JP5266091B2 - 光学補正ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

光学補正ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置 Download PDF

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本発明は、撮影時に発生する像ぶれを補正するための光学補正ユニット、及びそれを備えたレンズ鏡筒並びに撮像装置に関する。
近年では、撮影における手ぶれによる像ぶれの失敗を減らすために、手ぶれによる像ぶれを補正するための手ぶれ補正機能が搭載されたカメラが多く見られるようになっている。手ぶれ補正機能を実現するための手段としては、結像光学系内に光軸と垂直な平面内を移動可能な補正レンズを有し、手ぶれ等に起因するカメラの振動を打ち消す方向にこの補正レンズを駆動させて像ぶれを補正するレンズ内光学式補正タイプと、撮影する際にイメージャの撮像領域を狭め、バッファメモリに一時記憶した複数の画像を比較することで、画像処理の段階で像ぶれを補正する電子式補正タイプがある。また、イメージャ自体を駆動させることで像ぶれを補正するカメラ内光学式補正タイプも見られる。
しかしながら電子式補正タイプでは、撮影時にイメージャの一部分しか利用されないため高精細な画像が得られないことや、1枚ずつ撮影されることの多い静止画のぶれ補正にはあまり効果的ではない等の理由から、一眼レフタイプのデジタルカメラには一般的に光学式補正タイプの手ぶれ補正機能が搭載されている。
光学補正タイプの手ぶれ補正装置の一般的な構造としては、例えば、特許文献1がある。この特許文献に開示の発明では、アクチュエータを、レンズ鏡筒内に固定された固定側部材である固定板、この固定板に対して移動可能に支持された可動側部材である移動枠、及び、この移動枠を支持する球状体である3つのスチールボールを備えた平行移動装置を有した構成としている。
平行移動装置は、スチールボールを移動枠に吸着させる球状体吸着手段である球状体用磁石と、スチールボールが固定板と移動枠の間で滑らかに転がるように固定板に取り付けられたスチールボール受け、及び移動枠に取り付けられたスチールボール受けを有する。
さらに、アクチュエータは、固定板に取り付けられた3つの駆動用コイルと、移動枠の、駆動用コイルに夫々対応する位置に取り付けられた3つの駆動用磁石と、各駆動用コイルの内側に配置された位置検出手段であるホール素子と、を有する。
また、アクチュエータは、駆動用磁石の磁力によって移動枠を固定板に吸着させるために、固定板に取り付けられた吸着用ヨークと、駆動用磁石の磁力を固定板の方に効果的に差し向けるように、駆動用磁石の裏側に取り付けられたバックヨークと、を有する。
駆動用コイル、及びこれらに対応する位置に取り付けられた3つの駆動用磁石は、移動枠を、固定板に対して並進運動させ、且つ回転運動させることができる駆動手段を構成する。また、駆動用磁石は、移動枠を固定板に吸着させるための吸着用磁石として作用し、吸着用ヨークは、吸着用磁石に吸着される磁性体として作用する。
また、特許文献2に開示の発明では、ブレ補正装置を、光軸に直行する平面内において、ブレ補正レンズを保持する可動レンズ枠を互いに直交する2軸方向(X軸方向及びY軸方向)に駆動する2つのVCMと、ブレ補正レンズの2軸方向(X軸方向及びY軸方向)における位置をそれぞれ検出する2つの位置検出装置と、を有する構成としている。X軸方向用のVCM及び位置検出装置は、ブレ補正レンズを挟んで両側に位置しており、同様にY軸方向用のVCM及び位置検出装置も、ブレ補正レンズを挟んで両側に位置している。
2つのVCMは、それぞれ、コイル、マグネット、2つのヨークを備えている。コイルは可動レンズ枠に固定され、マグネットはコイルに対向した状態で基部の支持部に固定されている。一方のヨークは、板状の磁性体であり、支持部に配置されている。他方のヨークも板状の磁性体であり、基部の光軸方向端部に装着された蓋部におけるコイルに対向する位置に固定されている。
2つの位置検出装置は、それぞれ、ホール素子、2つの磁気発生部、2つのヨーク、フレキシブルプリント基板を備えている。2つのホール素子は、可動レンズ枠に固定されている。第1の磁気発生部は、ホール素子に対向した状態で基部の支持部に固定されている。第2の磁気発生部は、ホール素子に対向した状態で基部の蓋部に固定されている。
各磁気発生部は、第1のマグネット、第2のマグネット及び無磁極部を備えている。各マグネットは、ホール素子に対して互いに異なる磁極が向くように配置されている。第1のマグネットと第2のマグネットとの間に配置される無磁極部は、合成樹脂材料やガラス等の非磁性材料で形成されるか、又は、第1のマグネットと第2のマグネットとを離間させることで形成される。
特開2007−086808号公報 特開2008−045919号公報
上記2つの特許文献では、可動部材(特許文献1の移動枠、特許文献2の可動レンズ枠に相当)の位置を検出するための位置検出手段として、磁気センサの一種であるホール素子を用いている。このホール素子は、磁束密度を検知し、検知した磁束密度に応じた電圧を出力する素子である。従って、特許文献2にもあるように、磁束密度を発生させる磁気発生源との間の距離によって、ホール素子からの出力は変化することになる。
ホール素子出力の変化は、同一条件下においては、ホール素子と磁気発生源(磁石)との間の距離(ギャップ)に応じて図8に模式的に示すような変化をする。すなわち、図8aのギャップを基準とした場合、ギャップが減少すると図8bに示すようなホール素子出力となり、逆に、ギャップが増大すると図8cに示すようなホール素子出力となる。これらのグラフにおいて、横軸は磁石と平行な方向の距離、縦軸はその位置での磁束密度を表している。
ホール素子出力は原点近傍においては、図中の破線で示すような所定の範囲内で良好な直線性(リニアリティ)を示す。磁束密度のリニアリティが確保された領域(リニアリティ確保領域)内では、ホール素子のシフトと出力の増減との間に比例関係を見出すことができ、これを利用して可動部材の位置を高精度に検出することができる。リニアリティ確保領域が大きいと、ぶれ補正に用いる補正レンズの可動範囲を広く取ることが可能となる。図8aに比べ、図8bに示す状態ではこの領域が狭くなっており、逆に、図8cに示す状態では広くなっていることがわかる。リニアリティ確保領域が広ければ、その領域内であればどの範囲でもぶれ補正に用いることができるので、ホール素子や磁石の組付け精度や磁石の着磁精度に余裕が生まれる。逆に、リニアリティ確保領域が狭くなると、それだけ各種精度の公差を厳しくする必要が生じる。
特許文献1に開示の発明では、位置検出手段を文献内の図5に示すような構成としているので、ホール素子と磁気発生源(駆動用磁石)との間のギャップが小さく、ホール素子出力のリニアリティ確保領域が狭くなってしまう。これにより、上述したように画像安定化用レンズの可動範囲の減少や、ホール素子の組付け作業性の低下が懸念される。
また、基板の裏側には吸着用ヨークが設けられているので、ホール素子と駆動用磁石との間の距離を確保するには、固定板全体で移動枠から遠ざける必要がある。このため、駆動手段の発生する駆動力の低下や、装置全体の大型化を招く可能性がある。
さらに、本実施形態ではホール素子が駆動用コイルの巻線の内側に配置されているので、ぶれ補正に必要な画像安定化用レンズのシフト量が小さくなっても、ホール素子の実装領域が必要であるために駆動用コイルの小型化に限界が生じる。また、駆動用コイルとホール素子との間の距離が近いことから、コイル内の電流により発生する微小な磁束密度をホール素子が検知してしまい、ホール素子出力のノイズとなってしまう。
特許文献2に開示の発明は、上述したような特許文献1で懸念されるギャップの違いに起因する諸問題を解決しようとしたものである。この特許文献に開示の構成とすることによって、ギャップの違いによる位置検出精度の低下を防ぐことができるが、以下のような問題点を有している。
すなわち、この特許文献の構造ではホール素子の両側に2つの磁気発生部をそれぞれ設ける必要があり、ブレ補正装置の重量増加やコスト増加に繋がる。また、従来では必要とされなかった2つ目の磁気発生部を配置するための領域を設ける必要が生じる。
また、この2つの磁気発生部は永久磁石でできているため、ホール素子を挟むように対向させて配置すると、お互いの磁力によって2つの磁気発生部の間に吸引力が働く。そのため、それらを固定する基部の支持部と蓋部とには高い剛性が求められることになる。これらの結果として、ブレ補正装置の重量増加や大型化、構造の複雑化、設計自由度の低下を招く恐れがある。
また、この特許文献では、位置検出用の磁気発生部と、駆動用のマグネットとが別々に設けられており、それらを共用した構成を開示していない。同様に、この特許文献では、いわゆるムービングコイル型のブレ補正装置が開示されており、いわゆるムービングマグネット型への適用についてはなんら言及されていない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、駆動力を低下することなく、簡易な構造でホール素子出力のリニアリティを確保できる領域を拡大することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明を実施の光学補正ユニットは、振動に起因する像ぶれを補正する補正レンズと、補正レンズを保持する可動部材と、ユニットの基部を構成するベース部材と、ベース部材に対して可動部材を、補正レンズの光軸と略直交する平面上で並進及び回転自在に支持する支持手段と、補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、可動部材を、光軸に略直交する方向に移動させる3つの駆動手段と、を備え、駆動手段は少なくとも、ベース部材に固定される基板に実装されるコイルと、可動部材において、コイルに対向する位置に設けられる磁石と、を有し、位置検出手段は、基板のコイルが実装されない側の面に設けた構成としたものである。
さらに本発明を実施の光学補正ユニットは、上記発明において、基板を両面に電子部品を実装可能なフレキシブルプリント基板とし、コイルが実装されない側の面に、コイルと対応する領域に貫通穴を設けた補強板を配置し、貫通穴を介して露出するフレキシブルプリント基板に位置検出手段を実装した構成としたものである。
さらに本発明を実施のレンズ鏡筒は、上記発明に記載の光学補正ユニットを備えた構成としたものである。
さらに本発明を実施の撮像装置は、上記発明に記載のレンズ鏡筒を備えた構成としたものである。
本発明を実施の光学補正ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置によれば、駆動力を低下することなく、簡易な構造でホール素子出力のリニアリティを確保できる領域を拡大することができる。
本発明の一実施形態である光学補正ユニットの外観を示した斜視図である。 図1に示した光学補正ユニットの展開斜視図であり、説明のために一部の部材を破線で示している。 図1に示した光学補正ユニットの上面図であり、説明のために一部の部材を破線で示している。 図3中に示したA−A線断面図である。 駆動手段の拡大断面図であり、駆動手段内に形成される磁気回路を説明するための図である。 位置検出手段の動作原理を説明するための図であり、図6aは構成の概略を示す説明図、図6bは磁石に対するホール素子の位置と磁束密度の関係を説明するグラフである。 本発明のレンズ鏡筒及び撮像装置のぶれ補正制御の概念を示すブロック図である。 ホール素子と磁石との間のギャップを変化させたときのホール素子出力の変化を説明するグラフであり、図8aは基準となるギャップにおけるホール素子出力、図8bは図8aに比べてギャップを短くした場合のホール素子出力、図8cは図8aに比べてギャップを長くした場合のホール素子出力を示している。
以下、添付の図面に従って、本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
まず、本発明の光学補正ユニットの構成について説明する。光学補正ユニット100は、図1及び図2に示すように概ね円盤形状の外径を有していて、ユニットに加わる振動に起因する像ぶれを補正する補正レンズ111と、補正レンズを保持するレンズ保持枠112(特許請求の範囲に記載の可動部材に相当)と、光学補正ユニットのベースとなるベース部材121と、補正レンズ111の光軸と直交する平面において光軸を中心とする円周上に120°間隔で設けられ、レンズ保持枠112とベース部材121との間に挟まれてレンズ保持枠を支持する3つの鋼球131と、ベース部材121に固定される回路基板122(特許請求の範囲に記載の基板に相当)等を備えている。
レンズ保持枠112とベース部材121には、3つの鋼球131に対応する位置に、それぞれ可動側鋼球受け部132と固定側鋼球受け部133とが設けられており、鋼球131はこれらの受け部に挟まれている。これによりレンズ保持枠112はベース部材121に対して、光軸と直交する平面内で円滑に移動することができる。本実施形態では、可動側鋼球受け部132と固定側鋼球受け部133とは同一の半径を持つ円形の凹形状となっており、凹形状の壁面によって鋼球131の脱落が防止される。なお、可動側鋼球受け部132と固定側鋼球受け部133、及び鋼球131は、特許請求の範囲に記載の支持手段を構成している。
レンズ保持枠112は、補正レンズ111がかしめられる円筒部112aと、永久磁石113(特許請求の範囲に記載の磁石に相当)、バックヨーク114(特許請求の範囲に記載の第1のヨークに相当)、及び可動側鋼球受け部132を備えるフランジ部112bとから構成されている。バックヨーク114は、このフランジ部112bにインサート成形されることで固定されている。このバックヨーク114は軟磁性体の金属で作られており、永久磁石113はこのバックヨーク114に対して磁気吸引されて保持されている。永久磁石113とバックヨーク114との間の保持力をさらに高めるために、これらの間に接着剤や両面粘着テープ等の接着手段を介在させることも考えられる。レンズ保持枠112の円筒部112aにはさらに可動ヨーク115(特許請求の範囲に記載の第2のヨークに相当)が設けられるが、この可動ヨーク115は、円筒部112aのフランジ部112bを有さない側の端部に、永久磁石113と対向する位置に取り付けられる。
可動ヨーク115と、フランジ部112bと、円筒部112aとに囲まれている円筒形状の空間領域には、概ね円環形状の回路基板122が配置される。回路基板122は、レンズ保持枠112に取り付けられた各種部材と干渉しないように、ベース部材121から伸長する複数のボスにビス123で固定されている。この回路基板122には、不図示の電源により電力が供給されるコイル124が実装されており、永久磁石113と対向する位置に固定されている。なお、図2においては、このコイル124の一部を波線で示している。
回路基板122を通じてベース部材121側に固定されるコイル124は、レンズ保持枠112を介して光軸と直交する方向に移動可能な可動ヨーク115と永久磁石113とに挟まれるような構成となっている。これにより、レンズ保持枠112を光軸と直交する平面内で駆動するための駆動力を発生する駆動手段が構成される。この駆動手段は、特許請求の範囲に記載の駆動手段に対応している。なお、レンズ保持枠112の駆動については後に詳述する。
図3等に示すように、本発明の光学補正ユニット100はこの駆動手段を3つ有しており、これらは光軸と直行する平面において光軸を中心とする円周上に120°の間隔で、上述した鋼球131の支持手段と干渉しない位置に設けられている。本実施形態では、隣り合う駆動手段と支持手段とが光軸を中心に60°ずれて配置されている。さらに、各コイル124は概ね矩形形状をしており、その長辺が光軸を中心とする円周の接線方向と一致するように配置されている。
3つのコイル124が実装される回路基板122は、本実施形態では、図2及び図4に示すようにその両面に回路パターンが形成されたフレキシブルプリント基板122aであり、一方の面にはコイル124が実装されている。もう一方の面には、フレキシブルプリント基板122aの強度を確保するための補強板122bが接着剤や両面粘着テープ等の接着手段によって取り付けられている。この補強板122bはフレキシブルプリント基板122aとほぼ同じ形状を有しており、強度確保の他にも、フレキシブルプリント基板122aに剛性を持たせることによる組付け作業性の向上や、駆動手段から発生する駆動力の反力によってフレキシブルプリント基板122aが変形し、駆動手段及び位置検出手段が位置ずれを起こすこと等を防止する役割がある。補強板122bの厚みは、これらの役割を果たせる範囲で自由に決定することができる。
この補強板122bには、図3及び図4に示すように、各コイル124の巻線の中心に対応する箇所に貫通穴122cが設けられており、この貫通穴122cを介して、フレキシブルプリント基板122aに3つのホール素子125が実装されている。従って、コイル124は対応する永久磁石113に対向する面に位置し、また、ホール素子125は対応する可動ヨーク115に対向する面に位置している。さらに、これらの各ホール素子125は、ホール素子125の検出部が永久磁石113の磁極境界線上に来るように配置されている。なお、図3においては、このフレキシブルプリント基板122a及び補強板122b、並びに可動ヨーク115を波線で示している。
ホール素子125は、対応する永久磁石113と可動ヨーク115とに挟まれた空間中に位置しているため、可動部材であるレンズ保持枠112の移動によって発生する、永久磁石113からの磁束密度の変化を検知する。そして、3つのホール素子125の出力から、そのときの補正レンズ111の位置を知ることができる。これらのホール素子125と永久磁石113とで、特許請求の範囲に記載の位置検出手段を構成している。ホール素子125の位置検出の原理については後に詳述する。
なお、これ以降に説明する光学補正ユニット100に備えられた各部材の配置は、レンズ保持枠112がベース部材121に対してセンタリングされた状態を基準として説明する。このセンタリング状態とは、補正レンズ111の光軸とベース部材121の中心軸とが一致し、さらに、駆動手段及び位置検出手段の各部材の中心が光軸方向に一直線に並んだ状態を指すものとする。
センタリング状態における、駆動手段及び位置検出手段の各部材の、光軸に垂直な平面方向での大小関係は、図3及び図4に示すようになっている。概ね円盤形状を有する光学補正ユニット100の半径方向に関しては、可動ヨーク115、永久磁石113、バックヨーク114は概ね同一の大きさを有しており、コイル124はそれらよりも若干小さくなっている。接線方向に関しては、可動ヨーク115とバックヨーク114の大きさは、コイル124の巻線の内径と外径の間に収まる大きさとなっており、永久磁石113の大きさは、コイル124の巻線内径よりも若干小さくなっている。
補強板122bに設けられた貫通穴122cはホール素子125が収まる大きさとなっている。貫通穴122cは、上述した補強板122bの役割が果たせる範囲で任意の大きさにすることが可能であるため、ホール素子125はその外径に左右されることなく、ある程度自由に選択することが可能である。また、従来技術のようにホール素子125をコイル124の巻線の内側に配置した場合と比べて、ホール素子125の外径によってコイル124の小型化が妨げられるようなことはない。
ここで、駆動手段を構成する可動ヨーク115について説明する。図2〜図4に示すように、レンズ保持枠112の円筒部112a先端に設けられる可動ヨーク115は、永久磁石113及びコイル124に対応する位置に設けられる3つの対向部115aと、それらを繋ぐ連結部115bとを有するフラットな一体形状のプレスパーツである。対向部115aは対応する永久磁石113と同じような広さを持った形状であり、その中心が、レンズ保持枠112のセンタリング状態において、その他の部材の中心を結んだ直線上に位置する。連結部115bは可動ヨーク115全体の強度と軽量化を両立できる範囲で対向部115aよりも細い形状となっており、可動ヨーク115は全体として概ねY字形状となっている。
この可動ヨーク115は軟磁性体の金属で作られており、このためレンズ保持枠112に設けられた永久磁石113との間で磁気吸引力が発生する。可動ヨーク115はこの吸引力を利用してレンズ保持枠112に吸着され、円筒部112aの先端に設けられた位置決め凸部115cと対応する複数の切り欠き部115dのみによって位置決めされる。この可動ヨーク115は、磁気吸着に加えて接着剤や両面粘着テープ等の接着手段を用いて、より確実に固定してもよい。
このとき、強力な磁気吸着力によって可動ヨーク115が勢いよく吸着されると、誤って位置決め手段から外れてしまうことが考えられる。その結果、可動ヨーク115がホール素子125に接触し、ホール素子125が破壊されてしまう。そのような問題を回避するために、あらかじめ補強板122bの厚みを、フレキシブルプリント基板122aに実装したときのホール素子125の光軸方向の高さよりも若干厚くしてもよい。このような構成にすることによって、上記のような場合に可動ヨーク115がホール素子125ではなく補強板122bに接触するので、ホール素子125の破壊を避けることができる。
光軸方向においてコイル124が永久磁石113と重なる領域は、レンズ保持枠112をベース部材121に対して駆動させる力を発生する駆動力発生部として機能する。本実施形態によれば、永久磁石113と重なるのはコイル124の長辺部分である。以下に、本実施形態の駆動手段において駆動力が発生する原理を簡単に説明する。
図5に示すように、レンズ保持枠112に固定された永久磁石113は、レンズ保持枠112にインサート成形されたバックヨーク114と、レンズ保持枠112の円筒部112a先端に磁気吸引により固定された可動ヨーク115とで挟まれることによって、各永久磁石113から発生する磁束は漏れが少なく整った向きで効率的に互いのヨークの方向に差し向けられる。これにより、各駆動手段は図5に書き込まれるような磁気回路を構成する。
上述したように、回路基板122に実装されるコイル124の長辺は磁気回路中に位置しており、このコイル124に通電するとコイル124内を流れる電子にローレンツ力が働くので、これによりレンズ保持枠112はベース部材121に対して駆動されることになる。上述したように、コイル124が位置する磁気回路は、バックヨーク114及び可動ヨーク115によって漏洩磁束が少なく整流されているので、発生する駆動力の出力は、ヨークを用いない場合に比べ高くなる。また、発生する駆動力の向きはフレミング左手の法則に従う。
本実施形態では、上述した3つの駆動手段は図3に示すように、各コイル124の長辺が光軸を中心とする円周の接線方向を向くように120°間隔で配置されている。従って、各駆動手段の駆動力は円周の半径方向に120°間隔で3軸あることになり、センタリング状態において各駆動力の発生方向の交点が光軸上に位置している。上述したように、レンズ保持枠112は支持手段によって光軸と直交する平面内で移動自在とされているので、レンズ保持枠112は3つの駆動軸に沿って、ベース部材121に対して並進移動される。それら3軸に沿った駆動を適切に組み合わせることによって、任意の位置にレンズ保持枠112を移動させることが可能となる。
さらに、図4にも示すように、レンズ保持枠112の各バックヨーク114には、それぞれ吸着用磁石141が、永久磁石113の取り付けられる面とは反対側の面に磁気吸引によって取り付けられている。吸着用磁石141と永久磁石113との間の保持力をさらに高めるために、これらの間に接着剤や両面粘着テープ等の接着手段を介在させることも考えられる。また、ベース部材121の裏側であって、これら吸着用磁石141と対応する位置には、それぞれ吸着用ヨーク142が接着剤や両面粘着テープ等の接着手段によって固定されている。この吸着用ヨーク142は、レンズ保持枠112に固定される可動ヨーク115と同様に軟磁性体の金属で作られているので、吸着用磁石141と吸着用ヨーク142との間にも磁気吸引力が発生する。これらの吸着用磁石141と吸着用ヨーク142により、レンズ保持枠112がベース部材121側に付勢される。
次に、ホール素子125を用いた位置検出の原理について、図6を参照して説明する。ホール素子125は、磁束密度を検知し、検知した磁束密度に応じた電圧を出力する磁気センサの一種である。図6aに示すように、ホール素子125の近傍に検出用磁石126が配置されているときを考える。
検出用磁石126は、図示のように角型平板状の2極磁石が2枚重なった構成となっており、その着磁方向は、磁石の平面方向を2等分するように極性を異ならせていると共に、その平面方向と直交する厚み方向をも2等分するように極性を異ならせている。このような構成とすると、検出用磁石126の両端には垂直方向に互いに逆向きの磁束が発生し、検出用磁石126を2極磁石1枚のみで構成するよりも、高い磁束密度が得られるようになる。検出用磁石126の垂直方向には軟磁性体の金属で作られたヨーク127を2つ配置している。これにより、漏洩磁束の少ない磁気回路が構成できる。ホール素子125は、この検出用磁石126の平面方向のS極とN極間の磁極境界線の延長上に位置しており、この状態を基準とする。
図6bは、検出用磁石126が形成する磁界の磁束密度を表したグラフであり、横軸は平面方向の距離、縦軸は磁束密度を示している。検出用磁石126の磁極境界線上では磁束密度がゼロとなる。図6aの構成では、検出用磁石126の磁極境界線に垂直な方向に移動したときに、ホール素子125は検出用磁石126の磁束密度を検知し、グラフに示した磁束密度に比例した電圧を出力する。
本実施形態では、上述したように、ホール素子125を、コイル124が実装されるのとは反対側の面に実装する構成としている。このような構成とすることで、コイル124の巻線の内側にホール素子125を実装する等の構成と比べて、コイル124と永久磁石113との間の距離を維持したまま永久磁石113との間のギャップを大きくとることができる。これにより、駆動手段からの駆動力を低下させることなく、ホール素子出力のリニアリティ確保領域を広くすることが可能となる。その結果、ぶれ補正に用いる補正レンズの可動範囲を広く取ることが可能となり、また、ホール素子や磁石の組付け精度や磁石の着磁精度に余裕が生まれる。
本実施形態では、上述した検出用磁石126が駆動手段を構成する永久磁石113を兼ねる構成としており、永久磁石113の着磁は上述した検出用磁石126と同様としてある。これにより、2つの磁石を別部材として設ける場合と比べて、重量増加の抑制やスペースの効率的な利用が可能となる。また、本実施形態の可動ヨーク115とバックヨーク114が、上述したヨーク127の役割を果たす。
図7は、上述してきた構成及び機能を有した光学補正ユニット100を備えた本発明のレンズ鏡筒の一実施形態を示したブロック図であり、さらに、このレンズ鏡筒とカメラ本体とからなるカメラシステムのブロック図を示している。このカメラシステムは、本発明の撮像装置の一実施形態を示すものである。
カメラシステム200は、レンズ鏡筒210及びカメラ本体220から構成されている。レンズ鏡筒210は概ね円筒形状であり、内部に結像光学系211を備えている。レンズ鏡筒210の後端部には不図示のレンズ側マウントが設けられている。また、カメラ本体220の前面には不図示のカメラ側マウントが設けられており、双方のマウントが結合することでレンズ鏡筒210とカメラ本体220とが着脱可能に固定される。
結像光学系211の光軸上のカメラ本体220内部には、被写体光を光電変換する不図示の撮像素子(CCD、CMOS等)が設けられている。また、カメラ本体220背面には不図示の表示装置(LCD、有機EL等)が設けられており、さらに、カメラ本体220には記録メディア用のスロットが設けられている。これにより、このカメラ本体220は、撮像素子で得られた画像情報を記録メディアに記録したり、表示装置に表示したりすることができる。
レンズ鏡筒210内には、さらに上述してきた光学補正ユニット100が備えられている。この光学補正ユニット100の補正レンズ111は、レンズ鏡筒210の結像光学系211の一部を構成している。また光学補正ユニット100のベース部材121は、センタリング状態にある光学補正ユニット100の補正レンズ111の光軸が結像光学系の光軸と一致するように、レンズ鏡筒210内に固定されている。
レンズ鏡筒210には2つのジャイロセンサ212が備えられており、カメラシステム200のピッチ方向とヨー方向の回転を検知する。これらのジャイロセンサ212が、撮影者の手の震えや揺れ等によってカメラシステム200に働く加速度、角速度、又は角加速度からカメラ姿勢の変化を検出し、検出されたカメラ姿勢情報がCPU221内の制御量演算部221aに入力される。
また、すでに述べたように、光学補正ユニット100内で位置検出系を構成する3つのホール素子125は、永久磁石113の移動に伴う磁束の変化を検出する。3つのホール素子125の出力から、そのときの補正レンズ111の位置がわかる。検出された補正レンズ111の位置情報もCPU221内の制御量演算部221aに入力される。
CPU221内の制御量演算部221aでは、入力されたカメラ姿勢情報及び補正レンズ位置情報が比較され、ぶれ補正に必要な制御量が算出される。算出された制御量は、同じくCPU221内にある駆動制御部221bに送られる。
駆動制御部221bでは、算出された制御量に基づいて、ぶれ量を補正するために必要な補正レンズ111の駆動量及び駆動方向が演算され、各駆動手段のコイル124に流す電流量等が適切に制御される。
上述した実施形態では、コイル124が実装される回路基板122を、両面に電子部品を実装可能なフレキシブルプリント基板122aとし、コイル124が実装されるのとは反対側の面にホール素子125と補強板とを設ける構成としていたが、このフレキシブルプリント基板122aを薄い両面ハード基板とし、補強板122bを設けない構成としても本発明の効果を発揮することが可能である。
また、本発明の実施形態として光学補正ユニット100を有するレンズ鏡筒をレンズ鏡筒210とし、これをカメラ本体220に結合したカメラシステム200について説明したが、ぶれ補正を行うための各種演算部をレンズ鏡筒内に配置することで、レンズ鏡筒のみでぶれ補正を行うことも可能である。
さらに、本発明の撮像装置の一実施形態としてカメラシステム200について説明したが、これに限られるものではなく、例えばビデオカメラやコンパクトデジタルカメラに適用することも可能である。
以上で説明したように、本発明に記載の光学補正ユニット、レンズ鏡筒及び撮像装置によれば、駆動力を低下することなく、簡易な構造でホール素子出力のリニアリティを確保できる領域を拡大することが可能となる。
100 光学補正ユニット
111 補正レンズ
112 レンズ保持枠
113 永久磁石
114 バックヨーク
115 可動ヨーク
121 ベース部材
122 回路基板
122a フレキシブルプリント基板
122b 補強板
122c 貫通穴
124 コイル
125 ホール素子
131 鋼球
141 吸着用磁石
142 吸着用ヨーク
200 カメラシステム
210 レンズ鏡筒
220 カメラ本体
211 結像光学系
212 ジャイロセンサ
221 CPU
221a 制御量演算部
221b 駆動制御部

Claims (6)

  1. 振動に起因する像ぶれを補正する補正レンズと、
    前記補正レンズを保持する可動部材と、
    ユニットの基部を構成するベース部材と、
    前記ベース部材に対して前記可動部材を、前記補正レンズの光軸と略直交する平面上で並進及び回転自在に支持する支持手段と、
    前記補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、
    前記可動部材を、前記光軸に略直交する方向に移動させる3つの駆動手段と、
    を備える光学補正ユニットにおいて、
    前記駆動手段は少なくとも、
    前記ベース部材に固定される基板に実装されるコイルと、
    前記可動部材において、前記コイルに対向する位置に設けられる磁石と、
    を有し、
    前記位置検出手段は少なくともホール素子を有し、
    前記ホール素子は、前記基板の前記コイルが実装されない側の面に設けられることを特徴とする光学補正ユニット。
  2. 前記基板は、前記コイルが実装されるフレキシブルプリント基板であり、前記フレキシブルプリント基板のうち、前記コイルが実装されない側の面には補強板が配置され、前記補強板は、前記コイルと対応する領域に貫通穴が設けられており、
    前記ホール素子は前記貫通穴を介して露出する前記フレキシブルプリント基板に実装されることを特徴とする請求項1に記載の光学補正ユニット。
  3. 前記可動部材に設けられ、前記磁石のうち前記コイルと対向しない面に固定される第1のヨークと、同じく前記可動部材に設けられ、前記ホール素子と対向する位置に固定される第2のヨークとをさらに有し、
    前記ホール素子、前記コイル及び前記磁石は、前記光軸と平行な方向において、前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間の空間領域に配置されることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の光学補正ユニット。
  4. 前記ホール素子は、前記磁石の磁束密度を検知することによって前記ベース部材に対する前記可動部材の位置を検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学補正ユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の光学補正ユニットを備えたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項5に記載のレンズ鏡筒を備えたことを特徴とする撮像装置。
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