出磁石(342Y)の磁気を検出する第2検出素子(343Y)とを含み、前記第1駆動磁石(332X)及び前記第1検出磁石(342X)は、前記第2駆動磁石(332Y)及び前記第2検出磁石(342Y)と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石(332X)、前記第1検出磁石(342X)、及び前記第1ヨーク(334X)を含む第1磁気回路(MCX)による前記支持部材(31)と前記移動部材(32)とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石(332Y)、前記第2検出磁石(342Y)、及び前記第2ヨーク(334Y)を含む第2磁気回路(MCY)による前記支持部材(31)と前記移動部材(32)とを引きつける力の大きさと略等しく、前記第1駆動磁石の前記第1検出磁石に対向する側の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、前記第2駆動磁石の前記第2検出磁石に対向する側の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置である。
請求項2に記載の発明は、像振れを補正するための光学部品を有し、支持部材に対して相対的に移動可能な移動部材と、前記移動部材に備えられた第1駆動磁石と、前記支持部材に備えられ、前記第1駆動磁石の磁力が供給される第1ヨークと、前記支持部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第1コイルと、前記移動部材に備えられた第2駆動磁石と、前記支持部材に備えられ、前記第2駆動磁石の磁力が供給される第2ヨークと、前記支持部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第2コイルと、前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第1駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第1駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石と、前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第1検出磁石の磁気を検出する第1検出素子と、前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第2駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第2駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石と、前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第2検出磁石の磁気を検出する第2検出素子とを含み、前記第1駆動磁石及び前記第1検出磁石は、前記第2駆動磁石及び前記第2検出磁石と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石、前記第1検出磁石、及び前記第1ヨークを含む第1磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石、前記第2検出磁石、及び前記第2ヨークを含む第2磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさと略等しく、前記第1駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、前記第2駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置(30)である。
請求項に記載の発明は、像振れを補正するための光学部品を有し、支持部材に対して相対的に移動可能な移動部材と、前記支持部材に備えられた第1駆動磁石と、前記移動部材に備えられ、前記第1駆動磁石の磁力が供給される第1ヨークと、前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第1コイルと、前記支持部材に備えられた第2駆動磁石と、前記移動部材に備えられ、前記第2駆動磁石の磁力が供給される第2ヨークと、前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第2コイルと、前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第1駆動磁石よりも前記第1駆動磁石の分極方向側に備えられ、前記第1駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石と、前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第1検出磁石の磁気を検出する第1検出素子と、前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第2駆動磁石よりも前記第2駆動磁石の分極方向側に備えられ、前記第2駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石と、前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第2検出磁石の磁気を検出する第2検出素子とを含み、前記第1駆動磁石及び前記第1検出磁石は、前記第2駆動磁石及び前記第2検出磁石と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石、前記第1検出磁石、及び前記第1ヨークを含む第1磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石、前記第2検出磁石、及び前記第2ヨークを含む第2磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさと略等しく、前記第1駆動磁石の前記第1検出磁石に対向する側の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、前記第2駆動磁石の前記第2検出磁石に対向する側の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置である。
請求項4に記載の発明は、像振れを補正するための光学部品を有し、支持部材に対して相対的に移動可能な移動部材と、前記支持部材に備えられた第1駆動磁石と、前記移動部材に備えられ、前記第1駆動磁石の磁力が供給される第1ヨークと、前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第1コイルと、前記支持部材に備えられた第2駆動磁石と、前記移動部材に備えられ、前記第2駆動磁石の磁力が供給される第2ヨークと、前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第2コイルと、前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第1駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第1駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石と、前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第1検出磁石の磁気を検出する第1検出素子と、前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第2駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第2駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石と、前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第2検出磁石の磁気を検出する第2検出素子とを含み、前記第1駆動磁石及び前記第1検出磁石は、前記第2駆動磁石及び前記第2検出磁石と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石、前記第1検出磁石、及び前記第1ヨークを含む第1磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石、前記第2検出磁石、及び前記第2ヨークを含む第2磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさと略等しく、前記第1駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、前記第2駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項4までの何れか1項に記載されたブレ補正装置(30)であって、前記第1磁気回路(MCX)及び前記第2磁気回路(MCY)は、前記支持部材(31)に対して前記移動部材(32)が略平行になるように、前記支持部材(31)と前記移動部材(32)とを引きつけることを特徴とするブレ補正装置(30)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までの何れか1項に記載されたブレ補正装置(30)であって、前記光学部品(VL)は、前記第1駆動磁石(332X)と前記第2駆動磁石(332Y)とに挟まれる位置に備えられていることを特徴とするブレ補正装置(30)である。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項までの何れか1項に記載されたブレ補正装置(30)であって、前記支持部材(31)と前記移動部材(32)との間に備えられ前記支持部材(31)と前記移動部材(32)との相対移動に伴って前記支持部材(31)及び前記移動部材(32)と摺動する複数の摺動部(35)を有し、前記第1駆動磁石(332X)は、前記複数の摺動部(35)から選択された2つの摺動部(35)を結ぶ線の一方側に備えられ、前記第2駆動磁石(332Y)は、前記線の他方側に備えられていることを特徴とするブレ補正装置(30)である
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7までの何れか1項に記載されたブレ補正装置であって、前記支持部材と前記移動部材との間に備えられた第1摺動部と、前記支持部材と前記移動部材との間に備えられた第2摺動部と、前記支持部材と前記移動部材との間に備えられた第3摺動部とを有し、前記第1駆動磁石は、前記第1摺動部と前記第2摺動部とを結ぶ線の一方側に備えられ、前記第2駆動磁石は、前記第1摺動部と前記第2摺動部とを結ぶ線の他方側に備えられていることを特徴とするブレ補正装置である。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載されたブレ補正装置であって、前記第1駆動磁石は、前記第2摺動部と前記第3摺動部とを結ぶ線の一方側に備えられ、前記第2駆動磁石は、前記第2摺動部と前記第3摺動部とを結ぶ線の他方側に備えられていることを特徴とするブレ補正装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項までの何れか1項に記載されたブレ補正装置(30)であって、前記光学部品は、像ブレを補正するためのレンズ(VL)、像ブレを補正するための撮像素子及び像ブレを補正するためのミラーのうち少なくとも一つを含むことを特徴とするブレ補正装置(30)である。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載のブレ補正装置(30)を備えること、を特徴とする光学機器(1)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、良好な駆動特性を有するブレ補正装置及びそれを用いる光学機器を得ることができる。
本発明に係るブレ補正装置が適用されたカメラの概念構成図である。 ブレ補正装置を被写体側から見た正面図である。 支持フレームの正面図である。 移動フレームの裏面図である。 図2のA1−A1断面に相当するX方向VCM及びX方向位置検出装置の断面図である。 図2のA2−A2断面に相当するY方向VCM及びY方向位置検出装置の断面図である。 VCM及び位置検出装置と支持球体による支持位置との関係を説明する説明図である。 VCMと位置検出装置における磁石の極性配置のバリエーションを示す図である。 VCMと位置検出装置における磁石の極性配置による向心力と駆動力の差異を説明するグラフである。 VCM及び位置検出装置における磁極配置の判定説明図である。 VCM及び位置検出装置の配置の変形形態であり、(a)は位置検出マグネットが支持フレーム側に設けられている形態、(b)は駆動用マグネットが支持フレーム側、位置検出マグネットが支持フレーム側に設けられている形態を示す図である。 VCM及び位置検出装置が円形の移動フレームに配置された形態を示した変形形態の図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態についてデジタルカメラ10を例にとって説明する。図1は、本発明に係るブレ補正装置30が適用されたカメラ10の概念構成図である。なお、以下の各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OA0を水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ10の位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をX軸プラス方向とする。また、正位置において撮影者側に向かう方向をY軸プラス方向とする。さらに、正位置において下側に向かう方向をZ軸プラス方向とする。
カメラ10は、レンズ非交換式のカメラであり、カメラボディ11と、その内部にレンズ鏡筒20と、CPU12と、ジャイロセンサ25とを備えている。カメラボディ11は、例えば、合成樹脂材料やアルミニウム合金等の金属材料によって略直方体状に形成されるとともに、内部に空間を備えた箱型の容器である。レンズ鏡筒20は、カメラボディ11の内部に設けられた空間に収容され、第1レンズ群1、プリズム2、CCD(Charge Coupled Device)13、及び、ブレ補正装置30を備えている。
カメラボディ11の上面におけるXマイナス側にはスイッチSWが備えられている。スイッチSWは、例えば、シャッターリレーズ操作に用いられるスイッチである。
第1レンズ群1は、レンズ鏡筒20に収容された撮像光学系のうち最も被写体側に設けられている。第1レンズ群1は、カメラボディ11の撮影時に被写体となる面に、光の入射面が露出した状態で配置されている。プリズム2は、カメラボディ11の内部であって、第1レンズ群1の射出側に配置されており、第1レンズ群1から射出した光を全反射させてその進行方向を、例えば、90°屈曲させる直角プリズムである。以下、カメラ10の撮像光学系において、プリズム2の入射側の光軸、射出側の光軸にそれぞれ符号OA0,OA1を付して説明する。
CCD13は、第1レンズ群1を含むカメラ10の撮像光学系が取得した被写体像光を電気信号に変換する光−電気変換素子である。このCCD13は、プリズム2の射出側であって、カメラ10の通常撮影位置においてプリズム2の鉛直方向下方(Zプラス側)に配置されている。なお、カメラ10は、例えば、CMOS(ComplementaryMetal Oxide Semiconductor)等を撮像素子として使用することができる。CCD13は、その撮像面が、カメラ10を正位置とした状態において、略水平となっている。
ブレ補正装置30は、プリズム2とCCD13との間における光軸OA1上に配置されている。ブレ補正装置30は、ブレ補正駆動機構23と、支持フレーム31と、支持フレーム31に対して相対移動する移動フレーム32と、その移動フレーム32に固定されたブレ補正レンズVLと、移動フレーム32及びブレ補正レンズVLを駆動するブレ補正駆動機構23とを備える。ブレ補正駆動機構23は、CPU12によって制御される。なお、図1において省略されているが、レンズ鏡筒20は、第1レンズ群1とプリズム2との間、及び、プリズム2とCCD13との間にズームレンズやフォーカスレンズを含む複数のレンズ群を備えている。ジャイロセンサ25は、レンズ鏡筒20に生じるブレの角速度を検出し、ブレ補正制御情報としてカメラボディ10のCPU12に出力する。
カメラ1において、撮影者がスイッチSWを押圧操作すると、レンズ鏡筒20内で被写体像光が撮像素子13の受光面に結像される。そして電気信号に変換された被写体の画像情報は図示しない記録媒体に記録(撮影)される。これら撮影を含むカメラ1における全ての動作制御は、CPU12によって行われる。
この撮影時において、ブレ補正レンズ群VLは、ブレ補正駆動機構23によって撮像素子13の受光面における被写体像のブレを相殺するように移動駆動される。ブレ補正レンズ群VLのこのような移動駆動は、前述したように、ジャイロセンサ25によるレンズ鏡筒20に作用するブレの角速度検出情報に基づくCPU12による制御によって行われる。
つぎに、図2〜図10を参照して、前述したレンズ鏡筒20におけるブレ補正レンズ群VL及びブレ補正駆動機構23を構成するブレ補正装置30について詳細に説明する。
図2は、ブレ補正装置30をZ軸プラス側から見た図(上面図)である。図2に示すように、ブレ補正装置30は、全体形状が、X軸方向に長い略直方体状を呈している。本構成におけるブレ補正装置30は、ブレ補正レンズ群VLを、X−Y平面内で移動させてブレ補正を行うものである。ブレ補正レンズ群VLは、その光軸OA2がZ軸方向に沿うようにして配置されている。
ブレ補正装置30は、支持フレーム31と、移動フレーム32と、を備えている。また、ブレ補正装置30は、ボイスコイルモータ(以下、VCMと略記する)(X方向VCM33X,Y方向VCM33Y)と、位置検出装置(X方向位置検出装置34X,Y方向位置検出装置34Y)とを備えている。
図3は、移動フレーム32を外して見た支持フレーム31の上面図である。支持フレーム31は、長方形の板状であって、その略中央部に、移動フレーム32における後述するレンズ保持枠32Aと対応するガイド孔31Aが形成されている。ガイド孔31Aは、レンズ保持枠32AがX−Y平面内における所定の範囲で移動を許容する大きさに設定されている。また、支持フレーム31における、ガイド孔31Aの周囲3カ所に、支持球体35がそれぞれ配置されている。支持球体35は、所定径の鋼球等である。さらに、支持フレーム31のX軸マイナス側の端部に、ガイドピン31Bが突設されている。
図4は、移動フレーム32の裏面(支持フレーム31と対向する面)図である。移動フレーム32は、支持フレーム31と略対応する長方形の板状であって、略中央部に円筒状のレンズ保持枠32Aが突設されている。レンズ保持枠32Aには、ブレ補正レンズ群VLが装着されている。また、移動フレーム32上の、支持フレーム31における支持球体35と対応する位置には、それぞれボール受け部32Bが形成されている。
移動フレーム32のX軸マイナス側の端部には、ガイド溝32CがX軸に沿って延設されている。ガイド溝32Cは、支持フレーム31におけるガイドピン31Bが摺動移動可能な幅で、移動フレーム32を貫通し、側端側に開放している。
移動フレーム32は、ガイド溝32Cに支持フレーム31のガイドピン31Bが嵌合すると共に、ボール受け部32Bに支持球体35が当接し、支持フレーム31に対してZ軸方向に所定の間隔で配置されている。
これにより、移動フレーム32は、支持球体35が転動し、ガイド溝32Cが許容する方向に、ブレ補正レンズ群VLの光軸OA2と直交する平面(X−Y平面)内で支持フレーム31に対して移動可能となっている。
すなわち、移動フレーム32は、ガイド溝32Cの延びる方向であるX軸方向に直線的に移動可能であると共に、ガイドピン31Bを中心としてX−Y平面内で揺動移動可能となっている。この支持フレーム31に対する移動フレーム32の移動によって、移動フレーム32に装着されたブレ補正レンズ群VLは、X軸方向に直線的に移動し、ガイドピン31Bを中心として円弧状(略Y軸方向)に移動する。
このような構成によれば、移動フレーム32における、X軸方向の直線移動と、ガイドピン31Bを中心とする略Y軸方向の円弧移動とを組み合わせることで、ブレ補正レンズ群VLの中心(光軸OA2)を、レンズ鏡筒20の光軸OA1に対してX−Y平面内の任意の位置に移動することができる。
これにより、レンズ鏡筒20(カメラ1)の手振れ等に起因する撮像素子13の受光面における被写体像のブレを相殺するように、ブレ補正レンズ群VLを移動操作することが可能となっている。
ブレ補正レンズ群VLの移動駆動(すなわち支持フレーム31に対する移動フレーム32の移動駆動)は、支持フレーム31と移動フレーム32との間に配設されたX方向VCM33X,Y方向VCM33Yによって行われる。X方向VCM33XはX軸方向の駆動を行い、Y方向VCM33YはY軸方向の駆動を行う。支持フレーム31と移動フレーム32との相対移動の検出は、X方向の移動を検出する位置検出装置34Xと、Y方向の移動を検出する位置検出装置34Yとによって行われる。
図5は、図2のA1−A1断面に相当するX方向VCM33X及びX方向位置検出装置34Xの断面図である。図6は、図2のA2−A2断面に相当するY方向VCM33Y及びY方向位置検出装置34Yの断面図である。
図5に示すようにVCM33Xは、支持フレーム31に設けられた駆動コイル333Xと、これと対向して移動フレーム32に設けられた駆動マグネット332Xと、を備えている。
駆動マグネット332Xは、XY平面において分極している。図5においては、X方向に分極している。また図5においては、磁力を高くするため、第1部分332Aよりも移動フレーム32側に第2部分332Bが形成されている。なお、第2部分332Bは省略してもよい。
駆動コイル333Xと支持フレーム31との間には、磁性体によって所定厚さの板状に形成されたコイルヨーク334Xが介設されている。コイルヨーク334Xの外形は、駆動コイル333Xより一回り大きい。
駆動マグネット332Xと移動フレーム32との間には、磁性体によって形成されたマグネットヨーク331Xが介設されている。
このように構成されたVCM33Xは、駆動マグネット332Xからコイルヨーク334Xに作用する磁力によって、駆動マグネット332Xにマグネットヨーク334Xが引き付けられている。すなわち、駆動マグネット332Xの磁力が、移動フレーム32を支持フレーム31に近接する側に付勢している。この付勢力によって、移動フレーム32は支持フレーム31に設けられた支持球体35に当接し、支持されている。
さらに、VCM33Xにおいて駆動コイル333Xに電流が流れると、駆動マグネット332X(移動フレーム32)は、光軸OA2と直交するX−Y平面内でX方向に駆動される。
つまり、VCM33Xは、移動フレーム32を支持フレーム31に対してZ軸方向に付勢すると共に、X方向に駆動する2つの機能を有している。
同様に、図6に示すYCM33Yは,移動フレーム32を支持フレーム31に対してZ軸方向に付勢するとともに、Y方向に駆動する。この結果、移動フレーム32は、支持フレーム31に対してガイドピン31B(図2参照)を中心とする円弧状(略Y軸方向)に移動する。
図5に戻りX方向位置検出装置34Xは、X方向VCM33Xの分極方向側(X方向側)に隣接して設けられている。位置検出装置34Xは、支持フレーム31に固定されたホール素子343Xと、ホール素子343Xと対向して移動フレーム32に配設された位置検出マグネット342Xとによって構成されている。位置検出マグネット342Xと移動フレーム32との間には、磁性体によって形成された位置検出ヨーク341Xが介設されている。
位置検出マグネット342Xは、駆動マグネット332Xと同様にXY平面において分極し、図5においてはX方向に分極している。また図5においては、駆動マグネット332Xと同様に、磁力を高くするため、第1部分342Aよりも移動フレーム32側に第2部分342Bが形成されている。なお、第2部分342Bは省略してもよい。
位置検出装置34の検出方向は、対応する(隣接配置された)VCM33の駆動方向と等しくなっている。また、ホール素子343Xは、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aの中央に対向する位置に配設されている。
位置検出装置34Xは、位置検出マグネット342Xがホール素子343Xに対して相対変位すると、その磁界の変化に応じてホール素子343Xからの出力が変化する。従って、ホール素子343Xの出力によって、位置検出マグネット342Xの変位(移動フレーム32の相対変位)を検出することができる。
同様に、図6に示す位置検出装置34Yは、位置検出マグネット342Yがホール素子343Yに対して相対変位すると、その磁界の変化に応じてホール素子343Yからの出力が変化する。従って、ホール素子343Yの出力によって、位置検出マグネット342Yの変位(移動フレーム32の相対変位)を検出することができる。
これらの位置検出装置34X,34Yによる検出情報は、カメラ1を統括制御するCPU12(図1参照)に入力されて、X方向VCM33X,Y方向VCM33Yの駆動制御に供される。
これにより、CPU12は、X方向位置検出装置34X及びY方向位置検出装置34Yによる検出結果に基づいて、X方向VCM33X及びY方向VCM33Yをフィードバック制御することで、支持フレーム31に対して移動フレーム32を任意の位置に移動させることができるようになっている。
つぎに、VCM33及び位置検出装置34の配置と、支持フレーム31が備える支持球体35の配設位置とについて説明する。なお、説明に用いる図7では、図中に示すように、ブレ補正レンズ群VLの光軸OA2を原点としたX−Y座標によって位置等を示す。
図7は、VCM33及び位置検出装置34と支持球体35による支持位置との関係を説明する支持フレーム31の正面図である。図7に示すように、移動フレーム32をX軸方向に駆動するX方向VCM33Xは、X軸マイナス側のX軸上に(第2象限と第3象限とに亘って)配設されている。また、移動フレーム32をY軸方向に駆動するY方向VCM33Yは、第4象限に配設されている。
移動フレーム32のX軸方向における位置検出を行うX方向位置検出装置34Xは、VCM33Xとブレ補正レンズ群VLとの間のX軸上に、その検出方向をX軸方向として配設されている。移動フレーム32のY軸方向における位置検出を行うY方向位置検出装置34Yは、VCM33YのY軸方向プラス側のX軸上に、その検出方向をY軸方向として配設されている。3カ所の支持球体35は、第1球35AがY方向位置検出装置34YのX軸方向プラス側の略X軸上に、第2球35Bが第2象限にX方向VCM33Xの駆動コイルと隣接して、第3球35Cが第3象限のY軸に隣接した位置に、それぞれ設定されている。
そして、X方向VCM33Xにおける駆動コイル333X(少なくともその駆動力作用中心)と、Y方向VCM33Yにおける駆動コイル333Y(少なくともその駆動力作用中心)とは、X方向VCM33Xと隣接する2つの支持球体35(第2球35Bと第3球35C)の中心を結ぶ直線B−Bを挟む両側の領域に配置され、且つ、Y方向VCM33Yと隣接する2つの支持球体35(第1球35Aと第3球35C)の中心を結ぶ直線C−Cを挟む両側の領域に配置されている。
ここで、VCM33Xと位置検出装置34Xとは隣接して位置している。このため、位置検出装置34Xにおける位置検出マグネット342XがVCM33Xに影響を与えることとなり、磁気回路MCXを構成する。また、VCM33Yと位置検出装置34Yとは隣接して位置している。このため、位置検出装置34Yにおける位置検出マグネット342YがVCM33Yに影響を与えることとなり、磁気回路MCYを構成する。図8は、VCM33と位置検出装置34とによって構成される磁気回路MCを示す図である。図8(a)〜(d)はVCM33と位置検出装置34として示した磁石の極性配置のバリエーションを示す図である。なお、図8,10,11においては、VCM33Xと位置検出装置34X、及び、VCM33Yと位置検出装置34Y、において同様の説明となるため、これらをまとめて、符号X及びYを削除したVCM33と位置検出装置34として示す。
また、図2に戻って説明すると、X方向VCM33XとX方向位置検出装置34X(位置検出マグネット342X)とがX方向磁気回路MCXを構成し、Y方向VCM33YとY方向位置検出装置34Y(位置検出マグネット342Y)とがY方向磁気回路MCYを構成している。
本実施形態では、X方向磁気回路MCXとY方向磁気回路MCYとは、互いに隣接するVCM33における駆動マグネット332の磁極と、位置検出装置34における位置検出マグネット342の磁極との関係が同じになるように配設されている。
すなわち、X方向磁気回路MCXを構成する、X方向VCM33Xにおける駆動マグネット332X(332A)と、X方向位置検出装置34Xにおける位置検出マグネット342X(342A)とが、同磁極が対向する(N極−N極(図8(a)参照)またはS極−S極(図8(b)参照))ように配設されている場合(図8(a)及び(b)の場合)には、Y方向VCM33Yにおける駆動マグネット332Y(332A)とY方向位置検出装置34Yにおける位置検出マグネット342Y(342A)も、同様に同磁極が対向するように配設される。
駆動マグネット332Xの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aに対向した部分の磁極(図8(a)ではN極)と、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Xの第1部分332Aに対向した部分の磁極(図8(a)ではN極)とが同極となっていてもよい。この場合、駆動マグネット332Yの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aに対向した部分の磁極と、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Yの第1部分332Aに対向した部分の磁極とが同極となっていることが好ましい。
同様に、駆動マグネット332Xの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aに対向した部分の磁極(図8(b)ではS極)と、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Xの第1部分332Aに対向した部分の磁極(図8(b)ではS極)とが同極となっていてもよい。この場合、駆動マグネット332Yの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aに対向した部分の磁極と、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Yの第1部分332Aに対向した部分の磁極とが同極となっていることが好ましい。
また、駆動マグネット332Xの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aに対向した部分の磁極(図8(c)ではN極)と、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Xの第1部分332Aに対向した部分の磁極(図8(c)ではS極)とが逆極となっていてもよい。この場合、駆動マグネット332Yの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aに対向した部分の磁極と、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Yの第1部分332Aに対向した部分の磁極とが逆極となっていることが好ましい。
同様に、駆動マグネット332Xの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aに対向した部分の磁極(図8(d)ではS極)と、位置検出マグネット342Xの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Xの第1部分332Aに対向した部分の磁極(図8(d)ではN極)とが逆極となっていてもよい。この場合、駆動マグネット332Yの第1部分332Aのうち、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aに対向した部分の磁極と、位置検出マグネット342Yの第1部分342Aのうち、駆動マグネット332Yの第1部分332Aに対向した部分の磁極とが逆極となっていることが好ましい。
このような磁極設定により、X方向磁気回路MCXによって移動フレーム32に作用する略Z方向の磁気吸引力と、Y方向磁気回路MCYによって移動フレーム32に作用する略Z方向の磁気吸引力とを略等しくできる。その結果、支持フレーム31の支持球体35によって、移動フレーム32を安定的に支持することができる。
その理由は以下の通りである。すなわち、図8(a),(b)に示す磁気回路MCにおける磁極の対応関係が同磁極の場合と、図8(c),(d)に示す磁気回路MCにおける磁極の対応関係が逆磁極の場合とでは、位置検出装置34における位置検出マグネット342の磁力の、VCM33におけるコイルヨーク334への作用が異なる。
図8(a),(b)に示す同極性の場合には、位置検出マグネット342の磁力がコイルヨーク334を吸引する方向に作用し、コイルヨーク334を駆動マグネット332に引き付ける方向に加担する。このため、移動フレーム32を支持フレーム31に付勢する力が大きくなる。
図8(c),(d)に示す逆極性の場合には、駆動マグネット332の磁力が位置検出マグネット342に漏れ、コイルヨーク334を駆動マグネット332に引き付ける力が弱くなる。このため、移動フレーム32を支持フレーム31に付勢する力が小さくなる。
このため、X方向磁気回路MCXとY方向磁気回路MCYとで磁極の対応関係が異なると、移動フレーム32の支持フレーム31への略Z方向の付勢力に差異が生じ、2つの支持球体35を結ぶ直線(直線B−Bまたは直線C−C:図7参照)を中心として移動フレーム32が傾いてしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、図8(a)(b)に示すように、X方向磁気回路MCXの移動フレーム32を支持フレーム31に付勢する力が大きいとき、Y方向磁気回路MCYの移動フレーム32を支持フレーム31に付勢する力が大きくなる。また、図8(c)(d)に示すように、X方向磁気回路MCXの移動フレーム32を支持フレーム31に付勢する力が小さいとき、Y方向磁気回路MCYの移動フレーム32を支持フレーム31に付勢する力が小さくなる。
このため、移動フレーム32の支持フレーム31への付勢力のバランスが保たれ、支持フレーム31に対して移動フレーム32が傾くという不具合を回避できる。
また、本実施形態によると、X方向VCM33XとY方向VCM33Yとが、等しい駆動力で作用することとなり、駆動制御が容易となる。図9は、VCM33と位置検出装置34における磁石の極性配置による向心力と駆動力の差異を説明するグラフである。図9(a)に示すように、VCM33における駆動マグネット332とコイルヨーク334との離間距離に対する向心力(中立位置に引き戻す力)は、図中実線で示す磁気回路MCにおける磁極の対応関係が同磁極の場合(図8(a)(b)の場合)には変化率が大きく、図中破線で示す磁極の対応関係が逆磁極の場合(図8(c)(d)の場合)には相対的に変化率が小さくなる。
さらに、図9(b)に示すように、VCM33における駆動マグネット332とコイルヨーク334との離間距離に対する駆動力は、図中実線で示す磁気回路MCにおける磁極の対応関係が同磁極の場合における駆動力に対し、図中破線で示す磁極の対応関係が逆磁極の場合には相対的に小さくなる。
上記のような関係により、X方向磁気回路MCXとY方向磁気回路MCYとで磁極の対応関係が異なると(バラバラだと)、X方向VCM33XとY方向VCM33Yとで作用する力の絶対値及び変化率が異なることから適切な制御が困難となる。その結果、良好なブレ補正性能が得られなくなる可能性がある。しかし、本構成によればこのような不具合を回避できる。
つぎに、上記のように、X方向磁気回路MCXとY方向磁気回路MCYとで磁極の対応関係が同じであるか否か、を判定する方法について説明する。X方向磁気回路MCXとY方向磁気回路MCYとで、磁極の対応関係を同じに配設するには、VCM33における駆動マグネット332を構成する磁石と、位置検出装置34における位置検出マグネット342を構成する磁石に、それぞれ磁極をマーキングして組み立てれば良い。また、各磁石の形状を、装着姿勢を規定し得るように分極方向に異形に形成することで間違えることなく組み立てることが可能となる。
X方向磁気回路MCXとY方向磁気回路MCYとで磁極の対応関係が同じであるか否かは、図10に示すように、VCM33の駆動コイル333に図中に示す方向の電流で電圧を印可し、その駆動の結果、位置検出装置34におけるホール素子343から出力される信号によって判定できる。
図10は、VCM33及び位置検出装置34における磁極配置の判定説明図である。図10(a),(b)に示すように、磁気回路MCにおける磁極の対応関係が同磁極の場合(VCM33における駆動マグネット332のN(S)極と、位置検出装置34における位置検出マグネット342のN(S)極とが対向している場合)では、駆動コイル333には図中黒矢印で示す方向の駆動力が発生し、駆動マグネット332が反対側である図中白矢印で示す方向に相対移動する。その結果、位置検出装置34におけるホール素子343に、位置検出マグネット342のN極が接近することとなり、ホール素子343の出力は、図10(e)に示すようにプラス側に漸増する。
一方、図10(c),(d)に示すように、磁気回路MCにおける磁極の対応関係が逆磁極の場合(VCM33における駆動マグネット332のN(S)極と、位置検出装置34における位置検出マグネット342のS(N)極とが対向している場合)では、駆動コイル333には図中黒矢印で示す方向の駆動力が発生し、駆動マグネット332が反対側である図中白矢印で示す方向に相対移動する。その結果、位置検出装置34におけるホール素子343から、位置検出マグネット342のN極が離間することとなり、ホール素子343の出力は、図10(f)に示すようにマイナス側に漸増する。
上記のように、VCM33の駆動コイル333に一定方向の電流で電圧を印可し、その駆動結果として位置検出装置34におけるホール素子343からの出力信号によって、磁気回路MCにおける磁極の対応関係を簡単に判別できる。なお、この場合、同磁極か逆磁極かは判別できるものの、その極性の判別はできない。しかし、X方向磁気回路MCXとY方向磁気回路MCYとのバランスの点では同じであるため、問題はない。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)ブレ補正装置30は、X方向VCM33XとX方向位置検出装置34X(位置検出マグネット342X)とが構成するX方向磁気回路MCXと、Y方向VCM33YとY方向位置検出装置34Y(位置検出マグネット342Y)とが構成するY方向磁気回路MCYとで、VCM33における駆動マグネット332の磁極と、位置検出装置34における位置検出マグネット342の磁極との対応関係が同じになるように配設されている。これにより、支持フレーム31の支持球体35によって、移動フレーム32を安定的に支持することができる。また、X方向VCM33XとY方向VCM33Yとが、等しい駆動力で作用することとなり、駆動制御が容易となる。その結果、良好な光学特性を得ることができる。
(2)ブレ補正装置30は、X方向磁気回路MCXによって支持フレーム31と移動フレーム32との間に作用する磁気吸引力と、Y方向磁気回路MCYによって支持フレーム31と移動フレーム32との間に作用する磁気吸引力とが略等しく設定されている。これにより、移動フレーム32を支持フレーム31に安定的に支持することができると共に、駆動制御が容易となる。その結果、良好な光学特性を得ることができる。
(3)ブレ補正装置30は、支持フレーム31におけるブレ補正レンズ群VLの周囲3カ所に移動フレーム32を支持する支持球体35を備え、X方向VCM33Xにおける駆動コイル333Xと、Y方向VCM33Yにおける駆動コイル333Yとが、X方向VCM33Xと隣接する2つの支持球体35(第2球35Bと第3球35C)の中心を結ぶ直線B−Bを挟む両側の領域に配置され、且つ、Y方向VCM33Yと隣接する2つの支持球体35(第1球35Aと第3球35C)の中心を結ぶ直線C−Cを挟む両側の領域に配置されている。これにより、支持球体35によって、移動フレーム32を支持フレーム31に安定的に支持することができる。その結果、良好な光学特性を得ることができる。
(4)上記ブレ補正装置30を備えるカメラ1によれば、安定した精度の高いブレ補正が可能となる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上述の実施形態では、移動フレーム32に駆動マグネット332(332X,332Y)及び位置検出マグネット342(342X,342Y)が設けられ、支持フレーム31にコイルヨーク334(334X,334Y)が設けられている例について説明した。しかし、本発明はこれに限定されない。
例えば、X方向磁気回路MCXと、Y方向磁気回路MCYとのそれぞれにおいて、図11(a)に示すように、移動フレーム320Aに駆動マグネット332Aを設け、支持フレーム310Aにコイルヨーク334A及び位置検出マグネット342Aを設けるようにしても良い。
また、図11(b)に示すように、移動フレーム320Bにコイルヨーク334Bを設け、支持フレーム310Bに駆動マグネット332B及び位置検出マグネット342Bを設けるようにしても良い。
そして、いずれの場合も、ブレ補正装置30は、X方向磁気回路MCXによって支持フレーム31と移動フレーム32との間に作用する磁気吸引力と、Y方向磁気回路MCYによって支持フレーム31と移動フレーム32との間に作用する磁気吸引力とを略等しく設定する。
これにより、移動フレーム32を支持フレーム31に安定的に支持することができると共に、駆動制御が容易となる。その結果、良好な光学特性を得ることができる。
(2)上述の実施形態では、移動フレーム32が略矩形の例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば図12に示すように、移動フレーム320Cは円形であってもよい。図12の例では、移動フレーム332Cの中央にブレ補正レンズVLが配置されている。そして、ブレ補正レンズVLの周囲に、X方向磁気回路MCXと、Y方向磁気回路MCYとが配置されている。
X方向磁気回路MCXは、光軸OA2のXプラス側に配置され、駆動用マグネット332CXと、駆動用マグネット332CXのさらにXプラス側(外径側)に配置された検出用マグネット342CXとを備える。
Y方向磁気回路MCYは、光軸OA2のYマイナス側に配置され、駆動用マグネット332CYと、駆動用マグネット332CXのさらにYマイナス側(外径側)に配置された検出用マグネット342CYとを備える。
そして、この場合も、X方向磁気回路MCXによって支持フレーム(図示せず)と移動フレーム320Cとの間に作用する磁気吸引力と、Y方向磁気回路MCYによって支持フレームと移動フレーム32との間に作用する磁気吸引力とを略等しく設定する。
これにより、移動フレーム32を支持フレーム31に安定的に支持することができると共に、駆動制御が容易となる。その結果、良好な光学特性を得ることができる。
(3)本実施形態は、本発明を光学機器として沈胴式のデジタルカメラであるカメラ1に適用した例である。しかし、本発明はこれに限らず、光学機器は、スチルカメラ、ビデオカメラ、レンズ鏡筒、カメラボディ、携帯電話を含む。
(4)本実施形態におけるブレ補正装置30では、VCM33の駆動マグネット332、及び位置検出装置34の位置検出マグネット342は移動フレーム32に配設されている。しかし、これらを固定側に配置した構成としても良く、さらに、双方が異なる側に配置された構成であっても良い。
(5)VCMXとVCMYとの間隔は、駆動マグネット332と位置検出マグネット342との間隔よりも大きくてもよい。
1:カメラ、20:レンズ鏡筒、30:ブレ補正装置、31:支持フレーム、32:移動フレーム、331X:X方向VCM、332X:X方向駆動マグネット、331X:X方向マグネットヨーク、332Y:Y方向駆動マグネット、331Y:Y方向VCM、331Y:Y方向マグネットヨーク、341X:X方向位置検出装置、342X:X方向位置検出マグネット、341Y:Y方向位置検出装置、342Y:Y方向位置検出マグネット、35:支持球体、OA2:ブレ補正レンズの光軸、MCX:X方向磁気回路、MCY:Y方向磁気回路、VL:ブレ補正レンズ群

Claims (11)

  1. 像振れを補正するための光学部品を有し、支持部材に対して相対的に移動可能な移動部材と、
    前記移動部材に備えられた第1駆動磁石と、
    前記支持部材に備えられ、前記第1駆動磁石の磁力が供給される第1ヨークと、
    前記支持部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第1コイルと、
    前記移動部材に備えられた第2駆動磁石と、
    前記支持部材に備えられ、前記第2駆動磁石の磁力が供給される第2ヨークと、
    前記支持部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第2コイルと、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第1駆動磁石よりも前記第1駆動磁石の分極方向側に備えられ、前記第1駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第1検出磁石の磁気を検出する第1検出素子と、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第2駆動磁石よりも前記第2駆動磁石の分極方向側に備えられ、前記第2駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第2検出磁石の磁気を検出する第2検出素子とを含み、
    前記第1駆動磁石及び前記第1検出磁石は、前記第2駆動磁石及び前記第2検出磁石と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石、前記第1検出磁石、及び前記第1ヨークを含む第1磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石、前記第2検出磁石、及び前記第2ヨークを含む第2磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさと略等しく、
    前記第1駆動磁石の前記第1検出磁石に対向する側の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、
    前記第2駆動磁石の前記第2検出磁石に対向する側の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置。
  2. 像振れを補正するための光学部品を有し、支持部材に対して相対的に移動可能な移動部材と、
    前記移動部材に備えられた第1駆動磁石と、
    前記支持部材に備えられ、前記第1駆動磁石の磁力が供給される第1ヨークと、
    前記支持部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第1コイルと、
    前記移動部材に備えられた第2駆動磁石と、
    前記支持部材に備えられ、前記第2駆動磁石の磁力が供給される第2ヨークと、
    前記支持部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第2コイルと、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第1駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第1駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第1検出磁石の磁気を検出する第1検出素子と、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第2駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第2駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第2検出磁石の磁気を検出する第2検出素子とを含み、
    前記第1駆動磁石及び前記第1検出磁石は、前記第2駆動磁石及び前記第2検出磁石と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石、前記第1検出磁石、及び前記第1ヨークを含む第1磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石、前記第2検出磁石、及び前記第2ヨークを含む第2磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさと略等しく、
    前記第1駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、
    前記第2駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置。
  3. 像振れを補正するための光学部品を有し、支持部材に対して相対的に移動可能な移動部材と、
    前記支持部材に備えられた第1駆動磁石と、
    前記移動部材に備えられ、前記第1駆動磁石の磁力が供給される第1ヨークと、
    前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第1コイルと、
    前記支持部材に備えられた第2駆動磁石と、
    前記移動部材に備えられ、前記第2駆動磁石の磁力が供給される第2ヨークと、
    前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第2コイルと、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第1駆動磁石よりも前記第1駆動磁石の分極方向側に備えられ、前記第1駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第1検出磁石の磁気を検出する第1検出素子と、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第2駆動磁石よりも前記第2駆動磁石の分極方向側に備えられ、前記第2駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第2検出磁石の磁気を検出する第2検出素子とを含み、
    前記第1駆動磁石及び前記第1検出磁石は、前記第2駆動磁石及び前記第2検出磁石と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石、前記第1検出磁石、及び前記第1ヨークを含む第1磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石、前記第2検出磁石、及び前記第2ヨークを含む第2磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさと略等しく、
    前記第1駆動磁石の前記第1検出磁石に対向する側の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、
    前記第2駆動磁石の前記第2検出磁石に対向する側の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置。
  4. 像振れを補正するための光学部品を有し、支持部材に対して相対的に移動可能な移動部材と、
    前記支持部材に備えられた第1駆動磁石と、
    前記移動部材に備えられ、前記第1駆動磁石の磁力が供給される第1ヨークと、
    前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第1コイルと、
    前記支持部材に備えられた第2駆動磁石と、
    前記移動部材に備えられ、前記第2駆動磁石の磁力が供給される第2ヨークと、
    前記移動部材に備えられ、前記支持部材と前記移動部材との相対移動に必要な電流が供給される第2コイルと、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第1駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第1駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第1検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第1検出磁石の磁気を検出する第1検出素子と、
    前記支持部材及び前記移動部材の一方に前記第2駆動磁石の一方の磁極と対向して備えられ、前記第2駆動磁石の分極方向と略平行に分極している第2検出磁石と、
    前記支持部材及び前記移動部材の他方に備えられ、前記第2検出磁石の磁気を検出する第2検出素子とを含み、
    前記第1駆動磁石及び前記第1検出磁石は、前記第2駆動磁石及び前記第2検出磁石と間隔を隔てて備えられ、前記第1駆動磁石、前記第1検出磁石、及び前記第1ヨークを含む第1磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさは、前記第2駆動磁石、前記第2検出磁石、及び前記第2ヨークを含む第2磁気回路による前記支持部材と前記移動部材とを引きつける力の大きさと略等しく、
    前記第1駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第1検出磁石の前記第1駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であり、
    前記第2駆動磁石の前記一方の磁極の磁性と、前記第2検出磁石の前記第2駆動磁石に対向する側の磁性とは同極性であることを特徴とするブレ補正装置。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1項に記載されたブレ補正装置であって、
    前記第1磁気回路及び前記第2磁気回路は、前記支持部材に対して前記移動部材が略平行になるように、前記支持部材と前記移動部材とを引きつけることを特徴とするブレ補正装置。
  6. 請求項1から請求項までの何れか1項に記載されたブレ補正装置であって、
    前記光学部品は、前記第1駆動磁石と前記第2駆動磁石とに挟まれる位置に備えられていることを特徴とするブレ補正装置。
  7. 請求項1から請求項までの何れか1項に記載されたブレ補正装置であって、
    前記支持部材と前記移動部材との間に備えられ前記支持部材と前記移動部材との相対移動に伴って前記支持部材及び前記移動部材と摺動する複数の摺動部を有し、
    前記第1駆動磁石は、前記複数の摺動部から選択された2つの摺動部を結ぶ線の一方側に備えられ、前記第2駆動磁石は、前記線の他方側に備えられていることを特徴とするブレ補正装置。
  8. 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載されたブレ補正装置であって、
    前記支持部材と前記移動部材との間に備えられた第1摺動部と、
    前記支持部材と前記移動部材との間に備えられた第2摺動部と、
    前記支持部材と前記移動部材との間に備えられた第3摺動部とを有し、
    前記第1駆動磁石は、前記第1摺動部と前記第2摺動部とを結ぶ線の一方側に備えられ、前記第2駆動磁石は、前記第1摺動部と前記第2摺動部とを結ぶ線の他方側に備えられていることを特徴とするブレ補正装置。
  9. 請求項8に記載されたブレ補正装置であって、
    前記第1駆動磁石は、前記第2摺動部と前記第3摺動部とを結ぶ線の一方側に備えられ、前記第2駆動磁石は、前記第2摺動部と前記第3摺動部とを結ぶ線の他方側に備えられていることを特徴とするブレ補正装置。
  10. 請求項1から請求項までの何れか1項に記載されたブレ補正装置であって、
    前記光学部品は、像ブレを補正するためのレンズ、像ブレを補正するための撮像素子及び像ブレを補正するためのミラーのうち少なくとも一つを含むことを特徴とするブレ補正装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のブレ補正装置を備えること、を特徴とする光学機器。
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