JP3559639B2 - レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器に関し、特に変倍用(ズーミング用)又はフォーカス用のレンズ群を保持しているレンズ群保持鏡筒(レンズ群保持部材)を、スペースの有効利用を図りつつ、変倍又はフォーカスの際に円滑に且つ精度良く光軸上移動することができるビデオカメラやフィルムカメラ等の光学機器に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりビデオカメラやフィルムカメラ等の光学機器のレンズ鏡筒においては変倍用又はフォーカス用のレンズ群を保持したレンズ群保持鏡筒を、モータ等の駆動手段からの駆動力で光軸上移動させている。このような光学機器のレンズ鏡筒においてはレンズ群保持鏡筒をバネ等の弾性部材を用いて光軸上、一方向に片寄せしている。
【0003】
従来より、このときのレンズ保持部材の片寄せ方法としては巻き径を、撮影光路内に入らない様に大きくした圧縮バネ(通称ビックリバネ)を各レンズ保持部材間に配置し、このビックリバネの付勢力を利用して、各レンズ保持部材を光軸方向に離反する方向に付勢し、これにより各レンズ保持部材のガタを取っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレンズ保持部材の片寄せ方法では巻き径の大きなビックリバネを各レンズ保持部材間に配置するので、ズーミングによるレンズ群間隔の減少に応じビックリバネの収納スペースを確保する必要があった。
【0005】
一般にビックリバネは巻き径が大きい為、必要な力を発生させる為には線径を大きくする必要がある。この為ビックリバネの収納スペースが大きくなり易く、この収納スペースを確保する為カメラ全体が大きくなってしまうという問題点があった。
【0006】
本発明は従来の鏡筒内では不使用領域となっている領域に片寄せ用の弾性部材を適切に配置することにより、装置全体の小型化を図りつつ、レンズ保持部材を所定方向に確実に片寄せすることができ、これによりズーミング又はフォーカスの際に該レンズ保持部材を精度良く、移動させることができるレンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のレンズ鏡筒は、
(1−1) 少なくとも2つのシャッター羽根を有するシャッターユニットの外周部に設けられた第1の切欠き部に光軸方向に相対移動するようにレンズ保持部材を嵌通させ、
第1の切欠き部に更に設けた第2の切欠き部に弾性部材を該弾性部材の一端が該シャッターユニットの一部に、他端が該レンズ保持部材の一部に当接し、該シャッターユニットとレンズ保持部材を光軸方向に相対付勢するように設けると共に
該第2の切欠き部が該シャッターユニットのシャッター羽根を全開させたときに一方のシャッター羽根の外形部より外側と他方のシャッター羽根の作動量外形よりも内側とで形成されるシャッター羽根不使用領域内に位置するようにしていることを特徴としている。
【0008】
特に、
(1−1−1)前記弾性部材は少なくとも2つ設けられていること。
【0009】
(1−1−2)前記シャッター羽根不使用領域は光軸を挟んで少なくとも2つ形成されること。
【0010】
本発明の光学機器は、構成要件(1−1)のレンズ鏡筒を用いて所定面上に画像情報を形成していることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態1の要部斜視図である。図2〜図5は各々図1の一部分の展開説明図、図6は図1の一部分の概略図、図7は本実施形態のレンズ鏡筒の沈胴状態の要部断面図、図8,図9は各々本実施形態の撮影系の広角端と望遠端の要部断面図である。
【0012】
図中、101は第1群レンズ(不図示)を保持する第1群レンズホルダー、102は第1群レンズホルダー101を保持する第1群レンズ鏡筒である。103は第2群レンズ(不図示)を保持する第2群レンズホルダー、104は第2群レンズホルダー103を保持する第2群レンズ鏡筒(レンズ保持鏡筒)である。
【0013】
105はシャッターユニットの一要素を構成するシャッター地板であり、光軸前方側には2つのシャッター羽根、106,107をその回転中心穴106a,107aまわりに回転自在に支持する回転支軸105a,105bが形成されている。又シャッター羽根106,107にはシャッター駆動マグネット108の駆動ピン108aが係合する為の被駆動穴106b,107bが形成されている。
【0014】
シャッター駆動マグネット108はその一端の回転中心穴108bをシャッター地板105の回転支軸(不図示)により回転自在に支持されると共に他端側の回転中心軸108cはマグネットカバー109の支持穴(不図示)に回転自在に支持されている。シャッター駆動マグネット108の回転によりシャッター羽根106,107を回転駆動することでシャッター地板105の光軸まわりに形成されたアパーチャ開口105cの開閉動作を行ない、フィルム(感光面)への適正露光を行っている。シャッター駆動マグネット108は2極着磁されたフェライトマグネットより成り、以下の磁気回路の作用により回転駆動されている。
【0015】
110,111,112は各々閉磁路を形成するヨーク、113はヨーク110,111,112に起磁力を発生させる駆動コイルである。ヨーク112の光軸方向の足部112a,112bとヨーク110,111の光軸方向の足部110a,111aは組付時、駆動コイル113の中央開口113a内に互いにその板厚分よけ合って嵌入され、これにより閉磁路を形成している。このようにして組み付けられた状態で駆動コイル113に適宜通電を行なうことでヨーク110,111のマグネット対向極歯110b,111bに磁極を形成し、シャッター駆動マグネット108の回転駆動によりシャッター開閉駆動を行なっている。
【0016】
シャッター羽根106,107の更に光軸前方側には羽根仕切板114が配置され、該羽根仕切板114とシャッター地板105の間でシャッター羽根106,107を摺動自在に保持している。シャッター地板105、シャッター羽根106,107、そして羽根仕切板114等はシャッターユニットの一要素を構成している。
【0017】
羽根仕切板114の光軸前方側にはズーミングにより全開絞り径を可変制御する為の可変絞り115,116が配置されている。該可変絞り115,116の回転中心に形成された穴115a,116aは前述シャッター地板105に形成された回動支軸105a,105bに回動自在に軸支されている。この為羽根仕切板114には回動支軸105a,105bが貫通出来るよう、逃げ穴114a,114bが形成されている。
【0018】
該可変絞り115,116にはそれぞれが閉方向に回動する方向に付勢バネ117がそれぞれのバネ掛け115b,116bに引掛けられ、常時閉方向への付勢が行なわれる。該可変絞り115,116には更にシャッター地板105の最外周から外側に飛び出す位置に半球状の絞りを形成した立ち曲げ部(突起部)115c,116cが形成されている。この半球状の突起部115c,116cは組込み時、第1群レンズ鏡筒102の内周対応部に形成された2つのカム部102a,102bにそれぞれ前記付勢バネ117の作用により押し付けられている。
【0019】
そして該突起部115c,116cはズーミングによる光軸方向の相対位置変化により前記カム部102a,102bに沿って位置規制が行なわれ、その結果、全開絞り形状が撮影系のズーミングによる焦点距離に応じて変化するように構成されている。又前記カム部102a,102bの反対側の面102c,102dは可変絞り116の半球状の突起部115c,116cの移動範囲を逃げた逃げカムを構成しており、略光軸方向に沿って形成されている。
【0020】
118は可変絞り押さえ部材である。可変絞り押さえ部材118は前記可変絞り115,116を羽根仕切板114との間で摺動自在に保持し、シャッター地板105にネジ等(不図示)により固定されている。
【0021】
119は第3群レンズ(不図示)を保持する第3群レンズホルダー、120はガイドブッシュである。第3群レンズホルダー119の開口穴119aにガイドブッシュ120が圧入等により固定されている。121は第3群ガイドバーであり、前記ガイドブッシュ120が摺動自在に嵌合し、第3群レンズホルダー119を光軸方向に移動可能なように保持している。
【0022】
122は第3群振れ止めバーであり、第3群レンズホルダー119の係合用の切欠き部119bを摺動自在に保持している。第3群ガイドバー121と第3群振れ止めバー122の作用により第3群レンズホルダー119は略光軸に沿って平行に移動している。第3群ガイドバー121の光軸方向の後端部121aは後地板123の係合穴123aに保持され、先端径小部121bは第3群傾き調整板124の係合穴124aに係合保持されている。シャッター地板105と後地板123はネジ等公知の手段により固定され、第3群傾き調整板124は可変絞り押さえ部材118に公知の波ワッシャーを挟んでネジ等で固定され、偏芯ピン等により決められた量だけ移動可能なように成してある。該第3群傾き調整板124の作用により各種部品公差等による第3群レンズの傾きを補正している。
【0023】
1230は第3群片寄せバネであり、第3群ガイドバー121と同軸に配置され、一端が第3群傾き調整板124に、他端が第3群レンズホルダー119のガイドブッシュ120の圧入部端面に当接し、第3群レンズホルダー119を常時光軸後方向に付勢する役目を果たしている。
【0024】
次に第3群レンズホルダー119を光軸前後方向に駆動するステッピングモーターの各要素について説明する。1240と125は各々ヨークでコイル126をそれぞれの立ち曲げ部1240a,125aに嵌装し、1つの閉磁路を形成している。
【0025】
同様にヨーク127,128もコイル129をそれぞれの立ち曲げ部127a,128aに嵌装し、1つの閉磁路を形成している。それぞれのヨーク125,1240,127,128に形成されたマグネット対向極歯1240b,125b,127b,128bの中心軸上には第3群送りネジ131が配置されている。第3群送りネジ131には10極着磁されたマグネット130が接着剤等により固定され、光軸前側をシャッター地板105に、後側を後地板123にそれぞれ回転可能に保持されている。
【0026】
132は送りナットである。該送りナット132は第3群レンズホルダー119のナット受け部119cに保持され、更に第3群送りネジ131に螺合している。送りナット132と第3群レンズホルダー119のナット受け部119cには一定量の隙間が設定されているが、前述第3群片寄せバネ1230の作用により、第3群レンズホルダー119はガタ分だけ光軸後方側へ常に片寄せされている。
【0027】
133はステップモーターを構成するヨーク1240,125,127,128を後地板123との間で位置決め保持する為の押さえ板であり、ネジ等(不図示)により後地板123に固定されている。組込み状態においては押さえ板133の開口穴133aから送りネジ131のネジ部131aが貫通露出し、マグネット130は押さえ板133よりも光軸後方側でヨーク1240,125,127,128のマグネット対向極歯1240b,125b,127b,128bの内周部に位置する状態となっている。
【0028】
以上のように構成された状態でコイル126,129への通電を適宜、切換えることによって公知のステッピングモーターとしてマグネット130が回転し、この結果、送りネジ131とナット132の作用により第3群レンズホルダー119を略光軸方向に沿って移動させている。134は第4群レンズ(不図示)を保持する第4群レンズホルダーであり、後地板123の光軸後側の収納部に保持されている。
【0029】
以上述べたシャッター地板105から第4群レンズホルダー134までの各部品により可変絞りユニット,シャッター駆動ユニット,第3群レンズ駆動用ステッピングモーターユニット,第4群レンズを内包した第3,第4群レンズユニットを構成している。
【0030】
本実施形態における撮影系は、第1から第4群レンズより成り、各レンズ群を移動させて変倍を行なう第4群ズームレンズより成っている。又第4群レンズと絞り間隔がズーミングによって変化しないズームタイプより成っている。
【0031】
次に本実施形態のズーム駆動機構について説明する。135はカメラ本体(不図示)にネジ等で固定され、本実施形態の光学系を支える固定筒である。固定筒135の内周部にはメスヘリコイド135aが形成されている。
【0032】
図2は該固定筒135を図1に示すように光軸前方から見て水平左方向の角度を0°として外面展開した概略図である。136は第1差動カム筒であり、固定筒135のメスヘリコイド135aに、その後部オスヘリコイド136a及び後述するヘリコイドギア136bが螺合し、該ヘリコイドリードに沿って光軸方向に回転しつつ進退自在となるように構成されている。
【0033】
図3は前記固定筒135と同様に外面展開した概略図である。図3に示してあるように第1差動カム136の後部にはオスヘリコイド136aのみが形成された部分136aと、ギアとヘリコイドが共存する部分136b、そしてギアのみが存在する部分136cが存在する。オスヘリコイドの存在する領域136a,136bは固定筒135のメスヘリコイド135aとヘリコイド結合し、該第1差動カム筒136を光軸方向に回転しながら進退可能に保持する機能を有している。そしてギアも存在する領域136b部は図1のファインダー駆動ギア137に噛み合って該第1差動カム筒136の回転による駆動力を受けてファインダーズーム機構(不図示)を駆動している。
【0034】
次にギアのみが存在する領域(平歯ギア部)136cに対応する固定筒135の内周部は該ギアに干渉しないようにギア逃げ部135bが形成されている。そして該平歯ギア部136cには減速機構(不図示)を介したズーム駆動ギア138が噛み合い、該回転力により第1差動カム筒136が回転しながら光軸方向に進退する。このとき平歯ギア部136cにもヘリコイドを共存させることでヘリコイド領域を広げることが考えられるが、前記ズーム駆動力はその駆動負荷が大きく、ヘリコイドを共存させるとギア部の肉が少なくなり、ギア強度が低下し、ギアの破壊を招く恐れがある為、あえてギア部136cのみで形成している。
【0035】
これに対しギアとヘリコイドの共存部136bはそのギア部にかかるファインダーズーム駆動負荷がズーム駆動負荷に比べて小さく、ギア強度上問題が無いので、ヘリコイドとギアの共存で形成することでヘリコイド領域も広くすることを可能としている。
【0036】
図1において139は第1差動カム筒136と光軸方向一体となり回転せずに進退する直進ガイド筒である。
【0037】
図4は直進ガイド筒139を図2と同様に外面展開した概略図である。組込み状態において該直進ガイド筒139の3ヶ所の突部139aは、第1差動カム136の内周部に形成された3ヶ所の円周方向の溝部136d(図3の紙面裏側に形成されていることを表した破線で示された3ヶ所の溝部)に相対摺動自在に支持されている。そして後端フランジ部139bから更に外周方向に突出した3ヶ所の突部139cは前記固定筒135の内周部に形成された3ヶ所の光軸方向溝部135cに相対摺動自在に支持されている。
【0038】
これにより第1差動カム筒136にズーム駆動力が付与されると第1差動カム筒136が回転しながら光軸方向に進退する際、直進ガイド筒139は前述の支持機構の作用により第1差動カム筒136と一体となって回転せずに光軸方向に進退することとなる。
【0039】
140は第2差動カム筒で外周後部に形成された複数のカムピン140aが前述直進ガイド筒139の内周部に形成された対応する複数のインナーカム溝139dに摺動自在に係合保持されている。141は第2差動カム筒駆動ピンであり、組込み時に第2差動カム筒140に固定されると共に、その先端は直進ガイド筒139の3ヶ所の逃げ穴139eを貫通し、第1差動カム136の内周部に形成された3ヶ所の光軸方向溝部136eに相対摺動自在に係合している。
【0040】
この結果、該駆動ピン141は第1差動カム筒136の回転力を受けて、直進ガイド筒139に対して第2差動カム筒140を回転させる力を発生させている。該回転力により第2差動カム筒140は直進ガイド筒139のインナーカム溝139dに沿って光軸方向に進退することとなる。これにより第2差動カム筒140は光軸方向に進退する第1差動カム筒136に対して更に光軸方向に進退することとなる。
【0041】
図5は前述と同様にして第2差動カム筒140を外面展開したときの概略図であり、第2差動カム筒140の内周面には更に前述の第1群レンズ鏡筒102の後部外周面に形成された3本のカムピン102eを摺動自在に支持する3ヶ所のカム溝140bと、第2群レンズ鏡筒104の後部円周面上に形成された3本のカムピン104bを摺動自在に支持する3ヶ所のカム溝140cと第3,第4群レンズユニットを構成する後地板123の外周部に形成された3本のカムピン123bを摺動自在に支持する3ヶ所のカム溝140dとがそれぞれ形成されている。
【0042】
組込み時において第3,第4群レンズユニットの構成部品の1つである後地板123は前述のようにカムピン123bが第2差動カム筒140のカム溝140dに相対回転自在に保持されると共に、3ヶ所の外周突部123cが、前述直進ガイド筒139の内周面に形成された3ヶ所の光軸方向溝部139fに摺動自在に支持されているので、前記カム溝140dのリフトに沿って回転せずに光軸方向に進退することとなる。
【0043】
このとき第2群レンズ鏡筒104の2ヶ所の円筒部104c,104dはシャッター地板105の外周部に形成された切欠き部105d,105eに光軸方向に摺動自在に支持されているので、第2差動カム筒140の回転に伴って前記カム溝140cのリフトに沿って回転せずに光軸方向に進退することとなる。
【0044】
更にこの際第1群レンズ鏡筒102の内周面に形成された2ヶ所の光軸方向突条102f,102gは前述第2群レンズ鏡筒104の2ヶ所の円筒部104c,104dの外周部に形成された光軸方向溝部104e,104fに光軸方向摺動自在に支持されているので第2差動カム筒140の回転に伴って前記カム溝140bのリフトに沿って回転せずに光軸方向に進退することとなる。
【0045】
以上説明したように、本実施形態の鏡筒は固定筒135に対して第1差動カム筒136が光軸方向に回転しながら進退し、同様に第1差動カム筒136に対して第2差動カム筒140が光軸方向に同じ角度だけ(固定筒に対して)回転しながら進退する。そして更に第2差動カム筒140に対して各レンズ群が光軸方向に今度は回転せずに進退することでズーミング動作が行なわれるような構成となっている。
【0046】
図1において142,143は各々片寄せバネ(弾性部材)であり、第3,第4群レンズユニット(シャッターユニット)と第2群レンズ鏡筒(レンズ保持部材)104を光軸方向に離反する方向に付勢し、各レンズ群のカムピン102e,104b,123bとカム溝140b,140c,140dとのガタを寄せ、ガタによるレンズ群の倒れ等による悪影響を取り除く為のものである。
【0047】
該片寄せバネ142,143はシャッター地板105の前述切欠き部105d,105e内に形成され、光軸方向後ろ側が片寄せバネ142,143の当接面としてシャッター地板105で塞がれた略U字状の切欠き部105f,105gに収納されている。該切欠き部105fの設定位置はシャッター羽根106が全閉時に干渉しないようにシャッター羽根106の先端内径部106cよりも羽根回転中心側であり、シャッター羽根107が全開時に干渉しないようにシャッター羽根107が全開したときの羽根の外形部107dよりも更に外側に設定してある。
【0048】
同様に切欠き部105gの設定位置は、シャッター羽根107が全閉時に干渉しないようにシャッター羽根107の先端内径部107cよりも羽根回転中心側であり、かつシャッター羽根106が全開時に干渉しないようにシャッター羽根106が全開したときの羽根の外形部106dよりも更に外側に設定してある。
【0049】
図6はこの様子をシャッター地板105の正面から見たときの概略図であり、シャッター羽根106,107が全閉したときを実線で、又全開したときのを一点鎖線で示してある。
【0050】
本実施形態では図6に示すようにシャッターユニットの外周部に切欠き部105g,105fを設けている。そして該切欠き部内105g,105fに弾性部材としての片寄せバネ142,143を挿設している。このとき片寄せバネ142,143の一端がシャッターユニット105の一部に当接し、他端が後述するようにレンズ保持部材104の一部(光軸方向突条)104g,104hに当接している。該切欠き部105g,105fはシャッター羽根106,107を全開させたときに一方のシャッター羽根107の外形部107dより外側と、他方のシャッター羽根106の差動量外形より内側106cとで形成される1対のシャッター羽根不使用領域Y1内に位置するように形成している。
【0051】
本実施形態では上述のような位置に片寄せバネ142,143を配置することで、本来はデッドスペースになりやすい領域を有効に利用できるようにしている。一方、前記片寄せバネ142,143の光軸前方側の端面は、第2群レンズ鏡筒104の2ヶ所の円筒肉部104c,104dの円周面に形成された光軸方向突条104g,104hの光軸後方端面と当接している。
【0052】
この結果、組込み状態において第2群レンズ鏡筒104と第3,第4群レンズユニットは片寄せバネ142,143の作用により互いに離反する方向に片寄せさせている。144は前述ズーム駆動ギア138を固定筒135の決められた位置に回転自在に支持する為の支軸である。
【0053】
145は公知の摺動抵抗であり、カメラ本体(不図示)にネジ等で固定されると共に、その被駆動用突起145aが、前述直進ガイド筒139の係合穴部139gに係合し、ズーミングにより直進ガイド筒139が進退する動きに連動して光軸方向に移動し、該直進ガイド筒139の停止位置を電気信号に変換し出力している。
【0054】
該電気信号の状態から、カメラ本体に設けた制御手段はその時の撮影系の焦点距離を判別し、該焦点距離情報と公知の測距手段により得られた被写体距離情報とから前述ステッピングモーターを駆動源として第3群レンズを保持する第3群レンズホルダー119を光軸方向に沿って進退し、被写体へのピント合わせ動作を行なっている。
【0055】
このように本実施形態の撮影系はズーミング動作を所謂電子制御カム機構により行なっている。
【0056】
次に本実施形態の撮影レンズ鏡筒の主要部品の組立方法について説明する。第1レンズ鏡筒102、第2群レンズ鏡筒104、第3,第4群レンズユニットをそれぞれ光軸方向移動自在に、かつ片寄せバネ142,143を組込んで組み合わせた状態で第2差動カム筒140内に後ろからカムピンとカム溝の位相を合わせて光軸方向に沿って組み入れる。
【0057】
次にその状態のまま今度は第2差動カム筒140を直進ガイド筒139に後ろからカムピン140aとカム溝139dの位相を合わせて光軸方向に沿って組込む。
【0058】
このとき第2差動カム筒駆動ピン141の直進ガイド筒139に対する位相状態は図4中の一点鎖線の丸で示した位置にあるので、3ヶ所のうち図中中央の駆動ピン141のみ、組込みが可能となっている。これは他のピンが組込めないように残り2つの対応逃げ穴139eが形成されているからである。
【0059】
今、組込み可能な1ヶ所のみに駆動ピン141を組込んだ状態で該ピンを図1中、反時計方向に回転させる。このとき、前述した片寄せバネ142,143の作用により第3,第4群レンズユニットは光軸後方へ押し戻されるので、これに逆らって光軸前方方向に押圧力を加えながらピンを回転させる。そして残り2つのピンが組込める状態まで第2差動カム筒140を直進ガイド筒139に対して図1中の反時計方向に回転させた後、残り2つの駆動ピン141を組込む。
【0060】
この位置まで回転させると、前記回転量分だけ前記第1群レンズ鏡筒102のカムピン102e、第2群レンズ鏡筒104のカムピン104b、そして後地板123に形成されたカムピン123bは図5中の3ヶ所の組込み用光軸方向溝部140eからそれぞれの対応カム溝140b,140c,140d内に誘い込まれ、図中組込み位置と沈胴位置の間に位置することとなるので、前記片寄せバネ142,143の付勢力により第3,第4群レンズユニットが第2差動カム筒140から外れることはなくなる。
【0061】
つまり組込み位置において駆動ピン141を1本だけ組込み、その駆動ピン141を押して第2差動カム筒140を直進ガイド筒139に対して回転させる手掛かりとすると共に一定量だけ回転した位置で残りのピンを組込むことにより不用意に第2差動カム筒140が直進ガイド筒139に対して回転し、各レンズ群が脱落することを防止している。
【0062】
次に前述3本の第2差動カム筒駆動ピン141が全て組込まれた位相状態において直進ガイド筒139を第1差動カム筒136の後ろから光軸方向に沿って組込む。
【0063】
このように直進ガイド筒139を光軸方向に沿って組込むことができるように第1差動カム筒136の内周部に形成された3ヶ所の円周方向溝部136dの対応部には組込み用の逃げ136e(図3中)が形成されている。この位相は組込み後の通常使用領域外であるので、通常時において直進ガイド筒139の3ヶ所の突起139aが該円周方向溝部136dから外れることはない。
【0064】
この状態で固定筒135に対して第1差動カム筒136のヘリコイド位相を合わせて組込むことで撮影レンズ鏡筒が完成する。ズーミングによる各部の動きに関しては既に述べてあるので省略する。
【0065】
尚本発明では以上説明したレンズ鏡筒を用いて感光面(フィルム面,CCD面)に画像情報を形成する光学機器を構成している。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば以上のように、従来の鏡筒内では不使用領域となっている領域に片寄せ用の弾性部材を適切に配置することにより、装置全体の小型化を図りつつ、レンズ保持部材を所定方向に確実に片寄せすることができ、これによりズーミング又はフォーカスの際に該レンズ保持部材を精度良く、移動させることができるレンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器を達成することができる。
【0067】
特に本発明によれば上記構成によりシャッターユニットを有する1つの光学部材とレンズ保持部材はシャッター羽根作動領域内に生じるデッドスペースに巻き径の小さな2つのバネを配置することで特別なスペースを使わずに確実な片寄せを行なうことができるので、カメラの小型化と光学性能確保という2つの目的を良好に達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部斜視図
【図2】図1の固定筒の外面展開図
【図3】図1の第1差動カムの外面展開図
【図4】図1の直進ガイド筒の外面展開図
【図5】図1の第2差動カムの外面展開図
【図6】図1のシャッター地板の要部正面図
【図7】本発明の実施形態1のレンズ鏡筒の沈胴時の要部断面図
【図8】本発明の実施形態1のレンズ鏡筒の広角端時の要部断面図
【図9】本発明の実施形態1のレンズ鏡筒の望遠端時の要部断面図
【符号の説明】
101 第1群レンズホルダー
102 第1群レンズ鏡筒
103 第2群レンズホルダー
104 第2群レンズ鏡筒
105 シャッター地板
106,107 シャッター羽根
108 シャッター駆動マグネット
109 マグネットカバー
110,111,112 ヨーク
113 駆動コイル
114 羽根仕切板
115,116 可変絞り
117 付勢バネ
118 可変絞り押さえ部材
119 第3群レンズホルダー
120 ガイドブッシュ
121 第3群ガイドバー
122 第3群振れ止めバー
123 後地板
124 第3群傾き調整板
1230 第3群片寄せバネ
1240,125,127,128 ヨーク
126,129 コイル
130 マグネット
131 第3群送りネジ
132 送りナット
133 押さえ板
134 第4群レンズホルダー
135 固定筒
136 第1差動カム筒
137 ファインダー駆動ギア
138 ズーム駆動ギア
139 直進ガイド筒
140 第2差動カム筒
141 第2差動カム筒駆動ピン
142,143 片寄せバネ
144 支軸
145 摺動抵抗

Claims (4)

  1. 少なくとも2つのシャッター羽根を有するシャッターユニットの外周部に設けられた第1の切欠き部に光軸方向に相対移動するようにレンズ保持部材を嵌通させ、
    第1の切欠き部に更に設けた第2の切欠き部に弾性部材を該弾性部材の一端が該シャッターユニットの一部に、他端が該レンズ保持部材の一部に当接し、該シャッターユニットとレンズ保持部材を光軸方向に相対付勢するように設けると共に
    該第2の切欠き部が該シャッターユニットのシャッター羽根を全開させたときに一方のシャッター羽根の外形部より外側と他方のシャッター羽根の作動量外形よりも内側とで形成されるシャッター羽根不使用領域内に位置するようにしていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記弾性部材は少なくとも2つ設けられていることを特徴とする請求項1のレンズ鏡筒。
  3. 前記シャッター羽根不使用領域は光軸を挟んで少なくとも2つ形成されることを特徴とする請求項1のレンズ鏡筒。
  4. 請求項1から3の何れか1項記載のレンズ鏡筒を用いて所定面上に画像情報を形成していることを特徴とする光学機器。
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