JP4744219B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents
レンズ駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4744219B2 JP4744219B2 JP2005218327A JP2005218327A JP4744219B2 JP 4744219 B2 JP4744219 B2 JP 4744219B2 JP 2005218327 A JP2005218327 A JP 2005218327A JP 2005218327 A JP2005218327 A JP 2005218327A JP 4744219 B2 JP4744219 B2 JP 4744219B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- driving device
- lens frame
- base
- optical axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、露光量調整ユニット(のシャッタ羽根の走行面)からレンズまでの光軸方向の間隔が広いと、光線ギレ等の問題を生じ、これを解消するには露光量調整ユニットの開口部を大きくする必要があり、その結果、装置の平面サイズの大型化を招き、小型の携帯電話機等への搭載が困難であった。
この構成によれば、カム部材が作動してレンズ枠に対してカム作用を及ぼすと、レンズ枠は弾性部材の付勢力が作用した状態で光軸方向に移動する。これにより、近接撮影又はズーミング撮影が可能になる。また、露光量調整ユニットを備えているため、撮影に際し露光量を適宜調整することにより、高画質で鮮明な画像を撮影することができる。
さらに、弾性部材は、その一端部が露光量調整ユニットにより直接保持されているため、従来のような専用の押圧部材等を採用する必要がなく、部品点数を削減でき、光軸方向の寸法を短くでき、装置の小型化、薄型化、低コスト化を達成できる。また、露光量調整ユニットはレンズベースに固定されているため、落下等の衝撃に十分耐え得る強度を得ることができる。したがって、小型化が要求され又落下等の虞のある携帯電話機等に搭載のモバイルカメラに適したレンズ駆動装置を得ることができる。また、露光量調整ユニットが、ユニットベース、羽根部材、及び駆動源を含むものであるため、撮影に際し適宜迅速に露光量の調整を行うことができ、高画質で鮮明な画像を撮影することが可能になる。
特に、ユニットベースが、弾性部材を直接弾性変形させて取り付けるべく、光軸方向の後方に向けて突出すると共に弾性部材の一端部を押圧する突状押圧部を有するため、突状押圧部の突出量を適宜設定することにより、仕様の異なる各種のコイルスプリングを取り付けることができ、組み付けの容易性を確保しつつ、仕様に応じた圧縮代あるいは付勢力を得ることができる。
この構成によれば、弾性部材を圧縮した状態で組み付ける際に、その一端部を突状押圧部の窪みに嵌め込むことで、そのずれを防止でき、所定の位置に高精度に組み付けることができる。
この構成によれば、弾性部材がレンズ枠と一体的に形成された弾性片であるため、さらに部品を削減することができ、部品が減った分だけ組み付け作業も容易になり、さらにコストを低減することができる。
この構成によれば、露光量調整ユニットが取り付けられたレンズ駆動装置の機械的強度を高めることができる。
図1ないし図5は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の断面図、図2は装置の一部を省いた正面図、図3は装置から露光量調整ユニットを取り除いた正面図、図4は装置から露光量調整ユニットを除いた部分の分解斜視図、図5は装置の分解断面図である。
円筒部11には、その径方向に貫通すると共に光軸方向Lに伸長しかつ前方に開口する3つのガイド孔11a等が形成されている。3つのガイド孔11aは、周方向において等角度(120度)の間隔で形成されている。
また、突出部22は、それぞれ、後方側が後述するカムリング30のカム面33に係合し、前方側がワッシャー40を介してコイルスプリング50の後端部(他端部)52に係合するようになっている。
したがって、コイルスプリング50は、レンズ枠20の突出部22を光軸方向Lの後方に向けて付勢し、突出部22をカム面33に対して常に接触させるように作用する。
開口規制板150は、シャッタ羽根120の背後においてユニットベース110に接合されており、所定の口径をなす開口部151を画定している。
先ず、レンズベース10に対して、図4に示すような順序で、カムリング30、レンズ枠20、ワッシャー40を組み付けて、レンズ駆動ユニットUを形成する。
次に、ユニットベース110に対して、開口規制板150、シャッタ羽根120、駆動源130、カバー140等を組み付けて、シャッタ羽根120が開閉自在に駆動される露光量調整ユニット100を形成する。
続いて、コイルスプリング50が円筒部11に保持された状態で、コイルスプリング50の前端部(一端部)51がユニットベース110の凹部112に入り込むように露光量調整ユニット100を近づけて、凹部112で前端部(一端部)51を押圧して圧縮しつつ、レンズベース10に接合する。
ここでは、コイルスプリング50の前端部(一端部)51をユニットベース110の凹部112に入り込ませるようにするだけで、正確かつ容易にコイルスプリング50を組付けることができるため、組付け性が向上し、それ故に装置の生産性も向上する。
また、露光量調整ユニット100はレンズベース10に堅固に固定されているため、落下等の衝撃に十分耐え得る強度を得ることができる。したがって、小型化が要求され又落下等の虞のある携帯電話機等に搭載のモバイルカメラに適したレンズ駆動装置を得ることができる。
すなわち、この実施形態におけるレンズ駆動装置では、図7に示すように、ユニットベース110には、光軸方向Lの後方に向けて突出すると共にコイルスプリング50の前端部(一端部)51を押圧する突状押圧部112´が形成されている。
この突状押圧部112´は、コイルスプリング50に沿って環状に形成されており、その端面には、コイルスプリング50の前端部(一端部)51を受け入れる窪み112a´が形成されている。
また、コイルスプリング50を圧縮した状態で組み付ける際に、その前端部(一端部)51を突状押圧部112´の窪み112a´に嵌め込むことで、そのずれを防止でき、所定の位置に高精度に組み付けることができる。
すなわち、この実施形態におけるレンズ駆動装置では、図8に示すように、レンズ枠20´に対して、弾性部材としての弾性片24´が光軸方向Lに弾性変形可能に一体的に形成されている。
このように、レンズ枠20´をカムリング30に押圧する弾性部材が、レンズ枠20´と一体的に形成された弾性片24´であるため、前述の実施形態に比べてさらに部品を削減することができ、部品が減った分だけ組み付け作業も容易になり、さらにコストを低減することができる。
上記実施形態においては、カム部材として手動により回動させられるカムリング30を示したが、電磁駆動源等により駆動されるカムリングを備えた構成において、本発明の構成を採用することも可能である。
上記実施形態においては、レンズベース10とユニットベース110を予め結合する構成を示したが、このレンズ駆動装置が組み込まれる機器内に、レンズベースとユニットベースの取付け枠を設け、各々の取付け枠に対してレンズベースとユニットベースを取り付けて、レンズ駆動装置を組み立てるようにしてもよい。
上記実施形態においては、露光量調整ユニット100として、開口部141,151を開閉するシャッタ羽根120を備えるシャッタ装置を示したが、これに限定されるものではなく、開口部141,151を所定の口径に絞る絞り羽根を備えた絞り装置、あるいは、NDフィルタ羽根を備えたNDフィルタ装置等を採用してもよい。
G レンズ
E 撮像素子
U レンズ駆動ユニット
10 レンズベース
11 円筒部
11a ガイド孔
12 収容部
13 支持部
14 凹部
15 孔
20,20´ レンズ枠
21 円筒部
22 突出部
23 開口規制板
23a 開口部
24´ 弾性片(弾性部材)
30 カムリング(カム部材)
31 環状部
32 駆動レバー
33 カム面
40 ワッシャー
50 コイルスプリング(弾性部材)
51 前端部(一端部)
52 後端部(他端部)
100 露光量調整ユニット
110 ユニットベース
111 開口部
112 凹部
112´ 突状押圧部
112a´ 窪み
115,116 ネジ孔
120 シャッタ羽根(羽根部材)
130 駆動源
131 ロータ
131a 駆動ピン
132 励磁用のコイル
133 ヨーク
140 カバー
141 開口部
150 開口規制板
151 開口部
Claims (4)
- レンズを保持するレンズ枠、前記レンズ枠にカム作用を及ぼして前記レンズ枠を光軸方向に移動させるカム部材、前記レンズ枠及びカム部材を支持するレンズベース、前記レンズ枠を前記カム部材に押圧する付勢力を及ぼす弾性部材、前記レンズ枠の前方に配置されると共に前記レンズベースに固定されて露光量を調整する露光量調整ユニット、を備えたレンズ駆動装置であって、
前記露光量調整ユニットは、所定の口径をなす開口部を画定するユニットベース、前記ユニットベース上において前記開口部に臨む位置と前記開口部から外れた位置の間を移動する羽根部材、前記羽根部材を駆動するべく前記ユニットベースに固定された駆動源を含み、
前記ユニットベースは、前記弾性部材を直接弾性変形させて取り付けるべく、光軸方向の後方に向けて突出すると共に前記弾性部材の一端部を押圧する突状押圧部を有する、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記突状押圧部には、前記弾性部材の一端部を受け入れる窪みが形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。 - 前記弾性部材は、光軸方向に弾性変形可能に前記レンズ枠に対して一体的に形成された弾性片からなる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。 - 前記レンズベース及びユニットベースは、外周領域の複数箇所において、一体となるようにお互いに取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のレンズ駆動装置。」である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005218327A JP4744219B2 (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005218327A JP4744219B2 (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007033957A JP2007033957A (ja) | 2007-02-08 |
JP4744219B2 true JP4744219B2 (ja) | 2011-08-10 |
Family
ID=37793281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005218327A Expired - Fee Related JP4744219B2 (ja) | 2005-07-28 | 2005-07-28 | レンズ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4744219B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008250190A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
JP5697986B2 (ja) * | 2007-12-10 | 2015-04-08 | パーカー ハネフィン コーポレイションParker Hannifin Corporation | 光学レンズ画像安定化システム |
JP5383378B2 (ja) * | 2009-08-11 | 2014-01-08 | 日本電産サンキョー株式会社 | 光学ユニット |
JP6659166B2 (ja) | 2016-03-22 | 2020-03-04 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04353810A (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-08 | Olympus Optical Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JPH0662679A (ja) * | 1992-04-22 | 1994-03-08 | Sakai Mitsuyoshi | 穴あけ用バーナーのバーナーノズル並びに穴あけ用バーナー |
JPH08110454A (ja) * | 1994-10-12 | 1996-04-30 | Canon Inc | 衝撃吸収構造を有するレンズ鏡筒 |
JP3559639B2 (ja) * | 1996-01-31 | 2004-09-02 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器 |
JPH10170809A (ja) * | 1996-12-10 | 1998-06-26 | Kyocera Corp | レンズ調整装置 |
JP3328209B2 (ja) * | 1999-01-11 | 2002-09-24 | オリンパス光学工業株式会社 | レンズ鏡筒 |
JP4460872B2 (ja) * | 2003-10-27 | 2010-05-12 | 日本電産コパル株式会社 | マクロ撮影装置 |
JP2005181676A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Nitto Kogaku Kk | 鏡筒駆動機構 |
JP2005195903A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Seiko Precision Inc | カメラモジュール及び携帯端末 |
-
2005
- 2005-07-28 JP JP2005218327A patent/JP4744219B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007033957A (ja) | 2007-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111142308B (zh) | 带手抖校正功能的摄像装置 | |
US7602439B2 (en) | Lens unit and imaging apparatus | |
JP4582415B2 (ja) | レンズユニット及び撮像装置 | |
JP4317411B2 (ja) | カメラ用羽根駆動装置 | |
US7450834B2 (en) | Lens unit and imaging apparatus | |
JP4702612B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4744219B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2013061513A (ja) | レンズ鏡胴 | |
WO2018062219A1 (ja) | レンズユニット及びカメラモジュール | |
JP2008040114A (ja) | シャッタ装置およびこれを用いた撮像装置 | |
JP6785640B2 (ja) | 撮像用光学装置 | |
JP4679082B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP4901551B2 (ja) | 羽根駆動装置及び撮像装置 | |
JP4841213B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4334337B2 (ja) | カメラ用羽根駆動装置 | |
JP2007139947A (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置並びにレンズの調芯方法 | |
JP4460872B2 (ja) | マクロ撮影装置 | |
JP4891610B2 (ja) | レンズ駆動装置及び携帯情報端末装置 | |
JP4533652B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP4505052B2 (ja) | プリズム調整装置 | |
JP2006072165A (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP4891609B2 (ja) | レンズ駆動装置及び携帯情報端末装置 | |
JP4619174B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2013030566A (ja) | 電磁アクチュエータ、光量調節装置および光学機器 | |
JP2022041035A (ja) | 羽根駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110131 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110412 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110510 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |