JP4194221B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、特に、撮影光学系の焦点距離が変倍できるとともに、光学ファインダを備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、沈胴鏡筒式のカメラに付随している光学ファインダーにおいては、撮影光学系の焦点距離の変化と同期して変倍動作を行っており、その同期をとるための機構は、撮影光学系の駆動機構からギアトレインなどの伝達部材を介してカム駆動したり、あるいは撮影光学系の焦点距離を検出し、その検出値に従ってアクチュエータを駆動して光学ファインダーの変倍を行うことが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の伝達部材を介する構成においては、構造上、鏡筒の外側に伝達部材を設けなければならず、小型化の弊害となっている。また、上記従来のアクチュエータを用いる構成においては、駆動機構を構成する部品点数が多くなり、小型化はもとより、コストの面でも大きな問題があった。
【0004】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、撮影光学系に同期して光学ファインダの変倍動作を行う駆動機構の小型化及び低コスト化を図った撮像装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、鏡筒を沈胴位置、ワイド位置及びテレ位置との間で移動可能で、撮影光学系の焦点距離が変倍できるとともに、光学ファインダを備えた撮像装置において、鏡筒ユニットの構造体を形成する固定筒と、前記固定筒の内径部に形成されたカム溝に、フォロアピンを係合させることで、回動されることによって前記固定筒のカム溝に沿って光軸方向に繰出されるように配置された移動カム環と、前記移動カム環の内部に、前記移動カム環が回転する動作によって前記移動カム環と一体となって光軸方向に移動すると共に、前記固定筒2に対して回転しないように配置された直進ガイド筒と、前記移動カム環のカム溝に係合するフォロアピンと、前記直進ガイド筒の直動溝に係合する直動ピンとが設けられ、前記移動カム環が回動すると前記直進ガイド筒の前記直動溝に案内されて光軸方向に繰出される1群鏡筒と、前記固定筒の外周部上に移動可能に配置され、表面にファインダレンズをズーム駆動するためのカムが設けられたファインダカムプレートと、
前記ファインダカムプレートが前記固定筒の外周部に沿ってワイド位置とテレ位置との間で移動する動作をガイドするため、前記ファインダカムプレートの裏面に設けたファインダプレートガイドを溝内に嵌合した状態で、前記ファインダプレートガイドがワイド位置とテレ位置との間で移動する動作をガイドするよう、前記固定筒に設けた溝部と、片方が前記ファインダカムプレートに固定され、他方が前記固定筒に固定されて、ワイド位置において前記ファインダカムプレートの前記ファインダプレートガイド端部が前記固定筒の溝端部に止められるまで、ワイド方向に片寄せするよう配置されたバネと、前記ファインダカムプレートの裏面に設けた突起と、前記ファインダカムプレートの突起に当接可能なように前記移動カム環の外周面に設けた突起と、を備え、前記移動カム環がワイド位置とテレ位置との間で移動するときには、前記ファインダカムプレートの突起に前記移動カム環の突起が当接して前記移動カム環と前記ファインダカムプレートとが連動し、前記移動カム環が沈胴位置とワイド位置直前との間で移動するときには、前記ファインダカムプレートの突起と前記移動カム環の突起との当接が解消して、前記ファインダカムプレートが、前記ファインダプレートガイド端部が前記固定筒の溝端部に止められている状態を保つように構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明に係るズーム位置検出装置を含むカメラの鏡筒部分の構成を示す分解斜視図である。また、図2〜図4は鏡筒部分の中央断面図であり、図2は沈胴位置、図3はワイド(広角)位置、図4はテレ(望遠)位置における鏡筒部分を示している。以下、図1〜図4を同時に参照して説明する。
【0012】
1は鏡筒ユニットの基部であるベースであり、その前端部にネジ止めにより固定される固定筒2とともに鏡筒ユニットの構造体を形成する。3は1群鏡筒で、レンズ4、5を保持している。また外周側面には先端にテーパ部を持つフォロアピン6が3本圧入されており、前面にはキャップ7が接着により固定されている。
【0013】
8はシャッタユニットで、レンズ9、10、11、12を保持している。シャッタユニット8の詳しい構成を、図5を参照して説明する。
【0014】
図5はシャッタユニット8の分解斜視図である。
【0015】
図中、絞り地板13の外周部には、先端にテーパ部を持つ2個のフォロア部13aが一体的に形成されるとともに軸方向に可動に設けられた1個の可動フォロア81が設けられ、合計3個のフォロアが等分に配置されている。可動フォロア81は圧縮ばね80(図3)で付勢されており、これによって機械的な隙間を片寄せて精度を維持する。
【0016】
82、83はボビンに巻きまわしたコイルで、これに通電することによって発生する磁束はそれぞれ、ヨーク84、85を経由してアーム86、88と一体的に形成されたマグネット87、89にそれぞれ磁気的回転力を発生させる。アーム86とアーム88の回転角度はそれぞれ、絞り地板13に形成された開口部13b、13cで制限されており、その両端でアーム86、88のそれぞれの腕部86a、88aに当接し、回転停止する。その際、マグネット87、89の極性がヨーク84、85に対して磁石の吸引力として働く位置で止まっている。そのため、コイル82、83の通電を停止した後にもその状態が保持される。また、回転を反転させた場合においても回転角度が、図6で示す範囲であるため、同様に吸引力が働いており、コイル82、83に電流を流さないでも停止状態が保持される。図6は、コイル82、83、ヨーク84、85に対するマグネット87、89の回転角度をそれぞれ示した図である。
【0017】
図5に戻って、90は絞り羽根で、アーム86の腕部に設けられた軸部86aが羽根90の長穴部90aに挿入されている。また、羽根90の穴部90bは絞り地板13の軸部13dに回転自在に嵌まっている。絞り羽根90の絞り形状は円形で、更にNDフィルタ91を貼付することで光量を制限している。このNDフィルタ91は、最近のデジタルカメラの高密度撮像素子においては絞り径が小さくなると回折の影響を無視できなくなり、結像画像の画質が劣化する恐れがあるために貼付されるものであり、これによって画質を落とさずに光量を制限している。
【0018】
92、93はシャッタ羽根で、それぞれの穴部92b、93bは絞り地板13に設けられた軸部13e、13fにそれぞれ回転自在に嵌まっている。アーム88の腕部に設けられた軸部88aがシャッタ羽根92、93の長穴部92a、93aに挿入されている。
【0019】
94はキャップで、絞り地板13との間に前記コイル82、83、ヨーク84、85を挟持して固定し、アーム86(およびマグネット87)、アーム88(およびマグネット89)を回転可能に保持する。96は羽根90の脱落を防ぐケース、95は羽根90と羽根92、93との干渉を防ぐシートである。また、シート95の中央部には開放絞り95aが設けられており、絞り羽根90が待避している場合は開放絞りを形成している。
【0020】
図1〜図4に戻って、14はレンズ15を保持した3群鏡筒である。3群鏡筒14の詳しい構成を、図7を参照して説明する。
【0021】
図7は、3群鏡筒14の構成を示す斜視図である。
【0022】
3群鏡筒14は、ガイドバー16、ベース1(図1)に設けられた案内軸1aに案内されるとともに、軸方向の位置は、その腕部に挟持された雌ネジを有するナット17(図3、図4も参照)に規制され、引っ張りばね18で繰込み方向に片寄せられている。ナット17に設けられたスリット部17aには3群鏡筒14の突起14aが嵌合しており、回転が規制されている。
【0023】
図1〜図4に戻って、21は3群鏡筒14を駆動するためのステップモータである。ステップモータ21の詳しい構成を、図8を参照して説明する。
【0024】
図8はステップモータ21の構成を示す分解斜視図である。
【0025】
図中19はマグネット20と一体的に設けられたスクリューで、前記ナット17の雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有する。
【0026】
ステップモータ21では、一対のヨーク22a、23aとボビンに巻きまわしたコイル24aとで第1のステータ片を構成し、また一対のヨーク22b、23bとボビンに巻きまわしたコイル24bとで第2のステータ片を構成し、これらの第1及び第2のステータ片を、マグネット20を挟んで直線状に対向するように、ヨークプレート25とともに配置し、このヨークプレート25をベース1(図1)上にネジ止めする。これにより、ステップモータ21はベース1に固定される。
【0027】
図1〜図4に戻って、26はベース1に固定されたフォトインタラプタで、3群鏡筒14に一体的に固定されたスリット板14b(図7)が、前記フォトインタラプタ26のスリット部に進退可能な位置に配置されている。28はベース1に固定されるキャップで、ガイドバー16の先端側を固定し、スクリュー19を回転可能に保持している。
【0028】
29は撮像素子で、ベース1にネジ止め固定される保持板30に接着等により固定保持されている。31はフレキシブル配線基板で、撮像素子29が半田付けされ、光電変換された画像信号を後述の信号処理回路に供給する。32は防塵用のゴム、33はLPFで、共にベース1に接着剤等により固定されている。
【0029】
固定筒2の内径部は、図10に示すカム溝2aを有し、このカム溝2aに、移動カム環34に圧入されている金属製のフォロアピン27が係合し、移動カム環34が回動することで移動カム環34がカム溝2aに沿って光軸方向に繰出される。図10は、固定筒2と移動カム環34との係合関係を示す図である。
【0030】
移動カム環34の外周部にはギア歯34aが形成されており、図11に示すように、ズームモータ35がギア36〜41により減速されて駆動される。図11は、ズームモータ35のギアトレインを示す図である。
【0031】
ギア36にはズームモータ35の回転を検知するための羽根36a(図12)が3枚設けられており、その羽根が、150度の角度で配置されたフォトインタラプタ54、55と係合する。これについては、図12及び図13を参照して後述する。
【0032】
図14は、1群鏡筒3、移動カム環34、ギア41等の配置関係を示す断面図である。
【0033】
図中、ギア41とその軸43の材質は金属である。本体の外装44の裏面にはニッケルメッキを施したガスケット45を貼付しており、これには弾性を持たせているため、軸43が外装44にガスケット45を介して密着している。また、1群鏡筒3及び移動カム環34は、強度を上げる目的と電気伝導性を持たせる目的で、炭素繊維が混入した成形樹脂から成る。
【0034】
図1〜図4に戻って、46はファインダカムプレートで、表面にはファインダレンズをズーム駆動するためのテーパカム溝46b、46cが設けられている。ファインダレンズを構成するコンペンセータレンズ(不図示)に一体的に設けられたフォロア部(不図示)と、やはりファインダレンズを構成するバリエータレンズ(不図示)に一体的に設けられたフォロア部(不図示)とは、それぞれカム溝46b、46cに摺接している。ファインダカムプレート46の裏面には、固定筒2に設けられた溝部2dに嵌合するキー部46aがあり、キー部46aは固定筒2の外周部に沿って回転する。47は引っ張りバネで、片方がファインダカムプレート46、他方が固定筒2に固定されており、ファインダカムプレート46を常にワイド方向に片寄せるようになっている。
【0035】
移動カム環34の内部には直進ガイド筒42が回転自由に嵌まっており、直進ガイド筒42に設けられた突起42eが固定筒2に設けられた溝2c(図10)に嵌まり、固定筒2に対して回転しないようになっている。また、直進ガイド筒42の前面部に設けられた3つの突起42fは、移動カム環34の内面に設けられた溝34e(図9)に嵌まる。このため、直進ガイド筒42と移動カム環34とは回転自由でありながら光軸方向には一体となって移動する。図9は直進ガイド筒42と移動カム環34との係合関係を示す図である。
【0036】
1群鏡筒3に設けられた金属製のフォロアピン6は移動カム環34のカム溝34b(図9)に係合し、直進ガイド筒42の直動溝42aには1群鏡筒3に設けられた直動ピン3a(図9)が係合している。この直動溝42aにより1群鏡筒3が回転方向に移動することが制限されており、移動カム環34が回動すると1群鏡筒3は光軸方向に繰出される。
【0037】
また、シャッタユニット8も同様に、移動カム環34のカム溝34c(図9)と直進ガイド筒42の直動溝42bとに係合し、直動溝42bで規制されているため、シャッタユニット8は、光軸方向にのみ移動が可能となっている。そのため、移動カム環34が回動するとシャッタユニット8はカム溝34cに沿って光軸方向に繰出される(図9)。
【0038】
移動カム環34の外周部にはつば部34dを設けてある。移動カム環34が回転し、沈胴位置からワイド位置に移動する間に、つば部34dは、固定筒2に設けられた受け部2bよりも対物側に配置される(図10)。そして、ワイド、テレ間では常につば部34dが受け部2bより対物側に位置する。したがって、撮影可能状態において衝撃的な外力が1群鏡筒3及び移動カム環34に働いた場合、固定筒2の内周に設けた受け部2bで外力を受けるため、鏡筒の脱落、破損を防ぐことができる。また、図12に示すように、1群鏡筒3、移動カム環34、ズームギア41、軸43、さらにガスケット45を介して外装44まで、電気的に接続された状態になっており、さらに外装部品は電気回路のグランドと接続されているため、カメラ本体に静電気が印加されても直接電気回路に影響が及ばないようになっている。
【0039】
図18は、以上のように構成されるカメラの鏡筒部分の動作を制御する電気回路を示すブロック図である。
【0040】
図18において、撮像素子29で光電変換された画像信号は、画像処理回路61で色変換、ガンマ処理等の所定の画像処理を行われ、カード媒体等のメモリ62に記録される。制御部60はカメラ全体の制御を行なっており、鏡筒内部のフォトインタラプタ54、55、フォトインタラプタ26や、ズームリセット検出用のフォトインタラプタ48(図1)などからの各出力信号を監視して、測距制御、露光制御、ズーム制御を司り、ステップモータ21、シャッタユニット8、ズームモータ35を駆動する。また上記出力信号の信号処理およびメモリ62の制御も行なっている。
【0041】
64は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリで、例えばEEPROM等が用いられる。63は電気的に消去・記録可能な揮発性メモリで、カメラ上で用いる変数の記憶に使われ、例えばSRAM等が用いられる。また、電源スイッチ65のオンオフ状態も制御部60に入力される。
【0042】
以下、図19及び図20を参照して制御部60の処理動作を説明する。
【0043】
図19は、電源スイッチ65のオンに伴う制御部60の処理動作を示すフローチャートである。
【0044】
電源が投入(S001)されると、鏡筒が沈胴位置にあるか否かを判定する(S002)。鏡筒が沈胴位置にあるならば、図11に示すように、ズームモータ35を回転させて、ギヤ36〜41を介してギア歯34aを回動し、移動カム環34を、図11において時計回り方向に回動する(S003)。1群鏡筒3内に組み込まれたキャップ7が開き始める。更に移動カム環34が回動され、鏡筒が初期位置(ズームリセット位置)まで駆動されたか否かを判定する(S004)。
【0045】
鏡筒が初期位置まで駆動されたか否かの判定は、直進ガイド筒42の底部に設けられた遮光板42c(図1)が、ベース1に接着されたフォトインタラプタ48を遮断することで行っており、所定時間内にフォトインタラプタ48から遮断を示す信号が検出されなければ、鏡筒が初期位置(ズームリセット位置)に駆動されていないと判定して、所定のエラー処理1を行う(S100)。
【0046】
ところで、ギア36には3枚の羽根が設けられており、この羽根の通過をフォトインタラプタ54、55が検知し、その出力信号をパルスに変換し、そのパルスをカウントし、これによってズームモータ35の回転数を検出している。一方、鏡筒のワイド、ミドル、テレの各ズーム位置におけるズームモータ35の回転数が、先に述べた鏡筒の初期位置を基準として、予め不揮発メモリ64に保存されている。そして、現在のパルスカウント数が、不揮発メモリ64に保存されている所望のズーム位置における回転数と一致したとき、鏡筒が所望のズーム位置に到達したと判定するようにしている。こうした鏡筒の位置制御を行っているため、回転数のカウントを正確に行う必要がある。
【0047】
ところで、ズームモータ35のローターやギアの慣性の影響で、ズームモータ35を停止しようとしてもすぐには止まれないため、停止の際に逆回転方向に電流を流し即座に停止できるように制御しているが、逆回転方向に余分に回転してしまうこともある。そのため、ズームモータ35の回転方向を考慮に入れないとパルスを正確にカウントすることができない。その回転方向を検知する手段として、2つのフォトインタラプタ54、55を用いている。
【0048】
図12及び図13は、フォトインタラプタ54、55の各出力信号波形、及び初期位置を判定するフォトインタラプタ48の出力信号波形を示すタイミングチャートである。図12(A)は、ズームモータ35の回転方向及びズームモータ35に対するフォトインタラプタ54、55の配置を示し、図12(B)は、ズームモータ35の回転方向が時計回り方向(CW)である場合の各出力波形を示し、図13は、ズームモータ35の回転方向が反時計回り方向(CCW)である場合の各出力波形を示す。
【0049】
ズームモータ35が時計回り方向(CW)に回転している場合には、図12(B)に示すように、フォトインタラプタ55の出力波形がフォトインタラプタ54の出力波形よりも1/4周期進んで出力される。また、ズームモータ35が反時計回り方向(CCW)に回転している場合には、図13に示すように、フォトインタラプタ55の出力波形がフォトインタラプタ54の出力波形よりも1/4周期遅れて出力される。このように回転方向によってフォトインタラプタ54、55の出力に違いが生じる。この違いを検出し、こうして得られたズームモータ35の回転方向を考慮に入れて、ズームモータ35の回転数を正確にカウントしている。
【0050】
図19に戻って、ステップS004で、鏡筒が初期位置(ズームリセット位置)まで駆動されていると判定されたならば、ワイド位置まで鏡筒を移動する(S005)。これを、図15〜図17を参照して説明する。
【0051】
図15〜図17は、各動作位置におけるファインダカムプレート46を示す図である。
【0052】
まず鏡筒が沈胴位置からワイド位置の直前まで移動する間は、図15に示すように、ファインダカムプレート46が引っ張りばね47によってワイド位置方向に引っ張られるため、固定筒2の溝端部2fとファインダプレートガイド端部46dで接触しており、ファインダカムプレート46は鏡筒や移動カム環34の回動位置には無関係に停止している。鏡筒がワイド位置の直前に移動すると、図16に示すように、ファインダカムプレート46の突起46aと移動カム環34に設けてある突起34eが当接を開始する。ワイド位置直前からテレ位置にかけては、図17に示すように、移動カム環34のどの回動位置においても、引っ張りばね47によって、ファインダカムプレート46の突起46aが移動カム環34の突起34eに当接し続け、したがって、ファインダカムプレート46が移動カム環34と一緒に同期して移動する。
【0053】
図19に戻って、鏡筒がワイド位置に移動した後、待避位置で待避していた3群鏡筒14を初期位置(リセット位置)へ移動すべくステップモータ21を駆動する(S006)。ステップモータ21を駆動すると、図8に示すように、マグネット20を介してスクリュー19が回転する。ナット17は前述の如く3群鏡筒14の突起14aに規制されているため光軸方向に移動し、3群鏡筒14もこれに追従して光軸方向に移動し、焦点調節をおこなう。3群鏡筒14の動作ストロークの範囲内で、スリット板14b(図7)がフォトインタラプタ26のスリット部に侵入またはスリット部から待避し、その結果、フォトインタラプタ26の出力信号が切り替わり、この時、ステップモータ21のステップ数を検出するカウンタのカウント値がリセットされ、3群鏡筒14の初期位置への移動が完了する。
【0054】
この際、3群鏡筒14が初期位置(リセット位置)に所定時間内に移動できたか否かを判定する(S007)。すなわち、フォトインタラプタ26の出力信号が所定時間内に切り替わったか否かを判定し、切り替わらない場合には、何らかのトラブルが発生したと判定し、所定のエラー処理2を行う(S101)。
【0055】
ステップS007で、3群鏡筒14が初期位置(リセット位置)に所定時間内に移動できたと判定された場合、ステップモータ21を駆動し、3群鏡筒14をワイド時待機位置に移動し、更に被写体の明るさ等に応じて、絞り、ホワイトバランス等の制御を行い、撮影準備を完了する(S008)。
【0056】
その後、操作者がズームレバーをテレ側に操作すると、制御部60は、ズームモータ35を正回転方向に駆動開始し、ズームモータ35の回転数のカウントを行う。制御部60は、カウント値を監視してズームモータ35を制御し、1群鏡筒3、シャッタユニット8を移動する。このとき、移動カム環34も同時に移動しており、したがって、引っ張りばね47で移動カム環34側に付勢されているファインダカムプレート46も共に移動する(図17)。この結果、不図示のファインダのバリエータレンズとコンペンセータレンズとが駆動され、撮影光学系の焦点距離に応じた光学ファインダの変倍が行われる。
【0057】
操作者は所望するズーム位置を、ズーム操作部のレバーを開放することによって選択することができ、このレバー開放によりズーム動作の停止駆動が行われ、所望位置に停止する。
【0058】
図20は、電源スイッチ65のオフに伴う制御部60の処理動作を示すフローチャートである。
【0059】
操作者が電源スイッチ65をオフにした場合(S010)には、ステップモータ21を駆動して3群鏡筒14を沈胴待機位置に移動し(S011)、その後、ズームモータ35を駆動して、鏡筒を沈胴方向に駆動する。鏡筒がワイド位置よりも沈胴位置側に移動されると、ファインダカムプレート46のガイド端部46dは固定筒2の溝2dの端面2fに当接し、ファインダカムプレート46はこれ以上移動することができなくなる。ファインダカムプレート46の突起部46aと移動カム環34の突起34eとの当接は解消し、移動カム環34は固定筒2の内面に設けられたカム溝2aに沿って沈胴していく。従来、ファインダカムプレート46と移動カム環34とが常に一緒に同期して動いていたため、カム溝2aが必要となる範囲は沈胴位置からテレ位置までの範囲であったのに対し、本実施の形態においては、ワイド位置直前からテレ位置までであり、カム溝2aが必要になる範囲を小さくすることができる。さらにファインダカムプレート46が駆動される範囲も小さいため、3群鏡筒14の径を小さくまとめることが可能となる。
【0060】
次に、ズームリセット位置への移動完了を検出すべく、フォトインタラプタ48の出力信号の切り替わりを監視して(S012)、所定時間の間に検出できなければステップS015へ進んで、図19のステップS100と同様な所定のエラー処理1を行う。
【0061】
一方、所定時間の間にフォトインタラプタ48の出力信号の切り替わりを検出できた場合ステップS013へ進んで、ズームモータ35を駆動して、鏡筒を沈胴位置まで移動する。その後に、電気的な終了処理を行い、電源を切断する(S014)。
【0062】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明の撮像装置は、鏡筒を沈胴位置、ワイド位置及びテレ位置との間で移動可能で、撮影光学系の焦点距離が変倍できるとともに、光学ファインダを備えた撮像装置において、鏡筒ユニットの構造体を形成する固定筒と、前記固定筒の内径部に形成されたカム溝に、フォロアピンを係合させることで、回動されることによって前記固定筒のカム溝に沿って光軸方向に繰出されるように配置された移動カム環と、前記移動カム環の内部に、前記移動カム環が回転する動作によって前記移動カム環と一体となって光軸方向に移動すると共に、前記固定筒2に対して回転しないように配置された直進ガイド筒と、前記移動カム環のカム溝に係合するフォロアピンと、前記直進ガイド筒の直動溝に係合する直動ピンとが設けられ、前記移動カム環が回動すると前記直進ガイド筒の前記直動溝に案内されて光軸方向に繰出される1群鏡筒と、前記固定筒の外周部上に移動可能に配置され、表面にファインダレンズをズーム駆動するためのカムが設けられたファインダカムプレートと、
前記ファインダカムプレートが前記固定筒の外周部に沿ってワイド位置とテレ位置との間で移動する動作をガイドするため、前記ファインダカムプレートの裏面に設けたファインダプレートガイドを溝内に嵌合した状態で、前記ファインダプレートガイドがワイド位置とテレ位置との間で移動する動作をガイドするよう、前記固定筒に設けた溝部と、片方が前記ファインダカムプレートに固定され、他方が前記固定筒に固定されて、ワイド位置において前記ファインダカムプレートの前記ファインダプレートガイド端部が前記固定筒の溝端部に止められるまで、ワイド方向に片寄せするよう配置されたバネと、前記ファインダカムプレートの裏面に設けた突起と、前記ファインダカムプレートの突起に当接可能なように前記移動カム環の外周面に設けた突起と、を備え、前記移動カム環がワイド位置とテレ位置との間で移動するときには、前記ファインダカムプレートの突起に前記移動カム環の突起が当接して前記移動カム環と前記ファインダカムプレートとが連動し、前記移動カム環が沈胴位置とワイド位置直前との間で移動するときには、前記ファインダカムプレートの突起と前記移動カム環の突起との当接が解消して、前記ファインダカムプレートが、前記ファインダプレートガイド端部が前記固定筒の溝端部に止められている状態を保つように構成したことを特徴とする。
【0064】
これにより、従来、カム部材(ファインダカムプレート46)と移動部材(移動カム環34)とが常に一緒に同期して動いていたため、固定筒(2)の内径部に、沈胴位置からテレ位置までの範囲のカム溝(2a)が必要であったのに対し、本発明においては、ワイド位置直前からテレ位置までの範囲のカム溝2aがあればよく、カム溝が必要となる範囲を小さくすることができる。さらにカム部材(ファインダカムプレート46)が回動される範囲も小さいため、3群鏡筒14の径を小さくまとめることが可能となる。
【0065】
これにより、撮影光学系に同期して光学ファインダの変倍動作を行う駆動機構の小型化及び低コスト化が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るズーム位置検出装置を含むカメラの鏡筒部分の構成を示す分解斜視図である。
【図2】沈胴位置における鏡筒部分を示す中央断面図である。
【図3】ワイド(広角)位置における鏡筒部分を示す中央断面図である。
【図4】テレ(望遠)位置における鏡筒部分を示す中央断面図である。
【図5】シャッタユニットの分解斜視図である。
【図6】コイル、ヨークに対するマグネットの回転角度をそれぞれ示した図である。
【図7】3群鏡筒の構成を示す斜視図である。
【図8】ステップモータの構成を示す分解斜視図である。
【図9】直進ガイド筒と移動カム環との係合関係を示す図である。
【図10】固定筒と移動カム環との係合関係を示す図である。
【図11】ズームモータのギアトレインを示す図である。
【図12】(A)は、ズームモータの回転方向及びズームモータに対するフォトインタラプタの配置を示す図であり、(B)は、ズームモータの回転方向が時計回り方向(CW)である場合の各フォトインタラプタの出力信号波形を示すタイミングチャートである。
【図13】ズームモータの回転方向が反時計回り方向(CCW)である場合の各フォトインタラプタの出力信号波形を示すタイミングチャートである。
【図14】1群鏡筒、移動カム環、ギア等の配置関係を示す断面図である。
【図15】第1の動作位置におけるファインダカムプレートを示す図である。
【図16】第2の動作位置におけるファインダカムプレートを示す図である。
【図17】第3の動作位置におけるファインダカムプレートを示す図である。
【図18】図1に示すカメラの鏡筒部分の動作を制御する電気回路を示すブロック図である。
【図19】電源スイッチのオンに伴う制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【図20】電源スイッチのオフに伴う制御部の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ベース
2 固定筒
2f 端面(禁止手段)
3 1群鏡筒
8 シャッタユニット
14 3群鏡筒
21 ステップモータ
26 フォトインタラプタ
29 撮像素子
34 移動カム環(移動部材)
35 ズームモータ
36〜41 ギア
42 直進ガイド筒
46 ファインダカムプレート(カム部材)
46d ガイド端部(禁止手段)
47 引っ張りばね(追従手段)
48 フォトインタラプタ
54 フォトインタラプタ
55 フォトインタラプタ
60 制御部
74 不揮発性メモリ
Claims (2)
- 鏡筒を沈胴位置、ワイド位置及びテレ位置との間で移動可能で、撮影光学系の焦点距離が変倍できるとともに、光学ファインダを備えた撮像装置において、
鏡筒ユニットの構造体を形成する固定筒と、
前記固定筒の内径部に形成されたカム溝に、フォロアピンを係合させることで、回動されることによって前記固定筒のカム溝に沿って光軸方向に繰出されるように配置された移動カム環と、
前記移動カム環の内部に、前記移動カム環が回転する動作によって前記移動カム環と一体となって光軸方向に移動すると共に、前記固定筒2に対して回転しないように配置された直進ガイド筒と、
前記移動カム環のカム溝に係合するフォロアピンと、前記直進ガイド筒の直動溝に係合する直動ピンとが設けられ、前記移動カム環が回動すると前記直進ガイド筒の前記直動溝に案内されて光軸方向に繰出される1群鏡筒と、
前記固定筒の外周部上に移動可能に配置され、表面にファインダレンズをズーム駆動するためのカムが設けられたファインダカムプレートと、
前記ファインダカムプレートが前記固定筒の外周部に沿ってワイド位置とテレ位置との間で移動する動作をガイドするため、前記ファインダカムプレートの裏面に設けたファインダプレートガイドを溝内に嵌合した状態で、前記ファインダプレートガイドがワイド位置とテレ位置との間で移動する動作をガイドするよう、前記固定筒に設けた溝部と、
片方が前記ファインダカムプレートに固定され、他方が前記固定筒に固定されて、ワイド位置において前記ファインダカムプレートの前記ファインダプレートガイド端部が前記固定筒の溝端部に止められるまで、ワイド方向に片寄せするよう配置されたバネと、
前記ファインダカムプレートの裏面に設けた突起と、
前記ファインダカムプレートの突起に当接可能なように前記移動カム環の外周面に設けた突起と、を備え、
前記移動カム環がワイド位置とテレ位置との間で移動するときには、前記ファインダカムプレートの突起に前記移動カム環の突起が当接して前記移動カム環と前記ファインダカムプレートとが連動し、
前記移動カム環が沈胴位置とワイド位置直前との間で移動するときには、前記ファインダカムプレートの突起と前記移動カム環の突起との当接が解消して、前記ファインダカムプレートが、前記ファインダプレートガイド端部が前記固定筒の溝端部に止められている状態を保つように構成したことを特徴とする撮像装置。 - 前記移動カム環は円筒形状をなし、前記ファインダカムプレートは、前記移動カム環の円筒形状に沿った別の円筒形状の少なくとも一部分で構成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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