JP6513928B2 - 位置検出装置 - Google Patents

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本発明は、位置検出装置に関し、より詳細には、オートフォーカスにおいてクローズドループ制御を行うことが可能で、かつ漏れ磁場の影響を低減でき、また、リニアリティも良好な位置検出装置に関する。
近年、デジタルビデオカメラ及びデジタルスチルカメラや一眼レフカメラなどの高性能化や高画質化が進んでいるが、これに伴い撮影レンズユニットに対する要求性能も高くなってきている。特に、オートフォーカス(AF)やズームの高速化、さらにはAF及びズームレンズの位置検出の高精度化などを図るため、AF及びズームレンズなどの移動レンズ群の駆動には、マグネットとコイルによるリニアアクチュエータが用いられるようになってきている。また、移動レンズ群の位置検出には、磁気センサであるホールセンサもしくはMRセンサ(磁気抵抗効果素子)と磁石を組み合わせた位置検出方法が知られている。
また、近年、携帯電話用の小型カメラを用いて静止画像を撮影する機会が増えている。これに伴い、AF機能だけでなく、静止画像の撮影時に手ブレ(振動)があったとしても、結像面上での像ブレを防いで鮮明な撮影ができるようにした手ブレ補正機能を有する装置が、従来から種々提案されている。
この種の携帯電話に搭載されるようなカメラ装置では、小型化や低コスト化を図るため、カメラレンズの駆動方式は、クローズドループ制御でなく、レンズ位置をレンズ位置制御部にフィードバックしない制御(オープンループ制御)とするのが通常である。
例えば、特許文献1に記載のものは、携帯電話用の小型カメラで静止画像の撮影時に生じた手振れ(振動)を補正して像ブレのない画像を撮影できるようにしたレンズ駆動装置に関するもので、位置検出センサであるホール素子が、コイルに流した電流により発生する磁界に起因した悪影響を受けるのを回避できるようにしたことが開示されている。
また、例えば、特許文献2に記載のものは、駆動性能を維持しつつ小型化を実現するレンズアクチュエータに関するもので、レンズと、このレンズの光軸周りに巻回されたコイルとを有する移動レンズ体と、この移動レンズ体の外面に沿って光軸周りに配置される複数の磁石とを備えている。
さらに、例えば、特許文献3に記載のものは、クローズドループ制御を用いたオートフォーカス機構と手ブレ補正機構とを達成し、レンズの光軸に沿って移動されるためのオートフォーカス機構と、光軸と直交する方向に移動させるための手ブレ補正機構とを有する位置検出装置に関するもので、オートフォーカス機構に用いられるオートフォーカス用の永久磁石が、手ブレ補正機構に用いられている手ブレ補正用の永久磁石と共用の永久磁石であって、永久磁石の近傍に設けられたオートフォーカスコイルと、このオートフォーカスコイルにより駆動されるレンズの位置を検出する第1の位置センサと、永久磁石の近傍に設けられた手ブレ補正用コイルと、この手ブレ補正用コイルにより駆動されるレンズの位置を検出する第2の位置センサとを有するものである。
特開2013−024938公報 特開2010−224489号公報 国際公開第2013/183270号
しかしながら、上述した特許文献1及び2では、光軸方向(オートフォーカス)に移動するレンズの位置を検出するための磁気センサを有しておらず、磁気センサで磁石とオートフォーカスコイルの位置関係を検出してオートフォーカスコイルを駆動するクローズドループ制御を行っていない。
また、上述した特許文献3では、クローズドループ制御を行っているものの、依然として、オートフォーカスコイルから発生する磁場(漏れ磁場)を磁気センサが検出すると位置検出誤差となってしまう。また、光軸方向の移動距離に対する磁気センサの出力電圧のリニアリティも不十分であった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、オートフォーカスにおいてクローズドループ制御を行うことが可能で、漏れ磁場の影響を低減でき、また、リニアリティも良好な位置検出装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、以下のような事項を特徴とする。
(1);光学要素が光軸方向に沿って移動するためのオートフォーカス機構を有する位置検出装置において、前記光軸方向の周りに巻かれた第1のオートフォーカスコイルと、前記光軸方向と垂直な平面視で、前記第1のオートフォーカスコイルの周辺に離間して配置された磁石と、前記光軸方向に対して感磁軸が平行で、前記磁石の磁場を検知する磁気センサと、前記第1のオートフォーカスコイルを形成する導体部分の導体幅の前記光軸方向に沿った領域に前記磁気センサが配置され、かつ前記平面視で前記磁気センサの感磁部分の少なくとも一部が前記第1のオートフォーカスコイルと重なるように、前記第1のオートフォーカスコイルと前記磁気センサを支持する支持部と、を備えていることを特徴とする。
(2);(1)において、前記支持部は、前記磁気センサの感磁軸が、前記導体部分の導体幅における光軸方向に沿った中心軸に近接し、かつ前記平面視で前記磁気センサの感磁部分全体が前記第1のオートフォーカスコイルと重なるように、前記磁気センサと前記第1のオートフォーカスコイルとを支持することを特徴とする。
(3);(1)又は(2)において、前記光軸方向に対して、前記第1のオートフォーカスコイルに平行に配置された第2のオートフォーカスコイルをさらに備え、前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれて配置されていることを特徴とする。
(4);()において、前記磁石の着磁方向が、前記光軸方向に対して垂直方向で、かつ前記磁石から前記第1及び第2のオートフォーカスコイルの面方向に着磁されていることを特徴とする。
(5);(又は(4)において、前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれ、かつ前記磁石の着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置に配置されていることを特徴とする。
(6);(又は(4)において、前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれ、かつ前記磁石の着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置から外れた位置に配置されていることを特徴とする。
(7);()乃至(5)のいずれかにおいて、前記磁石が、前記第1のオートフォーカスコイル及び前記第2のオートフォーカスコイルの周辺に沿って複数個配置されていることを特徴とする。
(8);(7)において、前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれ、かつ隣接する前記磁石の挟間に配置されていることを特徴とする。
(9);(7)又は(8)において、前記第1のオートフォーカスコイル及び前記第2の
オートフォーカスコイルが、前記複数個の磁石の内側に配置されていることを特徴とする

(10);(7)又は(8)において、前記第1のオートフォーカスコイル及び前記第2
のオートフォーカスコイルが、前記複数個の磁石の外側に配置されていることを特徴とす
る。
(11);()乃至(10)のいずれかにおいて、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルとが同一形状であることを特徴とする。
(12);(11)において、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルとが角型コイルで、前記磁気センサが、前記角型コイルのいずれかの四隅において挟まれて配置されていることを特徴とする。
(13);(1)乃至(12)のいずれかにおいて、前記オートフォーカス機構にクローズドループ制御を用い、前記オートフォーカス機構の前記磁気センサからの位置情報に基づいて前記光学要素を制御することを特徴とする。
(14);(1)乃至(13)のいずれかにおいて、前記磁気センサが、ホール素子であることを特徴とする。
本発明によれば、オートフォーカスにおいてクローズドループ制御を行うことが可能で、かつ漏れ磁場の影響を低減でき、また、リニアリティも良好な位置検出装置を実現することができる。
(a)乃至(c)は、本発明に係る位置検出装置の実施形態1を説明するための構成図である。 (a)乃至(c)は、本発明に係る位置検出装置の実施形態2を説明するための構成図である。 (a)乃至(c)は、本発明に係る位置検出装置の実施形態3を説明するための構成図である。 本発明に係る位置検出装置の実施例1を説明するための構成図である。 図4に示した実施例1に係る位置検出装置の上面図である。 本発明に係る位置検出装置の実施例2を説明するための構成図である。 図6に示した実施例2に係る位置検出装置の上面図である。 (a)及び(b)は、図6に示した実施例2としての具体例1を説明するための構成図である。 (a)乃至(d)は、図8(a)に示した具体例1における手振れ補正機能を備えた構成図である。 本発明に係る位置検出装置の実施例3を説明するための構成図である。 図10に示した実施例3に係る位置検出装置の上面図である。 本発明に係る位置検出装置の実施例4を説明するための構成図である。 図12に示した実施例4に係る位置検出装置の上面図である。 (a)及び(b)は、図12に示した実施例4としての具体例2を説明するための構成図である。 (a)乃至(d)は、図14(a)に示した具体例2における手振れ補正機能を備えた構成図である。 (a)及び(b)は、特許文献3に示された磁石とZ軸AF用コイルとZ軸AF用センサの配置関係を示す構成図である。 (a)乃至(d)は、従来と本実施形態における磁石とZ軸AF用センサの配置関係とリニアリティを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態について説明する。
<実施形態1>
図1(a)乃至(c)は、本発明に係る位置検出装置の実施形態1を説明するための構成図で、図1(a)は全体斜視図、図1(b)は正面図、図1(c)はZ軸方向の磁気センサの位置における出力電圧の特性図である。なお、オートフォーカスコイル13a,13bの付された矢印は電流方向(電流ライン)を示している。
図1(a)及び(b)に示された位置検出装置は、X軸方向に着磁された磁石11に対して、磁石11の長手方向(Y軸方向)に沿って直線部分が配置された第1のオートフォーカスコイル13aと、この第1のオートフォーカスコイル13aに平行で、かつ磁石11の短手方向(Z軸方向)に配置された第2のオートフォーカスコイル13bと、第1のオートフォーカスコイル13aと第2のオートフォーカスコイル13bに挟まれ、かつ磁石11の長手方向及び短手方向の中心に位置して配置された磁気センサ12とを備えている。
磁気センサ12は、上述した配置の場合、磁気センサ12に印加される磁束密度のZ軸方向成分に比例した電圧を出力する。磁気センサ12は、固定された磁石11に対してZ軸方向に沿って、オートフォーカスコイル13a及び13bと共に移動する。このとき、移動とともに変化する磁気センサ12の出力電圧の変化量は、移動量に対し高いリニアリティを持つため、電圧の変化量をモニタすることで高い精度での位置検出が可能である。なお、固定された磁気センサ12に対してZ軸方向に沿って磁石11が移動するようにしてもよい。
また、磁気センサ12と第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bは、図示していない支持部(図8(b)における符号44)で支持されているため、第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bに伴って磁気センサ12も移動する。
また、磁気センサ12は、この磁気センサ12に印加される磁束密度のZ軸方向成分に比例した電圧を出力する。また、X軸上で第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bを形成する導体部分の導体幅の光軸方向に沿った領域に、磁気センサ12が配置される。導体幅において、光軸方向に沿った中心軸bと磁気センサ12の感磁軸の中心がほぼ一致するよう配置されていることが好ましい。前述の領域は、図1において、オートフォーカスコイル13a又は13bを形成する導体部分の、光軸方向に沿った射影領域である。磁場を検知する磁気センサが射影領域内に収まるよう配置する。
本実施形態1において、オートフォーカスコイルの導体部分の導体幅dの範囲内に、上面視で、磁気センサ12の感磁部分の少なくとも一部が重なるように配置される。
前述の範囲内に、上面視で、磁気センサ12の感磁部分の中心が重なるように配置されることが好ましい。
より好ましくは、オートフォーカスコイルの導体部分の導体幅dの幅方向の中心軸と、磁気センサ12の感磁部分の中心とが、光軸方向において一致する配置が好ましい。
例えば、化合物系ホール素子を封止樹脂でパッケージングした磁気センサであれば、化合物系ホール素子部分が、前述の導体幅dの範囲内となるように配置される構成が好ましい。封止樹脂部分や、リードフレーム部分等は、前述の範囲内であっても、範囲外であってもよい。
また、シリコン系ホール素子と半導体集積回路が1チップ化された磁気センサであれば、シリコン系ホール素子が、前述の導体幅dの範囲内となるように配置されている構成が好ましい。半導体集積回路部分等は、前述の範囲内であっても、範囲外であってもよい。
なお、デザインや組立誤差などで中心が多少ずれている場合でも、直ちに大きな磁束密度が印加されることはなく、どれだけずれてよいかは実施の段階で考慮される。
また、Y軸方向に電流が流れている第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bの直線部分を磁気センサ12のZ軸上下に配置する。第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bが発生する磁場は、磁気センサ12に干渉しない。
第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bが磁石11から受ける磁場成分は、X軸成分がほとんどであり、これによりZ軸方向に大きなローレンツ力が生じる。一方、第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bが磁石11から受ける磁場成分には、多少のZ軸成分も含む。これによりX軸成分のローレンツ力も多少生じる。このX軸成分のローレンツ力は、Y軸周りに第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bを回転させるような力となる。これは意図しない動きであるため、第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bが回転しないように、第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bと磁気センサ12が一体となったモジュールは、Z軸のみ稼働するような図示しないガイドバー(図8(b)における符号46)が設けられている構成としてもよい。
第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bと磁気センサ12が連動して動く機構とすることで、下記の動作となる。
1)第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bにコイル電流流す。
2)第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bに主にZ軸方向のローレンツ力が生じる。
3)第1及び第2のオートフォーカスコイル13a,13bと磁気センサ12が連動してZ軸上に動く。
4)磁気センサ12が移動量を検知してオートフォーカスコイル13a、13bに流す電流量が制御される(クローズドループ)。この際のコイル磁場干渉は無視できる。
なお、磁石11のみが動く機構でも同じことである。
ここで、従来の特許文献3との比較を行う。
図16(a)及び(b)は、特許文献3に示された磁石とZ軸AF用コイルとZ軸AF用センサの配置関係を示す構成図で、図16(a)は斜視図、図16(b)は上面図を示している。
図16(a)及び(b)に示すように、上述した特許文献3では、2つのZ軸AF用コイル63Z,63Zの近傍にZ軸AF用センサ64Zが配置されている。Z軸AF用コイル63Z,63Zに電流を流すことで、磁石62にZ軸方向の推力が生じ、また、磁石62の移動に応じて変化するZ軸AFセンサ64Zの出力をモニタすることでZ方向の磁石62の位置検知が可能である。しかしながら、Z軸AF用センサに対してZ軸AF用コイルが発生する磁場は、Z軸AF用センサ64Zの感磁軸方向成分を少なからず有し、検出されてしまう。その結果、位置検出誤差の原因となる。
これに対し、本実施形態では、AF用コイルからの磁場は、構造上の特徴により、ほとんど磁気センサへ影響しない。
図17(a)乃至(d)は、従来と本実施形態における磁石とZ軸AF用センサの配置関係とリニアリティを示す図で、図17(a)は従来の磁石とZ軸AF用センサの配置、図17(b)は図17(a)におけるリニアリティを示す特性図、図17(b)は本実施形態の磁石とZ軸AF用センサの配置、図17(d)は図17(b)におけるリニアリティを示す特性図である。
図17(a)及び(c)のように、従来の構成は、磁石62のZ軸方向への移動に伴って変動するZ軸AF用センサ64Zへの印加磁場は、磁石62の移動量に対して曲線を描き、高いリニアリティを有するとは言えない。それに対し、本実施形態で得られるリニアリティは、図17(b)及び(d)に示すように、非常に高いリニアリティを有する。なお、当然、センサがZ軸方向に移動しても同じ結果が得られる。
<実施形態2>
図2(a)乃至(c)は、本発明に係る位置検出装置の実施形態2を説明するための構成図で、図2(a)は全体斜視図、図2(b)は正面図で、図2(c)はZ軸方向の磁気センサの位置における出力電圧の特性図である。図1(a)では、オートフォーカスコイルを上下で2つの電流ラインを示したが、図2(a)のように電流ラインは1本でもよい。この場合、推力は、図1(a)の場合に対して弱くなる。
磁気センサ22は、オートフォーカスコイル23の周辺、つまり、X軸上でオートフォーカスコイル23の幅方向の中心軸bと磁気センサ22の感磁軸の中心がほぼ一致するよう配置され、かつ磁石21の着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心に位置して配置されている。
<実施形態3>
図3(a)乃至(c)は、本発明に係る位置検出装置の実施形態3を説明するための構成図で、図3(a)は全体斜視図、図3(b)は正面図で、図3(c)はZ軸方向の磁気センサの位置における出力電圧の特性図である。
磁気センサ32のStroke=0の位置は、必ずしも磁石31の着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心と一致していなくてもよい。ただし、出力の直線性が低い領域をつかうことになるため、位置検出精度(リニアリティ)は、図1(a)又は図2(a)の構成の方が優れている。
図4は、本発明に係る位置検出装置の実施例1を説明するための構成図で、図5は、図4に示した実施例1に係る位置検出装置の上面図である。
本実施例1の位置検出装置は、光学要素であるレンズ(図示せず)が光軸方向aに沿って移動するためのオートフォーカス機構を有する位置検出装置である。
第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bは、光軸方向aの周りに巻かれて配置されている。コイルの中心軸方向が光軸方向aと平行に設けられている。
また、磁石41a乃至41dのいずれか又はすべては、光軸方向aと垂直な平面視で、第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bの周辺に離間して配置されている。つまり、図4においては、磁石41a乃至41dは、第1のオートフォーカスコイル43a及び第2のオートフォーカスコイル43bの外側周辺に沿って複数個配置されている。
また、磁気センサ42aの感磁軸は、光軸方向aに対して平行であり、磁石41a乃至41dの磁場を検知する。また、磁気センサ42aは、その感磁軸が、第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bの電流ラインの導体幅dにおける中心軸bに、近接するように配置される。
また、図示しない支持部(図8(b)における符号44)は、第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bの光軸方向aの周りに沿った位置に、磁気センサ42aと第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bとを支持している。
また、第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bは、互いに光軸方向aに沿って平行に配置され、同一形状であることが好ましい。
また、磁気センサ42aは、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bの導体幅dにおける中心軸bに沿った周辺、つまり、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bに挟まれた位置に配置されている。
また、磁石41a乃至41dのいずれか又はすべての着磁方向は、光軸方向aに対して垂直方向で、かつ磁石41a乃至41dから第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bの径方向(円形コイルの場合)又は面方向(平板上の円形コイル及び角型コイルの場合)に着磁されている。
また、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bとは角型コイルで、磁気センサ42aは、前記角型コイルのいずれかの辺の中心位置において挟まれて配置されている。なお、オートフォーカスコイルの断面形状は、円形、楕円形、四角形のいずれであってもよい。
また、磁気センサ42aは、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bに挟まれ、かつ磁石41a乃至41dの着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置に配置されている。なお、磁気センサは、ホール素子であることが好ましい。
上述したような構成により、オートフォーカスコイルからの磁気センサへの干渉を低減でき、オートフォーカスコイルと磁気センサのZ軸上の位置を高精度で検知することができる。
また、一般的に、クローズドAFは、部品点数が多くなる(AF用検知磁石や検知センサなど)が、OIS(Optical Image Stabilizer;光学式手ブレ補正)の磁石と兼用している構造の場合、変更点や部品点数の増加が少なくて済むという利点がある。
また、オートフォーカスコイルと磁気センサが支持部で支持されているため、オートフォーカスコイルに伴って磁気センサも移動し、磁石と磁気センサの相対位置が変化するため、磁石から生じた磁束を磁気センサが検出することで、位置を検出することができ、それにより、クローズドループ制御が可能となる。
また、オートフォーカスコイルから生じる磁場は、磁気センサに対して、感磁方向とは水平な方向となるため、磁気センサは漏れ磁場の影響を受けにくい構成となる。さらに、磁石に対して、感磁方向を光軸方向の磁気センサとすることでリニアリティが向上する。
図6は、本発明に係る位置検出装置の実施例2を説明するための構成図で、図7は、図6に示した実施例2に係る位置検出装置の上面図である。なお、図4と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
磁気センサ42bは、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bに挟まれ、かつ磁石41a乃至41dの着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置から外れた位置に配置されている。
また、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bとは角型コイルで、磁気センサ42bは、角型コイルのいずれかの四隅において挟まれて配置されている。
このように、磁気センサの位置の条件は、オートフォーカスコイルの磁場が磁気センサの面に平行にはいってきて、かつ、必要なリニアリティが確保できるような位置であればどこでもよい。例えば、必ずしも図4に示したような磁石の中心に磁気センサが配置される必要はなく、図6に示したような隣接した2つ磁石の狭間の位置でも高いリニアリティは確保できる。
<具体例1>
図8(a)及び(b)は、図6に示した実施例2としての具体例1を説明するための構成図で、図8(a)は磁石とオートフォーカスコイルと磁気センサとOIS用コイルの組み立て斜視図、図8(b)はガイドバーやオートフォーカスコイルの保持機構や実装基板を取り付けた斜視図である。なお、図6と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
つまり、図8(a)は、図8(b)から基板と保持機構とガイドバーなどの磁気回路に不要な要素を削除した図である。
磁気センサ42bは、図6にも示したように、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bに挟まれ、かつ磁石41a乃至41dの着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置から外れた位置に配置されている。つまり、磁気センサ42bは、第1のオートフォーカスコイル43aと第2のオートフォーカスコイル43bに挟まれ、かつ隣接する磁石41cと41bの挟間に配置されている。なお、磁気センサ42bは、磁石41dと41a,41aと41c,41bと41dの挟間に配置されていてもよい。
また、レンズホルダとしての支持部44は、第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bの光軸方向aの周りに沿った位置に、磁気センサ42bと第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bとを支持している。
また、手振れ補正用コイル45は、フレキシブルプリント基板(FPCB)48上に設けられ、各磁石41a乃至41dに対応して配置されている。
また、ガイドバー46は、第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bが回転しないように、第1及び第2のオートフォーカスコイル43a,43bと磁気センサ42bが一体となったモジュールが、Z軸のみに稼働するように設けられている。
また、手振れ補正用駆動ユニット支持部47は、手振れ補正用コイル45と各磁石41a乃至41dとの間で、フレキシブルプリント基板(FPCB)48に対応して設けられている。
このような構成により、アクチュエータサイズの低減には、磁気センサは、アクチュエータ隅に配置することが有用である。
図9(a)乃至(d)は、図8(a)に示した具体例1における手振れ補正機能を備えた構成図で、図9(a)は図8(a)と同じ斜視図で、図9(b)は図9(a)の上面図、図9(c)は図9(b)の側面図、図9(d)は図9(b)の側面図である。図中符号49Xは手振れ補正用磁気センサ(X軸検知)、49Yは手振れ補正用磁気センサ(Y軸検知)を示している。
つまり、図9(a)は、図8(b)から基板と保持機構とガイドバーなどの磁気回路に不要な要素を削除した図である。
磁石41a乃至41dの近傍に設けられた手振れ補正用コイル45と、この手振れ補正用コイル45と同一基板に固定された、手振れ補正用磁気センサ(X軸検知)49Xと手振れ補正用磁気センサ(Y軸検知)49Yとをさらに備えている。
また、手振れ補正用コイル45の軸方向は、光軸方向aと平行になるように配置されている。手振れ補正用コイル45に通電することで、手振れ補正用駆動ユニット支持部47によって支持されたガイドバー46、磁石41a乃至41d、レンズホルダとしての支持部44がX軸及びY軸に駆動する。また、オートフォーカス機構にクローズドループ制御を用い、オートフォーカス機構の磁気センサ42bからの位置情報に基づいて光学要素を制御するように構成されている。
なお、「クローズドループ制御」とは、AF磁気センサの信号から、AFレンズを制御することを意味している。
また、「オープンループ制御」とは、VCM(ボイスコイルモータ)に通電することで、磁場が発生し、近傍に設けられた磁石との吸引・反発により、磁石に接続されたレンズが移動することを意味している。レンズは、VCMと磁石との吸引・反発の力と、レンズの位置保持のために設けられたバネとの力が吊り合う位置で止まる。つまり、VCMへの通電量を変化させることで、レンズの位置が変化する。レンズをある所望の位置で固定するためには、VCMに通電し続けないといけないため、消費電流が増大してしまう。さらに、レンズ位置を止める際、バネの弾性振動が発生し、その振動が収束するまでに時間がかかるため、結果として、フォーカススピードが遅くなってしまう。
また、クローズドループ制御は、レンズ位置決めのためのバネを有していないため、オープンループ制御のように、バネとの力が吊り合うだけの通電量をVCMに印加する必要が無い。さらに、クローズドループ制御は、位置決め用のバネそのものが無いため、オープンループ制御のようにバネの弾性振動が収束するまでレンズが安定しないということも無いため、フォーカススピードが速いという利点がある。
図10は、本発明に係る位置検出装置の実施例3を説明するための構成図で、図11は、図10に示した実施例3に係る位置検出装置の上面図である。つまり、図4に示した磁石とオートフォーカスコイルの内側外側の関係を反転した図で、オートフォーカスコイルを磁石の外側に配置した構成図を示している。
本実施例3の位置検出装置は、光学要素であるレンズが光軸方向aに沿って移動するためのオートフォーカス機構を有する位置検出装置である。
第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bは、光軸方向aの周りに巻かれ、軸方向が光軸方向aと平行に設けられている。
また、磁石51a乃至51dのいずれか又はすべては、光軸方向aと垂直な平面視で、第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bの周辺に離間して配置されている。つまり、図10においては、磁石51a乃至51dは、第1のオートフォーカスコイル53a及び第2のオートフォーカスコイル53bの内側周辺に沿って複数個配置されている。
また、磁気センサ52aは、光軸方向aに対して感磁軸が平行で、かつ感磁軸が、第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bの電流路の導体幅dにおける中心軸bに近接するように配置され、磁石51a乃至51dのいずれかの磁場を検知する。
また、図示しない支持部(図14(b)における符号54)は、第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bの光軸方向aの周りに沿った位置に、磁気センサ52aと第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bとを支持している。
また、光軸方向aに対して、第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bは互いに平行に配置され、第1及び第2のオートフォーカスコイル53aは同一形状であることが好ましい。また、磁気センサ52aは、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bの導体幅dに沿った周辺、つまり、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bに挟まれて配置されている。
また、磁石51a乃至51dのいずれか又はすべての着磁方向が、光軸方向aに対して垂直方向で、かつ磁石51a乃至51dから第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bの径方向又は面方向に着磁されている。
また、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bとは角型コイルで、磁気センサ52aは、角型コイルのいずれかの片の中心位置において挟まれて配置されている。なお、オートフォーカスコイルの断面形状は、円形、楕円形、四角形のいずれであってもよい。
また、磁気センサ52aは、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bに挟まれ、かつ磁石の着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置に配置されている。なお、磁気センサは、ホール素子であることが好ましい。
また、磁石51a乃至51dは、第1のオートフォーカスコイル53a及び第2のオートフォーカスコイル53bの内側周辺に沿って複数個配置されている。
また、磁気センサ52bは、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bに挟まれ、かつ隣接する磁石51aと51c,51cと51b,51bと51d,51dと51aの挟間に配置されている。
また、磁石51a乃至51dの近傍に設けられた手振れ補正用コイル55と、この手振れ補正用コイル55により駆動される手振れ補正用のX軸検知磁気センサ59Xと手振れ補正用のY軸検知磁気センサ59Yとをさらに備えている。
また、手振れ補正用コイル55の軸方向は、光軸方向aと平行になるように配置されている。
また、オートフォーカス機構にクローズドループ制御を用い、オートフォーカス機構の磁気センサ52bからの位置情報に基づいて前記光学要素を制御するように構成されている。なお、磁気センサは、ホール素子であることが好ましい。
このような構成により、レンズの動きに連動してオートフォーカスコイルとホール素子が動けば、図4と同様の効果が得られる。
つまり、オートフォーカスコイルと磁気センサが支持部で支持されているため、オートフォーカスコイルに伴って磁気センサも移動し、磁石と磁気センサの相対位置が変化するため、磁石から生じた磁束を磁気センサが検出することで、位置を検出することができ、それにより、クローズドループ制御が可能となる。
また、オートフォーカスコイルから生じる磁場は、磁気センサに対して、感磁方向とは水平な方向となるため、磁気センサは漏れ磁場の影響を受けにくい構成となる。さらに、磁石に対して、感磁方向を光軸方向の磁気センサとすることでリニアリティが向上する。
図12は、本発明に係る位置検出装置の実施例4を説明するための構成図で、図13は、図12に示した実施例4に係る位置検出装置の上面図である。なお、図10と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
図10に示した磁気センサ52aの配置位置とは異なり、磁気センサ52bは、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bに挟まれ、かつ磁石51a乃至51dのいずれかの着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置から外れた位置に配置されている。
また、図6に示した磁石41a乃至41dがオートフォーカスコイル43a,43bの外側に配置されているのに対して、図12に示した磁石51a乃至51dは、オートフォーカスコイル53a,53bの内側に配置されている。
つまり、図12に示した磁気センサ位置の条件は、オートフォーカスコイルの磁場が磁気センサの面に平行にはいってきて、かつ、必要なリニアリティが確保できるような位置であればどこでもよい。このように、例えば、図10に示すように、磁気センサが必ずしも磁石の中心である必要はなく、図12に示したように、2つ磁石の狭間でも高いリニアリティは確保できる。
<具体例2>
図14(a)及び(b)は、図12に示した実施例4としての具体例2を説明するための構成図で、図14(a)は磁石とオートフォーカスコイルと磁気センサとOIS用のコイルの組み立て斜視図、図14(b)はガイドバーやオートフォーカスコイルの保持機構や実装基板を取り付けた斜視図である。なお、図12と同じ機能を有する構成要素には同一の符号を付してある。
つまり、図14(a)は、図14(b)から基板と保持機構とガイドバーなどの磁気回路に不要な要素を削除した図である。
磁気センサ52bは、図12にも示したように、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bに挟まれ、かつ磁石51a乃至51dの着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置から外れた位置に配置されている。つまり、磁気センサ52bは、第1のオートフォーカスコイル53aと第2のオートフォーカスコイル53bに挟まれ、かつ隣接する磁石51cと51bの挟間に配置されている。なお、磁気センサ52bは、磁石51dと51a,51aと51c,51bと51dの挟間に配置されていてもよい。
また、レンズホルダとしての支持部54は、第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bの光軸方向aの周りに沿った位置に、磁気センサ52bと第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bとを支持している。
また、手振れ補正用コイル55は、フレキシブルプリント基板(FPCB)58上に設けられ、各磁石51a乃至51dに対応して配置されている。
また、ガイドバー56は、第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bが回転しないように、第1及び第2のオートフォーカスコイル53a,53bと磁気センサ52bが一体となったモジュールが、Z軸のみに稼働するように設けられている。
また、手振れ補正用駆動ユニット支持部57は、手振れ補正用コイル55と各磁石51a乃至51dとの間で、フレキシブルプリント基板(FPCB)58に対応して設けられている。
このような構成により、アクチュエータサイズの低減には、磁気センサは、アクチュエータ隅に配置することが有用である。
図15(a)乃至(d)は、図14(a)に示した具体例2における手振れ補正機能を備えた構成図で、図15(a)は図14(a)と同じ斜視図で、図15(b)は図15(a)の上面図、図15(c)は図15(a)の側面図、図15(d)は図15(b)の側面図である。図中符号59Xは手振れ補正用磁気センサ(X軸検知)、59Yは手振れ補正用磁気センサ(Y軸検知)を示している。
つまり、図15(a)は、図14(b)から基板と保持機構とガイドバーなどの磁気回路に不要な要素を削除した図である。
磁石51a乃至51dの近傍に設けられた手振れ補正用コイル55と、この手振れ補正用コイル55と同一基板に固定された、手振れ補正用磁気センサ(X軸検知)59Xと手振れ補正用磁気センサ(Y軸検知)59Yとをさらに備えている。
また、手振れ補正用コイル55の軸方向は、光軸方向aと平行になるように配置されている。手振れ補正用コイル55に通電することで、手振れ補正用駆動ユニット支持部57によって支持されたガイドバー56、磁石51a乃至51d、レンズホルダとしての支持部54がX軸及びY軸に駆動する。
また、オートフォーカス機構にクローズドループ制御を用い、オートフォーカス機構の磁気センサ52bからの位置情報に基づいて光学要素を制御するように構成されている。
11,21,31,41a乃至41d,51a乃至51d 磁石
12,22,32,42a,42b,52a,52b 磁気センサ
13a,43a,53a 第1のオートフォーカスコイル
13b,43b,53b 第2のオートフォーカスコイル
23,33 オートフォーカスコイル
44,54 レンズホルダとしての支持部
45,55 手振れ補正用コイル
46,56 ガイドバー
47,57 手振れ補正用駆動ユニット支持部
48,58 フレキシブルプリント基板(FPCB)
49X,59X 手振れ補正用磁気センサ(X軸検知)
49Y,59Y 手振れ補正用磁気センサ(Y軸検知)
62 磁石
63Z Z軸AF用コイル
64Z Z軸AF用センサ

Claims (14)

  1. 光学要素が光軸方向に沿って移動するためのオートフォーカス機構を有する位置検出装置において、
    前記光軸方向の周りに巻かれた第1のオートフォーカスコイルと、
    前記光軸方向と垂直な平面視で、前記第1のオートフォーカスコイルの周辺に離間して配置された磁石と、
    前記光軸方向に対して感磁軸が平行で、前記磁石の磁場を検知する磁気センサと、
    前記第1のオートフォーカスコイルを形成する導体部分の導体幅の前記光軸方向に沿った領域に前記磁気センサが配置され、かつ前記平面視で前記磁気センサの感磁部分の少なくとも一部が前記第1のオートフォーカスコイルと重なるように、前記第1のオートフォーカスコイルと前記磁気センサを支持する支持部と、
    を備えている位置検出装置。
  2. 前記支持部は、前記磁気センサの感磁軸が、前記導体部分の導体幅における光軸方向に沿った中心軸に近接し、かつ前記平面視で前記磁気センサの感磁部分全体が前記第1のオートフォーカスコイルと重なるように、前記磁気センサと前記第1のオートフォーカスコイルとを支持する請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記光軸方向に対して、前記第1のオートフォーカスコイルに平行に配置された第2のオートフォーカスコイルをさらに備え、前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれて配置されている請求項1又は2に記載の位置検出装置。
  4. 前記磁石の着磁方向が、前記光軸方向に対して垂直方向で、かつ前記磁石から前記第1及び第2のオートフォーカスコイルの面方向に着磁されている請求項3に記載の位置検出装置。
  5. 前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれ、かつ前記磁石の着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置に配置されている請求項3又は請求項4に記載の位置検出装置。
  6. 前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれ、かつ前記磁石の着磁方向に対して垂直な長手方向及び短手方向の中心位置から外れた位置に配置されている請求項3又は請求項4に記載の位置検出装置。
  7. 前記磁石が、前記第1のオートフォーカスコイル及び前記第2のオートフォーカスコイルの周辺に沿って複数個配置されている請求項乃至5のいずれかに記載の位置検出装置。
  8. 前記磁気センサが、前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルに挟まれ、かつ隣接する前記磁石の挟間に配置されている請求項7に記載の位置検出装置。
  9. 前記第1のオートフォーカスコイル及び前記第2のオートフォーカスコイルが、前記複数個の磁石の内側に配置されている請求項7又は8に記載の位置検出装置。
  10. 前記第1のオートフォーカスコイル及び前記第2のオートフォーカスコイルが、前記複数個の磁石の外側に配置されている請求項7又は8に記載の位置検出装置。
  11. 前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルとが同一形状である請求項乃至10のいずれかに記載の位置検出装置。
  12. 前記第1のオートフォーカスコイルと前記第2のオートフォーカスコイルとが角型コイルで、前記磁気センサが、前記角型コイルのいずれかの四隅において挟まれて配置されている請求項11に記載の位置検出装置。
  13. 前記オートフォーカス機構にクローズドループ制御を用い、前記オートフォーカス機構の前記磁気センサからの位置情報に基づいて前記光学要素を制御する請求項1乃至12のいずれかに記載の位置検出装置。
  14. 前記磁気センサが、ホール素子である請求項1乃至13のいずれかに記載の位置検出装置。
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